あー…うそ一つつかずに終わったなー…。
というのが嘘か本当かは、当人すらわからないという(苦笑)。
企業のがっつり作り込んでいるだろう嘘企画を全く見れていないのが淋しい。月初でなければ仕事中に見られたのだけど(おい)。
花見のはしごという謎の事態を楽しんで来ました(爆)。
昼食がてらの花見と、お城の前の観桜会と、夜に夕飯兼ねての花見と。…うん、返す返すも何やってんだ(苦笑)。でもまあ、良く晴れていたし桜も結構花開いていたしで、綺麗だった。
『橋をめぐる物語』
各地の橋にまつわる話を集めたもの。
新聞連載だったとのことで、短くまとめられているので読みやすい。最後に写真(なければ絵や関連した図像)が載せられているのもありがたい。
川に沈んでいる橋、面白いなあ。水を通すための橋も。時代や国にとらわれず、ひたすらに橋に関わる話の数々。著者の専門分野の関係かヨーロッパのものが多い中、ドイツ橋の話、いいなあ。今の日本では…ちょっとないだろうなあ。
この本の発行時点で連載は続いているとのことだったので、続刊もあるのかなあ。読みたい。
『妖怪・憑依・擬人化の文化史』
題名が面白そうで手に取ったのだけど…娯楽として読むには文章が面白いのが少なかった…(飽くまで個人意見です)。
「妖怪」「憑依」「擬人化」で章立てて、それぞれにまずは総論、各論とコラム、を置いているのだけど、総論があまり総論になっていないような気がしたのだけどどうなのだろう。コラムは、軽いのと現在を扱ったものが多かったのとで、結構面白かった。最後の参考文献は良さそう。年表は意表を突かれた(笑)。
『新潟少女監禁事件―空白の九年二カ月』
最近の事件とは関係なく、別の本を探していて引っかかって来て手にした本。
半分くらいは、事件そのものではなくて警察の不祥事のこと。新聞記事をまとめたものではなく、個人ライターのルポでもない。毎日新聞社でこの出版社、というのもあって、どこか不思議な立ち位置の本。
発覚時のことはともかく、家庭内暴力での訴えの時に踏み込めていたら監禁の期間は半分くらいで(それでも途轍もない長期だけど)明るみに出たのではないかと思うと…。いやそもそも、前歴で引っかかっていれば…。
そして、刑期が十四年だと、この犯人は社会復帰しているのでしょうか。
『ホームズ連盟の冒険』…ホームズのわき役を主役に据えたシリーズ二作目。
といっても短編集で読み切りで、どこから読んでも問題なし。
この人が主役に、という驚きはこちらの方があるけど、『ホームズ連盟の事件簿』の方が、直接はホームズが出ないのに感じられる分、好きだったなあ。比べて、のことだけど。
マイクロフトのやっぱり出無精なところに笑ったり、メアリやビリーが楽しそうだなあと微笑ましかったり。悪役二人(?)の話は…さくさく人が死ぬ…。
最後の「ワトスンになり損ねた男」が、題名からして楽しい。友人付き合いの難しさ。というか、相性の問題?
『ピロウボーイとうずくまる女のいる風景』…連作短編。
面白かった、とは思うのだけど、感想がうまく言えない(苦笑)。どこかふんわりとした、表紙左上のような柔らかなクッションに沈みこむようなイメージ。
周回遅れくらいで、神戸で森晶麿さんのトークショウがあることを知る。…会社早退したら行ける。行ける、けど…。
なんでよりによってこの日…。その次の月曜が明らかにいっぱいいっぱいになるのがわかっているから、仕事量自体はそこそこだろうから早退できないことはないだろうけど、でもなあ…うぬぬぬぬぬぬ…。
…とまあ、いろいろと並べている時点で、応募しないような気はしているのだけども…。
うぬぬぬぬぬ。
『シンデレラの子どもたち―現代おとぎ話におけるヒロイン像の変遷』
副題通りに、グリム童話をはじめ、昔話を基にした物語の中のヒロインがどのように変化していっているのか。
ほとんどは、アメリカで出版されたものを。この本自体の出版は1994年。
受け身で男性にすべてを任せ従うことを善しとして、賢さも自主性もともすると快活であることさえが悪いものとみなされている、というところから、自立して自ら考え選び取るヒロインへと。
先日、『スパイラル〜推理の絆〜』を全巻揃えて一気に読んで、『スパイラル・アライヴ』も全巻読んで。『絶園のテンペスト』はアニメから入って漫画も全巻揃えて、『虚構推理』は小説を読んでいたのだけど、『〜アライヴ』とまとめて漫画版も購入して。
で、今更に気付いたけど。
城平さん、三角関係好きだね…?
