虚言帳

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2011.3

2011 年 3 月 1 日 逃げていきました。

 やー…早かったなー二月…。呆然。

 『日本人とオオカミ』…日本における狼像。
 日本での狼像って、西欧やら中国やらに比べてちょっと特異なのですって。何でも、家畜(放牧)を生活の基盤においていた文化と、植栽文化との違い、らしいです。家畜を狙ってやってくる狼は脅威+敵という意識だけど、稲やら畑やらをやっていると、荒らしに来る猪や鹿やらの害獣を食べてくれるので、畏敬+味方意識なのだとか。日本では、狼はそうそう人は襲わない、って認識も強かったようで。いや襲ったこともあるのだけどね、でも例外と思われていた感じ。凶暴な獣<畏敬の対象、というような?
 やー、「送り狼」って本当にあったのですね! 現象として!(?) いやあ、『現代民話考』を読んでいたけど、勘違いとか思い込みとか、そういった体験談だと思ってた。そうしたら、違って、実際の意図までははっきりとはわからないけど(縄張りにやって来た人間の観察だの本当に見守ってくれているのだとか)、距離を置いて狼が傍をつけ歩く、ってのは実際あったらしいです。うわー、そうだったのかー。
 第三章が丸々、狼の目撃譚に割かれているのだけど、著者も書いていたけど、直接そういった体験談を採取できる時期は、もう終わってしまっているのでしょうね。今はせいぜい、「昔じいちゃんが言ってた」くらい? でも、そういった話自体してないかも。何か…時間が流れるってそういうものかあ…。『燃えよ剣』を読んだときにも思ったなあ。司馬遼太郎があの作品を書くために取材したときにはまだ、幕末を、明治維新を体験した人たちがいたのですよね。妙な感覚だなー。
 そう言えば、狼が長く(主に記録として)意識されていなかった、というのも少し不思議。狼に関する記述がわっと増加するのは江戸時代からで、それまではほぼ沈黙。割合身近だったはずなのに、わざとか、というくらいに記録には残っていないのですよ。中国からの輸入品としての言葉はちらほらあるものの。不思議。

 えー、今月中に仕事決まって四月から働き出します、くらいが丁度いいなあ…いいなあ…って、動かなきゃどうにもならないよねー。うぬぬ。

2011 年 3 月 3 日 

 雛人形…もう何年出してないのか、カビはえてなきゃいいけど…(爆)。ガラスケースに入っているやつだから、余計に。

 えーと、明日面接ー。自己PRをA4一枚程度で書いて来てね、と言われてます。…今からでっちあげる。てか大学のときの就職活動思い出すよ! 中途採用なのに!
 とりあえず見たいのは作文とのことなので、これまでのことでもこれからのことでもいいって言われたけど…PR〜? できるようなことあったっけな。←
 まあ、自分のことと思わなければそのくらいは何とかなるかなーと。…夜にやるのは真面目に書けないからだよなあ…。←夜書いた手紙は朝読み直せ、の鉄則

 そう言えば、仕事(探し)関係で、エクセルをおさらい。高校と大学とでざっとやったのに、さっぱり覚えてなかった。
 いやー、かなり使えるのだねエクセル! 知らなかった。
 以前、読書記録をフリーソフトを拾ってきてつけていたものの、色々と面倒な上に壊れたからもう使っていないのだけど、それ、エクセルでつけた方が使い易いかも…。今ノートにつけているから、記録だけで、あのときのあれ何だっけ、とか、この人の本他に読んだ?といった探しものは不可能に近くって。
 しかし…使いこなせる自信はないなーうむむ。

2011 年 3 月 4 日 

 …落ち着かない一日でしたー。
 そして行く段階になって、「…6時と16時間違えてないよな?」という、間抜けな疑問に突き当たったのでした…。た、多分、合ってたけど。
 しかし、電卓持ってきてということなので計算問題は予想してましたが、小論記述みたいな作文に吃驚。中途採用で…いやそれは会社方針か。何かびっしり書いてしまった。しかもわけのわからんことを。
 それ+待ち時間+話した時間、で、約二時間…。ええー? そんなものなのかなあ面接って…よくわからないなあ。
 まあ後は結果待ち。そして私もいいのかどうか、今度は考えておかないとなー。内容はともかく、残業が基本給に込みで個別には出ず、割と遅くなるらしいからなあ。
 とりあえず、学校に教材用の資材を卸している会社なので、色々と思い出して楽しかったです。面接とか会社見学は、そういうの面白いよなあ。ちらっとでも内実がわかるところというか。

 ところで今日、雪もあられも降ったのですが、あられが降っているときに外に出ていて聞こえた会話。
「今日の雪溶けへんなー。地面に落ちてる」
「ほんまやー」
 …いや、この辺の雪は大体地面に落ちた時点で溶けるけどね? あられだよー。

