虚言帳

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2011.11

2011 年 11 月 2 日 

 『少年への性的虐待』…臨床をまとめたもの。
 えー…まあ言ってしまえば、この分野は興味本位に読んで回っているだけなのですが…そして性的かどうかは問わず、虐待や暴力に関しては、文章で見る分には小説である程度免疫ついていると思っているのだけど…これは…対応する精神科医の状態もある程度書かれている分、がっつりきた…。
 でもそれらが全て、プライヴァシー保護のための変更はあるとはいえ、実際に起こったことというのが。本書の訳者の文章にあるように、アメリカあたりでは少年に対しての性虐待も認められてきているけど日本ではまだ遠くて、専門書もあまりない、というのは、先日読んだ『子どもへの性的虐待』にも触れられていた通り。専門に取り上げた訳書は、これが初だろうとのこと。
 こういったものに触れて思うのが、興味本位では探らずにおくほうがいいのか、それでもいくらか意識に残って後々何かに役立つかも(そういった被害者と接したときにむやみに傷付けずに済むといった)と考えて、それでもいいのか、と…。
 そしてそれらが溜まって適当に書き散らして(発散の場がないと受け容れ切れない)(再読して、裏に置いてる超能力ものの主要登場人物で広い意味での虐待やら親近者からの裏切りやらを何一つ受けてなさそうなのが八人中一人というのに我ながら吃驚した)、でもそれでいいのかと思って資料気分込みでまた探す、という妙な循環に陥っているのですがねー。どうなのこれ(苦笑)。

 先日の「マジックアワー」を見て、ああやっぱり私三谷幸喜の作品好きだ、笑いが上質だよね、と再確認して。
 「ステキな金縛り」見たいなー。でも、ちょっと興味ある、と言っていた友人と寸手のところでタイミングを逃して、一緒に行けるかどうか怪しく…今の暇に飽かせて、レディースデイに一人で行くかなー。それだけの気力ちゃんとあるかなー。←

 あと、午前中に「相棒」の…これ、何シーズン目だろう。薫ちゃんがいるときのやつ。最近見てます。ついでに、続きで「せのブラ」(笑)。
 やっぱり、この二人は相棒って気がするなー。今日の(夜やってる今のシーズンの)はまだ近かったけど、神戸君だと能力や性格の方向性が右京さんに近すぎて、師弟っぽいのだよねえ…。小林少年じゃないんだからー。
 何というか、薫ちゃんのめげなさと、右京さんを信頼してるとこが好き。妄信でもなくて、何が見えてるのかよくわからないのに共犯めいて協力はするけど、納得できないところは言うし、怒ったり反発したりもして。そこのところを右京さんも認めてるんだろなーってのもわかって。相棒でしょうこれは。
 …とかまあ語っても仕方ないのだけど(苦笑)。

2011 年 11 月 3 日 文化の日

 姉がプリザーブドフラワー(であってる?)の教室の先生と出展する、ということで、フリーマーケットのような…手作り市だか何だかに行って来ました。二度目だけど前回は私、友達と約束してたか仕事だったかで行かなかったのだよな。今年もそれほど行く気はなかったけど、気付いたら姉と母の中で行くことに決まってた。いいけど。
 お店構えてるとこから個人から、とにかく何かを作っている人たちが、小さなスペース借りて店広げてるわけです。大人の文化祭みたない感じ? …物によっては、構造だけ覚えて家で作れるなってのもあったり…(ぼそり)。
 ぐるっと見て、割と初手で一軒引っかかってしまい、藍染のかばんを購入。かばんに蓋がないからあまり物は入れられないのだけど、布でくたっと身体にフィットしてるし蛙可愛いし(割とリアル)で、お店で売ってたら諦めた(値段とか使用頻度とか考えて)かなーと思いつつ。何かこういうとこ、空気に押される(苦笑)。しかし可愛いから、がんがん使っていこ。藍染めって、ジーンズ同様に、色落ちしてもそれはそれでいい。
 あとは、ベーグルのお店(京都にあるらしい)からの出張(?)が、美味しかった。結構おなかに溜まるし。お昼に母と姉と分けてそれ食べて、明日の朝食用にも買い足した。
 ついでに(?)、大学のときのバイト先で一緒だった人が出展していて。粘土細工(焼いたら固まるやつ)で、ケーキとかとんかつ(笑)とか、色々…。かわいい。
 まあそんなで楽しんできたのだけど、前回話を聞いたときも思ったけど…姉のあれは、せめて材料費分だけでも…元は取れてるのか…? 趣味で出してるなら利益は出なくてもいいだろうけど、大幅に足が出るのはどうかと…。本人の計算が大雑把なのか考えたくないのか、訊いても「さあ?」と返るだけなのだけど。
 
