虚言帳

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2015.9

2015 年 9月 1 日 

 『食堂のおばちゃん』…姑と二人で切り盛りする、下町(なの?)の食堂。
 おいしそうだなあ、巻末にレシピある…と思ったら、このレシピ、料理する人用のやつだ! 分量がほとんど書いてない! とりあえず断念(爆)。
 物語自体はゆるゆると、食堂の日常とほんのちょっとした変化(トラブル、という程でも、謎、という程でもなく本当にごく普通にありそうな事件?)を描いたもの。だけどなんだかしみじみと、楽しかった。

2015 年 9 月 3 日 

 『神さまのいる書店 まほろばの夏』…本の世界に救われた主人公が、司書教諭に勧められて夏のバイトを始めた本屋には魂の宿った本が。
 …うううーん、ちょっと私には合わなかった…。悪く言えば激甘で、よく言えば優しい諸々と、やたらと幼い主人公たちが…。「本が好き」「本に救われた」「本に恩返しがしたい」と何度も繰り返されるけど、具体的には何一つ挙がらず(それほどなら出会いの一冊とか格別の一冊とかあるよね、というのは思い込み?)、本ていうか…物語だよね? ふわふわしてるなあ、というそこにも引っかかってしまったのかなー。
 表紙のまほろ本たちはとてもかわいい。  

2015 年 9 月 4 日 

 『城壁/星 小島信夫戦争小説集』
 返却期限が来て途中まで。「燕京大学部隊」「小銃」「大地」「星」+資料・解説を読む。
 戦場であろうと兵士であろうと、いるのは人ばかり。滑稽なようで笑えない。

 『童話の中のお菓子たち』
 童話の内容(簡約)+お菓子の作り方+お菓子のコラムでワンセット、それを十二か月分。
 実際に話の中に出てくるお菓子を作る、ではなくて、お話から連想されるようなお菓子、というところが少しだけ残念。
 コラムの、ゼラチンの分量が中世は今よりもずっと多いのは何故か、という考察が面白かった。質や気温の違い、というのはすぐに想像がつくのだけど、なるほど、好み(流行)が違った、というのもありそう。

2015 年 9 月 5 日 

 夕方から、十一月に予定している旅行の内容を決めるのに友人たちと会ってきました。
 いやー…「熊野古道行こう!」しか決まってなかったからね! 漠然としている…(調べて知った、熊野古道の広さ)。
 何分、新宮まで電車で五時間近くかかるので、現地行動はゆったりで組もうか、で落ち着いた(苦笑)。
 切符は一月前からでないと取れないからその算段立てて、宿も近日決めてしまおう、ということにして(どこをどう回るか決めないと宿の位置も決められなかったので)、適当に散会しました。
 さて、これで旅予定算段着いた―。とりあえずこれで、年内はとりあえず終わり、かなー。来年は大学からの友人たちと旅行に行きたいのだけど。

2015 年 9 月 8 日 

 『スカラムーシュ・ムーン』…『ナニワ・モンスター』続編。
 前作のときもそうだったけど、破滅の予感がひしめいていて、それに冷や冷やとする。それだけに、最後の個人的な帰結にはほっとした。
 一般に「そう見られているもの」と事実や真実が違ったら、それらはどちらが「正しい」のか。虚実の差は案外薄くて、それがなんだか哀しい。
 ベネツィアの講義パートが楽しかった。WHO訪問に関しては…いろいろと初耳な事実が…ていうか、国連にその条文残ってるなら、安保法案でのこのこ出てったら鴨葱で戦端ひらいてくる国あってもおかしくないんじゃ?と思ったり。きな臭い。
 学生さんパートは…あまちゃん…。仕事やら何やらに全力尽くしてないし責任持つようなこともあまりやっていない私が言うのもあれだけど、なんともまあ、ねえ…。
 そしてふと思ったけど、海堂さん、男性同士や男女の友達関係は書くけど、女性同士の友人繋がりって読んだことない気がする。辛うじて呼べるなら、『アクアマリンの神殿』の女子高生と…翔子と小夜子くらいかな、唯一は。あまり首を突っ込みたくないのかな?(苦笑)

2015 年 9 月 9 日 

 『ヒトリコ』…少女たち。
 小学五年生のその日から、日都子は「ヒトリコ」になっていった。幼さ故の頑なさもあるけど、強さにも繋がっている気がする主人公の在り方。芯にその強さを持ちながら、しなやかに変わっていきそうな後半のやわらかさが好き。息苦しいのに、どこか軽やかさも。
 小学校の教師も、子どもたちの反応も、中学の合唱コンクールも、夜中の救急車も、相容れない親も、どれもありそうで、実際にあるだろうという気はする。些細なことからこじれて、元には戻れない「友情」や「恋情」も、きっとあちこちにある。時間を置けば「そんなこともあったね」になるかもしれないけど、しばらくは相容れられないだろう亀裂ができる、というのもよくわかる。
 全く違う事情だけど、私もちょうど同じくらいの頃に色々様変わりしてものの見方や考え方や周囲の反応が変わった経験があるので、やや共感込み。いやあまあ、あれがなかったら傲岸に厭な奴突っ走ってただろうなー、と思うので(かといって今が「いい人」なわけではないけど)、主人公の述懐もしみじみとよくわかる(苦笑)。
 『屋上のウインドノーツ』と同じ作者で、同時期に別々の新人賞を受賞してのデビュー作。
 全く知らず、一度は図書館の新着で見て予約入れたものの、あらすじが暗そうだな、と一度外してしまい、『屋上の〜』が面白かったので再度予約して、ようやく回ってきたよ(苦笑)。
 物語としては『屋上〜』の方が好きなのだけど、私が何かの折に読み返したくなるのはこちらかも。それこそ、共感というかただの感傷だという気がするけれど。

