虚言帳

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2008.4

2076 年 4 月 1 日 馬鹿と言うか愚者

 そんなわけで更新。
 …いやさ。何が凄いって。家帰ってご飯食べてからずっとPCの前。しかもそれでもちょっと間に合わなかったという。いやまあ、今日は珍しく家帰ったのが遅かったのですけどね。仕事終わったのが八時半(残業三時間)でしかもその後甘いもの食べたい〜って生協寄ってましたから。でも食べてない不思議。
 何のことか判らない人はきっと、トップ頁にブックマークしてませんね?(苦笑)
 それにしても、頑張った割りにやっつけ仕事感満載なのはどうしてだろう。何か悔しい。…まあ所詮、技術がない上にセンスのない人間です。
 どれが嘘でどれが本当かは…まあ、一日ほどすれば明らかになります。←?
 しかし、あのトップで尋ねて来てくれる人が少ないのに更に減ったらどうしよう…まあどうしようもないですが。

 会社の話。
 4/1、2と二連休です。おかげで今日中に請求書発行すべく頑張りましたよー。そして(月初めに二連休取るのは「はじめて見たかもしれない」とまで言われました…ふふふ。←月末・月初に請求処理を行うため
 だって連休がほしかったんだー。何をするわけでもないけど、一日休んで次の日も会社行かなくていいってとっても貴重(土日が休みの人はきっとわからない感覚)。
 それに他の人の休み配置を変えずにというとこの日程しかほぼなかったのも本当。いや別に交代してもらってもあまり問題はなかったのだろうけどさー。
 とりあえず、休みだー! 本の整理でもしようかなあ。

 家の話。
 風呂釜(って本当に釜を使っているわけではないけど)が壊れました。正確には、前から不調でそれが極まってしまった。お陰で昨日は、やかんでお湯を沸かして顔だけ洗って体は軽く拭った程度という(没)。
 いやそれで。部品をちょろちょろと交換していくよりも、もう十年ほど使っているし、買い換えた方がいいですよと勧められ、ほぼ同じ機能のものに変えることになりました。(スイッチ一つでお湯張りをしてくれるものとあともう一つ何かしらないけど全部で三つ選択肢があったらしいけど今と同じに)
 で。今日だか明日だかに注文して、届くのは明後日。午前中に設置に来るらしいですが…それまで風呂釜動かない。
 でも無理矢理入りましたよー。頭が痒くて最低限それだけでも洗おうと。明日どこかのお風呂屋さんにでも行って来れば?と母には言われたのだけど、面倒な上にシステムのよくわからないところに一人で行くのは心細いしとにかく痒いし。
 …今日ほど、太陽光発電に感謝したことはないかもしれない。
 発電、ではないのかな。家の屋根にパネルを置いて、日照時間が長ければ沸かさなくてもお湯が出ますよ、というやつ。昨日は雨で使えなかったあれ。
 今日はちゃんとお湯が出ました。いつ効力(?)が切れるかとびくびくしながら、シャワー浴びてました。
 ああでも…湯船につかりたい。ほんのちょっとの辛抱だけどさー。
 
 天球儀式の話。
 一応頁数は決まったので、購入用紙の値段さえ決めたら金額が出せるのですが…そうか、先にそうしてしまった方がいいのか…仮にでも。
 うーん、もうしばしお待ちください。とりあえず、企画倒れのオチはほぼないと考えて良さそうです。(それでもそこはかとなく残る不安)

 あ。もしや今日は、新社会人の方々は入社日。
 わー。私ももう、あれから二年が経ったのか(しみじみ)。まさか、三ヶ月ほどでその会社を辞めて今のところにほとんど間を置かずに移ることになるとは思わなかったなあ(更にしみじみ)。
 まあそんなわけで(?)。
 案外どうとでもなるものなので、楽しむが吉ですよ。(と言いつつ新社会人がここを見てることはないだろうと思っている)

 『幽霊』…幽霊を巡る短編集。
 うわあぁ…と、一気に読んでしまった。勿体無かったかもしれない。こういうのは、一夜ごとに一篇、の方が良かったのかも。
 えっと、幽霊の話ですが、うーん、どう言えばいいのか、姿の見えない何か、という意味での(?)それ。不思議な話をまとめたもの、とただそれだけを言った方が早いのか。
 どれも物凄く雰囲気があって、「幽霊」という個体が出てきてこわい、というわけではないのですよ。「幽霊」そのものが出てくる話はあるけど、でもそれが恐ろしいというよりはそこに至ったものとか…うー、どう言えばいいのかわからない。でもあれです。障子に怪しい人影が映っていて、さてそれは実在の女か幽霊か木陰か気のせいか、という感じ。もちろん感情だか本能だかは幽霊を選択しています(笑)。
 笑うに笑えなかったのが、最後に収録されていた「ゴースト」序(そもそもこの本にまとめられているもののほとんどは本国では「Ghost」という本で出版されたもの)にあった、読者の反応。幽霊がどうやって手紙を出すのか、ポストに投函できるのか、って…そ、そういうこと言う? 本気で疑問に思っていてもあれだけど、皮肉か何かのつもりとしたら、無粋だよねえ…でも本気のような気がするから余計に…。読む側にも想像力がいる、といった言葉には、深く頷いてしまいましたよ。面白くない、と思った本を時間を経て(知識や経験やそれに伴う想像力の幅を増やして)読んだら面白かった、なんてことはよくあるし。本なんて面白くない、と言う人の中には自分の想像力のなさに気付いてないだけじゃあ、ということもしばしば…。
 訳が上手かったのか、端整な文章でした。華美ではなくさっぱりと綺麗。

 『相棒』…坂本龍馬と土方歳三が徳川慶喜暗殺未遂の犯人を探す話。
 丁度、この間読んでいた『十一番目の志士』から時間としては続くあたりから物語が始まります。長州の高杉晋作が死去して、薩長同盟は結ばれ、幕府は大政奉還を決意しようとした頃。
 敵同士、あるいは反目している同士が組む、というのはそれだけで魅力的。その一点だけでも、楽しいです。
 が…私この人の小説これいれて三冊しか読んでないけど、題材やあらすじは好きなのに実際読むといまいち…面白くないわけではないのだけど、うーん、面白い!とは言えないのだよなあ、何故か。
 増して今回は、直前に司馬遼太郎の文章を読んでいたわけで…更に言うと『幽霊』を読んだ直後に読んだものだから…文章が、どうにも引っかかるのですよね、この人。理解しにくいというか、うーん、文章が美しくないというか…何かごつごつしてる。司馬遼太郎は講談の気配がして、『幽霊』はさらさらとした心地がして。それに比べて、まったく文章に注意が払われていないというか、ただの説明というか。(…人のこと言えないのは重々承知…って、別にプロと比べなくてもいいのか…いやそれじゃあ進歩しないよなあ…)
 ついでに、牛肉を持って現れたあの人の一件は如何なものかと。生きていてほしい、とは思ってしまうけどさ。義経=チンギス・ハン説かよ、という。それに、最後のあれは蛇足じゃなかろうか。だからこの物語が語られたのですよ、というオチをつけたかったのだろうけど…いや蛇に足は要らないよ。

 『どいつもこいつも』(全三巻)を購入しました。陸自のラブコメ。
 いつだったかに誰かに一巻だけ借りて読んだのだけど、古本屋で見かけて…改めてそして最後まで読んだらちゃんと面白かった。(借りた当時は微妙、と思った)
 かなりな部分に脚色や誇張があるはず、とは思うものの…でもこの頃何故か見聞きするようになった自衛隊云々と比較すると…結構な部分で事実に近いのかもしれない、とも思ったり(笑)。
 正直絵は苦手なところがあったのだけど、慣れるとそうでもなく。キャラクターも多彩で、しかも干渉し合って面白いことに。
 読んでいて、かなり『図書館戦争』から始まるシリーズを思い出してしまった(苦笑)。うん、あれが好きな人にはお勧めかもしれない。もしかして影響受けてる?(成立はこちらの方が先)という点も多数…。偶然なのかどうかは作者のみが知っているのでしょうが。どっちも楽しい。
 (『吉祥天女』の小夜子が『六番目の小夜子』の一端だったり『お迎えです。』と「猫屋」が被ってたり、という例があるものだから本当に判断つかないー)  

2007 年 4 月 2 日 のんびりというかごろごろ

 まったり本読んでましたー。そして気付いた。…私、早く「メフィスト」(雑誌)読むべきだ。←一年分(四冊)以上溜まっている
 いやね。
 今日読んだ本、初出見たら「メフィスト」だったんですよ。つまりそれって、もっと早く読めてたってことでしょうよ…(爆)。
 そりゃあ、本にまとまってからの方が加筆修正あるし一気に読めるからいいといえばいいのだけど。でも何て言うか、雑誌買ってる意味は?!という。
 そして今月、「走無常」掲載って! 日日日もだとか。わー…ありなの?(前者はともかく後者)

 『名前探しの放課後』…三ヶ月前に戻ってしまい、三ヵ月後に自殺をする同級生を止めようとする話。
 やっぱりこの人、書くごとに上達してるよねー。相変わらず、オチは見えやすいけど…まあそれはそういうものなのでしょう。
 でもあれだ。登場人物の、人間関係というか、人間観察、違うか、考察にひやりとさせられる。私、そういうの本当に苦手(できない、という意味での)だから、感心、というのは妙だけど、崖っぷちから下を覗くような心地になってしまう。
 とにかく大好きなんですが、恒例の各作品とのつながりが。わー成長したんだー、とか(苦笑)。…でも彼らが高校生となると月子は…とか考えてしまう…ほんと、私あれをどこまで引きずるつもりか。でも本当に、その後をどこかで教えてもらえないものか。

 今日は大学時代に書きかけて放置していて今日続き書こうとしたらかけなかったやつを見切りつけて載せようと思ってたのだけど、そしてエイプリルフールで書いたやつを移そうと思っていたのだけど(あ、裏頁にあったやつだけは載せるつもりがないので読みたい方は直に連絡お願いします)、書き物してたら時間が過ぎました。
 高校生が頑張る話、という上記の小説読んでたら無性に高校生が書きたくなって書きかけだった演劇部の話をつらつらと書いてました。というか、書き直し(途中で視点を置いていた人物を変えたため)だったのだけど。
 うーんでも正直な話、私に現実感のある青春ものなんて書けやしない、と、思う。好きだから、努力だけはしますけどねー(苦笑)。  