 色々あって(というほどでは何もないけど)、この頃、ほろほろと自分の書いたものを読み直してて。
 あーまあ面白いー、と思ってはたと慌てるわけです。それなんてナルシー、と。でも考えたら、好きなもの詰め込んでるのだから面白くなかったらそれはそれでどうなの(商業品はその限りではないと思うけど、趣味で誰にも添削も何も頼んでない状態では)。それにもちろん、その「面白い」は他の人の作品に関する「面白い!」とは質やら量やらが違ってくるわけだし。とはいえ、私の書く原動力の性質上、「二度と読み返したくない」物も生産するかもしれないことを思えば、今のところそういう類に遭遇していないのは幸いなんだろな…文章拙い、物語展開無理ありすぎだろ、という恥ずかしさは別にして(苦笑)。
 …というあたりを踏まえて。
 以前よくあった「私小説」形態の小説文学。森鴎外の『舞姫』だとか太宰治の『人間失格』、志賀直哉の『城崎にて』などなど。前から思ってたのだけど、あれって実体験織り交ぜていらしいから…作者本人が読んで、「面白い」ものなのか。でもまあ、ブログや日記読み返す人もいるわけだし、やっぱりそれなりに「面白い」ものなのかなー。まあ私もたまに、確認したいことがあってここを遡って斜め読みしてて、…何書いてんだ、と面白がってることもあるわけだし。
 
 ところで(?)、「Jコミ」という絶版の漫画(少数だけど小説も)がネットで無料で丸ごと読める、というサイトがあるのですが。
 『ヒロインを目指せ!』や『セキホクジャーナル』という、とても好きな漫画が載せられていて、あー絶版かー…そうだよなもう出てから十数年経ってるのか…と、ちょっと気が遠くなりかけたり。まだどちらも、ちゃんと手元に(というか単行本は全て)。結婚されて出産されて、しばらくはサイトもあったけど閉鎖されてしまったし…もう漫画を描かないのか、それともあの掲載はいつか復帰することも考えてのものなのか。
 まあ正直、絵はあまり上手ではないのですが、話というか笑いどころというか、そういった部分が好き。だけどまあ復帰されるとしても…今の少女漫画一般の中では浮くのかなあ…。
 そういえば講談社って、あまり文庫化に熱心でないイメージが。今、漫画ががんがん文庫化されていて「これもう文庫?」と首を傾げるくらいになっている中で。ないわけではなくて、『すくらんぶる同盟』は私文庫で持っているけども…。
 懐かしい上にマイナーな話だけど、「るんるん」という「なかよし」の姉妹誌のような雑誌があったけど、割と短期間で廃刊されたからか、単行本になってない話も多い…。一巻だけ出て続刊がない、のはまだいい方で、その雑誌での連載や他にちらりと「なかよし」で読んだことがあるけど一冊も単行本を見かけたことのない人もいるし…。「なかよし」系列(?)の四コマ漫画って、ほぼ単行本になってないしなあ。好きなの結構あったのに。いまだに切り抜き置いてるのもあるけど、もっとちゃんと置いとけばよかった(当時は雑誌掲載されたものは全ていつかは単行本が出るものだと思っていたから)。

2011 年 11 月 4 日 

 うーん、やっぱり簿記の勉強するかな…。
 そういえば思っていたよりも我が家の収入が少なくて、それで生活できてるものなんだ…と吃驚したりした。相変わらず私、生活全般の金銭感覚ないよ。←
 今から一人暮らしをしたいとは思わなくて、終わってみれば、大学時代に一人暮らししとけばよかったなーと思うものの、そうなると別の大学行ってるのが前提だっただろうし。それはそれで面白かったかもだけど、そうなると大学で出会った友人たちとは縁がなくなるわけで。それならまあ現状でいいのか、と、いつもそこで終わる(苦笑)。

 『密室入門』…密室考察対談。
 作家と建築家の、それぞれの視点(とはいっても概ねミステリですが。建築家の方もお好きだということで)での密室についての対談。
 有栖川有栖のミステリ語りは、本当に好きなんだろうなーというのがほほえましく感じられて結構好き。好きなことを語る人の話というのは楽しい。この対談、何か和やかでほのぼの。…会話の焦点が殺人事件の「密室」なのに(苦笑)。

 はっと気付くともう今年も残り二月ほどで、例年の忘年会の予定伺いのメールを送ったものの。…一人を除いて返事がなく、ちゃんと届いているのかが不安だ…(爆)。

2011 年 11 月 6 日 

 祖母の七回忌でした。
 一時間丸々…とは言わずとも、軽く五十分くらいはお経読んでたのじゃないかと思います。で、姉が「今までここまでお経読み通しやった…?」と言っていたのですが(初七日とか過去の祖父の法要の際の記憶参考と思われる)、さっぱり覚えてない、私。そこそこ大きな声出せるぜ、と、むしろ喜んで唱えてましたが(え)。
 何か、もうそんなに経ったのかー、と思えばいいのか、まだそれだけしか経ってなかったのかー、と思うべきなのか、なんだかよくわからない。
 そしてところでまだ我が家にお骨入りの骨壷が鎮座ましましているのですが。気候のいいときにお墓に収めようか、と言っていたら放置されて今に至る。何かもういっそ、お仏壇にこのまま位牌と一緒に奉ったらと思わないでもない…(没)。
 
