虚言帳

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2008.2

2076 年 2 月 1 日 君の為と嘯く本意は己の為

 い、いつの間に月を刷新していたんだ…!(苦笑)

 昨日は、ひたすらに友人に借りたライトノベルを読破していました。一気に読むと馴染みすぎる。
 えーと、量が多くて面倒なので列挙。
 『神さまのおきに入り』『クダンの話をしましょうか』『彩雲国物語 隣の百合は白』『姫宮さんの中の人』『扉の外U』『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん1・2』以上。
 『嘘つき〜』が秀逸。まあ…題名通りに(?)、殺伐としているけれども。でも甘々で軽口のパレード。
 『彩雲国〜』は…面白いと思う部分もあるけど…それを言ったら終わりだけれどこれ、ありえないよねえ…(爆)。せめて、国としてあり得なさ過ぎるのに政治を割と中心に据えて描こうとしないでほしいなあ、とちょっと思う(苦笑)。百合姫可愛いけど。

 以下、言いたい放題です。暴言混じってるかも。ご注意くださ〜い(無駄にのばしてみた)。

 関西では確実に有名な、某深夜番組の依頼のひとつを見てまして。
 依頼者が真面目に願い(?)を託していて、心の病気がありますとも自認していて。きっとこれ、受けるかどうか、収録しても放送するかどうか、番組側としても悩んだだろうなー、頑張って笑いも入れてるな、というのが読み取れて…うーん、微妙だった。据わりが悪いというか。中途半端?
 依頼者自身が真剣でしんみりさせる、というのは今までにも数々あるけど、毛色が違うというか…うーん、これ、私側に問題があるかもしれないけど。腹立たしかったです。
 今までどうやっても伝えられなかった言葉をどうやっても伝えたい、というのはわかる。そうしようと行動を起こしたのも凄いなと、これは素直に思う。でもそれ、書いた小説を本にして渡す、っていうのは本当に必要だった?
 昔、小説なんて代物を書く奴はまともじゃない、という酷い認識がありましたが、まあ、当たらずとも遠からず、という部分があるのは身を以って実感しています。皆が皆とは言わない(自己主張の発展形、というのもありだし。まあその自己主張が肥大化した理由を求めると同じところに辿り着くかもしれない)けど。
 だから(?)、心に問題があると自認している状態で何かを綴るというのは、順当かもしれないと(勝手に)思います。書けたら、形にしたい、誰かに読んでもらいたい、というのもよくわかる(苦笑)。
 でもそれ、真っ当にやったら一冊万単位になっただろう状態の「本」にする必要、あったのかなあ。
 実際のところ原価なんて知れてるだろうし、出版社側にしても広告費と考えたらそれほど痛手でもないだろうけど。最低二冊必要だったとしても、例えば、プリンターの打ち出し出の手作り状態だと駄目だったのか。…小道具(?)にも手を抜かない番組ってのはわかってますけど。分不相応に見えた。
 まあ、基本にあるのが「ずるいなー」という気持ちだとわかっているのですけどねー(苦笑)。でも、セイギが使ってた「ずるい」でなくロクダイが訊き返した「ずるい」の方で(って猫屋中篇読んだ人しか判らない。しかも大体感覚の違い)。どっちにしても、今回引っかかってしまったのはそれが「本」だったからなのですよねー。うん、そこが浅い(というので合ってるのか?)。
 

2007 年 2 月 2 日 運の悪さもつきのうち=人間万事塞翁が馬 (嘘)

 さっき、テレビを見ていたら父が「ウォッカの原料って何だっけ?」と言うのでウィキペディアで「ウォッカ」検索かけてみたら。
 「ウォッカ戦争」が楽しすぎた。しかも決着ついたの、最近過ぎる。そ、その結論に五年て…いやその前に、それで議論て…楽しいな!
 あれです。
 目玉焼き、片面焼きか両面焼きか(我が家は片面焼きつつ蒸す)。紅茶のミルクは先に入れるか後に入れるか(私は後が基本だけどこだわりはない)。といった論争を思い出します(笑)。こちらの決着はまだついてないらしいですけど。
 まあ実際のところは、税の問題か何か絡んでたのかな?←憶測でものを言っています

 明日…図書館に行かなくてはなのだけど…雨…? 雨ですか…?  

2007 年 2 月 3 日 休日は怠惰が常識(これも嘘)

 夢うつつに雨音してたけど、起きたときには止んでたよ!(どんだけ寝てたんだという)
 でもなんとかぎりぎり、午前中に図書館と頼まれた買い物は済ませられました。古本屋は行こうかどうか迷ってやめた。長引きそうだったものだから。
 買い物がさ!
 何、どうしてあんなにレジ混んでるの…あの人の多さは何事…? 二軒行ったのですが、そのうちの一軒に吃驚。

 図書館では、朝の配本(多分他の館から回ってきた予約本や返却本が開館前後にでも車で運ばれてくるのだと思う)で回ってきたものが二冊もありまして。少し前に届いていた一冊を棚から出しつつ、そっちにあるー?と探していただきましたよ。
 はははははは、本予約しすぎとか思われてるだろうなー。いいけど。事実だし。
 そう言えば、福井晴敏の「ターンエーガンダム」を借りてきました。ガンダムってまともに見たことない。世代としてはWなのですが、何故か見ていなかったのだよなー。漫画版を友人に借りたけど。
 この作者の小説は二冊ほど読んだのだけど、政府内での小規模反乱の中でのドラマ、がどちらも上手(?)だったので、これなら面白いと思うかなー、と。それにしてもこの人何者だ。ガンダムとか戦国自衛隊とか、ノベライズ(?)好きだなあ。
 …『敵影』からは逃亡しました…二十ページくらい?読んで、恐くなって…(爆)。
 あ。『死因不明社会』という本も借りたのだけど、それからちょっと興味が湧いて『チーム・バチスタの栄光』(作者が同一)の予約ってどのくらい入ってるのかなー、映画やるしきっと多いな、と思って調べたら、150とかそこらの予約が入っていて笑いました。で、二作目は6人(笑)。一冊目読まないと、次も読めないしねー。

 午後からは、のたのたとアニメを観流しつつ…あれ何やってたんだっけ? 本読んでたのだったか…?
 いまGyaoで「ARIA」の二期アニメを放送しているのですよー(去年から一期から期間限定でやっていた)。ああ、ほわほわする。私このシリーズ、アニメにしても漫画にしても好きな話多いけど、サン・ミケーレ島の黒女(笑)の話がとっても好きです。ひやりとした感覚が…。
 「BACCANO!」も同じく放送中なのですが、これ、物語についていけてる自信がない…(笑)。これ、原作小説だけどどういう書き方なのか気になる。←同時並行・進行の多人数主役の物語
 そしてそれ以上に、宮本(充)さんー!とか喜んでいるのですが(…)。う、だって私、この人だけはこの人目的でアニメ観たいと思うくらいに好きなんだ。本業は舞台役者だった気がするけど。そしてこの人が出るアニメは大体東京系列で私は観られないんだ(没)。

 そういえば昨夜、好きなグループ(?)の新しいCDが去年出ていたことを知って、しかもいつも利用している通販では既に売り切れていて愕然。
 …発売以降にそこのサイトに行っていたのに大胆に見落としていた自分に乾杯…!(没)
 とりあえず、店舗にはまだ在庫があるかもしれないという情報に期待をかけて、友人に行くことがあったらのぞいてみてほしいと頼んだり(おい)。どうもそのお店、男性向けの同人グッズが多いらしくて、ごめんーと言いつつ。
 うーむ、こういうとき個人製作って…まあ仕方ないのだけど。
 そして今、ちょっと調べたら…な、何か、そのグループ(?)が委託してるところって男性向けが多いお店…? 何故だ、創作音楽なのに? それとも、同人グッズ(本だけでなくメディア系も含め)取り扱いは、男性向けが圧倒的に多いのか…?

2007 年 2 月 4 日 曜日感覚なんてものは簡単に喪失するのです。

 今日月曜日だったのか…!と、ついさっき気付いて愕然。昨日、日曜だっけ。
 平日にも休日(しかも定まっていない)があるとこれだから…日曜も休みとは限らないし(大体休みにしているけど)(やることなくなるから)。
 一年くらい前までは、それでもテレビ番組で感覚を保っていた気がするのだけどな…今でもテレビ見てるのに何だこれ。

 朝刊に地図の広告が挟まっていました。
 えー、通信教育で有名な某社の出している地図。索引も入れて、全四巻?
 これが…楽しいんだ。母と二人で、これいいなーいいなー楽しいなーほしいなーとひたすら言っていました。お値段は…まあ、諭吉さん三人でおつりがちょっと返るくらい。
 う、うーん(悩)。
 何日か置いて、それでも欲しかったら購入しようかと、検討中。でも買ったら、母が勉強を教えている小学生の教材に活用されそうな予感がするのですが…!(いいけど厭だ)
 てか、あの変な時計要らないから値段下げてくれよ!(笑)

 ところで、今週末から月曜にかけて、島根に旅行に行くのですが…今現在、観光場所をあまり探していません(爆)。
 だ、だって、ガイドブック見てもいまいちぴんと来なくて…(言い訳)。出雲大社に行くことしか頭になくて困る。そんなのいくらなんでも半日あれば十分だよ私(そして多分実際はそんなに長くいない)。
 今回から、旅の記録をつけよう、とノートを買ってきたのだけど、それも買っただけで未開封という。荷物…は、最低限着替えと財布と眼鏡と本とデジカメがあればいいから前日で。
 た、楽しみにしてるんだよね私?!と、いつものように、旅行に出かける数日前に思うのですが大丈夫か。前日とか当日とかは楽しすぎでふわふわしてる(何)。

