また、特に嘘もつかず終わった…。
『新・神楽と出会う本』
音楽家の人が神楽についてのあれこれ(?)をまとめたもの。雑感のような、案外系統立っているような。
三章の、せり歌(神楽を観る側の唄う…合いの手のようなもの?)復興のルポが面白かった。音楽用語も混じるけど、ある程度は文章内で説明してくれるし、基本的に言葉がわかりやすい。
最後の章は、各地の神楽紹介。…そもそもの神楽の分類がよくわからず、今まで見たことがないと思っていたけど、案外観ていたかも。夜っぴいての物ばかりと思っていたけど、そうではないようだし。
『龍の耳を君に』…『デフ・ヴォイス』二冊目。
ろう者や聴覚障碍者、聴者の違いや問題も色々と織り込まれた連作物語。今回はさらにもう少し拡げて、様々な理由で社会の中で「弱者」に分類されやすい他の人たちのことも。そのあたりを結構詳しく書き込むけど、しっかりと物語として面白いのだよなあ。
そして、すこしずつでも歩んでいく感じが心強い。
もしこのままシリーズとして続くなら、主人公が家族を形作っていくところも見ていけるのかな。
で…。
この題名に込められた想いも話自体も好きなのだけど、でも、ただ。
…龍、耳あるよ…。全てではないけど、日本でよく知られている「龍は九種類の動物から形作られている」云々の説明でも、耳、出てくるんだよ…。
題名にもなっている「龍の耳」の話も、ちゃんと文中で諸説あると断っているのでどうこう言うものではないと思うのだけど、どうにも気になってしまって。龍に耳がないという話を初めて聞いたもので、つい。
『バッタを倒しにアフリカへ』…バッタ研究者の実録。
文章の軽さとお茶目さに騙されるけど、多分この人、かなり優秀なのだろうなあ…。なんでも楽しめるというの一つとっても(苦笑)。
いやあ…バッタ。イメージとしてはイナゴ。…ところでバッタは、食べられないのかな? イナゴを食べる文化を持ち込んでもまずいのかな。…いや私食べたことないし食べたくないのだけども…(爆)。
しかし、生態がまだあまり知られてないというのにびっくりした。
昼前くらいに、手伝いで外に行って、くたびれたのか午後からめっちゃ眠かった…。今日はもう早く寝る…(願望)。
恒例の、高校からの友人たちと花見をしてきました。…ソメイヨシノ、ほとんど散っていたけどね…(爆)。
いやあ、姫路城周辺、見事に散っていた。やはり先週が見ごろだったなー。植わっているのがほとんどソメイヨシノだから、時期を外すとこうなるのか…と。もう十年くらいはこの時期の夜桜見物に参加しているけど、かつてない散りっぷりだった(苦笑)。
それでもまあ、昼間に観桜会で地酒呑んで、駅前ふらついていたらやたらと雨が降ったことにビビり、でもどうにか夕方の集合時間には止んでくれたよ! …まあ、これでいよいよ花は散ったわけだけど…。
ところで、夕飯食べて甘いものも欲しいねとサイゼリアに行ったものの、財布にもう百円ちょっとしかないのに普通に注文してしまい、カード! カード使えたよねここ、少額でもいける?! と、一人ばたばたしてた(没)。六百円程度でカード払いて。
『ぬばたまおろち、しらたまおろち』
イルカ岩が光ったところで大まかに見当はついて、あーああなるほどー、となってすっきり。
土着の妖怪な話? ハリポタ? RDG? 耳をすませば…? と、文章も設定も悪くはないのに既存作品が頭をよぎってなかなか入り込めなかった半分くらいを越えて、卵が割れた(孵った)あたりからはただただ楽しかった。
幸せな話の決着で、ああよかった、面白かった。
『天久鷹央の推理カルテ』4巻
さくっと。だけどやっぱり、人死にの話はしんどいなあ…。
横浜のお兄ちゃんの話にちょっとにやり(苦笑)。
『以上探偵 宇宙船』
ううーん、独特だなあ。するすると読めてしまうのだけど、何をどう言ったものやら…(苦笑)。