 『刑事の子』…ばらばら殺人に関わった親子。
 刑事のお父さんと息子の話。なので、この題名。改題なのだけど、昔の題名は二時間ドラマの題名(サブ含めず)のように味気なかったから、こっちのが興味は惹かれると思うなー。…表紙絵及び挿絵は微妙なとこだけど…。
 書かれたのがそこそこ前だから、まだ、戦争当時に二十代くらいだった人がごろごろしていた(って言い方は失礼か)頃。戦争の記憶を、聞こうと思えば聞けたころ。
 少しずつ変わってきている(今に近くなってきている)東京下町の様子と、刑事の子どもでお母さんは離婚して再婚してるっていう戸惑い(というと何か違うけど)とか、何かそんなのがありそうな感じ。
 …しかし文中のそこかしこにある「この先への悪い予感」のようなものが、しっかりと実現してしまっているようで…(溜息)。

 『ハードラック』…裏サイトに集った人たち。
 派遣切りにあってなけなしの貯金も騙し取られて、裏サイトで仲間を募って金のある家を襲撃することに決めた人たちが、身に覚えのない殺人の犯人として追われる…サスペンスというよりも犯罪小説…?
 謎が重層になっていて、先が気になって仕方がなかった。重い話ではあるのだけど…題名の意味がわかる部分とか…。

 『ハロワ!』…ハローワークで働く嘱託員。
 求職でハローワークに通っていたところをスカウトされて、嘱託として働き出した主人公。仕事のことや相談に来る人や職場仲間との色々。
 うーんー…主人公の考え方や感覚や立ち位置はそれなりに好きなのだけど、同僚との微妙な恋愛の諸々が何かなー。いや踏み出したらそれはそれでまずかったと思うけども。もやっとする。
 ところで私、ハローワークっていまいちよく…相談とか何をどうすればいいものやら。

2011 年 11 月 7 日 

 『消失グラデーション』…姿を消した生徒。
 血まみれで倒れていたのに姿を消した生徒。謎主眼というよりは…青春ミステリー?
 本筋と関係あるようなないようなところでひっくり返されたなー…。鳥崎だったか、バスケ部男子の主人公の友人なんだか知人なんだか、がキャラクターとしては好きだけど、実際近くにいたら厄介そう(苦笑)。

 あー…ニート楽しすぎるー…。でもいい加減働けないと色々と厳しい気がする。

2011 年 11 月 8 日 

 『ぼくらと駐在さんの700日戦争』十一巻…短編集。
 短編集…というか、ショート・ショート+短編+中篇?
 
 『女霊は誘う』…文豪怪談傑作選昭和編。
 やー…面白いと思えるものがほぼなかった…(爆)。基本的に…文章に面白味がないというか…。合わなかった。

 面接行ったものの…物凄く阿呆なことをやらかして帰ってきました…。
 学歴重視、ということで割合持ち上げてはくれたけど、この不況で私くらいの学歴の人で探してる人結構いると思うなー。そしてやはり至近で行ってたとこの四ヶ月に渋られたし。
 まあ…返事貰って駄目だったら履歴書の写真取り直そう…(そこからか)。

2011 年 11 月 10 日 

 『居酒屋の世界史』…各地の居酒屋について。
 紙幅の問題上…ざっくりと。ドイツやフランスやイギリスやアメリカやトルコ、中国韓国日本も。いつ頃どんな居酒屋があったのか、と簡単にまとめたもの。著者の「居酒屋」定義は、金銭を対価に酒を提供する店(場?)。
 物凄くざっくりとなので、ここを知りたければ巻末の参考資料や文中に上げられている本を読まなければだけど、「台風の目」あたり特に、これ読んでから書けばよかったかなー(苦笑)。
 居酒屋に売春婦がつき物、というのはおぼろげに知っていたけど、ヨーロッパではそもそも、教会の持っていた村の集会所のような機能を持っていた時期がある、というのは意外だった。そして、思っていた以上に上流階級の人たちに低く見られていたようだ、というのも。後者はともかく前者は、中国韓国日本ではなかったようだけども。
 大まかなガイドブックとしては十分に面白かった。買うべきかなこれ…。←例によって図書館で借りて読んだ

 面接を受けた会社は、今日返事ということだったけど応募者が多くてまだ決着がつかないそうな。…うんまあ。連絡したらすぐ面接いつがいいって言われて、えっ応募者全部面接するの? 書類審査もなしで? この不況に? って思ったものなー…。
 多分、前回募集かけたときから大きく事情が変わってたと思う、よ…。
 なのでとりあえず、平行してハローワークの就職支援(簿記を取ろうかと)の書類用意して、返事待って速達かな…もしかしたら返事待たずに送るらにゃならんやも。

2011 年 11 月 11 日 やれやれ。

 一応、就職採用もらえましたー。今度こそ。そして、会社倒産から一年内にまとまってよかった…いや間あちこち挟んでいるけども。
 しかしまあ採用の決め手が…面接した人が私の卒業高校に思い入れがある(私の一個年下の娘さんが同じく卒業生で在校中にPTA会長やってたのだとか)、(その娘さんと)卒業大学も一緒、というのだったのですが(面接の時点で言われてた)。えっとうん、数日前にここで書いてた「学歴云々」がそれです。ありがたいけど…いいのっ?!(汗)
 世の中巡り会わせだとは思いますが…い、いいのかなこれ…。倒産した会社みたいに「実は応募者一人だったから」なら理由どうでもいいけど、今回それなりには応募あったはずなのだけど。
 …とりあえず、こういう例を目の当たりにすると、会社面接落ちても、単にそことは縁がなかったんだな、で諦めるのが一番と実感するよ…。問題あるなら直さなきゃだけど、なくても上手くいかないってこともたくさんあるよ世の中…。どうして採用もらってそんなこと実感せにゃならんのかちょっとばかり納得いかないけど(苦笑)。
 まあ何にせよ、良かったです。同僚になじめるといいなー(てか馴染まにゃだけども)。
 問題は、例に寄っていろいろと聞き漏らしがあるところくらい。土日祝休みとあったけど「会社カレンダーによる」ってあったから、繁忙期は例外とか祝日多いときは土曜出勤ありとかお盆や年末の休みがないとか、何かしらあるのかとか。残業どの程度あるのかも訊いてない。…まあ倒産した会社の、基本給すら訊かずに就職決めたときよりは…進歩してない気が…する…(爆)。