 一昨日くらいからふらりと書き始めたのが、シンデレラ下敷きの話。
 ちょっ、お前書きかけ多すぎ…!と突っ込みつつ。書き終わらないよ色々…。これは一気に書き終えてしまいたいのだけど、時間が確保できるか、他の物事に散らされないかが…大学の図書館が懐かしい…。←空き時間にCDをかけながらひたすら書いていた
 話の展開は素直です(つまり先が読める)。そして考えるうちに「台風の目」と眠り姫下敷きの話と世界がつながってしまった(汗)。こういうの、作者は楽しいけど読者としては微妙なのに…(没)。ま、まあ、つながってるだけだし。いいか。

 そう言えば、『ARIA』単行本で行われたブックカバーの通販の、品物が届きました。
 …実はこれ、郵便小為替で支払いのところを郵便為替で支払ったものだから、届かないかもしれないなと冷や冷やしていたのですが。
 だって、郵便局に購入に行ってうっかり「為替ください」と言った後に間違いに気付いて(というか為替の存在を失念していた。小為替しか使ったことなかったから)、小為替で!と言ったのだけど、手数料多くかかりますけどいいですか?物としては同じだから、為替の方がいいですよー、通販?換金手続きも同じだからきっと大丈夫ですって、と、局員総出(たまたまそのとき私しかいなかった)で言われたもので、もし駄目だったら泣き寝入りしたらいいやーと購入してしまったもので(苦笑)。届いてよかった。
 あまり質はよくないけどまあ…(苦笑)。
 会社に持っていく気にはなれませんけどね! うっかり誰かが知っていたら微妙だ。ぱっと見判らないデザインだと思うけど(だから購入した)。行きずりの人なら気にしないので、外出時に活用しよう。

2007 年 2 月 5 日  他者との違いなど何を恐れる必要があろうか

 暖房が…私の位置が一番暑いらしいですけど(窓際で暖房機の風が流れる位置)。暑かった。
 そんなで日中、一人カーディガン脱いで腕まくり(上着を脱ぐとシャツが大きいからまくらないとちょっと邪魔)でした。私だけ違う季節にいる…!

 『死因不明社会』…現在の日本はこれほどに死因解明が為されていなくてそれを解消するには。
 はじめの部分に著者自ら書いているように、わかりやすく、そして多くの人に読んでもらうために、という趣旨の元に…講談社ブルーブックス初の、小説混合の本書。基本学術書のこのシリーズで小説の登場人物がさも実在するかのように喋り倒すってたしかにありえない…さすが講談社(笑)。
 本来全ての人の死因を明らかにすべきなのにそれが実行されていない、それを比較的容易く正確に実現させるにはAi(人工知能、ではなくて、画像撮影←違うけど短くまとめられる日本語が見当たらない…)がいいよ、というのが本論(?)。
 いやあ…でも…ここまで政府、と言うかお役所?を冷静に罵倒する本って(いやそこそこある気がするけど)。よほど腹立ててるんだなあ、という。まあそりゃそうだ。
 これ、合間合間の小説登場人物の対談(?)が組み込まれているから読みやすいしわかりやすい。…のだけど、反面、胡散臭さと嘘臭さが…わかりやすいのだけどなあ…。
 でもまあ、著者の目指すところはまず一番には「Aiの認知度を上げる」だろうから、そこには眼をつぶっての敢行なのだろうけど。その為の、『チーム・バチスタの栄光』に始まる一連のシリーズだものなあ。(私は娯楽小説として好きですが)

 さっきまで、久し振りに「学校へ行こう!」を見てました。これ、未成年の主張のコーナーが好きだった。ほぼ毎週見てたのは…中学生くらいのときか高校生くらいのとき…?
 女装をした高校生、というのが出てきていて。うーんやっぱり微妙に違和感はあるかなー、先入観のせいかなー、と悩みながら(笑)見ていました。
 や、だって、ネタでそういうの書くけど実際どうだろうと思うわけで。…私、弟かノリのいい兄がいたら一度くらいは女装させてそうな気がするな…自分はする気ないのにな…(爆)。
 そう言えば、私はたまに男の子と見間違われるけど(友人にすら間違われたことがある…マテ)、すぐに違うと判ります。喋ってもわからないような人って実際にいるかなーというのもちょっと知りたい。
 ネタばかりですね(苦笑)。
 そして番組に話を戻せば、「愛してるゲーム」(順繰りに「愛してる」と言って照れるとか笑うとか大きく反応を示したら負け)は、面白いは面白かったけど…うっわー言葉軽すぎだーと微妙に暗澹としたり。

 昨日発売だった『ペンギン革命』最終巻と『月光スパイス』を購入して来ました。
 『ペンギン革命』…まさかの終わり方…(泣)。な、何だ、あの打ち切りみたいな終わり方…実際そうなのか…? そうでないなら、それまでが好きだっただけに、ちょっとこれからのこの作者に期待を持てません…(没)。
 『月光スパイス』はまあ…私の好きな感じではあります。うん。「お伽噺」な感じの話がほとんどだったし(短編集)。

 明日は休みー…の予定だけど、課長が体重を崩していたから、もしかしたらお呼びがかかるかもしれない…とどきどき。というか、「寒気がする」と言っていたのだけど…「もしかしたら」でいいのか…?

2007 年 2 月 6 日 冬眠している生き物を叩き起こしてはならないのです

 えー、結局仕事行ってきましたよ今日。
 それはいいのだけど。十時半に出勤したのですがね、これ、よくよく考えてみれば十二時からで十分だった気がするんだ…(爆)。その方が、私にも会社にもお得だったかと…(多分今日の出勤は休日出勤か残業扱い)。
 そして、何か色々やらかしてきました。えっ、私実は寝てた? と言いたくなる数々。…昨日ああ言いながらも休み気分でいたから調子狂ったのかな…。
 そしておかげで今週ほぼ連勤というね。うーむ、土曜の夜に電車乗って旅に出るのですが…まあ週末が休日の会社に勤めてると考えればそんなものだし、いいか。

 ところで私、どうにも近頃独り言が増えているのですが…!(汗)
 一人暮らしもしてないのに何故。いや原因解明よりも、会社で不気味すぎて恐い。ど、どうしようー!(青)

 あ。企画のお題募集、そろそろ締め切りですので誰か参加してやってください。今のところ参加者ゼロなのですよー(苦笑)。
 当日は、帰って来ているけど翌日仕事でその後新年会(遅)なので、下げるの遅くなるかもしれないけど。期限を切っているから、多分定刻通りで接続できなくなるかと。
 どうぞご贔屓に〜(ってこの言葉で呼びかけ締めってどうだ)。

2007 年 2 月 7 日 誰かを恨んでもいいですか

 …風邪引いた…(没)。
 な、何でー?! 昨日まで影も形もなかったのにっ!? 朝起きたら喉が痛くて頭が重かった…。
 行きにのど飴買って行ったのだけど、砂糖食べてる気がしてきた。ノンシュガーにすればよかった。
 とりあえず、明日明後日と仕事で明後日には出立なので、あったかくして寝ます。今日なんて、定時で帰ってきてご飯食べる以外、今までひたすら眠っていたよ。しまった、明日は荷造り(大袈裟)しないとだ。

 仕事中、ふっと、「猫屋黒バージョン」とでもいうような話を思いついたのだけど、書く時間が取れないー。一時間も要らずに書けるのだけどな、多分。
 別に猫屋との繋がりはなくて、物語構成が似ていて(但し負の方向)ショートショートで、という意味での同型。
 死んだけど拾われてこの世をさすらってる少年とその元凶(?)になった徐福(自称)(徐福自体は始皇帝の時代に中国から蓬莱にある不老長寿の薬を求めて旅に出たとされる仙人。日本に来たとの説もあって墓まである)と。恨みを抱いてこの世に留まり続けている(元)人間の望みを、魂と引き換えに叶えてやって魂は徐福が食べる、という感じで。
 はじめは江戸時代の花街から、他は現代やら過去やら適当に舞台にして〜と考えているのですけど。短い話は勢いだからなあ…書けずにお蔵入りしてくのかなー。むむむ。

2007 年 2 月 8 日 頭痛い

 こ、今月は件名を意味ありげな文章にしてやるぜ!と思ってたのに挫折。いや…頭痛い。熱あるのかどうかは恐いからはからない(え)。
 ぼーっとして、眠いよー眠たいよー寝転がりたいよーと、思いながら仕事してきました。ちきしょう、学校だったら休んで家でうだうだしてるのにな!