三角関係というのか、カップル+1で、三人とも親しい(とりわけ同性同士が)という図式。ここまであると、何かしら思い入れでもあるのかなー(苦笑)。
『詐騎士』二巻…不正のありそうな砦へ。
展開が早い、というか、聖女奪還とか性別(身分も素性もだけど)偽って騎士をやる、が眼目ではなかったのか!(そこ?)
一人語りはやはりやや饒舌すぎて鬱陶しさもあるけど、楽しいなあ、これ。
『無戸籍の日本人』
何十年も前(下手をすると百年を超える単位で)の法律に縛られ、戸籍という現行のあらゆる公的権利及び義務を受けるのに必須な制度からこぼれ落ちてしまった人たち。
制度に問題はあるけど親が悪いんだしね、悪用する人が出てくるからね、と言えてしまう人たちは、こぼれ落ちてしまった人たちが特殊だと頭から思い込んでいるし、自分や大切な人がそうなることはないと信じ込んでいるからこそ。恵まれているということにすら気付いていないというのはとても傲慢。
自戒も含め。…問題は全く違うけど、想像力の至らなさで無神経な発言をしたことはあるし、気付かずやってることもあるだろうと思ってしまうので。
それにしてもつくづく、制度や法律の問題は、如何に知識を持っているかに左右される。
著者が一年ほどで子どもを無戸籍状態から改変できたのは、当人も認めている通りにそれまでの経歴から、知識のありかや遣い方を知っていたというところも大きいから。役所の対応も、法令や制度が変わって通達が来ても現場が知らなければないものとされるなら、こちらがきっちりと押さえていなければ難しい。そのために弁護士を頼るなら相応の金銭が必要で、支援してくれる人や団体がいても、知らなければ声のかけようもない。
『誰にも探せない』
突然、久しぶりに現れた幼なじみ。そこから巻き込まれる、小学生の時に熱中した隠れ里と埋蔵金探し…かと思いきや、の話。
装備も経験もないのに、気軽に山に入っちゃいけないよ…。
『また、同じ夢を見ていた』…小学生女子と友人たち。
ですますで語る、小賢しさのある小学生女子の一人語り、というところでちょっと入りにくさがあったのだけど、半分ほども読めば大体なじんできて。
本文中に、題名が出てくるとこである種の終わり(=夢からの目覚め)がわかってしまうところが物悲しい。
じんわりと、「幸せ」について考えたくなる。
以下、愚痴です。
去年もだったけど、会社の、大体同じ内容の仕事をしている同僚(勤務年数は数年ほど先輩で年齢は一回りほど上)が、せっせと「GWに休日出勤しないと仕事が間に合わない」と外堀(という程でもない)を埋めています。
いやー、確かに、今年の日程なかなかにきついのだけどね。休日出勤した方が、やりやすいといえばやりやすいのだけどね。しかし、忙しさ自慢が鬱陶しい。
最近はいくらか仕事を他の人に振ったのもあって減ったけど、忙しくてそんな暇がない、という言葉が鬱陶しくって。メールの受信確認に関してもよくそれを言っていたけど、いやそれ、単に、見る必要のあるメールがほとんどないから開く必要がない、ってだけだよね。用事がないから開いてないってのでいいよね。メールソフトの立ち上げに手間なんてかからないし、受信だけしておけば暇な時(忙しい忙しいと言っているけど閑な時は閑)にサーバの保存期間すぎて消えることもなく確認できるけど、しないだけでしょうよ。…というのが一例。
とりあえず、残業だけでどうにかしたいなー次の月末月初の処理。前後に二日ほど二〜三時間ほど残業すれば、一日出てくるのとそう変わらないしねー。
…と思っているし実際そう動くだろうあたりが、可愛げがないしなじめない一因なのだけど。ミスが多いなら、愛嬌振りまいていた方が何かと得とはわかっているけど、それができるなら多分もっと条件のいいところで仕事してる(苦笑)。
日参している(どころか日に何度も見ている)、読書メーター。
少し前に、運営が個人から企業(?)に移ったのだけど、その前から運営の人が立ちあげていた交流コーナーのようなものがあって。
題名が思い出せない、こんなのが読みたい、といった本があれば呼びかけてみませんか、というもの。昔読んでもう一度読みたいけど少しの情報しかない、というようなものが、結構「これ?」と出てきていて実際見つかったりしていて、うわー面白いなーと見ていたのだけど。
先日、回答するなら情報は精査せよ、設問するなら細かに記せ、(意訳)…という方が参加し始めて。
いや。一面、正しいと思いますよ?
