『菜の花食堂のささやかな事件簿 きゅうりには絶好の日』…二巻目。
悪気はないけど問題なこと、が、五編収録中の三編に共通していたような。悪気がないからといって目をつぶるにはちょっとなあ、ってやつ。
話の持って行きようでは激しくこじれるから、こんなふうにやんわり持っていけるといいのだけどね…。
物語の中だし、そういう理想的な話運びでほっとする。
友人と、伏見に行ってきましたー。
京都駅の乗り換えで、迷いかけた上にうっかり急行に乗ったりして、いきなりばたばた(苦笑)。行くの久々でうっかりしてた。
で。
伏見稲荷…混みすぎ…。すげーGW、と思ったら、去年の秋ぐらいからもの凄いという話も聞いたり。
いやでも、千本鳥居を抜けた奥宮までか、市街を見下ろせる四つ辻かあたりで結構人減っていたのに、今回はお山全体が人だらけだった。
そして、四つ辻の途中で迷子の子どもに助けを求められた。…え。えええ…何故私に(私たちの前の方は男の人が続いていた)(ひょっとして背負ってたカエルリュックのせい?)。
いやもー、「お母さんたち探してくれませんか」って、泣いてもないしっかりした感じの女の子(小学校の中学年か高学年?)だったのだけど、子ども相手が慣れない上に、前も後ろも人はぞろぞろ移動するし、迷子対応って…呼び出しなさそうだしどうすればーっとあわあわした(爆)。
ケータイの電話番号知らなかと訊いたら、どうも家の番号しか知らず、しかも今日は揃って出かけているということで、とりあえず四つ辻らへんで待ってないかな、と移動中に親御さんが見つけてくれて助かった…。迷子になった子もほっとしただろうけど、私らもほっとした(爆)。
考えたら、四つ辻に行く前にもお店はあったから、そこで迷子みたいですけど捜してる人いませんでしたかとか訊いても良かったのだよねえ…他のお店とかと連絡も取ってくれたかもだし。そもそも、上っているところだったのか下って行くところだったのかすら聞かなかった…。いや、その子が「おかーさーん」って叫びながら登って行っていたから上りと思い込んだけど、そうとも限らなかったよなあ…。
名前連呼して叫んでいいものかもわからなかったから、本当、一緒に(ほぼ無言で)歩いただけだったよ…。なんで私ら選んじゃったよ…。
とりあえず、子どもと出かける親御さん、お子さんに当日連絡のつく連絡先くらい持たせておいてください…。ケータイが必ず通じるとは限らないにしても、とりあえず。多分これ、電池切れも考えると子どもがケータイ持ってても、番号憶えてもらうかメモがいいと思うよ…。
と、そんなこともありつつ、ぐるっとお山を一回りして、酒蔵のあるあたりへ移動。
お昼ご飯食べたり記念館に行ったりで思ったよりは時間を使いつつ、京都駅に移動してお土産物色…というここでも人の多さに吃驚…。
『錆びた太陽』
面白かった!
