『ろくろ首の首はなぜ伸びるのか』
題名に惹かれ、目次をめくって見てもこの感じで、面白そうだったので。架空の生き物を、実際の生物学の知識を基に構造を検証(?)。
一つ一つが短いので微妙なものもあるけど、語り口が楽しげで、さらっと面白い。
『お咒い日和 その解説と実際』
伝統や風習には(代替できるものやより進化しているものはあるかも知れないけど)意味がある、ということかなー。
何か…やや、ふんわり…?
A嬢と、カラオケ行ってきましたー。カラオケ自体が物凄く久々。
やー、あまり普段喋ること自体少なくなっている(過去比)のもあって、最後の方ちょっと咽喉おかしくなってた(爆)。
でもって、しっかり歌ってるのに最後の方やたら眠くなっていたっていう。何故に。ひたすら聞いてるだけとかならともかく、歌ってるのに。
『首洗い滝 よろず建物因縁帳』…滝の辺りの呪い。
二冊目。…だけど、一冊目読んでない。何故にシリーズものを最新刊から入れる、地元市立図書館…。
因縁を解きほぐす話? 面白かったけど、あまり怖さは感じなかった。あまりにもさくさくと話が進んでいくからかなあ。
『異界へいざなう女: 絵巻・奈良絵本をひもとく』
題名に惹かれ、文章も読みやすかった…のだけど、ちょっと思っていたのと違った。
もう少し、がっつりと異界への導となる女について取り上げているのかと思ったら、そこは全体的な主題としてはあるものの、奈良絵本とその一部の物語の説明の方が主、かな。
『緑の窓口 〜樹木トラブル解決します〜』…短編集。
区役所の「緑の窓口」(植物関係の相談窓口)担当になった主人公と、縁あって知り合った樹木医の植物絡みのささやかな日常。
さくっと読めて、植物知識と物語の絡み具合もいい感じ。
『小さいそれがいるところ 根室本線・狩勝の事件録』
北海道の片隅での、人探しと殺人事件と財宝探しと鉄道マニアの話。
乗り鉄(?)の方はともかく、母の頼みで人を探している大学生の方まで、感情的になった時の言葉が悪いのには参った…。暴力に躊躇のない殺人犯といい、そういったところはちょっと気分が良くなかった。読後感は悪くはないのだけど。
乗り鉄の人の印象が変化したのはよかった。あと、題名の由来も何となく好き。
『100億人のヨリコさん』
幽霊(?)が増殖して、変わり者の大学生たちが世界を救う話。…ってなんだよ? と、聞いていたあらすじに首を傾げながらページを開く。
うわーなんかサルマタケみたいなの出てきた! どんな寮生活だ! って大笑いしていたら、ものすごい話になっていって、とても…楽しかったです(笑)。あらすじに偽りはなかった。
思わず、父(半世紀ほど前に寮生活・小学生の娘に『男おいどん』を読ませるなよよく考えたら)に薦めてしまった(苦笑)。
『Ank: a mirroring ape』
パンデミック…ではないけど状況としては似たような。聴力も絡むのかと思ったけど、そこまでではなかったかー。
面白かったけど、生きていてほしかったなあ…。
『水底は京の朝』
監督と脚本家が京都の撮影所で過ごす日々…の、連作? 勝手にミステリかと思っていたのだけど、そういうわけではなく、それぞれの心情を読む話だったのかなー。
文章、綺麗なのだけど装飾過多というか、あまり想像をかき立ててくれないなあ、微妙だなあ、と思っていたけど、最後の章は結構好きだった。
…でもこういう感情って、一歩間違ったら恐怖の対象…。
『錠前破り、銀太 紅蜆』…二冊目。
前回の報復の予告に身構える…も、真っ向から当たってしまうことに。
緋名さんも銀太も、切ないなあ…。弟…もうちょっと冷静になれないものか…。
元女形の仙雀さんが随分と存在感がある、と思ったら、別シリーズにも出てくる登場人物だったのか。
『おばちゃんたちのいるところ』…短編集。
古典(?)を下敷きに、陽性の文体ながら女性であることの鬱屈に触れたものが多いような。
最後の二話の姫路への言及は、地元民なのでわかるわかる、と(苦笑)。
『悪女の品格』…過去のいじめと見えないストーカー。
はじめ、主人公が全く好きになれないし、優良物件かもって思った男って多分まずいでしょ、なんでこんな見え見え? と思ったのだけどそれは作者の思惑通りで(結局真犯人に関してもまあわかりやすくはあったものの)、結構すっきり終わった。女同士の厭らしさも、まあ、まだ軽い方だよねー(苦笑)。
…でも、いじめられていた側がこんな風にさばけて付き合ってくれるってのはほぼないと思った方がいい気がするなあ…やった側が覚えていない、っていうのはリアル…。
主人公、悪女にはなれていないなあきっと。だからこその題名?