 で、家帰って荷物かき集めて…考えてみたら服がなかった。
 社会人になって、会社で制服通勤なんて片道十分だから着てたらいいや、という程度で…服のなさに輪をかけていた私ですよ。見たら、春秋物?というような薄っぺらい服ばっかりという罠。というか、私カッターシャツ?…とにかく、ボタンで留めるシャツがすきで…そればかりどこどこ増えるのですよー。
 それなのにセーターもあったかいコートかジャケットも持っていないというね。や、ジャケットは…チンピラが着てそうなのならあるのですけどね!(赤に龍の刺繍背負ったスカジャン)
 ミリタリージャケットでも買っとけばよかった…(何故ミリタリー)。
 そして今から、デジカメのデータPCに移して空っぽにするのさ〜。うわー体調悪ぃー。
 ついでに言うと、ついさっき、メールして待ち合わせの時間と場所を確定したという。前日かよ。

 えー、そういうわけで、二日か三日か四日ほど留守します〜(日程が不確定なのはここまで書きに来る気力があるかどうか不明なもので)。

2007 年 2 月 12 日 それは三日坊主とすら言えない

 旅行に行く際に、今回から記録つけるぞー!とノートを買っていそいそと書いていたのですが…記録したの、一日目のみという。
 まだ記憶の新しい今のうちなら多分つけられるけど…面倒で…(爆)。

 土曜の夜、八時過ぎの新幹線で行く予定だったのだけど、雪で(そうこの日は珍しく姫路でも雪が降って積もっていた)遅れてるらしいよー早く来れる?とのメールで、早く行ったら、順調に乗れてしまって約一時間の待ち時間ができたという(笑)。みやげ物見てました。
 そして、特急「やくも」で行くのですが、ホームで待っているときに姉から「今家?」と電話がかかってきたり。今から旅行ーと応えたら呆れられた。
 そう言えばこの「やくも」。友人に切符の購入をお願いしたのだけど、緑の窓口で何も言われずに指定席の切符を出されたという。そんなに値段に違いはなかったと思うけど…でも普通、訊くよね? うん? 親切? 思い込み? ぼられた? …と、謎が浮上しました(笑)。
 電車に乗ってしまうと、途端に私は眠りの園に。風邪が治っていなくて(今回の旅は風邪と道連れだった…)、そして車体が結構揺れるし闇で車窓は内側を反射して映し出して風景も見えないしで、寝なければきつかったというのもあり。乗車時間の八割か九割を寝て過ごしていたと思う。
 そして友人は、持って来た本を順調に読み終えてしまい、私が持っていった本は好みに合わず(四冊もあったのにな!)、黙々と簿記の参考書を広げていたよ…(笑)。
 松江で下車して、駅からの距離を前日になって確認したら徒歩十五分という吃驚な事実のビジネスホテル(違)に歩いて向かったら…ごめんなさい、地図を広げながら自信満々に点対称に反対方向に歩いたのは私です…(爆)。結局、一時間ほどはさまよって到着した。

 翌朝、着替えや準備をしながらテレビを見ていたら、ニュースに混じって明らかに画像の違う番組(特撮)を発見して、思わずそこで固定。
 わー、設定わからんー、いやでもこれおかしいよな? ここ、突っ込むべき? などと鑑賞(酷)。
 次に始まったアニメでは爆笑…。お、面白いなこれ! という、純粋に楽しんでいそうな子どもたちには何だか悪い気がする見方をしていました。
 いやあ、聞きかじり程度の知識で見ていると、無茶苦茶な憶測をして面白い。

 そしてこの日は、友人の友人に車を出してもらって、出雲に。途中から急遽水木しげるロードに。
 出雲は、出雲大社のすぐ近くに大社の模型を展示しているところがあるのだけど、足を踏み入れると速やかに近付いてきたスーツの人が(笑)。パンフレット(?)を頂いて、色々とぷっちゃけた話を聞かせてもらいました。
 話題選びというか、話の面白い人でした。うん。何者なのかが気になる…出雲大社の社務所が運営しているようだから、そこの人なのか実は学校の先生とか…結構若い方でしたが。
 出雲大社に行くなら、是非足を運んでください。その人がいるかはわかりませんけどね!
 水木しげるロードは…私、浮かれすぎてちょっと友人の友人の人(?)に退かれたよ…(爆)。で、でもだって、浮かれるでしょうよ!?
 居酒屋での夕飯は、たのみすぎたねこれ…という量だったけど、なんとかたいらげましたよ全て。白ご飯たのまなきゃ良かったー。

 この日泊まったホテルは、結構豪勢でして。…というか、代金後払いのところって、私、泊まったの初めてじゃない?(苦笑)
 浴衣の上に羽織る上着も用意されていて、私これ、こっそりもって帰ろうかとさえ考えたよ…(笑)。いいな和服。
 電気を消してから、修学旅行の夜のような会話をしたりもしたのだけど、喉が痛くて長く続かず。うーんごめんーと思いながら、気付けば朝という。
 朝、新聞が届けられていて吃驚。妙に嬉しかった(笑)。…でも、民話採録、のようなコーナーがあって喜んで読んだら「つづく」の文字が。っ、そんなおちは要らねぇ…!

 そういえば朝、夢を見たのだった。
 友人が先に起きていて、お風呂(展望露天風呂のある大浴場があった)行って来るねー、と出て行ったのは現実。私はそこから二度寝をしたのです、が。
 戻ってきた友人に「混んでたー?」と訊いて、とりあえず私も行って来ようと起きたら、別の友人(このとき一緒に行った友人と三人で二度ほど旅行もした)がいて、たまたま姫路に帰ってて二人が旅行にいったって聞いたから追いかけてきたんやー、と言うからじゃあ一緒にお風呂行こうかと。
 そして小学校で同じクラスだった子がいたり。何かいろいろ彷徨った。
 で、起きたら友人がお風呂から戻っていて。「混んでたー?」と訊いたのでした(笑)。

 朝食はバイキングだったので、ついつい盛ってしまう私(苦笑)。
 時間さえあれば、いくらでも食べてしまう。…中学生の頃から本当、食欲落ちてないんだよ…メタボまっしぐらかよ…。
 浴衣に上着、の格好でご飯を食べに行ったのだけど、同じような格好は何故か、ほぼ男性という…女性は、着替えている人が多かったなあ。そう言えば、食事の間に行くのに迷った。しかも、前を行く年配の男性方一行と共に(笑)。

 この日は、松江で堀川めぐりして和菓子買うぜー!という予定(それは予定か)。
 松江城の周りの堀がまだちゃんとあって、そこに船を出してぐるぐると周遊しているのですよ。一周が40〜50分くらい。冬場は、こたつが常設。一日乗り放題の切符です。
 これが楽しくて! 堀だから、酔うほどの動きはないのだけど、滑っていくのですよね。屋根は、低い橋を通過するときには下げるので、お客も一緒に頭を下げるという。ある船頭さん曰く、「お金を払わせながら土下座させる」(笑)。楽しい。←感情の表現が稚拙すぎる
 季節が季節だから風が冷たいのだけど、でもこたつだし。船頭さんの方が寒そう。
 三箇所乗り降りできる場所があるのだけど、その一箇所で降りたら、手湯と足湯としじみ汁の振る舞いがありました。あったかー至れり尽くせりー、と、幸せ効果が背後に飛んでました(笑)。
 どこかのローカル局なのか、カメラ一台とリポーター一人の組み合わせが撮影に来ていました。リポート、何度も撮り直してました(笑)。
 船頭さんによって解説(?)も違うから、何度か乗っても楽しいです。私たちは、二度途中で降りて一週ぐるりと回りました〜。

 小泉八雲記念館や武家屋敷に行ったり、和菓子作りの体験教室に参加したり、和菓子店を何件か回って購入したり(和洋菓子ともに好き)。

 帰りの切符を購入に行くと、指定席は全て完売、次の便も喫煙車両しかないということで、自由席で帰りました。下手したら二時間以上立ちっ放し、と思っていたのだけど、幸い座れましたよ。
 そして帰り道、小説を読みながら転寝…。
 そう言えば、『ターンエーガンダム』を読んでいたら無性に『銀河英雄伝説』が読みたくなって、旅先に持っていったのだけどやっぱりこれ好きだ。そしてその影響で、『デルフィニア戦記』と『十二国記』も読みたくなった…でも今日、図書館で借りて来てもらった本が九冊あるんだ…!
 …でも発端の『ターンエー〜』はどうにも読めなくて投げてしまった…(最近投げる率高い)。うーん、これはあれか、私もしかしてガンダム合わない?

 今日は今日とて(?)、事務所の新年会(遅)。
 常務がまさかの風邪による早退で、ちょっと嬉しい(笑)。いやだって…ねえ?
 新しく入った営業さんの非難で盛り上がった…本当、あの人はなんとかならないものだろうか。どうせ辞めるなら取引の単価を下げないうちにして欲しいものだけど。そしてどうしようもないのな、あの会社の上層部…。