そしてとても、腹立たしい。いや、話の中の姿も出なかったけどまー色々と好き勝手やってくれてた雲の上の方々がね。しかもそれ、ない話じゃないから。大いにあり得ることだから。
というかまあ、人が矛盾のある生き物ってそうだよねえ…。決行ぐさぐさとくる皮肉も。いやこれくらいの毒含んだ方がいいと思うけど、この設定なら。
人が立ち入るには危険な区域での作業に従事する、AI搭載のロボットたち。七人ってこれ白雪姫? なんだこの公務員? と面喰っているうちに謎が積み重なったり答えが垣間見えたり。突拍子がないようで、ありそうな気もするっていう。開発者の妙なこだわりとか、小ネタも楽しい。
『あとは野となれ大和撫子』
読み始める前は、後宮(ハレム)の女の子たちが中東で国家運営をするってどんな話だ、国政の話ってよくわからないし後宮って…楽しめるかなあ…となかなか手をつけかねていたのだけど、読み始めるとするすると。
あー、やっぱりこの人の小説面白いなあ。そして、思いがけないところを見せてくれる。
この国での後宮が女子の教育機関として機能している、との設定もあって、少し女子高ものみたいな感じもあって、だけど集められている女の子たちはほどんどが難民や生活を追われてという深さもあって。
題名が好きなのだけど、「大和撫子」は主人公(?)が、親の仕事のために来ていた中東で空爆で両親を失い後宮に拾われた日本人だから、かな。
『後宮に星は宿る』
架空の中華風の国にて。皇帝が死ぬと皇后の親戚は一緒に陵墓に葬られる、という制度のある国で、叔母が皇后になったがために死ぬはずだったところを逃げ出し後宮の下働きになってしまった良家の坊ちゃんが主人公。
今までの王朝で皇后の縁戚が好き勝手やったから…というのはわからなくはないけど、でも権力から甘い汁を吸いたがる人なんてわんさかいるしそのために優秀な人材もいるだろうにみすみす葬るってのも…。そして、皇后の親戚っててっきり次期皇帝の母親のかと思ったら、皇太子の母親ってことでちょっと混乱。いや、皇太子って、確実に皇帝になるとは限らないじゃんそれ…。というそこが納得はできなかったものの、結構面白かった。続きが気になる。
でも、続き物なら巻数振ろうよ…最近、巻数ない続き物やシリーズもの増えた?
『ミュータンス・ミュータント』
歯が全てなくなっている死者が複数。連続殺人か、いや、虫歯菌の突然変異だ、と、謎も調査も右往左往。
話の展開としてはそこそこ面白かった。だけど、話ありきな割に別視点で出てくる登場人物の正体(?)をじらしたり、キャラクター付けの為だろう細かいエピソードを綴ったり、混乱を増す書き方をしているなあ。
あと、この人だけではないけど、遺伝に夢を見過ぎだよ…と思えてならない(苦笑)。
伏線はきれいに回収していっている、という印象。ただ、わかりやすく伏線を配置しているきらいはある。
『One World』…ささやかな日常の短編集。
誰もが誰かに影響を与えている。できるならば、良い影響を。…ということを念頭に置いた話かなー。
時間軸は、基本的には前から後ろにさかのぼっていっている構成。悪くはないのだけど、もにゃっとする。多分、浩さんの話で日本をべた褒めなのも「ああー…」と思ってしまった一因かなあ(しかも日本生まれ日本育ちでない人の視点で)。
もうちょっと毒を孕んでいた方が好み。
『ひとり吹奏楽部 ハルチカ番外編』…ハルチカを除いた人たちの短編集。
それぞれのやり取りや悩みや向き合い方や。すべては語られなかったことも、別の話の中で触れられたりしていて(ベルマークの行方とか望月さんとか)、なんだかにやにやする。
『ベイカー街少年探偵団ジャーナル』3巻
お父さんのことも折り合いをつけ、しかしイヴとは別れが。…ってこれで終わり? アドラーとイヴのエピソードなんて、丸々伏線みたいなものじゃないか…。
「シャーロキアン・クロニクル」の幕引きもあるかと思ったのに、肩透かしを食らった気分…いやまあ、作者がこれで終えるつもりなのか出版事情なのかは分からないけど。うーん、なんとも。
『探偵・日暮旅人の残り物』…番外編第二弾。
それぞれの時間軸がばらばらなものだから、各話の読み始めがちょっと混乱する…。そして、最後の話、思い入れが強いのはわかるけど、時間軸として最新の話を最後にした方がすっきりした気がするなあ。
しかし雪路、どれだけ旅人好きなの(苦笑)。