読書メーターで、国語の教科書で一枚の地図から物語をつくろう、という授業があって、という話をされた方がいて。
同年代なのか、あの教科書は同じようなものを長く採用しているのか、多分これ私もやったやつだなーと懐かしくなったり。
私、あれだ。あの教材で、ほぼ初めてで最後の二次創作書いたんだ(笑)。
当時好きだったシリーズものの設定と登場人物をそのまま書いたんだよなー。それ人のものだよ、ってのも自覚なかったよ(苦笑)。…挙句にそれの変形版を一年生の入学祝にあたげのはまだしも、作者に送っちゃったっていう、ね…。明らかに子どもの字だし、そっと、苦笑いして忘れていてくれたらいいなあ…(没)。
そこらへんから多分、小説って書けるんだ、と発展していったのだったと思うのだけど(多分)、以降は創ることが楽しかったから、二次創作は全く眼中になく。
今となっては、読むのはいいのだけど、書くことを考えると、書きたいと思うほどに思い入れがなかったり好きなら好きで原作から外れたところは違うと思ってしまって手出しできないし。
二次創作って、楽しそうだなーとは思うのだけどなー。でもまあ、眺めてるのがいいのじゃないかという気もしてる。
『侠飯4 魅惑の立ち呑み篇』
今回は角打ち(酒屋や酒造なんかの片隅でやってる立ち飲み)。主人公は政治家の公設秘書。
あー…おいしそう。しかも今回、今まで以上に簡単そうなものが多かったような。
前作面子、出ないかと思ったけどちゃんと出てきた。
明日から、二泊三日で山口旅行に行ってきます。…たいふう…。
いやーまさかの。でも、交通費も宿代も手配して払いも終わってるからとりあえず出立するよ! 今日旅行会社の人から行くのか確認の電話までもらったけどね! 交通機関さえ問題なかったらもう、濡れるのはいいよ覚悟するよ…せめて、予約した宿に泊まらせてくれ…。
そしてこんな時間まで起きているものだから、移動中に寝倒しそうな予感。寝よう。
ところで毎度ながらの、旅のお伴の本をどうするか。
結局ほとんど読まないのは知っているのだけど、ないと落ち着かないしなー、と(苦笑)。
ただ今回、下手をすると雨に濡らすことにもなりそうで、困りもの。新刊で買った積読を持って行くと、そもそもあまり集中して読めなさそうなのでもったいない気がするのと、濡れて持ち歩いて出ぼろぼろになったらショックだしなー。
…ということで、もう何度読んだかわからない、そして大判も文庫も持っているからもしも文庫がズタボロになってもまあ我慢(?)できるだろう、という『怪談徒然草』を連れて行きます。
あとは、メモ帳と筆記用具でも持って行けば、時間潰しに困ることもないだろう。まあどちらもあまり活躍の機会はないと思うけど。
そう言えば。
「カクヨム」(別窓開きます)にも登録しました。別名で。
前に使ってた名前そのままいこうかと思ったのだけど、変換が楽しくて読みだけ同じで漢字を変えました〜。今使ってるやつは変換できたけど、これ、私読めないよ(そんなものを使うなという話)。
とりあえず、「これは…少女漫画だなあ…?」と思うやつをそちらに載せていこうかと。
あー…でもそうすると、ここのサイトをまとめ場にできないなあ。裏頁もう一つ作るかなあ。サイト新しく作る気力はないし。
ということで、「夜明けの晩」は一旦消しときます。気力の湧いたころにでも、裏頁増やすかもということで。