聞こえすぎてしまう音を遮るために鉄板入りの頭巾をかぶり、「真っ当な社会」からはみ出てしまっている人たちとともに探偵業をしている宇宙船。相対するのも、「真っ当」な中にはいない人たち。だけど、正常と異常の境なんて曖昧なものだよねえ…。
話の筋自体は案外真っ当。不思議な面白さだった。
『ウジェーヌ・ヴァルモンの勝利』…フランスの元警官がイギリスで探偵業。短編集。
コナン・ドイルの友人(知己?)で、ホームズシリーズに対して云々、ということを聞いていたこともあったせいか、収録されていた前半はユーモアミステリというかホームズのような捜査法に対しての皮肉が含まれているように感じられた。
後半は、これも推理小説という程ではないにしても、少し趣が変わった感じで、こちらは素直に面白かった。
各話の解説とセットでいろいろと呑み込めたような。
『鬼の蔵』…「よろず建物因縁帳」シリーズ一作目。
旧家の土地家屋を道の駅にしようとしたところから紐解かれる過去。
それほどこわいとは思わないのだけど、痛々しくて、それだけにステ姉の幕引きが落としどころだったとは思う。
『私の頭が正常であったなら』
さみしいような哀しいような、少し可笑しみもある短編八本。
残酷なのにどこか優しい。表題のこのフレーズ、正常であることがいいはずなのにそうであれば誰か助けを読んでいる子どもがいる、というこの具合が象徴しているような気がする。
…しかし帯、「中田永一氏絶賛」ってありなのか(笑)。
「イン・ザ・ヒーロー」観ました。
大分前に、録画して観よう観ようと思いつつそのままだったのだけど、あー…これ、映画館の大画面で観たかったなー。
実力も実績もあるけど、一般的には「無名」のスタントマンの話。新人俳優とダブル主役のような感じ。
物語の筋としてはそれほどの内容はないのだけど、なんだろう、面白いなあ。スタントというかスーツアクターというか、そこはさすが東映、ということなのか。
そしてこれも、ようやく観たよ「銀河英雄伝説」。「イン・ザ・ヒーロー」に続けて。
ちゃんと観たかったからなかなか観られず、このまま撮り溜めてしまうかと思った…同じ理由で「魔法使いの嫁」とか「結界戦線(二期目)」とか手つかずでハードに溜まってる(爆)。
うわー、かっこいいなあ。背景の動きも細かいなあ。これきっかけで、原作読む人が増えると楽しいなあ。…やはり、一番面白いのは原作、というか小説だと思うのだよなあ。それぞれの媒体での面白さはあるのだけど、小説は読む人の想像が大きく関与する分、いくらかは創作でもあるから。漫画だって、実写ドラマでさえ想像力が補填する部分はあるけど、小説の割合には敵わないと思う。
二話目はまだ観られていないけど、今度はヤンのターンかな。楽しみ。
『平山夢明恐怖全集 怪奇心霊編1』
地元図書館への入り方がおかしくて、2巻→3巻→4巻→1巻、という変な読み順に(苦笑)。続きものじゃないから何ら問題はないけど、なんだこれ。
作者は若いなあ青いなあといくらか恥ずかしがっている感じだけど、「友達の話」(友人の友人、ではなく)がたっぷりとあったり、友達の友達の話でも、どこか近さがあって、友人知人の輪の中で話を聞いているような気分になって面白い。いや怖い話だけど。
公衆電話の話が不思議。うん、私もその質問しておいてほしかったと思う。
『京都伏見のあやかし甘味帖』
「甘味帖」という言葉通りに、食レポが挟まる(笑)。
色々と失って半ば投げやりに京都にやって来た主人公。何の因果か神使の子ぎつねにまとわりつかれ、ゆるゆると英気を養っていったような半月ほど。残り半月は…ある種修行の日々なのかも(苦笑)。
主人公のハリネズミっぷりが最初はしんどかったけど、さくさく読み進むからそれほどにはストレスにはならなかったし、和らいでいくし。お酒も甘味も美味しそうだし、伏見近辺や京都のあちこちは何度か行ったことがあるから微妙に土地勘もあって、そちらの意味でも楽しかった。
『怪盗不思議紳士』…戦後の頃の探偵譚。
お…おおお? 実のところそれほど期待はしていなかったのだけど、面白かった。
