虚言帳

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2014.10

2014 年 10 月 1 日 

 『ラストレター』…放送局の話。
 番組を持つことになったアナウンサーとその番組。変人しかいない、という局(苦笑)。
 読みながら、頭の片隅には「今夜も生でさだまさし」が。こちらは、常に公開録音、という感じで…いやそもそもテレビ番組ですが。何分、さださんのラジオ番組を聞いたことがないから。
 ラジオ番組、あまり聞かないのだけど、好きだなあとは思うしラジオを扱ったもの、というのも好き。ラジオ番組は、聴くのに集中して他のことが出来なくなりそう、というのもあるのだけど(苦笑)。テレビは(ものによるけど)見流せるのだけどねー。

 『ハケンアニメ!』…アニメを作る女性たち。
 プロデューサー、監督、原画師(?)、とそれぞれ違いながらもアニメ制作にかかわる女性たちの…連作? 掲載誌がファッション誌(だったはず)というのも(笑)。
 好きだから好き、と言いたい話かな、という気も。
 うーん、好きだなあこの本。  

2014 年 10 月 4 日 

 『踊る猫』…お江戸の不思議話。
 少し前に読んだ『恋する狐』が二冊目で、こちらが先と知ったので遡って読んでみよう…と思ったら…一度読んでる…? こんなに印象的な表紙を忘れるはずはないと思うのだけどなー、と思うものの、中頃から「…この話知ってる…?」と。あー、うん、多分読んでるよねそれ…。
 「不思議」のさじ加減がやはりとてもいい。…のだけど、ちゃんと覚えていなかったのは、うーんまあそうかな、という気も。デビュー作、ものすごくいいのだけども。全体とすると、『恋する狐』ほどに惹かれるものはなくて。

2014 年 10 月 5 日 

 ブルーレイのデッキ、設置しました。…今、ラック(はてこのラックはメーカー想定としては何用だ?)上下に、REGZAが二台。リモコンが反応して困る(苦笑)。周波数切り替えたから、電源入ることはなくなったけど、何故か微妙に反応するのはなおってくれない…。
 しかしまあ。
 買う時にきいた、電気屋のおにーさんの「東芝は編集がいいって聞いたんですけど」「あー…それは、お客さんが持ってる代くらいまでですねー…今のはもう…」というのに納得。まだ編集機能使ってないけど、というかとったの見るだけでも、前のやつのが使いやすいよ! 
 に、しても…薄い。今回のはビデオがないからってのもあるだろうけど、厚み…半分切ってるよね? 薄いなー。軽いし。
 そして、アンテナ→デッキ(新)→デッキ(旧)→テレビ、とつなぐので、リレーしてる分画質落ちますよ、と言われて、最悪旧デッキはテープの編集にしか使えないかなーと思っていたのだけど、それほど問題なさそう。もともと、きれいさはそれほど重視していないし。むしろ、電波安定してない? 風でも一回アンテナ動いた? という、いい方向に予想外の展開に。タイミングかもしれないけど。
 で…旧デッキ君、このごろ、全く問題なく動いてくれています。いや…いいんだよ、助かるし嬉しいよ? しかし…あの不具合は何だったんだ。過労死するだろこら、とでも言われてたんだろーか…。

 『代々木Love&Hateパーク』…都市伝説と群像劇。 
 一人がいつの間にか紛れ込んでいて一人が消える都市伝説「チェッコさん」、無名の切られ役、後ろ盾のおかげで売れっ子の俳優、部活をする高校生たち、ネットアイドルとファンたち、ホームレスの男性、などなど。一同に(?)会した代々木公園。
 やー、面白かった。
 そして、終わり方のおかげで、人死にも出ているのにうっかりと「いい話だった」と思いそうになる不思議(苦笑)。

 『天使たちの課外活動』四巻…料理馬鹿とその義理の父。
 面白いのだけどね…超人ばかりでちょっと疲れるとかどこに向かってるのかさっぱりわからないというか…。面白いのだけどもね…?
 あとがきの、主要登場人物が無口で手こずった、というのに笑う。自業自得と言えばそうだけども(苦笑)。

 『神様が殺してくれる』…不可解な連続殺人。
 題名と表紙が印象的。出た時にも、(この時表紙には気付かなかったけど)迷ったのだよねー。でもいいか、と思っていたところ、図書館をふらふらさまよっていた時に目が合った(苦笑)。
 最後の方になれば(遅い?)、もしやと気付くくらにはトリック自体は、古典的と言えなくもない。ちょっと方向性を変えての。しかしそれが…上手いよなあ。この人のトリックは、古典なのに上手い、ってのが多い気がする。
 私の中で、面白いことは知っているけど何故か手が出し辛い、という作家さんなのですが…短発に絞って読んでいこうかなあ…。
 もうすぐ始まるドラマシリーズは、主役が元々好きな役者さんということもあってちょっと楽しみ。美形でないというあたりもイメージに合っていて(←)。でも…眼鏡は?←