もう少し情報付け加えられるんじゃないかなあ、という問いかけや、傍で見ててもそれは合致しなさそうな「これは?」というのがあったりはしたから。
でも、はじめから問いかけを完璧にするのは無茶がある。見落としていたからこそたどり着けなかったということもあるし、慣れていればともかく、覚えている限りの条件を遺漏なく記すというのは難しい。的外れに思える回答だって、投稿者の覚えていた情報が勘違いで実はそれが合っているということだって有り得る。人の記憶や思考なんて曖昧なものだから。
そのあたりは柔軟に追加質問もしたりして、これかな、違いますね、あっでもこれも面白そう、とか、そうやって広がっている感じが見ていて面白くて、楽しいなあと思っていたのだけど。探していたものが見つかる、というのももちろんだけど。
その、柔軟さ、が、ね…。
その人の言葉が、なんとも攻撃的で問いかけにも回答にも、正解以外は無駄、むしろ害悪、という姿勢がはっきりと見える(ほぼ公言しているし)。
周りの人がまた、結構大人な対応をして、でもさすがに耐えられなくなった人ががつんと言って険悪さが拡がって。
ネットではよくある荒れなのかなと思うけど、私、ネットで交流系のところってあまり見ていないから、多分直面したのは(といっても傍観してるけど)これが初に近く。何と言うかもう、その人のアイコン見るだけで気が重くなるのだよなあ…。問いかけようか迷っていた本があるけど、しばらくは無理だな。
そもそも、求めているものや状態はそれぞれなのに(ピンポイントで探しているものだけが知りたい人と、あわよくばと思っている人、どちらかといえば+αを楽しみにしている人、と、少し考えただけでもこのくらいのパターンは浮かぶ)、たった一つの「正しいやり方」をすべてに当てはめようとするから困惑したり反発したり、というのがある上に、言葉の選択がねえ、また…。詰問調というか、非を責め立てるような文章って読んでいるだけでしんどい。
いやもうそれで、しみじみと。
自分が正しい、と思っている人ほど手に負えないものはないんだなあ。正しさを疑っていれば聞く耳も持つのだけど、これが完璧、最上に正しい、と思っていると反論が全て誹謗中傷に聞こえるだろうし、違うことをしている人がいればなんでそんなことをするんだと苛立ったりもする。…割と自分に返ってくる事態です(没)。
またそれとは別に、正しいことが最上とは限らない、というのもあって。
正直、その方針でやりたいなら自分でコミュニティ立ち上げて賛同する人とだけ本を探したり紹介し合ったりしてくれよ、と思ってる。
これが、運営のコミュニティじゃなく個人のものなら、そこの管理人の人から趣旨が違うね出て行ったら?で済む話のような気がするのだよなあ(それでもがっつり揉めるだろうけど)。もしくは、それがないから出てきたのか。
どちらに関しても何をする気もないから、正しく(?)愚痴の垂れ流し…。
うっかり読んでしまった人には申し訳ないけど、まあ、そこそこ健全な憂さ晴らしですよ、文章にまとめるというのは(苦笑)。
『九十九藤』…口入屋の女差配。
つづらふじ。折れ曲がり延びる葛に、日々の先の見えなさだったりからめとられてしまうことだったりを例えて、読み終えると納得の題名。