2007 年 4 月 3 日 眠いと言うかだるい

 昨夜のこと。よっしゃお風呂ー!(←給湯設備が使えなかった)と喜んで入ったら、いつも使っているシャンプーがない。
 リンスいんシャンプーはあるのだけど、これを使うとばっさばさになるもので…でも結局見当たらず、渋々とそれを使って今朝、母にどこにあるん〜?と訊いたらば。
「あれ、古くて使ってないと思ったから捨てたで」
 ちょっ…お、おかーさーんっ! 
 そんなわけで、帰りにシャンプーを買ってきました。前はどれでも大差なかったはずなのだけど(というかどれを使っても使い続けると髪がばさばさになっていた)、年齢による変化ですかねえ。あのリンスいんシャンプーは駄目なんだ。別の種類(メーカー)はそんなに、だと思う、のだけど。
 しかしまあ結局のところ、何にどう違いがあるのかわからず、値段で決めようかどうしようかー、と棚をふらふら。違いなんてよくわからないし。下手に高いの買って合わないと厭だし。
 …一つ、気になったのがあったのですがね。椿油のシャンプー(TUBAKIではなく)。べらぼうに安くて逆にこわかったのと、何故か詰め替え用しかなくて断念しました。それにしてもわんさかあった。
 お試し、というわけではないけどシャンプーとリンスがセットのお買い得セットがあったのでそれを買ってきました結局。しかし私髪短いから、これも一体いつ使い終わるのか…。

 夕方のNHKの番組(多分関西圏のみの放送)で、「あほやねん!すきやねん!」という番組があります。(新番組なのかもしれないけどよくわからない)
 で、その宣伝が、番組のレギュラーがキャッチコピーを背負いながら画面を一人横切る(?)というもの。あ、正確にはその番組の宣伝ではなくて、番組観覧に来ませんか!というお誘い宣伝。
 そのキャッチコピーの一つに、「俺ってあほやなあって思ったとき」(うろ覚え)というのがあるのですが…そんなの毎日思ってるよ…?(爆)
 今日も今日とて、資材を入れている会社に電話しようとして、発注FAXを見ながら電話して、間違えて自社に電話したさ。何回目だ。いい加減、かけるときに見慣れた番号と気付こうよ自分。
 
 『鼓笛隊の襲来』…ちょっとした歪みのある「現実」の話。短編集。
 何と言えばいいのか…私が見たあらすじ紹介では、「ファンタジー」とあって、確かに、広義のファンタジー。雰囲気としては、純文学…? ←でも私は純文はほとんど読んでいない
 ほんの一部が、この「現実」とはずれていて、それが摩訶不思議な感じなのだけど、社会は同じように動いているし人の感情も同じ。
 表題作では台風のように描かれた「鼓笛隊」がやってくる。「鼓笛隊」は、音楽を奏でる。それに巻き込まれると、体力の続く限り「鼓笛隊」についていってしまう。大昔はお祭りのようなものだった、とも語られていたり。「覆面社員」は覆面をして別人として働くことが個人の権利として認められた社会。「象の滑り台」は、象の形をした滑り台じゃなくて、生きた象が鎖で固定されている。
 何かが大きく動くわけではなくて、少し何かが動いたその瞬間を掬い上げている、そこをたまたま目にしたような感じ。
 えーと、まったく以って参考にならない例え(?)だけれど、「世にも奇妙な物語」で映像化して不思議のない短編たちでした。

 そう言えば、昨日の「世にも奇妙な物語」観てました。このシリーズ好き。こわくて見れない、と言っていた子が高校の後輩にいましたが。こわい話ばかりでもないのだけどなあ。
 「いきいきデー」と「透き通った一日」が好きだったなあ。偶然だろうけど、これ、両方とも原作ありだった。うーん、このシリーズは原作の有無が判り辛い。そして、知っているやつが使われていると大体、よく見つけたなあ、上手い!と思う(苦笑)。
 それだけ、原作を元に造った世界と、ゼロから創った世界とが拮抗しているのだろうなあ。どちらも上手い。…まあ、全部が全部面白いわけではないのですけどね(苦笑)。好みの問題もあるし。
 精神系の話(例えば昨日の「フラッシュバック」は他者の視界や行動を追体験できるゲームで自他の境界が曖昧になる話。心理実験をしていると思ったら実は実験をしているつもりの医師が被験者だった、なんてのもあったような気がする)が多い気がするのは、出しやすいからかなあ。短編だと、全てを説明しなくてもいいし却ってそのほうがいいと気が多いし。それをやり込むと、「es」(囚人と看守を交互にやらせる心理実験の映画)のようになるのでしょう。

 ドラマと言えば。「バッテリー」、今日からで。
 野球もの(と言うかスポーツもの全般、音楽や料理もか?)で何が困るって、つぎはぎの映像…。撮影はちゃんとつながっているのだろうけど、投げた、CG、受けるところや打つところ、という…むしろその方が球が速く見えないという欠点。うーん。
 ところで私結局この原作読んでないのですが(漫画は購入中)、あそこまでコミカルなのはドラマの演出? 原作?? 
 暗い、というか、きりきりしたイメージがあったから吃驚した。そして少年たちが中学生に見えない、のは、単に私に人の年齢が認識できてないだけなのかおばちゃん現象(若い子は皆同じに見えるわー)なのか…どっちにしても厭だな(没)。

 『鼓笛隊の襲来』を読み終えて、借りている本に余裕ができたので(と言いつつさっき予約状況を確認したら数冊届いていた)、手持ち本(未読)の『<本の姫>は謳う』の二巻を手に取ったのです、が。
 …そろそろ日付を越えそうなこの時間に読み始めると、途中で寝ないとなのだよなー。それならいっそ、明日帰って来てから一気に読んだ方が…うーん。
 今日はこのままお風呂に入って寝るか、でもちょっと読みたいなあ、と迷い中だったりします。どうでもいいことでうだうだ悩む(苦笑)。

2007 年 4 月 4 日 泣きたいと言うか笑いたい

 泣くのって、そこそこ好きだったりします。
 ああ、怒られて泣くとか、悔しくって泣くとかは厭ですよもちろん。
 そういった感情の発露というよりは…いやまあ感情の影響にはなるのだけど、単純に、泣くということ。あー乾いてた目が潤ってるわー、とか思ったり(爆)。
 まあこの頃だと大体、本読んで、とか、テレビ(主にドラマ)見てて、とか。うん、そういう点では涙もろい。
 それでも外で本読んでるときは泣かないようにしてますが(一人で本読んで泣くとか傍から見たら不気味すぎる)、これ、読んでるの家でよかった…!と思った本が、少なくとも二冊あります。奇しくも、読んだ時期は近いです。中学の二年か三年のときでした(後者は確実に中三)。
 一冊が、『燃えよ剣』。もう一冊が、『銀河英雄伝説』。
 両方とも、途中までは学校で読んでいたのですが、当時は確実に一冊読み終えたら次、という読み方だったので(今は会社ではこれ読んで家でこっちをまとめて読もう、とかやってますが)、下手をしたら最後に近い部分も外で読んでいたのですよ。外れてよかったーっ、と思った。心底(苦笑)。
 …しかし泣くのって、考えるのが止まるから助かるのですよ。うん。

 『<本の姫>は謳う』二巻
 段落(?)の交互で、主人公が違うという構成。これ、片方を読んでいて途切れると次どうなったっ、とつい跳ばしてでも次を詠みたくなるのだけど、でももう片方も気になって読んで、途切れたらまた…という繰り返しが恐ろしい(笑)。それぞれのつながっている(共通している?)部分もあるから、初読でどちらかをまとめて、なんて暴挙に出たら(やる人まずいないだろうけど)…どうなるんだろう?(苦笑)
 「失ったものを憂うよりも、まだ救えるもののことを考えろ」という姫の言葉は、なんて鮮やかで懸命。

 出会いというものを考えると、ちょっと不思議になります。
 とりあえず、本に絞って(笑)。
 幼年時から読んでいたことは読んでいたけど、それなりに「たくさん読んでる」と言えるようになるのは、多分、中学生くらいで。
 色々あって、中学一年の一学期はほぼ記憶がないか学校に行っていないのですが、その、学校に行っていない期間。閑だったから、図書館に行って本を借りて来てたんですよねー。そのあたりから増えていった感じで。図書館で彷徨う書架が、児童書から一般書に移ったのも影響が大きいです。
 というわけでまあ、小学生の頃は、そうたくさん読んでいたわけでもなく。(読んでなかったわけでもない、けど)
 …その頃、これ読んでたら今頃は多分違う自分がいるだろうなー、という本を今読むと、悔しいようなもどかしいような気分に(苦笑)。
 まあ、面白いものです。

 先日、連絡の取れなかった友人。
 PCからのメール一括で受診拒否されてたよー。…数日前、そうかなーと思って携帯電話から送ろうと思っていたのだけど、忘れたり後回しにしているうちに気付けば前日という(爆)。
 うん、当の友人から、別の友人から訊いたとメールが来て思い出した!(酷ぇ)
 しかしとりあえず、無事に(?)来てくれるようなので一安心。明日は桜を観て来ます。

2007 年 4 月 5 日  馬鹿と言うか馬鹿?

 ほぼ定時で仕事を終わらせて自転車で疾走して、友人たちと姫路城の桜を観に行ってきました。
 今日になるまで、そして正確に参加メンバーが判ったのは集合時間の三十分ほど前でした(爆)。←私が発起人
 やーきれい。丁度、見頃でした。それにしても、同じような場所に生えていて散っているものと蕾がまだいっぱいあるものと、違いが不思議。日当たりの問題かなあ?
 姫路城は、桜の季節、夕方から一、二時間ほどお城の広場(?)を開放しているのですよ。もうこの数年、恒例のように観に行っています(苦笑)。何だろう、桜ってわくわくする。桜並木とか、ぼへーっと魅入ってしまう。
 そう言えばこの近辺、ニ、三日くらい前に突如花開いたような気がする。今日も、急に山桜が目につくようになったし。

 そしてご飯食べてきました〜。
 今回は誰が参加するのかが判りにくくて、ご飯食べずに帰るーと言っていた子もいたから予約せずにいたら、結局皆食べて帰ったという(笑)。適当にふらふらとお店を探して。…駅近辺、居酒屋(お酒を飲ませるのが主目的)を覗いた食べ物屋さんって、結構閉まるの早くて困る。

 その後、甘いものが食べたい、と言う友人について、ぞろぞろと移動(笑)。なかなかなくて、オチはスタバ(苦笑)。
 何か、色々話した気がする。それぞれの中学時代の話とか、今の子どもとか。子どもに関わる仕事をしている子が二人ほどいるからか、そういった流れになるのですよねー。私も、興味だけはある。今の子は片足で立つと足ぐらぐらするんだよとか、正座(?)で足を重ねて座れないんだよ、とか、スキップできないよ、とか。
 喋りすぎてちょっと喉が痛いです、今(苦笑)。

 くたくた、なのだけど、『名探偵コナン』と『HUNTER×HUNTER』と『図書館戦争』(漫画版)を購入して帰ったので、それを読もうかどうか迷い中。もう寝ようか。
 そして、SPの予約忘れて遊びに行った…今日遊んだ友人が撮っているらしいから、借りて観るよいいよ総集編だしさ…(泣)。CMから予想するに、内部事情聴取を受けながら今までを振り返る感じ? 