 明日は休み。多分、こたつに埋もれてまったりと本を読んでいるかと(苦笑)。風邪を治せるといいなぁ。

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「何やってるんだ、君は」
 少女は、幼さの残る姿には不似合いなほどに堂々と、呆れ返った声を上げた。旅装をしている。
 その声に弾かれたように身を起こした人影は、逆に老いて見えた。櫛も通さず伸びた髪には、はっきりとわかる埃すら付着している。城の片隅に埋もれた、壊れた銅像のようにも見える。
 虚ろだったその瞳が今は、一心に少女に焦点を結ぶ。
「何故…何故、戻った!?」
「君のせいだろ」
 血を吐くように悲痛な声に、少女はあっさりと言い切ると、周囲に散乱した何とも判別しがたいかたまりを身軽に避け、汚れきった髪に手を伸ばした。
 触れようとした寸前に、何かに恐れるように、彼は身を引いた。
 少女は怒ったように顔をしかめ、無精ひげに埋もれた顔を小さな白い手で捕らえた。
「全く。ぼくがいないとこれだ。うっかり口車に乗ってここを出たぼくが馬鹿だった。まずは髭と髪を適当に切って、お湯をかけてからお風呂だね」
「早く…ここを出ろ」
「厭だね。君、なんて言われてるか知ってる? 偏屈で変人だった領主は今や、悪霊か何かに獲りつかれただか乗っ取られただかして、悪魔になりおおせたそうだよ。村々の家出人や失踪人は残らず、君の仕業ってことになってる」
「だから…村人たちが攻め込んでくる。このままだと、お前まで巻き込んでしまう!」
「馬鹿だな」
 少女は、いっそひたむきなほどに見詰めてくる領主に、哀しげな微笑を投げかけた。そうしてそっと強く、抱きしめる。
「お得意の予見? だからぼくを遠ざけようとしたのか。そんなことをしなければ、君はまだ偏屈で変人なままだったと思うよ」
「頼む。…ここを出て…幸せになってくれ」
「幸せ? 君がいないのに、幸せになれって? ――君がいてくれるなら、それで十分なのに」
 そう言ってにこりと、少女は微笑んだ。領主の頬を両手で叩く。
「さあ、自分の馬鹿さ加減がよーくわかったら、金目の物持ってとんずらしようか」
「――――――え?」
 きょとんとした領主を腰に手を当てて見下ろし、少女は、首を傾げた。
「ぼくが出て行ったあと、何かいじった? ああ、いいや。見て来る。君は…そうだな、人が来てないか見てて」
「お…おい?」
「何?」
「僕は――ここを放置していくのは」
「君ね。もう、君が領主としての働きをしてないのは自覚してるだろ? 心配しなくたって、一族の誰かがどこかから来て何とかするよ。責任放棄を嘆くなら、十年は手遅れだね」
 絶句してしまった領主を放置して、少女は素早く動いた。
 実のところ、この城で暮らし始めた当初から目はつけていた。そのあたりは、育ちがものを言った。
 少女は、階段を上ったところで領主を振り返った。呆然と、しかしその眼は少女を追っている。それを知って、少女は少しだけ笑顔を歪めた。
「ごめんね。きっと、君はこのまま消えた方が幸せかもしれない。でもぼくは、それだと厭なんだ。――気まぐれにぼくを拾ったのが運の尽きだって、諦めてね」

 ――そうして、数多くの人を呑み込んだ城は、城主の失踪と共に噂の中に没した。

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 えー…発想元(?)は、青髭、もしくは、ジル=ド=レィ(だっけ?)から。まあ、後者が前者のモデルだとか何だとかなので、同じといえば同じ。
 はじめは、そのまま二人ともが村人に殺される(それはもう吸血鬼の最期のように)のを考えていたのだけど、少女の言葉遣いを少年(?)にしたら、しぶとく生き延びる感じが出てしまい。
 あ、領主はまだ若いですよ。←どうでもいい補足
 …ところで、大量に日本語を間違えてそうだな…。

2007 年 2 月 13 日 よく寝ましたそして夜も眠ります

 うん…朝遅くまで寝ていて昼寝して夕飯の後も寝て夜も多分普通に眠ります(と言ってもいつも寝るの遅いけど)。
 風邪は…微妙。まだ喉が乾燥気味だから、完治はしてないようです。鬱陶しい…。

 『銀河英雄伝説』一巻…スペースオペラ、って紹介だったはず。オペラって何?
 何回目かの読み返し。一巻って区切りよかったよねー何せはじめは二巻以降出るかどうかわからなかったんだからーと思ってとりあえず読み始めて終わったら…これで終わりとか、ちょっと許されないでしょうよー!(そんな状況で打ち切りになっている小説やら漫画やらは大量に)
 思い返してみれば、一応の区切りがついているのは二巻でしたね。キルヒアイス…。
 以前に読んだのが結構前で、多分、漫画版は大学生の頃に読み返していたと思うけど、小説はどうだったかな…。今読むと、ヤンが結構過激なこと言ってますね。いや、それは元々そうだったなと思うのだけど、何故か思い違いで、それらをほぼ口に出していないと思い込んでいました。逆で、七割か六割くらい(適当)口に出してたんですねー。それでも呑み込んでる部分ややんわりと言い換えているところが多いからそう思い込んでいたのかな。
 そして、前まではほぼ完全にユリアン視点(提督凄い!)だったのが、今見ると…青いなーと思うのは、それだけ私も年を喰ったってことでしょう。うむ…。
 私は田中芳樹は『創竜伝』から読み始めたのだけど、これを読んでいなかったら、今ほど好きだったかなというのは疑問(そして多分、SF作品には手を出さなかったか手を出すまでにもっと時間がかかったと思う)。それは、作者にとって嬉しいことだけではないだろうな、とは思うのだけど。でも、最近の現代もの…というか、薬師寺のシリーズ…どうよ…? 最近のものでも、児童向けが建前(?)の小説は好きです。三部作、まだ一作しか出てないー。
 かなり余談ながら、私、『鋼の錬金術師』を読み始めた当初からなのだけど、ロイとヒューズにヤンとギャゼルヌ先輩(笑)を重ねてしまう。置いていかれたのは、それぞれ逆だけれど。
 ところで…一巻の末に既に、あったんですね。ヤンとユリアンの約束…(泣)。

 「歴史はテロでは変えられない」。ニュースでテロの話を聞く度に、この言葉を思い出します。
 そう言えば、ヤンの命日には作者の元に花が届けられるのだそうで。読者から。その話を知ったときに、凄いなーと思ったものです。

 先ほど知った話。「あしたの、喜多善男」…視聴率、5%って…。
 えー、あれ面白いのに? 一度見逃したら次から見れなくなってしまう(と思う)から? 色々ととっても好みなどラマ(出演者がそれぞれに演技上手いし笑いの要素あるし題字の出方やエンディングの映像が物語調、などなど)なのですが…私としては。
 きっと、視聴率低いからって無茶苦茶な展開にはしてしまわないよね? 原作あるし、十一回全部きっちり決めてから撮影しているよね、と、その話を知ってちょっとびくびく。だって…ドラマって時々、視聴率のせいとか出演者のためにとかで無茶があるんだもの…。「踊る大走査線」は始めから実験作認知だったようだけど、視聴率が取れなかったらすみれさんと室井さんの恋愛話に流す案があったとか聞くと…! 確かにあのドラマ、人間関係(色恋)では「うん?」って展開があったけど。
 ドラマと言えば、前回はアンテナの位置が悪くて(爆)見られなかった「ロス・タイム・ライフ」。実況楽しいな…! それにしても私は死絡みが好きらしい。

 そう言えば(?)昨日の延長(??)で、借金のカタに城主に買われて手篭めにされそうになったけど話を聞いてみたら人への接し方を知らない奴だった、放置できないから何だか結局城に居ついてしまいました、という話が浮かんで。
 …アブノーマルの方に針が振れてませんかこの頃の私…?(汗)

2007 年 2 月 14 日 忘れっぽいとかそういう以前の問題だと思う

 えー…今日バレンタインでしたね。そうだそうだ、と思いつつすぐに忘れる罠(違)。

 『モップガール』…清掃会社で働く特異能力が開花した(?)人と遭遇した事件。
 同名のドラマの原作、ということになっているらしいけど…原作というよりは、同じ企画を土台にして別々に別れていった、言わば二卵性双生児、あるいは生まれると同時に違うところで育てられた双子という感じ。
 この作者絶対知ってるなーと思って著者略歴を見たら、的中。『インディゴの夜』の人かー。そういえばあのシリーズ、今、私が好きなイラストレーターの方が挿絵を描かれているとか…見たい(読みたいでなくか)。
 えーと、ドラマの「笑い」ノリは薄いです。変な人たちばかりで、一生懸命変な人してるなー(?)というのは汲み取れるのだけど。
 あまり「面白い!」と思えなかったのは、私が、言わば「ヒーロー」に該当する主人公があまり好きになれなかったのが大きいかも。…おかしいな。この人、かっこいい男の子書くの上手なはずなのに?

 帰りに、そうだミリタリージャケット買おう、と服屋(安さが売りのうちの一つ)に寄ったのだけど、思っていたよりも生地が薄くて(薄手のコートなら何着かある)、どうしようかなーと迷った挙句購入せずに出てきました。
 が、店を出た直後に、でも今主に着てるコート(?)が袖が擦り切れつつあるしなあ、と思ったのだけど…目立つ格好だったので、戻るのがちょっと恥ずかしくてそのまま帰ったという。馬鹿か。
 明日は本屋に行きたいしなー。こうして延び延びになりそうです。でも今期のうちに買っておかないと、来年には店頭に並ばない、なんて事態もあるわけで。←私自身は流行一切無視

2007 年 2 月 17 日 日々ぐだぐだですが何か

 八時に目覚ましセットしたってのにどうして眼が覚めたら十時なんだ…!(没)
 …それからご飯食べつつ本読んで読み終わった本持って図書館行って来ました…何か、来週までに本十冊読むとか無理な気がしてきた。でも、うち三冊は今日借りたから返却がもう少し先としても、一冊を除いて全て次の予約が入っているから延長もできないという。
 そして午後からは父に車出してもらって古本屋めぐりしてきました(笑顔)。…阿呆がいる。

 『ドラゴンキラー売ります』…一応三部作の完結。ファンタジーのハードボイルド。
 うーん…まあ、順当に。おじーさんが…人気(売れ行き?)次第では、続編が出そうな感じ。
 でもさ主人公、アルマの為を思えばそこは折れちゃいけないよ(苦笑)。でなければ、「俺がこの街を正常にする」くらい思ってくれないと(笑)。
 基本的に、己の分を弁えている、あるいは過小評価しているけど、いざとなればそこを踏み込んで一歩出て、勝負をかけられる人は好きです。性格がちょっと捻くれてると尚いい。ヤン・ウェンリー然り藤崎竜の太公望然り田口先生然り(大笑)。

