虚言帳

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2009.12

2009 年 12 月 1 日 師も走るそうだから

 …終わらない。仕事が〜終わらない〜。
 えーと、これはあれです。「それだけ任されてるんだね」とかいったものではなくて、単純な話、無駄に量が多いのと休み配分がままならないの(と言うかまあ日程問題?)と、もしかすると手際が悪いのと。
 とりあえず、今日は残業記録更新して来ました。うっかり十時まで居残るところだった(あの会社は朝は早いけど夜も早いから、八時過ぎたらほぼもう誰もいない)。
 そんな最中に友人から電話がかかってきて(携帯電話に)、誰もいないし出ようかなと思ったり。そんなことしてたらいよいよおわりやしないから諦めたけど。話しながらやったらわけがわからなくなるのも目に見えてたしな…。
 明日は休みで、明後日、は仕方ないとして明々後日くらいには、せめて残業一時間くらいで帰れたらいいなー。

 それにしても、帰り道、飲み屋系統のはずの店が既に真っ暗になっていて、早!と思いましたよ。国道沿いなのに。もしや飲み屋じゃなかったのかあそこは。

 『無縁坂』…白縫さま十冊目。
 何か改めて、白縫さまって優しいけど、でも厳しいんだよなーと思ったり。ただただ優しいのは、甘やかしと同じで実はいいことではないのですよね。却って相手のためにならないというか、甘やかしは実は相手のこと考えてないよねっていう。甘やかしに逃げた方が簡単だし楽ってことはいっぱいあるのだけど。
 ところで房吉も不思議。この二人の出会い(?)はどこかで書かれないのかな…いや既に書かれてるかもだけど…(何故か図書館に一冊だけ収容されてない巻がある)。「赤い花」の明らかにされていない諸々も、これで終わりなのか後を引くのか気になるところ。

2009 年 12 月 2 日 はりきるけども。

 今日会う知人に、別の知人から「本読みたがってるからよかったら何か見繕ってやって?」なメールが届き、えっどんなのが好きなのかさっぱりわからん、つか私の手持ちはほぼファンタジーなのだけどそれは大丈夫なのか?とか。…ファンタジー駄目って人は結構いると思う。
 そして普段あまり本読まない子だから初心者用でね、と言われ、いやだからどんな傾向のが好きなの?と悩みつつ。
 結局、『六番目の小夜子』と『ぼくらと駐在さんの700日戦争』と「十二国記」の一作目(題名忘れた)と『お迎えです。』を渡してきました。どんなもんだろ…。
 ところで会ってから今まで読んだ本、を聞いてみたら、『itと呼ばれた子』とか『君空』とか…でした。わかってたけどやっぱり違うところにいたよ! 『図書館戦争』持ってたらそれにしたのだけどなー(あれは結構間口が広いと思う)。

 『無貌伝〜夢境ホテルの午睡〜』…ホテルの見る夢の一週間。
 ホテルが見る夢の中の一週間で起きる色々。…このシリーズの話の説明って、「ヒトデナシ」から入らないとわからないのかそういえば…面倒、なのであらすじは他所でどうぞ(爆)。
 前作を読んでからかなり経っていたもので、主人公に深く傷痕を残した事件、が朧に概要くらいしか思い出せない(汗)。それはそれで問題ないのだけど、もどかしかったですよ…それにしても試練続きだなあ、主人公。しかしいい子だな。
 近松・井之上コンビがちょっと好き。結局のところ、私はそういった関係が好きなのだろうなあ。「世界をくれた人」がいてくれたらいいな、という。
 次作もすでに題名が決まっていて、最後も思いきりそこへの伏線でした。で…主人公との関係って何だっけ…(爆)。前作の事件関係者だったのは覚えてるけど…一体誰がどんなのだっけか…。

 やる必要のあること、が二件ほどあって…後に回す意味もわからないのに後に回してしまっています。ぎゃー、急がないと当日が来るよ!  

2009 年 12 月 3 日 うだうだ。

 れーんらーくしないとー。

 『蛟堂報復録』…報復屋の仕事とその周囲。
 既存の物語に見立てて、人ならざる力(場?)を使って、報復を手伝うことを生業としている店主と、その甥の同居人と、恋人やら甥の親友やら…。
 話としては重いはずなのだけど、それほどではないのは、主要登場人物が出張りすぎているからかなあ。まあ、話の中心が依頼主とその対象者の起こす顛末、ではないからだろうけど。どちらかといえば、主要人物たちの方ですかね。ちょっと設定作りすぎてるけどもまあ…。
 なんとなく、どう終わるのかな、というのは気になるのですよね。キャラクターの作り込みさえ気にならなければ、面白くないことはない、と、思う。
 はじめこの人は、サイトを知ってそこの小説を読んで、出版が決まっているとあってさもありなん、と思ったのだけど…。
 んー、サイトに、この小説に出て来るどちらかといえば端の方の役の人が主役のシリーズが置いてあるのですよね。で、これを読んで、まさかそのあたりの物語までがっちり仄めかしているとは思ってなくて、ちょっと吃驚した。幾本かのシリーズが関わり合っている、というのはウェブ小説ではそりゃあ珍しくはないことだけど、出版されている本でそれがあるとちょっと。そういうのもあるにはあるけど、基本、さほど注意をひかないようになってて、わかる人は気付いてにやっとするとか、なんとなくそんな気はするけど全く引っ掛からずに読み進められるとか、そういうものだとばかり。んー、これは、単体の本としてはちょっと度を越しているような気が…。
 ウェブで手間も気兼ねもなく読める(書いた当人にとってはどうであれ)趣味の産物と、お金(ひいては生活?)が盛り込まれている商品としてのものとでは、受け取り方が違うのかな、という気もする。勝手な話だけれども。ある小説が一般流通に乗って出版されたとき、同人誌で既に読んでいた友人が、あの時は凄いと思ったけどこうなるとそうでもないかな、と言っていたのを思い出すなあ。あの場合は単に、時間が経って感覚が変わったというのもあるかもだけど。
 とりあえず、続刊も読みますけどね!

2009 年 12 月 4 日 若いって素晴らしい?

 「ふみふみ」という投稿サイトさんに載せようと思って、「深紅に浮かぶ月」の文章をはじめっから読み返しているのですが…うわあ凄い…。
 えーと。
 漢文調を出したいなあ、と、熟語をたくさん使っていた覚えはうっすらとあるのだけど、それにしてもおかしいだろうあの文。あれだ。知ったかぶりの文章。単に言葉知ってるけど噛み砕いて使えないってだけじゃないか?
 …でも書き直すのもなんだかあれなので、青臭いヒトコマとして、ほぼそのままで投稿してきます。そしてサイトのも直す気はない…そのうち、読み返すのも怖くなってくるかもなー…(乾笑)。

 『よろこびの歌』…途方に暮れていた女子高校生の変化。
 何の疑いもなく音大付属の高校に進むつもりだったのに、受からず進学した高校で、楽しかったはずの歌うことも放棄してただぼんやりと、行事に積極的に参加することも友人もつくらず過ごしていただけの主人公。それが、行事の中でも活気のない合唱コンクールで指揮者になったことで変化が兆す。
 実は主人公は章ごとに、始めと終わりの主人公のクラスメイトたちそれぞれなのだけど、隣の芝生は青いというか…悩みはそれぞれだなあ、と。
 何も決定的には解決しないのだけど、でも、眩しいなあ。で…ハイロウズの歌が気になってくるよ(笑)。
 どうにも、音楽の絡む話は気になるなあ。別に、音楽関係は何もやってなかったのですが。カラオケですら、行くようになったの大学生になってからですが…? 何故。あ、でも画家や…芸術関係も気になるから、作り出す人たちが好きなのか?

