虚言帳

2004.6
最新

2004 年 6 月 1 日 年不相応

 眼科に行って来ました。
 もういい加減視力が落ちて、眼鏡を新調しなければならなかったのだけど、行く機会がなかなかなかったのです。
 だって、一番時間のある木曜休診なのだもの・・・。因みに、火曜の午後も手術割り当てで休診。
 結果はまあ、やはり下がっていて。
 面倒だなあと思いつつレンズの取り替えに行くと、取り寄せになるので待ってくれと言われました。
 しかし、そのとき店の人に言われたのが・・・「学校は?」。
 あー、これきっと多分高校指してるよなー、と思いつつ「休みです」と答えて。
 その後、大学生って言ったら「今年から?」と訊かれたよ。そんなに見えないんですか、私?
 なんだかなー。初対面の人、まず例外なく未成年と思われるのですが・・・。

 今日は一日、家でのほほんとしていました。安くて衝動買いした『金田一少年の事件簿』全巻読んだりね。
 映画の日なので、映画を見に行こうかとも思ったのだけど面倒で止めてしまったよ。
 やはり、映画を見るなら誰かと約束をしなければ駄目ですね。行っても行かなくてもいい、だとどうしても面倒さが勝ってしまう(汗)。

2004 年 6 月 2 日 総会

 きょうは、生徒総会(だったか?)でした。
 各部の使った予算とかそういったことを報告する会です。大学でまであると思ってなかったけど・・・。
 これ、全員参加というわけではないのだけど、クラスやゼミの幹事は強制参加。しかも制服着用。
 仕方ないので、行って来ました。
 しかし制服は、タイトスカート厭さに、直前までズボンをはいていて、終わったら即はきかえていました(爆)。
 
 ところで、「踊る大捜査線」のDVDが届きました。去年の夏にやった映画のやつ〜。
 まだ見てないのですが、楽しみ。
 ・・・しかし、ネットで申し込みをした後、二種類あると知りました。なんていうか・・・ぼってるよね・・・。  

2004 年 6 月 3 日 限界に挑戦(鞄の)

 ちょっと鞄の限界に挑戦。やりたくてやったわけではなくて。

 や。今日は、講義一時間しか入れてないんですよ。
 で、荷物軽いから〜とうっかり貸す漫画やら返す漫画やら図書館に返す本やら詰め込んでえらいことになりました。
 多分、二十冊近くは入っていたんじゃないかと・・・文庫から大判まで、実に賑やかでした。
 この際自分の肩に掛かる負担は措いておくとして(どうせ肩こらないし)、本気で鞄が大丈夫か心配でした(爆)。
 滅多なことでは穴が空いたりしないだろうとは思ったのだけど。さすがにあれはどうかと思うよ。うん。
 あれを床に置いたら、間違いなく鈍い音がしたと思います(笑)。人殴り殺せたよ、多分。

 そんな荷物を抱えつつ、三宮で昼食べて、さすがに古本屋に行くのは諦めて、途中本屋と眼鏡屋に寄って帰ってきました。
 何か、時間はあったのに何してたんだろうって日でした(爆)。
 部屋の掃除もなあ・・・今日、床にうっすらと埃が積もっていてびびりました。そこまで・・・?(没)

2004 年 6 月 4 日 日本語ってわからない

 「適当」と「いい加減」って言葉がありますよね。
 意味も字義も似たり寄ったり(場合によっては同じ)ですね。
 そしてこれ、両方とも、元々の意味から離れてっていうかほぼ逆の意味になってるんですよね。
 「いい加減にしろ」だとまだ意味は通るのですよ。
 「いい加減にしろ」→「ほどほどにしとけ」→「それ以上やるな」ってことで。
 どうしてそんな変遷をしたのかはなんとなくわかる気もするけど・・・でもやっぱり面白いなあと思います。

 だからひょっとして、昔だと「適当にやってね」って結構大変なことだったのかなあ。
 今だと、「ふうん、適当でいいんやー」てなりますが。 

2004 年 6 月 5 日  ういるす

 な、なんか、今日になって突然、ウイルスメールが五通も来たのですが・・・ここのところなかったのに。
 うち四通が、ほとんど懸賞用にしか使っていない、受信専用の転送アドレス。だから多分、感染しているのは友人連中やサイト関係ではないと思うのだけど。
 しかししかし。
 そのうちの更に四通(同一アドレスが三、サイト公開アドレスが一)が、受信エラーのリターンメールってどうなんでしょう。
 えーっと、これは。
 添付されていたメールが全く知らないアドレス宛になっていて(開けたのではなくソースで確認。でも、ソース見ても感染するならもうしてる・・・一応後で、ウイルス検索したけど)。。
 えーっと?
 これは、果たして感染した誰かから送られてきたのか、私のPCからウイルスメールを送って宛先不在で返ってきたのか。
 前者なら腹は立つけど(多分どこかの会社かスパムメール関係だろうから余計に)、まだいい。
 ・・・後者だったら、誰かにウイルスメールを送りつけてるってことで。それは厭すぎる。

 だけどウイルス検索しても引っかからなかったしなー。どうなのだろう。

2004 年 6 月 6 日 今日の色々

 『13歳のハローワーク』
 一時話題になった、村上龍著のあれです。
 母に頼まれて借りて、そろそろ返すけどだったら目を通しておこうと思ってぱらぱらとめくっています。
 興味・感心のキーワードに分けて職業を紹介しているのですが・・・何か、ずれてる気がするのは気のせい・・・?
 とりあえず一番引っかかったのは、「虫が好き」の項で「害虫駆除」があったことかなあ。
 それって、虫が「平気」な人が就く仕事ではあっても「好き」な人じゃない気がする・・・。
 うーん、どうなんだろうこの本。でももう13歳じゃないしなあ、私は(笑)。

 「らいとすたっふ所属作家の著作物の二次利用に関する規定」
 そういうの、規定しているところやっぱり増えてますね。
 まあ、それまでが無法地帯だったというかおおらかだったというか。今もおおらかと言えばおおらかですがね。
 個人的にはまあいいんじゃないかと思うけど、会社としては微妙なところですよね。二次利用の製作物から入って売り上げが伸びることもあれば、偏ったイメージが付くこともあるだろうし。
 そういったところで力を磨いている人が作家や漫画化として活躍、ということもあるだろうし。
 ええととりあえず、今回挙げたいのはそういったのとは関係なくて。
 FAQのところで、サイン会で撮った作家さんの写真をアップしていもいいですか、という問いかけがあったんですよ。で、それに「……勘弁してください。」という返答があったこと。
 一瞬、本人が書いたんじゃないよねこれ、と考えてしまって(笑)。
 「駄目」なんじゃなくて(実際には、肖像権侵害で駄目なんだろうけど)、感覚なのがちょっといいなと。