 またそのうち、「桜花の道理」を掲載し直します。
 野望(苦笑)があって、どこかに投稿しようかなーと思って書き直したものの、枚数が足りず、その枚数でもいけるところはいまいち傾向が違うし好きなレーベルではないので、諦めました。
 てことで、こっちでちゃんと上げとこうと。
 多分もう書くことはないだろうから、最後まで載せます。彰とかのやりとりも書きたかったような気はするけど、まあそれは気が向いたら。
 あと何か、書き終えてはいるものの放置している掌編をいくつか発見。このへんもそのうち載せとこう、と思いつつ。
 しかしまあ…前に日記連載して多分、直し入れての掲載がまだなのですけどねーあれもやりたいのに。

2011 年 3 月 5 日 

 『オオカミ』…狼研究を行って一緒に暮らした話。
 ヨーロッパで(だっけ?)、狼と一緒に暮らした人の、生活記録(?)や考察や。
 やはり狼って、大人しい…と言うとおかしいな、でも無差別に人を襲う、というのはないようです。そもそもよほど空腹でなければ獲物を見極めるようだし。
 そして、先日読んだ『日本人とオオカミ』では日本の狼の概念はヨーロッパとは違って云々、とあったけど、太古とでも言うのか、むかーしまで遡ればやはり、共存者だったようですよ。家畜を襲うのだって、あったけどそれほど騒ぐことじゃなかったような。変化は、為政者にとって有益か無益かもしくは邪魔か、だというところにかかってくるような。
 まあ本書の大半は、狼の群れと暮らして判ったことや行動をまとめたもの。つまりは、「現在」のこと。狼の習性だとかそういったものも、観察された範囲で書かれたり考察されたり。
 知りたかった事とはずれていたけど、そして長かったけど(爆)、これはこれで面白かったです。とりあえず、狼の子どもを拾ってきて育てたからって、今いる犬のように懐き従ってくれることはないだろうなーってのは判った。←別に知りたかったのはそこじゃない

 『たぶらかし』…実生活で演技をする役者。
 葬儀の死体だとか花嫁の代理だとか学校に対応するための母親代理だとか。そういったものを、実生活において演じるのが主人公。事務所があって、そこで仕事を請けて、というもの。
 おー『P.A.(プライベート・アクトレス)』だー、と思って手に取ったもの。しかしこれ、実際あるらしいですね。ここまで演技力のいるものが実際あるのかはわからないけど、結婚式の数合わせの出席者ってのはあるそうな。
 文体が、何だろう…講談調? 歯切れが良さそうな、リズムがありそうな感じが混ざっていて、それが妙に面白かったなー。時代がかった感じの匙加減? いや、やっぱり語呂の良さ、かな。
 さくさくっと勢いよく読めて、面白くって、あー楽しかった!

 『アフリカにょろり旅』…ウナギを求めてアフリカに。
 先日、生態不明だったウナギの卵を発見したー、というニュースがあったけど、その発見に関わった人が著者。ウナギ研究をする教授の下で、あるウナギを入手するためにアフリカで色々とあった話。すごいなー。
 馬鹿馬鹿しい話、を期待して読んだけど、思った以上に真面目でした。いや、読みやすいし時間を置いてのことだから割合軽く書いてあるのだけど、やっぱり根っ子のところが、真剣なのですよね。おもしろい。
 続編(?)が先日出たらしいので、そっちも読んでみたいな。

 このごろ、微妙に気になっている…気に入っている?番組があります。「戦国鍋TV」。
 以前から、テレビ欄で見かけて気になってはいたものの、妖しい番組もある時間帯にも放送していたので、どうかなーと手を出さずにいたのが、ある日、見るものがなかったらしい父がたまたまつけて、うっかり…面白い(苦笑)。
 「なんとなく戦国時代がわかる映像」ってことですが、もうこれ、シュール。シュールすぎる。「サラリーマンNEO」系統で、あれよりも、何か、凄い気がする…(笑)。
 今まで見たのは、コールセンターに戦国武将が相談の電話かけてきて戦の話してたり、バーのママが信長とか上杉謙信?とか、歌番組?に信長と蘭丸が出ていてぶっちゃけトークしたり歌って踊ったり(この歌詞がまた凄かった)…たまたま見られる時間帯のものを見ているけど、追っかけていったらどうしよう(笑)。DVDも出ているらしいしねー。さすがに買わないけど。繰り返しは見ないだろうし。
 ローカル局共同出資? 何やら謎な番組です。