2014 年 10 月 6 日 

 『この部屋で君と』…二人暮らし、のアンソロジー。
 初読み作家さんは、半分…をちょっと割っているくらい。似鳥さんが目当てだったので、これは案外売れ筋(作家)を読んでいるということだろうか(苦笑)。
 やー。吹っ飛んでる、似鳥さん。でもちょっとしんみり、が残るあたりが好き。…この一冊の中では明らかに浮いていたけれどね! 
 坂木さんのは、読み始め、あー苦手な感じの「女子」…と思っていたら、なるほど。
 朝井さんは…面倒くさいなー、とだけ思っていたのだけど、他の人の感想を読んで、『何者』のスピンオフと知る。うーん…めんどくさいねー。← 
 章扉(題)の裏に間取りがあって、条件(?)などもあって、というところが楽しい。全て、yomuyomu掲載作品だった模様。
 アンソロジーって、読むのは楽しいのだけど、持つにはちょっとなー、と思ってしまう。でも、最近書下ろしや雑誌掲載をまとめたアンソロジーが増えていて、それでしか読めない、ってのもあったりするのだよねえ…漫画みたいに、小説も作家の短編集とかまとめて一冊にしてくれないかなあ。

2014 年 10 月 7 日 

 『不思議プロダクション』…芸人たちと怪異。
 青森のローカル芸能事務所の芸人たちと、怪異現象。
 それが、日常ではないのだけど日常の隣、くらいにはありそうなこの感じが好き。…ただまあ、好き嫌いわかれそうだなーとは思うけど。何と言うか…結論というか、わかりやすい「結末」のある話ではないから。だって、日々は続いているから。

 体調崩したら厭だしなあ、と、結局、悩んだ末にブランケット購入。荷物になるけど…。夜行電車で引っ被って寝ます。
 で、それを、ざくっと用意してみた荷物に収めると…それだけで半分とは言わなくても三分の一くらいとってないか…? 
 しかも、台風がやって来るとか。…合羽入れた方がいいんだろうか、むしろ…(没)。

2014 年 10 月 10 日 

 『名探偵ホームズとドイル―ヴィクトリア時代』
 ホームズとドイルの障害を、時代背景も交えつつ。どれも、理解は浅いのでそれなりに楽しく読めました。特に、ドイルの生涯が何か意外だった。
 ホームズを「ドイルの創作」としながらも、まるで実在するかのように書いている部分があって、困惑したのだけど。作者が、筋金入りのシャーロキアンと知ってなんとなく納得(苦笑)。
 ところで、驚愕の。…ホームズ作品、全部は読めてない…!(爆)
 児童書で結構バラバラに読んだから、怪しいとは思っていたけども! 何度か頭から読もうとは思っていたのだけど挫けたのだよねえ…。翻訳ものって、誰の訳で読むかでも結構変わって来るからさあ(言い訳)。
 また、機会見つけて読んでみよう。

 ところで。
 今夜、夜行列車乗って鎌倉行ってきます〜! …の、予定だったのだけど。
 駅に行き、ホーム訊いた方がいいかなあ、でもローカル線のところは違うだろうしあとは二方向しかないからこっちだよなあ、と、ホームに上がっていたら。
 …終電が去り、その次のはずの電車が電光掲示板に上がらず。間違えた?と訊きに行ったら…「静岡で土砂崩れが起きたために本日運休しています」…えええええ…。
 三宮で合流予定だった睦月さんに慌てて連絡して(こちらの終電はまだだった)、駅まで送ってもらった父に迎えに来てもらって。
 翌日の、朝一の新幹線に乗るべくベッドもぐりこんで。