 明日は、父に自転車のチェーンの締め方を教えてもらって図書館に行く。…自転車のチェーン、いつ外れるかと冷や冷やした数日でした(汗)。

2007 年 4 月 6 日 寝てろと言うか起きるな

 …風邪引いた…?
 えーと。あれですかね。昨日喉が痛かったのは喋りすぎじゃなくて風邪の予兆…? だとしたら物凄く間抜けな話だ。
 熱がある気がするのだけど、あったとしても高熱じゃないだろうから、計らないでおきます。実際に熱あったりしたら、見たら今以上にしんどくなるのは必至。
 早めに寝ます、と言いたいところだけど、もうそろそろ情熱大陸終わる。今即寝たところで早くない現実。
 寝転んでても起きててもしんどいのが辛いー。でも本読んでるしネットしてるし。変なとこで意地張ってます。明日会社行きたくないなー(苦笑)。

 とりあえず、チェーン締めてもらって図書館、行ってきました。ちょっとふらふらした。

 『ひねくれアイテム』…ショート・ショート集。
 ショート・ショートは好きだけど、実のところ、単行本で読むことってあまりないです。今まで読んだのも、星新一が数冊と太田忠司が一冊、くらいじゃないかなあ。
 やたらと数が入っているからうんざりしそうなものだけど、今まで読んだのもこれも、上手いからかショート・ショート自体がそういうものなのか、とっても楽しい。気軽に読めてすぐ読み止められて、大好き。
 ブラックなものが多かったような気がするけど、単に印象づいてしまっているだけかも。「とっかえべえ」が一押し。何故だか自分でもわからないけど(苦笑)。

 『阪急電車』…阪急のある線路を走る電車に乗り合わせた人々。
 やっと読めたー。予約待ち、三十人ちょっといたものなあ、入れた時点で。まあ、本当に好きな人は買うのだろうと思うとあまり文句も言えない(苦笑)。館ごとに一冊、ならいいけど、人気だからって同じ館に複本はどうかと思うし。そのくらい待つよ。待てない、と言うなら買いなよと思う。買えないけどすぐ読みたい、っていうのは、思うけど、文句として言ってしまったらただの迷惑人だしねえ。図書館に置いてあるってだけで十分恵まれてるのに、うっかりそれを当然と思い込んでしまってませんか、という。
 閑話休題。
 ほのぼのと楽しかったです。何気ない日常なのだけど、それがさらりと面白い。日常を描く、というと純文学?と思ってしまう私ですが、この人は日常を書いても娯楽作品(純文学も娯楽…と言うか嗜好品ではあるのだけど)。
 そして、出てくる男の人は情けないところはあってもかっこいいし、女の人は、弱いところがあっても強いし。そうじゃない人がいる、というのもきちんととらまえた上でそういった人たちが出てくるから、尚のこといいのですよね。
 余談ながらこの路線、受験で一度だけ乗ったなあ。落ちましたけどね、そこ(苦笑)。作中に出てくる有名大学がそれです。ちなみに、私大学受験ではじめて、電車ってJRだけじゃないんだ、と知りました(爆)。姫路駅には山陽線の駅もあるというのに、あれもJR線と思い込んでました。…ほら、大阪にもあるけど、駅と駅の間を徒歩で移動するしかないけど同じ線のとこってあるじゃないですか。その存在を知りもしないのにそんなものだと思い込んでたのですよ…山陽線、数駅は神戸の方に行くとは思えない方向に走ってるし(そしてその逆位置までしか乗ったことがなかった)。

 あー…更新、したいのだけど気力…。
 ええと。数日前にも書いたけど、裏ページに置いていたやつは今のところサイト掲載予定はないので(掲載するとしたらかなり違うものになっていると思う)、そして限定トップにあった掌編のうち桜花のやつも、あれが最終話ということだけは変わらないけどまだしばらくは乗せる予定がないので、読みたい方はご一報ください〜。
 桜の話を書きたいなあ、と思うものの(季節柄)、どうしても「満開の桜の下には死体が埋まっている」になってしまう(苦笑)。それ、既に一回やってるからなあ。お花見も書いてるし。うーん。

2007 年 4 月 8 日 寝てると言うか停止中

 うーん、やっぱこれ風邪だー。
 回復には向かってますが(多分結局熱もほとんど出てないだろうし)、仕事してるとやっぱ悪化してる気がするなあ(苦笑)。休めないのが面倒ですね、社会人。倒れるくらいならさすがに休むけど、そこまででもなければ出ないとならないという。休みがまとめて取れないのも厳しい(私の勤務先の話)。
 とりあえず、今週末ご飯食べよー、と言っていたのは延期してくれとメールしたけど…返事ないなあ。でも行事ごともないのにご飯だけ食べに行って風邪ぶり返すのは厭だ。
 ところで、父の方が酷いです、風邪。おそらく発症(?)したのはほぼ同時期なのですがねー。まああの人の方が無茶な生活しているものな。

 『タルト・タタンの夢』…日常の謎の短編集。
 小さなフランス料理店を舞台にした、日常生活の中に紛れた謎。謎、と言うと大掛かりで、ちょっと引っかかる、くらいですかね。
 さらさらっと読めて後味もいいです。…まあ強いて難を言えば、軽すぎて強い印象も残らないとでも言いますか…。しかし基本、「いい話」「いい人達」ばかりなので、読み心地は抜群です。ソムリエ(二十代女性)の趣味が妙な短歌、というのも楽しい。

 そう言えば我が家は、風邪薬の買い置きがないです。
 医者にかかってそこで薬をもらうか、寝て治す、が基本ですからねー。中学以来もっぱら後者。考えてみれば、市販の風邪薬って飲んだことないな…?
 と言うか…常備薬とか、ないな、考えてみれば。絆創膏くらい。←薬か?

 あ。誤り報告、ありがとうございます。しかし…該当箇所が判りません…(没)。
 一応読み直したし「日本」「襲った」「襲」で検索もかけたのですが…一体どこー?!という現状。もう少しヒント(?)を頂けると助かります…すみません…。

2007 年 4 月 9 日 馬鹿と言うか馬鹿(もう一度言う)

 わー風邪ほぼ完治してんじゃんー、と思ったら。
 うっかり夕飯後にうたた寝してぶり返した。恐るべし、炬燵寝。
 …しかし今の時期、朝晩寒くて(?)、昼間暑くて(?)、体温調整が追いつかないのですが。そら体調も崩すわ。

 『エコール・ド・パリ殺人事件』…ある画商の殺人事件。
 胸をナイフで刺されていた画商が密室で死んでいた、という事件。執事さんって日本にいるの…?←どうでもいい素朴な疑問
 うーん、知ってる人には公正な推理小説、だと思う。まあ私は、推理小説を推理して読むことは少ないのですがねー(爆)。どうしても「物語」として読む。だから、犯人はなんとなく判ってもトリックはからきし、が多いという(犯人が判る気がするのは流れとして怪しさがあるから)。
 前作から一部の登場人物が継続して出ているようで、そのあたりの個性を出そうとしているのはわかる(し、ある程度成功している)のだけど…うーん、微妙。そのせいか、現実味のある世界を描き出そうとしているようでいてファンタジー、になっている。そもそも作者がそのつもりで書いているなら問題ないですが。うーん…でも私は、そのどっちつかずがちょっと苦手かも。

 明日は休み。図書館に行きたいのだけど、雨、ですか。
 とりあえず、うだうだとあったかくして過ごします。熱もないのに居座るな風邪〜。

 誤字指摘、重ね重ねありがとうございます! 確認できました。
 わー、大っぴらに間違えてるよ私(爆)。…だから誤字脱字大魔王だというのだよ…。気をつけます(汗)。

2007 年 4 月 10 日 うとうとと言うかぐっすり

 あー、図書館行こうと思ってたのにうっかり眠ってるうちに雨降りが再開してしまったので断念。体調も微妙でした。

 ようやく(?)アニメの「あまつき」を見ました。
 おーかっこいいー、原作よりは笑い要素少なくなるかやはり? …ってところであれ、十三話でどう収めるつもりなんですかね…? OPに陰陽衆いなかった気がするから、そこまでは突っ込まない? 現代の人たちもいないし…って、でもだからってどう話を持っていくのかが皆目見当つかない。期待半分恐いの半分。
 で、ついつい原作読み直したりしてました(苦笑)。うん、巻数二桁超えてないと結構気楽に読み返せる。…春の高校野球の影響で『H2』読み直したいと思っているのですが、ちょっと巻数多くてなかなか手が出ない。

 『死写室』…映画関係が舞台の推理?短編集。
 短くネタ勝負の短編集。…好みではありませんでした(爆)。

 「猫屋」を携帯電話用のメールマガジンで配信しています。
 で、その配信振り分け(短いから数回で一回分配信できるだろうと思ったら一回を200字前後にしているからか大体二桁いくのに吃驚)をしていたら、当然、文を読み直すわけですよ。…ぎゃーっ、と叫ぶものの、なるべく手直しはしていません…だってそれすると全部書き直しとか…それをやるなら、もう十年二十年経ってからにしたいような…。
 ああでもとりあえず、「セイギ」「ロクダイ」ときているのだから「アキラ」表記にはしよう、と思いました。サイトの方も変えたほうがいいのかもしれないけど…でも「彰」にも愛着があるんだ…。
 (余談ながら、それぞれの本名は「正義(まさよし)」「征(すすむ)」「彰子(あきらこ)」なもので。しかしどう考えてもロクダイのあだ名が謎ですね、ただ聞くと)