 「新撰組!」
 ようやく、放送時に見れました。この一月近く、母がバレーボールを見るので、後でビデオ見てたんですよ。
 で、今日見てて。
 捨助いる! なんかまたごねてる! (笑)
 近藤勇の幼なじみ(という設定)の人なのですが。やー、びっくりした。
 江戸出立のとき騙されて置き去られて、それっきり忘れてたのに(笑)。
 ところで、沖田総司の月代[ツキサヤ]は、どこかに記録があったのかなあ。似合ってない気がするし、ドラマの中でも似合ってないって言われてたのですが。
 それとも、江戸出立のときのエピソード(もう子供じゃないんだから一緒に行きます、というので月代を剃った)を重視してあれになったのだろうか。
 あまり写真とか気にしないからわからない〜。
 似合わないと言えば、芹沢鴨が、隊服の浅黄色がものっ凄く似合ってないと思うのです。・・・それって、佐藤浩市があの色似合わないってこと??

 「言葉」
 バイト先で、「〜って知ってる?」と訊かれた言葉があります。
 なんでも、『ホムンクルス』という漫画に出ていたとかで、だからきっと錬金術関係なのだろうけど。
 知らなかったから、調べようと思ったら、家に帰ったらなんて言葉だったか忘れちゃったよ・・・!
 五分で・・・五分も覚えてられないのか、私の頭は。
 あう。

2004 年 6 月 8 日 「座敷」

「おーい。おい、ねえって。なあ。聞こえてんだろ?」
 短く立った髪に、尖った輪郭。
 もっと鋭い印象を与えてもよさそうなものなのに、何故か、それはない。むしろ、日溜まりを思わせる。
 そんな少年は、天窓からだけ陽の射し込む、地下の座敷牢の格子に寄りかかって立っていた。
「まったくさあ、いつもいつも無視してくれちゃって。一人だけだとテンポずれるもんなのか?」
 まだ返事はなく、少年は、「ちぇっ」と呟いた。
「いいじゃん、悠々自適の生活。働かなくったって生きていける。いいねえ、羨ましいよ」
「それなら替わろうか?」
 静かな。
 凛とした声に、少年は背筋を伸ばした。
 そうして、笑顔になる。
「やっと、声が聞けた」
「・・・囚われる身が羨ましいと言うならば、いつでも替わってやる。その気になったら来い」
「もう少しだから」
 にこりと笑う。いや。ずっと、笑っている。
「多分あと少しだから、それまで、待ってて」
「何を・・・?」
 いつまで待っても背を向けたままだが、訝しげな牢の住人に、少年は、見えもしないのに手をひらひらと振った。
「また来るよ」

 まるで、一切の未練などないような声で。
 少女は、思わず、振り返りそうになった。それを必死で、自制する。
 ただ、去っていく足音を聴いた。
「・・・何を」
 すっかり、足音が消え去ってから呟く。
 少女がこの牢に閉じ込められて、それはもう、気が遠くなるほどの年月が経つ。
 騙されて。
 人と関わるなと、あれほど言われたのに。
 そんな甘さ故に、囚われた。
 そして少女は、この家に富をもたらした――らしい。だからこそ、彼らは彼女を捕らえている。
 少年が少女の元を訪れたのは、まだ彼が幼い頃だった。
 早くに亡くした母を求めていた少年は、少女を見て、必死に近付いてきた。
 きっと、母の面影を見たのだろう。
 そして今も――少年は、少女を訪ねる。
 一言も口を利かない日もあるというのに、よく来るものだと、少女は思う。
 そして――
「何を待てばいいのだろう」
 
 また、信じ始めていることに。あるいは、裏切られ、囚われてからもずっと、信じたいと思っていたことに、少女は気付いていなかった。

 家の当主が死に、牢が開け放たれるのは、まだ、もう少し先の話――

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 久々に抽象文〜。
 やー、やっぱ楽しいですね! かっちり細かな描写をするより、ずっと好きみたいです。
 何かそれって、一歩間違えれば詩人だよ?と思わないでもないですが。や、別に詩人だとどうだというわけではなくてね。
 今回の題材は、多分判るだろうけれど「座敷童」ということで。 
 そしてこの後少年は、一挙に没落して底辺生活して、でも飄々と人生渡り歩いていって欲しい(希望)。

 ところで今日、ハードがそろそろたまってきたのでCDに焼き付けたいなー、とファイル整理をしていました。
 が。
 ・・・思っていた以上に、650MBって大きいですねー。
 焼き付けたい諸々(画像・テキスト限定)、今のところ、総計で百いってるかいってないか・・・。
 意外ー。画像って、重いと思ってたなー。

 あ。
 ところで余談ですが、多分今週中に、今月いっぱいくらいの限定アップをすると思います。
 なんだかんだ言って結局、ってとこで。  

2004 年 6 月 9 日 弱音吐きます

 弱音。
 @弱々しい声音。力のない物言い。
 A意気地のない言葉。
 この場合はAで。
 ・・・と言っても、「意気地」の意味が今度は不明になってくるのですが。
 ――意気地。物事をやり抜こうとする気力。心の張り。

 以上、『広辞苑 第六版』(岩波書店)から。

 ネットでこうやって書くようになって、今まで以上に辞書を引くようになった気がします。いい傾向だ。
 違うこと書いて、それが本当だと思われると困りますからね。
 時々見掛ける「永遠」という単語が、明らかに文脈から見て「延々」の意味だったとき、それは言葉遊びなのか、本当に間違えているのか判らないとか。響きが似てるから、間違えというのも有りです。
 そんな偉そうなこと言って、誤字脱字、意味間違いてんこ盛りですが。