2014 年 10 月 11 日 

 六時始発の新幹線に間に合うように、かつ、特急券も買わないと、と行ったら…早く着きすぎて、新幹線の改札が開くのを待つ羽目になったっていう(苦笑)。
 睦月さんとは新横浜で合流して、鎌倉で遠山と合流。…いやあ、合流できてよかった(苦笑)。のっけからの「まさか」にどうかることかと思ったけど、鎌倉観光の二日間、天候がもってくれたから良しとするか…前向きに考えるなら、この一事が厄払いしてくれたということで。
 今日は江ノ電乗っていくぜー、ということで、乗り放題券購入。「のりおりくん」。…「のりおくん」と思ってたよ、鎌倉旅行の件で調べものした時からずっと! ありそうじゃん!
 そしてここで痛恨の一事。鎌倉駅、江ノ電の駅ナカ店で見たいものがあったのだけど、駅ナカ店というのに気付かず、明日鎌倉駅行くしその時でいいかーと見送ったら…二日目は鎌倉駅行くけど江ノ電乗らないからね…っていう…(没)。
 それはさておき。
 宿をとったのが本の一月ほど前で鎌倉駅近辺に取れず、平塚まで行くから、それなら一度江ノ電端から端まで乗って、藤沢のコインロッカーに荷物預けて引き返して江ノ電沿線観光しよう、ということで乗り込み。
 ちなみに、調べものしているときから思ったのだけど、地名を何故か知ってる…行ったこともそれまでに調べたこともないのに…と思ったら、箱根駅伝。睦月さんも同じこと言ってた。
 江の島行きたいんだよ岩屋見たいんだよ! という私の主張で、てほてほと海に向かって。「トンビ注意」の張り紙に、えー?と思っていたら、空を旋回するトンビが近い近い…。買い食い用に買い物したら、当たり前のように「トンビに気をつけてくださいね」とも言われた。襲われなかったけど…。
 弁天さんのお宮を順にたどりながら、むしろそれよりも「五頭竜って何?」というところに引っかかる(爆)。いやまあ、江の島に五頭竜がいたらしいのだけど、それを退治(?)したのが弁天さん、という話らしくて。
 「五頭竜…戸隠に九頭竜神社ってあるよなあ、それなら、他に六とか七とか八とかおるんやろか?」「ヤマタノオロチ?」「あー」
 岩屋、楽しかったです。もうちょっと暗くてもいいけど…。音響効果もどうだろうと思わなくはないけど…。穴とかもぐりたくなるよね! ←
 鎌倉文学館行きたいんだ、と行ったらば。建物雰囲気あるのだけど、常設展示は…うん、文学者なんてよく知らないってことを忘れていた(爆)。
 でも、特別展示は楽しかったです。山崎方代。知らなかったけど、詩人? 自由律俳句? 何か引っかかるような、面白い言葉選び。
 その後、長谷寺と大仏と迷って、長谷寺に行ったら時間ぎりぎり間に合いそうで大仏にも。大仏内部に入るのは、存在をうかっと忘れていて、目の前で閉められた…(大仏の拝観時間よりも三十分ほど早く閉まる)。あと三十秒早く…!(悔)
 途中、江ノ電唯一のトンネル、を、三回くぐっているはずなのに見つけようと注意していた一回しか気づかなかったという何か間抜けなことも挟みつつ。
 お酒を求めてドラッグストアを探し、ついでに見つけてしまった八天堂のクリームパンを購入し、宿へ移動…する途中、チェーンの居酒屋で夕飯(苦笑)。
 この日の宿は、豪華な漫画喫茶、のようなところ…(実際昼はそれで機能している気がする)。
 漫画を、五冊くらいなら部屋に持ってあがってもらって大丈夫ですよー、と言われたものの、旅先で迄ねえ、と言っていたけど結局、がっつり読んでしまったなあ(爆)。
 いやまあ。
 部屋にPC完備で、切り替えで、テレビモニタでPCも使える(キーボードあり)というので。調べものをして、時計代わりにテレビつけようかなーと切り替えたら、ちょうど「ぬーべー」がはじまったところっていう(笑)。
 私はアニメで一部を見たことがあるだけだったのだけど、睦月さんも遠山も掲載分を読んでいたらしく、突っ込みだけで盛り上がる(苦笑)。このタイミング、この面子でなければ、見なかっただろうしあそこまで盛り上がらなかったと思う。…まー多分次からは見ないだろうし…。
 その後、部屋が二つに分けれていたので睦月さんが去り、日付が変わるまでは飲み物ご自由に、だったので貰いに行って、ついでに『ぬーべー』あるんじゃないか…というところからうかっと漫画読もう、になり。『ワールドトリガー』の既刊は全部読んだかも(苦笑)。遠山が最近全然読んでなくて、面白いのある?というので穂積さんと『ハイキュー!』『アルスラーン戦記』薦めてみたり。
 そういえばクリームパン。
 何かね…「クリーム&カスタード」なのに、包装紙は確かにそうなっているのに、中身はチーズが残る…。あれ絶対、クリームチーズの包装間違えてる…。チーズケーキ好きだし、おいしくなかったわけではないのだけど、「生クリーム」!という気分でいたから、何と言うか…納得いかなかった(苦笑)。

