おおう…。丸二月、更新してなかったことに気付いた…。まじか、と確認しようとしたら、サイトにつながらないし…アクセスしなかったせいで契約切られたかと思った…。
そしていろいろと盛り沢山だった二月の出来事はほぼスルーで、とりあえず本読みの記録だけ…(爆)。
いやもうほんと…どうしようなー…。
『銀杏手ならい』
嫁入りしたものの子ができず離縁され、家に戻って手習い所の師匠となった萌。筆子(習いに来ている子どもたち)と師匠としての距離に悩んだり、自身の事を気に病んだり。
お江戸の話だけど、今も変わらないだろうことばかり。そして、読み終えた後の気分は決して悪くなくて、どこか心が晴れる気もする。
毛色の違った筆子たちの冒険(?)の章が微笑ましくて楽しい。
仕事行って、その後に高校が一緒だった友人たちとの忘年会でした。
で、月末月初の忙しい時期だから、ぼーっとしてうっかり家に帰りそうだ…と、靴とかばんをいつもの通勤に使っているものではないのにして、違和感で気付くだろうと準備して…携帯電話かばんに入れ忘れた…(爆)。
何のために、昨日充電したと…。
そして案の定、家に帰ると虚しく、着信してるよーと報せるべく光ってたよ携帯電話…。ていうか、ほぼ問題なくちゃんと合流できてよかったー。
猫さんと、映画の「探偵はBarにいる3」を観て来ましたー!
原作を読破している猫さんが「こんな話あった?」と言っていたけど、これは映画オリジナルの話だそうで。だから、森晶麿がノベライズしてんだよね…どうしようかなあ、これ。映画観ながら、森さんの文章ではどう表現してるんだろうとか考えちゃったよ。でも、その森さんの新刊も一冊積んでるしなあ…。
いやいや映画。
やっぱり面白かった。低体温っぽい高田とか、でもちゃっかりしてるところとか、何するのかと思ったらそんな攻略法かよ、とか。…いや高田だけ見てるわけじゃないんだけど(苦笑)。
いいなあ。四作目も作ってくれないかなー。
その後、お昼を食べてお茶もしたのだけど、昨日も会ったし席近かったからそこそこ喋ったと思うのに、喋り倒した、という感じだった。
映画の話はそれほど出なかったけど…いやでもまあちょっとは出たかな(苦笑)。
感覚の違いにうぬぬとなったり。
気に入っていた、某コーヒーチェーン店のパフェが、値段が下がって内容も下がったのにちょっとがっかりしたりもして。アイスは変わらず美味しいのだけど、プリンパフェとか、果実ごろごろ使ってるのとか好きだったのに…パフェのコーンフレークは、嫌いではないけどでもやっぱそれ主体にするのはどうかと思うんだ…。量もちょっと食べ足りない。
『ゴールデン・ブラッド』…人工血液にまつわる事件。
どこに視点を置くのか、というのは難しいよね…必ずしも、個人に寄り添うことがいいとは限らず、俯瞰だけでも足りない。何を選ぶのか、はどこにだって出てくるもので。
東海林刑事(ついでに加藤刑事も)、こちらにも出張。
今日、おそろしく眠くて、絶対早く寝る、と思ったのになんでもうこんな時間何だ…。
『ハリー・ポッターと呪いの子』…舞台劇のシナリオ。
ハリーの次男の冒険。…妹はともかく、お兄ちゃんの影が薄いのがなんだか…(苦笑)。
はじめは、どうにも噛み合っていない親子関係に欝々としている感じだったけど、タイムリープの話になって、色々と原作(?)の懐かしい場面も出てきたり。スネイプ…スネイプ先生が…。ちょっと泣くよ何これ。
ハリーの次男の物語だし、ドラコの息子の話だし、ポッター親子やマルフォイ親子の話だし、ハリーの話でもあるし、と、色々と見どころ盛りだくさん。
この舞台、見てみたいなあ。何しろ場面の切り替わりがやたらと多くて、一体どうやったんだというのが気になるし、ハーマイオニーとロンの役は、結構ふり幅あって面白そうだし。