2015 年 9 月 10 日 

 『伏木商店街の不思議』…ショート・ショート集。
 てんでバラバラなぎゅっと凝縮されたお話の数々、舞台が同じ商店街なのかはさてどうでしょう。あちこちに祀られたお稲荷さんの神棚も。
 太田さん、実は長編は何冊か読んで、面白かったり「うーん」となったりもしているのだけど、ショート・ショートはどれも好き。趣向もとりどりで、あー、楽しかった。

2015 年 9 月 12 日 

 『おちゃっぴい』…お江戸の幼なじみたちの事件譚?
 夢の描写だったり、夢か現か、というあたりの描き方が本当に好き。

 『止まりだしたら走らない』
 んんん…んー。何か、期待してたのとちょっと違ってた。
 JRの中央線を舞台に、高校の部活の先輩後輩の高尾へ向かう道中(?)と、時間軸バラバラに、いろいろな人の色々な話。骨子はそれほど思っていたのと違わないので、好みからずれていたのかなあ。もう少しさくさくと、ショート・ショートのように物語を重ねるかと思っていた。
 先輩後輩の話は、ある意味策士策に溺れるというか、微笑ましい感じ。

 『墨東地霊散歩』… 江戸〜東京の、墨東のあれこれ。
 歴史考察、と言うとちょっとずれているような気もして、うーん、ご近所の昔にさかのぼったあれこれ、という感じがする。江戸くらいから、なので戦争の話にも結構紙幅を割いてある。
 この辺りを知っていたら、物凄く面白いだろうなあ…知らなくっても結構面白いのだもの、と、それがちょっと悔しい(苦笑)。加門さんのお身内の話もちらほらと出ていて、それがまた面白い。
 …ところで、著者略歴のない本って珍しい気が。

2015 年 9 月 13 日 

 『空棺の烏』…四作目。
 …学園ものって? と、事前情報で首をかしげていたのだけれど、なるほど確かに学園もの(苦笑)。
 人に教えることが苦手な雪哉、に笑った。基礎能力として諸々が高ければ、確かにそうなるかもねー。まあ、自覚できるのはきっといいことだ。仲間と出会えたこともだけど、師に出会えたことも良かっただろうな。
 猿とのことや「真の金烏」のことも地味に話が進み、さて次は。
 次の巻は、題名に「烏」はつかないのか。…と思ったら、「エピソード0」で前日譚とのこと。それでちょっと外したのかな。

 『道徳の時間』
 あー…厭な話だった。面白くて気になって、ぐいぐいと読んでしまうのだけど、読み終えて振り返ると…実に、厭な話なのだよねえ…。いや、とても面白かったのだけど。
 そして地味に一番怖かったのは、奥さんの本音(?)でした。それは…本気だとしたら、子どもや配偶者としてはかなり怖い。半面、気楽でもあるだろうけど。

 電気屋さんが来て、ケーブルテレビの配線完了。BSも込みのプランからしかなかったので、見える番組が増えた(苦笑)。
 で、その時ちょろっと聞いたのだけど、電気屋業界(?)では、ブロックノイズがある時点で「映っていない」もの、なのだそうな。…てことは我が家のテレビ、ほとんど映ってなかったよ!(爆) そりゃー録画も失敗したりするわけだ…。  

2015 年 9 月 14 日 

 昨日、テレビドラマで「陰陽師」をやっていて、前半は「ナポレオンの村」を見ていて最後はお風呂入って、でまだちゃんと見ていないのだけど、少し見て。
 晴明と博雅が、随分年齢差あるように見えるなあ…晴明の余裕が年齢差故っぽく見える、博雅が(比べると)小僧って感じだなあ、と思ったのだけど(そして色仕掛けで簡単に晴明と仲違いしそう)。
 今日調べたら、野村萬斎と伊藤英明のコンビよりは年齢近いのだね、市川染五郎と堂本光一…。見えない。野村萬斎が年齢不詳ってのと伊藤英明が慣れない時代扮装で年嵩に見えたってのはあったとしても。
 …そしてNHK版は、博雅誰がやったか覚えてないなあ…。晴明が稲垣吾郎ってのしか覚えてない。