 テレビ番組と言えば、「SP」が…。
 映画のための番宣、二夜連続の一日目は、以前放送した総集編+αだけど、今日の二作目…え、あれって映画の「野望編」? それとも別に撮り下ろし?? でも直に映画の「革命編」に繋がってるって事はやっぱ映画?
 う、ううーむ…どうしよう、映画。行くとすれば、レディースデイに行きたいなーと思うものの、仕事決まってない状態で出費伴う娯楽ってどうよ、とも。うーん。多分一人だろうしなー。
 あーでもやっぱ面白い。とりあえず、手榴弾打ち返したり掴んで持ってったときはどうしようかと!(笑)

2011 年 3 月 6 日 

 『ぼくから遠く離れて』…女装をする少年。
 性同一性障害の人も出て来るけど、それとは別に、男の子だけど女装をする少年、というのが主人公(?)。
 まあ物語は、へぇ、となったけど。…文章が、一部ムチャクチャ気持ち悪かったです。どうして地の文の主人公の三人称が「君」。読者が重ね易いようになのかと思ったけど、いやー…気持ち悪いっす。

2011 年 3 月 7 日 

 『トロンプルイユの星』…周囲から消えていくもの。
 身近な物が消えてしまう、人さえも、はじめからなかったかのようになっていく。その原因は自分だ、という人がいて、という話? 終わり方に、えええーっと漏らしてしまった(苦笑)。
 でもこれ、実際あったら厭だなー。ああでも、健忘症ってこんな感じかも。

 先日の「SP」、「野望編」の映画を見た人曰く、映画の総集編+撮り下ろし、だったらしいです。
 まだ映画を地上波には載せられないけど(多分まだDVDも出てないのだよね?)、これ見たら話通じるから「革命編」だけでも見に来てねー、ってことなのだろうなあ。…乗っかろうかどうしようか(苦笑)。
 とりあえず、今週いっぱいくらいは堤さんと岡田君が番宣であちこち出るかなー。堤さん、面白い人ですね…(笑)。西宮出身らしいし(?)。

 どうでもいい話。
 会社社長の自宅に手榴弾が送りつけられ云々、というニュースがありましたが。
 手榴弾の特徴を聞いて「ドイツのや」と言った父。今日もニュースで流れた戦車を、早すぎて何か判らなかった、もっとゆっくり!と言っていた父。
 どうでもいい知識を植え付けんでくれ(笑)。…手榴弾、持ち手が長いとドイツのらしいですよー。へー…(冷)。
 ↑ソ連製だったらしいですね。…何年前?(3/9)

2011 年 3 月 9 日 

 先日受けた面接、駄目前提で他のところ紹介してもらおうかなーと思っていた矢先。二次面接受けませんかーと電話がかかってきて、ものすごく間を開けた後にお願いします、と(爆)。
 迷いが反応に出すぎです。でもどうしようかなあ…仕事中心の生活になりそうなのだよなあ…趣味に生きてるよー私はー。仕事中は仕事頑張るけども。
 そんなで、明日もう一回行って来ます。でもまあ、エクセルあまり使えないからそこで落とされる可能性高いよなあ…。先方が、事業拡大のための増員目的での採用な分、腰据えて探しているようだし。
 …毎回思うけど、私、前向きなのだか後ろ向きなのだか。採用されたくないのか、とさえ思う、我ながら…(笑)。

 本日夕方、私宛に宅配物。母に「またお酒買ったん?」と言われ、「買った覚えはない…と、思う」という妖しすぎる答えを返しまして。
 贈り主に「?」となりつつ開けてみると、忘れ切った懸賞品、正確にはモニタプレゼント、というか発売と同時にブログで書いてね、という口コミを狙った宣伝の一環の品。
 梅酒一本頂きましたー! 一リットルの紙パック。えへへ。←
 ついでなので、こっちでも実名を挙げときましょう。「まっこい梅酒」。ふんわりと、香りのいい梅酒です。美味しい。ロックがお薦めです。…ブログ宣伝は済ませたのですがね?(苦笑)
 おいしいよ梅酒。自家製も好きなのですがね。…いつだったかに作って封印したレモン酒は、飲めるのかな…(爆)。
 …あ。貰った梅酒についてた懸賞が当たってた。な、何この二重当選?! 何か起きるの?(笑)

 「相棒」スペシャルを見ていました。…てゆーか、母の方ががっつり。え、ええー? そんなだっけ? いつから?
 伊丹君を、久々に見た気がした。薫ちゃんがいなくなって、影薄くなったよねー。神戸君は対立してくれそうにないしねえ。
 あ。今日ようやく気付いた。環さんのお店での席…直角に座ってるなーというのは前に気付いていたけど、薫ちゃんは隣だった、と思ったけど…あれ、違ったかも…? いや、隣だった気がするなー。どうだったろう。
 ところで映画を見ていなかったのですが。官房長、お亡くなりに…? えええー。
 でも…お墓参りに誘った右京さんが意外すぎた。うーん、お墓すら訊かれなければ黙っているイメージ? 薫ちゃんが提案しそうなのだよなあ、むしろ。