 さてそして。
 この時期、厭なことに、気付くと就職活動の話をしてるんですよね。
 就職関係のサイトを除いて、企業のサイトを見るに、どうにも四年の始めには動き出さなければ前期は無理と考えていいという状況。まずスタートラインに立てないんです、そのくらいに申し込みをしないと。
 後期(九月くらい)もあるわけだけど――どうなのだろう。
 そんなわけで、何か別の話をしていても気付くと。
 これはあれだ。勉強しなきゃだけどやる気ないよ――っていう、試験二週間前くらいに似てます。

 そして今日、ある司書さんのインタビュー記事を読んで。
 ・・・どうしよう。
 正直なところ、司書になれるなんてまず思っていませんでした。募集人数が少ないのに希望者は多い、というのは前々から知っていたことなので。
 それでも司書資格を取ろうとしているのは、まかり間違ってその難関を突破することができるかも知れないし、知識の幅は(例え浅くても)広い方がいい、と思ったからです。
 だけど本当に。
 今まで、本当に今朝まで、一般の就職活動をして、司書募集のあるところがあればそれも受けてみるつもりでいました。
 甘過ぎそれ。少なくとも確実に、司書にはなれない。
 公務員の採用結果というのは、企業よりも遅いらしいのです。
 そして、司書は、地方公務員ということもですが、司書枠での採用よりも、公務員として採用して、その後割り振られる(つまり、なれるとは限らない)というところも多いのだとか。・・・姫路市、まだ調べてませんが・・・。
 それなら、始めからどっちかに絞った方がいいのか。
 でも、就きたい仕事というのは強いて挙げれば司書。
 さあ。どうしよう?

 宝籤が当たる並に淡い期待としては、どこか出版社が拾ってくれないかなーというものもありました。
 それは本当に、「実は今の両親が本当の両親じゃなくて、本当の両親がお金持ちで悠々自適の生活が!」並の現実逃避です。
 でもそれも、粉々に打ち砕かれまして。
 凄く凄く好きなサイトで、そこの管理人さんの書く小説は大好きで、「話」に対してもよく考えている人で。
 でも作家にはならないんだなー・・・と。
 それに、本が好きでそこそこ読んでるから。いくらなんでも、面白い話と面白くない話は判ります。
 ・・・だから書くのを止めるということは、まずないのだけど。
 それだけは多分、ないのだけど。


 話は変わりますが、今日、すうっと冷えた話。あ、怪奇譚ではないです。
 図書館に行ったんです。試験のために読みたい小説があって。
 でも書架にはなくて、今貸し出し中かなと、検索用のパソコンで調べてみたんです。
 ありました。貸し出し中。予約も二名。
 仕方ない、じゃあ別のでやるかと思って、ふと画面を見直してみたところ。
 今いる館には、ないんです。置いているのは、分館。
 え?
 だってその本は、数年前にここの図書館の書架を散策して見つけた、初めて読んだ、今や大好きな作家の本なのです。
 何ソレ?
 それと、もう一つ別のことにも気付いて、また冷えました。
 その作者の、デビュー作がない。
 確かに最近、書架で見掛けないと思った。
 でも人気のある作家だから、きっと誰かが借りててたまたま見てないんだろうと。よくあることだから。
 それなのに、検索結果のどこにもない。前は、確かに検索して出て来てたのに?
 廃棄された――というのも、考えました。
 だけど、前述の通り人気のある作家。よほどぼろぼろにならないと、それはないんじゃないか。修復不可能なくらいに。
 ――紛失した?
 それが、誰かのちょっとした失敗で、本を壊してしまったとかなくしてしまったという紛失なら、まだいい。良くないけど、まだいい。
 誰かが、盗ったのだったら。凄く厭です。
 あの図書館は、持ち出そうと思えば簡単です。書架でひょいと鞄にでも入れてしまえば、多分誰にも判らない。CDショップにあるような装置も、ありません。
 でも、そうじゃなかったら。
 何か、とてつもなく厭です。
 それは、理屈じゃなくって漠然とした感情です。本の寿命として考えるなら、壊れるよりもずっといいのかも知れないけど。
 ただのマイナス思考なら、いいのだけど。
 でも、事実を知りようがないから、自分の中の結論はそれなんだろうな。

 やたらと暗くて長い文の後ですが、お知らせを一つ。
 exciteでプログを借りました。興味があれば、どうぞ探してみてください。
 登録していたメールアドレスのアカウントでの登録となってしまったので、「来条恵夢」でも「めぐむ」でもありません。
 歴史関係や中国文関係を載せて行くつもりでいます。
 ヒントは、漢字二文字(アカウントは全てローマ字の小文字ですが)で、「虚言帳から」の中の題に使った単語です。・・・隠しページ扱いですね(笑)。

<追記>
 上で、端的に自作について書いていますが、一切合切自作が嫌いというわけではなりません。
 少し自己陶酔が入るような話ですが、「これは面白い?」と思うところやものもあります。
 そうでなければ、こんなところで公開してはいませんからね・・・いくらなんでも。

2004 年 6 月 11 日 うーむ。

 ええと、一つ弁解させてください。
 昨日日記書かなかったのは、別に、落ち込んでるの引きずってたとか、文章書くと何書くかわからない状態だったとかじゃないんです。
 単純に・・・眠かったのと、いい加減目が限界だったのと。
 正直、今も目がもうやばいのですが。一体視力いくらくらいだろう、今。

 今日は、学校でバイトをしてきました。
 今、学校で購入した絵画などの美術品の展示をしているのです。大体、一学期に一回やってます。
 で、その監視員。展示品に異常がないか、困った事態にならないかというのを見ている人です。
 時給は安くておまけに三時間だけだけど、その三時間。
 丸々本読んでてもいいような状況がかなり嬉しかったです・・・!
 や。まあ、今日は初めてで、本読んでていいとは思わなかったものだから、通学中に読んでたほとんど読み終わりのものしかなくて、二時間ほどはぼーっとするか寝てるかだったのですが。
 普通の監視員はそんな子としてちゃ駄目なのですがね。
 何分、人が来ないもので・・・。賭けてもいいけど、学生の半分近くは存在自体知らないに違いない。
 今日、三時間の間に来たのは、午後からの監視員が、始まるまでの時間つぶしに来ただけという。
 ありがたい臨時収入です。
 いやはや。