2009 年 12 月 5 日  とりあえずケーキが目に付いたのだと。

 えー、母がケーキを買ってきました。しかし既に口実と化しているよね、姉(既婚)の誕生日って…本人いないけど、と言っていたら帰ってきてびっくりした(お義兄さんが仕事の都合で今夜は遅いのだとか)。
 そんなでもそもそ食べていました。ケーキ好きだから、理由なんて何でもいいよ!

 『麻布怪談』…江戸時代、人と狐と幽霊と。
 えー…まあ面白い、のだけど、あれですね。江戸時代の本とかもっと遡って古事記や宇治拾遺でもいいけど、そのあたりとか中国古典とか。面白いのだけど、一気にがっと読む、のめりこんでページをめくるのももどかしい、ってものではないのですよね。淡々と面白いというか、じわりと面白いというか。何だろう。語り口があっさりとしている、の、かな…?
 話自体は、ある中年男の元に狐と幽霊の女が忍んで来る、という、まー言っちゃなんだけど随分いい目を見ている(え)。

 たしか去年もこのくらいの時期だった気がするけど…武道、習いたいな…。
 父が空手をやっていて、幼い頃には習うかと言われていたのだけど、そのときは厭だ、誰がやるか、と断っていたのですよねー。どうして習わなかったのか私。
 やるとしたら、空手か古武道がいいな…と探していたら、割と近場(と言っても通っていた高校の近辺なので自転車で四十分ほどかかる)で居合いを習える。しかも、二派が同じ場所を借りている模様。それと気になるのは、中国武道をやっているところがある…(道場をもって、というのではなくて練習場所も時々で公園での練習も多いような感じ。でもそのくらいのが構えなくていいのかもとか)。
 うーん。私姿勢良くはないし運動もあまりしないから、そういう意味でも習いたいのだけど。空手がいいのだけど、人数が多いと気が引ける…体育会系の素質は皆無に近い。そして基本人見知り。
 …とりあえずは見学、だよなあ。うー…その連絡を取るのすら気が重い…うーんうーん。

 話は変わりますが、年賀状の構図が決まらないーっ(汗)。もうそろそろ書き始めないとまずいな…いっそ画像拾ってきてPCで印刷するか?
 そして毎年有無を言わさず知人友人に送りつけていた年賀メール(駄文付)ですが、来年は希望者のみにしようかと。…残暑見舞いの反応のなさに、いい加減潮時かと(苦笑)。それでも書くのは、そうでもしないとこの頃本当に何も書かなくってちょっと淋しい(?)からです。一応ネタは朧に…あ、希望者なかったら…まあそのときは、残暑見舞いに反応くれた友人に送りつけて。しかし彼女とはおそらく年明け真っ先に会うのだけど(爆)。
 そんなわけで、今日か明日にでも、年賀メール申し込みのフォームを設置する予定です。まあ、例によって益体もない話になると思いますけども。よろしければどうぞ。
 あー…お正月、の前に恐怖の(笑)十連勤かー。…その前に、年末商品の値段登録してない。うあー、また残業かー…。

 そうだ私信。
 電話、いっそスカイプにした方が時間合いそうじゃない? 確実にPC使ってる(=割と手があいてる)ってことだし。タダだし(ってそっちつなぎっぱだっけ?)。もっともそうはいっても、入れてないからスカイプにするとなると準備がいるのですが。
 メールしようと思いつつうっかり忘れて微妙な時間になるので、こんなところで。多分そのうち見る…よね?(そして誰に向けて言っているのかわかってもらえる…ととりあえず信じてみる)

2009 年 12 月 6 日 遅くまで寝て遅くまで起きてるのはどうかといつも思いはする

 …本当に、用事がない限り休みの日は昼近くまで寝てるな…ううううん(唸)。

 今日は、狂言観て来ましたー。文化センターで(おそらく)毎年恒例。
 やっぱり面白いなあ。今で言えば(って狂言も今もあるものですが)コントだものね。前から三列目だったこともあって、表情もしっかり見えましたよ。そしてチラシの解説の文章が何気に面白いのですが。言葉選びというか、突っ込みたくなるというか。
 特に最後の「棒縛」が、けたけた笑ってしまった。
 話は、主人が出かけている間に使用人が酒を盗み飲みするものだから、今日は二人を縛り付けて出かけたところ、それでも酒を飲んでいたっていうそれだけなのだけど…仕草やら表情やらが可笑しくって。海外公演でよくやるってのも頷ける。

 漫画を一気読みしていたら、ちょっと浮遊感ー。うう、頭がくらくらする。

2009 年 12 月 7 日 ペース配分がわからん

 どうすれば残業せずに仕事を終わらせられるか…あの会社は、未だ残業は許可制ではないので、残れば残っただけ手当てもつくのだけど、…とっとと帰りたい。
 それにしてもこの頃余裕ない。会社いるとほぼ常に苛々しているような気がするよ〜。

 昨日からひたすら漫画読んでます。何か…小説読むのがしんどい…。それでも図書館から数冊借りているから、読むけどねー。
 あー。今がずっと続くなら、安心してのんべんだらりとしていられるのだけどなあ。そんなはずはないから、不安に怯えながらのんべんだらりとしています。←

2009 年 12 月 8 日 明日は何をしよう〜

 あしたはよていのないおやすみ。…半日ぐらいは眠って終わるような気がして厭だ…(没)。
 とりあえず、本を整理する用の入れ物は買ってきてもらったので、前回収納しきれなかった本を納めよう。どうせこれもすぐ埋まるのだけど。ううん、これ以上あの部屋に本を収納するのは難しい気がするぞ…。
 …むくむくと読み返したい漫画がたくさんあるのだけど、さてそれを読むか図書館の本を読むか話を書くか。外出…外出なあ、目的もないしなあ。その辺ふらふら走るのも面白いだろーなーとは思うけど…ああ本屋さんには行かないと。取り置き本(雑誌)が届いた。しかしこれ、次回からは無理ですと言われてしまったよ。ううん、買うのやめようかな。

 『緑の石と猫』…不思議なお話十篇。
 文体がですます調で、うわ読みづらい、と思ったものの、案外慣れるものですね。おそらくその文末のせいだと思うけど、そしてはじめの一遍の印象が強かったせいだろうけど、ほんわかとした話ばかりを想像していたら案外そうでもなくてちょっと意表を突かれたりもしました。表題の猫がちょっとこわい〜。
 そうそうこの方、猫がお好きなのかな? 結構出てきていた気がする。
 「ペンギンたちは会議する」がちょっと好き。そのオチ(?)は、あ、そっか、と案外単純(だからこそ納得)。そして何も不思議はないのだけど、最後の話がなんだか面白かった。
 何だろうなあ、面白い!と声高に言う話たちではないのだけど、のんびりと尚且つふわふわとした甘い部分だけではない感じ。寝る前にぼんやりと読むのが良さそうな。寝酒代わり?(笑)

 あ、映画やら観てないドラマやらを延々と見ててもいいかなー。

2009 年 12 月 9 日 …うん

 朝、母に叩き起こされてようやく眼が覚めました。じゅういちじとか…(没)。
 そして、朝ごはんというか昼ごはんというかに、白菜どんぶり一杯とドリアを立て続けに食べ、…食べすぎじゃね?と己に突っ込みました。二食分食べるつもりはなかったはずなのだけど…。