2011 年 3 月 11 日 

 就職決まりましたー。
 一昨日、二次面接のつもりで行って、実際面接だったのかもしれないけど、簡単に計算をして、採用と聞かされ耳を疑った(爆)。
 返事は今日の昼間ででいいということで、さんざ悩んでもう一度質問もして、行くことにしました。…い、いろいろこわいのだけどねーっ。ちゃんとやっていけるのかとか。いややって行かないといけないのだけど。
 とりあえず、友人曰く仕事ができそうに見える、らしく、全くそんなことないからさー。ううう。
 月曜から行って来ますー。そんなで、半年ほどは愚痴が増えるかここにまで書きに来る気力もなくしているか(苦笑)。

 で、職安行って、買い物をしようと何件か回ったけど欲しいものがなくって、明日また行ってこないと…。
 でも、会社で自分用のマグカップとスリッパ持って来てね、はともかく、ノート状のスケジュール帳は、業務用として会社で購入してほしいのだけどな…。筆記用具も持って来てって言われたけどそれってどうよ。

 あー…働きたくない!(苦笑)

2011 年 3 月 14 日 

 先日の、ほぼ被害のなかった津波があったから、大丈夫だろうと思い込んでいたら…呆然。
 津波こわい。地震こわい。
 自然に神を見るのもわかる。
 せめて、少しでも多くの人が助かって早く復興が出来ますように。

 そう言えば、関西電力が東京電力に提供するから云々、のチェーンメールは、別方向から二通届きました。
 別の友人から、でも電圧が違って変換するための設備の関係で、一定量以上送れないからあまり意味ないよ、と聞かされ、そういえば小説で読んだ、とその段になって思い出しました。遅い。
 因みにその小説の中では、計画停電は割合スムーズに行われていた気が。現実は。(いや途中でテロで横槍入って頓挫していたけど)

 職場初日、行って来ました。
 仕事覚えて慣れればやっていけるのか、どうなのか…。とりあえず、気が重い。新入社員ってしんどい。中途採用なら尚更。

2011 年 3 月 17 日 

 さすがに、今は帰宅がほぼ定時。来週からが…というか、来月からがおそろしい。最繁忙期らしいです。
 …そんな時期に、私ともう一人、三週間くらいの人と、新人二人も入れて大丈夫なのかと思うのですが…現実、事務方の親分が大変そうです。時によってはぴりぴりしていて、大層おそろしいです。
 というか、職場、こわい…(没)。
 社長が今日ストレスがあるのが仕事だと言ってたけどねーそれは違うだろうよー個人差個人差。仕事だったらストレスがあっても(程度はあれ)我慢しないといけない、こともある、が、正解だと思う。それすら違うよ、という人だっているだろうに。

 それにしても、意外に時間があるなーと思ったら、この、ここに書きに来ていない間、あまりPCを使わず本もほとんど読んでいないのでした。
 そら時間あるわ。
 まあそれというのも、某遠山が、一種疎開して来まして。というか逃避。というか逃走。というか現実逃避?
 色々な要素を丸団子にして、ふっと旅に出たくなったらしいです。というか、職場を離れたかったというか。ただ、その職場がどんどんと忙しいことになっている現状(テレビを見る限り)、ホントによかったの?と私は思うのですが…まあいいのか。下手したら人間、ストレスでまずいことにもなるし。
 まあそんなこんなで、現在我が家にいます。先週までなら日がな自由時間だったのでどこなりと一緒に出かけられたけど、でも先週なら来ることもなかったわけです。契機と機会は震災ゆえなので。

 『ダイナミックフィギュア』…ヒトガタの大型機械での戦闘。
 読み終えたのは、仕事に行き始める前だったけれども。新聞の書評で、小説での本格的な…ガンダムの系譜?というようなことが書かれていて(詳細どころか概要を表す言葉さえ忘れた)、へえ?と。…ガンダムってこんな感じ、なの?
 地球外生命体×2と地球外生命?体といろいろあって戦う話。長かった。ダルタイプの繊細さが逆転するのは、発想としては面白いけど、実際はどうだろう。
 そして私は主人公の彼女が好きになれません。同僚の女の子も。最後に子どものいるあの夫婦はまだ好きだけれども。