 話は変わりますが、臨時ページ。
 友人三人(中学時代の部活仲間)にも批評・感想を頼んでいるのですが、結局人目に曝[さら]してみました。
 どんなことでもいいので、感じたことなど、送ってもらえると助かります。
 ちょっと長いですがね・・・。モニタで見るのはかなりきついと思われます(滅)。

 この頃思うこと。
 しばらく、長編は書けない気がする。
 ショート・ショート並のものならそう気にはならないのだけど、どうにも、話の組立が無茶苦茶になってきているようです。
 ・・・とかいって、こうやって書いた次の日になおってたってのもありで・・・そういうのが多いのは何故だろう。

2004 年 6 月 12 日 李白のこととか

 講義で李白の「月下独酌」という詩をやって、「あ、あの話是だな」と思いました。
 「あの話」=「花の宴」。「卯月朔日」のときに、題候補に挙がったけど感じが違って別の話を書こうとおいていたものです。
 「月下独酌」に、月と影と酒を飲むという情景があるのです。
 淋しいけれども絵的にきれいー。
 それで「桜の咲く世界」を書こうと思って、ぼんやりと考えていました。
 どうしようかなー、こう持ってきたらああなるから、と考えるのは楽しい。実際に書き出すと、一気に書き上げるならいいけど段々文章が気に食わなくなってくるのですがね(爆)。
 そこでふと主気付いて、「月に呼ばれて」を読み返していました。
 結末、どうしたか忘れたもので。(載せる直前に最後の方を変えた)
 またそのうち、書きたいと思います。短くさっくりと。

 ところで今朝、夢を見ました。それがなんとも血生臭い夢で。
 あ。今回は、私自身はどこか斜め上のようなところで見ていました(なんやそれ)。映画や芝居の観客のような。
 学校で、生徒が首を切り落とされて殺される連続殺人があって。そこで、エレベーターのようなところで犯人に向かって、得々と証拠を語るのです。
 するとさくりと、首を切り落とされました。
 ――ええ? あの子、主人公じゃなかったん?! ・・・と、本気でその瞬間に思いました(笑)。
 そしてその後は、犯人の方を中心に見ていたような。もうあまり覚えていませんが。
 なにかもう、起きて改めて夢の感じを思うに、西尾維新(メフィスト賞受賞でデビューした作家)の世界・・・。覚えている印象でも、登場人物たちが、西尾維新の小説の挿し絵を描いている人のようだったような。
 ・・・えっと。
 こんな夢見るなんて、心荒んでそうで厭だなー(爆)。

 ところで今。
 ・・・誰か、携帯電話を持っていなくてもいい仕事を斡旋してください・・・!
 やだよもう、就職活動とかその他諸々のために携帯電話契約するの。

 

2004 年 6 月 13 日 毎週恒例のあれ。

 「戦う勘定方」って何ーっ?!(笑)

 物凄くツボでした。
 大河ドラマの「新撰組!」での話。
 弱いのだけど、計算能力を買われて隊士採用となった人(名前忘れた・・・汗)が、出陣に際して。
「私は勘定方として雇われたのですが(あれ、正確に覚えてないや)」
「戦う勘定方として採用したんだよ」
 ・・・えと、かなり記憶おぼろですが(まだ一時間くらいしか経ってないのに)。大筋は間違ってないと思います。
 こういうの好きだけど。大河ドラマとしては、反発買うのかなあ。

 ところで突然ですが、「小説(でなくてもいいけど)読みたい期間」に突入しました。
 それで今、とりあえず、友人から借りて手をつけていなかった本を読んでいます。・・・それも新撰組関連ってのがちょっと笑えるのだけど・・・。
 あとは、買ったのに読んでないやつなんかを読んでいけたらいいなと思っています。図書館に走る前に。
 そうは言っても、卒論資料を兼ねて、中国書の、まずは訳本から読んでいくのが先かとも思っているのですが。今ならまだ余裕あるから、直接関係あるところ以外も読めるだろうし。
 あー・・・本だけ読んで暮らしてたい(無理)。   

2004 年 6 月 15 日 最近の

 ・・・ええっとあの。
 「ちょっと驚いたことでも」と打とうとしたのですよ。打ち間違えて出て来たのが、「てょ」。
 それに気付いた瞬間、一人突っ伏しました。
 何それ?! どう打ったんだ私!?
 「t」を打ったのはほぼ確実なのだけど・・・その後何を? あとアルファベット二個、謎です。

 さて話を戻しまして(別に戻さなくってもいいけど)。

 この間、学校でフリーソフトを落とそうとして、当然のように圧縮してあったから、圧縮ソフトも落としたんですよ。
 ところが。
 lzhの圧縮・解答ソフトがlzhで圧縮してあってどうしろと・・・。
 それがないからこのソフト落としたんじゃーッと。思いましたよ。吃驚した。
 もうやる気なくして、学校でフリーソフト使うのは諦めました。いいよ、家でやるよ(没)。

 そしてついさっきのこと。
 父が、自分で天気予報で「注意報の出ている地域・・・」だったか何か言っていたテレビのチャンネルを変えた瞬間に、「どこが?」と。
 いやあの。
 それが、変えたのが私だとか、他の人ならいいよ。
 自分で変えて自分で訊くってどうなんだ。
 その後すぐに、チャンネルを元に戻していました(笑)。

2004 年 6 月 16 日 Web拍手〜

 昨日の中トップのコメントは100%私信でした。やー、ネタも尽きてたし日記読んでるか判らなかったしメールも如何なものかと思い。
 しかし、いつ次に来てくれるのか判らない、と気付いたのは、書き直した後のこと。すぐに見てくれてよかった(笑)。

 そこで「普通は名乗らないから誰か判らないだろう」というようなことを友人が書いていたのだけど、余所様の様子を見るに、以外にハンドルネームやら何やら書いている人は多いような感じです。
 まあそんなものなのかな〜。
 よく投稿(?)する人だったら、判ってて欲しいと思うものでしょうかね? 私は微妙に思います(微妙にて・・・)。

 実は、送信(?)後に表示される文章が五種類あるのだけど、気付いた方はいかばかりか。
 今のところ、「あっ、違う」と言ってくれたのは一名様のみです(笑)。

 今日、卒論資料の収集を開始しました。
 資料がやたら多そうだというのが一つ、途中で厭になってもまだ引き返せる時間がある、というのがもう一つ。
 前向きなのか後ろ向きなのか(笑)。
 しかしまあ本当に。
 コピーを取るだけならまだいいけど。あれを全部読むんだなー。そして傾向とか見ていくんだなー・・・と思うと。
 楽しみではありますが、気が重いのも確か。
 世の中って、矛盾に満ちている(笑)。