 『神々の午睡』…神々と人の話。
 ある架空の遺跡(?)が発見され、そこに残された記録、という体裁。もっともそれは、本にまとめるにあたってのもののようなので、雑誌掲載時は単に、架空の神話(というとちょっと微妙な気がするけど。でもギリシャ神話のような感じ)、ということだったのかな。
 正直、あさのあつこさんは話は気になるのに面白いと思えない、というひっじょーに残念な(私の中で)相性の作家さんなので、期待してなかったのだけど。これは面白かった。うん、短編だと結構いいのかも。
 もう一つ正直に言うと、表紙がCLAMPってだけでとりあえず読んでみよう、と決めたのですがね…(爆)。何故に中扉が二枚?と思ったのだけどまあ。この表紙好きだなー。
 話自体は、なんだか実際に神話としてありそうな感じ。人と同じように好悪があって失敗もするし、っていう神様は好きだな。
 それにしても、最終話(?)の、三人(人?)がなんだかいい。種族(と言うのかなこれは?)を隔てても、仲いいよねっていう。リュイの性格がいいのかな。グドミアノの捻くれっぷりも好き(笑)。フィは…かっこいいよね、っていう(笑)。
 話の好き嫌いで言ったら「盗賊たちの晩餐」がお気楽で楽しいのですけど。悲劇要素が多い中、これは純粋に明るい。まーそれでも陰は含んでいるけど。

 本の整理はやらず終いで、のほのほと漫画読んでました。あー、やっぱ好きだー『赤髪の白雪姫』。新刊は年明け。早く読みたいー。

2009 年 12 月 12 日 飲み放題は回るくらいじゃなくちゃ

 友人とご飯食べてきましたー。飲み放題がいい、と、さして酒の強くない友人にわがままを言い(苦笑)。
 それでも、飲み放題って結構要予約、だの、コースとセット(やはり要予約)、だのが多くって、そもそも食べに行こうぜーってのが決まったのが二日くらい前なので、予約もせず。が、ふらっと入った店で飲み放題はあったものの「要予約」だったのに、訊いてみたらオッケーが出たということで、飲んできました。まあそんなに飲まなかったけど(むしろお腹がすいていたのでがっついてた)。
 で、件名(?)は、そのお店の…大将?が言った言葉。まーそうですね。がっつり飲むつもりで飲み放題にしてるんだから、それで回んなきゃちょっとがっかり。
 以前一度行ったことがあるのだけど、美味しいことは美味しいけど微妙?と思っていたのだけど、結構いい店かも。たのめば(多分有料?)占いもしてくれるので、今度は平日に来てみて貰おうか、と友人と(笑)。二人とも、仕事だの先の展望だので悩んでいます。うむむ。
 何か話し止らなくって、店にも結構いた(その前にもどこで食べようかとふらふら彷徨っていた)のだけど、店を出てからも、歩きながら、そして立ち話でも少し喋っていて、気付けば遅い時間…。友人は、明日も出勤でした。ははは。

 『最後の願い』…劇団を立ち上げるまで。
 連作の、どちらかと言えば日常の謎系統の、推理もの。で、軸となるのが、新しく劇団を立ち上げる、というその行動。劇団主催者(と、時にはその相棒?)が仲間を集める先々で出会った不思議を解き明かすというもの。
 謎解きは結構すとんと納得できて、劇団はどうなるの?彼や彼女は?というのが気になって、ぐいぐいと読んでいける感じ。伏線というのか、あそこであの説明があったからここでは説明なしで使えるのか、というのがあったりして、構成も考えてあるんだなー、という感じが面白かった(どんな読み方)。
 人物造形が結構面白い…のだけど、主催者、カリスマあるのだろうけど…実力と自負のある人間って、どちらもない側からすれば物凄く厭な奴…(爆)。でもそれを含めると、その主催者の心理描写がなかったのは正解だと思う。超然とした人物は超然としたままで描くのが正しいかと。エノさんや朱雀十五の心理描写読まされてもねっていう(余談)。
 難点を言えば、最後の一話はまとめすぎだなーっていう…。最後の話だし、それまでの総括をしておきたいってのはわかるのだけど、含み(ここまで読んでいれば当然わかるよねという)を持たせて、それまではいなかった人物の視点で描く、というのは、ちょっとあざといというか。それだけに、綺麗な終わり方ではあるのだけど。
 まあ私の一番の不満は、なんだがっつり演劇ものじゃないんだ、というそこなのですが(苦笑)。そもそもの眼目がそこではないよねこの話は。
 …しまったなあ、『チョコレート・コスモス』が読み返したくなってしまった…。

 うーん。やはり私の中で、「演技者」というのは特別なのかも。同じ区分には「創作者」というのも屹度納まってる。
 でも私は、それを眺めている側でしかないわけで。それだからこそ、というのもあるのだろうけども。うーん。 

2009 年 12 月 13 日 (父)親孝行なのか不幸なのか

 今朝、朝起きようとしてでも起きられなくて、結局のところ一時間ほども寝たり起きたりを繰り返してうだうだとしていたのだけど…何故だか、「こんにゃくが」と思っていたのを覚えています。どこからこんにゃく?

 午後から、父と古本屋(新古書店)めぐりをしてきました。
 父の主な目的はDVDですが。…それにしてもあの人は、映画凄く好きだし写真撮ってたのに、自分でつくるというのはなかったのだなあ。まあ、父の学生時代、そう簡単に動画を残せる機材というのは手に入れられなかっただろうと思うけど。今は、デジカメでも短いものなら撮れるけど。
 初めて行く店で、そこそこの数欲しいものを発見。やっぱり、はじめて行くところって欲しいものが見つかる率高い気がする。よく行くところはもう、新しく入るのを待つしかない状態にしてしまっているものなあ。

 『ダウスに堕ちた星と嘘』…リベザルの過去の事件と現在の事件。
 鬼の妃、の逸話(昔話?)と実際と、埋もれてしまっていた実際(推測)と、のところが好き。勘違いやすれ違いや変質や、そういうものってある。そこを掬い上げて見せるところは好き。…最後の推測、は、慰めになるような気はするけど同じくらい蛇足のような気もしてしまうけど。
 実は、少し前まで小説読む気にならないな?と思っていた原因がこれでした。この本をなかなか読む気になれなくって、停滞していたようで。気付いて、これは会社の昼休みに読む用に回して別の本から読み始めたら、今まで通り問題なく…(爆)。
 うー、だって正直のこのシリーズ、第二部(と言うのでいいのか?)が出始めて、言葉を失ったものなあ。なんて物凄いキャラクター小説。登場人物のキャラクターが立っていてそれを要に話の展開がある、というのとはちょっと違って、話としては、それはそれでちゃんと「物語」がある。あるのに、(私からすれば)無理矢理に既存の登場人物たちを割り込ませるものだから、物凄く…不協和音。リベザルが、彼らが戻ってきたことで、その空白を経たことで今動けているというのはわかるけど、でも、どうにも彼らとのやり取りや関与が余分に思えて仕方がない。あの刑事さんの先輩(高遠さんだよなあ…)の影だけをちらつかせるのとか。
 あとは、この人の文章が鼻につき出したというか…はじめからこんなだっけ? だとしたら、私が年経て感覚が変わったのだとおもうのだけど。回りくどく懇切丁寧な説明にうんざりしてしまう。背中が痒いのに、分厚い布を当てて使い勝手のいい孫の手で掻くような。わざと焦点ぼかして、でも構図は手の込んだ写真みたいな。
 次作どうしようかなー。フェンネル大陸のシリーズは、あれはあまりの丸く収まりっぷりに眩暈がするのだけど、でもまだ読めるけど…そこは、異世界ファンタジーというのが強いと思うけども。

 年賀状、構図は決まった…ものの、さてそれを実現する手段はあるのやら。判子探して、最悪習字道具を引っ張り出してくるか…?  

2009 年 12 月 14 日 いつかやる。

 …そのうち、会社で居眠りしてPCのキーボードかモニタにでも頭ぶつけそう…今日も危うく舟漕ぐところでした。昼休みに寝ようにも、この頃三十分そこそこが常態なもので、ご飯食べてたら眠るには微妙な時間になってしまう。
 シェスタの時間ほしーな。もしくは、保育園のお昼寝の時間!

