虚言帳

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2015.4

2015 年 4 月 2 日 いつの間に

 …月が変わっても何と言うか、「いつの間に」感がいつまでも…。

 『あまねく神竜住まう国』…流罪になった頼朝のその後。
 『風塵秘抄』の続編だった…内容ほとんど忘れていても読めたから、一応これ単独でも楽しめるとは思うけれど。あれも一応勾玉シリーズになると言えばなるのだけど、いまいち惹かれずに終わったのだよなあ…(多分時代があまり好みでないというのもある)。
 そしてなんとなく、「源頼朝」があまり好きではないので、ちょっと距離を置いて(?)読んでしまった。この話の主人公造形としては嫌いではないのだけど、この先弟を切り捨てていくんだなあ、と思うと…(そのあたり詳しくないので漠然とした判官贔屓でしかないのだけど)。
 あとがきの、参考にしたという本にちょっと興味が。

2015 年 4 月 3 日 

 『鯖猫長屋ふしぎ草紙』…長屋に住む猫とその飼い主の連作集。
 サバが一番不思議な気がするよ…?(苦笑)
 ちなみに、サバというのは猫の名前。人より偉くて人よりしっかりしている(笑)。
 義賊を引退した男の暮らす長屋での人情譚かと思いきや、それだけでは終わらない。冒頭にあった過去の話が今に動き出して、物語は一旦閉じる。  

2015 年 4 月 4 日 

 友人と、お城の近くでやっている観桜会に行ってきました。
 半分くらい地酒目当て(爆)。今回は、雪彦山と名城の濁り酒を飲んできました。チケットを二枚持っていて、一緒に行った友人は飲まないので一人で二杯もらう(笑)。
 雨に怯えていたけど、なんとか帰る夕方までもった、どころか、晴れ間すらあったよ。よかったー。
 あとお茶と練り切りもいただいて、ぐるっと桜を見て回って…カラオケへ(笑)。その後お茶して、ケーキを買って帰りました。満喫(笑)。
 明日は夕方から花見!←

2015 年 4 月 5 日 

 『遺伝子はダメなあなたを愛してる』…生物学一問一答(違)。
 Q,ゴキブリに絶滅してほしいと思うのは駄目ですか A,人よりもずっと長く太古から生きているのですよ …などなどと、質問に答えているのかいないのか(笑)。
 物腰柔らかにわかりやすく、丁寧に、しかし毒もきっちり含んで。なんて読みやすくて楽しい!
 穏やかな毒舌はいいなあ。もともと毒舌と暴言の線引きは曖昧(各個人基準)だから、言葉の選び方によっては内容を呑み込む前に反発してしまうこともあるのだけど、穏やかに言われると…うっかりすると毒と気付かなかったり(苦笑)。ゆったりとしながら、最後の結びにはなんとなく(?)励まされ、やっぱり生物学って面白そう、と思わされる一冊でした。
 略歴見たら、一時話題になった『生物と無生物の間』の人でした。

 『竜の卵を拾いまして』…鶏の卵に紛れていた竜の卵。
 ある日何故か掌の上で竜の卵が孵ってしまい、育てることになった主人公。子育てもの、という感じではないけど、ちょいちょいそんなのは挟まっているかな。
 結構文章がしっかりとしていて、主人公がやたらと好かれているなあ…と思ったらそこにも理由があってなるほどと。…生まれが実は、は、べたというのは仕方ないとして(苦笑)。続き物のようだけど、何をどう展開していくのかはちょっと気になるところ。

 お花見行ってきました。夜桜。
 …雨止んでよかった! 曇りなのはもう仕方がない! 帰り道、間一髪で大雨からも逃れられて運が良かった(苦笑)。
 今回は初めて、好古園(姫路城の隣にある武家屋敷跡?の庭園)のライトアップも見てきました。明るいときに何回か行ったこともあるけど…暗いといろいろと感じが違うなあ。
 その後いつも行く西の丸広場も観に行って、ご飯を食べに行ったら、美味しかったのもだけどお店の人の感じも良かった。ピザ食べたくなったらまた行こう(笑)。