 ようやっと更新しましたー。四月一日ネタ(?)を移しただけですが。
 一本が掌編、一本が猫屋、一本が敷衍遊戯、です。敷衍遊戯は意識していたわけではなかったのに、似非中華〜と思いながら書いていたらつながってしまった。本編よりも過去の話です。
 それと別に「非日常の日常風景」の更新分は、大学生のときに見た高校の後輩の絵が元ネタ。…が、書きかけで放置しすぎたせいで、文体が再現できずほとんど当時のまま。おちてない。

 今日ふと、自分が三人いたらなー、と思いました。←割と誰でも考える妄想
 一人が小説読んで一人が漫画読んで一人が書くな!と。そして日常生活(?)においては、一人が定職について一人がバイトして一人が司書を目指す。うん、完璧!(え)
 …なんてことを考えていた自分は、人としてどうなのかなーとちょっと思わないでもない。何だその妄想の割に世界狭くて地に足がついた考え(保険証は三人で一つを使い回す)。そして本にまみれすぎだ私(おまけに記憶が共有できないと意味がない)。

2007 年 4 月 11 日 

 眠いです。昨日うっかり寝るのが遅くて(しかも布団に入るほぼ直前までPC使ってた)、朝から目がやばかったです。焦点がねー定まらないのだよー。
 ああああもう…。

 そう言えば友人からメールで、朗読に使うテキストに私の書いたもの使っていい?と訊かれ。…そのメール、着信したときにふっと目が覚めたことだけは覚えてるんだ。そして朝見たら四時て。は、早く寝ろよ…!←あまり人のこと言えない
 十分以内、という制限があるらしくて、つまりそれって八分とかそのあたりですよね? 短すぎやしないか私のだと…? と思いつつどうぞーと答えたのでした。
 頑張ってるなー、と、(何故か)浮かれた朝でした。…いや、人が頑張ってるの見てると浮かれる、よ、ね…?

 髪伸びてきたなーと、がしがしと切りました。
 わー頭が軽くなったー(大袈裟)。
 いつも、切りやすい側をうっかりと切りすぎてしまうのが困りもの。でも切りにくい側の方がやはりざかざかなんだ。
 最近の男の子に多い(?)、長めの短い髪型が好きなのですが、いざそういった髪型にしようかと思うと、中途半端に長くて鬱陶しいだろうなーとそこまで伸ばせない(え)。それに私、髪の手入れというものをほぼしないし洗い髪で寝たりするから、長いと傷みが目立つのですよねー。

2007 年 4 月 12 日 

本日の晩酌


 ケーキ、に手を出している最中に慌てて(?)撮影。…おいしそうに見えないのは撮り方が悪いのだと思う…(没)。
 ちなみに、麦茶に見えて仕方がない飲み物は、梅酒です。

 『ヴェネツィア奇譚』…ヴェネツィア紀行。
 イギリスで結婚してそこに住んでいる著者の、ヴェネツィア旅行記。観光地ガイド、ではなくて、なるべくそこでの生活を見たい、歴史物語を知ろう、といった構えのもの。…もっとも、街を歩いてその感想、という、軽く読めるものですが。
 この人、文章が綺麗。詩的と言うのか…格調高いというものではないのだけど、うーん、綺麗、の一言に尽きる。華美にならずに飾れる人、なのかなあ。
 色々と興味深かったです。
 …そうそうこれを読んで、あー『ARIA』って本当にヴェネツィア下敷きにしてるのかー、と実感しました。なるほど。

 誤字指摘…あはははは…(笑っても誤魔化せない)。
 いやすみません、ありがとうございます! うんいっそ、魔王にでもなれたらいいような気がしてきました!(どんな気だ) …ひっそりおおっぴらに訂正しておきましたー(爆)。

 えー、今から「敷衍遊戯」の更新をしようと思っているので…投げなければきっと。ようよう、もらった絵もお目にかけられます。

2007 年 4 月 13 日 

 友人と映画を観てきました。三宮で。…そこか明石しかやってる館がなかったんだ…。
面白かったです、「ぼくらと駐在さんの700日戦争」。馬鹿で笑えてちょっと考えてしんみり。
 至るところにある小ネタが楽しい。栃木の標語が毎回変わってるとか、頭取りとか、「消化」の法被とか…たくさん。「ママチャリ」ネタとか。大人気ない駐在さんとか(ネタ?)。
 しんみり、としては、あの主題歌の使い方。あそこであの歌詞来るか!と、もう、ちょっとぐっと来てしまったよ…(照)。
 それにしても、「格好いい大人」がいるというのは、なんて心強いことでしょう。大人気ない、でも大人である大人って、なんて素晴らしい。そして、子どもでいられるってのはなんて鮮やか。…まあそれは、通り過ぎてから思うことですね。当時は、毎日を過ごすのにひたすらに懸命ですよ(苦笑)。

 映画を観た後ご飯を食べて、古本屋回って、お茶をして、日帰り旅行の打ち合わせ(?)をして来ました。
 眠かったー、ばかり二人でぼやいていた覚えがありますよ(苦笑)。だ、だって、休みの日って結構遅くまで寝てるから…。

 アニメの話。
 「コードギアス」が面白い。…これ、一期の本放送は途中で録画を忘れて投げたのだけど、再放送でしっかり目論みに嵌ったわけです(苦笑)。色々とこわいですが。わ、「戦略と戦術」って台詞が出た。銀英伝思い出す!(笑)
 そして「ペルソナ」、さっき見ながら、何故かこれ、末っ子が主人公と思い込んでたなーと思い出したのでした。数回見るまで、次男だと気付かなかった(遅)。うーん、しかし何故だろう。
 あ、来週から「ホリック」始まるのかー。楽しみのような微妙なような。
 に、しても、アニメ増えましたよね…? 友人曰く、増えたわけではなくゴールデン枠がごっそり深夜に移動した、ということらしいのだけど。そうなの…?
 ドラマはどうしても(とりわけ続き物ほど)「ファンタジー」が描きにくいので、それが好きな身としては、アニメは歓迎なのですけどね。でもやっぱりどうしても、いい年して、と思ってしまう(苦笑)。

 映画、「大いなる陰謀」が気になるなあ。…基本、邦画の方が好きなのですけどねー、洋画よりも。顔の区別もつくし(おい)。
 今日久々に映画館で観て、集中力が段違いだと実感。レンタルとかテレビ放送に比べてずっとお金かかるけど、やっぱり映画館好きだなー。
 しかし「大いなる陰謀」、CMに取り上げられているあの場面。「Yes or No」の訳が「イエスかノーか」ってのはなしじゃないか…?  

2007 年 4 月 14 日 

 眠気がどうしようもない…(没)。シェスタ導入しようよシェスタ、と、埒もないことを主張してみたい(苦笑)。
 まあ、早く寝ればいいのですけど。
 
 ふふふふふ、今読んでいる本が微妙だ。うーん、本当、恋愛が中心にきてしかもそれが真面目に、となるとあまり好きじゃないなあ(ラブコメは結構好き)。

 昨日のアニメの話。
 時間枠が増えたような気がするのは、終わるのが早くなったから、というのもあるのかなあ、とふと。1クール(十三回、だっけ?)で終わるのが多いような。以前は、一回始まると長々と続いていた気がするのだけど。
 一回が短くなった分、作品数は増えるから、それで「アニメ化!」を多く見かける気がするのかなあ、と。
 以上、割とどうでもいい考察(苦笑)。

2007 年 4 月 15 日 無能と言うか使えない

 …お前それ何回目だ、という単純間違い(しかしやられたほうは大変)をしていました。
 あーもー、ほんっと使えない。

 『こころげそう』…江戸の事件もの連作。
 男五人、女四人の幼馴染がいまして。それぞれ成長して、色恋の話も出たり仕事が忙しくもなったり。あるとき、そのうちの兄妹が溺れ死んだ。…が、妹が幽霊になった。
 んー、それぞれの思うようにならない感情とかそれぞれの道を歩んでいってしまう寂しさとか、色々あるのだろうけど…しんみりするには慌しくって、それぞれを思いやるにはなんだか軽くって。典型、と言ってもいいのかも。
 「しゃばけ」シリーズは好きだけど、その他は結構微妙に感じてしまうものが多いなあ…。

 先日、日本語には罵倒する語彙が少ない、と言うのを聞きかじりまして。
 …でも日本語って、言い回しや使いどころで日常語が罵倒になるものなあ。まあどこでもそうだとは思うのだけど、「言葉そのもので罵倒する」(慣用・定型化している)よりも、「内容で罵倒する」(個々人で多種)が強い気がする。余談ながら、笑顔で皮肉、が一番堪える気がする。叱られるときも声を荒げて攻め立てるよりも諭すように言われた方が痛感するし、怒られるにしても、喚き立てられるより冷静にばっさり言われた方が厭だと思う。
 代表格は、京言葉で(笑)。

 明日は休みー。でも最寄図書館は休館日なんだ(苦笑)。
 書き直したい話があるので、それをつらつらとやってようかと思います。

2007 年 4 月 16 日 

 まったりと本を読んで過ごしてしまった…(苦笑)。と言うか、起きたら十一時前でしたー(没)。

 『失われた町』…三十年ごとに、突如として住民が消失してしまう現象の起こる、ある世界の話。
 …基本的に、この方の描く「世界」は擬似日本。よく知っているこの「日本」だと思っているとどうやら違うぞ、何か違うぞ、というのがわかる。
 皆が懸命すぎて、酷くて、でも綺麗で、ああもう…。うん、何と言えばいいのかわからない。

 『バスジャック』…短編集。
 これも、上と同じ作者。ショート・ショートあり、中篇ありの一冊。
 …ううん、何と言えばいいのか…好きだなあ、この人の紡ぐ物語と、文章。そして一貫して、「喪われるもの」と「得られるもの」を書いているような気がする。
 多分、有川浩が好きな人は結構気に入るのじゃないかなあ、この人(三崎亜記)の小説。ただ、有川さんほど直接の笑いはなくて、小説を(本を、ではなくて)読み慣れていないと、ちょっと入り込み辛いかも、という気はするけど(長編・中篇は)。

 …前から気付いてはいたけど…一人称寄りの三人称で書くことが多いのですが、地の文が、気を抜くと自己嫌悪になるんだー…。
 いやもちろん(?)、登場人物の、ですけどね。
 しかしそれが書きやすいってのは問題があるよなー、と思うのですが。思うだけ(苦笑)。