 『暴走族だった僕が大統領シェフになるまで』…ある料理人の来た道。
 波乱万丈な人生送ってる人がいるんだなー。←
 しかしまあ、仕事=人生、というのはある意味幸せだよなあ。趣味は仕事にするもんじゃない、という見方もあるけど。そして、著者が結婚していたということに吃驚してしまった(笑)。ど、どこにそんな時間の余裕が。

 とりあえず私が書いてるものは小説って呼んでいいのだよね、という、結構最低限な自信を得た今日この頃(笑)。巧拙別にして。
 でもだからどうしたっていう…うーん、やっぱり、人のものを読んでいるのが楽しいのになあ。頭の中で転がすだけならともかく、実際書くとなると時間がかかって、なんだか無駄なことしてる気分。うーん?

2009 年 12 月 15 日 …年の瀬が迫ってるなあ

 何やら、会社全体がばたばたとしてきました。+妙な活気。…年末がやって来る〜。
 年越しそばの関係で、年末はお祭りです。面倒臭ェ、とか呟いちゃいかんのだろうな。年越しそばの販売やってるのに忙しくなかったら困る。

 四時間にも亘る、生放送の音楽番組見ながら…それにしても、読売(?)とジャニーズの結託っぷりってどうなの、と思ってました…。私あそこに所属してる人らや活動は、好きなものは好きだし嫌いなものは嫌い(つまりはまあ一辺倒な思い入れは正負ともにない)なのだけど、それにしたって些か目に余る気が。ま、どうでもいいけど、所詮は縁のない世界。
 ところでこれ、音響おかしくなかったのかな? 何か、歌が拾い切れてなかった気がするのだけど。そもそもの歌声の基盤がちゃんとしている、というのか、声量のある人は問題ではなかったのだけど、マイクで拡張してこそ、の人たちは、何かとっても歌が下手に聞こえた…(爆)。もしくは、ずっと調子が悪かったわけじゃなく、波があったのかもだけど。
 そう言えば、嵐の大野君、猫背? 何か、ステージの上でもひねたような背中が印象に残ってしまって、ああなるほど「うたのおにいさん」が嵌るわけだ、と一人納得してしまった(笑)。だってもう本当、あのドラマ、あの役、投げ遣りっぷりというか、拗ねっぷりが妙に板についていてさー。恨みがましい視線とか。大好きなドラマでした。私あれでようやく、大野君の存在認識したもの(余談ながら、嵐の面子は全てドラマでの認識だったので、五人いるのに一人全く知らないな?と思ったら「マイガール」まで主演やってなかったから、かな。たまたま出ていたのを見てなかったようで)。

2009 年 12 月 16 日 さーむーいー

 はい、寒かったです。上はどうにでもできるのだけど、下が。スカートなんて滅びればいい。

 『外科医 須磨久喜』…ある外科医の話。
 外科医の伝記(?)を現役の作家(一応ミステリ?)が書くって何…?と、ついつい手に取りました(苦笑)。単純に、知らせたかった、というのかなあ。
 凄い。凄い人だなー、というのはもう芸のない感想(いやいちいち芸はいらんだろうけど)…だけど、いや本当に。苦労を多分ほとんど語っていないというのが更に。
 これ、何故だか泣きそうになったところがあって困った。…だって読んでるの会社の食堂! 怪しすぎる私!(汗)

 とりあえず、明日行ったら休みだぜー。

2009 年 12 月 17 日 ふふふふふ。

 やーっぱ仕事量増えてるのかなー。残業が常化しているよ…いいんだか悪いんだか。これは効率のせいだけじゃない、と、思いたい。←

 微妙に、本の読みが遅い…あっれおかしいな? そしてやたらと読み返したくなっている漫画が増えて困るのだけど…ううむ。
 因みに今読み返したいのはとりあえず、『P.A.――プライベート・アクトレス――』『新外科医東盛玲の所見』『風のゆくえ天のめぐり』…ばらばら加減が我ながら面白い。どれも、我が道を行く(と言っても完全無欠の自信家ではなく)、そして専門家、というのが主要人物にいるところが被っているとは言えるけど。でもそれ、結構な率で被るよ、私の持っている漫画(苦笑)。
 『風のゆくえ〜』は、最近再版されたようで。本屋で見かけて、分厚さに驚いた(笑)。二冊分を一冊か。…割れるな、読み込んだら…。あの話好きで、あれを読んだからこそ芳崎せいむに興味を持ったので、関係はないのだけど嬉しいです。そうだよねあれおもしろかったよね、っていう自己満足(苦笑)。

 ところで映画の話。
 春に「トリック3」やるらしなあ、とほくほくしていたら、「踊る大捜査線3」も、デマじゃなかったんですね。そして良かった、和久さん亡くなってる設定で…別の役者がやるとかスピンオフ作品みたいに名前だけだったらどうしようかと…(あれが名前だけでいけたのは、スピンオフだったからこそだもの。あの演出はあれはあれでよくやった、と思ったけど)。
 映画映画。
 この間久々に映画館に観に行ったら、微妙に火がついたようなそうでもないような。とりあえず「踊る大捜査線」だけは、見損ねないよう行こうと思いますが。←決意がゆるいといつでも行けるという気軽さから行かない間に公開期間が終わっていたりする
 そういえば昨日、ホームズの映画をやるというのを聞いて予告編を見て。…。うん、「あたらしい007シリーズのようだ」って感想はあたってるような気がするよ! そういう「ホームズもの」があってもいいけど、私のイメージとはいろいろと違うなー。ワトスン博士が強そうだし!(そこ?) 時代背景が忠実ならとりあえず見てみたいけど、予告で、見たい、とは思わなかった…。
 映画じゃないけどDVDで、「イケメン新撰組」というのを先日、物凄い特価で入手しました。これ…大学生のとき、電車の吊り広告で見たなー(笑)。太秦の映画村でやっているイベントで。先に見た父曰く、一本は普通のドラマだった、とのこと。もう一本は観光案内。あともう一本入っているそうな。もっとも、総時間で一時間なかったはずだから、そう長いものではないはずなのだけど。
 他にも、チーム・ナックスの新撰組ものの舞台のDVDを買ったのに、まだ見てない。イタリア軍とアメリカ軍の無茶苦茶なコメディー映画もまだだし、アメリカ映画の新米と敏腕?刑事のコンビものもまだ見てない。…色々溜め込んでるなあ。でももっと言えば、見たいと思いつつ棚から引き抜いてないだけのDVDもたんとあるけど…それを言ったらきりがない。(父が日々DVDやらLDやらビデオやらを増量中)

2009 年 12 月 18 日 「再」は「ふたたび」の意なのででは何度も、というときはどういえばいいのか

 日中だし、とひょろっと出掛けたら、会った人々に「薄着!」と言われました。ん?
 明日は厚着しますよー。だって夜だし。(恒例の高校面子忘年会)

 『突入! 痛戦車小隊』…擬似戦争対戦。
 オリンピック競技のように、各国の軍隊が戦うというのがあって、その結果如何で一年間のエネルギー割り当て(CO2の年間排出量?)が決められるという設定。で、自衛隊もそこに参加するということになって云々。
 「痛戦車」ってのは、「痛車」に倣って。えーと、アニメ(とは限らないのかな?)絵が描かれている車ですね。そーゆーイベント会場での展示が(個人)あったりということらしいけど、一度見たことがあって実はそのときから疑問だったのだけど…その車って、普段乗りはしないとしても、会場までは自走してくるのだよね? てことは、ふつーに街中走ってたりするのかな。閑話休題。
 えー正直なところ。戦車のスペックだの背景だのの記述はすぱっと読み飛ばしました(爆)。だってわからないし本筋関係ないもん。
 スパイ疑惑の人が、一体だから何だったの? というのがあるのだけど…だって軟禁する意味もわからない。ただの軟禁ならともかく、その前にある程度の暴行加えてるわけでしょ。しかもあっさり連れ出されてしまっているし。少なくともそこは、意味がわからん。続き物の可能性ありなのか?