2015 年 4 月 6 日 

 『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』21巻…井上君の許嫁。
 いやー…やっぱり馬鹿だなあ(笑)。それなのにどこか淋しいのは、過去を語っているからなのかな。今回は、卒業が近づいているというのもあるから余計にか。
 図書館の予約の関係で、22巻を先に読んだから、でもそこまで好きなの?という気もする、花ちゃん。しかし、いい子だなとは思う。

2015 年 4 月 7 日 

 『給食のおにいさん 卒業』…最終巻。
 シェフに戻る、と決意してホテルでバイトをしながら最後の日までの日々を送るササメ。鍋の表現が上手いな、と思った。今まで退学だったけど今度は卒業、というのも良いな。些細な言葉の選び方が上手いと思う、この作者さん。
 黒チワワは、もう少し書き込みあった方が良かったのかもね…という気も。幼年時の虐待(ネグレクト?)を受けてのキャラクター設定だろうとは思うのだけど、そこが結構さらっとなので…いや強引さがその影響としてしまうのもあれではあるけれども…。
 給食費滞納。聞いたことはあって、払えないんじゃなくて払わないってどうなの、と思っていたけど。そのことで被害をこうむるのは親じゃなくて子どもなんだ…。
 あと、三角食べって何のために?と思っていたら、味の問題なのね…微妙に納得はいかないけども…。

2015 年 4 月 8 日 

 昨日から、地元局で「セーラームーン」(多分ニコニコでやっていたやつ)が始まりました。
 連載開始が小学生くらいで、かなりがっつりアニメも漫画も見ていた層なので、どんなかなーと見て…ああ、うんこんな感じだった…ルナこんなに気持ち悪かったっけ…?
 とても懐かしい気はするのだけど、気恥ずかしいが勝つので次からはもう見ないと思います(苦笑)。…やってる時間が微妙に見られそうだからそのうち見ることもあるかもだけど。CM入る前とかのシルエットの絵がきれい(かわいい)。
 とりあえず、「タキシード仮面はかっこいいのか?(そもそもその名前)」と、実写版見た時の衝撃を思い出しました…(笑)。
 でも、当時見てた時はそれほど思わなかったから、子どもって素直なんだなあ…不自然すぎた実写も、当時小学生くらいで見ていた子に訊いたら、違和感なく見ていたと言っていたし。

 今期、いまいちドラマに見たいやつが少なそうなのだけど、その分(?)アニメが気になるものが多いなあ…。

2015 年 4 月 11 日 

『見てしまう人びと』…幻覚の様々な体験談を具体的に掲載。
 幻聴は狂気の入り口、と言ったりするけど、実はそうでもなく、誰がいつ見聞きするようになってもおかしくないようで(もちろん原因や理由はあるのだけど)。異常と思われたくなくて体験を隠す人は多いようです。
 「譫妄」の章を読んで、あっ小さいとき高熱で変な感じがしたのこれだ!とわかったのも意外な発見でした。…なるほど、身近だ(苦笑)。
 「ドッペルゲンガー」の章を読んでいて、『航路』がどれだけしっかりと取材されていたのかがよくわかった。

2015 年 4 月 12 日 

 『どこいったん』…絵本。
 立ち読みだったので感想書くのはちょっとあれなのだけど…あまりにも衝撃だったので。
 うわあ、うわあ! 言葉のないあの頁が、知ってから見ると! 
 この本で読み聞かせをした猫さん曰く、小学生低学年くらいだと「どこいったんやろな?」という反応で、親が「…ああ!」となったらしい。もう少し大きくなって読み返したら、どの時点で気付いてどう思うのかなあ。