2011 年 3 月 19 日  いろいろといろいろ

 …どうしてあそこで採用受けちゃったかなーと早くも思い出した今日この頃。
 今日も今日とて、色々とパニクっていました。とりあえず伝票打ちは、そもそも慣れないところにイレギュラー多すぎ。そんなで無駄に残業してきました。今日、友人たちと夕飯の約束してたのに。
 正直、辞めたい…。負荷が。負荷が。
 ただ、慣れれば(仕事を覚えれば)どうにかなるのか、やっぱりならないのか、その見極めがつかないので、やっぱり半年くらいは、せめて、試用期間の三ヶ月くらいはいないと判らないだろうなーと思うものの、居れば居るだけ辞めにくくなる罠。人の苦労を無視できるならそれでいいのだけどなー。教えることの労力も、(私は割いたことないけど)おぼろげながらわかるし…。
 まあとりあえず、愚痴と言い訳が用意できるなら最底辺ではないでしょう。健康にはそこそこ自信あるのに胃に穴があくかもだけども。とりあえず、鬱になるほどの繊細さは持ち合わせてないと思う。心中だけでも自己弁護できる時点で、相当図太い。
 しかしまあ…二十数年連れ添ったうっかりとは、なかなか縁を切れないと思うのが悩みどころ…。

2011 年 3 月 21 日 

 …いろいろと、愚痴ったり何やして、ふと。
 一番最初、新卒で採用してもらったところでは販売業でした。えーとここには、一ヶ月の研修で業務自体以外に、勤める上での社会常識も教えてもらったので、ありがたかった申し訳ない、しかない(爆)。だ、だから今も少しは買い物してるよ…。←
 いやまあそこで、実質仕事を教えてもらっていた人の認識が沿えないもので、私が足りない部分は多分にあったものの、そのことを押し付けられることで、駄目だ、と思った部分はあるのだけど、また別に。物を売り込む、というのが苦手だなと思ったのでした。全く必要のないものを押し付けるのではないにしても、紹介するものがいいもので感謝してくれる人もいるとしても、例えば友人に「これいいよー!」と薦めるのとは話が違うわけです。商売だからね。
 とまあ…商売が、不必要とか低位のものだというわけではなくて、むしろ営業さんなんて凄いなと思うのだけど(取り分けあの頭と口の回り具合は分けてほしい…)、私にできるとは思えない。いや、したいと思えない、という方が正しいのか。
 メーカー事務は、そういう部分は薄かったですから。注文は営業の人が取ってきてくれて、製造の人は頑張って作って、だからこちらは注文を受け取ってそのことを伝えて出来上がってきたものを送り出して、受身といえばいいのか、定まっていることに、くっきり線を引くだけというか。
 そこには多少なりと、「物を作っている」ことを支えている、という自負もありました。ただ手を添えているだけとしても。
 でも販売業や小売業となると、ただの中継なのですよね。作るわけではないし、使うわけでもない。ただただ右から左に手渡しで、そのこと自体は製造-事務-営業(購入者)と同じ図式のようでいて、でも「もしかしたら必要がないかもしれない」部分が違う。勿論、そこを必要とするために有形無形の付加価値をつけているのだけど、そこのところに充実感も自信も持てるのだろうけど、何か「頑張ろう!」とも思いづらくって。製作者重視、という妙な偏見があるのかもしれないです。
 少なくとも、もし今の職場がなくなっても不便だな、と思われることはあるかも知れないけど、残念、と思われそうにないところが…贅沢なのかなあ。
 自分自身の仕事が誰がやってもいい、というのは、多少傷付きはしても構わないのだけど、そもそもその仕事の発生する勤め先自体がどれだって変わらない、というのは…やだなあ。まあ以前の勤め先だって、潰れたけど他が取って代わっただけの話だけど。そういう意味では、代わりのない仕事なんて、ないのだけど。芸術方面にしたって、その作品がなくたって、その人が何かを生み出さなくたって、別の誰かの何かに心は動くものだろうしね。
 本当に…誰だって出来る仕事、でいいのになー。唯一の仕事がしたいなんて、自分で自分の道を切り拓くなんて、思っていないし。どんな仕事だって楽しいところはあって、今のものだって面白い部分や機械的に進めればいいからその完成度に満足できそうな部分はあるのだけど…やはり、人間関係、なのかなあ最終。
 ああ、ぐるぐるする。なんて筋の通らない思考。まあ一言でまとめれば、「仕事中心には生きないよー」ってことだろうなあ。甘い。