そちらの名義に興味のある方は、メールかメルアド添えて一言メッセ(…生きてるよな…?)で連絡貰えれば送ります。でもまあ、上記のあれこれで検索すれば簡単に出てくるとは思うけど。
ルビの振り方がアルファポリスよりも大分使いやすいしレビューも見やすいし文章も読みやすいしで、むしろこっちを来条で行った方が、とかもうっかり思ったり(苦笑)。しかしまあ、アルファポリスの方も、そろそろネタが尽きるから休眠するかなー。
『怪談徒然草』
何度目か数える気にもなれない読み返し(苦笑)。
編集者(当時)の三津田さんとの会話をばさっと改変した文庫版。元の方が好きなのだけど、旅のお伴に大判は邪魔で…。
今のところさっぱり縁のない話の数々だけに、読みながら、何かちょっと感心してしまう(苦笑)。
山口旅行のあれこれをそのうち書きたいなと思いつつ…そのままになるかも…。
この頃、旅行の備忘録をここに書くことを念頭に旅先でメモ書きしていたら、急がないと忘れる、という危機感がなくなるからかこう、書く気力が…(爆)。しかもそのメモは、最終日はないのだけども。大体、旅先の夜はそこそこ閑だから書くけど、帰宅した日の夜は疲れて面倒になるんだよ…。
「BOC」6号…文芸誌。
プロジェクト「螺旋」、皆で同じ場面を書いてみよう、の回。…これ、あまりに自然に入っているものだから、うっかりと読み進んでからあれそういえば…と軽く戻ったり(苦笑)。まあそれだけ、物語自体を楽しんでいたのだろうなということで。
安定の連載陣。の、シャーロックシリーズの扉に必ずいるカエルは、本編には絡まないの? 単に、イラストレーターさんの茶目っ気?
競作連載も楽しく読了。特集、「モテ本!」というのに若干引いたけど、まあ、結局は本好きの本語り特集だった(苦笑)。
『遺跡発掘師は笑わない 元寇船の紡ぐ夢』
世間(学会?)的にも認められそうな発掘になってよかった…。前回が発表できるものでなかっただけに、そこがを心配してました(苦笑)。
件の父との会話が、どこをとってもしんどかったー。言葉は通じてるのに通じないやりとりって嫌いなんだよー。父が含むところなりなんなりがあるとしても、きつかった。
『続・ヒーローズ(株)!!! 』…ヒーローをつくる会社の話、第二弾。
主人公については先の巻である意味終わっているから、今回は周囲の人や依頼人そのものの話がメイン。
表紙のヒーローベルトが二本になってるから、後輩でも入るのかと思ったらそういうわけではなかった(苦笑)。前向きな話。
『歴メシ!』…昔食べられていただろう料理を再現。
ただしレシピは、現代人も美味しいと思うようにアレンジ。
レシピに続くコラムを読んでいると、どれだけの文献にあたって、どれだけ試作したんだろう…とちょっと気が遠くなる(苦笑)。
人間、生きていれば食べなければならないものなあ。
『裏切りのホワイトカード』…池袋ウエストゲートパーク13巻。
いつものように、四編収録。時事問題のあれこれ。
飽くまで、「自分の手の届く範囲」だけに何とか手を伸ばす話。現実的なヒーローがいるなら、こういう感じだろうな。
今回は、前巻でやたらと目についた「年を取った」発言はほぼなかったような気がするけど、私が年上になったから思うのか…マコト、若者らしくないなあ…(笑)。
『弥栄の烏』…八咫烏シリーズ6巻。
最終巻。…と思ったら、「第一部・完」らしいのだけど…帯には終わりとしかないし、あとがきもないのに、みんなどこからそんな情報誌入れてるの…?