 古本屋が、今日は収穫が多かったのだけど、とりわけ。
 『はてしない物語』。最初(?)の装丁のやつ。箱入りで、蘇芳色(に、したらちょっと明るいから違う色? 臙脂?)。あれですよ、本文中に出てくるのと同じ装丁なんだ! 読んでいる物語に出てくる本が自分の手に、というのは、単純ながらとても効果的。結構綺麗な状態で、思わず購入。どこに置くんだ(爆)。
 『HEAVEN'S DIVE』。ミステリーDXという雑誌に掲載されていた話なのだけど、廃刊になったからどうなったのか…と思っていたら、違う出版社から出ていたと今日知りました。もしかしてこの人、今、この出版社で漫画描いてる…? 気にしてみよう。
 それと、劇団四季の「オペラ座の怪人」のパンフレットを発見して、無駄に購入してみたり。私、そもそも劇団四季って、全く見たことないのに…(苦笑)。
 二冊ほど、既に持っているのに買ってしまった気がしてならない…うう。←まだ確認してない

 今日行った本屋が、変な本屋でした。
 入ってすぐに、雑誌や漫画の本類。その奥の百均コーナーが区切りのようになって、ちょっとした飲食品。と、中古ビデオとワンコインDVD。
 しかも雑誌(というかムック)がですね。講談社が、妖怪のシリーズを全十冊予定で発行しているのだけど、それが置いてあった。私これ、探してたけど見たことなかったのに!(笑) おまけに、「日本の妖怪の謎と不思議」というムックまで。←ついこれを購入してしまった。
 そのムックの発売が去年の五月でして。それが売れ残っているというのに、講談社のシリーズを置くという(そして多分一冊売れていた)。
 これ、誰かいるよね妖怪好き? 店員か店長にいるよね、と、妙に楽しくなってしまった(笑)。まあ、何か手違いがあってー、なんてつまらないオチも考えられますが。そうじゃないと考える方が面白い。
 とは言え、家からは遠いので次に行くことがあるかどうかすらわからないのですけどね〜。

 ところで、少し髪を切ったら…坊ちゃん刈り風に(汗)。短く戻すか…?

2007 年 2 月 18 日 どうやら蔓延が目論まれているようであります

 出社したら、事務所の二人と製造だけど比較的事務所にいる人一人が風邪をひいてた…。

 この頃、夕飯後に睡魔に襲われます。寝るより本を読んでいたいのですが。…早く眠れという話か。

2007 年 2 月 19 日  時間というのは気がつくと過ぎてしまっているものですね

 友人とご飯食べてきましたー。
 うん、愚痴大会にしてごめんよ! でもこの間、間違い電話もあったしね! あれはちょっとネタだよ!
(間違い電話…電話に出て会社名を名乗ったらぶちりと切られ、を何度か繰り返した後、「**71番?」と言われ「こちら**77ですよ」と言ったらぶちりと切られ、また数回会社名を名乗ってはぶちりと切られ、が続いた後に「**71にかけてるのに何でここに繋がるん」と言われ「番号を押されるときに間違えて二度押しされたりしていませんか? こちらは**77番で…」ぶちり、と切られ。という迷惑極まりない電話があったのですよ。これが、相手が謝ったり困惑していたりしたら笑い話で済んだのに謝りもしないわとことん不満そうだわな小母様でした)
 それにしても、友人の職場はそれちょっとどうなのと思う(法律に引っかかる意味も含め)のだけど、そして毎日怒られているというけど…それ抜きにしてほぼ確実に、彼女の方が私より優秀だよ…?(話を聞く感じ) それで怒られるって理不尽だ。

 『ルピナス探偵団の憂鬱』…青春推理小説。
 高校時代の前作から時は移り、意図して逆回しの冒頭は、早すぎる友人の死から。そこから大学時代、高校の卒業手前へと移り。「誓い」が…(涙)。
 どの話も、ちょうどいい距離感と共感しやすい主人公の感情と。…主人公、女の子なのだけど、作者は男性なのだからなんとも…凄いなあ。少女小説を書いていた方なのだけど、そのときから違和感なかったよなあ(筆者が男性だったと知ったのはかなり後のこと)。

 今日『しゃにむにGO』(テニス漫画)と『クロス・ゲーム』(野球漫画?)の新刊を購入したのだけど、この組み合わせって…スポーツ漫画好きな人みたいだなあ、と思いましたよ(苦笑)。
 嫌いではないけど、別に取り分け好きというわけでもない。

 あああ、ところで、「台風の目」のメールマガジンが。そろそろ次を出さないと、半年発行がないということで休刊扱いに(汗)。だ、誰だ、お正月には出せるとか言った奴!(爆)
 とりあえずの連絡を送るか、書きかけの短編をちゃっちゃと上げてしまうか。ううう…一週間くらいまとめて休みが欲しいー(無理)。

2007 年 2 月 20 日 多忙と無為はどちらがましか

 …この頃、やることないんですよね…。←会社での話
 や、日常業務はちゃんとあるのだけど、慣れたのか注文数が少ないからなのか、早くに片付いてしまってやることない…。それが本当にやることないならまだいいけど、やれることがあるのに見過ごしている気がしてならない…それか、他の仕事覚えるべきだろうか(私が今やっている範囲は結構狭い)。
 そして今日は、市場が休みのために昨日のうちに注文がほぼ入ってしまっていましてね。昨日は昨日でやることなかったから、伝票も全部発行してしまっていてね。…何をしろと。
 まあ、ちまちまと用紙の補充だとかメールでの伝票送信だとか有給処理だとかやってましたが…そういえば私、昼の一時間ほど(常に誰かが事務所に残るために私が出社のときは先に昼食を摂っているのだけど、他の人が昼食を摂りに行っている時間)、ほぼ仕事するの放棄したんだ…背後を気にしながら落書きしてますよ(爆)。だってここで仕事してると、定時までの時間を持て余しすぎてしまう。
 う、うーん、改善せねばーと思いつつ、もう結構経ちます。最近悪化してるよ明らかに。誰かに相談するべきなのだろうけど、どう言えばいいのか…(見過ごしで他の人に仕事を押し付けてしまっていることがある現状で「閑です」と言うのはどうか。かといって気配りは努力だけでは補えないんだ…)。

 えーと、本気で返却日までに本を読みきれる自信がなくなってきた(汗)。というわけで、読書期間入り…たいです(爆)。
 書き上げたいもの色々あるのだけど。書き直したいものも。
 でも少なくとも今は、読書の方が上位にあるということで…ああでも集中しきれないんだ!(汗)

2007 年 2 月 21 日 わからなくはないけれど

 「小麦粉はどこ産ですか?」「材料の産地どこですか?」という質問を受けると、ああ…中国産…と思います(苦笑)。
 一応、会社で扱っているのはほぼ国産。まあ、小麦の一部はオーストラリア産もあるしチャーシューの肉自体はどこだかの欧州産(加工は日本)らしいですけど。そして調味料も海外だったと思うけど。
 前回の「中国産騒動」(このときは今回みたいに謎部分はほぼなかったような。当初から残留農薬の問題)のときに、切り替えたものも多いらしいですから。
 いっそ、使用一覧を作って事務所に張っておいてくれると助かるのだけどなー。というか、作るべき? 電話受けても確信持って答えられない(だから営業担当に代わる)。
 しかしまあ、「麺はうちの工場で作ってます」とだけは断言できる。規模小さいからねー。そういう意味では安心?

 『クローズド・パラダイス』…死神と探偵の双子とその社会的保護者?の警察官。
 これ面白い。好きだなー。
 ええとまず、中心になる双子がキャラが立っていまして。高校生で、俺様でタバコアレルギーの「探偵」弟と、ニートで魚オタクの「死神」兄と。口喧嘩よくするし違う部分が多いのに根っこのところではどうしようもなく双生児、ってのも私の好みで。兄の周囲で何故だかわからないけど人が死にまくって、その中に殺人も多数含まれるために弟が探偵にならざるを得なかった、弟以外の家族は死にたくないから兄の近くには近寄らない、という設定も凄い。
 で、語り手の警官(死神の引き起こす事件の補佐?担当)も、かっこいいのですよね。えーと、何日か前に書いた、「自己評価が過剰でなく努力して優れた人」(前に書いたときとかなり表現違う)。本人が思っている以上に、周囲からは「凄い奴」に見えてるよ、という。そこで思い上がらないのが私の「好き」なキャラクターです(余談)。
 そうして、悪趣味にはしらない物語。一部の新本格派がその傾向にあって、私あれ、嫌いで苦手なのですよね。探偵結社が舞台(?)の某メフィスト賞受賞作のシリーズとか。
 本格推理に拘る小説や新本格派を読んだことがあってある程度そこの「お約束」を知っていて、でもそれが苦手、あるいは嫌いな推理小説好きにはぜひ読んでもらいたい(笑)。逆にそれらが大好きな人は、苦笑するか腹立たしくなるかくだらないと思うかだと思うなー。まあ、私の思い込みの可能性ありですけど。
 しかし、読んでいて笑ってしまった。表紙の装丁ナイス。ついでに関係ないけど兄の名が田中芳樹の本名と一緒だ(本当関係ない)。
 えー、知ってる人には直截なネタ(暗喩?)がたくさん出ていて(浦沢直樹出すぎ)、それがちょっとくどい気もするし締めがちょっとばかり観念的(というか抽象?)でわかりにくい(多分私理解できてない)けど、うん、私は好きです。多分、この人の二作目が出たら買うな。これと同じ設定ならほぼ確実に。
 あ、でも、(真っ当に理解できる)犯行理由がなく人が殺される、というのが駄目な人は読まない方がいいかも知れない。