 年賀状どうしようーあの時浮かんだ構図はいまいちだなあと却下して、ネットで検索をかけたところ。
 横滑りして「山月記」検索してた(苦笑)。CD出てるのかー。舞台もいくつか。
 そして思い返してみたら、私の昔の中国(が舞台の話)好きって、これがそもそもの発端じゃない?と考え至りまして。だって、「山月記」をはじめて読んだのが、多分中学の一年(姉の国語の教科書から)。『創竜伝』も同じ年のはずだけど、多分こっちのが後。
 (昔の中国が舞台の話、というだけならラジオ朗読の「杜子春」が初めてだけどそうと気付いていなかったし、『西遊記』は知ってはいたけどちゃんと読んだり見たりしたことは高校生になるまでなかった)
 確か一時、「リチョウ」も「エンサン」も、漢字をそらで書けていた時期があったはず(笑)。国語の時間に書いていたから。あの話、好きです。
 …でまあそこから更に横滑りして、年賀メールの話、中国の人虎譚元ネタでいくか、というのが見えつつあります。「山月記」の元になった話だけでなく、人→虎、でも違うヴァージョンもあるし、虎→人の話は当然のようにあるし、人は人、虎は虎のまま、関わりのある話もあるし。それだけ、ある意味身近だったってことでしょうかね。日本の「山犬」みたいな?
 まあ実際書き始めるのは屹度、魔の連勤(爆)が始まってからだろうし、どこでどう変転するやらわかったものではないけども。いつかはきちんと、歴史背景には極力嘘をつかないで話を書きたいなあ。…「いつか」なんて言ってるうちは実現しないけどもさー。そうそう、「陸羽」の話もまだ諦めてないし。
 あと、やはり検索中に発見した漢詩を四コマでわかりやすく描かれたブログのリンクも(リンクフリーに甘えて)、「他人館」に。いいなーこういうところ。漢詩は面白いですよ! 思わず、ゼミ(中国文学)の友人にメールしたよ(笑)。

 読み返したいと言っていた漫画のうち、東盛さん(笑)は読みました。『風のゆくえ〜』は出しにくいところにあるのだよなあ。

2009 年 12 月 19 日  ずっと今ならいい

 どうにかこうにか仕事を片付けて、友人たちと忘年会!
 屹度遅れるよ、とは予め言っていたのだけどやっぱり遅れてしまったり、京都旅行のついでに参加予定だった遠山が人身事故で大幅に足止めを喰らったり…何だこのばたばた具合。
 結局、遠山の希望でお好み焼き屋にしたのに当の本人は遅れに遅れてその店には間に合わず、居酒屋でのご飯(私たちとしては二次会?)になってしまったという。何て間の悪い。電車事故は、動け、と思っても動いてはくれないものなあ…。
 とにかく、なんやかんやと話して、あれもしかして年に一度しか顔合わせてない?という顔合わせもあったりしつつ、楽しかったー。喋りすぎてちょっと喉が痛い(苦笑)。
 それにしても、久々に会うからと、まとめて渡すものを渡して来た(笑)。これで、「天球儀式」を渡す相手もあと二人〜。ここの中表紙で呼びかけている方は、反応がないようなので(屹度もうここを見てないのだろうなあ)、年が明けても連絡がないようであれば撤去します。ん? そうすると結局一部ほど、余分ができるのかな…?

 そして明日は年賀状。…書き上げられるだろうか…(年内の休みは明日と次の祝日のみ)。

2009 年 12 月 20 日 お日さまお月さま

 今日何やったっていうと…危うく、布団干しました、だけで終わるところだった!(汗)
 朝と言うには遅くて昼と言うにはちょっと早い時間に起きて、のそのそとご飯食べて、陽が照ってるし布団干そうかなー、と。…だってさ、今日干さなくって次の休みが曇りや雨だったりしたら、年明けるまで布団干せないんだよそもそもこの間干したのいつだっけ…。
 ちょっと曇ったり晴れたりだったので、ほっかほか、ではないけどやっぱりふんわりはした。干した布団は、お日さまのにおいがして好き。

 『蛟堂報復録』二巻目…報復屋を営む人とその周り。
 「いい話」が大目だったかな? ん? というよりも…あれ、全部がそう? たまたまかはじめからその予定だったのか、前回で非難の感想が相次いで…だったらヤだなあ(意見には耳を傾けるべきだけど我を張るべきところってのもある)。
 しかし今回一番、話よりも何よりも、裏表紙の絵が…私、眼鏡云々の記述をすぽっと忘れていたので、眉間に皺寄ってる方が瑠璃矢だと思ってて、読んでいくうちに逆と気付いて…えー、この絵の感じだと、たろーちゃんがもてる(?)ってのは納得いかない。断然、その隣じゃない??

 『船乗りサッカレーの怖い話』…子供たちのところに訪れた船乗りが怖い話をする。
 なんとなく借りたのだけど、訳者あとがきで『モンタギューおじさんの怖い話』の作者と知り、道理で!と思ったのでした。構造が同じなのですよ。入れ子構造と言うのかな、子供たちが病気になって父親が医者を呼びに行ったために妹と兄の二人で留守番をしているところに船乗りがやって来て、その男の話を聞く、という物語というのが大枠にあって、男が次々に語る話、というのもあって。
 いっやー…この人の話、怖い。から、あまり深く考えずに読んでます、私(爆)。だって事細かに考え始めると怖いのだもの!← ちゃんと考えて怖がることこそが「正しい読み方」だろうとは思うのだけど。怖がりだから、あえてそれを避けて。
 だけど最後は、怖いというよりも…淋しい? 「モンタギュー」という人が出てきたことが、え、何か『モンタギューおじさんの怖い話』と関係あるの? 実はあの叔父さんとか? いやでもそれだとちょっとおかしい気がするし…一般的な名前? 何? と、今だにわからないまま…。

 ひたすら眠っていたような気がする一日でした。が、一応年賀状書いたよ!
 今年(来年?)は、線画だけPC印刷にして、色をつけるとか、いっそそのままでもいいかなーと考えていたのだけど…思い描く画像がないし自分で作ろうとしたけど無理だったので、結局この数年続いている水彩に。絵だけ描いて、字や住所はまた後日。
 それにしても、案外ないですね、虎の後姿。いや、あるにはあるのだけど、見返りというか、顔はこっちを向いている。完全に背中向いてるのが欲しいんだよーっ、遠吠えしてそうな後姿が見たいんだっ、と探し回ったのだけど…。写真も、遠吠えしてそうな、というのはなかったです。というか、写真の後姿はほとんど座り込んでた。それは違うー。
 そんなこんなで、苦肉の策の図案。まあ、私が描けるのはあの程度だ。…絵が描ける人と何が違うのかなー。ううう。構図が浮かんでも描けないのじゃ意味がないよなあ。
 あ、年賀状。もとい、年賀メール。友人・知人も、基本的には呼びかけがなかったら送らないので、ほしい人は何かしら連絡くださいな〜(って言っても年賀メール送りつけてたうちのどれだけがここ見てるんだか)、と再度。
 しかし…虎、といって一番に思い浮かんだのが「山月記」なもので、うわ全然めでたくない!という、困った事態に陥っています(苦笑)。なんとか、明るい方向で話をまとめられないか思案中。まあ、題目が決まっただけ、雲を掴む話から土を掴む話に変わったのでなんとかなるでしょう。土なら種が育つ。