 自転車が入院しましたー。
 いや…先日、友人と出かけた時に後輪がおかしいと言われていて、あーこれ多分ホイール自体が曲がってるや、とは気付いていました(特にこけた覚えもないので多分止めてる時に倒れてたんだろうなー…この自転車ではまだ事故もしてないし)。でも、タイヤ自体はまだそれほど傷んでもいないはずで、このまま乗ってちゃ駄目かなーとしばらくずるずると。
 でもようやく自転車屋へ。
 やはり交換。値段もまあ想定通り。が、取り寄せになると言われ。…今まで、一回か二回ほど交換してもらってるけど、あの時はたまたま在庫があったんだなー…。
 それなら届いたらもう一度、と思ったけど、整備不良だし代車出すからと預けることになりました。ううー…やっぱり扱い悪いのかなあ…。

 『(あるいは)SFのある風景』
 社会の情報化がさらに進み、軌道エレベータも実現している世界での、少年と少女が出会いそして恋をした話。
 伏線もいろいろとあるけど、ひねくれたミステリ読みには結構あっさり(苦笑)。まあ物語自体は割合素直なので。
 それよりも…このレーベル一体何?

2015 年 9 月 15 日 

 『最後の晩ごはん ふるさととだし巻き卵』
 運悪く、のスキャンダルで芸能界追放になって家族にも見限られ、自棄になっていた主人公。深夜の定食屋さんの店長に拾われ、成り行きから店を手伝いはじめ。
 主人公、良くも悪くも素直(笑)。会話がテンポよく、するする読めて楽しい。で、舞台が芦屋。主人公の実家(?)は岡本。…場所がわかるっていいなあ…。
 店長の訛りが、神戸あたりの感じではないけど出身どこだろう(そもそも出身が芦屋ではないとは言っている、から、芦屋あたりも違うはず)、お客さんの訛りとの書き分けが出来てたから敢えてのはずだけど、と違うところを深読み(苦笑)。
 ロイドさんがかなりすっとぼけていていい味出してます(笑)。  

2015 年 9 月 16 日 

 『砂星からの訪問者』…異文化との接触。
 知らなかったけど、『臨機巧緻のディープ・ブルー』の続編。…しかし、シリーズ名も何もなく、レーベル(?)も違うのにしれっと。何があった…?
 今回の異星人は猫寄り。そして主人公はラノベの主人公みたいな特技持ちでしかも自覚あったのか…。
 分かり合えなさにリアリティがある気がして、思い通りに行ってくれないそのあたりが楽しい。そして主人公の呑気さが楽しい。

 先日、今の自転車では事故もしてないはずだけどな、と思ったのですが今朝思い出した。
 自転車同士思い切りぶつかってたじゃんよ! お互い怪我もないし相手が車や人じゃなかったからさらっと忘れてた…。
 結構前だと思うけど、あの時から既に曲がっていたのかもしかして?(爆) いやー…あれだね。自転車が危険云々言うなら、まず車検義務付けた方がいいのかもね…。ブレーキ不備とかも結構簡単に起きるよ。

2015 年 9 月 19 日 

 大げさでもなんでもなく、一時の内閣の恣意解釈と数で憲法がどうこうできるなら、立憲主義はそこになくて、枷になるものが何一つない独裁政治に近いものだと。
 法案自体、武力が抑止力になるなら泥沼のテロ戦を生み出している現状は? というのは勿論あるし、幾つもをざっくり束ねてしまっている法案にブラックボックスが多すぎる、不確定要素だらけで不完全な契約書みたい、というのはあるし、異論がほぼ出ない与党の一枚岩がそれこそ軍隊みたいだ、という危惧もありますが。
 今回の法案成立で、一番恐ろしいのはそこです。
 そもそも、戦力放棄をしたと言い切る現日本国憲法で、専守防衛と自称する自衛隊すら可否の線上なのに、更に踏み越えるなら憲法変更を直接国民に諮るべきでしょう。
 秘密法案あたりから気づいていたことではあるけど、こうなった時に「国民」には歯向かう術がなかったんだ、と愕然と。リコールもできない。唯一は選挙と言うけど、一枚岩で与党が圧倒的多数だと、不信任案ですら期待もできず、ただただ待つしかない。その時間の間に、次で修正を、と言ったって進んでしまったり起こってしまったりすることはきっとある。
 違憲かどうかは裁判所が専門家だ、と、与党の応答であったので、それなら意見申し立ての裁判をすれば(最高裁で政府見解に拠るというのは大いに考えられるにしても)、そこで「違憲」とされれば、廃案にもできるかとも思っていたのだけど。実際のところ、それによって被害を受けた「当事者」でなければ申し立て自体が受理されないのではないか、というところが大きいようで。ネットで見かけた記事での情報だけど。だから、勿論意見申し立てはするし最大限裁判を受理されるようにはするけれど、受理されたところで、そのことをアピールして多くの人に考え続けてもらい、次の選挙で現与党を落とし廃案にしてもらうのが一番現実的、と。
 …何をどうまとめたものやら、どうにもちゃんと言葉にできる気はしないのだけど、まだ何も規制のかかっていないうちに備忘録程度にでも誰でも見られる場所に置いておいた方がいいのかなー、とも。こういうときだけは、発言力や影響力が多かったらなーと思うのだけど(苦笑)。
 呑気に本ばかり読んで好き勝手に書き散らして、なんて非生産な生活ができるのは、平和に安住していられたからなのだけど。