 映画観て、友人の結婚祝いを探してきました。

 映画、「エイプリルフールズ」を猫さんと。…あまりバラエティーを見ないので知らなかったのだけど、番宣がんがんやってたらしいですね。いやしかし面白かった。
 昨日寝るのが遅かったもので、うっかり寝ちゃったらどうしよう…と不安だったのだけど、全くそんな心配はいらなかった。たくさんの登場人物とそれぞれに展開されていく物語と。細切れにつながれるパズルのように。しかも、完全コメディーでいくかと思いきやの人情話。
 テレビでCM挟んで見ると、ここまで面白くないのかもなー、とも思ったり。ノンストップが利いてる。

 で、お昼ご飯を食べて子ども連れの友人(今回お祝いを贈るのとは別の)と合流…だったのだけど、リクエスト貰った絵本が…さて駅前で探せるかな、ということで合流前に他を当たってもらい。…結果無駄足だったのだけどね…ごめんジュンク堂、なめてた…(爆)。
 というかそもそも。その今回一緒だった友人が、お祝いならリクエスト貰った方がいいよーと言っていたのに訊くのが遅くなって当たり前だけど返事をもらうのも遅くなって、そのあたりの算段を立てる間がなくなってしまったのだよねえ…(爆)。
 絵本選び。
 …楽しい。今回予算に余裕があるから五冊くらい一気に買ったしね! しかも、猫さんももう一人の友人も結構絵本に詳しいから、余計に面白かった。
 他にも見て、宅配たのんで、最終的にはカフェでかなりまったり話し込んでた(苦笑)。友人に子どもが生まれたのと、私を除く二人の職業柄、子どもネタと子育てネタは話が尽きない。…縁はないけど(爆)聞いてると面白い。

 アニメの『血界戦線』を見ています。原作も、お試しがあったので二巻までは読みまして。
 二巻で吸血鬼が出てきて、どうもそれがメインになりそうで、あれそんな話なの?と思ったけど、考えてみたら…題名から推測つきそうなものだよねえ…(爆)。何も考えてなかった。
 ところでこの主人公、とてつもない「目」の持ち主で、と展開していくのだけど、情報を持つものは強い、ってことだよね。白澤最強! ってところで。そういう立ち位置好きだなあ。

 そして(?)友人の小説の添削(?)をたのまれて、昨日読んでいたのですが。
 …人に教えると理解が深くなる、ってのはこういうのでも有効なのかあ…。ここはこうすればいいのになー、という部分、よくよく考えれば私も自分の文章で結構やっているのだよなあ。極力物語自体の展開や文体に口は出さないようにしているので、指摘していないこともあるけど、身に染みる。
 まあ、一番びっくりしたのは(そしてへこんだのは)、それらをまとめたメールに(私の)誤字が多かったってことだけどもね…! ほんっと多いな私!(没)
 何にせよ、知ってる人の文章って面白い。

2015 年 4 月 13 日 

 有給とってお休みにしました。
 いや…用事は一切ないのだけど、休めるときに休んどかないときっと消えるんだろうなー…と思って。体調崩して休むことはあまりないし、他に休みが必要なこともあまり思い浮かばないし。十日以上あれば、「休まないといけないのに有給がもうない!」って事態にもなりにくそうで。
 そんなで一日、ひたすらごろごろ。結構寝てた。←

 で。お昼にニュース見てたら、ファンタジー作家が脱税、というのがあって。
 へーこうやって取り上げられるってことは結構有名なのかな。知ってるかな。…うん、読んでる人だった!(でも借りてばかりで買ってない)(そして筆名の「ママレード」に母が失笑してた…筆名ってかハンドルネームだし…)
 しかし脱税の話、組織ではなく個人のものをきく度に、知らなかったのかわざとかどっちかなー、と思う。税制度ややこしいよ…。会社員やってて他に収入なかったらおまかせでいけるのだけど、副収入あったら面倒だろうなあ、と思う。会社潰れた時に手続行って、これ次のときも仕事決まってなかったら申告ちゃんとできるのかなー、と思った…。いやまあ収入少なすぎたらとるものもないのだけど。でも額面ともかく一応申告は必要なのだっけ?