2004 年 6 月 18 日 食堂の不思議

 友人が、学食で「麻婆丼」をたのんでいました。
 がしかし。
 出て来た代物は、確かに麻婆丼のように見えるのだけど・・・明らかに、トマトの味が・・・具体的に言うなら、ミートソースの味が・・・。
 友人と二人、「どうよこれは」という視線を交わすことしきり(笑)。
 いやそりゃ、色は似てるよ。挽肉は入ってるよ。・・・でもさあ。
 「ソースと豆腐とご飯が分離してる」が友人の評。
 トマトソースとご飯、合わないわけではないと思うけど・・・調理法にもよるし、そこに豆腐ってのもどうだろうと思う一品。

 私の通う大学の学食は、近頃メニューを増やしたり手を加えていたりしているようですが・・・味もなんとかしようよ、と思います。
 因みに私は、基本的にお弁当を作ってもらっていて(感謝!)、そうでなかったら、食堂は高いのでコンビニかマクド(マクドナルド)です。・・・しかし、その二つが敷地内にあるってどうなんだろう。
 
 ところで、今日も学校で監視員のバイトをしてきました。
 そしてそれが終わって、事務所のようなところでバイト代をもらっていたときに、交代で入るはずの人たちが到着していました(二人)。
 ・・・それってさー。明らかに遅刻だよね。
 しかもそれで謝るでもなく。その上に、事務所(?)と展示場は階が違うのだけど、そこに急ぐでもなく。そういや、事務所(?)に来る途中のときも見掛けたけど、そのときも急いでなかったな。
 なんていうか。
 欠片でもいいから責任感くらい持てば? と、つい言いたくなるような。
 とりあえず、そういう人とは縁がないといいなと思います。多分それ、社会生活してたら無理なんだろうけど。

 まあ、気分の悪い話は措いて。

 バイトを、せめて明日が一時間目からとか予習がいるやつとかじゃなかったらもうちょっと残ったのに――などと思いつつ帰ってきてからのこと。
 一通のメールが来てました。
 添付ファイル付きで一瞬警戒したけど、見覚えのある送り主と件名を見て。
 このサイト――というか、来条の文を読んでくれている人で。以前、掲示板で、「(個人で楽しむために)豆本を造りました」という報告をしてくださった方でした。
 そのときに、「できればどんなものか見せて欲しい」と無理を言ったのだけど、デジカメがないから実現しなかったのです。
 それを、わざわざご友人から借りて撮って送ってくれたのでした。
 写真に写っていて豆本がきれいで、それも嬉しかった(そんなきれいな中に自分の書いたものが収まっているというのがなんとも嬉しい)のだけど、そこまでして送ってくれたというのも嬉しくって。
 ありがとうございますというのは、何度言っても足りないくらいです。
 こんなところでなんですが。
 時実月夜さん、本当にありがとうございます。

2004 年 6 月 19 日  あ!

 去年とっていた、中国文学の講義のプリントをなくしてしまったようです。無くしたというか、捨ててはいないはずだから所在不明。
 別段、卒論や今受けている講義やには支障ないのだけど、好きな講義だっただけに・・・。どこにやったんだろう。
 exciteのプログで、自訳を載せていこうと思っていたこともあり、ちょっとへこむ。
 て。
 あ!!
 ・・・あった。ありました。そうだよ、もうファイル一杯だからって、移したんだ。
 友人達からもらったイラストを納めたファイルの中に、ちゃんと収まっていました。特別扱いも困りものだねという話。・・・って、違うから。

 ところで話は変わりますが、バイトのときの話。
 夏ということで、冷やし中華、冷麺がメニューに出て来ています。そしてたれが、ゴマとしょうゆがあります。
 だから、冷やし中華を注文されると、どっちがいいかも一緒に訊きます。
 そして以前。
「ゴマはたれとしょうゆがありますが・・・(あ!)」
 正しくは、「たれはゴマとしょうゆがありますが(略)」ですね。そんな、「あつはなつい」みたいな言い間違い。
 そしてそれを、昨日もやりかけたのですよね。
 なんとか、「ゴマ・・・(あ!)・・・としょうゆがありますが(略)」と乗り切り(?)ましたが。
 よく、ひっくり返った言い間違いをするんですよね。
 まあ、今までの最強は、中学生時の「わらいののろ人形」でしょうか。正しくは、「呪いの藁人形」。

 あ、そうそうそれと。

 今日の配布分で、メールマガジンの「台風の目」は終了です。
 あとは、掌編を三本と、号外でやっているキャラクター投票の結果を参考にした掌編を何本か(未定)で、完了とする予定です。
 来週から送る分の掌編は、二本が日記で書いていた分なので、ひょっとしたら見られた方もいらっしゃるかも知れないですが・・・。
 そして、何本書くか未定の掌編。
 これはもう、投票の結果次第で。最悪は投票者無しでお流れ(その場合、三本の掌編を発送した時点で終了)、最高(あるいはやはり最悪)は、投票されたキャラクター全部の話を書く・・・。
 さーてどうなるかなー。

2004 年 6 月 20 日 台風襲来?

 うにゃー。
 台風ですよ、台風。明日直撃なんだとか。・・・やーめーてー。
 三年くらい前までなら、呑気に、「警報出ないかなー」なんて思ったと思うのですが。大学って事情が違うよ(泣)。
 暴風警報のみらしいです、認められるの。
 そして休みになったらなったで、試験前の予備日(というのがあるのです)に休みになった分の講義やるし。
 一番厭なのが、大雨の中行ってみたら、先生が休んで休講とかね。
 やーだーなー。

 今日だったかに見た新聞記事によると、例年通りに高気圧があれば、台風は中国大陸に行っていたのだとか。日本を直撃はしなかったのですね。
 ・・・ちょっと恨めしいよ、高気圧・・・。

 明日はどっちだ?!(激しく違う) 

2004 年 6 月 21 日 来襲、台風

 てことで。
 やってきましたね。上陸ですね。警報出たね・・・ッ!