 最近仕事が暇すぎて、ネット記事を読むことが多かったのだけど、付随していた冷めたコメントを見かけて心が冷えました。何騒いでるの、はしゃいでる、安保闘争でも戦争なんてならなかった、悪あがき。いつだったかに読んだ漫画の設定を思い出しました。作中で百年ほど経ったのに、百年前と百年後がほとんど同じ状況の「日本」でした。そんなにも「現状」が続くと? 不思議な感覚でした。「今まで」がそうだったからといって、「これから」の保証にはなり得ない。昨日生きていた人間だって明日死ぬのに。
 以前、これもネットで見たのだったか。ニュース番組だったか。
 選挙に関して取材したら、「どこに入れても変わらない(同じ)だから」選挙に行かない、と答えた人がいて。でもそれって、物凄く信頼しているということですね、と。良くならない、に関しては失望かもしれないけど、悪くならない、だと信頼だと。ああなるほど、と思ったのでした。それはもう、信仰の域だなあ、と。悪くなってもほとんど「現状」でしょう、と。
 変化も崩壊も、案外急激で、「それまで」なんて全くあてにならないのにね。

 『熊野を駆ける』
 熊野古道を、大阪から本宮まで歩いた時に訪れる各地に残る、伝説や言われ、言い伝えをまとめたもの。
 …一応、はじめの方に地図はあるのだけど、わかりにくいなあ…訪れる前に予習で、と思ったのだけど(そもそもこの道通らない。電車では通り過ぎるかな、一部)、要求される想像力が多すぎて私には無理だった…。地点地点での断片という感じなので、重複する情報もあれば、背景をもう少し説明してもらいたい、と思うものも。
 新聞連載をまとめたものということで…今朝日新聞でも似たような感じのが始まっています。

 Classroom☆Crisisが楽しいです。
 いやー、なんとなくで見はじめていて、四話くらいで「…んん?!」と、あれもしかしてこれ物凄く面白い、と思ったアニメ番組(遅)。ノベライズにも手を出したよーまだ読んでないけど。
 学生で会社員ってなんだー? と思いながら見ていたのだけど、これ、多分会社員のが楽しめるよね…(苦笑)。労働組合の出てくるアニメってはじめて見た(笑)。
 四話のどこに反応したかというと、主役二人がようやく(?)対等に対立したところ(笑)。だってそれまで一方的にそれぞれ敵視(というか邪魔者扱い)していただけだったと思うから。それから、割とほのぼの展開になったから楽しんでいたのだけど、政争お家騒動、ちゃんと恋愛も絡んできてるなー…ってええ?! と、いやもう、面白い。楽しいこれ。どうして消しちゃったんだろう、残しとく中に入れときゃよかった…と思っても遅い(没)。
 あと、主役Bと主役Aの妹が良さげなところになったときに、その子と結婚したらお兄ちゃんもついてくるよー賢いけど性格阿呆のおにーちゃん、あんな悪い思い出しかない身内よりずっと頼れるよー、とか思ってしまった(苦笑)。今は、これでイリスがおにーちゃんとくっついたら家族関係物凄く楽しいのに…とうっかり(笑)。
 で。
 今週の分(最終回手前)が、放送時間が違っていたのか録画できず、調べたら(ちゃんと公式で)ネット放送があったから見ていたら、続いてコメンタリー付きの一話と二話が始まって。
 …暴露話面白すぎる…(笑)。企業RPのナレーションが、「情熱大陸」をはじめ、それ系のプロ(?)の人を引っ張ってきたとか。一話目ぎりぎりまで本編やったせいでOPもEDもなくて色々言われたとか。ていうか、キリシマの兄弟骨肉(?)の話、某出版社モデルにしたってマジですか。半分聞き流してたから気のせいですか。…とか、ちゃんと思い出せないとこも多いけどいいのそれ言ってーっ!? 
 コメンタリーはGyao企画なのだろうけど、DVDについてるなら…どうしよう、うっかり購入しようとしたら…(爆)。
 やー…でもこれ、いろんな意味で楽しい。

2015 年 9 月 20 日 

 『リケジョ中辻涼の幽霊物件調査ファイル 』
 所謂幽霊物件を科学的に解明して、「そんなものないよ、だから大丈夫」とお客様に提供する、という不動産屋の一部署(表立ってはいない)で勤める二十代半ばの女性、が主人公。担当の京都のアパートを探っていくと…。
 うーん、ちょっと期待していたのと違った。もっとさくさくとした話になるかと。中身と題名と表紙が合っていないよ(苦笑)。
 すべては曖昧で、まあ現実はそんなものかなーという気も。所謂幽霊物件を科学的に解明して、「そんなものないよ、だから大丈夫」とお客様に提供する、という不動産屋の一部署(表立ってはいない)で勤める二十代半ばの女性、が主人公。担当の京都のアパートを探っていくと…。中身と題名と表紙が合っていないよ(苦笑)。すべては曖昧で、まあ現実はそんなものかなーという気も。
 ところでこの題名だったのでてっきり若い方かと思ったら、私よりも年上…。何か納得。