 ところでこの頃、全く書いていなくて。
 書きかけのものや直したいと思っているものを考えたりはするのだけど、新しいものとかでもワンシーンしか浮かばなかったり、長いのだと細かいとこ詰めるのに知識ないよなあと思って書くまでいけなかったり。
 …こうやって何も書かないようになっていくのかなー。うーむ…もやっと。  

2015 年 4 月 14 日 

 『鴉龍天晴』…架空史の幕末。
 関ヶ原の戦いで、東西(+中立?京都)に分かれた日本の幕末が舞台。西は妖を扱い、東は機工を使う。…という割に、いまいちその違いが感じられないのがちょっと残念。漫画なら、もう少しわかりやすかったのだろうけど。歴史が、色々と改変されているのに案外忠実なのにびっくりする(苦笑)。
 主人公に、京都の学生と東は飛騨の左遷されたお役人。交互に語られ、最後には衝突する二人。
 うーん…よくわからない話だった(苦笑)。
 和製スチーム・パンクというあおりなのだけど、あまりそういう感じはしないなあ…。機工のからくりも、だってどうにも根本は妖と変わらないように感じられ。京都の学生の周りのキャラクターは好きな感じだったのだけど。
 最後に姫さんの行く末と『八犬伝』が意味ありげに引き合いに出され…考えてみれば主要人物、誰も死は断定されていない。

2015 年 4 月 16 日 

 『デフ・ヴォイス』…殺人事件と、耳の聞こえない人たちと聞こえる人たち。
 題名は、「聞こえない人の声」といったところ? 
 自分以外の家族が生まれつき耳が聞こえず、ごく自然に手話を覚えた男性が主人公。施設の院長の殺人事件を追いながら、胆はそこではなくて、聞こえない人たちと聞こえる人たちの関わり方かと。主人公が悩み迷いながらも、案外軸がぶれていないようで、そういう意味では安心して読めた。
 聞こえないと一口に言っても事情や状況はさまざま、というのは『図書館戦争』で知ったのだったか。あちらもきっかけとしての採り上げだったはずで、小説というのは結構いいとっかかりだなあ。面白いとなおさら残る。

 実は。
 …職場でいまだ、顔と名前が一致しない人が数人いたりする…。もう三年も越えて、今更言えやしない…最初っから覚えられないわからないを連発していれば、もっと早々に覚えられたのだろうけど。というかそれができてたら人間関係困らないよ!(爆)
 いやあ…それほどしっかりと接点がないというのが理由だったりするのだけどでも営業さんの名前呼べないとか(爆)。
 そして神戸の営業さんたち(一応担当)は、ある程度声が聞き分けられているけど顔はさっぱり。…だって年に一度二度見るかどうかだし。顔見てだと声だけ聞いてるよりも聞き分け利かないし。
 今日、あやふやな方と話をする必要があって、ものすごーく不安になりながら捜索してました(爆)。あの顔だったはず…と思ったのが外れてなくてよかった。先に内線していたのもあって(その時は席にいなかった)、向こうから声もかけてくれたし。
 いやあもうねえ…いろいろと、いろいろと問題外なところで困ってるよ…!

 「ヤメゴク」見ました。
 CM見て、ちょっと面白そうかなーとは思っていたのだけど、毎週ドラマを追っかける、というのが億劫になっていて、どうしようかと思ったのだけど…監督堤さんって出てたから(まともに策略に乗る)。
 やはり何と言うか、役者の配置が楽しいなあ。

2015 年 4 月 18 日 

 …しまった。
 ちょっとだけ部屋の本を整理して、図書館の本読めるだけ読んで明日行けばいいかと思ったら…夕方から降る、とかじゃなくって一日雨…? あー…しくじった。
 こういう時ちょっとだけ、車持ってればなあと思う。でも自転車でどうにもなるといえばなるのだよねえ。