 ふう、やれやれ。
 あとは、勤務開始までの一週間ほどの間に、寝坊しまくってる生活リズムを戻しとかないと。

 ところで、昨日一昨日と、ちょっとPCの整理をしていて、以前ダウンロードしたフリーのゲーム(恋愛アドベンチャー。ネオロマ系のあれ)を発見して、コンプリートしたりしてました。暇人。
 で、そういやゲーム作りたいと思ったこともあったなー、RPGなら「台風の目」とか「深紅に浮かぶ月」とかだけど、この系統なら…裏に載せてる超能力もの…? とかふと思考が飛んで。
 そんなで、以下妄想。あまり意味はないけど反転です。

 順当に(?)、主人公は飛鳥だろうなあ。となると攻略対象は春・皐月・一葉、隠しキャラ位置で恵梨奈。ノーマルエンドは一郎・京・恭二・蔵之輔・母親・皆、バッドエンドは死亡か一人放浪? 恵梨奈ルートは、高確率で和哉によるバッドエンド(苦笑)。
 何かこう、無駄に選択肢の多くなりそうな。というかそれでいくと、エンディングが十幾つ…多。
 どのシナリオを選んでも同じ出来事が起きている(Aの場所とBの場所で平行して起きているからどちらか片方しか主人公にはわからないけどプレイしている人にはわかる)、という作りが好きだけど、あの話でやると…一体どうやったらそんなシナリオが。というか、そもそもの主要人物との出会いだけでかなりの時間喰うのだろうなー。
 入れるとしたら、超能力使ってのミニゲームとか?

 しかし、ゲームのシナリオってのも面白そう。小説だと一つに絞る案を、それぞれ「もしも」で平行して作ってしまっていいということだものね。まあその分、一作なのに数作文、という分量にもなるのだろうけど(被っている部分があるから純粋にではなくても)。
 まあ、プログラム組むだけの根気がないだろうし絵が描けないから、実現することはないだろうけど。一作くらい作れたら面白いのに。

2011 年 11 月 12 日 

 『図説娼婦の歴史』…ギリシア・ローマの娼婦をまとめたもの。
 図説、というのは題名に含むのかどうかと思うのだけど、参考文献に挙げられていた『王国』でも『居酒屋の世界史』でもついてたから、つけときます(苦笑)。
 えーと、『少年への性的虐待』の中で、何が虐待となるか、少年の中に「傷」を残すのか、は、個々人の受け取り方もだけどそれを形成する元になった文化でも違う、といった記述があったのだけど、それを思い出した。性に関する考え方が、今の日本とはかなり違うのだよねー。時代小説や歌舞伎狂言落語に出てくる倫理観を今現在を生きている私たちの感覚で捉えるとどうにも納得がいかない、というので同じで。
 ギリシアとローマの違いもよくわかっていなかったので、それも含めて、なるほどなあ、となった部分もあります。が、それより何より…中途半端に世界史の知識が…高校の教科書でも読み直そうかとちょっと思った(苦笑)。

 『サマーサイダー』…あるの夏の出来事。
 一年前に何か色々とあった少年少女の青春者もの、と思ってたら…蝉…。吃驚というか…うん、吃驚した。
 あちこち、描写にぎゃーっとなったりしてました。ううっ、想像できてしまうところが厭だ…(泣)。あまり出てきてはいないけど、虫が苦手な人はやめといたほうがいいです、よ…。
 それにしても、感覚というのか感情というのか、そのあたりを捉えるのが上手いなあ…。差別、というか、不自由?に関しての捉え方で、ちょっとだけ『ルー=ガルー』思い出した。

2011 年 11 月 13 日 

 ちょっと髪を切りました。さっぱり。
 で、先日遠山及び睦月さんに、髪型変わらんなーと言われ(二人とは既に十五年以上の付き合い)、ちょろちょろ変わっとるわい、と心外な思いをしたものですが。季節と気分によって耳にかかってたりベリーショートになってたりはするのですが。
 …昔馴染みに会ってもまず、先方に発見されるってのはつまり…印象があまり変わってないってことか…。何か…いいのやら悪いのやら…。