この結末にはもやもやとするものがあるけれど、それは主人公(…と言いつつ誰だろう)たちと共有しているものだろうから、それはそれでこの物語の「してやったり」な部分でもある気がするなー。もやもや。
どのくらい違うのかわからないけど、これ、舞台版も観てみたい。
本読みの話。
今日知人と話していたら、読書来歴みたいな話になって、それが楽しかったのでついでに。一種の自分語り(爆)。
親戚の中で、どちらかと言えば末の方なのでというのもあって、絵本は山のようにありました(というか今も本棚に詰まってる)。ただ、それを読んだかと言えば、それほど記憶が無い…。忘れてるだけかもだけど。
小学生時分、がっちり読んでいたのは『○○県の民話』というシリーズ。
きっかけは、小学生になる前に四つ上の姉がどういう経緯でだか学校の図書室で借りてきた本を読んだこと。面白いと思ったらしく、また借りてきてと頼んだような、すぐに小学生になったからそのまま自分で借り始めたのだったか。
このシリーズ、多分四十七冊あると思うのだけど、そして読破しようと図書室で片端から借りたはずだけど…後年、よりにもよって『兵庫県の民話』(地元)を読んでいないことが発覚したから、多分全ては読めていない気がする。網羅するといっても、記録を取るとか一覧(あったのかな)を確認するといった方法は思いつきもせず、図書室の本を記憶の限りで「読んだ・読んでない」に分けて並んでいる橋から借りるとかそんな方法だったはず。それ、並び代わるし貸出中だったりそもそも欠本があったら網羅無理な方法(苦笑)。
そこを足掛かりに、読破した(と思った)ら「ズッコケ三人組」「こまったさん」「わかったさん」シリーズを読んだなあ、というのを覚えていて、『ぼくのミステリー学園』が好きだった。あともう一冊、やたらリピートしてた本は題名が思い出せない。大法螺な食紀行の本だったのだけど。
他にもぱらぱらと読んでいたと思うけど、ほぼ国内作品。海外のものは固有名詞になじみがなくて、なかなか手を出さなかったのだよなあ。中学生になって『果てしない物語』『モモ』『クマのパディントン』(一巻目だけ)を読んだくらいしか記憶が無い。
で、高学年になった頃に講談社の少女文庫レーベル「ティーンズハート」を知って、中高生の恋愛ものがメインだった気がするのに器用にファンタジーや推理物を読んでいたという(苦笑)。後で知ったけど、私が読み始めた頃にはもうこのレーベル、幕仕舞い一歩手前だったよう。中学生になってしばらくした頃には、ピンク一色だった背表紙を変えるとか謎な変革してたものなあ。その少し後にレーベルがなくなって。
そして、中学入ってすぐ、一学期の中頃にちょっと手術をして、そのまま夏休みまでは自宅療養(というか元気なので単にごろごろしてた)。
その頃に、閑に飽かせて(当時の感覚では)自宅からそこそこ距離のある図書館にも自転車で遠征するという習慣がつき。でもこの時はまだ、児童書がメイン。
中学一年の二学期くらいから、友人に『創竜伝』を借りて(だったか単に教えてもらってだったか)、そのあたりから図書館の一般書コーナーをさまようように。
この頃に同じ友人に荻原規子の勾玉三部作も教えてもらって読んだのだけど、前後して読んだ『西の善き魔女』の方にがっつりはまる。
そこから中二か中三のときに、古本市で『銀河英雄伝説』全巻が物凄く安く売られているのを丸っと購入して(だって全十四巻を一冊十円…)、夏休み前後に読んだのだったか。その少し後に、『燃えよ剣』。『陰陽師』を読んだのもこの頃だったか、もっと早かったか。
『銀英伝』は、ここで購入しなかったら読まなかっただろうなあ。『創竜伝』を楽しんで、田中芳樹の他の作品も購入したりはしていたけど現代物ばかりを読んでいたから。
…これで田中芳樹にだだはまりして、『アルスラーン戦記』も集めて(受験を挟んだから読んだのは高校生になってから)、短編集とかも探して、単独で本になってるものは揃えようとしてた…未だに『マヴェール年代記』だけは読めていないのだけど…。