2009 年 12 月 21 日 終わりの時期。

 ドラマが、ばんっばん終わっていってますねー。今期、意気込んでた割りにほとんど見てなかったような気がする。
 えっと、今日終わった「東京DOGS」が、会話が馬鹿馬鹿しくて好きだったのだけど、あまりちゃんと見てなかったなー。ま、あまり見るほどの内容がなかったっていう…(言っちゃった)。突っ込んだら負け、っていうドラマだったのは確かだと思う。
 物凄く評判の高かった「仁」は…二回目くらいで見るのやめたのだよなどうしてか。集中力切れた?
 「相棒」(まだ終わってない)は、撮るだけ撮ってまだ見てないや。見るのは、母が見る傍ら「浅見光彦」を流し見ていたもので。
 あと何かドラマ…そう言えば「坂の上の雲」。司馬遼太郎が「戦争賛歌になりかねないからドラマ化はしないでくれ」って言ってて、でもじゃあどうして今回ドラマ化したのかというと、みどり夫人(奥さん)が「そうは言ってもいつかはドラマ化される(後々著作権を持った人の考えとか期限切れたときとかある)だろうから、それなら自分の目の黒いうちに納得のいく決定版を作っておこう」だとか何か、そんな感じの決断をして、ということらしいのだけど。何を甘っちょろいことを、と言われても、私は戦争厭だ…。
 そう言えばドラマ、熱心に見てるのがあった。韓国ドラマ(笑)。ちゃんばら〜。結構ベタな展開なのだけど、それだけに気になって気になって。気になるところで次回に続く、になるから、何か毎回「しまった」って思う(苦笑)。面白いよー「ホン・ギルドン」。
 「ライアーゲーム」、楽しみにしてたのに一回目二回目を見逃して、ネットで探すのもなあ、という気になってしまって結局見てないや…。「ギネ」は一回目で放棄したしなあ。
 今期、アニメもほとんど見てないし。「とある科学の電脳砲」?だっけ?あれくらいかな。「とある魔術〜」も、ちゃんと見とけばよかったかな、と思い始めてしまった(苦笑)。原作に当たるか…。
 「鋼の錬金術師」は…今どうなってるんだろう、撮るだけ撮ってほぼ見てない…。この間見たら北に行ってたけど。
 
 どんだけ発酵に時間がかかるんだ、というかしつこい、という話なのだけど、「ウィキッド」の話。
 以下、たらたらとネタばれ+妄想の世界。一緒に観ていた姉と語れば良かったのだけど、あまりそういった話をしないというか、「物語」について語るにはどうしても私が相手を選んでしまうので、よかったね、という話しかしてない(爆)。せいぜいが、「だから頭が空っぽ、を繰り返してたのか、と思った」くらいですよ言ったの。ので、消化不良なのですよー。未だ(引き摺りすぎ)。
 あの最後、グリンダが知っていたか知らなかったか、で結構変わってくるなーと思ったのだけどどうなのだろう。
 エルファバが水に溶けるなんて馬鹿なこと、という言を否定はしなかったのだから、本来、グリンダも水を被ったことで死ぬ、なんてことが起きないと知っていたわけで。だから、その直後は混乱したとしても、エルファバは生きていると知っているはず。グリンダは、全くの馬鹿というわけではないのだし。
 そうして、あれが目晦ましと気付けば、気付いたからこそ、二度と会えないだろうというのは覚悟する他なくなるわけですよね。そりゃあ、生きてさえいれば、というのもあるけど。でもきっぱりと、意思を持っての決別だから、逆に覆し難い気がする。
 …はじめは全くそんなことに気付かなくて(私が)、単純に、グリンダはエルファバが死んだと思ってるんだろうな、でも生きてるよ、生きてるのに!と思ったけど…でも知っていて、全て呑み込んだ、という方がありそうですよね。そうそう、ちょっと「反逆のルルーシュ」の(二期の方の)終わりを思い出した。全て知って引っ被る、っていう。まああれこそ、ルルーシュの生死は明かされていないし生きていたとしてもそれを知ってる人なんて(C.C.を除いて)いるの、って話だけども。脱線。
 それにしても、何が酷いってかかしですよね! その気がないのに思わせぶりにしているってどうよ。そうしなきゃ情報も手に入らなかったということかもしれないけど、それにしたって。もうちょっと時間をかけて打ち明けて説得していれば、もっともっと穏やかな結末だってあったかもしれないのに(いやまーグリンダの性格を思うと微妙な気はするけど)、なんだろうなっていう…。
 でもまあ、決断は決断としてあっても、グリンダの性格なら、引き受けたものもひっくるめて、でも楽しく生きていける未来もあるような気はする。
 今回あの舞台を見て不思議だったのが、私の性格(?)からすると、思い入れて肩入れするのはエルファバじゃないの? どうしてグリンダ? というもの。あれなのかな。エルファバは、何だかんだあっても結局のところ、割合収まりのいい「ハッピーエンド」を迎えたからなのかな。心配する要素がないというか。それに対してグリンダの迎えた結末は、どうにも不安定で、どうとでも転びそうなもの、だから…?
 とかまあ、そんなことをつらつらと考えていたりしたのでした。考えるごとに色々と変わるのだけどね(爆)。

2009 年 12 月 22 日 効果のほどは

 昨日は、久々に心穏やかにすごせたなーと思ったのだけど、多分、友人たちに会って他愛もない話でわいわいと盛り上がったからですね。
 が。
 今日早くも苛々が戻ってきていましたー…(没)。この調子で行くと、二十八、二十九あたりの己がおそろしい(大晦日らへんは逆にのんびりじゃないかとか)。今でさえ、話しかけて来るな、と言わんばかりに人をにらみつけていたりします。はい。

 『童話の国イギリス』…童話を参照にイギリス文化のあれこれ。
 参照に、というか、イギリスの物語はイギリスの文化や生活といった背景を知っているほうがより面白いよ、ここはこういう生活があるからこう書かれてるんだよ、といった感じの本。よく行くサイトさんの読書日記にあって良さそうなので読んでみた。
 こういう本を読んだところで、やはり実感には遠いとは思うのだけど、でもやっぱり知っていると知らないでは納得(?)具合が違ってくるものです。歴史や文化といったものは、そこで生まれ育って知らず知らずのうちに身についているものという部分があるから、その土壌で生まれたものはやはりそこを含んでいるのですよね。例えば日本のよくある「学園もの」でさえも、他所から見たら解説がないとなんだかよくわからない、なんてことになったりね。それはまあ、古典にだって言えるわけですけど。
 わかりやすかった。でも、屹度実際に見たら本一冊読むよりも簡単にずしりと実感できるんだろうなー、と思うと…イギリス行きたくなる(笑)。行ったところで、これを読まなきゃ知らずに終わった物も多いだろうけど。観光旅行ってのはある意味、今現在そこにあるものを見るだけなので、生活を知りたければある程度こちらとあちらの違いを踏まえているか疑問を抱いて問えるところまで持って行くとか、歴史を知りたければ学んでおかないと、ただ眺めて来ましたー、で終わってしまうのですよね。国内観光しかしたことないけど(高校の修学旅行は別…ある意味忘れたい)、それでもそう思う。

 字が上手くはなく、年賀状、うわーバランス悪いーっとのた打ち回っております…(没)。やっぱ判子買ってくれば良かったかな…。

2009 年 12 月 23 日  一仕事。

 年賀状、無事に描き上がり〜。そんなわけで、元旦に届かなければうっかり描き洩れていた人ということに(爆)。
 毎年、去年来た分を見て描いたはずなのに、何故だか「出してない!」と冷や汗を掻く羽目に(苦笑)。そして大学のゼミの先生には、出していいのかなーと思いながら出してます。小学校の先生にもそんなだったな、私。…でもまあ、学校の先生をやってたのなんて私が生まれる前だったはずの母の元には今でも、「○○先生」宛で来ていたりするから…。

 今日は今日とて、漫画読んでました。
 昨日まとまって出てた新刊が、どれもしっかり面白かったのですよ〜。『×××Holic』『おおきく振りかぶって』『鋼の錬金術師』+買うかどうか迷っていた『Bloody Monday 絶望ノ匣』。
 そういえば、前総理。漫画が好きで漢字が読めないってのが不思議だったのですが。だって私、漢字は漫画で覚えている気がする(学校で習った分は別にして)。ほぼルビがふってあるから。小説は、案外ルビ少ないよ。漢字が読めたかどうかよりも意味を理解しているかどうかの方が問題で、だから読み間違いってのは恥ずかしいなあ、ってだけのことなのだけど(まあ、読みも知らずに意味は知ってるのか、って話だけども)(そして漢字知ってたから何って話でもあるのでものによっては恥でも何でもない)、そこは単純に不思議。
 …読み返したい漫画は数あれど、引っ張り出すのが面倒で諦めたりしているのですよね。勿体無い!(?)