 『要介護探偵の事件簿』…下半身不随の老人の事件解決短編集。
 不動産会社の社長で、脳梗塞(だったか何だったか)で一時は手の動きや会話さえ危ぶまれたものの、車椅子で小学校の運動場をレースで失踪してしまうほどに回復した人と、その介護者が殺人未遂やら銀行強盗やら殺人事件やらを解き明かす(…?)といった話。『おやすみ、ラフマニノフ』(だっけ?)の冒頭でほぼ名前だけ出ているおじいさん。それを知っていると、最後の話のあの終わり方が…。
 トリックを読む、といったのではなく、ひたすらおじいさんに圧倒される、という感じ?(苦笑)
 しかしまー…色々と考えてしまうーってかこれと『サマーサイダー』立て続けだったのが余計に。

 『姫神の裔と鏡の伝説 鏡ヶ原遺聞 参ノ巻』…最終巻。
 過去の出来事を解き明かして、日常は続いていくよ、という感じの終わり方。
 
 『ログ・ホライズン』四巻…ゴブリン襲撃の顛末。
 うわー…そう転がってくんだ…って。凄いなあ、何か悔しい(苦笑)。…このシリーズ、購入していってしまおうかなあ…うううむ。
 とりあえず、シロエがいつも以上にかっこよかった気が。多分、あまり出てなかったからいいとこ掻っ攫ってった感じなのだろうなあ(笑)。

 そういえば思い出した話、というか、『密室入門』を読んだときに思い出してここに書こうと思ってすっかり忘れていた話なのだけど。
 よく(という常識はミステリ読みの中でだけなのかなあそうだろうなあ)、「針と糸の密室」なんて言い方をします。針と糸を使って鍵をいじって、外側から密室を作り出す、というもの。
 私これ、やったことある(笑)。試したわけじゃなくって、実践で(大笑)。
 中学生のときに、三者面談までの待ち時間を美術部の部室で潰そうとしたものの、その日部活がなかったから…鍵を取りにいくのが面倒だったのか使うなと言われると思ったのだったか…美術室の窓、単純なサムターン錠で、鍵が若干緩くなっていて窓ガラスを上下に揺すると開いたのですよね。
 で、揺すり開けて侵入して、出るときに、特別教室であっても教室の窓の鍵なんて開いてても誰も気にしないのだけど、まあちょっと悪ノリして。セロハンテープで糸を鍵に貼り付けて、窓の隙間から引っ張って施錠。密室完成(笑)。
 いやあ、懐かしい思い出。  

2011 年 11 月 14 日 

 「ステキな金縛り」を観て来ました。面白い。
 何というのか…しっかりちゃんと面白い、というのも変な言葉だけど(苦笑)。「しかばね荘」が「鹿跳ね」?!というのは、隣で見ていた友人に「上に鹿が跳ねてる絵が」というのを教えてもらってようやく気付いたり、ファミレスで店員の深田恭子をずっとみてたピントすら合わせてもらえてない男性客がいた(これも友人が)、とか、もうネタが多すぎて一回観たくらいじゃ拾いきれない(笑)。
 楽しかった。しかも、出演者凄く豪華だよねこれ…舞台っぽいなあ、とそういうところでも思う。利益じゃなくて、出たいからだとか、面白そうだから、仲間が面白そうなことやるから、顔を出すという感じが。それだけではないのかもしれないけど、そうかも知れない、と感じられるところが既に面白い。
 最後の最後、エンディングロールまで作りこんであった。だけどあれ、出てくるべきは落ち武者じゃなくてお父さんなのじゃあ(笑)。
 一つだけ引っかかったのは、主人公の「ボス」の死かな。「あの世がある」(しかも個々の自我を保っている)という前提の物語だったからかも知れないけど、古畑シリーズは別にして、そんなにも死を軽く扱ったものって、今まであったっけ。全てを見ていないからあったのかもしれないけど、誰かをけなしての笑いじゃなくって皆が真面目に取り組んでることが結果として喜劇になっている、というところが好きなので、そこだけ、ちょっと引っかかってしまった。

 その後、お昼ご飯を食べてマクドナルドでまったり。
 色々と喋った気がするのだけど、でも全然話足りないなってのが何か不思議。別れ際も、「じゃあ」と言ってから長々と話し込んでしまって、ごめん、と思ったり(苦笑)。
 ところで、やたらと共通のある友人のことを話してました。あっれ、どうして(笑)。

2011 年 11 月 16 日 

 『ルー=ガルー』二巻…毒薬と薬。
 …そう繋ぐかー…。てっきりこの作品は一作きりと思っていたら、二巻が出て吃驚した。映画?のと連動しての新刊のようだけども。吃驚。
 何と言うか、大人が押されっぱなし、でも子どもも振り回されている、という…面白い構図というかある意味お約束な構図というか。毒云々は、うっかり『邪魅の雫』を思い出したりしてました。別に、つながってはないだろうけど出所が似てたというか…。
 あー…バイク乗りたい(笑)。

 『なぜ宝塚歌劇の男役はカッコイイのか』…宝塚の歴史ざっと。
 うーん…あまり、思っているようなのではなかったな…。もっとこう、研究書に近いような、論文のようなものかと思っていたから。ファンが追った流れ、のような感じで…推察とか論考とかが薄い。