 あー。
 これできっと、試験直前に月曜の講義があるんだろうと思うと気が重い。二つはともかく、二時間目と五時間目はほぼ確実にやるだろうしなあ・・・。
 あう。

 しかしまあ、あれだけ風の凄かった中学校行ってた方がよかったのかというとそれはまた別ですしね。
 近所に住む、同じ大学に通っている子は学校行って、「本日休講」との立て看板を見て帰ってきたらしいですが・・・学校のガイドブック(?)に載ってるのにわざわざ・・・。

 それにしても、物凄く被害が出てそうで怖いですね。ああ、でもまだ、農作物はこれからだからましかな? そうでもないのか?
 姫路は――っていうか我が家の近辺は、例によって、被害らしい被害もありませんでした。
 本当に、警報が出てても「えぇ?」と疑いたくなるほど被害は少ないところですからね。いいことなのですが。
 今日も、夕方には、きれいに晴れていました。夕日で赤くなる少し前くらい。

 臨時休日となった今日は、漫画を読みつつ寝てました(爆)。
 もうちょっとくらい、有意義に時間を使いたいものです・・・。  

2004 年 6 月 22 日 つらつら思う

 来条の書くものって、題が中身と離れてる気がする・・・。

 本文を書き終えた後で題を付けたものはそうでもないと思うのだけど、先につけたものが激しく。
 例)「台風の目」「深紅に浮かぶ月」
 来条の中でのイメージが同じところから来ていると言えば来ているのだけど・・・本文中での関連、一切無いよなー・・・。
 前々からわかってはいたのだけど、近頃改めて気付きました。
 ・・・いいのかなー、それ。
 話を書き終えてから、関連のないことに気付いて変えようとするのだけど、もう来条の中でそれで定着しているものだから、他に浮かばないのですよね。浮かんだところで、違和感がある。
 うーんー。
 題未定、で書いていくのが無難なのかなあ。
 因みに、掌編はほとんどが、後で題を付けています。そうやって考えると、先に題を決めている方が少ないのですがね。
 
 ところで、書くか書かないかはまだ決めていない(しかし多分書く)のだけど、徐々に形のできつつある話があります。
 仮題が、「不死心中」。・・・すっごく、読む気の起こらない題(爆)。
 これは、そのものと言えばそのもので、外れてると言えば外れている題です。なんとか、他の題を思いついておかないと、書き出したときにもこれだと、まず間違いなく定着してしまう(笑)。

 題名で、自分で良かったと思いつつ、他の人にも誉められたのは「月夜の猫屋」ですかね。
 ・・・始めはこれ、友人達とやっていたTRPGのあるキャラクターのハンドルネームだったのですがね(苦笑)。あの頃は、インターネット出始めの頃でしたか。まだ、パソコン通信が(一部で)幅を利かせていた頃?

 話は変わりますが、今日は、幹事会なるものに出席してきました。
 学校の制度やら設備やらについての意見を言い合う会。それなりに意見は反映してくれるらしく、少し意外でした。
 最初は「どうするよ」ってな堅い空気で早く帰りたかったのだけど、進むうちにいくらか和んで。まあまあ良かったです。軽食に出たプリン、おいしかったし(笑)。
 学校も――っていうか先生も、大変だなと思ったのでした。

2004 年 6 月 23 日  本を借りるあて

 今日、友人と図書館(室)の話で、少し盛り上がりました。
 発端は何だったか。「耳を澄ませば」をその友人が最近見て、それで、「ああいう貸し出し券(本の後ろに紙のポケットがあって、そこに入っている貸し出しカードに記入して、カードを出して本を借りる)って今無いよな」ってことだったと思います。
 ああいうのがあれば、本の趣味が似たような人が探せるのになー、と言っていて。プライバシーがどうとかで無しになったのでしょう。手続きが面倒というのもあるのかな。

 私は、小・中学校があんな感じだった気がする。
 高校も昔はそれだったようで、古いカードが残っていると、名前とクラスが書かれていたのを思い出したり。

 ところで小学校、「代本版」というものがありました。
 図書室で本を読むとき、その木の板を本のあった場所に代わりに置いておくのです。
 それを言ったら、友人もあったとのこと。姫路と金川、離れてても同じことしてたんだー、と少し面白かったです。

 以前、本を借りようとしたら、初老くらいの方が初めて来たらしく、「カードがいるんか」と言ったのを聞いて、思わず「何を言ってるんだこの人は」というかおをして振り返ってしまったことがありました。
 なんとも厭な反応だと、すぐに気付いたのですがね・・・時間を戻せるわけもなく。多分、見られてしまったでしょう。
 うー。申し訳ないな・・・。

 ってか切実に、家に書庫が欲しい・・・図書室でもいいから・・・。
 あちこちにばらけてあったり、全く動かさず埃が積もっていて読めるかも怪しい本が・・・なんともなあ。
 我が家にはそこそこ本がありますが、「〜の本ある?」と訊いて、「あー、どっかにある」と返ってきた場合、まず読める状態ではないという・・・(没)。
 ほとんど物置と化している部屋が三部屋ほどあるから、なんとかしたい、とは思うのだけどなあ。    

2004 年 6 月 24 日  メモを取る

 今日、ある漫画(題を忘れた)を読んでいて思い浮かんだ話。

 物質は、安定しているように見えて、実は不安定だ。だから、そこをつついてやれば簡単に揺らぐ。
 ゆらいだものは、自在に姿を変えられる。
 ものを揺らぎやすくするには、それに、誰の意識の向いていないときを狙えばいい。
 誰の意識も向いていないとき、それは安定していない。見る者がいなければ、ある種存在しないのと変わらない。

 ――っていう、そのゆらがせるのを仕事にしている話。
 とりあえず考えているのは二人で、一人は正攻法で、揺らがせる対象に執着を持つ人がいればそれを晴らさせて、探偵やカウンセラーじみたこともしたり。もう一人は、執着者そのものがいなければいいのだからと、殺人も辞さない。
 この二人を敵対させるか、ただの同業者にするか、友人にするか親友にするかと考えています。
 あとは、主人公として(?)女子高生出るかなー(お約束)、とか。あ、現代物です。
 揺らがせる人(なんて名称にしよう。ゆらがせ屋はそのまますぎるし語呂が悪い・・・)は、杖のような棒を持っています。
 で、この人は、見ることでものに干渉することはないのです。
 観察者のジレンマか何かで、観察対象を観察することで結果に影響がでてしまう、というのがあったと思うけど、それがない人なのです。
 そうして、杖のような棒を持っているのです。
  