 で。あしたっからやすみなし〜。あーもーやだー。

2009 年 12 月 24 日  近年私の意志は紙より薄い…気がする

 連勤中は、せめて日付変わる頃には寝よう、と思ってたのに…今日最終回か、「傍聴マニア09'」ってーことで…ああもうこんな時間(泣)。
 傍聴には一度だけ、友人(の大学の課題)に付き合って行ったことがあります。地方で平日で、ということもあったのか、見事にがらがら。ほぼ関係者しかおらず、しかも当時の私は夏場なんてほんっとうにラフな服しか持っていなくて…色々と焦った…(爆)。
 結構面白いドラマでした。一応一話完結の造りだから、見逃しても問題なく見られたし。
 しっかしどうなるのかねー、裁判員裁判。無理があるよなあ(費用に対する見返りだとか方法論だとか同調形の民族性?だとか)、と思うのだけどどうなるやら。大正期にもやってたのですよね、確か。そのときみたいに結局取りやめになるんじゃないかなーとか…。

 『ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ』…『不思議の国のアリス』変型判?
 ええと…不思議な話。下敷きが『不思議の国のアリス』というのはよくわかる。で、歌の題名でもあるらしいので、そこから取り込んでいるものもあるのかな…? そっちは知らないのだけど。
 結局たくさんのものが曖昧で、なんだかよくわからないのだけど、そのわからなさがちょっと酩酊感に(苦笑)。わからない本を読んでその「わからない」ところが面白い、ってありますよね。…ね? そんな感じの「不思議」さ。

 あー、書く時間がほしいなー、と思うけど、実際たっぷり時間があったら書かないものだよねえ、と経験上。
 何故だか、時間がない(気がする)時の方が書いている。そんなものかなあ。まあ、本当の本当に忙しいと、書きたいものだけ溜まって形にするだけの時間が取れないという悔しい思いをすることになるわけですが。
 そう言えば「雪傘」と「福袋」は、本当はもうちょっと違う話になるはずだった。それが、二年だか三年だか寝かせてしまったせいかどうか、書き始めたら今の形に。当初の予定では、サンタが幸せを届けに来て、っていうのがクリスマスの話、お正月には福の神が服を持って来たのだけど、それがサンタと同一だったという繋がったものだったはずなのになあ。しかしまあ、たったそれだけの筋しか見えてなかったから必然別のものになったと言えなくもない。
 …ところで、七割か八割は書いてるのに残りが!ってのは一体どうすれば…。うーん、長い話はそれがあるのだよなあ。うむむ。

2009 年 12 月 25 日  お手軽お気軽、現実逃避

 …いやさ、何か悪いことかのようだけど案外そればかりでもないよね、現実逃避、っていう。そこで現実に立ち向かえるだけの力を蓄えるなら、むしろいいことじゃないか。
 ってことで、私は今日も本を読んでいるわけですが(笑)。やーでも実際、本を読めなくなったら(漫画でもドラマでも芝居でもアニメでもいいけど)、私はたちどころに病むと思いますよ。逃げて逃げて逃げることでどうにか真っ当な社会生活送ろうとしてるっていう。んー…引きこもっても生活成り立つなら屹度引きこもるけどね!←
 あー、会社いると荒むよー。忙しない時期だから余計。そして、己の仕事のできなさっぷりに。

 そう言えばMステーション見ながら、きらきらと歌い踊る人たちを眺め、画面の端に映ったカメラさんを見つめ、やるなら後者がいいな、と思ったりしてます。基本、裏方って好きですよ。同族(同業)間でしか凄さが語れないのが難点だけどね!

 クリスマスケーキを食べています(昨日切ったけど一回じゃ食べきれない)。
 会社でくれるケーキ(一人ワンホール)が、今年はないかもーって言ってたけど土壇場逆転で例年通りになり、チーズケーキ(デコレーションケーキよりはやや安価)でいっかーと思ったら、私の分が既に確保されていて、大きなデコレーションケーキでした。
 …。
 家で、母が作る気満々でいたものだから、持って帰るのを知りながらもチーズケーキでしょ、って言ってデコレーションケーキ作ってたのに。
 そして正直、このケーキなら母の手製のが美味しい。スポンジがいまいち。ほぼ生クリームとスポンジなのに。
 スーパーなんかで売ってる、飾り付けするだけでおっけー、なスポンジは、ちょっとすかすかなのですよね。家で焼いて飾り付けしたスポンジはちょっと重くて美味しい!というものではないけど、でもあのスカスカで妙に甘いスポンジなら家のやつの方が好き。
 ケーキ屋さん(のレベルにもよるけど)のケーキならともかく、コンビニやスーパーのクリスマスケーキはやっぱりな…という気もするけど、でももらえるものはもらってしまう。
 さて、これを食べ終えたら母の作ったケーキも待ち受けていてくれるわけです。よしよし。(結局好きは好き)

 食べ物の話続きですが、今週末、母が実家に帰省します。
 私と父が取り残されるので、さてご飯どうしようかなーと。私に作らせると基本、一品料理(どんぶり系)か+出来合い惣菜。
 でもまあ一日目はカレー作って行ってくれるから…なんて考えていたら。帰ってみたら、ミートソースまで作ってくれてた。…三食あるうちの二食が決まったし、どちらも数人分はあるから、カレーうどんとかドライカレーとかオムライスとかドリアとか、何だってできる…お、おかーさーん、助かるけどもうちょっと手ぇ抜いてもいいよー!(汗) どうせ私は叩き出されなきゃ自活しようともしないんだし…(爆)。

 まあそんなわけで、これも一種の逃避なわけです。

2009 年 12 月 26 日 年末だ…

 …無線機でも持ち歩いてくれ、と思うのはまあいつものことですが…(爆)。
 人と物が多くて、早々にうんざりしてきますよーああ面倒ー。

 はぐれ刑事純情派、の特番を見ていました。
 …あまりにも突っ込みどころがありすぎて、あれこんなにだっけ?と色々と…。刑事ものをこれだけしか見てなかったときはそうも思わなかったけど。おかげで、違う意味では爆笑していましたけど。
 とりあえず、今回のゲスト主役(?)の青年が…見事な大根でした。台詞もどうかと思うけど、本当に見事に大根…。ああ吃驚した。
 まあ何やかんやと言いつつ、何とはなしに好きですけどねーこのシリーズ。最後の方の、二シリーズほどを見ていなかったせいで色々と吃驚だったけど…私の中で春ちゃんは、せいぜいが他の署に移ったところで終わってたから、あの子供が何者だかさっぱり。いつの間におかーさん?? おねーさんは結婚してるし…そして妹は警察官になったって(これはさっきネット浚ってたら出てきたのだけど)。知らない。
 山岡さんがいたときが好きだったなー。アイドルのはずなのに、あの面々の中にしっくり馴染んでいた城嶋さん(笑)。TOKIOのメンバーの中で城嶋が一番好きなのって、明らかにこのドラマの影響だものなあ。殉職したけど。
 ところでこれ、どうにもシリーズが終わってから毎年今の時期にやっているようだけど…風物詩?
 あと、藤田まことは「仁」を体調不良で降りたはずだけど、このドラマはその前に撮影してたのかな…? それとも退院した後か。一緒に見ていた父がしきりに、顔色が悪いと言っていたのだけど。