しかしト書きの感情表現が時々妙に細かくて、それ表現できるの? っていうか脚本でそこまで指示しちゃうかー、というのは思ったり。まあそのへんは、あった方がやりやすかったりなかった方が良かったりは、好みとか合性の範疇だからなあ。しかもこれ、最終稿というわけではないだろうし、やって行ったら変わるだろうし。
『みさと町立図書館分館』
地方の町立図書館分館で契約社員として働く主人公、の、日々。
三年前に母を亡くし、父と二人暮らし。ご近所の厄介なお婆さんや、二人きりの同僚との付き合い、父に近付く女性、などなど。
図書館を舞台にした話かな、と思うとそこに重点があるわけではなく、どちらかと言えば家族の話。誰かを喪った後の事。
主人公の歳が近いこともあり、身に沁みてわかることも多いし、まだ両親は健在だけどいつかは…。
そんなこんなで読みながらぼろぼろと泣いてしまったりもしたのだけど、決して重くて暗い話ではなくて、どこかほんのりとあたたかい感じ。
『白い久遠』
私設美術館を辞めて祖父の営む質屋を手伝う主人公。主には、店に持ち込まれた物品を軸とした人間模様。
端正な物語ではあるのだけれど、キャラクター造形が地に足がつきすぎてちょっと物足りない…(苦笑)。
会社の忘年会でしたー。
全体の方は出ず、部署だけなので、まあ、気楽。
お店で、注文したはずが通っていないものがあり、催促(?)して最終的には出してもらったのだけど、会計の時にまさか二重で請求されてないよねーとレシートを見たら、まさかの。
お店が忘年会時期だからだろうけど忙しいのもあって、他にも遅かったり注文間違い(と思うけど、私が言い間違ってたりしないだろうな…)があったりしたのだけど、最後、まさかの(笑)。
ちゃんと返金してもらい、対応自体は別に悪くなかったので、また機会があれば行こうかなー。
しかし、大人数でわちゃわちゃ注文してたらわかんないよなあ…。足されてても引かれててもわかんない(苦笑)。
『ペガサスの解は虚栄か?』…シリーズ7冊目。
ウグイって、仕事ヴァージョンとプライベートとちゃんとあったんだ…。
それは措いて、調査を兼ねての懇談。人と人でない者の境がどんどん曖昧になっていく感じ。というか、分ける意味はあるのか、とかそういう。
『破壊者の翼』…戦力外捜査官シリーズ5冊目。
ドローンを使ったテロ。「自覚せよ」とは何を。
準備時間はかかるし、実際実現しようと思ったら物凄い手間だからその意味で実現は不能に近いかなとは思うけど、必要な物品はそれほど特異でもないってのが。やっぱりテロは、物理的に制限するとかよりも、精神面で起こそうと考えないように働きかける、しか防止法はない気がするなー。
それにしても、今回は無傷かと思ったら…やっぱり痛そう(苦笑)。そして、まさかの鷹!
あと、少し前に作者がツイッターでドローンの搭載量が云々と呟いていた意味が分かった(笑)。これ用に調べていた頃なのか。
『破壊の王』
第二次世界大戦前後の、細菌学者と戦争と細菌と人と。災厄をもたらすのも人だし、救いをもたらすのも人。
百貨店で働いている。休憩中に電話がかかって来て、荷物の宅配をたのまれたので受け取りに行く。「申し訳ありません」と謝ると、線の細い女性は曖昧にほほ笑んだ。
荷物を持って部署に戻る途中、エスカレーター横の椅子に座る男性を目にする。
「荷物送るんですか?」戻った先で後輩に訊かれるが、はぐらかして袋を開くと、いつものように使い古しのストッキングがいくつも丸まって入っていた。あの人たちはいるまでいるのだろうと、思った。
――という夢を見た。
不倫がばれて妻に無理心中を図られた二人を未だに見る、という。
不倫相手は「私」なのだけど、周囲にはばれていなくて職場もそのまま継続。謝ったのは、そのことも含め。とても乾いた心地で…そんな実体験ないんだけど?! なんでこんな夢見た?