縁あって、口入屋の差配を始めたお江戸の女性が主人公。芯はあるけど情に強すぎる。「女だてらに」と言われそうな当人の振る舞いと周囲の反応、元旦那の変貌、などなどは、現代であっても通じるしお江戸であっても違和感はない(かなり恵まれた出会いではあるけれど)。
最後の幕引き、時代を考えると、もしかすると幕府の瓦解も乗り越えて一家で暮らせるようになれたかな、との想像の余地も。正確には何年くらいなのかな。
『上海のシャーロック・ホームズ』
近代くらいに読まれていた、中国で書かれたホームズのパロディ作品集。
ホームズが滑稽な役どころになっている掌編や、舞台はスイスなのに語りがまるっきり中国の白話小説調だったり、ワトスンがいない、なんでワトスンが単独で探偵仕事を…? などなどと、様々な趣向に富んだアンソロジー。
しかし何より、解説やあとがきで、中国におけるホームズ作品の受け取られ方や事情、果ては娯楽小説の位置付け、なんてものまでに言及されているのが興味深い。訳の方、文化革命の頃に中国にいらしたそうで。
後日、中国の人がこれでホームズパロディを語るなんてこともあるやも。日本の浮世絵のように。
『京都魔界地図』
知っているところの写真が頑張っておどろおどろしいものになっていたから、実際はもうちょっと違うのだろうなーと思いつつ。頑張っているのはわかるよ(苦笑)。
そしてまあ何が印象に残ったかと言うと、やはり綾辻さんの短編だねという。これは、紹介されていた本に収録されているうちの一篇なのか関連している書下ろしなのかがわからないのだけど…。
幽霊飴、清水寺の近くだったのか! 機会があれば行きたいな。
『掟上今日子の退職願』…短編四本。
今回の相棒は、女性警部たち。
バラバラ死体、小説としてなら結構あっさり真相が思い浮かぶけど、実際にやられたらねえ…まあさすがに遺留品が何かしら出てきそうだとは思うけど。
今日子さん、いろいろと内面を推察されているけれどやっぱり変な人だなあ。
『Naoshima Insight Guide 直島を知る50のキーワード』
今年、瀬戸内ビエンナーレに行きたいなと思っていたので何か参考になるかと。
うーん…? 文章は結構流し読んでしまった。写真集と見るには量が足りない。
暖簾、面白いなあ。お祭りとか神社が取り上げられていたのは楽しかった。芸術は…お金かかるのかねやはり…?(そんな感想) いや何と言うか、入館料の値段が思っていたよりも軒並み高くて…。
『プリント・ブレイン』
…巻数表示に気付かず、一冊で完結かと思ってた…(苦笑)。がっつり続きもの。でもこれ、図書館の検索画面でも読書メーターでも巻数表示されてないんだよ、結構な人が見落としてるってきっと! ←
ヒロインがあれ、と作者があとがきで書いていたから、どうもヒロインはあれらしい…そうか、まあ、個としての人格があるなら、成り立つのか。
思考を止めない主人公、敵から逃れ反撃するための行動を願う印刷された脳。そのやりとりが面白い。けど、ニューロンの電気信号を読み取るなら、「言葉」にする前の、思い浮かべただけの感情も伝わってしまいはしないのかな…? まあ専門知識はさっぱりないのですが。
それにしても、「敵」が本当に敵だった…と愕然としていると次巻へ。
『スクウェアT』
刑事さんとバーテンダーと元プロボクサー。刑事さんはそもそもはただのお客さんで、少し二人と親しくなって、何か警察に知られないように厄介事に首を突っ込んでいるようで、ということで進む連作集。
微妙にハードボイルドかな…?