2014 年 10 月 12 日 

 適当に起きて適当に鎌倉駅へ。合流まで時間があるから、喫茶店解かないかなーとふらふらして見つけたのが…しまったここモーニングない! ていうか食品がケーキしかない! …ケーキセットをおいしくいただきました。
 いやここのケーキ。手作りケーキ、とはあったけど、だからといってお店で作っているとは限らないのだけど…マスターがボールと泡だて器持って作ってた…(笑)。私の席からは見えなかったのだけど、使ってたらしい。お会計の時にカウンターに載ってて気づいた。
 おいしかったです。私と睦月さんがチーズケーキで、遠山が小豆煮がけのロールケーキ。…この小豆がまた、控えめにでもしっかり甘くておいしかった。餡子、というよりも小豆煮。
 で、稲さんと合流して、とりあえず八幡さんに。…参道、土産物店多くて楽しい。
 しかしまあ。私も稲さんとこの間会ったのは年単位で前なのだけど、睦月さんとは十何年かぶり。中学の部活仲間だけど、四人が勢揃いするのは多分卒業以来。高校の時に揃ってゆかた祭りに行こうとしたけど、多分遠山が来られなかったような気がする…全員いたっけ…? ←
 …にもかかわらず、「久しぶり」感の無さ。この間会ったよね、というかのような(笑)。
 いくつかお寺を回って、銭洗い弁天に行こうとしたら…思ったよりも山だった…。佐助稲荷にも行って、地名だろうけど佐助って?と思ったら、源頼朝を助けた(?)ということで、らしいです。頼朝、「佐殿」と呼ばれていたから「佐殿を助ける」で。
 夕方に入った喫茶店、厚焼き二段重ねのホットケーキが有名みたいだったのだけど、私たちが入った時点で、残り二皿でラスト。…今日は間に合った(比較対象:大仏)。
 あとは、遠山宅に引き上げて、色々作ってもらってちょっとお酒飲んで。…猫と戯れて。遠山岡田鱒麿…だっけ?
 いやあ一人だけがっつりお腹すいてた。追加でカップ春雨食べてご飯食べてた。でもよくよく考えたら、私喫茶店でほぼパンケーキ食べてないんだよ。クリームあんみつたのんだから。(言い訳)

2014 年 10 月 13 日 

 うだうだとしていたら、遠山がきっちり朝ごはんを作ってくれ。…何かここ来るとやたらちゃんと食べさせてもらってる気がする。ごめん遠山…。
 で。
 台風で関西の在来線止まるってよ、という情報が昨日から出ていたので、昼過ぎに帰らないと駄目かーとの話だけはしていて、とりあえず東京駅へ。…いつも思うけど、東京駅で確実に迷子になれる…。
 カルビーに負けて迷惑をかけつつ、もう出てるのに乗った方がいいねということで、それでも大体当初の予定撮り、よりちょっと早いくらいの時間で遠山と稲さんとお別れ。…これがまたあっさり。次そろって集まることはあるのやら、ってところだというのに…(苦笑)。
 そして新幹線。睦月さんが新大阪で在来線に乗り換えで、私は姫路まで。で、姫路は止まらないのも結構あって、じゃあ分かれるか、と別れ…てから、いや新大阪で新幹線乗り換えればいいだけじゃないか?!というあまりに当然のことに気付いたのは別れた後(爆)。そして一人になるとますます乗り換えが面倒で、ちゃんと出るかなーと不安になりつつ、姫路に止まらないやつを二本ほど見送って乗り込み。座れてよかった。
 …姫路駅着いたら、多分、一番荒れていた頃じゃないかと思うのだけど…雨風すごかった。父に迎えに来てもらったのだけど、拾いやすいようにとアーケードのある商店街を歩いていたのだけど、駅地下からずっと、ほぼ店が閉まってるっていう。なのにあいてるマツキヨ。
 いやあ、前後がばたばた過ぎたけど、楽しかったです。来年は長野かなー。調べとかないとなー(そしていつも間際になる)。  

2014 年 10 月 14 日 

 『末枯れの花守り』…連作。
 人を花に化して時を留める姉妹と、それを防ぎ、枯れるものはそのままにとする者らと。
 勝手に、暗くどろどろとした話かと思い込んでいてなかなか手を出せずにいたのだけど、五編の趣はそれぞれ違い、なおかつ艶やかさと妖しい仄暗さはそのままに。うわー、愉しい。
 欲を言えば、もう一冊二冊読みたいところ…それともこのままの方が美しいのかな。

2014 年 10 月 15 日 

 『時の罠』…アンソロジー。
 湊さんだけ初読み作家さん。お題は「時を経る」といったところ? タイムカプセル、がかぶったくらいで、それぞれに全く趣向が違って楽しい。
 お父さんの地味な奮闘の辻村さん、神様社会も大変そうな万城目さん、SFな米澤さん、優しい?湊さん。