2011 年 11 月 17 日 

 『陰陽師』…安倍晴明と源博雅の話。
 無性に読みたくなって、図書館で借りた本読み切ったら読む…と思っていたのがようやく読めた(苦笑)。
 一番初めの話は、平安時代、安倍晴明とは、といったことから入っていた。あー…そうだっけかー。そしてそもそもこの頃は、安倍晴明って?という感じだったろうなー。
 しかしもう、博雅が可愛くって…(笑)。晴明が妖だったら吃驚して斬ってしまうかもしれない、だからもし本当に妖なら、驚かさないようにゆっくりと教えてくれ、とか言ってるくだりとか。可愛い(笑)。
 
 明日っから仕事ですー。うう…緊張する…。ってか働くの久々…。
 とりあえず、午前中は社長からの訓示と顔合わせで終わりそうな感じらしいですが。帰り、雨に降られないといいのだけど…明日はスーツだし。

2011 年 11 月 18 日 

 のっけから、社長が一時間ほど喋って(短かったらしいよ)、部長が喋って、と、色々話を聞いたり制服合わせたりで午前中が終わりました。
 午後からは…顔合わせでうろちょろしたり仕事ちょっとしたり…大丈夫な気もするが本当に大丈夫なんだろうかと思う…今日この頃…(何)。
 とりあえず、自転車三十分は本当に通えるのかとあちこちで突っ込み頂きました。え、ええー…そこ?

 『陰陽師 飛天ノ巻』
 引っ張り出してきた続き。明日雨で図書館に行けなければ、手持ちは(再)読破するのだろうか(苦笑)。
 やっぱ博雅がさー。博雅の逸話やキャラクターに関しての語り(?)から始まる話があったのだけど、よくぞ発掘してくれたなあ、という。いつも晴明が上手なのだけど、でもある意味博雅が最強で本人がそのことに全く気付いていないところが楽しすぎる。
 小町の話は、あっこんなのもあったんだっていう…晴明さえどうしようもない、という話もいくつかあって、そういうのがあるからこのシリーズの感じが好きなのかなあ、とも。超人ではあって、ただの人とはあからさまに違うのだけどかといって神にはなっていない、というバランスかなー。博雅がいるから人に近いというのも、人と違うというのもよくわかる。
 うううむ(唸)。

 父と、二時間ドラマを流し見ていて。
 探偵(役)もたまには殺人を阻止しろ、中には第三だとか第四だとかの殺人喰い止めてるのもあるかもよ? なんて話から発展して。
「ほんまの名探偵は名は知られんのやろ。何せ(未然に防いで)事件が起きてないんやから」
「なるほど」
「警察に名が知れた時点で二流以下ってことで。それこそ知る人ぞ知る」
「スパイと一緒やな。名が知れた時点で失敗してる」
 スパイ≒(真の)名探偵。
 大笑いしたともさ。そしてそれって、正しい気がするよ!

 ところで、上で使っている「≒(二アリーイコール)」、数学で使う近くはあるが等しくない、という記号。
 メモを取るときに便利で、ちょろっと文章を書くときにも便利で、学校ではあまり使わなかったのに今頃活躍しています。便利だよ、限りなく似てるけど違う、という程度の意味で。

2011 年 11 月 19 日 

 やたらと降っていた雨が昼過ぎには止んで、無事に(?)図書館に出かけられましたー。あと本屋。
 しかし自転車が…後輪、一度割けてから直したのに直ってない…もうこれタイヤ換えるしかないのかなー…。割けたとこ以外ほぼ新品なのに…(没)。

 『陰陽師 付喪神ノ巻/鳳凰ノ巻』
 二巻まとめて(苦笑)。蘆屋道満といい、いちいち人物造形がいいよなあこのシリーズ。

 『まおゆう魔王勇者』一巻…魔王と勇者が協力して平和な世界にしようとする話。
 ええと…とても面白かったし次が気になるのだけど…私この人の小説、『ログ・ホライズン』先に読んだのは当たり引いたのかも。だってこれ、ほぼ会話文っ戯曲かいっ。…やっぱ読みにくいよー…。でもまあ文体はそもそもの発祥だのなんだのが噛んでいるしちゃんと(?)文章に起こしたら、物凄く長くなってるだろうなーというのはあるので仕方なかったのだろ浮うけども。
 経済学をされてた方なのかなー。かーなり苦手分野なので、経済云々政治云々を描ける人はほぼ無条件に尊敬してしまう…(苦笑)。陰謀とかもねー。って言い出したらきりがないってか私は何か書けるのかってところにいってしまうので止めとこう(爆)。
 面倒臭い理屈を織り込んでいるのにちゃんとエンターテインメントとして面白い。

2011 年 11 月 21 日 

 講談社の、パイロット版(完成本手前の状態の本)をあげるから感想送ってね、って募集に手を上げて、送ってもらった本を読んでました。
 …これ前回も貰ったのだけど、阿呆なことにうっかりと、締め切り期日を過ぎてから存在を思い出し、その前も後も図書館の本を大量に抱えていたこともあって、読まずに終わったのだよね…あれは申し訳なかった…そしてもう二度目はないかと思った。抽選から外されるかとさーっ。良かった。
 ちなみに、『赤刃』という小説。発売は年明けだそうですが、大量に人が死ぬ時代小説…(どんな説明)。気持ちのいい話ではないのに、一気に読める勢いがあって、吃驚でした。いやーな話なのですけどね?(苦笑) でも面白いか面白くないかといえば断然面白い。
 