 父と、「東京カワイイ」(だっけ?)という番組を見ています。「ヒメ特集」。
 うん、あの…いいんだけどさ…そんなおしゃれ番組(笑)を見ながら、途轍もなく話が合うってどういうことだろう。理解できねー、なんじゃこりゃー、と、二人で盛り上がっています。
 わー…すっごいなー…。見るの興味あるけど、羨ましい、とかは思わないなあ。あ、でもかつらセットで服貸してくれるならちょっとやりたい(それは変装)。

2007 年 4 月 17 日 僥倖と言うより困惑

 ええと…同業者(*仕事の話)で、火事のあったところがあるようです。
 で、明日注文していた商品が入荷できない、ということで、いくらか注文が流れてきて…ばたばたしてました、夕方に。
 しかし、火事って怖いなー。取引先に連絡しないとだし、この先どうなるのかもだし、今回どうなのか判らないけど、下手したら死傷者出るし。うーむ。
 人の不幸は蜜の味、なんて言いますが…ある意味、明日は我が身。

 なんとか(?)、図書館で借りている本を読みきった(予約確保できた本が一冊と書架にある本で読みたいものは数冊ある)ので、ようやくメフィスト(文芸誌)に取り掛かっています。
 基本的に、この雑誌はほぼ読むのですが、とりあえず、連載もの→読みきり、と、掲載順に読んでいます。で、今回読みかけでして…読みきりのところにしおりが挟んであったから、連載ものは読みきったんだなと読んでいて、途中、連載小説の頁を見て、うん?これ読んだっけ?と悩んで、少し読んで読んだ読んだ、というのを繰り返していたのですが。
 何で今回こんなに迷うのかなと考えて…発売日を見たら、丸々二年前。そりゃあ…忘れもするわ。
 そして、読みかけだった号から一年間の休止期を経て順次発行(季刊誌)、となっているのですが、それでも、最新号に至るまで四冊…どんだけ貯めてた私…。
 それにしても”新生”「メフィスト」は、表紙に蓄光塗料が使ってあって、夜に寝ようと電気を消すとぼんやり光って驚かされる(苦笑)。

 今日、ふと思い立って携帯電話のメールの整理をしていました。
 さすがに容量が一杯になりつつあって…あまり、小まめに削除したりしていないもので。そもそものメール数自体が少ないから(やり取りする相手が少ない上に大半をPCで行うため)、それでも困ることはなかったのですよね。
 で、ちまちまと消していっていたら。遡ると、購入当初に設定されている説明書き(?)が残っていたのに笑った。しかしこれでようやく、使用機種の型番が判りました(爆)。
 そして…大学時代のメールが残ってた…。うわー…無性に懐かしい…教室どことか、電車何時のに乗ったとか、お昼一緒に食べないかとか…。
 戻れない欠片ってのは、どうしようもなく美化されますね。今微妙に弱ってるから、余計に(苦笑)。

 うーんー『H2』が読み返せない。…その時間があったら「メフィスト」を消化せねば…(義務?)。
 こうなったらもう、夏の甲子園まで置いといてそのとき読み返そうかな(何も読まなければいけないわけではない)。ああでも、来月発売の『おおきく振りかぶって』を読んだら、高校野球つながりでやっぱり読みたくなる気もするなあ。まあそのときはそのときか。

2007 年 4 月 18 日 

 本屋で漫画を購入して帰りました。…一冊欲しかったのがなくて、一冊迷ったけどとりあえず諦めたのもあった。
 『バッテリー』『最上の命医』『結界師』『BLOODY MONDAY』の四冊。
 …やっぱり野球つながりで『H2』が気になる『バッテリー』…(苦笑)。うーん、どうしても私、巧が好きになれないのですよね。もうちょっと年いって(それこそ中学生くらいの息子がいるような年になって)原作読んだら、印象変わるかなあと、漠然とそんな気がしているのですが。どうだろ。今回出てきた、二年生の…野々村さん(←登場人物の呼び方がうつる)、は、好きな感じですが。
 『結界師』と『BLOODY〜』は、とにかく最後まで見せてください、という…二ヶ月に一冊でもどかしいってどうだ。月刊誌でなくて良かった…て、『鋼〜』は月刊誌だなそう言えば(遠い眼)。後者は、本編が息継ぎなしな分だけ、巻末おまけが楽しみです。『結界師』は、緊迫しててもそれを壊さず小ネタが出てきてて楽しい。…て私、ひたすら笑いが好きな人みたいになってるな…あれ?
 『最上の〜』は、この間わけあり(笑)で買った雑誌で、途中の一話を読んで気になったもので。医学ものは結構気になるし、そもそも。でも『ゴッドハンド輝』はもう長すぎて…(苦笑)。まあでもサンデーは長くなる傾向があるから、これも結構巻数いきそうですけどね…。きらきらしくってうへぇ、となる部分は多々あるけど、まあ、どうでしょう。しかしこの作者、『焼きたてジャぱん』の人なのですね。まったく気付かなかった(苦笑)。

 ドラマの「パズル」、結構楽しみにしてたのだけど、とりあえず期待外れではなかったです。…踊らされてる感はあるけど、まあそれはそれ。同じアホなら、ってことで。
 ちなみに、放送開始直後の会話。
「八つ墓(村)系か?」
「ううん、トリック系」←トリックの脚本家と聞いたものだから 
「ああ…八つ墓(村)ちゃうなあれは」
 それで納得するのか父よ…(苦笑)。そしてそれで通用してしまう意思疎通って一体。
 石原さとみの二面っぷりはそれなりに。もっと上手い人はいるだろうけど、いいんじゃないかなーというところで。…でもあの設定、最低年齢32歳…そう見えない設定ってわかってても、いやいやいや!と、頭を振ってしまう(笑)。
 惜しむらくは、男子生徒三人組と時間帯(爆)。時間帯、トリックやってた時間枠のが楽しいと思うのだけどなー。あまりにも健全(?)な時間帯にやられると、何か違う気がしてしまう。
 生徒たちはねえ…結構棒読みなんだよなあ…。そしてこれは多分に私のせいだけれど、誰が誰だか。キャラづけは、これから出てくるのでしょうか。
 それにしても、洞窟に助けに行く三人を見て「基本的にいい子らやなあ」と言ったら父に、「素直と言うか単純と言うか」と返されました。ええっ(苦笑)。

2007 年 4 月 19 日 

 くたびれたーくたびれたー。
 …多分今回、私はそんなに(事自体には)責任ない、です、よ…? ←と言いつつ自信がない
 そこまで眼を配ってこそ、とでも言われたらもう仕方ないですけど。それはそれで正論。…ところで私がやってるのは営業補佐や営業事務なのでしょうか。一般事務がしたい(今頃)。
 とにかく、一生懸命空回りしてきましたよー。ああ疲れた。精神的に疲れた。

 今日観たドラマ二本。どちらも学園もの。…これ日をぶつけたの、わざと?(疑問)
 「ROOKIES」と「ごくせん」。考えてみたら、大本の設定も同じですねー。今日見た感じでは、前者のが好き。生徒がしっかりしてるから。
 学園もののドラマの主人公はやはり、先生が中心でも生徒ですよ。
 市原隼人って実はかっこいいよなあ…(失礼?)ってのは、この間「ぼくらと駐在さんの700日戦争」を見て思いました。かっこいいと言うか、顔が綺麗。

 この頃、長い話をまとめて書こう、と思いつつ…気付けば本読んでたり漫画読んでたりドラマやアニメ見てたりでまったく進まなくて…毎日書いてはいるけど、ちょっと進んでは途中放棄しているやつを読み返して直したり続き書いて、という繰り返し。進まない。
 一体どれを優先したいのだか私にもわからない…だ、誰か、何か読みたいやつとかありますか…?(訊いても)

2007 年 4 月 20 日 疲れたと言うかくたびれた

 菓子博行って来ましたー。
 のっけから入場に並ぶ人に驚いた。←友人との待ち合わせは開園(園?)三十分後だったけれどその時間より早くに横を通った
 そして、友人曰く。
「まさかこんなに人が来るとは思ってなかった」
 …って、あんなに宣伝してたじゃんよ! ひどいな何か! 何故来ないと思い込んでいたのかが私にはわからない…(苦笑)。

 中はまあ、えーっと、有料の物産展という感じで。
 パビリオン、馬鹿のように待ち時間あるのだもの…やはり休日に行くものじゃないよあれは。ゴールデンウィークなんて考えたくもない。
 日本各地のみやげ物、では色々と買い込んで来ましたが、昼過ぎくらいに行って、既に売り切れ続出でしたよー。こわいな。
 各地のみやげ物の展示や、兵庫のお菓子展だったか、入ってすぐのパビリオンには、兵庫県のお菓子が色々と。…二階町の鯛パイが気になった…そのうち購入してみようかなあ。
 たくさんのみやげ物(お菓子)は、見ていて面白かったけど流れていましたよ。ひ、人が多いのですよひたすら。人の多さに嫌気が差さなければもうちょっとくらいはちゃんと見たかったかもしれない。
 うん、友人が言っていたけど、菓子博って子ども連れてくるようなところじゃない。遊べるところ少なすぎるし展示品はまず、小さな子が見て面白いものでもないし(展示は試食が置いてあるわけでもないですからねー)。
 私としては、兵庫のお菓子展だったか何だったかの後半に展示してあった、世界の行事とお菓子と、製菓道具が楽しかった。工具とか器具とか、道具物の展示って楽しい。

 そう言えば今日、夕方にロッテリアの絶品チーズバーガー?(いい加減に固有名をきちんと覚えましょう)を食べました。気になってたんだ。
 とろけるチーズが好きな人は、多分、おいしいと思うのじゃないかなあ。…ただ値段との折り合いを考えるとちょっと微妙…(貧乏人)。しかしシンプルでした。肉とチーズを挟んだだけ。

 『PARTNER』一巻…ニューヨーク市警察殺人課の、ある男女のコンビの話。
 男女の友情は成り立つのか、よくある刑事コンビものを男女でしたい、というのがそもそもの起点のようで。さくさくと軽快。主人公が少し、度量広すぎじゃないかいと思わないでもない(苦笑)。自己評価が低いというか。
 たしかこれ、最近完結したのじゃなかったかな。持っているのは一巻だけなのですが…さてどうしよう(苦笑)。
 ちなみに、殺人課というのはアメリカの制度で日本にはありません(あとがきから察するに、アメリカでもなくなったところがあるようですが)。時々、日本が舞台の推理ものなんかで「殺人課の刑事」とあるのを見て、勘違いするよー、と苦笑してしまうことが。日本で殺人課に相当するのは、一課、ですかね?