 『鴨川食堂 おかわり』…職探しの探偵と依頼人たち。
 食を探す探偵さん、第二弾。んー…雑誌の読み切り連載(多分)だからか、さらりとしているというか…もうちょっと、回を重ねて変わるもの、があればもっと面白いのになあ。季節は変わるのに、登場人物が変わらないのが。…もったいないなあ。それにしても、美味しそう。

2014 年 10 月 16 日 

 『7日間で突然目がよくなる本』…姿勢を正し目の筋力を鍛えて視力が良くなる、という本。
 今や、がっちりと視力は悪いもので。本当に良くなるかどうかは措いても、姿勢を正したり筋肉を鍛えたりほぐしたり、が悪いことはないだろうなあ。…続けられるかどうかはともかく(そこ一番大事)。が、がんばってみよう…。

2014 年 10 月 17 日 

 『ほんとうの花をみせんきた』…竹のお化け、植物性吸血鬼のバンブー。
 題名に惹かれて借りてきたら、一冊の半分以上を占めるのは別の題名の話。
 表題作は、その後の話。最後の話は、一作目よりも前の話。どれも、バンブーと人との関わり合いで紡がれたもの。
 忘れる、ということの描き方が印象的でした。忘れてしまうなんて、と思ったけど、考えてみれば、日々を生きるために忘れていく。それはそれで健全なこと。
 最後の話を読んでから一話目を思い返すと…もどかしい、というべきか、口惜しい、というべきか。

2014 年 10 月 18 日 

 金沢行ってきましたー。JRの企画の、コナンのミステリーツアー。
 …待ち合わせ場所に友人が来ず、…これ寝てんじゃねーだろーな、と思ったら…危うくの遅刻。いや、乗る予定の電車には間に合わなかったのだけど、一本後でも間に合う予定で動ていたから良かったものの。
 いやあ、どうしようかと思った(苦笑)。
 とりあえず目的地は、加賀。…駅の、「Lady Kaga」のポスターに目を奪われる(笑)。
 ここからはバスで移動…なのだけど、周遊バス、一方通行で余計な時間を喰う…。添乗員さんもいて、ちょっと面白い感じではあるのだけども…今回、セットでついていたからいいけど、そうじゃなかったらこれは辛いね…と話していたり。乗り放題で千円、が最低なので(二日連続なら千二百円)。
 時間の都合で、とりあえず山の手。自動車博物館がきになって。個人で収集した、五百台もの車がひたすら並べられているという、圧巻の場所。建物は、昔のホテルなのかも。そして、キャプションが面白い。誰だ書いたの(笑)。これ…図録作ったらけっこう売れるのじゃないのかなあ…いろいろと難しいのかもだけど。
 時間の問題で、昼も食べられず次に行きたかったところも飛ばして、一旦駅に戻って、雪の科学館へ。スター・ダストの実演をしてたよ! たまたま、実演を行う時間に(ちょっと遅れて)着いたようで。
 そこから歩いて、芸子さんがいたという建物へ(名称忘れた)。閉館の三十分くらい前だったので、展示(?)だけざっと見て。
 ここと雪の科学館がチェックポイントでした(他にも二組あってどれでもよかったのだけど)。
 バスが来るまで少し時間があるから、軽く食べられる場所はないかーとうろつくも…普通に食べられそうなところはあったけど、何せ時間…。結局、お肉屋さんがあったのでそこのコロッケをもらい。おいしかった…けどちょっと物足りない(爆)。時間もう少しはあったから、二個とかカレーパン(揚げるのに少し時間がかかる)とかたのんでもよかったなあ…。
 酒蔵で、見学と試飲もできて販売している、というので行きたかったのだけど、今は改装中(だったか?)で見学はできないし、この時期早じまいしてるかも…ということで通り過ぎ。
 ところで…案内パンフレットを見てから、山代温泉の「すぱクロ君」が気になっていて、グッズ買おう、と思っていたのだけど…これがまだそれほどいろいろとは出ていないのか、見当たらず。あとで調べたら、山代温泉あたりにちょっと置いているだけ、の模様で。てっきり、加賀の駅とかもしかすると金沢にもあるかなーと思っていたのだけどなあ。残念。
 あとは、金沢まで行ってホテルまで歩き。その後、夕飯。
 友人が「能登牛食べたい」というので、ちょっとお高そうな焼肉(?)店へ。美味しかったです。←語彙がない
 …実は、こちらにいる友人に夜にでもちょろっと会えないかなーと思っていたのだけど、色々と都合がつかず無理でした。そもそも、私の予定があまりに流動だったしねー。今回二人旅だったから、長々と単独行動も難しかったし。友人の友人、に引き合わされて楽しめる人は…多分私の友人には少ない(私含め)。