 さて、中学以来の友人たちと城崎に行って来ました。…もう出会って十年以上だよ。うち一人に至っては、幼稚園だっけ面識あったの自体は?
 年末前から、行きたいねーと言っていて予約も入れていたから、無職だろうが、仕事辞めたくなっていようが、行って来ました。
 とりあえず…まったり過ごしに行った、のかな? ぱたぱたと移動はしていたけど、これは確実に、というものはあまりなかったから、気分としては野放し。そこそこ気の知れた友人たちと一緒に過ごすための時間のような感じでした。
 城崎と言えば『城崎にて』。城崎文学館でその一説を読んだけど、今と当時ではいろいろ変わっているにしても、ああいう風に描写が出来るって凄い。
 今回行って、あのくらいの位置関係とお値段なら、ひたすらのんびりとするために行ってもいいなーとも思いました。まあ、それは別に城崎でなくってもいいはいいのだけど(苦笑)。
 
 ところで、震災諸々の件。
 いまだ実感のわかないままで、だからもう、この後が大変だな、とそちらに意識が行ってしまいます。
 だって東京付近も原発問題で一部実質機能停止しているわけでしょう。電光石火前提の御時世で、遅滞は停止に等しいですし。そのことに泡喰って、大変だー可愛そうだーって言ってたら、日本、あっという間に止まって取り残されて、どうにか生き延びた人たちがさて生活を立て直そうとしたら、職がない明日のご飯どうすればいい、震災終わったんだから救援物資なんてできないよ?ってことになるわけで。
 今も仕事ない、って蒼褪めている人がたくさんいるのに、その上で更にどうしようもなく職を失った人だって出てきているだろうから、不謹慎だろうが何だろうが、動かせるものは動かしたほうがいいんだろうなーと思います。今日聞いた話で、節電って言うならパチンコ店閉めろ、って声が結構あるらしいけど、多少削るところは削るとしても(電飾や音絞るとか)、そのことでストレス発散して働こーって思ったり、経済も回してるのだから、極度の負荷にならなければ、「不謹慎」という風潮で閉めるのだけはやめた方がいいだろうなあと思ってしまいますが。イベント関係の自粛も、どうせならそこに信用の置ける募金箱でも置いて寄付募った方が被災地としてはありがたいのじゃないかなあ、という気もするし。
 とにかく、何をどう考えればいいのかわからないなーってのが正直なところ。
 私は、友人や身内はとりあえず今も無事だし、仕事辞めたいなんて言ってるし、本も漫画も読むし、旅行に行くし笑うし馬鹿なことも不謹慎なことも言うし、でもそれって駄目なのかなあ、とか。
 まあ私の場合は言い訳濃度が高い気がするけど、色々、どうしていいものかわからなくなるなあ。日常は送れてしまっているし。

2011 年 3 月 24 日  どつぼ?

 城崎のご当地ヒーロー、オンセンジャーのCDを買うべきだったろうか、と、今更悔やんでおります。またか。…つ、次…行くことあるのかな…(ってかそのために?)。
 
 えー……どつぼ。むしろ蛸壺?
 事務方親分には辞めたいと伝え、しかし社長に言えずに帰宅。…ふっつーに仕事してたよー。明日も出勤するよー。どうしよう…(没)。
 しかも、これから忙しい時期に入るから辞めると言ってもすぐには、と言われました。…それまでに戦力にする気か。その時点で三週間ほどでしかない経過、しかも「辞める≒やる気」ないって図式が成り立つだろうに(長年務めてたとかならともかく)…どんな会社…。
 …電話じゃ駄目かなー。電話で辞めますって言ったら駄目かなー(没)。…明日言えなかったらもうそうしようかな…でも一筆書いてもらわないと失業保険の再開ができない…。年金手帳と離職票も預けてしまったし。
 いや。
 面接のときにも聞いていたけど、でもよくよく考えれば、堂々と労働基準法違反じゃないの?という、勤務時間(体制)が…。年中じゃない(だろう)とはいえ。
 まあ…一番は、一番問題なのは、社長の考えについていけないってのなのですが…。
 聞き流していればいいのだろうけど、荒げられた声や強い口調が、それだけでもう駄目です。電話してるのに大声で文句言うとか罵るとか、外聞いいの?って思ったり。ほんの数日で、例え穏やかであろうと、社長の声聞くだけで気が重くなる。胃が冷えると言うか。
 仕事自体は、社長がいなければどうにかなるかなと思うけど、それはあり得ない。
 あー…話し辛い。しかも大体社長がいるときは皆いるし、どうしたらいいのかわからない。ただでさえ苦手なのに…ってかそれぶっちゃけていいのかな。でなければ労働基準法云々を前面に出すべきだろうけど、それ、面会時に了承してるようなものなのだけど…ってか誰か法律に詳しい人…。