 ところで今日、友人とちょろっとブログなんかの話になりまして。(私も含め)よく続くねえ、と言われ。
 あれですよ、書くことで楽になる人とその必要がない、あるいは書くことが負担になる、という人がいるわけで。私は洩れなく前者ですね(苦笑)。
 昔の作家が気鬱な人が多かったとか、治療の一環で日記や物語をつけるというものがあったり。まあそんなもので。
 ちなみに私は、小四の終わりから高一半ばまでほぼ毎日日記をつけていたという。うーん、記録を残すのが好きなのですよね。ただ、厳密なものは、面倒になって放棄してしまうのだけど(爆)。

2007 年 4 月 21 日 

 『医学の卵』…小学生が大学の医学部で勉強をすることになった話。
 実際にあるような話(論文の検証不十分とか上司の押し付けとか乗っ取りとか)が下敷きなんだろうなあ…と思うとちょっと沈む(苦笑)。そして主人公の途中までの行動、というか言動、というか心構え(?)は、私には責められない。私だったら、下手をしたらもっと悪い方向に持って行ったよ。
 それにしてもしみじみと、「大人」の役割って大切だなあ、と思いますよ。児童書読むと殊更に思う(これは、児童書と言っていいのか悩むところだけど)。
 反面教師や反発対象になることは難しくない(?)だろうけど、信頼されて、尚且つ甘やかしすぎない「頼れる大人」って難しそう。「子ども」だからと対するのではなくて、人生の先輩として、助言して道を指し示すような、ある種の距離を置きながら何かのときには泣き付いてきてもいいよと言ってそれを信じてもらえるような、そんな大人って…数年前から一貫して、それは理想の未来像、なのですがね(照)。現状、あまりに遠くて、児童書の中の「大人」(時には中高校生くらいだったりもする)と比べるとちょっとへこんでしまう(苦笑)。
 閑話休題。
 登場人物のひととなりも含めて、できすぎ感や類型感があるけど、うーん、でも、面白い、と思うなあ。読み止められなくて寝るのが遅くなりました。

 …そして今『ジーン・ワルツ』を読んでいるのですがね…お、お母さん出てきた…! って、あれ双子って…?
 『医学の卵』を読んでても思ったけど、この人の書く話は全部つながってて、それにちょっとわくわくする反面、疲れもする(苦笑)。だって、全部なんておぼえてるはずないのだもの。覚えてなくても支障はないのだけど、何かあったぞこれ、と引っかかる分だけ気持ち悪くって。
 年表みたいなものと、登場人物の配置は、作者の中ではちゃんとつくられているのだろうなあ。記録記事のように。

 友人と電話で話してました。…思いがけない暴露にちょっと吃驚したり(笑)。
 あれですね〜類は友を呼ぶ、友は類を持って集まる。この頃、しみじみと実感する自分がちょっと厭だ(苦笑)。えっと、それ自体は悪いことではないのですがね。
 あーしかしこの後を考えると、相変わらずこわいなあ。だだっ広い草原に、ぽつんと立ち尽くすように(by 微妙にあとり硅子)。多分それは、数割が「現状の生活が死ぬまで続けられるか」でしょう。うん、私現状には不満は山盛りだけど気に入っている部分も山ほど。言いようによっては「欲がない」ですかね? でもあれです。この場に留まり続けるには全力で走り続けなければならない(by 赤の女王)。だからこれも、過分すぎるほどの欲、なのですよね。

2007 年 4 月 22 日 

 『ジーン・ワルツ』…不妊治療医の話(?)。
 え、と、うーん…こわい、なあ…? 
 読んでいて、何がこわいか、は大体判っているのだけど、でもだからってこのこわさは何?という…こわい話じゃない、ん、ですよ? こわさはあるにはあるけど、「結局一番人が怖い」という類のこわさで。
 とりあえず、『医学の卵』と前後して読むと思わず「ぎゃー!」と叫ぶ。ううう(泣)。

 ドラマ「おせん」。
 CMを見て気になっていたのだけど、面白い…かも知れない。主人公(?)の性格が鼻につくけど、これから変わっていく、のかな。

 髪を切りたいなー、と、ふと。猿みたいに。かき上げる髪がないくらいの長さにしたいなあ、とか、ちょっと。…あれ、それってスポーツ刈り?

2007 年 4 月 23 日  うだうだと言うかぐだぐだ

 午前中出かけて午後からテレビでも見ながら何か書くかー、と思ってたら上手くいきませんでした。書くのはともかくテレビは見られない状態になってしまって、部屋に引き篭もって漫画読んで居眠りしてました(爆)。

 午前中、最寄の分館は休館日なのでそこから自転車で十分ほど遠い本館に行って本を返して借りて。
 理論社のミステリーYA!シリーズ、講談社の二匹目の泥鰌だろーと思っていたのだけど(そしてシリーズ名から察するに明らかにその通り)、先発よりも好みに合います。読み応えしっかり。姫路の図書館では児童書に分類してありますが、高校生あたりを見据えてでも中学生や早熟な子なら小学生でも、そして大人も、読んで面白い(違和感がない)やつ、がほとんどのような気がする。とにかくしっかりみっしり。講談社は、値段に対してそれはないでしょーって短かさなので。
 えーとそんなわけで(?)『午後の恐竜』『倒立する塔の殺人』『となり町戦争』を借りてきました。
 その後、古本屋に二件行って…最近行ってなかったからか、結構欲しいものが。ようやく『デコトラの夜』の一巻が…(爆)。しかしこれは、後日談のが好きだなあ。

 で、帰って来て、買ってきた本を読んでうだうだと。自室で読むと、ベッドしかほぼ居場所がないもので、うっかり眠りこける…。
 髪も午後から切ろうと思っていたのだけど、そんなでできなくて。そのうち、面倒になって止めてしまった(苦笑)。

 えーと愚痴。
 最近ようやく(?)勤務先が、会社らしい会社になろうとしているようでして(現状二昔ほど前の町工場)。…まあそうは言っても正直、以前の職が販売員(しかも実質二月ほどで実態としてはバイトと変わらない)で会社なんてものがよくわからないので、どこまでがちゃんとそのための一歩なのかどうかすら判断がつかないのですが私としては。
 そこでようやく(二度目だな)、今まで私がやらかしている失敗が問題になりまして。うん、そりゃそうだ。ペナルティ天引きされたら手取り一桁?なんてことになるかと思うほどやらかしてますから。
 でまー、説教されたのですが。…何か焦点ずれててさー…そもそも怒られるのも叱られるのも不得意なもので、ついつい反抗。そのくらい適当にやり過ごしたら、向こうは長話ばかりする人だからとりあえずそれで満足する、ってわかってるのですがね…でもだってピンボケが気になるし決め付けも多くて…心情まで断定ですか。いつの間にあなたは私になったんだ、と(いやまあ聞いた私の態度から推測してるのでしょうが)。
 そこできっちり反論できたらまだいいのだけど、単に「反省していない人」の態度で。うーあー…会社行きたくねー…。
 そもそもが私の失敗なわけで、そこは反論の余地がない上に、その説教の直後に一件、前日の失敗が明らかになりまして。あ、報告書の書式とか訊かないと(何でもいい、と言われたら書けない余計に…でもあり得る話)。
 ミスの報告を社長に上げるように、そしてそこには改善策も書くように、と言われたのですが。今までの例を振り返って、もう一人くらい事務方を増やしてもらってチェックしてもらう(でもそもそも失敗をしないことを求めるのではなくて失敗すること前提でシステムは組むものだと思うのですがね。違うのかな)か他の人雇ってもらうかしかないよなあ、というのが本音。他の仕事(搬入資材の出入金の管理とか)に変える、という案もあるようだけど、ほとんどが凡ミスだけに、そちらに移っても変わらないだろうなあ、と。二択を出されれば、会社としては他の人雇う方選ぶだろうなー。まあ、仕事やら社会人の常識やらについての教育にお金をかけてもらった覚えもないので、その点では問題ないでしょう、会社としては。他の事務の人にしわ寄せがいくのが申し訳ないですが。
 …職探し、面倒だなあ。しかも勤務期間が短いとことか前の職場どうして辞めたのとか訊かれてうまく答えられる自信がない。誰かコネー!(あったら大学卒業時に使ってる)
 まあとりあえず明日は出社します。でもこのままで失敗が減らせるとは思えない。…いまだに精神論主張するような人が多いんですよ…マジメにゼンリョクでイッショウケンメイ仕事してたらミスなんてない、て言う。たしかに緊張感がないとか慣れてきてうっかり、ってことも多々あるけど、それだけで乗り越えられるなら、多分もう既に改善してる。まあそりゃ、間違えたら死刑、なんて緊張感も気迫も持ってやってないから、そこまで求められての精神論なら頷きますけど。…あー、でもそれでもやって死体になってるかもしれない(爆)。
 基本的に、私が甘い、との自覚はあるので、上記はきっとほとんど自己弁護。さー職探しどうしよう。失敗してもいい職場…あるかッ!(ちゃぶ台返し)

 そう言えば今日、気になっていた『絶対可憐チルドレン』を立ち読みしました。
 結構面白い。眼の書き方がちょっと苦手だけど…うん、好きだなこれ。でも集めるとなると、そもそも置く場所がない上に長くなりそうだからなあ。うーん。
 関係ないけど、今日ふらっと買った四コマ漫画が好きです。毒舌の主人公(足も出る)。うーん、私もそれだけ回る頭が欲しい(苦笑)。

2007 年 4 月 25 日  眠いと言うかだるい

 なんだか妙な内容で一日飛ばしてましたね(苦笑)。いやーだって特に書くこともなかったし。語りたいこともなかったし。本も読み終わらなかったし(え)。

 まあ今のところ二者択一は突きつけてませんが(突きつけられてないる、か?)、今日一件取打ち切られちゃったよー。元は私の失敗。…悪い(?)のはこっちだけど、態度悪いったらない。電話切った後に、もっと明るい声でありがとうございますとか言ってやればよかったと思った(喧嘩売ってどうする)。
 あれですよー。電話って声だけな分、余計に愛想振り向かないと印象悪くなりがちなのですよ。…ええとそういう色々が厭で電話嫌いなのですがね私は。いやまあそれで。
 おおむね、取引先の大部分はそんなことないし、苦情のお客さんもいい人がいたりするのですよ。が、そうでない人もそりゃあいるわけでねー。発注予定時間過ぎてもFaxが来ないから電話して、じゃあ送ります、がちゃ、て。そこのセンター(?)の責任ではない(各店の発注情報吸い上げて自動でFaxを流す)のは判るし、十分二十分で電話かかってくるなんて鬱陶しいだろうなーとは思うけど、それ相手に読み取られるってどうよ? 別の人が出たときは、感じいいのですがねー何回かかけて一番出たことのある人が感じ悪い(没)。
 あ、しまった、うっかり愚痴に。