いやまー、幽霊見てこんなにも乾いた心地なのかー面白いなーとは思ったけど。これ導入に連作書けそうだなとか思ったけど。
淡々と死者を見るって、どんなだろうな。
『希望が死んだ夜に』
ただ同じクラスというだけと思われた少女二人。一人が一人を殺したとして、事件を調べていって明らかになった諸々。
しばらく、語り手の刑事が好きになれずしんどかったー。もしかしてこれは語り手に添えずにもやもやしたまま終わる? いやあえて最後に覆すための伏線か、と読み続けると、いくらか変化してくれて助かった(苦笑)。組んだ所轄の人を気遣ったりある程度委ねたり、悪い人ではなさそうなんだけどなーと思っていたら、ああうん。
現在の貧困の話だったり、青春のひと時だったり。
こういう話は読んでいてしんどいけど、物語として面白いと、それだけ取り上げた問題も人目に触れることになるから…こんなものが絵空事、であるのが一番いいのだけどなあ…。
『進化する妖怪文化研究』
国際日本文化研究センターの共同研究「怪異・妖怪文化の伝統と創造―研究のさらなる飛躍に向けて」の研究成果報告書。
一人当たりの頁数が少ないので、それぞれの項目はそれほど語られてはいないけど、色々な方向から見られるんだなーというのが面白い。
『図書迷宮』
饒舌でやや冗長。作者自身が書いているように、好き嫌いが分かれる話かと。ちょっとメタ入っているし。うーん、私は残念ながらあまり。他に感想で書いている人もいたけど、西尾維新を想起。
十代の頃に読んでいたら違ったかなーとはちょっと思うけど、なんだろうなあ、途中まではそれなりに楽しんでいたのだけど(設定が敢えてだろう思い切りラノベで微妙な感じはあったものの)、メタ部分が出てきた物語の佳境部分でがんがん醒めてしまったのだよなー。
まあ、おそらく自他ともに認める感じに読者対象ではなかったということだろうなあ。
『コルヌトピア』
植物をネットワーク化し、演算処理を行わせる資源として活用している「現在」の東京が舞台。
花を咲かせるものはネットワークに組み込めない(難しい)、という部分で、つい表紙を見てしまった。なるほど確かに、背景に緑はあふれているけど色とりどりではない。裏の袖にツグミがいるのもいい感じ。
淡々と静かに、変化の分岐点が描かれているような印象。同じ世界軸で、もう何作か重ねられると面白そうな気がする。
題名、「ユートピア」を何かしら変形させてのものかと思ったら関係なかった。固有名詞(?)だった…世の中には知らない単語が多すぎる…(苦笑)。
『ウズタマ』…家族の話。
良かった。…この人の小説は、もう、よく泣かされる…(苦笑)。
主人公の「別れ」の時期が三歳というのが、ありだなと。四歳くらいなら覚えているかもしれないけど、二歳三歳くらいって、大人になった頃に一貫した記憶はほぼ残っていないらしいから、無理やりの自己記憶喪失とまでしなくても、忘れていても無理がないのだよなあ。
お母さんの扱いが厳しすぎるけど…そのあたりを思い遣るには、もう数年はかかるかなあ。こういう家族の在り方があってもいい。
表紙と裏表紙の、マフラーの色にじんわりくる。
題名も、なんだろうと思ってたら「うずらのたまご」とは。
『たゆたえども沈まず』
画家の兄・ゴッホを支える画商の弟・テオとジャポニズム流行りに乗ってパリで店を開いた日本人商人との交流。
…うーん、あまり好みではなかった。そこそこ厚みがある分、早く終わらないかとそればかり気にしてしまった…。
多々惹かれる部分はあったけど、断片を集めたようだったせいかなあ。
先日、久々に起きてもしっかりと覚えている夢を見て、久々にメモを取ったこともあって、今使ってる投稿サイトに夢の話を載せていこうかな、と思った…のだけど。
うん…知ってた。今、ほとんど書くのに時間使ってないよな…読む本積み上げすぎだよな…。
でもまあそのうち、やれたらいいなー。あまりメモを取れていないから、すぐにネタは尽きるとは思うけど、まあそこはそれ。
『誰が死んでも同じこと』
短編集か連作かと思ったら、一冊丸々の話だった。さくさくと読了。
血族が根幹を成す巨大企業の一員が殺害され、またその従兄弟も、という連続殺人。
動機に焦点を当てての新しい捜査手法を云々、という引き合いに出された従来の捜査法が密室トリックの解明だったりアリバイ崩しだったり、だったので、あれ今の警察の捜査ってそういうものかなあ、これは名探偵とか密室殺人とかがちょくちょくある世界なのかなあ、と思ったけどそのあたりは不明なまま。でもまあ、そう思って読んだ方が違和感はない感じ。
そのあたり呑み込んで、私は結構好きだったけど、好き嫌い別れそうだなー。この人の小説全体がそうなのかも。世界観で既に読者を選ぶ。