2015 年 9 月 21 日 

 『レオナルドの扉』…少年たちの活劇。
 レオナルド・ダ・ヴィンチのノート(構想スケッチ)をめぐって、ナポレオン率いるフランス軍に追い掛け回されたり謎の修道女に襲撃されたり。
 …うーん、あまりのめり込めず…。何故だろう。

 『海からなにかがやってくる』…お涼さま(笑)の活躍。
 お涼さま(苦笑)の活躍。さくっと軽く。まあこのシリーズは、読み捨て御免というか本当に惟娯楽作品と思っているので。私は。鈴木アキラに大笑いした。
 …このシリーズ、政治批判(?)どぎついなーと思ってたけど、今回のネタ(?)ってほとんど丸々事実じゃん、と思うとなんとも…後年、これ読んで「何この酷い妄想」って思えるようならいいのだけどねー…。
 そして帯、アニメで注目の集まる(というかまあそれ以前に代表作ではあるのだけど)『銀河英雄伝』『アルスラーン戦記』の作者とあおる。…そうだけど、そうなんだけど、そしてそれらにも勿論同じ作者だから同じ要素はあるのだけど、それらしか知らない(しかもアニメだけとか)人があおられて買ったらと思うと何かいろいろと…複雑…(苦笑)。

 新聞の書評を見て、父が読みたいと言っていた本が県立図書館にあったから、市立図書館で取り寄せ出来たよなー、と、図書館に行ったら。
 発売から一年くらいのものはそういった管轄地外での相互貸し出しができないらしく、今は購入の方針でいっているから、購入希望出してもらったらきっと通りますよーと言われ。
 …先日一冊入れてもらったんですけど…といいつつ、お願いしてきました。だ、誰か他に読む人いたらいいけど…。

 ところで、アニメの「ケイオスドラゴン」が終わりました。
 今日、途中から見るのが止まってた分をまとめてみたのですが。そしてそれ以前に、本来の原作というか原案というか、の、作家たちの共同制作の『レッド・ドラゴン』がとても好きだったので、アニメに関してはいろいろと複雑な思いがあったのですが。
 とりあえず全部見終えて、というか最終回を見ていて、カグラバがさあ自分を贄に、と迫った(?)ときに何故か「成田良悟…!」と吹き出してしまった(成田さん個人を全然知らないし作品もすべて読んでいるわけではないのに)、というのと、スアロー友達できて良かったね…と思ってしまったのとが、ものすごく印象深いのですが。…いろいろと間違いすぎている気がしてならない。

 …夜、なんだよヘリうるさいな、自衛隊? ドクターヘリ? だったら旋回してるわけないよなー取材ヘリ? 何を取材するんだよ、って思ってふと、検索かけたらツイッター(アカウント持ってない)でヒットした。…凄い時代だ。
 そして職場行く途中にちょっとかすめるあたりだ。

2015 年 9 月 22 日 

 『総理にされた男』…総理を演じる役者。
 総理に似ている、ということで物真似芸(?)を演じていた売れない舞台役者。それが、総理の緊急入院でいきなり影武者として本人を演じてくれと頼まれて…という話。
 政治に一般の人の感覚を、というのは是非とも取り入れたいところだけれど、政治家を続けると、一般人ではいられない。だからたとえば、民間人の目線そのままの総理!なんてのはとても難しくて、フィクションの中ででも成立させるなら、と考えると、今回のようになるのかな。公人と個人の違いが難しい。
 ある意味発想は、『民王』と同じかも。あちらは、どちらかといえば家族に重点があった気がするけど。同じ入れ替わりではあるけど、こちらはファンタジー(?)要素は抜きで。
 医療関係者とか突き詰めれば知ってる人は少なくとも数人いそうだよ、とか、最後のそのあたりになれば海外に飛ばしたそれも理由つけてどうにか戻せるんじゃないのか、とか、結局死体どうしたの、とか、気になるところはあるものの。
 読みごたえがあって、面白かったー。本人の人柄ゆえだろうけど、少なくてもいい人脈があってよかった。最後の台詞、いい(笑)。

2015 年 9 月 23 日 

 あー…あー。物凄く阿呆なことをした(通常運転)。
 あれですね。手紙は出す前に読み返しましょう…(いや読み返していたのだけど)。
 (簡単なクイズに答えたらおまけ短編がもらえる企画で挨拶のようなものは書いて答えを書き忘れてた)

 『おひさまジャム果風堂』…家族たち。
 地方のさえない遊園地で、悪役Aをやっているスーツアクター(独身・二十七歳・男性)が、高校卒業後家を出た妹の死と残された子供を知らされて、始まった二人の生活。
 何気なく手に取って、わかりやすい文章でするっと入ってくる。主人公の、屈託がないわけではないけど前向きでいい意味で馬鹿なところが気持ちいい。スーツアクターに絡めての、それぞれの「ヒーロー」たちの描き方も好き。
 じんわりと、いい話を読んだな、という気分になった。