2014 年 10 月 19 日 

 今回、旅行会社のプランで多少制限のある切符を取ったので、帰りの電車の時間が早め。…いや姫路にたどり着くまでに四時間ほどかかるというのがそもそも痛いのだけど。
 なので、朝早くから動こう、ということで、とりあえずチェックポイントは開いている時間が早いものからこなすかと…そして朝、朝食どこで食べようかーと、レンタサイクルを使うつもりで向かった駅までの道のりで、目についた「コメダ珈琲」。…金沢違う。そしてホットドッグ注文してモーニングサービスのトーストも食べるという(爆)。
 レンタサイクル、借りたかったやつが今年の春くらいで営業終了していました(爆)。そうこうしているうちに、切符とセットになっている周遊バスの始発時刻が近づいていたので、もうバスでいいかーと。
 兼六園をちょっとだけ見て(じっくり散策してたら余裕で半日くらい過ぎそう…)、金沢城に行って(菱櫓が思っていたよりも見ごたえあった)、21世紀美術館…展示入れ替えの作業で、プールの常設展示、底に入れず残念。展示は、見てる時間なかったよ…(爆)。
 と、ざかざか進んでいたら少し時間に余裕ができて、たまたまイベントで、近くでやっていたスイーツ博に(爆)。和菓子と洋菓子一品ずつと飲み物で、五百円。嬉々として購入しましたとも(苦笑)。ついでに、ミートパイがあったので購入。
 やー、暑かった。日差しが凶器だった。
 そして、四高記念館に。文学館兼ねてるようで。行ったときは、「闘う男の文学賞」だったか…(うろ覚え)。ちょこちょこ新しいもの(作品)が取り入れられていて面白かったです。物販で「幽」があるとか(笑)。
 もう一度兼六園の辺りまで移動して、予約していた和菓子体験。ぼかしが…あまりぼかさなかったせいで、タンチョウヅルみたいになった…(爆)。
 ここの一階でお酒も購入して、駅まで戻って、時間があるからどこかでお茶するかーと。ついでに、パスタ食べました(爆)。二人で一皿(パスタ+スイーツ)。
 会社のお土産は先週買ったからいいやーと自宅分のみ買ったのだけど、それでも…今回一緒に行った友人がお土産(というか[おいしそうなもの])をけっこう豪快に買い込む人なもので、つられて色々買ってしまうようになったのですよ…(言い訳)。
 そして夕飯を食べ逃し、家に帰ってから食べた。…今回、あまりちゃんと食事できてない…。食べてないかと言われればそういうわけでもないと思うのだけど…。
 あ、でも今回、治部煮もハントンライスも食べてないのだよねー。
 来年、新幹線開通もあって文学フリマin金沢、もあるらしいし、大学時代の友人の関東組を誘ってもいいし、また行きたいなー。在住の友人にも会えていないから。今度は食い三昧で(苦笑)。
 …まあ、新幹線通ったって関西はまだまだなので、姫路からだと四時間くらいかかるのは変わらないのだけども…。

2014 年 10 月 21 日 

 『不可思議プランツ図鑑』
 実在の植物を、イラストと博士と小学生の会話(解説文)、という見開きで紹介。…植物の名前が全然覚えられない(苦笑)。眺めて楽しい。
 博士と小学生の会話が遊んでる。

2014 年 10 月 22 日 

 『天盆』…盤遊戯と人々。
 将棋を思わせる「天盆」に人々が熱中し、巧者は政治にも関わる…という国で、誰よりも天盆を楽しんでのめり込んでいた少年を軸に、その家族や敵や謎の隠居老人、などなど。
 話の筋自体は割合ありふれたものなのだけど、面白い。天盆も、ルールも何もわからないのだけど、遊技者の心情や描写で実在するゲームの試合描写を読むよう。
 ちょくちょく政治(?)話が差し込まれるな、と思ったら、最後の幕引きにつながってました。「これが蓋で最後に行われた〜」というところでわかりはするけど、でも。
 いや、面白かったです。疾走感もあって。
 ところでこれ、C・NOVELS大賞受賞なのだけど、いつもの新書で漫画絵、ではなくかなりシンプルな表紙で判型も別での出版。それには納得なのだけど、この表紙…これはこれで損しているような…。もったいない。

 『奇妙な遺産』…推理短編。
 講義内容に即して衣装を身につける、というちょっと変わった西洋史学の准教授。彼の関わった事件集。表題作は、ちょこちょこ出てくる元教え子に遺された謎の話。
 どれも、面白い、だとか、凄い、だとかで目を見張るものも、キャラクターに特別惹かれる、というものもないのだけど、その分破綻がないのと、どの話も慰めというか、「いい話」な部分を置いて終わってくれるから、読後感がけっこういい。
 気軽に読める、という感じかなあ。