『ワインガールズ』…ワインをつくる食品加工課(?)のある高校に通う女子高生たちと長野県桔梗ヶ原の地のワインのこと。
日本でのワインにそんな歴史があったとは思いがけず、ワインをつくる高校があるとも知らず。
そういった部分への光の当て方は面白いとは思うのだけど…キャラクターにも文章にも展開にも面白味が感じられなかった…。さくさくとは読めるのだけど、ドラマのノベライズ版のような妙な浅さがあったなあ…。悪くはないのだけど、事実を基にした小説というだけあって、事実部分の面白味が強い気が。
『縄のれん福寿 細腕お園美味草紙』
料理で人の心を解きほぐす。三年前、夫が失踪して一人で店を始めた女性が主人公。支え支えられて生きていく。
お江戸を舞台とした、人情譚のような地味ながらしっかりとしたミステリーのような連作集。
私はあまり合わなかったけど、丁寧でいい話だったと思う。
「BOC3」
通常連載(?)陣が面白いなあ。森見さんのシャーロック・ホームズも始まったし。ヴィクトリア朝京都ってなんだ(笑)。そしてカエルがどうかかわってくるのかが気になっている…。
『かさをささないシランさん』
ある日、他の人と違って傘を差さないという理由で逮捕されたシランさん。
読んだのはもう二十年近く前なのに、内容をかなりのところ覚えていたのは、それだけこの理不尽さが衝撃だったからかと。前書きやあとがきも、アムネスティ・インターナショナルの本というのも覚えていなかったけど。
そしてまた読みたくなることもあるかと購入を考えたけど、もう絶版なのか…。
図書館で借りたのだけど、自力では見つけられず、予約して確保してもらいました…(爆)。
『チェーン・ピープル』…奇妙なあれこれを実在するとしたルポの態での短編集。
うわー分かりにくい(苦笑)。スルメみたいな。
「つながる人々」かと思ったら(装丁の絵を見ても)、「チェーン店」のチェーンでしたよ…全くの予想外の内容だった。
はじめは、そこそこ読んだ時期の近い『彼女がエスパーだったころ』と構成が似ていたせいでどうしても比べてしまって読んでいて疲れたのだけど、いやでもやっぱり、面白い。
現実と重なっていたり違っていたりで、世界が揺らぐ感じ。皮肉はたっぷりと。
『優しい水』
不思議な水棲微生物(?)を手にした少年が「大人しくなる」と思って人に飲ませるけど、それだけでは済まず…。パンデミック物、になるのかな…いやそれにしては密やかすぎるかな…?
どうしてその紅茶を提供しない、と思ったけど、飲んでしまった後だったのか。洋の行動や心情はまだわかるだけに、女の子の方が怖かった。心情がほぼ書かれていないところを差っ引いても、さあ…。
これ、拡散していってそれがプロローグで「AFTER」ってこと?
面白かったけど、実際にもあり得るだけに、せめて物語の中だしある程度の希望がほしかった…。
『機長、事件です!』…さくっと軽いお気軽ミステリー。
国際線の副パイロットとしての初勤務、行って帰ってでの短編四本。読み始めた時は、まさかそんな三日間の短期間の話とは思わなかった(苦笑)。
一番、最後のご両親とお姉さんがパイロットっていう情報に吃驚した。
『ライオン・ブルー』
田舎の交番勤務として転勤してきた主人公。、同期の行方知れず、権力者との癒着新たなる犯罪。ううむ、読みにくかった。
最後の締め方としては、(飽くまで物語としては)結構好きだけど、うーん、なんだかなあ。
ところでこの主人公、友人の姪よりもむしろ友人自身を想ってそうだなーというのは深読みしすぎだったのか、そのへん作者も含ませて書いていたのか、どっちなんだろ。でも、好きというには淡泊なような気がするのだよなあ。状況が状況だからだし義務感が先に出てしまったからということなのかもだけど。
『か「」く「」し「」ご「」と「』
五人の高校生たち。それぞれに、他人の感情が記号で見えたりメーターで見えたり、といった特殊能力を持ちながら、そこそこ平凡で当人たちにとってはかけがえのない日々を過ごしている。
表現というか書き方がちょっとわかりにくい部分もあるけど、いいなあ。文化祭の劇、ちょっと見てみたい。
題名、「隠し事」と「書く仕事」かなーと思っていたのだけど、後者が違って「各仕事」だった。
『ひとめぼれ』…お江戸の人情譚。
身分差が、どうにかはなるのだけどどうにかするにはお金がかかるし手続き面倒だし、やっぱりちょっとやそっとでは跳び越えられないんだなあ、と、身分差なんて言葉自体を日常ではほぼ聞かない現代人の身としてはしみじみと。