高校に入って、そこで出会った友人が京極夏彦のデビュー作からのシリーズ(いまだにシリーズ名決まってないよねあれ)が好きで、話を聞いていたら私も読みたくなって(苦笑)。中学生の時に一度読んではいたのだけど、さっぱり理解できず…いやなんでいきなり『狂骨の夢』読んでんだって話なのだけど…(三作目)(でもそういう問題じゃない)。
改めて読むと面白く、そしてあの文章読み慣れたらそこそこの文章は読めるようになるよねっていう(爆)。
『デルフィニア戦記』を読んだのも高校生だったかなあ。これも、田中芳樹を教えてくれた友人から。…大学の時にあったきりだけど、元気にしてるのかなー。いろいろと面白い子だったけど、今どうしてるんだろ。
大学受験の逃避から色々と読み漁り、大学に入ってから、小説以外の本にも手を出すようになって、どんどん雑食に(苦笑)。
読む本の種類が広がるきっかけが、『銀英伝』と京極夏彦と、そして何より受験からの逃避っていう(爆)。
でこれ、文章だけの話で、漫画はまた別の道筋が。
『捜査一課係長 柳原明日香』…頭を切り離された警察官の死の調査。
シリーズものだったのかな…? だからというわけでもないと思うけど、何か微妙。
『愛を乞う皿』
魯山人の最後の私設秘書のような役を務めた人が、魯山人に深く関わった人たちに話を聞いて生涯を探っていく、というような感じ。
うーん…魯山人にそれほど興味を持てず…。描きようから、見せたい人物像はわかる気がするのだけど、それを魅力とは思えなかったところが大きいかなー。
この内容でのこのタイトルは好き。
『山の霊異記 ケルンは語らず』
あー、うん。前に読んだときにも微妙かなと思ったのだけど、どうにも文章があまり合わないみたいだなあ…。内容が全然入って来ない。
『星か獣になる季節』
ひりつくような痛々しさ。「この瞬間」には切実なものであっても、通り過ぎることが出来たら、もしかすると一抹のさみしさを伴いながらも「くだらない」と分類してしまうかもしれない動機の、殺人。
ないとは言い切れない気がするのは、この独特な文章のせいなのかなあ。誰も幸せにはなれないのに、選んでしまった。
二部構成のはじめ、殺人を具体的には書いていないからもしかしたらこれは思い違いや妄想で終わらないかと半分願うような思いでいたけど、二部でいくらか生々しく語られ、ああ…と思ってしまった。
『広辞苑をつくるひと』
広辞苑第七版の付録本。三浦しをんの広辞苑に関わる人々への突撃取材。
これ、後日普通に本として出した方が広辞苑の購入者増えたりしないのかな(苦笑)。
家の広辞苑、四版だったか五版だったかだし買ってもいいかなと思いつつ、本屋でこの付録の存在を知って物凄く惹かれつつ、購入はまだしていないのだけど…(というわけで図書館本。所蔵を知って吃驚した)。
『ゴーストケース 心霊科学捜査官』
霊子という物質の存在が認められ、幽霊などの現象にも一通りの説明がつくようになっている「現代」。放浪の陰陽師だったが宮仕えになった主人公と相方の警察官や同僚たちの、バディもののようなチームもののような。
主人公のキャラクター、いいなあ。そしていやに詳しい地下アイドルの描写(笑)。
主人公の、死を悲しむことがないというくだり、言葉を重ねれば重ねるほど、でもだからこそ悲しんでいるように思えて切なかった。
Mちゃんとカラオケ行ってきましたー。
というか、カラオケ7時間半+夕飯+駄弁り。
カラオケと夕飯はともかくね…その後、甘いもの食べたいなーとコンビニで買ってベンチで一時間以上喋ってたのが…高校生か!(笑)
『お話はよく伺っております』
街中でふと耳にした会話に(心の中で)突っ込んだり、切れ端から妄想したり、というエッセイ。
わかるわかる! 殊更に聞き耳を立てないでも、不意に耳に入った会話が面白くて誰かに話したくなることとか、ある!