2014 年 10 月 23 日 

 …全然やることなかった…(爆)。
 なので、ほぼ一日、別にやらなくていいようなことをひたすらしてました…自分で使ってるやつのデータ見直しとか。どっかに手伝えることあったのかもしれないが…。←
 
 ところで、来週末も含め、何かまるっと一月休日に休んでない…。なんだろうな―この偏り具合。予定ないときは、外出は図書館くらいで一月二月平気で家族や職場の人以外としゃべってなかったりするのに。

2014 年 10 月 25 日 

 奈良、行ってきました。県立美術館の「古事記展」を観に。そして更に言えば、それのイベント企画の高千穂の夜神楽を観に。
 いやー今回(も?)、色々と無茶ぶりっていうかわがまま言ってた。はっはっは、ごめんねー(ここで言っても)。そしてそんな友人Aとは、先週金沢行って今日これで来週は兵庫県立美術館に行く予定。…なんだこの毎週。いいけど、差が激しいなあ本当…。
 前回の遅刻があったので、少しでも近い方がいいかなーといつもと違う駅を待ち合わせ場所にしたら、それに気づいてないとか。…よく固有名詞取り違えとか勘違いやらかすから今回もかと思ったけど、違ったよ!
 そして阪神の駅で、奈良の周遊きっぷを買おうとしたら支払いの時に受け取り皿(何て言うんだろ、お金を置くやつ)のお金を見て、「あ、これですね」と言ったお姉さんが不安…。いやそれ、私たちの前に対応した人が払ったお金をあなたが回収してないだけだよ…気を付けて…!
 駅のホームに行ったら行ったで、乗換駅を把握してなくて検索たのんだり。…いやほら電車って、アナウンスさえ聞き逃さなかったら、割と言ってくれるからさあ…行けばわかるものと…(爆)。
 まあなんだかんだでたどり着き、そして「正倉院展のチケットを東口で販売しています!」と、やたらアピールしてるなー、とのほほんとしてたら…今日からだったのですね、公開…(爆)。そら人もいるし張り切りもする。
 古事記展、面白かったです。
 込み具合はまあそこそこ(苦笑)。大学の先生と学生たち、と思しき集団と居合わせたのもちょっと面白かった。会話や解説にちょっと耳を澄ましたり。←
 えーと、ちょっと面白い感じの展示でして。ざっくりと古事記の成立に触れたり、出てくる神様たちの話に触れたりもだけど、そういった根本の説明よりも、そこはある程度前提知識として(ちゃんとここに説明もしてくれているのだけど)、古事記がどう受け止められ、どう表現されてきていたか、という感じで。いろんな画家が古事記に材を採って描いた絵の展示や、そういった中に出てくる小物(?)の実物(?)も展示したり。『古事記』の漫画本をいくつも並べて展示したり。…私が持っている、今知っている中で一番わかりやすくて面白い、と思っているやつはなかったけど。まああれは脚色が強いかな…「戦国鍋」レベルとまではいかなくても。
 最後の展示は、今活躍している方々の古事記を扱った作品、でした。
 面白かったー。図録は、迷ったけど買わずじまいで…そのうち後悔するかもだけど…しかしそういう意味では今日古本屋で見た古密教の展示会の図録のが後悔するかも…。←
 展示を一通り見終えて物販も満喫(?)して、時計を見るとちょうど十二時。神楽は一時間後。
 …ご飯行こうか、と、探すのと移動時間とで結局一時間をほぼまるっとつかってしまって、戻ると…凄い人垣…(没)。まあ…そうだよねえ…せめて三十分くらい前に戻れたらよかったのだけど…。
 どうにかこうにか、人の隙間からちらちらと見ましたけども。
 高千穂の夜神楽、見たいなー。鳥取でもいいのだけど。あのあたりの神楽は、結構観光化されているので行きやすい。はず。基本祭りって、友達でも親戚でもいいけど、地縁がないと居心地悪いもの…。人懐っこければそうでもないのだろうけど。私にそれを求めるのは間違ってる(←)。
 観光化されていると、やはりどうしても本来の姿は薄れてしまうだろうけど。物見遊山なら、むしろその方がいいかもねえ、という。
 やー、夜神楽、一回観てみたいのだよねえ。夜っ曳いて(高千穂のは翌日正午までやるらしい)の舞台を、好き勝手に眺めていていいという。だから、見てる側は寝てもいいしだらだら飲んでたりしてもいい、っていう…楽しそう。
 そんなでそれなりに満足して、さてどうするかーお茶するかーならまち行くか―でもここからだとちょっと距離あるなー。…ということで、近鉄奈良駅近くの商店街をうろうろ。けっこう、それだけでも楽しい。はにしかに出会えて満足です。
 ところで、土産物売り場の片隅で、直径十五センチかに十センチくらい?の、そこそこ大きさのあるまんとくんのぬいぐるみを発見。…しまかろくんのぬいぐるみに紛れるように…(爆)。しかも、やたらと安い。この大きさなら倍くらいが相場じゃないの?っていうくらいに。
 二体いたうち、一体をお持ち帰り。…着々と、ぬいぐるみが増えていく。子どもの頃のやつらを…捨てられず袋に詰め込んで処分したつもりになっているというのに…。
 このまんとくん。
 家に帰って袋から出してよく見ると、なんとマントが外れる仕様。…そこはアイデンティティーじゃないの?! 豆腐小僧の豆腐みたいな!?
 そして、帽子から突き出た鹿角をつついていたら、硬いものがあってそこを引っ張ると…チャック。何故か、帽子の上部に謎の空間が…。こ、小銭でも入れとけばいいの? 印鑑とか??
 ぶらぶらと着実に買い物をしながら、結構がっつりと甘みも量もあったケーキセットでお茶をして、最後には目をつけていた近鉄奈良駅の土産物売り場でわらびもち購入。…明日神戸で甘いもの食べ歩きするしどうせ焼き菓子とか買っちゃうから、食べ物は奈良漬けと柿の葉寿司(両親用。一人分しか買ってないけど。←)だけにしとこうと思ったのに…!
 帰り、近鉄奈良駅から神戸三宮まで直通の電車に乗って安心してたら、最後二両は途中で切り離し。…何度もアナウンスを聞いていたけど、その二両に載っていると気付かず、切り離し駅で「このアナウンスが流れている車両は切り離し車両です」というのをちょっと眠りながら聞いて、眠っていた友人をたたき起こして移動。…最後のひとぼけというか…要らんよ別に…?