そこに勿論感情が絡んでくるわけで、ややこしいなあ。
『密偵手嶋眞十郎 幻視ロマネスク』
大正時代、秘密裏の諜報部で働く主人公。ドッペルゲンガーじみた幻覚を見せる能力を持つ…というこれが、意図してできるわけではないらしいわりには随分と都合よく発生するのだけど、そのあたりがちょっともやもや。
諜報戦かと思ったけど、そこはそれほどではなかったかな。国内の話だし。しかも何と言うか…そこの二人、友人というならもう少し話しようよ…。
雰囲気やキャラクターは結構好み。
最近、ふと思ったこと二点。どちらも漫画きっかけ。
『とっかぶ』にヒーローを目指す女子高生が出てくるのだけど、その子が想定しているものが、おそらく戦隊もの。
で。
考えてみれば、私にとってのヒーロー像って明確なものがないなあ…と。
ぼんやりと、戦隊ものや仮面ライダーやウルトラマン、といったぼんやりとしたものは思い描けるけど、そういったものにあこがれた覚えもなく。
これ、私が幼い頃には仮面ライダーもウルトラマンもテレビでやっていなかった、というのも大きいと思うのだけど。戦隊ものや仮面ライダーの後継のような番組はあった気がするけど、少し見て惹かれなかったのか、あまり覚えがなく。
アニメの方が色々と覚えているなあ。
…と考えて、ふと、もしかして今の幼児が例えば仮面ライダーを見て何らかの像が刷り込まれるなら、その代わりになったのって「GS美神」じゃなかろうか…という気がしているのだけど…。
小学生低学年くらいまで上がってくるけど、「パタリロ」「ルパン三世」「シティーハンター」「らんま1/2」とか、「正義」が一言で語れないものをやたらと見ていたような。「ドラゴンボール」も見ていたはずだけど、そこまで惹かれはせず、「幽々白書」とかに流れていくのだよなあ…。
正義を背負うヒーロー像、持ってないというか、結構早い段階で表裏一体と捉えていたような気がしてきた。
純真に真っ直ぐに、あこがれられる「ヒーロー」像がないなあ…。
まあだから(?)今更、仮面ライダーシリーズの放送しているものを見たりもしているのだけど、子どもの頃に見てもその複雑さに惹かれたのかなー。でもそれも、あこがれるヒーローとは違う気がする。うーん?
『思春期シンドローム』に所謂中二病で霊が見えるとか除霊がーとかやっていた女の子が、高校進学を機にやめたけど高校の友達と一緒に居る時に中学時代の友人に会ってしまって蒸し返されて、というようなエピソードがあって。
これ、前から疑問だったのだけど。
こういう「中二病」って、当人はどう思ってるものなんだろう…?
霊能力なり超能力なり、前世の記憶でも異星人と闘ってるのでもいいけど、そういうのって、実際にあるものだと思っているのか、ある(といいなあ)と思っているのか。
周りにそういう人がいなかった(か、私の交友関係が狭かったから気付かなかった)から、実際にそういう主張をしている人に出会ったこともなくて、都市伝説みたいな感じかなと思っていたらそうでもない感じなのだけど、どうなのだろう。
私自身、いまだにそういった話を考えてはいるから、そういうのを中二病と呼ぶなら、もうずっと中二病じゃなかろうかと遠い目になったりもするのだけど。
でもそういうのって、話として考えているのであって、自分に置き換えて実際のこととして、というのはないし。登場人物のキャラクターなり言動なりにはどうしたって私自身が入るにしたって、それが現実の生活に何らかの影響を及ぼすことはないわけだし。
本人が「作り物」と知っている時点でただの演技になるけど、演技をするなら、一体どんな心境で…?
…というのが前々から不思議なのだけど、多分これ、答えを得られるものではない気がして、だからこそ不思議なまま。
『秘密だらけの危険なトリック』
マジシャンの主人公が事件に巻き込まれて(頭を突っ込んで?)右往左往。
俳優の友人の出演映画の相談を受けたところから、高校の同窓生が同窓会で会った翌日に殺された、その殺された知人に関係のあるらしい謎の老人、などなど。主人公は、軽口を叩かずにはいられないタイプ(苦笑)。気軽に読める感じ。
…で、二冊目だったー。一冊目読んでないよ。
友人と、秋の旅行の打ち合わせを。
行くところ決めて、そのまま旅行会社にも行ってきまして。…旅行会社で電車の時間や宿確定させるのだけでも多分、一時間以上かかった…?