 話変わりますが愚痴。
 あのー…新しく入った営業。私の担当しているところを担当に割り振られるらしいのですが。本気で辞めてくれないかな。そうか、うざいってこういう人に使うのかーと実感してます。したくなかったよ(微笑)。響きがあまり好きじゃないのだけどな、この言葉。
 まあ私もこの頃は、大概、態度で「向こう行け」とやっているので感じ悪いでしょうが。話しているときにも仕事しながらで顔も上げない。
 勝手に有り得ない呼称で呼ばれたときには頭かち割ってやろうかと思いましたよ(笑顔)。ちなみに、中学生のときにあるクラスメイトたちがつけたあだ名(?)と同じで、当時からそれはないだろと思って抗議もしたのだけど、そのうちまあいいやと放置していたものです。でもそれは、彼女らがかわいかった(阿呆だなあ、という、本人たちは知らないだろうけど甚だ失礼な観点による)からであって認めるつもりもなく。総無視でいこうかと思ったけど、空気を読まない(読めないのか読まないのかは不明)人なので口に出して拒否しておきました。それに対して、他の考えよう、って、真綿で首締めてやろうかと思いましたよ。深く関わりたくないからやりたくないけど。
 以前、「悪い人じゃないけど苦手だなー」と思っていた人は、お互いに距離感が掴めて来たのか、この頃はぎこちないながらも平気です。そんなに親しくはなれないかもしれないけど、あまり苦手でもなくなった。
 うん、今心から遠い世界に行ってくれないかと願う人と比べたら雲泥の差。月と鼈、鵞鳥と不死鳥。
 …本日も平穏です。

2007 年 2 月 22 日 どこまで積み上げるつもりか

 …本気で、図書館の本…(爆)。
 や、まあ、来月半ばくらい、二週間ほど館内整理で休館になるらしいから、今借りても返却日はその休み明けになるのですが…にしてもさ…?
 それにしても、海外小説はほとんど読んでなかったのにこの頃そちらにも手を出し始めたから余計に読む本増えた…楽しいけど、楽しいけど…っ!

 『エクバサイト』…騙し合い? 情報革新によって生まれたサスペンス?
 見聞きしたものを録画できる小さな機器を、便利な道具として人が身に着けて日常生活を送っている近未来。その機械を巡って…?
 う、うーん、これも心理戦、に、なるのかな…? でも、騙し騙され、というほどには込み入ってないのだよね。頁数の割りに粗筋は素直。

 『人形の死んだ夜』…犯罪小説。クライム・ノベルやノワールのあたり(全部同じこと言ってる)。
 子どもがひき逃げされて、その復讐に出る家族、そして捜査に関わった警官。…やりきれないなー。話自体がすっきりと終わってくれないし。まあそういうものかもしれないけど。
 ええと…でもこれ、ちょっと小説としてどうなのって部分が…物語の最中に突然、筆者が出てくるのですよ…。そういう構造というよりは、舞台見てたら袖から脚本家が注釈入れちゃったよ、というような。必然性がないから、読んでいる物語が、所詮作者という一個人の妄想でしかないと思い知らされる感じ。醒めてしまうなー。

 えーとそして火曜返却期限の小説はほぼ手付かずで四冊。火曜は仕事だから、実質、日曜返却。しかし日曜は友人と遊ぶ…うん、無理だね!
 さーてどうしたものかー。

2007 年 2 月 23 日  考えることを放棄すればそれは相当の割合において愚者だ

 うん…まあ、色々とあるんだ…(後日読み返したらそれが何だったか思い出せないこと請け合い)(駄目じゃん)。

 『堕天使拷問刑』…土着やら天使と悪魔やらを絡めた推理小説。
 序盤、冗長で辛いものがありますが…進んでいくとそこそこ面白い。色々盛り込んである分だけ長いのが最大の難点、だと思うけど。
 こいつらこれで中学生? 高校生の間違いじゃなくて? というのは…まあ、語り手が「現在」の視点から書いているというのもあるかもしれないけど…高校生にしてしまうと、自力でどうにかできたのじゃないか、という部分がありそうだからなのかなー。
 終章、ちょっといい感じ。うん、青春ものだ。←そのせいか大量に人が死ぬわ旧い因習やら犯行理由がどうしようもないやら色々ある割には読後感がいい

 明日は、友人とカラオケ行ってきます。それと図書館、図書館。←何か強迫観念ぽい
 読みたい本はたくさんあるんだ。そしてまた、予約していた本も到着したらしいし(予約しすぎ)。…まあ、抱えられるだけ抱えておこう(迷惑)。
 …でも今実は、手持ちの本で読み返したいものがいくつもあるのですけどね…『銀河英雄伝説』とか『創竜伝』とか『晴れた空から突然に…』とか『ネバーランド』(恩田陸)とか。田中芳樹率高いな(苦笑)。

2007 年 2 月 24 日  白!

 雪が積もっていて、カラオケを断念した軟弱者です(爆)。
 いや…だって…昼前に溶けるとわかってたら多分出てたな…ごめんよM(私信)。

 『掘割で笑う女』…江戸時代、見たら死ぬと言われている女の幽霊。
 とにかく幽霊話まみれ。物語中でも創作のものもいくつかあるけど、雰囲気はたっぷり。そう言えば、時代がかった感じは薄いですね。時代小説っぽくないというか…現代もの読んでるような時代小説(いやわけわからないから)。
 短い話をいくつも重ねて、でもそれが全てつながっている、というものなので、筋さえ見失わなければサクサク読めるし面白いです。
 …そう言えば、主人公格の「臆病者」、ぼけぼけで笑ってしまう…(笑)。

 『THE MANZAI』四巻…中学三年生たち。
 うーんー…私(というかある年齢以上の人たち)が読んでもいまいちかも…? まあ、青春?
 正直、集団の外れたところにいたことはあってもそれでいじめられた経験のない私は、「周囲と違うことが恐い」というのは実感できない。想像はできるけど…うーん、傲慢かもしれない。

 『草原の勇者』…ある悪政の国に起こった革命。
 「フェンネル大陸偽王伝」の続きの「フェンネル大陸真勇伝」シリーズ開幕巻。ハッピーエンド。
 とりあえず、一話完結。これだけ読んでも多分、話がわからないことはないでしょう。
 …「偽王伝」の終わり方でも思ったけど、ハッピーエンドを願うけど、それが全て叶ってしまったとき、がっかりするのは何故だろう(創作物語の中において)。話運びや話の系統にもよりますが。

 『ロンド・カプリチオーソ』…友人がビルから転落死しなければならなかったのは何故か。
 実際に本を手にとるまで知らなかったけど、これ、前に読んだ話の続編だった(苦笑)。もっとも、続編といっても話は前回でも今回でもそれぞれに終わっているから、こちらから読んでも多分違和感ないです。
 とにかく、突然死んだ友人に殺人の疑いがあって、何故どうして死ななくてはならなかったのか、犯人は、という話。えーとあれだ。『インディゴの夜』を思い出す。

 今読んでいる『禁断のパンダ』という本が、舞台が神戸。出てくる刑事さんは兵庫県警らしい。←まだ殺人事件が起きるところまで読んでない
 舞台が神戸、しかも三宮というので、地理が大体でもわかるのに感動してしまった(笑)。そうかー、東京に勤めてたりよく行く人は、この率が高いのかー。ちょっとずるいな(苦笑)。

 「情熱大陸」観てます。桜庭一樹。
 小説の舞台裏(資料一覧というのではなくて)は、興味深くはあってもどうでもいいのですが、面白いことは面白いのですよね。ただ、著者の情報を入れてしまうことで、小説自体への感想が変わってしまうのがちょっと微妙なのだけど。
 基本として、手にとって読んでいる小説が面白ければ、書いた人がどんな人であろうと関係ないです。悪人でも地上最低の人間でも、お人よし過ぎる人でも。もっとも、著者がにじみ出るのが小説というものだから、好きになるのは著者自体に共感できる場合が多いですけど(苦笑)。
 しかし、作家ってのは恐い職業だなー。副業ならいいだろうけど。俳優にしてもそう、かなあ。というかまあ、どんな職だって、絶対安定なんてないのですけども。
 創作することが生きること、というと私は、『エデンへおいで』の監督を思い出す(苦笑)。

2007 年 2 月 25 日  本性はどちら

 …夏休みの宿題、七月中に終わらせるような子どもでした。宿題なんて帰ってすぐ終わらせて、それから遊びに行ってた。…面倒なことを後回しにするようになったのはいつからかなあ…(遠い目)。
 ううむ。ぐーたらな姉や父には似てない、と思っていたのに。

 久々にやることいっぱいで、助かったー、な、一日でした。←それどうなの
 タイムカードの締めが今日で、そのあたりの管理をしているのが私なのですよ。…それにしても、タイムカード打ち忘れて平然と放置する常習犯野郎(わざわざ打刻忘れの申請用紙を日付入りでタイムカードに差し込んでも放置)は、いっそ訂正入れずに計算してやろうかと思いますよ(笑顔)。
 しかし、出退勤の管理って、厳しすぎるのも息苦しいけど、おおらか過ぎるのもどうかと思う…。