 『本からはじまる物語』…本が関連した話、をテーマにしたアンソロジー。
 色々な作家が書いているだけに、好き嫌いがあるのですが…本屋とか古本屋とか本そのものとか、とにかく本が取り挙げてあって、それだけで頬が弛んでしまった(苦笑)。
 一編一編が短いし、人によってがらりと作風が違ったりするから、ちょっとしたときに楽しめそう。
 とりわけお気に入りは、「十一月の約束」「招き猫異譚」「本屋の魔法使い」「バックヤード」「The Book Day」あたりですかねー。
 ひだまりで本を抱えてうとうとするようなアンソロジー(何)でした。

 上の本と並行して読んでいた『踊る陰陽師』、題名に惹かれて借りたけど、二編読んだ(短編集)ところで投げ出してしまった。
 だって…あまりに読み進まないのに予約溜まってるし…気乗りしない本って重荷だなあ…読書嫌いの気持ちがわかる、かも知れない(苦笑)。
 ユーモア作品とのことですが、うーん、私には理解できないユーモアだったようです。むしろ、読後感があまりよくなくて…。残念。

 今日、友人から電話がありました(電話が嫌いなのは見知らぬ人やあまり知らない人に対してで親しい人ならちょっと苦手、くらい)。
 月曜に夕飯を食べる約束をしているのにどうした?と思って出たら、約束の日、仕事で飯盒炊爨に行くことになって…と。飯盒炊爨?と思わず半笑いに。や、調理学校が勤務先の子なのですがね。受付やのに…と不満げでした(苦笑)。
 まあそれで、行けないことはないらしいけど日を前倒しにして明日は無理か、とのことだったのだけど、この頃厄介な取引が増えていてしかも明日は今日締めのタイムカードで微妙に時間が取られそうな上に二日分の伝票出して翌日休みなものだから、ちょっと無理。
 来月に回すしかないんじゃない?と言ったら、うーんと悩み、でもネタとしては飯盒炊爨行った直後が面白いよなあ、と呟き、結局そのままに。ネタって…うーん、関西人(笑)。

2007 年 4 月 26 日 こわいこわいこわいいたい

 …今朝、事務所を掃いていて木の葉が落ちてるーと思って箒で掃いたら。動いた。
 ……………どうやら蛾だったようです………。
 眼がよく見えてないことに感謝するべきか激しく後悔するべきか。…本気で迷ったともさ。
 ご、ごごごごめんよ名も知らない蛾! 放置したがその後生きてるのか?!
 …虫は嫌いだし怖い(ゾンビに対するような怖さ)があるのだけど、害を齎されたわけでもこれから齎されることもないだろうやつを殺すというのはどうにも気が引けるんだ…そしてあっさり無造作に掃いた箒があの小さな体に当たったと考えると…怖い…(保健や生物で体の内部を知らされたときにあんなものが体の中にあるのか、というのや血がどくどく流れるのを見たときに感じるような怖さ)。

 『赤ヤッケの男』…山にまつわる怪談・奇譚集。
 うーん…山登りする人には、親近感(?)あるのかな…? えーと、怖くもほっこりもあまりしなかったのは、単に私が想像力貧困なだけかもしれない。
 どうやら私は、実録怪談は微妙に技巧を使ったものはあまり好みではないような。『新耳袋』くらいばっさりと削ぎ落とすか、『怪談徒然草』くらい語り手を中心にしてくれた方が好きな模様。

 この間映画のタダ券が当たったところで、今度は別の映画でまた当たったようです。珍しい、懸賞に当たるなんて(そして父も同じのに応募していたようだけど、今日届いてないってことは当たってないな…と呟いていた)。
 前回は神戸か近くても明石まで出ないと上映している館がなかったけど、今回は近場で大丈夫なようで一安心。来月の後半くらいに、父と行って来ようかなー。…まさか、それまでに公開終わったりしない、よね…?(苦笑)

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「 タソカレハイケイ 」

 タソガレ、という言葉の由来は知っている。
 多分古典で、そうでなかったら、入学したてのときだけちょっとしゃべった金森から聞いたんだと思う。
 タソガレは「タレソカレドキ」、「誰そ彼時」。つまり、あいつは誰だと、そうきかなければいけないくらいによく見えない時間だというのが由来。ちなみに、明け方は「カワタレドキ」、「彼は誰時」。言ってることは同じなのに、ちょっとのことで区別をつけようとする。
 またそれとは別に、夕方には「オウマガトキ」、「逢う魔が時」、妖怪とか、何かよくわからないものにうっかり逢ってしまう時間だなんて呼び方もあるとか。これは確実に、あの地味な金森から聞いたハナシ。
 ――そんなこと、どうでもいいんだけど。
 そんなどうでもいいような知識、でもきっとうちの学校のではほとんどが知っているに違いない。
 この学校には、「黄昏時には逢いたい人に逢える――この世にいない人でも、というかそっちがメイン」という噂がある。しかも、「友達の友達」じゃない体験談もたくさん。
「…ったく誰よー、クジにこんなのまぜたヤツー」
 タダイマ、あたしは教室でたった一人。窓の外からは運動部のかけ声やら吹奏楽部の演奏やらが聞こえてきて、活気はあるけど遠い。多分、青春ってヤツ。ああ、暑苦しい。
 昼休みのヒマつぶし、大富豪で負けて引いた四つ折の紙には、「黄昏時を試してみる」という一文。わざと書いたような走り書きで、誰の字かはよく判らなかった。
 「黄昏時」。
 それが、この学校の公然のヒミツ、ウワサの的。方法はカンタン、ただただ、放課後の学校にいればいい。夕方、つまりは黄昏時に。ただし、必ず一人で。
 放課後っていったって部活をしてる子も先生もたくさん残ってるから、一人になれる場所ってのは案外少ない、らしい。トイレの個室にこもったけど、何しろ個室、誰か他の人が入れるわけもなくて結局誰にも会えなかった、なんて笑い話もある。
 それを考えるとあたしは、教室でぼんやり座ってるだけで目的を果たせそうなんだからついてるのかもしれない。
 ――っていったって、逢いたい死人なんていないんだけど。
 この季節、黄昏時は大体下校時間に重なる。下校時間になると校内放送がかかるから、それをケータイで中継すれば、任務完了。
 つまりは、あともうすこし、ぼーっとしてないといけないわけだ。
「あー、ひま。ねちゃおっかなー。…でも、それで誰にも気付かれなくって起きたら夜、とかヒサンよねー」
 ついついこぼれる独り言。この前なんて、うっかりテレビ相手にしゃべってて自分でひいた。一応、一人暮らしでもないのに、まだ高校生だってのに、それってどうよ。
 それにしても退屈で、本当に寝ようかな、と、ちょっと目をつぶった。
「ねー、居眠りするなら家帰った方がいいんじゃない?」
「え」
 いきなりの声に、突っ伏していた顔を上げる。電気もつけてないから、顔までははっきりとは見えないけど、制服を着た女の子だってことは判った。
 ――ちょっと待ってよ、ここまで来てやり直し? 
「いくら春だからって、こんなところで寝たら風邪引くわよ? 今の時期、朝晩は冷え込むんだから」
「…うるさい。何、あんた」
「ほらほら。それでなくたって、季節の変わり目は体調崩しやすいんだから。馬鹿なことしてないで、早くお帰りなさいな」

2007 年 4 月 27 日

 朝食:蕎麦。
 昼食:ラーメン。
 夕食:うどん。
 …何この日本麺物制覇。ちなみに、昨日の夜は揚げそば(皿うどん)でした。多分明日の朝もうどん。あ、しまった、焼きそばないじゃん!(笑)
 そして朝と夜は会社の製品という。あれ、愛社精神ある人みたいだ?(笑)←ないわけではないけど

 午前中出掛けて、午後は家でぼーっと。本返して借りて来て、漫画買ってネット購入の漫画も届いて。満喫しておりました(苦笑)。
 書きたい話あるんだけどなー、メフィスト(雑誌)止まったままなんだけどなー、と思いつつ。
 書きたい話ってのは…うんまあ、色々とあるのだけど。書きかけの諸々とか。書き出しだけの諸々とか。でもとりあえず、あと一月ほどで書けたら友人に渡したいなあ、というのが一本。無理だったら来年送りで…送っても多分書かないよなあ、という(爆)。

 『くじらの彼』…自衛官との恋愛短編集。
 やー…恋愛メインの話って苦手なはずなのですけどねー…これは好き。表題作が特に。そして、あっまいなー!とちょっと呆然とする(何)。
 図書館の本棚にあったので再読。
 ちなみに最初にこれを読んだときは『海の底』未読でした。んー、でもあれだ。最後から二篇はあまり好きじゃない…(爆)。

 『MM9』…怪獣対策をする気象庁の人たちと怪獣の攻防戦(?)。
 えっとあれです。怪獣ものの、「地球防衛軍」とかあれを、そういったのじゃなくって頭脳係(観測・調査・判断など)を気象庁の一部が行っている(天災扱い故)という設定。ちなみに、実働は自衛隊。
 結構楽しかったです(「気象庁を舐めるなあ!」はいい)。ちゃんと、怪獣に対しても理論説明してるのですよ。正確には、理論説明という体裁の結局のところ思考放棄、ではあるのですが(苦笑)。
 これ、やりやすいように設定いじって特撮にしたら面白いんじゃないかなーと途中まで思っていたのだけど、最後のオチを読んで、これ組み込むならちょっと系統違うか、やっぱり小説かなーと思ったり。
 テレビ番組の回は、ちょーっと苛立ったり(苦笑)。いやもー不信感って言うか。見る側としては「面白い作り物」でいいのだけど、でもやっぱり本当のこと、と思いやすい分だけ、加工されているというのがなー。実録、や、フィクション、というものにも共通するのだけど、いくら事実を扱っていてもそこに人の手が加わっているだけで「創作物」の範疇なんですよねー。マスコミは、それを故意にやりながらただありのままを取っている、という見せ掛けが上手いので厭になる。