 会社の方は、まあのんびりと。引継ぎ一ヶ月しかないし覚えることだらけ(そりゃあまだ二日目)で、色々と焦りますが、まあ。少なくとも、いい人ばかりっていうのはかなり助かる。…ってか本当に私人間関係は当たり引き続けてる…?
 よほどでなければ見放されることはないと思うので、さあがんばろう(苦笑)。
 自転車片道三十分、は、会社の開始時刻が早くないから、まあ大丈夫じゃないかなー。しんどかったらバイク買おうかとも思っていたけど。多分きついのは、雨の日と真夏。…自転車、寒いのは結構平気だよなあ。

2011 年 11 月 22 日 

 朝、自転車のチェーンが外れてどうなることかと…どうにか嵌められたけど、ずれてるのか妙な音するーっ!(泣)
 いやさあ…某自転車屋さんに持ってったときに、チェーン、まだらにのびてて締めようがないというようなこと言われたけどさー。
 そして帰宅したら、後輪がパンクして乗れずにいた自転車が消え失せていた…誰も持ち出していないから、盗まれたのだろーなー。人んちのガレージから置いてある自転車盗んでくとか、公衆の面前で派手に転げ落ちろ、とか思うねー。
 とりあえず明日交番行って、購入した自転車屋が二年以内なら割引で自転車を購入させてくれるので、半月ほど様子見て出てこなければ買うかな…今乗ってるのも相当やばいものなあ、二台ないと通勤がちょっと不安。でも、今まで二度(一度は姉の自転車だけど)盗まれて二度とも返ってきたものだから、今度も返って来ないかなーなんてことも思ってしまうのだよねえ。だってあの自転車まだまだ乗れたのに、何か、申し訳ない。
 しかし、今あるうちのどちらかが乗れなくなったらマウンテンバイク買おうかと思っていたけど、その場合、玄関にでも引き入れておいたほうがいいのか…。そう言や割合近所の友人の家では、同じくガレージ(車庫)に置いていたバイクを盗まれたのだそうな。うん、滅びろ?

 『月夜彦』…闇の話。
 うーむ、もやもやとした終わり…っていうか怖いよ! 

2011 年 11 月 23 日 

 とりあえず。
 夜の某番組(というかご当地ヒーローのあれ)にやられて、書きたい話が。そのヒーローの大ファンで、中身がお父さんって知らない子どもってなんて可愛い!(これは書きたい話と関係なく)
 使い古されたネタではあるのだけど、寄生生物とへたれ男性で、ヒーローもの書きたいなー。ご当地ヒーローの悪役やってる主人公。
 消えないうちに、とざっぱに出だしと今思いつくだけの設定をメモに打ち込んだものの、どうなるかなー…。
 そしてそういったあれこれの資料は図書館にあるのか…ネットで探した方が色々とあるだろうけど、いろんな意味で資料としてはネットはしんどいのだよねー…ちょっと調べるだけ、にはとても便利だし参考になるのだけど。面白いし。

2011 年 11 月 24 日 

 昨日…昼と夜とご飯を食べ過ぎた上に間食もしておなか痛くってあまりちゃんと眠れなかったようで、今日しんどかった…子どもか…(没)。

 『誰かが足りない』…誰か、を探す人たち。
 「誰か」を探してまっている人たちの話。偶然たまたま、同じとき同じ場所に集った人たちのそれぞれの。
 淡々と。

 そういえば昨日盗難届け出して来たのですが、交番におまわりさんが一人しかいなくて(時間帯? 人員削減? 祝日だから?)、何かある度に中断して…届け出だすだけで一時間くらいかかったよ…。
 もう少し離れたところにも交番があって、そこは場所柄、二人はいるだろうからそっち行けばよかったかなー。まさか一人とは思わなかった。

2011 年 11 月 25 日 

 友人と飲んできましたー。
 チーズフォンデュのコース+飲み放題。量はそこそこで、あれより多かったら辛かったね、と、まあ丁度いいくらいの。…あそこのお店、セピアな感じというか…バーやダイニングキッチンということになっているけど、昔っからの喫茶店でその雰囲気が残ってるとこが好き。地下にあって、ちょっと降りるのに躊躇するけど(苦笑)。
 そして実は、待ち合わせの時間まで間があったので、ロッテリアでシェイキとからっと(?)食べて飲んでました(爆)。
 あ。会社用にブランケット探そうと思ってたのに忘れてた…。

 『平安残酷物語』…奇奇怪怪な日常?
 ええと…変だしよくわからない感じの話。ある意味SFになるのかなー。この人の話久々に読んだけど、何か、印象はあまり変わらないかも。いい意味で?
 ところで地元の図書館に、同時発売のはずの本はなぜ入っていないのかがわからない…審査待ちとか何か手続き上のもの?