 「深紅に浮かぶ月」が更新止まってますが…いっそ(?)本にしたいなーと思ったのですが、そうするとせめて数十部は…そんなに捌ける自信がないな(没)。
 まあそもそも、お金取れる文章書いてる?と問われると、黙り込むしかないという。ネットだから誰か読んでくれてるかもしれないなーという程度のものですしね。
 しかし、記念(?)に一冊くらいはオフセットとかしてみたいけど…一冊だと馬鹿高くなるからなあ。多分、やりたいなーやりたいなーと言いつつやらないのだろうなあ。
 あ、でもそのうち、「世界に一冊の本キット」とかそういうのが安価で出る時代になるかもしれない(今もそんな感じのある気がするけど)。手作りしてもいいけど…私、細かい作業って好きだけど結構雑(爆)。

 フリーターと遺産に受け継いだ一軒家にいた自称「座敷童かも知れない」黒服黒眼鏡。フリーター曰く「邪気吸着装置」「邪気なんてものを喰う非常識な生物」。
 この二人組みで連作書けないかなーと模索中。仕事中に(マテ)。
 …その前に、書きたいところから書いている超能力もの?を誰かに読んで欲しいけどでもそれには未熟すぎるという問題が。でもそれを直そうにも自分ではどこをどうすればいいのかわからないんだ…。ううぅむ。
 しまった、眠り姫とシンデレラの話(それぞれ個別)も放置中だ…も、もうどれから手をつけていけばいいのやら…(途方に暮れ中)。

2007 年 2 月 26 日 そっと目を逸らす

 携帯電話配信のメールマガジンに、発行申請してみました。「猫屋」で。
 ショートショートくらいの分量だから、数回に分けても違和感(?)ないかなー、と。申請が認められるか、認められたところで読者がつくかはちょっとどきどき。
 「台風の目」…そろそろ発行しないと、休刊処理をされてしまうな…。

 『刀語』十一巻…異世界江戸時代?の刀探しの旅。
 次はいよいよ最終巻だぞー!という巻でした(え)。うんまあ、早く次巻読みたいな、ってことで。

 明日は休みです。…が、うっかりのんびり仕事をしていたら、今月は日数が少ないのでした(でも閏年だから例年よりは長い)。
 うーん、三月あたまの日曜を休みにしているから、月末処理と春夏商品の単価登録が大変なことに。…何故、閑なときと忙しいときの緩急がつきすぎるくらいについているのでしょう。少し前まで、本っ当に閑だったのに。だから仕事を伸ばし伸ばしにしていたら、うっかり大変なことに(馬鹿)。
 まあ、だからといって帰宅が二桁な時間になることはないから、暢気なものです。

 …数人、連絡取ろうと思うのに面倒になってきてしまった…向こうから連絡くれないかな…(爆)。

2007 年 2 月 27 日 例えるまでもなくそれが日常です

 起きよう、起きないと、と寝床でうだうだしていたときに課長から電話がかかってきて、なんとか起きられました。良かった。
 もう今日も家でほけーっとしていようかと思ったのだけど、思い立って図書館と古本屋とに行って来ました。
 図書館で、思ったよりも借りてしまった。本館で借りたけど、この頃ではそうそう行く機会はないから、最寄の分館で返すことになるかも…手間をかけさせてしまうなあ、と思案中。
 ちなみに、『東京裁判』『ちいさなかわいいおまもり(だったかな?)』『キノの旅\』『大鏡(現代語訳つき)』という、よくわからないラインナップで借りました。わからないと言えば、何故、『キノの旅』の十巻は借りていたのに九巻は読んでなかったのか(あるいは覚えていないのか)、八巻よりもぼろぼろなのか。

 『禁断のパンダ』…殺人が起きた話。
 自分の店を持つ料理人と、県警の突っ走る刑事との二視点から。舞台は、前述通りに神戸の三宮?…ハーバーランド付近です。会話分は関西弁(大阪弁混じってた気がしないでもない…けど、文章に直すとその方が読みやすいものなあ)。
 …これ、こわい…(没)。
 ネタとしてはよくあるけど、ミイラ取りがミイラ、のおちもよくあるけど、残り頁が簡単に数えられるほどになったというのに投げ出してしまおうかと思った(泣)。あ、ホラーではないですよ。でもさーでもさー、一度は激しく否定しておきながら取り憑かれたように魅入られる、というのが堪らなくこわいですよ…(怯)。一点に置いての狂気、というのがもしかしたら一番こわい。
 あ。全体としては、さらっと明るい感じが強いです。題名がちょっとお見事、かも。

 『相棒』…同名ドラマの小説版。群れから外れた刑事二人の話。
 えーとうーん…実写のノベライズに期待しちゃ駄目だよね、ということで(爆)。
 何か、途轍もなく軽いのですよね。そもそも、二時間ドラマ三本を文庫本一冊(どちらかと言えば薄め)に収めている時点で予想していなければなりませんでしたとも。
 全般的にノベライズって、会話中心で筋を追えばいい、という感じが多いような。これは地の文も多かったのですけどね。何だろう、映像の一端だけを描写している部分が多いから、かなあ。映像と文章は全くの別物で、その違いを考慮して、したのに滑った感じ?
 あれかな。全体の書き方から、ドラマのように第三者視点でいくのかなーと思っていたら唐突な感じで登場人物の心理描写が出てくるのが合わなかったのかもしれない。更に言えば、一話目の書き出しから、薫ちゃん(笑)の始点に沿っていくのかと思ったら途中で三者視点になってその上ぽこぽこと他の人の「心の声」が入るのが合わなかったのかもしれない。
 ドラマの小説版で面白いと思ったのは(そもそもあまり読んでないけど)、織田裕二主演だったらしい弁護士の話。題名忘れた(爆)。でもこれは、ドラマを見たことがなくて小説のみだったからよかったかもしれない疑惑(爆)があるわけで。
 ノベライズは、いっそ思いっきり変えてしまった方が面白いし、簡単にDVD(映像そのもの)が手に入る現状としては、そのくらいしないと意味がない気がするのだけどなあ。

 そう言えば猫屋の携帯電話用メルマガは、申請通りました。いつから発行しよう…。
 サイトに載せているものそのままなので登録頁は作りませんが、もし興味なりもう一度読んでやろう、なり思われた方は、ミニマグから検索してみてください〜(不親切)。