『日本怪談実話〈全〉』…明治〜昭和初めごろの実話怪談集。
いやあ、たっぷりと話数がある。たまに、有名人(作家や歌舞伎役者)の名前もちらほらと。
あと、戦争が近しい時代だったこともあって、そこに絡んだものや、もっとさかのぼって民話や昔話のようなものも。タクシーの怪談は、もうこの頃にはしっかりと定型があったんだなあ…。
そしてたまに、「幽霊の正体見たり枯れ尾花」な話も。
『京の絵草紙屋満天堂 空?の夢』
罪を負った浪人が過去に決着をつける話…かな。実のところ、その罪を本当に背負っていくほど向かい合っているとは思いづらかったけど。
読みやすいし描写もわかりやすかったけど、その読みやすさで流されてしまった部分もちょっとあったかなー。
『迷い家』
戦時下、疎開先で姿を消した妹を追って迷い家にたどり着いてしまう少年の話と、戦後東京オリンピック手前に過去に導かれ迷い家に踏み入った女性の話、の二部構成。
昔話や伝説をこうやって使うか、という面白さは堪能した…のだけど、とてもとても個人的に、しっぺい太郎に微妙に思い入れがあるせいでちょっともだもだと(苦笑)。
戦時下の「正義」と、妖になる「狂気」が上手く重ねられているなあ。
そして装丁、凄く雰囲気あるなあ…と思ったら『蟲師』の漆原さん。なるほど。
『火あぶりにされたサンタクロース』
フランスから見た(?)クリスマスの変遷というか定着とかそのあたりの(よくわかってない)。
何かちょっと思ってたのと違った…そして、訳者の本分を踏まえての発展形の「解説」の方が思ってたのに近かったっていう(苦笑)。
冒頭の、訳者曰くの「クリスマスはキリスト教最大のヒット行事(意訳込)」というのはとても納得。
『皇帝と拳銃と』…倒叙ミステリ四編。
死神めいた刑事さんがコロンボ役。がちがちに証拠を固めるというのではなく、犯人の心を折ることで半ば自白させる、という感じ。
いつもはコメディー要素に見過ごしそうになるけど、本当にきっちりとミステリを書く作者さんだと気付かされる。
『アルスラーン戦記』16巻…最終巻。
そ、そう終わるのか…。歴史物語と思ってい読んでいたら、アラビアン・ナイトだったような意外さが(苦笑)。
最後はちょっと反則だよなーある意味よくある終わり方と言えば終わり方なのだけど、反則…。
いっそこの第二部は、『創竜伝』みたいに「現在」の前段階としてあれば納得いったような気も…誰か、作者公認で現代部書いてくれないものか(笑)。
とりあえず、時間見繕って読み返したい。第一部終わりまででもいいから。(←)
『毒ガスの島』
戦時中、毒ガスの製造・実験を行っていた島で働いていた人たちに残った後遺症。1983年に出版されたものの増補版。
そもそもそれらの事実を知らず、今は兎の島として観光客が多く訪れているというのもうっすらと知っている程度。復刻でなく増補版というなら、冒頭に簡単な事実説明と、後遺症を負った人たちや国の対応がどうなったのか(何も変わってはいないだろうけどないならないでそのことを)といった、出版時から後のことも、少しでいいから書き加えてほしかった。
何も知らせず、人を使い棄てた「日本という国」は、今ものうのうと生き延びたまま。
『八丁堀のおゆう 北斎に聞いてみろ』…四作目。
今回事件の発端は、現代の美術館からの依頼。相互への説明(お江戸の人間には何故調べているのか、現代の人間にはどうやって調べがついたのか)が大変そうだなあ、と思いながら読んでいた(苦笑)。
阿栄(応為)の描きようが良くて、嬉しい。今後も出てきてくれないかな。
ただ、江戸の頃ってここまで贋作に厳しかったのかなあ…? 落款の複製となると悪質だけど、そもそもそこまでする必要もあったのかとか…私の知識が中途半端なものだから、そのへんの事情がよくわからない。模倣も海賊版もありの時代じゃないのか、と。
仕事納めでしたー。
今年は、二月ほど前に新社屋に移っただけということもあってか、それほど掃除はせずに済んだ…けど、良かったのかなと思ったりも(苦笑)。
そして明日は恒例の休日出勤ー。納まってないじゃん。
『京都烏丸御池のお祓い本舗』
リストラに遭い行きずりで就職した法律事務所は、実は探偵仕事をしていて、更に本業(?)はお祓い屋だった、という話。主人公が、無自覚の祓いの能力を持っていてスカウトされたという。
呪文が気の持ちようだというのは面白いし、キャラクターも展開もそこそこ好き…なのだけど、本当に、この作者さん…文章もうちょっとなんとか…。
文体どうこう以前に、地の文(会話文もだけど)が下手すぎるというか校正でもうちょっと手を入れた方がいいのじゃないかと…。表現の問題じゃなくて、単語の使い方が怪しいとか必要のない繰り返しが多いとかそういうレベル。
『鶏小説集』