(その前の打ち合わせ時点で三時間くらいは使ってる)
旅行会社のおねーさん、前回たまたま行ったときに受け持ってくれたところから、パンフレットも送ってもらい(今のところ毎年出ている旅行プランなので)、今回もどうやって分かったのか、行ったとき最初に対応してくれたのは別の人だったのだけど、その人が来てくれて。
いや勿論それが仕事だけど、でも、前回といい、面倒ばかりかけている気が(爆)。
電車の確定が取れるのは八月の入ってからだけど、さてどうなるかなー。そして温泉宿に二泊だから、そこそこのお値段…。
図書館で借りている本、他館からの取り寄せをして、その時からつい昨日まで予約者はなかったから、明日返却期限だけど延長すればいいやと思っていたのに今日確認したら予約入ってたよ!
うわーあぶない、これ、気付いたのが明日だったら一旦返さないと駄目だったかも。
今日の「今夜も生でさだまさし」は姫路だー。
…これ、知ったのが半月くらい前で、閲覧募集は締め切られていたのだよねえ…。前回のやつ、明け方までやってたから録画して、そのまま見てなかったから次回予告見てなかったのだよねえ…無念。
そして、今日会った友人は母親に出かけると告げたら、これを見に行くの?と訊かれたとか(笑)。夕飯には帰るって言ったらしいのに。
やーでもちらっと、入り待ちしようかとかは思ったよ。ちらっとだけど(苦笑)。
『最果てのパラディン』一巻
流行りの?転生物。えーっと実は転生だとか宿命だとかの話ってそもそもあまり好きではないのだよなあ…。これも知らずに借りて、おおっと、と、なってしまった(苦笑)。
そんな苦手意識があっても、これはなかなかに頑張って設定を組んだなあ、と思うしテンポがよくて読みやすいし面白い。
…でも私にはやはり何かが好みから外れていて。うーん…残念。
『神木隆之介のMaster's Cafe 達人たちの夢の叶えかた』
神木君の対談集…というものの、何割かはインタヴュアーという感じかな。
徹しているという程に自分を出さずにいるわけではないけど、対談という程に自分のことを語るわけではなく、素直に話を聞くのを楽しんで、そこに自分との共通点を見つけたり考えたことも返している、と。
どなたの話も興味深かったけど、神木君も面白いなあ。「外れ籤」を引いても、結果的に外れでなくしてしまう人、という印象。本人も外れと思うけど、それならそれで楽しむかなとするうちの結果、という感じで。
『薫風のカノン』…シリーズ三冊目。
ミステリ要素(?)は大分なりを潜め、ラブコメが主成分。
やー…でも、そこまでがっつり口出されたら、私だったら厭だなー…。そして、空気のようにいて当然で、いないなんて考えられない、というのは、色恋の感情に限らないのだけど(家族とか親友とかその最たるものじゃない?)そのあたり大丈夫なのかと。
『サイレント・マイノリティ』
日本での難民申請を受けて調査する難民調査官、第二弾。今回は、シリア難民。
事実の欠片に打ちのめされたり、語り方が上手いなと唸ったり。正義の盾(という言い方はしていないけど)の話とか。
ある程度「今」の話なだけに、数年後、手に取ったらその時の「今」はどうなってるだろうとぼんやりと思いながら読了。
『ヒトラーの描いた薔薇』…短編集。
う、うーん? なんだかさっぱり…。文章が読めてしまうので読んだけど、どこが面白いのかがよくわからず。これで文章もいまいちなら途中で読むのやめたのに…。
題名とその粗筋(ではなかった、冒頭のみをまとめたものだった…)に惹かれて読んだら、表題はなんでその題名…という。
解説者が作者に惚れ抜いているのはわかったしそこは微笑ましかったのだけど、どこがそんなになのか私にはさっぱりわからず終わってしまった。
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