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「 祭囃子が聞こえる 」

 お囃子の音が流れている。あちこちに下げられた提灯は、橙色の光を投げかける。子どもが、興奮したようにはしゃぎ回っている。
 気分悪い、と、百合亜は胸の内でこぼした。
 浴衣姿のカップルは周りの目を気にする素振りも見せずにべたべたとお互いの体を触り合い、うるさく騒ぎ回って迷惑しかかけない子どもを、親たちは完全に放置して鬱陶しい。提灯の中身はセロファンを貼って色を調整した豆電球で、祭囃子も、すぐにそれと判るラジカセからのBGM。
 並ぶ夜店は夏の風物詩だというが、祭りの後に残される大量のごみに、実は年々神社や周囲の人々の顔は険しくなっていると聞く。
 くだらない、と、これも胸の内で吐き捨てる。くだらないが、ここでの出来事を過剰に飾りつけて「ひと夏の思い出」として額縁の中に仰々しく飾る者も多い。
 かく言う百合亜も、去年はそうだった。
 去年、百合亜は生まれてはじめてできた彼氏とこの夏祭りにやってきて、夢見心地ではしゃいでいた。薄汚い夜店を覗き込んでは、隣にいた彼氏と他愛もない言葉を交わし、一緒に食べようと差し出してくれた大味すぎるたこ焼きを突付いたり。
 それらの思い出は、約一月前、よりにもよって友人に乗り換えた彼氏にふられるまで、百合亜の中では輝く美しい思い出だった。今年も、そこに新たな一頁が加わると信じて疑っていなかった。
「ねえ、何のつもり」
 不機嫌を隠すつもりもなく、百合亜は、隣に立つ少年を睨みつけた。
 以前ほどではないにしても男性にしては珍しい浴衣姿。髪も、今時珍しく黒一色だ。そういった格好のせいか、そこはかとない神秘感が漂っている。
 しかし、何をおいても一番目立っているのは、顔の面。白に赤が映える、狐の面だ。
「駄目か」
「当たり前でしょ。顔を見せつけてくれなきゃ、意味ない」
 今二人は、百合亜の元友人と元彼を待っている。一緒に夏祭りに行かないか、と誘ったのは百合亜だ。こっちも彼氏を連れて行くから、とも。
 面倒臭そうに溜息をついた少年は、面を後頭部に回した。
 表われた顔は、モデルのように見栄えがいい。身長もあり、背の高い百合亜とは、ちょうどいいくらいの身長差がつく。
「ちゃんとやってよ。じゃなきゃ、魂なんてやんないわよ」
「はいはい」
 応えて少年は、百合亜の肩を抱いた。何をするの、と咄嗟に払いのけかけた百合亜に、少年が囁きかける。
「来たんじゃないか?」
 言われて辺りを見渡せば、見慣れた顔が二つ、並んでいた。二人は、百合亜が気付いたと知ると、一度顔を見合わせてからそれぞれの反応を示した。元友人はぎこちなく笑い、元彼氏は目を逸らした。
 よく来れたわよね、と、その為にしきりと声をかけておきながら、百合亜は思った。どの面下げて、という、昼ドラの台詞が頭をよぎる。
 元友人の方はひまわりの柄の浴衣姿。膨張色は太って見えるというのに、未だ、気付いていないらしい。
 元彼氏の方はストリート系の私服。気取っているらしいシルバーのアクセサリーが、浮いて見えた。
 カラン、と下駄の音がしたと思ったら、少年が足を踏み変えた音だった。雑踏の中、ラジカセの祭囃子も鳴り渡っているというのに、妙に耳に残った。
「ご、ごめんね、ちょっと遅れちゃった?」
「ううん、いいよ。あ、二人ははじめてね。ちょっと、あいさつくらいしたら?」
 近付いてきて、声をかけてきたのは友人だった方。彼氏だった方は、どこか不機嫌そうに視線を逸らしている。それでも、ちらちらと少年を盗み見ているのに気付いた。
 あんたよりずっといい男よね、と、百合亜は胸の内でせせら笑う。
 そして、百合亜を半ば抱きしめたまま、少年は一言も喋らない。だからとりあえず喋らせようと見上げた少年の雰囲気は、一変していた。
 それまでの物憂げな神秘的なものから、とっつきやすそうな高校生に。しかし、人目を惹く何かはあった。例えて言うなら、お忍びの芸能人が紛れ込んでいるような。もっとも、芸能人は普通の人とは違うオーラのようなものを放っている、というのが本当だとしての話。
 少年は、明らかに元彼氏を見据えて、にっこりと笑った。
「ハジメマシテー。あんたが、センパイでユリの元カレとか? ありがとねー、別れてくれて。おかげで、ユリを独占できる」
 にこにこっと、綺麗な声で言うものだから、百合亜さえうっかりと聞き流しかけた。が、間を置いてぴしりと、二人の顔が固まったのが判った。
 ああ、いい気味、と、百合亜は表情に出ないように気遣いながら胸の内で笑みを湛える。
「…何のじょーだん?」
「ん? おれ、変なこと言った? まさかまだ付き合ってるとか言う?」
「そんなわけないじゃない。先輩は、この子と付き合ってるの。言ったでしょ」
「だってジョーダンとか言うし。今更どう言ったって、ユリはおれのだから。良かったじゃん、あんたもカノジョいて」
 ちょっと、と少年をたしなめるふりをしながら二人の様子を窺うと、元友人は強張った笑みを浮かべ、元彼氏はあからさまに怒りを見せていた。
「どういうことだ、ユリ」
「どうって…いいじゃない、そっちも同じことしてたんだし。私は気にしないから、気にしないでよ」
 百合亜も、笑って見せた。そして、元友人をみやる。こちらには、少しばかり申し訳なさそうに。
「ごめんね?」
 お下がりを押し付けて、とでも言おうかと思ったが、それではまるきり昼ドラの悪役のようで、やめておいた。それでも、笑顔が一層引き攣った。
 元友人の眼の動きから明らかに、元彼氏と少年を比べ、前者の方が劣っていると判断してしまったことは判っている。元彼氏も見栄えのいい部類なのだが、少年には敵わない。そして時として、彼氏の外見は中身以上に意味を持つ。
 百合亜が少年に半ば体を預けるように寄りかかると、しっかりと抱きとめてくれる。まるきり、仲のいい恋人同士だ。
 それが決定打になったのか、元彼氏は無言で、踵を返してしまった。元友人が、打ちのめされたような顔をして、慌ててそれを追う。
 二人の姿が人込みに紛れると、ようやく表情を繕うことなく、百合亜は笑った。
「みっともない。これくらいで彼女も気遣わずに行っちゃうのって、どうかしらね。あんなのに引っかかったなんて、我ながら馬鹿みたい」
 二人がもっと打ちのめされるように、少年の設定をいろいろと考えていたのだが、それも無駄に終わった。聞きもせず、外見だけで勝手に腹を立てて行ってしまった。
 まあこれで、厭な思い出を一つくらい作れただろう。もしかするとこの先、祭囃子を聞く度に厭な気分にくらいなるかもしれない。
「気は済んだか?」
「まあね。あ、ねえ、どうせだから少しくらい、出店冷やかして行かない?」
「…契約外だ」
「いいじゃない、少しくらい。この年で死んじゃうのよ? 同情してくれたっていいじゃない」
 少年は、何を考えているのか判らない眼で百合亜を見詰め、ふっと逸らした。
「それを選んだのはお前だろ」
「そうよ。でも、お祭り楽しむくらいの時間、いいじゃない。あの二人だって引き返して来るかもしれないし、そうしたら、もっと見せ付けてやりたいし」
「わかった」
「やったぁ! ありがと」
 少年の雰囲気がまだ気安いものだったこともあって、百合亜は、一旦は離れていた少年に抱きついた。かすかに身じろぎしたのが判った。
 あれ、かわいいところあるじゃない、と、百合亜は年齢不詳の少年に対して思った。
 体を離し、少年の浴衣を引く。からころと、二人の下駄が鳴った。
「いいけど…術は、もう発動してるんだけどな」
 少年の呟きは、雑踏と祭囃子に消えた。

「今回はまた、随分とサービスしてやったもんだな?」
「まー、かわいかったから?」
「…その喋り辞めろ」
 少年は、一人で立っていた。それなのに聞こえる声は、実は後頭部に回した狐面から聞こえる。
 遠くから、祭囃子が聞こえる。そして、それ以上ざわめきは大きい。祭りの最中に高校生が刺し殺されれば、騒ぎにもなる。殺したのも高校生なら、尚更だ。
「はいはい。でも本当の話、可愛かった」
「そうかぁ? ふった二股男に嫌がらせするくらいで命捨てるなんざ、女は怖ぇと思ったがね、俺は」
 森閑とした山中には誰もいないが、誰かが見れば少年が独り言を呟いているだけにしか見えないだろう。そして少年は、微笑した。
「可愛いもんだ。何も知らないんだから、子どもの我侭と変わらない。もうわかってたら、命を担保の契約なんかしなかっただろう」
「…はっ、そんなもんかねぇ。ま、どうでもいいけどよ」
「ああ」
 頷いて、少年は後頭部の狐面を被り直し、軽く閉じていた手を開いた。ふわりと、蛍の光に似たものが浮かび上がる。
 それは、惹き付けられるように近付き、触れた瞬間にはじけて消えた。代りに、ふうと、狐面から満足げな溜息が零れた。少年の髪が、吹いた夏風に流れた。
「彼女も、人を喰らうような化け物には言われたくないだろうし」
「てめ、それぁ俺のことか」
「それ以外に誰が?」
「このクソガキが」
「俺は人の命なんて必要としてない。あんたのおかげだよ、ありがとう」
「……ちっ、行くぜ」
 返事はせずに頷くと、少年と狐面は、その場から姿を消した。
 遠くでは、祭囃子が鳴り響いていた。

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 猫屋裏ヴァージョン(直接のつながりなし)。先日、書きたいなーと言っていたやつです。
 あの時浮かんでいたネタは吉原だったのだけど、いやあやはり掌編は、ネタさえ浮かんだら書ける。えーとでもこれ、わかる、か、なあ…?
 背景説明などはまあ、おいおい。これはそのうち、話置場に移そうと思っています。あ、シリーズ名考えてない…何にしよう。

2007 年 2 月 28 日 多くのものは突然に

 昨日の掌編シリーズ、「仙人の落とした遺産」なんてどうかと…どうだろう…むーう。

 『ガイシの女』…兄の死に不審を抱いた外資企業で働く女性。
 企業悪を突く、という感じの構成。企業と個人の悪巧みが噛み合った、というか企業の中の個人、が強いけども。
 主人公が、落ち込むけどめげない強い人で、読んでいて安定感があります。
 まあ…起こってしまった事は起こってしまったこととして、皆(悪人除く)幸せでよかったね、といった結末。娯楽小説としては拍手、だけど、そう都合よく行くかなあ…というのは、現実から囁く声です(苦笑)。
 出資やら株やら銀行やら、の説明がきちんとされていたのだけど、私の頭では理解が及びませんでした(爆)。未だにカラ売りの原理がわからないんだ…。

 友人と電話で長話をしてました。
 考えてみればこの友人は、本屋(古本屋含む)勤務をして、四月からは契約だけど博物館系統のところで働くという、私がやりたかった職種を渡り歩いている人でした。羨ましい…。(渡り歩いている、という時点で色々と苦労があるのだけどでもそれでも…)
 ところで、酔っ払いの話で、友人は彼氏を念頭に、私は父を念頭に、話が通じてしまうのはちょっとどうかと思った…(笑)。
 そして、今私と話し込めば、ほぼもれなくある営業さんへの罵倒がついてきます(いらねー)。…同情の余地は確実にあるし、気質としては多分私とかなり似ているのだけど…「今本気でテンション下がってるわー」と言う現状がそれなら、ずっとテンション下がったままでいてくれ、と思った時点で人として合わないんだなあ、と確信しました(爆)。

2007 年 2 月 29 日 別に暖かくなってきたからというわけではない

 微妙に活動的。
 明後日の日曜にはある方の講演会に行って、翌週は前回取りやめてもらったカラオケ。今月中には、できたら友人たちと食事会(笑)でもできないかなーとか。
 友人に、まとめて連絡取りました(といってもメール。メールが日常手段に発達してなかったら私今頃友人と呼べる友人が残っていたか怪しい)。
 動けるうちに動いておかないと、次また閉じこもり始めるかわからないしねっ!(爆)

 そんな、寄せ集めの一日でした。



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