 『そして、何も残らない』…孤立した廃校。
 中学生時代の部活仲間たちが、高校卒業を目途に、当時の彼らの光だった少年の死のために集まる。題名にも暗示されるようにクリスティの『そして誰もいなくなった』かのように展開する物語。
 だけど読みどころはそこ(謎)ではなくて、どうしようもなく愛おしくて懐かしくてでも恥ずかしくて、そして何よりも取り戻しようのない、「過ぎ去った青春」かな、という気がする。
 私はあまり音楽には興味も造詣もないのだけど、雰囲気、音が流れているように思えてくるから不思議だなー。面白い。
 …しかし、『四季彩のサロメ〜』といい、作者、女性教師に何か思い入れでもあるのかな(苦笑)。

 来月の旅行の打ち合わせ(?)で、友人たちと会ってきました。色々と行き当たりばったりに(苦笑)。
 いやあ…思いがけず店に長居してた。ドリンクバーのあるところとはいえ、食事の後にケーキもつけたとはいえ、開店(十一時半)から、気付けば三時くらいまでいたんじゃなかったっけ…。気付けばお客さんほとんどいなくなってるっていう…。
 ご飯食べた後で打ち合わせ開始したからですけども。そして電車やバスの時刻調べ、私はただやいやい言うだけっていう(家を出れば情報弱者)。
 まあしかしこれで安泰…だといいな…!

 先日、知人と話をしていまして。
 いやあこの人が、多分今ここでなかったらろくに会話すらすることなくかかわらなかっただろうなー、という感じの人で。端的にいえば、住む世界が違う(笑)。
 その時の話でなんだかしみじみとそう思ってしまった。
 何と言うか…学生時代とその後に、真っ当に全力尽くして、挫折して、そして今も一生懸命に働いていて。うーん、私挫折したこと多分ない。
 …ええとそれは優秀とか余力があるとかそういうのではなくて、挫折するほど全力を尽くしていないというか、壁があれば体当たりしたり乗り越えたりしようとするのではなくて、ひょいと横道に逸れてしまうというか、「酸っぱい葡萄」が得意というか。目指したり叶えたりしたい目標を自覚しなければ、そもそも挫折なんてない、という意味での。
 今までもうっすらと自覚はあったのですがねー。…だから『シアター!』の司にーちゃんの言葉が見当違いのところにぐっさり突き刺さるっていう。全力尽くしてどうしても駄目ならようやく諦められる、ってのは、そこまでしなければだらだら続けられるってことでもあるから。
 何と言うか、だから(?)、凄いなと思ってしまった。実際いるんだなあ、って。←
 別の時に友人とやりとりしていて、私の書く話の、登場人物たちの逃げっぷりに気付いた時にも思ったけど。…いや本当、逃げすぎですよ。長い話は大体、一度や二度は主人公逃げ出してるからね…そして戻って来て真っ向勝負するわけではなくそのまま進むからね…。
 作り出したものって、直接なり間接なり作った人が出るなあとは思っていたけど、なんだこの顕著さは。わかりやすすぎてちょっと笑えた(没)。

2015 年 9 月 24 日 

 『掟上今日子の挑戦状』…短編三本。
 今回は警察絡み。そして今日子さんの秘儀(?)「忘れる」が活用される。明らかに欠点だろう、と思ってしまうところを利点として持ってくるところが凄い。
 さて、これまでの話も含めて、時間順はどうなるんだろ。今日子さんの態度や記憶からの推測はできないから、三冊ともがほぼ同時進行としてもおかしくない。マンションの警備員の有無(親切さん)、が出れば少しは手掛かりにはなりそうだけど、そこまでの言及自体がないことも多いし。
 …ところで、今日子さん=委員長、というのは「脳をシンクタンクに売却」云々と言っていたあたりの絡みかとも思うけど、胸の大きさに言及がない(イラストも控え目)から…本人ではないのか…?(そんな根拠)
 うーん、委員長だけど脳を売却しているゆえに忘却機能がついてる(期間限定でそのうち解除?)、か、別の人で脳機能が委員長のもの、というあたりかなーと思っていたけど、体つきが違うなら前者はなし…?

 『中野のお父さん』…出版社に勤める娘と、高校で国語教師をやっている父とのやりとり。
 日常の謎と文芸の謎(?)が半々くらい? そうそう、お父さんって娘には甘い気がするよね…とはいえ、私に男兄弟はいないから比較対象はいないのだけど。
 短編集で、目次の題名数が多いな?と思ったら、一話が結構短い。その短さがすっきりしているような、ちょっと物足りないような。
 最後の話の、お父さんへの想いにじんわり。この話、男性で立場としては「お父さん」の方が書かれているというのが不思議。
 ところで…作中出て来た「塀の中のジュリアス・シーサー」、観に行ったけど途中ちょっと寝てしまったのだよなあ…という苦い思い出が…。寝不足だったから…(没)。私が観たいと友人を誘い、実際面白くはあったのだけど何分ある程度淡々と描かれるから(言い訳)。もう一度、ちゃんとスクリーンで観たい…。