 話変わって。
 友人から、喪中葉書が届きました。遅いよ! もう出してるよ! と思って、出してるよーとだけメールは送ったのですが。
 しばらくして、読み直したら色々とおかしかった。
 「昨年二月」に「不幸があり」、「本年もどうかよろしく」に、極め付けが末の日付。「平成二十二年一月」。…これは、正月に届くはずだったのか? でも、正月早々に黒縁のはがきってのもどうよ…? わからない。
 因みに姉からは、やはりほんの二、三日前に届いて、こっちからは遠慮するけど受け取る分にはお待ちしています、という…これ、うっかり忘れてて苦肉の策? と思ったものですが。
 なんだろうなあー…。

 いつもよりも早く寝ているはずなのに眠いのは何故ー。果てがないなあ、睡眠。

2009 年 12 月 27 日 しまったなのかむしろいいのかが判らん…

 昨日の昼にドライカレーのおにぎり食べて夜にカレーライス、今朝もカレーライスで今日の夕飯はカレーうどん、明日の朝は屹度カレーおじや。…気付けば、カレー三昧で日を過ごしています。明日の夕飯はミートスパゲッティだけど。そして全て、母作、だけど。…これでいいのか私。

 『ネトゲ廃人』…ネットゲームに嵌りすぎた人たちに取材をした本。
 題名が印象的で、気になっていた本。ようやく予約が回ってきたー。中途半端に予約数の入ってる本って、回ってくるのが遅い。
 んー…嵌るとまずいよなあ、ということもあって手を出していないネットゲーム。ネットゲームを扱った小説やら漫画やらは好きなのですがね。『あまつき』もちょっとそれっぽい?(真相が) それ以前に、人見知りが過ぎるってのがあるのですけどね(爆)。ネットだと自由になれる、とか、すぐに親しくなれるってのが不思議で…むしろ逆に距離があるのだけどなあ、私の感覚としては。あ、その前にそもそも、ネットを通じての知り合いってほとんどいないか。私のネット利用は主に、既存の友人と連絡取るか情報検索、だものなあ。掲示板とかもほぼ利用してない。…ネットっていうか巨大な事典扱いだなあ。
 そんなで、実感は全くないですが…少し不思議な感じ。同じ道具を手にしているはずなのに、見ている世界は随分と違うものだなあ。

 年賀メールに、と思っていた掌編がなかなかまとまらず…しかし未だ応募者はないので、しまったこれ書かなくってもいいと考えるとまた越年、っていうか再来年は寅年じゃないから何年越しになるか(消えるかも)判らないじゃないかー。…ま、いいか。
 いやはや、気付くと一日が終わっていて呆然とします。私仕事中何考えてるのか。やってたことは覚えてるけど何思ってたかはとんと残ってない。十二人きょうだいの話もぼんやりとしたまま形になってないしなあ…。
 とりあえず来年の目標(笑)は、
 ・裏の話を完結させる
 ・ノートに書いている妖退治部隊の話を完結させる
 ・「台風の目」の完結
 ・メールマガジンを発行していた「夜が明けるまで」を載せる
 ・日記連載していた話の見直し、掲載
 ・眠り姫を下敷きにした話の完結
 ・シンデレラを下敷きにした話の完結
 あたりかなあ。あ、話を書くことについての。日常生活は…目標は特にないなあ…楽しく過ごす?(どんな子供だ) 旅行には行きたいけど。とりあえず、来年は奈良。と、岐阜はほぼ確定かいな…?
 書き始めたものの止まってる、書きたいけどせいぜいが名前くらいしか、ってのはまだ山のようにあるのですが。まあ全部は無理。っていうか挙げた分だけでも結構怪しい。
 そんな感じで、鬼を笑わせてみようという試み(違)。

2009 年 12 月 30 日 まったり。

 年末騒ぎも山を越えて(製造は全員出勤体制解除。営業と事務は継続)、私の担当しているところは明日の出荷分なんてほぼないといえそうなくらい(普通の日祝分より少ない。何せ、元日)。
 そんなだから、明日は月末決算済ませられるかなーと思いつつ、今日は夕方からややまったり。…おかげで、明日は休みな気がしてならない。違う、明日も出勤だから! しかも明後日は休みだけど昼前には出かけないとだから!
 …まずいなーまったりするー。

 『武家屋敷の殺人』…生家を訪ねたら過去に不可解な殺人があった話。
 物語としてはよくあるつくり、で、何か面白い!というものがあるわけでもないのだけど、淡々するすると読めるというのは美点、かな。考えてみればそれなりの長さがあるのだし。
 えーと、過去の因縁話とそれを踏襲した事件、更にそれに重ねられた事件、という感じ? 暗い話になっておかしくないのに、読後感はいいです。まあこれは狙ってかなというあざとさがかすかに感じられるような気がしないでもないけど(曖昧)。
 しかし、探偵役って本当なら対話能力は高いと思う。いやこの探偵も、高いと思うのだけどね。実は。でも、記述者ではないし自身も真相に辿り着いているけど助手役の人が、無礼を流してしまうというのは、あの性格設定からするとどうなのかなー。聞かないとわかっていても窘めそうな。いや、窘めて…るうちに入らないよなあ、あれは。
 あ、そうか、私のこの小説で一番の不満どころは、ある意味主役のワトスン役の人だ(爆)。

 『WILL』…葬儀屋社長のある日々。
 社長といっても商店街の個人経営で、両親が亡くなったために高校を卒業してすぐに継ぐことになったもの。ぶっきらぼうが常態のようで、でも、情に厚いような感じ。
 不安だったり、ゆらゆらと揺れたり。…語りすぎず、でも見せる。やっぱりこの人の物語好きだなー。日常の隙間に、綺麗なものもちゃんとある感じがして。勿論そんなものだけじゃなくて、どちらか一方だけでないというのがいい。
 『MOMENT』の続編といえば続編だけど、これもあれも独立してる。でも、神野のイメージがえらく違うような…読んだの結構前だからちゃんと覚えてないけど。森野は割りと同じ(笑)。

 普段使わないアドレスに、「メールマガジンを拝見しました、書籍化しませんか?」というメールが届いていました。一読しただけで消してしまったのでうろ覚えなのだけど…書籍化とは違ったかな。ネット書籍?
 あー登録制とかあるし屹度これ、会員制の有料制度とかそんなだろなー、と思って流し見つつ、話だけでも訊いてみてもおもしろいかもしれない(既にネタ扱い)、と思ったら、締め切りが過ぎてました(爆)。…普段使わないからなー。二日ほど遅かった。いいのか悪いのか(多分前者)。
 しかしああいうのは、せっせと情報収集して送りつけてるんでしょうね。地道な作業(でもないのかな、そういったソフトくらいありそうだし)。
 色んな体験をしてみたいなーと思うものの、そんなこと言ってる年でもない。というかそもそも、一番色々と渡り歩けそうだった大学時代にも大して冒険しなかったんだから、もとよりその芽がないというか。
 まあ、波乱万丈より平穏無事な日常が好きです。我が身としては。

2009 年 12 月 31 日 毎年恒例

 気付けば、我が家では紅白+行く年来る年で日付を超えます。それがあるから大晦日は出かけられないんだぜ!(半分嘘)(ってことは半分本気か)
 そして、本と書くもの(ノートかPC)を抱えながら越年するのも恒例のような…。まあ本は、いつだって抱えていると言えばそれまでだけど(爆)。

 ところで、今日か明日くらいが満月ですね。ってことは旧暦だと十一月の十五日?(春節祭が二月だから十二月ではないだろうと)
 …と思ったところで、はたと。
 旧暦は、毎月29日。でもそうすると一年には足りないから、閏月というものがありました。今年は七月が二回あるよー、とかそんな感じ? でもそうすると、日と月の連動(十五夜はその名の通り十五日とか、新月は一日とか)が崩れてしまうのでは? それとも、閏月も毎年ではなかったのかな。…後でちょっと調べてみよう。

 そんなこんなで年の暮れ。良いお年を〜。



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