内容はつながってないけど、『肉小説集』に続く第二弾。
今回は、舞台が繋がっているというかご近所さんで、こういうの好き。諸説自体の内容も、こっちの方が好きだな。
コンビニの話はともかく、他は特段大きな事件があるわけではないのだけど、でも案外こういった些細な一場面を後々思い出したりするだろうなあ、という日常のひととき。
最後の話、事故なり自分の意思なりで死がおとずれて、だから会うこともないということになるかと思ったけどそうではなくて、そこのところにやられたと思った。作者も想定してなさそうなところに(苦笑)。
最終仕事日でしたー。
基本的には、請求書担当の私ともう一人しかいないから、とても静か(苦笑)。
でも、たまに電話鳴るのだよねー。うっかり出そうになって慌てるのと、それとは別に(?)、なんとなく息を潜めてしまう(爆)。留守番電話機能をつけていないから、余計に何と言うか…。
ちょっと面倒だけど、これ出ないと仕事納めの日に実質何時間かタダ働きしてしまうのと、年明けに請求書まだかって電話がたくさんかかって来て面倒なのと…。
今の会社に来た初年と次の年くらいはその状況で、あまり覚えてはいないけど、今の状態の方が気分としては楽だし、まあ、休日出勤のお金も出るし(苦笑)。
『窓から見える最初のもの』
四人の視点から綴られる世界。それぞれに「不思議」はあって、それぞれに解決されるのだけど、その全てを知るとまたもう少し大きな一連のつながりが見える。
強い意外性や驚きは薄かったけど、面白かった。
ただ、題名とのつながりは私にはよくわからなかたけど…何だったんだ?
家でひたすらごろごろと本を読んで…いたいのだけど、母がおせち料理を作っているし、午後からは姉も来て手伝うしで、本を読みながら単純作業だけ手伝う感じ。
しかしおせち料理って、あと十年二十年もすれば、家庭料理の枠からは消えてしまうのじゃなかろうかとか…。もう、買うものになってしまうのではないかなあ…。私も、母が作らなければ自力で作ろうかと思うかなあ。汁物にお餅を入れるくらいで終わりそう。
ところでそういえば、先日、ふと気づいたこと。
私反抗期ってなかったかなーもしかして。それってまずくなかったっけ、と思っていたのだけど。
…いや、あったんじゃないか? 姉に対して。………おかしくないか?
なんでまた、親じゃなくて四つ離れてるだけの。どうしてそっちに向かってったんだろなー。そういうのって、そこそこあるものなんだろうか。まあそれまで、べったりお姉ちゃん子ではあったけども。
というのを何故今になって気付いたかというと、多分、「カクヨム」に投稿するために読み返してたやつで、妹の反抗期が兄に向かってるってのがあったせいだと思うのだけど…でもそれ、二人の両親はほぼいないから親代わりの兄に、ってのがあったのだけどなー。
うーん、つくづく、結局書くものって自分の中にあるものなんだなー。不思議というか、変な感じ。
そして、その「カクヨム」に今投稿している話、少しお気に入り登録してくれている人が増えて…これ、もう終わるけど、そして多分その終わりって連載打ち切りみたいな感じに受け取られる気がするけど、大丈夫かなあ…ってなってる。
私としてはもう、書きたいものはほぼ書いたから終わりだねとすんなり終わったのだけど、読者としてならこれで終わるなよ、って突っ込むと思うのだよなあ…。
『旅に出たナツメヤシ』
現在はスイスに住む方の、食べ物にまつわるあれやこれやの記憶のエッセイ。
丁寧に食を楽しまれる方だな。こういう、大らかな視点はとても好ましい。
『蒼玉の令嬢』
成り上がりの華族の少女と、親を亡くし親戚にも半ば売られた形の少女との交流…というかメインは、華族の少女のいろいろと制約のある中で何をどう選ぶか、という青春の物語だったような。
はじめ、タイトルに出てくるサファイアをめぐっての話になるのかと思ったのだけど、やや弱いキーアイテムであって、時代の流れに煩悶しながらの少女の心の揺れ動きが主。
結構面白かった。
『オークブリッジ邸の笑わない貴婦人』3巻…最終巻。
近隣の人との問題は、まあむしろなかった方が不思議なくらいで…というか、それらがないほどに隣家が離れてるのかと思ってた。お隣さんが一キロ先とか、そういう。
舞踏会の開催と、オークブリッジ邸の終焉。その後。別れは淋しいけど、「らしく」見送れたことは幸い。
…そこで流されず踏みとどまっちゃうところが凄いなーそのプロポーズはない、とか、そこらの一連の流れににやにや。オースティンの世界(笑)。
で、やっぱり気になるなー『日の名残り』。手を出すべきか…。
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