前巻の『玉依姫』との表裏な巻。
…正直、前を読んでからだいぶん経っているものだから、「ん…んんんん…?」となんとか記憶を探りながら(苦笑)。前の巻で回収されずもやもやしていたあれこれが解説されたのはよかったー。
しかしこれ、セットの構成にする必要あったのかなあ。一巻と二巻は、一巻が対象応募の作品だから仕方がない(応募小説にシリーズ化前提で完結していなければまず受賞は厳しい)だろうと思ったのだけど、終わりの巻だからと始まりを重ねての構成にしたのかもだけど、変に読者に頼った構成だよなあ…。
主と部下も裏表で、なんとも…しんどい。まともに上に立つ人間って、大変。いくらかは欺瞞や勝手に抱え込んだ部分もあるとは思うけど。
『フェルメールの街』…画家・フェルメール。
面白かった!
フェルメールが生まれ育った町での、日常と思いきや進行していた事件のあれこれも。フェルメールの事をよく知らない人は、末の年表は最後にした方がいいよ!(←先に見た)
いいことやいい人ばかりではないのだけど、フェルメールが大切にしている人との関係が良くて、ファブリティウスとの関わりとか幼なじみたちの付き合いとか、好きだなあ。そういうあたり、おとぎ話入っているのかもしれないけど、そこが好み(苦笑)。
フェルメールの事はあまり知らず、以前に読んだ『アムステルダムの詭計』で概要を知った感じなのだけど、あの小説のフェルメールよりもこちらのフェルメールの方が断然好き。
作者が『シンデレラの告白』の人と気付かずに借りたのだけど、この人かなり好きかも。
『落語魅捨理全集 坊主の愉しみ』
落語のアレンジ短編集、という感じ。
会話が主体でテンポもいいし、突っ込み入れる感じでメタ視点も入っていてわかりやすい。うーんでも、飽くまで落語自体の面白さを文章に仕立てた、というもののような。それも十分凄いけど。
『今からあなたを脅迫します』
面白い題名だなーと思ったら、脅迫屋と偶然遭遇した女子大生のなんやかんやの脅迫屋との関わりの連作集という…ミステリ…ミステリになるのかこれ…なんだ…?(苦笑)
正しくありたい主人公と、犯罪者のはずだけど明るみに出てないしなんだか憎めないしの脅迫屋とその仲間たち。さくっと楽しく読めました。
『宝石商リチャード氏の謎鑑定』
宝石店でのバイトをすることになった大学生とその店主の…人情譚…?
主人公が素直すぎて、同級生への恋愛感情とかもう読んでて気恥ずかしくなる(笑)。表現大げさな人なんだな…その家庭環境と体育会系だったっぽい人間関係でどうやってそんな風に育つ…天性の素質か。
宝石薀蓄が楽しい。
しかし主人公、その誤解はきっちり解いとかないと、女の子にとってゲイの友人って下手したら同性の友人よりも気安い(故にこちらが恋愛感情を持っていれば生殺しすぎる)友人かもと思うのだけど(苦笑)。
来月忙しいだろうしなーとぼんやり取った有給。
よしさくさく本を読むぞ、と思っていたのだけど、昨日届いていた「ソードアート・オンライン」劇場版のDVDがっつり観ちゃったよ…特典小説とかブックレット(パンフレットの再編版だとか)読んでたよ…。結果、積読の山が減らない。
別に、これ観るために休んだわけではないのだけどなあ…タイミングぴったり過ぎた…。まだ、コメンタリーは聞いていないのだけど。
『物語戦略』…企業戦略について。
内外に訴求する(わかりやすい)テーマを持とう、ということ…?
ところでどうしてこれを読もうとしたのかを覚えていないのだけど、多分、その時想像したものとは違うと思うな! ビジネス書は読まないのに何故これを…?(過去の自分が既に謎)
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