「糧」の読み方を「あて」で決着してしまったカップルの会話とか、以前小耳にはさんで気になった、美術展だったかの会場で「ドラえもんに例えると…」とか。
『さよなら、わるい夢たち』
失踪した親友を探す、保守系フェミニストということでテレビにも出るジャーナリストの主人公。理解し支えてくれる恋人とともに調べわかってくる、親友と思っていた女性と、彼女を取り巻く現在の日本で陥ることのある醜悪な状態。
かかった時間は結局のところ、彼女が「悪い夢たち」を見限るためのもの、だったのかも。
『無貌伝 〜最後の物語〜』…最終巻。
壮大にはた迷惑なボーイ・ミーツ・ガール、というところでいいのかなあ(多分違う気がする)。近松さんが復帰したのでよしとする(←)。
…出ていることに気づいていなかった、というくらいには興味も薄れているし登場人物全部覚えているわけではないし、というあたりが何か申し訳ない…。
『依存症からの脱出 つながりを取り戻す』…依存症という病気。
ネット(ゲーム含む)、酒、クスリ、窃盗を主に、依存症に陥って苦しむ人たち、支える人たちを取り上げたもの。まだ依存症が病気との認識が十分に広まっているとはいえない現状で、さすがに痴漢までは取り上げられなかったか。
依存症に陥る人には幼少期の生活環境に問題があった人が多い傾向がある、というのが興味深かった。
ただ飽くまで傾向で、いつどこで自分や近しい人が陥るかはわからない。…という自覚を多くの人が持てば、支援の輪も広がるのだろうけどなあ。
『ホームズと推理小説の時代』
シャーロック・ホームズを軸に、イギリス・アメリカ・日本(は、短いし他二国ほど作家に触れてなくて概念な感じ)の推理小説をあれこれと…紹介?
あらすじの紹介が詳しすぎてそれいいのと思う部分もあるけど。
さすがに全てをホームズに紐づけるのは無理があると思うけど、転換点ではあっただろうな、という気はする。騙されているかもしれないけど(苦笑)。
そして…あーやっぱり原典全部読んでないな私…。レーベルの違うもので二度三度挑戦して、全編読んでいない気がするとは思っていたけど、うん。手元にはあるしちゃんと読もう。
『いち病理医の「リアル」』
面白い…と言うといろいろと削ぎ落されてしまう気がするなあ。興味深くかつ楽しめました。
読みやすい文章にさくさくと読み進むのだけど、いい先生なんだろうなあ、とじんわりしたり、勉強量凄そうだなあと気が遠くなったり。
病理医…ドラマの「フラジャイル」もだけど、多分私が初めて知ったのはやはりドラマの「ナイトホスピタル」かなあ…。あれは色々とぶっ飛んだ内容だったと思うけど。
『幻影の手術室』…天久鷹央の事件カルテ。
透明人間あらわる。
いつもながらにさくさくと読めるしダイイングメッセージの解釈(?)も好きだけど、長編のために引っ張ってないかいという印象も少し…。
『まんじゅう屋列伝』
三件のまんじゅう屋さんについてまとめたもの。やー、物にも人にも歴史あり、だねえ…。
写真の配分がちょっと謎だったりもしたけど、さらりと読めて、お饅頭やさんのお饅頭が食べたくなる(苦笑)。
『屍人荘の殺人』
うわー、うわー、これは確かに面白い。
陸の孤島の成立に…えらい飛び道具が出てきたけどでも見事。
ただ、やりすぎでない程度にキャラ立ちしていただけに、明智さんが…もう、最後の邂逅での剣崎さんの啖呵(?)ははまってはいたけど、でもそう来るまで、何とか生き延びてないかななんて思ってしまったりもしたよ…。
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