「ねえ。その棒、何? それがないとこの魔法って使えないの?」
「岩をのけるときに、そのまま持ち上げることができても、板と支点にできる石があれば簡単だろう?」

 ゆらがせて別のものに変える、というのは、ちょっとした魔法ですね。
 何せ、読んだ漫画に賢者の石が出てましたから(笑)。
 ハリーポッターに始まって、何かと有名になってますが、実存するなら是非欲しいです(笑)。
 錬金術って、ちょっと面白いのだよねー。えぐい話も多いですが。でもまあ、今の科学・医学の基礎でもありますしね。
 今、漫画に出てくるもの、ということに絡めて錬金術について簡単に書いたムックがでています。
 簡単すぎてあれだけども、詳しくないので、ちょっと欲しい。しかし、あれにあの値段を出すのはちょっとなあ・・・。出版社には悪いけど、いつかどこかで縁があったら、ということになりそうです。

 いつか書いてみたいな――って、もうそういうのが片手じゃ足りないほどたまっているので、無視か、さもなければ短編ということになるのでしょう。

 

2004 年 6 月 25 日  雨の中で

 うっかり、家を出るときに「雨このまま止むかなー」などと思ってしまい、傘を持たずに学校に行った大馬鹿者です。
 しっかり濡れて帰りましたとも。乾かす間がなくて、バイト先で髪が濡れてて気持ち悪かったさ(すぐ乾いたけど)。
 ・・・だって、一日中雨なんて知らなかったんだよ。

 今日は午後から、四時間目に講義があるだけの日でした。
 はっきり言って、講義受けてる時間よりも、電車に乗って移動している時間の方が長いのだけど・・・。自転車に乗ってる時間だけ考えても、講義時間の三分の二ほど(爆)。

 いやまあそれで。
 家を出るとき、丁度小降りになっていたのですよ。そうして、夜くらいには止むらしいと聞いたように思っていたものだから。ついうっかり。
 こういう読み違い(勘違い)は、一年以内で覚えている限り、もう一回やった覚えがあります。きっと、実際にはもっとやってるんだろう。
 いやー、あははははははははははは。

 だけど、雨の中自転車で走るのって結構好きです。
 荷物はビニール袋に入れて、がっちり(でもない)防御。
 「雨に濡れる」というのは、中学生時から何やら楽しそう、と思っていたものです(笑)。でも、歩いてるとそれって難しいじゃないですか。荷物が濡れるから。かといって、雨が降っている中散歩に行くのも面倒で。
 高校に入って自転車通学になると、途端に好機が。
 自転車って、荷物はかごに入れたり荷台に括ったりだから、そこさえ気をつければ、自分は濡れてもいいわけで。
 台風の中、合羽を着ずに自転車で走っていたこともあります(笑)。これも学校帰りの話(間違えて警報が出ていたのに行った)。
 とりあえずそれで風邪をひいたことはないけれど、そのうち頭は禿げるかも知れないやね・・・(没)。

 そんな憧れを持つ理由に考えられるのは、一冊の本。
 『かさをささないシランさん』という絵本で、書かれたのは外国の方、訳は谷川俊太郎さん。
 進研ゼミの本の紹介で見て、読んで。
 物語は、凄く単純なのだけど、ひねくれているんです。ある程度知識がついてから読むと(私が読んだときにはその状態だったと思うけど)、ただの、よくある寓話にしか思えないけど。
 価値観の違い、というやつなのかな。
 「ビッグ・オー」というアニメ(絵本で同名のものがあるけれど、それではありません)で、「雨の日に傘をささない人がいてもいい」という台詞があります。
 それの出典はこれなのかな、違うのかな、というのが少し気になるところ。どうでもいいと言えばどうでもいい、のですが。

2004 年 6 月 26 日 思いつきの魔法少女

 ふと思い浮かんだ話。
 現代で、魔法使いの少女の話。
 だけど恥ずかしくって、本当は呪文を唱えたりなんてしたくなくて。
 早口が得意で、怒濤の如く呪文を唱えるという。

「(呪文略←そして早口)!」
「言い直し。効いてない」
「嘘、どうしてよっ!? ちゃんと言ったわよあたし!」
「『は』が言い切れてない」
「細かッ! ・・・っていうかあなた誰よ?!」

 どーんーなー話やー(笑)。

 魔女っ子ものって、「サリーちゃん」と「あっこちゃん」くらいですか、覚えてるの。
 どんななんだろうー。
 「ファウスト」の、西尾維新の連載が気になるところ。魔女っ子ものなのだそうです。しかし、あの作者だと完全に明るいものではあるまい(笑)。    

2004 年 6 月 27 日 迫り来る、「やつ」

 今日、バイトから帰ったら、図書館から連絡があった(予約していた本が届いた)と言われて、「・・・何だっけ?」と悩んでしまいました(爆)。
 とりあえず今、二冊予約中。二冊とも、既に十数件予約が入っていたから、もうちょっと先になるだろうな・・・そしてその頃には忘れてるんじゃないかと思います。
 近所の図書館だったので、行ってみると『ゲド戦記』の外伝でした。そういや、そんなのも・・・。

 近頃の読書状況。
 今日、『屍鬼』を読み終えました。上下巻で、ほぼ二週間かかりました。・・・まあ、それだけかかった主な原因は、分厚くって学校に持っていくのがきつい、というところにあったのだけど。
 そしてこれ、読みが「シキ」なものだから、「今シキ読んでるー」と言った後で、「あ、小野不由美ので、シカバネオニって書くんやけどな」と注釈を入れます(笑)。じゃないと、脳内変換(少なくとも私の中では)『史記』なので。
 で、他に今借りているのは、
 ・いつか、ふたりは二匹(ミステリーランド/西澤保彦)
 ・百万の手(畠中恵)
 ・MAZE(恩田陸)
 ・ゲド戦記外伝(ル=グウィン)
 あとは読みかけの手持ち文庫(薄いから荷物の多いときの読み本)が、
 ・我らは怪しい探検隊(椎名誠)
 それと・・・文芸誌の「メフィスト」も、まだ読みかけ・・・多分、あれで京極夏彦の短編を読むよりも先にそれを収録した新刊が出るんだろう・・・(爆)。