 そう言えばさっき、「情熱大陸」で。
 アフリカ大陸だったかどこかで獣医をされている方の過去の話で、子どものときに海外で暮らすことになって、学校で言葉の壁でいじめにあって。
 「対抗するには勉強で勝つしかないと思って」だったか何か、そんなことを言われてまして。
 思わず吹き出した。
 だってそこで、もうこんなとこ厭だー、日本に帰る、学校になんて行かない、という発想にはならないんだなー、と。そして勝つ気満々ですね! 頼もしい。元気だ、強い。
 うんうん、そのくらいの考え方でいきたいものですよねー。

 それで思い出した(?)、硫化水素の自殺。
 あれって、周りにも被害が出るから取り上げられてるだけで、自殺数自体が殊更に増えているというわけではないのかどうかがちょっと気になる。
 だって増えてるとしたら、あれですよ。一時の気の迷い、魔が差しただけで、そこさえ乗り越えたらその先生きていけてるかもしれない人が、うっかり失敗する余地がない方法を選んだが為に亡くなってるってことじゃない?
 ドラマの「ロス・タイム・ライフ」であったけど、飛び降り自殺で病院の近くを選ぶってやつ。病院が近かったら、すぐに運び込まれて助かる可能性が高いからって。九死に一生を得たり、そうでなくても思い切れなかっただけでも、生きてくかーと思う人は結構いるのじゃないかなあ、という気がするのですよねー。
 そんな人なら即効性の強いもの選ばないんじゃ?ってのは、きっとそうでもないだろうし。練炭自殺が広まったように、死にたい、でも痛いの厭だ、ってなるんですよねー。だってさー、本当に何が何でも死ぬってんだったら、何時間か一人きりでいられる時間を狙って頭か頚動脈狙えばいいんだし。痛そうだけどねーすっごく。
 どうなんでしょうね、あれ。少なくとも、発生させる元になる洗剤の全面禁止、ってのは無理があるだろうしなあ。シンナー系の製品がなくならないみたいに。

 明日っから五連勤です。しかも間に、月末決算が入るという素晴らしさ。でもまあ、来月の3、4と6は休み続くしいいか。
 うーん、土日祝が休みの会社が羨ましいよー。…やっぱり転職か。転職なのか。…でも、地元で就職できそうなところ探すと、事務職って少ないんですよねー。販売員無理だし(色々な意味で)、配送ってペーパードライバー驀進中だし、営業厭だし(そしてこれもやっぱり無理だと)、工場は…うーん、できれば避けたい。技術職は、技術持ってないですからね! 司書と学芸員なら、ほとんど効力のない資格だけは持っているのですが…。
 まあ、明日は友人と夕飯食べるので、愚痴ったり飯盒炊爨の話聞いたり(笑)してきます。

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「うざ」
 そろそろ下校を呼びかける放送の流れる時間で、ここにいればこの女がずっと話しかけてきそうで、かばんをつかんで立ち上がる。
 最後の最後で、ついてない。
「その言葉遣いはないでしょう、女の子なのに」
「…はあ?」
 変な女。
 思わずにらんだけど、相手にしないほうがいい。とっととここを出よう。出ようと――した。
「あのねーヨウちゃん。もっと自分を大事にしてやりなさいな。自分のことを一番思いやれるのが自分なんだから。お父さん、一人になっちゃって忙しいしね」
「……え…?」
 あたしをヨウちゃんなんて呼ぶのは、一人だけ。だって、縮めるほどの長さもないし言いにくいわけでもない名前で。そのクセ、その名前を選んだ片方が、いつもそうやって呼んだ。
 思わず振り向くと、明るいのに暗い、妙に見えない教室に、ぽつんと一人が立っていた。暗くて、顔なんて判らない。だって今は。
「…あなた、だれ…?」
「さあ、誰でしょう?」
「ふざけないで!」
「言わないわよ、照れ臭い」
 楽しそうな声に、何も言えなくなった。どうして。言いたいことは、たくさんあって、それなのにどうして、何一つ声にできないの。
 きっと、生まれて生きてきた中で一番、今が悔しい。――どうして!
「ま、わたしは向こうでのんびりしてるから、お父さんには急がないでいいって言っておいてね。ヨウちゃんは、もっともっとゆっくりでいいわよー。親としては、子どもに先越されるのイヤだしね」
 ぷつりと、放送の入る前のかすかなノイズが聞こえた。
『――下校時刻になりました。校内の生徒は――』

 見回りに来た先生に追い出されたときには、すっかり夜になっていた。時間はそんなにたってないはずなのに、ずいぶん暗い。星まで、出てきていた。
 暗くなりきるとそれはそれでそれなりに、人の顔も判るから不思議だ。明るいのによく見えないあの時間は、一体何なんだろう。
 ぼんやりとバスを待っていたら、ケータイがノーテンキにカルトの新曲を歌った。
「――何?」
『どーだったー?』
「何が?」
『何がって、黄昏時じゃん、黄昏時! 何か出た?』
 実況中継をする相手は一人だけ、適当に選ぶつもりで決めてもなかったから、気になってかけてきたんだろう。明日学校でわかるってのに、せっかちだ。
 直接会ってしゃべるのとは少し違った感じで、ユキの声が聞こえる。やけにはしゃいでる。
「うん」
『やっぱり?! スゴイスゴイ、誰?』
「――お母さん」
 あ、と言って、気まずそうに黙り込んだ。うん、自分のことでもないことなんて、カンタンに忘れちゃう。でもそれは、別に悪いことじゃない。遠慮ばっかりされるのも困るし。
 なんだかちょっと、笑っちゃった。
「それが、制服着ててさ。いくらなんでも若作りにもほどがあると思わない?」
『せーふくー?』
「そ。あ、バス来たから切るね。くわしくはまた明日」
『えー!』
「じゃね、ばいばい」
 バスが来たのは本当で、話し終えたケータイをかばんに放り込む。
 あの紙を入れたのが誰だったか知らないけど、わかったらお礼くらい言おうかなと、ちょっと思った。

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 似たような感じですが、猫屋とは別物ですよー(爆)。
 連作にしたいなと思っているのですが、はてさてどうなるやら。このまま単発で終わりかもしれない。
 「黄昏背景」、というのは元々は別の話に考えていた題名なのですが(そしてそれは台本を書きたいなと思っていたのだけど)、変更。ついでに、カタカナにして濁点も一個抜いてみました。これは誤字じゃないんですよ!(汗)
 夜より黄昏時の方が見えにくいねー、というのは、一月ほど前に交わした私と友人の会話でもあります(苦笑)。それが何故なのか、は、まあ単純に順応の話だと思うのですけどね。そのあたりの考察(?)も、そのうち誰かに語らせたいのですが…あまり先を考えていないから、本当に、続くのかどうかは謎。
 …それにしてもこれ、どのくらい漢字変換していいのか、この言い回しでいいのか、というのに迷った迷った…。

2007 年 4 月 28 日 

 えへへへー。←不気味
 友人とご飯食べてたらたらと喋って帰って来ました。ちょっと気になるお店があるんだー、と入ったら、見事に辛いもの中心のお店でして…ご、ごめんよ友よ…!(汗)←辛いもの駄目
 お酒が弱いらしい友人。いつもに増してふわふわしてました(笑)。

 この間からお気に入りの『おねがい朝倉さん』。(『よろしく神田さん』を読んでからなのだけどこちらと登場人物は同じで主人公?が違う)
 うーん、やっぱり私、毒舌な神田さんが好きだ。こんな友人がいたら良さそう。うっかりずばずば言われそうでもありますが(苦笑)。裏表がありながら、これほど嫌味がないというのは貴重。でも、紹介で「仕事ができない」とあるけど…できてるんじゃないの…?
 楽しいです。

 そう言えば、久々に前の仕事先で一緒だった子からメールが来て。
 わー懐かしいー、とメールを返してました。…が、私基本、携帯電話のメールって駄目なんだ…(読むのはいいけど返すのは)。打ってる間にもらったメールの内容忘れるし打ち込むの面倒でどんどんどんどん簡略化していくという(爆)。
 この間溜まったメールの削除してて、私から送信してる分が余りに短くて思わず笑ったくらいだ。←威張るところじゃない
 うーん、これに懲りずに連絡くれるといいのだけど…それなら自分で送れば、というのがあるけど、私、雑談のメールってあまりやらないからよくわからない…。…本当に私、現代人だろうか…(苦笑)。

 「タソカレハイケイ」の次の話が思い浮かんだのだけど、時間が時間で書けず。うー、明日までちゃんともつかなこれ…。

2007 年 4 月 29 日 何と言うか…

 朝、ちょっと家出るのが遅れまして。十分弱。
 …で、始業十分くらい前には大体着いてますが(着替えが終わってからタイムカード)、ぎりぎりすぎてこわいだろ、と、必死に自転車こいでました。もう半泣き(苦笑)。
 で。
 いつも通りに着いた不思議。…私いつも、十分間どこに使ってるの…?

 うっかりサンプルを入れ替えて出荷されかかったり(誰が特定で悪いというのではなくてそれぞれが少しずつうっかり)しましたが、のほほんと仕事終えて帰って。
 帰りに、ケーキ屋(?)に寄って、ポイントで交換できるワインのミニボトルセットもらって帰って来ました。今家には、私用に梅酒一リットルパックと桂花陳酒一壜もあるというのに(爆)。
 そしてついでにと、期間限定でお得なセットを買ったら…多分それが本日最後の一セットで、他にほしい人がいたようなのだけどどうも目の前から掻っ攫って行ったらしい…。う、うーん、罪悪感持つようなものではないのだけど、近所ですぐ行けるしまだしばらくそのキャンペーン(?)やってるし今菓子博の副産物(?)でお菓子いっぱいあるし…うーん。
 ま、今更どうなるものでもないのですがねー。

 『満ち潮の夜、彼女は』…孤立してしまったある夏の学校で次々と起こる殺人。
 ゴシックホラー。…しまった、相性悪いんだそれ。それなのにゴシックホラー調の推理ものと思って読んだ。うがー!
 えーとまあ、全寮制の女子高で、生徒は事情や問題のある子がほとんど。その夏休み、数人が厳しい先生と保健医と残って生活することになっていて。そんなときに、一人が失踪、不思議な転校生がやってくる…という話。
 わたしはどうにも苦手。

 眠いです。ふらふらします。でも、こんな中途半端な時間に寝てたまるかー!

2007 年 4 月 30 日 



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