 そういえば(?)、また、書きたい話の話。
 姫路を舞台の話を書きたいなーというのはずっとあるのですが、そしてこのごろ関西弁の台詞も書きやすいなあ、と思ってきたのですが。
 以前ここでも書いたことがあるような気がする、連作というか短編集。「飴売り幽霊の倅」。
 異能者だのなんだのの仲介を生業にしている主人公。それだと、諸々の抱えていた短すぎたり中途半端だったりした話や設定も織り込めるなー、と。
 で、先日『陰陽師』を読み返したり、佐用町の蘆屋道満(字はあってるのか?)の塚(簡単に言えば墓)にちなんでの陰陽師コスプレ祭という謎のイベントの記事を見たりして、ぼんやりと。
 道満って、播磨出身って説があったのだよねえ。播磨は強い陰陽法師を多く輩出した、というのは道満の出身地にだったからなのかそんな土地だったから出身地説が出たのかわからないけど、そういうのもあるし。江戸時代には諸藩への防衛線との意識があったという話しも聞いたことがあるし。何だかんだで何かしら曰くありげなのに、今となっては神戸に主要を奪われていて、そこには某かのもやもやはないのか。…などと考えると、何かしらの吹き溜まりの地ということにしてしまってもいいのじゃないのかなー、という気分に。それを前提(根底?)に置いて、この話書けないかなーなんて思ったりしています。どうなるやら。

2011 年 11 月 27 日 ふうやれやれ

 …朝、家の法事に出かける準備をしていたら警察から電話が。自転車見つかったってよー、って、いやそれ嬉しいけど今かよ?! と慌てつつ、そう時間は取らないというので行って来ました。家のすぐ近所のグラウンドに。
 前輪後輪とも空気が抜けて(後輪はパンクしていたわけだけど。そして、ムシゴム取られてたための空気抜け)、泥除けカバーは歪み、前かごが潰れ、ハンドルが曲がり(これは直せそうだった)、サドルがなくなってた。…あまりに哀れな…(黙)。無事と呼べそうなのは、フレームそのものだけ。
 通報してくれた方によると、なくなったのが判った日の夜にはどうも捨てられてたようで。サドルやムシゴムという、転用可能なものを持っていったところをみると、初犯じゃないんだろーなー。どっちだったらいいというものでもないけど。どっちも…滅びろ? 呪えるものなら呪うよ。
 とりあえず、法事の後に自転車屋に寄って、保障サービスで割引購入ができるので新しい自転車を購入してきました。…さすがにあの状態で直すには、もはや自作の域だよ…。
 購入品が、一年以上経っているからか値下がりしていて何とも言えない気分に(苦笑)。割引購入分は同一品でなくてもいいということなので、同じくらいの値段でハンドルまっすぐ、を探してもらったら性能がアップした(苦笑)。
 本当、故意に物を粗末に扱う奴は滅べばいいのに。しかも他人の物を。
 
 『ジャズと落語とワン公と』…大学教授の探偵。
 大正のころ…かなあ、切れ者言語学者の大学教授とその助手の探偵譚。助手だった青年が、その大学の名誉教授になってインタヴューを受けて、という体裁。まあそれは、最後の段にしか機能していないしそこの部分は微妙な気がするけど。
 あちこちに、実在の人物の織り込みあり。

 今日図書館に行ったら、予約確保本が十二冊。…うち一冊は、返却できていない本で貸し出し枠が埋まってしまっていたので、十一冊しか借りられていないけど。
 さっき予約画面確認したらもう一冊とどいてた…読みきれるのか私これら。会社では、あまり読めそうな感じの空気じゃないし。とりあえず。…読書週間入ります(苦笑)。

2011 年 11 月 28 日 

 …新しい自転車、快適。今度こそは、長く付き合えますように…!

 『晴れ時々、生ビール』…酒飲み(?)エッセイ。
 酒飲みというか…単に、筆者(と編集者)がやたらとお酒を飲んでいるという…。楽しそうだなあ。

 『舟を編む』…辞書製作者たち。
 ある出版社の辞書部門の人たち。辞書は紙にもこだわっている、というのははじめて知った。でも考えてみれば、当たり前か。紙質が悪くて使いにくかったり読みにくかったりする辞書は、一度はうっかり買っても改訂版も買ったり他の人に薦めたり贈ったりはしないものね。
 装丁が内容とリンク。いいなー、こういうの好き。

 職場が…恐ろしいほど乾燥していて、喉が痛い。私の場所は、ヒーターとエアコンの風が直撃するので、多分、余計に…。
 みんなちょこちょことお菓子を食べているので、ひっそりとのど飴でも舐めようかと思います。ひっそりっても片端から仕事教えてもらっている最中だからあれなのだけど。でも、お茶飲んだくらいじゃ治まらない。

2011 年 11 月 29 日 

 『髑髏城の花嫁』…ゴシック・ホラー?
 英国はヴィクトリア王朝時代の、クリミア戦争帰りの叔父と姪の活劇譚。三部作の二作目だけど、このシリーズ好き。
 怪しい城に多彩な人物たち、端々に語られる歴史、ともうそれだけでうっとりだよねっていう(笑)。実在の人物と架空の人物との同居具合が、等しいわけではないのだろうけど自然で、とってつけた感が少ないのもいいなあ。
 まあ、何といっても姪っ子のメープルの闊達な性格がいいのだろうなあ。あとがきにあったような、「どうして出ないの?!」ってのはもっともだ(笑)。おかげでたっぷり出てる。
 しかし、この頃この人の本あまり出てない気がしてはいたけど…単にいつもの遅筆と思っていたら、病気かあ…。

2011 年 11 月 30 日



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