 今日、仕事帰りにアイス買おうとスーパーに寄って、美味しそうだったので豆腐を買いました。
 神戸のお豆腐屋さんで、いつも置いているわけではなく、ということのようでした。あちこちのお取り寄せの品とか、ご当地品を置いている面白いスーパー。うーん、お取り寄せと言うとあれだけど…地元で根を張っているこだわりのメーカーとか、そういうのがちょくちょくあって楽しい。…潰れてしまった以前の勤務先の、お客さんでもありました。
 で、三種類ある揚げ豆腐を、ちょっと迷って二種類一個ずつ買おうとしたら、そこの売り場にいたおじさまが「何人で食べるん?」「三人なんですよーちょっと中途半端で」「ちょっと待ってな」「?」と待っていると、豆腐の保冷機(?)の横に置いてあった棚から白いビニールの袋を引っ張り出して、「内緒やけどおまけな」と一つその袋に入れてくれたのでした…これはレジ通さんようにな、とも言われ。
 ええと…いや、勢い(?)もあって袋に入れた分はかばんに入れてあと二つを買ってきたのですが。よ、良かったんだろうか…? そしてしっかりはお礼言わなかった気がする…。
 豆腐だからそこまで日持ちはしないし、そこそこ遅い時間だったしというのもあるのかなあ。美味しかったら次からは見かけ次第きっと買うよ! ←
 ところでこれでしみじみと、万引きって結構しやすそう、と思ったのでした…。
 いや今回、お店の人とかに見られていたけどそういうやりとりはサービスとして「あり」だから放置された、というのもあったかもしれないけど、程度に寄るけど少しくらいなら死角になるところは多いものなあ。
 高校時代学校に無人購買部(自分で品物を取ってその分の代金を所定の場所に入れておく。時間帯によっては人もいた)があって、無人で続けられるのは盗れるからと盗る人がいないからだ、この伝統が続くことが誇らしい、と先生だったかが言っていたのですが。
 お金払わないで物を盗っていくのは、見つからなければラッキー、見つかっても弁償すればいいんでしょ? というものではなく、作ったり売ったりしている人の苦労も信頼もばっさりと捨てているということだなあ、と。
 できるけどやらない、起こせるけど起こさない、というのが続くといいな…。万引きでお店潰れるとか、本当に厭な話です(別に今日行ったお店でそんな噂があるとかそんなものはない)。

2015 年 9 月 27 日

 『空色の小鳥』…叔父と姪。
 義理の兄の娘を、思惑あって引き取った主人公(独身・男性・出身の家にごたごたあり)。友人や彼女も絡めての子育てと義父や義理の親族たちへの復讐。
 本編始まりから、主人公の本心がどこにあるのか、に冷や冷やし通しだったから、あらすじだけまとめてしまうとありふれたこの結末に安堵。主人公自身もだけど、それよりもまだ小学生の彼女の事を想って一緒にいてくれる友人たち、マンションの皆様の対応もうれしい(笑)。
 子どもの未来は光あるものであってほしいし、子どものころそれを望めなかった大人だって、得られないままではないと思いたい。

 友人と、姫路城の前で行われる観月会に行ってきましたー。
 母親がただ券をもらうからという便乗(?)参加(爆)。お茶席とお酒がタダなもので…。
 日本酒を飲む、という友人が少なくて、この観月会は毎年同じ子を誘っている。多分、飲めるとはいっても別にそれほど好きではない、と思うので、申し訳ないなーと思いつつ(苦笑)。雪彦山が好きです。売っているお店が限られるので瓶で買ったことはまだない…そのうち買うんだ…。
 その友人が今日は臨時の仕事で、合流はちょっと遅れるということだったので、こちらで食べるものを調達して。とりあえずお茶席に行ってから、地酒に。
 …これ、毎年やっているのに誰も言わないのか…絶対誘導の人置いた方がいいと思うのだけど…。お茶席も地酒も。地酒に至っては、三杯まで、とは言っているけど飽くまで通達しているだけでチケット制とかスタンプカード式とかではないので、実質、やろうと思えば何杯でも…。
 そしてこの観月会、慣れている人はお盆(多人数で来て一人が取りに行けばみんなの分を持って帰れる)とか、レジャーシートにランタン持参はきっと毎年参加だよね!とか、そのあたりが楽しい。一度、私の前に並んでいた着物姿のお嬢さん二人組が、盃を何個か持って、山でお湯を沸かす時に使うような取っ手付きの器(?)も持って、盃に入れてもらうごとに器に移していたのがほれぼれとするほどに…(苦笑)。その方がこぼれないものね…! 盃以外に入れません、というのにも違反していないし。
 友人とは呑み(主に私)ながら(ご飯と一緒に小瓶の日本酒も買った)、将来のこととか賃金の低い職場の話もしたり…いやね、職種が違うので違うかと思ったのだけどぶっちゃけたら、私も友人も給料同じくらいで。底辺だよねえこの金額…と顔を合わせてしまったり。
 楽しかったです。飲んで駄弁るだけなのにね…! 多分私、アルコール入ると多弁になるよ。記憶とぶほどはないけど(日常生活程度にしか)。
 明日は有給も取ったので、のんべんだらりと過ごします。←

2015 年 9 月 28 日 

 わはははは、今日は一日外に出てない(爆)。
 母がバス旅行で夜までいなかったこともあって、見たら消す予定で一度も見ずにいた「デュラララ!!×2 転」を一気に見た。…疲れた…。原作は読んでいるので、まあ。アニメの方が表現上手い気がするなーと思いつつ、臨也捕まる、の場面は小説のがハラハラして面白かったなあ、と思ったり。
 あと本を一冊、『琥珀のまたたき』があらすじに惹かれて借りたものの、まったく内容が入って来なくて苦痛になってしまったので途中で読むのやめたり。うーん、久々?