 私、どこに行こうとしてるのか。
 いやあ…無職って焦るよね。貯金も家の改修で出したばかりだし。実家暮らしだから色々とましとはいえ、家にもお金ないの判ってるし。

2011 年 3 月 26 日 傍から見れば

 …辞めて、年金手帳も返してもらいました(預けてた)。
 突如電話で辞めたいと言ったり直接仕事を教えてくれていた人に何も言ってなかったりそれが昨日だから休み明けたら辞めました、状態だったりと、色々と…最低に近い辞め方で…(没)。まだ試用期間だったから、言ってすぐ、はそこまで非常識ではない…と、思いたいけども。
 友人知人や家族に話した中では、仕方ないよ妙なことになる前でよかったよ前向きに、と励ましてくれますが、傍から見ればただの非常識人…。前の前の職場で一週間や一月で辞めた人を、まだ仕事もよくわからないだろうになー?と思っていたけど、うん、今度は私が思われる番ですね!(爆)
 辞めるほど?という程度のひどさだったろうなあ、という自覚もあるものだから、もっと我慢できたのじゃないかとか色々考えますが…ってか辞め癖ついた? まずいよそれは。
 あー…大金庭に落ちてないかな! そしたら後はバイトででも生きていくのにな!

 『毒学教室』…毒についてあれこれ。
 何か面白いこと書いてないかなーと思ったけど、入門書というか、さっくりざっくりの本でした。まあこれはこれで面白い。
 毒と薬は表裏一体、というのが、当たり前だけどもしみじみと。
 アガサ・クリスティの推理小説にある毒の描写が詳しく書いてあって、模倣犯(?)が出たけど、中毒の詳細記述があったおかげで一人の少女の命が救われた、というエピソードが印象的。これはこれで薬と毒? 防犯技術解説や悪質業者の手口紹介が、良くも悪くも使われるのと同じというか。

 「桜花の道理」の改訂版(?)を上げました。新しいの二本とネットに載せるのははじめてのも一本。
 一応、これにて完結。でもまあこの話は、その気にさえなれば書けるので、もしかするといつか増殖する可能性もなくはない(苦笑)。
 こちらは猫屋と違って、何のあてもなく書いたものが増殖して終わりが見えて、というものだったなあ(しみじみ)。
 全く新しく載せた二本は、ネタ自体はずっと持っていて、ただ書いてなかっただけ、というもの(何)。というか「〜血の色」は、別のキャラクターで書いて(多分)他所様の高校の文芸誌に載って、なのに手元のデータは消してしまったという一品。元々のやつはどんなだっけなあ…中世欧州っぽかったのだったかなあ…。
 そんな感じです。読んで楽しんでいただけたりすれば、幸い。

 では…職探し、三度…(没)。
 今度は町工場狙いで…何か長くやってくれそうでそれなりに定時で帰れそうなところに…(贅沢言ってる)。

2011 年 3 月 27 日

 …気付いたら、眠りこけて一日が終わろうとしています。あ、あれ…?
 昨日(?)眠ったのが四時ごろで、十一時過ぎまで眠ってしまい、うっすらと朝食摂って昼食で、漫画読んで眠っていたらしく、気付いたら夕方。…何やってんの。
 とりあえず…明日は、職安行ってきますー。でも何かもう、仕事決めるの怖い。宝くじ当たらんかなー。買ってないけど。ほけほけと何も考えずに働けるとこ…あああ、このままニート生活満喫しそうだよなーううううー。

 『探偵ザンティピーの休暇』…ある探偵の休暇。
 妹が結婚して北海道の旅館の若女将になり、会いに行くために日本に来たザンティピー。妹に骨を見つけたと相談されて、探して、と。
 何か…うーん、いつもこの人の小説読むと思うのだけど、さらーっとしてて、淡々としてて、事件も起こってるのに何か、淡白? や、面白いのですけどね。うーん何と言うか、がっついて「面白い!」というのではなくて、でも「あーこれ面白いー」という感じ。のんびり?
 ところで気になるのは、ザンティピーってよくある名前?←

 先年末頃にネットで見かけた漫画(『先生と僕』)が単行本で出ていると知って、購入して読んでから、頭の片隅に夏目漱石が…というかその一門のエピソードが棲み付いております。
 大学で出会った友人が夏目漱石が好きで、そして母の出身が愛媛なので松山の道後にも何度も何度も行っていたりで、何かしら興味の片隅には引っかかっていたのだけど、あまり読んでいない夏目漱石。読みたいと『吾輩は猫である』は購入したものの、そして文体だけで読めるよすごいな面白いな、と思っているものの、今生きている人の本だけでも読むのに相当かかってなかなか。
 だけども何とまあ…面白い人たち…。漫画はアレンジ入ってるだろうけど、それを抜いたって、きっと面白いよ。あの友人が嵌ったのもわかる(漱石の著書も漱石も好きな子)。

 そろそろ髪を切りたい、と思っています。多分今夜。
 髪型…よく漫画であるような…金八に出てた頃の上戸彩みたいな感じがいいなーといつも思うものの、実際そんな感じにしようとすると、横髪うぜえ、と切ってしまう。髪長い人って、邪魔にならないのかなー。