 『みちのく怪談コンテスト傑作選 2011』
 題名通り。公募企画のようで、ほぼ見開き一頁で終わるショート・ショート集。出版社が、東北の会社です。
 大分、期待していたのと違ってそこで勝手にがっかりしてしまった(爆)。多分、玉石混交でもあるのじゃないかなあ。何分ショート・ショートだから、佳作ですらない作品もたくさん収録されているし。文章表現うんぬん以前に、今は期待してなかったし単に好みではない、という部分があるので、ちょっとそこのところの見方は申し訳ない気もするけれど。
 でも、大賞受賞者の言いはよくわかる。それを含めて、編者たちの座談会が一番の読みどころなのかも。参加者には悪いけれど。

 『さよなら妖精』…二か月だけ一緒に過ごした友人。
 古典部の最終巻の予定だった、というような話を聞いて、読んでみたくてようやく。
 あー…もうちょっと…せめて、大学生くらいで読んでいたかったなあこれ…。刺さりにくいほどに鈍くなってる、というのに気付いてもう自分にがっかりする…。
 そしてやはり、この人の小説は怖いと改めて思う。怖いというか、視線が鋭いというか。

2015 年 4 月 19 日 

 昼前から夕方くらいまでは雨が降っていなかったので、無事に図書館に本を受け取りに行けました。
 うーん、勤務時間があと十五分短かければ、平日でもぎりぎり間に合う日はあるのに…。神戸の営業所と同じ時間が定時なら、余裕とは言わずとも間に合うのになあ。

 『ちがうねん』…魚と帽子。
 先日の『どこいってん』と同じ作者と訳者。ある意味、こちらはそれの裏返しヴァージョン。じっくり見ると絵もかなり好みで、『どこいってん』ももう一度見たくなる…。目の動き良いな!
 子どもに読ませたい、というのは、『どこいってん』よりこちらかも。小魚君みたいなことをやりそうな分(笑)。

 『錯視芸術』
 錯視の種類の説明かな、と思ったら、もっと根本から。人の目(脳)が、どう描けば平面に立体感を見出せるか、といったところからはじめて、色々な錯視を扱った芸術作品の紹介まで。見開きで一単元。
 小さくてそれほど頁のない本なので、例引きの絵が少し見えにくい、説明があっさり、というのは想定内。カバーの装丁が一番好き(苦笑)。
 とっかかりの一冊、というところなのかな。錯視(だまし絵)の展示会で購入。

 『モダン』…MoMA(ニューヨーク近代美術館)に関わる女性たちの短編集。
 どれも、美術品と人への愛にあふれている…気がする。
 初代館長にまつわるエピソードが好きで、本当にこんな人だったのかなあ、と。MoMAについて知らな過ぎて、どこが創作でどこが事実に基づいているのかがさっぱりわからないまま(苦笑)、楽しませてもらいました。
 …最初の話を読んでようやく、あ、この国本当にろくでもない、と思った。言われなきゃ気付かないってどうだろう。中にいるから、外から見るからこそ、という部分はあるにしても。

 『レトリカ・クロニクル』…言葉を操り旅をする青年が主人公。
 旅の途中、部族間の争いに仕事として首を突っ込んで、それぞれの部族に関わって…と。
 主に狐の姿を取っている獣人(という種族。人型にもなれる)を師匠と呼び、本人はいろいろと割り切っているつもりでまだまだ青二才なところがちょっと面白い。
 言葉を武器に、という設定は多々あるけど、これほどに懇切丁寧に解説をしてくれるものは初めてかも。…その分、くどい!と思わないではないけど(苦笑)。
 シリーズ化前提の作品のようなので、この先どうなるかは結構楽しみなところ。

2015 年 4 月 21日 

 『実録 本当にあった警察の心霊事件簿』
 胡散臭い!(笑) いやあ多分、内容以前に語り口がね。胡乱な週刊誌の信用できない書き捨て記事のようでした。
 まあそれはそれで楽しいし、実際に幽霊が出てきて解決されるならいいと思うのだけど。