 『いつか〜』は、講談社の「ミステリーランド」のシリーズ。このシリーズは、全部読もうと目論んでいます。
 『百万の手』。『しゃばけ』から大好きな作家さんの、多分これで通算三作目(もっと出てたらどうしよう・・・嬉しいか)。現代物です。楽しみ。
 『ゲド戦記』は、有名なファンタジー小説ですね。多分、外伝って言われても誰が誰だか判らないんだろうなあ、と思いつつ。・・・少し、登場人物達の印象が薄いのですよね、これ。
 『MAZE』は、再読。試験を睨んで(ミステリー小説の紹介を書かねばならない)。

 そう。試験。

 あと三週間ほど〜。うわー。
 ・・・呑気に、本読んでていいんだろうか。

2004 年 6 月 28 日 あと少し

 もう少しで、六月も終わりですねえ。今年も半年が終わりますよ。
 感慨深いようなそんなことはないような。
 とりあえず、当面の問題としては、来月の新刊が楽しみだったり試験が不安だったりもするのだけど――臨時アップした「深紅に浮かぶ月」が下ろせる・・・。
 感想、誰か書いてくれないかなー、と淡く望んだのですが、ありませんでしたね、少なくとも今のところ(爆)。
 長いというのが一番の問題で、その長いのを読ませるだけの面白さもないだろうというところが二番目にして最大の問題。
 そこを改善するヒントを誰かくれないかなー・・・とか(人頼みも過ぎる)。
 しかしまあ、そのもやもやもとっとと取り下げたい、という欲求と一緒に、あと数日の辛抱です!(苦笑)
 そこまで思うならとっとと下ろせばいいのに、とも思うのだけど、「六月限定」と書いた以上・・・。妙なところで、拘ってしまうのですよね。
 ちなみに、下ろしたら、サーバー上からデータを消すつもりでいます。見たい方は今のうち(笑)。

 あるサイトで、自分の創作物を焼き付けたCD-Rを、物理的にほとんど処分されと書いた方がいらっしゃいました。
 潔い。
 とりあえず私には無理だろうなあ。二十年や十年、、それくらいしたら、考えも変わるかも知れませんが。

 ・・・年取ったらそのうち、ホラーに挑戦してみたいなー。きっと、そのときまで、形は変わってどこにも発表しなくても、書き続けてることだろう。 


2004 年 6 月 29 日 ふと

 とりあえずいつかは書きたいと思うもの(長編もしくは中編)を挙げてみる。

・月も見えない夜に
・星降日
・密室の鳥
・夢戦
・名前のない物語
・敷衍遊戯
・永い鎖(仮)
・廻る日

な、なんか多い気がする・・・(汗)。順序に特に意味はないです。
 ついでに、順に説明を入れていくと。

 「月も見えない夜に」
 不思議な力(霊能力?)を持った一族と、それに関わりが多分あるけど自覚のない少女と。
 ありがちな設定でありがちな展開、という話。
 しかし、これが多分、来条の根幹にあります。くるくるといろんなところが変わりつつ、多分、一番書いてるんじゃないかなあ。ほぼ誰にも見せていませんが。
 主人公とその兄の感じが、「カードキャプターさくら」と被っていて、大いに笑えました。

 「星降日」
 一応、現在製作中。とりあえずノートに十四枚くらい書いてますが・・・それでもまだ、導入部というあたりがどうなることやら・・・。
 どうにも、当初考えていた主人公(たち)の他に二グループ、中心が出来そうな感じ。
 呑気に過ぎるファンタジー、でいこうと思っています。

 「密室の鳥」
 構想すら、朧にしか浮かんでいません。
 近未来っぽいSFに・・・と思っているのだけど、SF・・・。書けるのか、来条に。
 シビア系で、恋愛を絡めた話にしようと思っています。
 あっ、そうやってみると、なんだか来条の苦手系をまとめているかのようだよ!(読む分にはSFは好きだけど)

 「夢戦」
 妖怪始末人が、刀を振るって大活躍ー、という近未来もの。・・・「妖怪始末人」って書くと、物凄く胡散臭い・・・。
 一応、ルーズリーフに三十枚くらい書き溜めているものがあるのだけど。大幅に手直しを入れるか、それを読んで全部書き直すか、どうしようというところ。
 そしてこれを書く前に、クローン技術について少し、勉強したいと思うのですよね。
 そういう話です。

 「名前のない物語」
 以前、臨時ページとして書いていたもの。今は、「話置き場」に移っています。
 少数だけど、「続き書け」に票を投じてくれた人がいるので、必ず書きたいと。
 目指すはダイアナ・ウィン・ジョーンズ、宮崎駿、『童話物語』・・・と、目標だけは高いです。
 児童書のようなファンタジーが書きたいな、と。

 「敷衍遊戯」
 一部を書いたところで止まってますね。
 しかし、特に武器もないのによく頑張ってるなあ、あの一行。・・・って、武器のことをすっかり忘れていただけなのですが(無責任)。
 多分、卒論(おそらくは竜に関する何かを中国文学の資料から漁る)が終わってからか、それと平行になるんじゃないかと考えています。
 「深紅に浮かぶ月」との絡みを出すか出さないかも、迷いどころ。

 「永い鎖」(仮)
 先日書いた、「不死心中」の改題。しかしそれも仮題(とかいっているうちに定着したりする)。
 当初、不死者を滅ぼす(浄化する)剣の正当な持ち主となるべく主人公について回る青年を、ただのお気楽なやつにしようと思ったのだけど、ここに来て、恨みを持つ奴にしようかと思案中。
 やはり、あまりに来条類型の登場人物が居並びそうな気配が。
 これ、かなり以前に日記で書いた、「殺すものと殺される者が一緒に旅をする話」です。

 「廻る日」
 学園もの。そして、環や有利といった、「終わらない時間割」の話です。あ、題それでもいいか。
 文化祭で、今までの掌編とは違って、一気にファンタジー系です。や、SFかな?
 元ネタは、昔読んだ漫画。もう、誰のなんて題だったかも覚えていないけど。
 しかし、似たような設定は各所で見られるので、多分、「またこれか」と思われること必須。

 ・・・しかし、いつかっていつだ。  

2004 年 6 月 30 日 



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