 『からくさ図書館来客簿』第四集…夏。
 大好きなシリーズ。表紙、今回の中扉のアレンジはいまいちだったなー…ほぼ背景替えただけ…。
 今までに出会った人たちを介したり介さなかったり、での、つながる縁。これまでに出てきた人たちの消息が知れるのもうれしい。「道なし」が善行を積んだ人ばかり、というのがあるからだけど、出てくるのはいい人がおおくて落ち着く。噛み違いやすれ違い、哀しい出来事はあれど。
 時子様の成長は進んで、篁と離れての行動も増えるのかなあ、と思うと少し淋しいような、物語の膨らみも増して楽しみなような。 …あとがき、季節一周したらシリーズ終わり、ってことはないよね…?
 茜さんの素性が知れたり、太田道灌再登場が楽しかったり。いいなあ。

 「マツコとマツコ」の最終回を観ていました。
 毎回観る番組ではなかったけど(うっかり見過ごしが多かった)、面白いなあこれ。アンドロイドの存在を問う(?)番組だったけど、まだ、中身が自立プログラムがない分途上なのだよなあ、と思ったり。だって、マツコロイドはあくまで「がわ」で「入れ物」で、声を充てる人やキーボードを叩く人がいるわけだから。それだとただの、遠隔機械。
 そういう意味で、後々AIの発達とか心めいたプログラムを組めるようになったりしたら、別展開で番組もできるような気も。
 面白いなあSFだなあ。…とかまあ、お気楽なことばかりでもないのだろうけどねえ、実際問題として。
 そして多分番組意図とは別のところで、マツコ・デラックスと天海祐希の老後の話を聞いて、やっぱり独身女性(女性?)の仲間内での話ってそういうところに行くんだなあ、と思ってしまった(苦笑)。いやーだって友達と話してたらそこに行く(爆)。

2015 年 9 月 29 日 

 『十三の呪』死相学探偵一巻
 幼い頃から人の死を現すもの(?)が見える主人公。拝み屋と作家の祖母の元で育つが、一念発起して東京で探偵事務所を構える。そこにやって来たはじめての依頼人が、呪われているのではないかと言い出して…。
 うーん…? 内容自体は、シリーズ化前提でいろいろ引っ張ってるとこがいささか鬱陶しいものの結構好きなのだけど。
 キャラクターがラノベ張りに軽すぎるのに、文体が重いというのが物凄く違和感…。人死にが軽いのに、怪異体験は物凄く重々しい語り口で、死を恐れているという感じがあまりしない…何かが違う。ライトノベル系統に、浮かれたというか軽い書きようでこの展開か、人物造形もしっかりしてこの語り口、ならもっと楽しめた気が。
 要素とか部分部分に面白さは感じるのだけど、総じて惜しい。…というのが、この作者に対しての私の印象だったのだけど、これでも変わらなかったなあ…。面白いか面白くないかで言えば面白いのだけど、「面白い!」と飛びつけない。
 続き出てるけど…どうしようかな。時間があれば、かなあ。←またもや予約入れすぎて大量に来る予定

 「Classroom Crisis」、最終回を見て、終わっちゃったなー。と思っていたら、今週末くらいからBSのDlifeで始まるようなので、再度撮ります(爆)。やーだって見たら消していってたからー。
 BSが見られるようになってテレビ欄を見ていると、色々と「?」となるのだけど、BSの番組ってどうなってるんだろう…? 地上波の系列と合致して、る、の…?
 あと、この辺では見られないと思っていたテレビ東京系のアニメがごく一部だけど放送されているのを知ってびっくり。あー、「妖怪ウォッチ」とか「ポケモン」とか、この辺の子どもらはこれで見てるのかなー?

2015 年 9 月 30 日

 『オツベルと笑う水曜日』
 ゴシップ・トンデモネタ・一応報道、などなどの無茶苦茶な週刊誌(だっけ? 単に雑誌?)の編集部に、異色の新人が突然やってくる、という…はじまりは割と古典、でもやって来たのがヤクザ顔負けの威圧感と体格の持ち主で腰が低いという(笑)。
 作中繰り返し出てくる『オツベルと象』は未読。宮澤賢治…好きな話もあるけど、苦手な話も多い…。それでも、本文中からだけでもこの題名のつけ方は好きだなあ。
 電撃文庫とは文体をちょっと変えた感じで、こちらの方が好き。それでもまだちょっと、「を」とか「い」とか加えるべきじゃない?と思ってしまうところはあるけど。
 面白かったので、続編あるといいな。



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