 『PSYCHO-PASS GENESIS』一巻…アニメ本編以前。
 まだ、シビュラシステムが完全には認知・運営されていなかった頃、とっつぁんが大学を出て新人刑事として就任したところから始まる物語。
 警察が警察としてあって、公安局ではないし、ドミネーターも実用していなかった頃。転換期を経て、公安局に変わってドミネーターの試験運用へ。
 …ある程度覚悟はしていたけど、重苦しい空気が濃淡はあっても絶えず漂っている。特に、第二部からが。…ついでに、あえてなのだろうけど結構今と重なっているところがなんとも…(没)。
 巻数表示もあるし、終わり方もがっつり途中なので、次が待ち遠しい。…本屋で見かけて、買うかどうか迷っていたところに図書館に入っていて、さて購入どうしようかな。買ってもいい気もする。
 ちなみに、以前読んだスピンオフ小説よりも、この人の文章の方が好み。

2015 年 4 月 22 日 

 『ただいまラボ』…獣医学科の学生たちの短編集。
 全五編でそれぞれ主人公は別だけど、舞台が同じなので大体同じ面子がそろっていたり。
 「ネガコン!」の主人公がちょっと苦手だったなあ。同族嫌悪もあるかもだけど。そして誰になれるか、なら、透先輩がいい。優秀さが際立っている気がする(苦笑)。本気で羨ましいよ、有能かつ周囲にも溶け込めるって!
 帯の「命って何?」は五話目以外はあまり当てはまっている気はしないけど、題名の「ただいま」は、一編目でちょっと触れられているけど、いてほっとできる場所、といったところ。なんとなくわかる気がする。
 その感じのまま、ほっとする物語。良くも悪くも、大学生の話だな、とも。

2015 年 4 月 23 日 

 『小説 仮面ライダーオーズ』…外伝集?
 『リトル・ピープルの時代』を読んで、平成仮面ライダーちょっと面白そう、と思ったところに地元局での放送があって(元は他局の番組なので地元局では初放送、視聴者側の感覚では再放送というやや不思議な状態)、見ていた番組、の…外伝? 
 物語の起源のアンクの過去の話と、変身ベルトの語る葛藤(!)、本編後の主人公、の三本。ある意味、制作側によるファン・ノベルかも(苦笑)。
 二本目があまりにバカバカしくて力が抜けていたら、最後はがっつり真面目でした。ううむ、ベタだけどいい構成。
 中古で安くあったから購入して、読んだら処分しようかと思っていたのだけど…とりあえず置いておこうかなあ。今なら(爆)本棚に多少余裕があるから。

2015 年 4 月 24 日 

 『病院は劇場だ』…研修医の語る、病院であった様々な出来事。
 ある女性患者のために、自分のために語られる喜悲劇。
 …うっかり外で読んでて大変だった…。裏表紙のダンスの老夫婦の話でまずやられた。軽い語り口でさくっと、重くつらい、でも誰に訪れてもおかしくないようなことまで並べるから。ちょっと下ネタは多いけれど、あたたかな、つらくても温かみのある話でした。
 こちらはほぼ実話で、次作はフィクションらしく、そちらも読んでみたいなあ。日本での発売はまだ先になるだろうけれど。

 …ものっすごく、久しぶりに更新。
 書いたのはもう年単位で前だったと思うのだけど。ぴくしぶの「魔法少女」のお題だったか何かで書いたような。題名が「至るまで」なのに、全然至ってないのは、まだ序部分でこれを展開して…と思ってたけど、何をどう展開したところで最早出落ちな気がする(爆)。
 苗字の間違いは、実は仕事中の実体験から。最初に間違えたのは(?)私じゃないけども。あー字面めっちゃ似てる、と納得(?)して。
 とりあえずしばらくは、書いたままここには載せてないものをぽつぽつ上げていこうかなー。本当に書いてない。

2015 年 4 月 25 日 

 午後から、選挙行って図書館寄って古本屋めぐってきました。…BOOK OFF、GWにセールやるらしくって、それを見てしまうと今は微妙に買う気が失せるよね…(没)。
 とりあえず、2〜30冊程度本を片づけたのだけど、買取できない本で、引き取るのを勘違いして、別に要らないやつまで持って帰ってきてしまった。一緒に処分してもらえばよかったのに。