 『化学探偵Mr.キュリー』二巻…大学で起こる問題を解決。
 大学職員の庶務課の新卒女性と、理学部教授(だっけ?)とが学内の厄介事を持ち込まれて解決する、という短編集。
 んー…今回、五話収録のうち二話が嘘をついて当面は丸く事を収めた、という話で…。いや、嘘で解決するってのはあってもいいと思うのだけど。ただ、ここで出てきたやつは…一つの嘘は、後々ほぼ確実に露見するだろうし、もう一つは、ばれないかもしれないけどばれたとき下手したらものすごく疑心暗鬼を呼び込まないのか、という…。わかったときに、さらに厄介になりかねないなら、それは目先の誤魔化しと同じじゃないのかなあ、という気がするのだよねえ。他の選択肢がありそうに思える分。
 この人、ここまで危うい、というか、ご都合主義、というか…考えなしな話を組み立てる人だっけ…? ちょっと、一方的あるいは独善的なハッピーエンド、が、鼻についてきたかなあ…。今までも、色々引っかかるところはあったのだけど。

2014 年 10 月 26 日 

 東灘スイーツめぐり、姉と母と行ってきました。
 たらふく(?)食べたー。
 最後に食べた杏仁豆腐のカキ氷(通年でかき氷をやっている、という日本茶のお店)と、試食をたくさんさせてもらったお店の、お持ち帰りしたチーズケーキが秀逸でした。チーズケーキ、本当においしい…JR住吉駅からそこそこ近いのだよなー。でも、住吉で降りる用事ってないなー…。

2014 年 10 月 27 日

 『無貌伝〜奪われた顔〜』…過去の話。
 ああ…前の巻読んだのが前すぎて、望が死んだ、と書かれているのがよくつかめなかった(爆)。
 そして、あー…はあ、そういうことですか…。

2014 年 10 月 29 日 

 『都知事探偵・漆原翔太郎』…連作。
 二世議員(前作終了時に辞職しているから、この本の開始時点では無職だけど)と、父親の代から仕えていた秘書とのコンビ。日常の謎…に、ちょーっとだけ政治ネタ絡めたような。
 都知事になっちゃったけど、色々と相変わらず。読んでて、ちょっと苛っとするのも相変わらず(苦笑)。
 うーん、面白い気はするのだけど、ちょっともやっとするのだよなあ、この人の小説。デビュー作のシリーズはそうでもなかったのだけど。
 読んでいて、この話の世界の中では三陸沖地震は起きていないのかな、と。そのあたりの皮肉はたっぷりとまぶされていたと思うけど。

2014 年 10 月 30 日

2014 年 10 月 31 日 



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