2011 年 3 月 28 日 

 …職安行ってきましたー…。さすがに、失業手当の再給付二度目になると受付で「え?」ってかおをされた。うん、短期間過ぎるよね。
 そして、拾い聞いた会話で、震災から逃れてきた人がいるのを知る。
 ああ…やっぱり競合するのか…っていうか私の場合贅沢言ってら、ってとこが大きいからなー…ああ何かごめんなさい…。

 『花一匁』…新吾さんの事件簿二巻目(苦笑)。
 あ、浅吉さァん…!(蒼褪) な、何か、このシリーズ終わるとしたら決別が待っているような気がしてならない。そして新吾さんひとつ大人になったよ、みたいな…。
 藤井さんって、文章はほぼ必要最低限だけど、話がちゃんと語られているから、面白いのだよねえ。正直、文章で読む方ではないですが。でも人物造形が凄いよ!

 『無花果の実のなるころに』…祖母と暮らす少年の日々。
 ずっと時代物を書かれていた作家さんで、現代物読みたいなーと思っていたので、待望の。…いやまあ普通に面白い、のだけど。
 主人公、いい子だなー。ってか格好いいよねー。これ、どうなんだろ、同年代の同性が見たら鼻につくのかな(苦笑)。
 案外残酷なことがさらりと書かれていて、でもその「重さ」を主人公が感じているところが、絵空事めいていなくていいな。

 『人形遣いの影盗み』…<帝都探偵絵図>シリーズ三作目。
 いつの間にそんなシリーズ名が?(笑) 帝都を舞台にした、新聞記者と絵師の関わった事件譚。
 やー、私やっぱ、この絵師苦手だなー。多分、今まで内面を描かれていないのも一因だと思うのだけど。新聞記者の「聖域」と化していて内情が語られないから、何一つ共感できない。
 「恐怖の下宿屋」は好きです。いいなー、こういう妙なネタ(笑)。

 『百鬼夜行の少年』…妖の見える少年。
 見えないはずのものが見える少年が、父の田舎に帰ってそこで妖と関わり合ったり知らなかった父の思いを知ったり、という話。シリーズもののようで、一巻目。
 まー…ありがちっちゃーありがちー…。終わりから始まる、ってのは、辛いな。装丁好きだなー。

 髪は、一度耳の上を残したものの、やっぱり変、と切り落としました。
 てかあれですね、あの髪型にしようと思ったら前髪長くないと。でも私、目にかかりだすと駄目なので。邪魔ー。そして額出すの似合わないから却下。
 …いっそスポーツ刈りとかのが楽? やんないけど。手術痕くっきりになるし、数日ごとくらいで刈らないともさっとなるだろうし。

2011 年 3 月 29 日 

 …家でぼーっと。日がな家の中にいると、こんなに眠れたんだ…って呆れることもしばしば。いや、夜更かししすぎてるのか。

 『遠に呱々泣く八重の繭』…噂話の真相?
 えー…文章読み辛くなったなーと思うのは、実際回りくどくなってるのか、私の読解力が落ちたのか、感覚が変わってきたのかどれだろう…。
 とりあえず、このシリーズ、どんどん「…?」が私の中で増えていく。うーん。

 『シアター』二巻…小劇団の話。
 再読(苦笑)。そう言えば図書館戦争のシリーズが文庫化だそうで、上下巻とかでなければ定価で買いに行こうかな…。
 読んでいると『チョコレート・コスモス』(恩田陸の小説の)が読みたくなってきて…劇中劇とか、オーディションでの演技とか、好きです。しかしシアター・フラッグの舞台は、想像できるようなできないような…?

 あー…伏見稲荷行きたい。でもどうせいくなら桜満開の頃に…いや人多いだろ、てかその頃まで仕事決まってないってどうなの…とか色々。
 もしくは近所の山でも登ってくるべきでしょうか。うん、私が求めてるのは多分「ちょっと山登り」…(爆)。

2011 年 3 月 30 日

 『番狂わせ 警視庁警備部特殊車両二課』…サッカー選手を狙ったテロ。
 …「パトレイバー」関連?と思って読んでみたら、その後の話、でした。あの頃の人々はほぼ名前のみで、三代目の彼らの話。名前とか…あざとい(苦笑)。
 えっと、まあ、サッカーに関してはさっぱり興味がないので、薀蓄が全くわからなかったのですが。いやあほんと、私驚くほどサッカー興味ないのだよねえ…。嫌うほどの興味すらない。
 話自体は、終わり方に面喰らいましたとも。ああびっくり。

2011 年 3 月 31 日 



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