 ところで選挙、父の知人(友人ではない)が立候補しているらしいのだけど、四分の一ほどが開票されている時点で…一票獲得。
 まさか投票したの本人だけ?! 結婚はしているらしいので、せめて奥さんは?! 秘書とか後援会の人いないの!?
 最終的にはそのくらいは増えるのかもしれないけど…得票率は低そう。

 『悲嘆の門』上巻
 貧困の中窓の外を見ていた子どもの場面から始まり、学校裏サイトで酷く書かれている幼馴染、ネットのサイバーパトロールのバイトをしている大学生が主人公かな、と読み始めたら、退職した刑事さんも出てきて、ビルの上のガーゴイルの像が動く?
 …『英雄の書』の続編(?)というのはちょろっと聞いていたのだけど、あまりにも違った角度から始まるから、途中まで勘違いだったかと思ってた(苦笑)。
 無残な悲劇と取引で、下巻へ続く。

2015 年 4 月 26 日 

 今日から日焼け止めを使い始めました。
 …基礎化粧(化粧水・乳液)は使ってるけど、ファンデーションとかは使っていないので…日焼け止めだけでかなり違和感…。このくらいなら大丈夫かなー、と思ったのだけどなあ。
 家に帰ってとりあえずクレンジングは使ったのだけど、セットで洗顔料もしっかり使わないと気持ち悪いかなあ…。でも、それからお風呂入って顔洗うと、短時間で洗いすぎな気がしなくもなく。うむむ。
 いまだにちょっと気持ち悪い。…使い切れるんだろうか、あれ。

 帰り道に寄った本屋で、文庫本二冊衝動買い。いやまあ一冊は広告見て気になってて、店頭で手に取って考えようと思ってたのだけど、もう一冊は完全に。
 どちらも、怪しい話で、最近本当にこの手の話増えたよなーとほくほくしつつ…読むことに満足して、書かなくなってるのもあるかもなーと思ったり。
 学生時代、それほど本を買えるわけでもなく、図書館にライトノベル系は入ってなかったし(当時)、読みたい系統の本を思う存分読めたわけではなかったのだよなあ。今は割と…選ぶのに迷うくらいには。こうやって衝動買いしたりもするし。
 まあ…年取ったことだよなあ…。

2015 年 4 月 29 日 

『悲嘆の門』下巻…連続殺人の真相と諸々の顛末。
 点が三つあれば人の顔を連想するように、要素を組み合わせてしまうのが人間なのかも。それが自分に直接かかわりがなければ、余計に。
 正義に憑りつかれてしまうのは、それ「だけ」が正しいと思い込むことでもあって、とてもおそろしいこと。「十二国記」の陽子(の危惧)を思い出すなあ…。
 酷いことも取り返しのつかないことも多いけれど、光もある。

 『マージナル・オペレーション』F2…本編終了後の短編集。
 …えーと、第二部始まるのこれ? 日本人の部下が増えてたりソフィーが退院してたりで何か読み飛ばしたかと思ったけど違うっぽい。
 あとがきに、「物語」を必要とするのは様々な状況や事情があるけど、「楽しむ」には平和が必要で、物凄く贅沢な娯楽なのかもと思ったり。うん。平和がいい。

 『睦月童』
 人の罪悪感を本人に見せつける、という瞳を持つ少女がやって来たことで変わった、お店の放蕩息子。
 その力を使っての人情譚の連作集かな、と思ったら、そもそもその力をもたらしたのは何か、というところまでいき。ホラーオチになりそうなところを、人と人のつながりで切ってくれて、よかった…。
 元放蕩息子、いい男だ。

 今日は一日、ぼーっと本読んで過ごし…昼ご飯食べてから三時間くらいがっつり眠ってたよ…(没)。
 しみじみと、ライフライン保たれて本と小銭があれば生きていけるなあ…いやこれ結構ものすごく贅沢なこと言っているけれども。

2015 年 4 月 30 日



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