合間に入る、刑事さんの後輩刑事さんが視点人物になっている話が…これはやたらとコミカルで、差に唖然とする(苦笑)。
読みやすいのだけど、一話一話のまとまりが良すぎて…うっかり次の巻を読み忘れないようにしないと。
日本は本当に、断層の上にある土地なんだなと。
翌々日だったかの新聞で知ったのだけど、九州では127年前(年数うろ覚えだけど前二桁は合っているはず)にも、余震が長く続くような地震があったとのこと。
どうか、少しでも早く治まりますように。こうも続くと、次へすら踏み出しにくい。物理的に。
そしてこの時だけでもいいから、ただ個人欲求を満たすだけの悪質なデマやヘイトスピーチはやめてほしい。どうか。
こんな辺境での呟きなんて、それこそ自己満足でしかないだろうとは思うけど。
『DOUBLES!!』二巻…高校生の部活のテニス。
ようやく”DOUBLE「S」”になったところで終わった一巻。夏を終え新学期が始まったと思ったら、いきなり部長命令で解散。
…進藤さー、あれだけ嫌っていたのに地を見せた途端に気に掛けるって、素直すぎるというか面倒くさいというか(笑)。いい奴なのは確定だけど。
才能があるやつがありったけ努力してようやく一握りが残るのがスポーツの世界、といった台詞が文中にあったけど、そういった世界を先に見据えているわけでなくても一心に注いでしまう学生時代って何だろう。振り返ってこそ思うことですが。
作者の中に続きはありそうなので、続刊出てくれると嬉しい。売れ行き次第なのかなあ…。
理不尽なくらいに上司に散々振り回され、やはりそれが必要なかったと判って文句を言うと「試したのよ」と笑顔で告げられでも実は後ろ暗いたくらみにも巻き込まれていた、という記憶が湧いて出て、何だこれ、と驚いたけどよくよく辿るといつだかに起きて数分で忘れたと思った夢の内容だった。記憶って。
えっと多分これの元ネタは『オツベルと笑う水曜日』かなーと(苦笑)。夢を見たのがいつだったかはさっぱり思い出せないのだけど。
いやそれにしても、あまりに小説っぽいしぎゅっと濃縮された記憶だったから気付いたけど、「試したのよ」と言われたそこだけなら、するっと本当の記憶に紛れても不思議はないリアルさでした。まー夢の中の出来事だって、体験記憶に似たようなものだからねえ…少なくとも、動いた感情は本物だろうし。
しかし、きれいさっぱり消え去っていたと思っていた夢の記憶が残っていたことに吃驚。本当、記憶ってやつは。…で、こういうのがあるから、あまり己の記憶ってものに確信が持てないのだよなあ…突っ走ってるときは確信してるけど、冷静だと信用しきれない。
『詐騎士』三、四巻
王子「預かり」の身で、妹としてお城(?)へ復帰の主人公。案外教師に向いている。そして、四巻の表紙の意味が分かる(苦笑)。頑張るなあ主人公、というか、突っ走っちゃったなあ、という感じ(苦笑)。
北方での増幅の結果が面白すぎるというかそれもう兵器の域、というか。しかし頑張っている割に、あまり報われた感じがしないなあ、王子さま(笑)。制服の貶しっぷりがすごい。
ところでウサギ…いくらウサギとはいえ、子どもくらいの大きさだと相応の重さがありそうなのだけど、そんなぬいぐるみみたいにひょいひょい抱えられるものか…? 主人公自身は傀儡術でどうとでもなるとしても、傍目に不審すぎると思うのだけど。
『最後の晩ごはん 師匠と弟子のオムライス』…五冊目。
本格的に、夏神さんのターン。
いくら弟子でも、そこに(他の誰にも認識できないけど)本人がいるとしても、やっぱり代替だと思うと、もやもやとしたものは残るのだけど、でもそれしかないか。
最後、布石なのかとは思うものの、本当にそうやって想い続けてくれているファンがいるなら、嬉しいだろうな。
しかし…最後のレシピ、本文だけでなんとなく作り方はわかるけど、けど、どうせならあっちのオムライスのやつ載せてほしかったなあ…!
『彼方に竜がいるならば』…短編集。
事件シリーズの関連と思って読み始めたら、思った以上にこれがっつりブギーポップの方も絡んでるよね…?(このシリーズ途中で手放した)
そして他ともぽつぽつつながっている…というか上遠野さんのはどれもゆるっとつながっているよねえ…説明抜きで…! もどかしい。
最後の詐欺は、『ソウルドロップ』一作目のあれ? 読み返したくなるなー。
最初の章だけ掲載誌で読んで、そうだったこれ読んで事件シリーズ読み始めたのだよなあ、うかうかと出版社だか作者だかの企図に嵌まったのだよなあ、と思い出したり。すっかり忘れてた。
今日、読むだけ読んで図書館に行こうと思っていたら、家を出ようとしたところで雨が…。
怪しいとは思っていたけど、なんだこのタイミング! 出てから降り出すよりは良かったけど、服着替える前に確認した時は降ってなかったのに、いざ出ようとしたら!
…結構、雨降りのタイミングには恵まれている方だと思うけど(とはいえ突然降られることがないではない)、ここまで狙いすましては珍しい…。
ということで、明日は朝一で…行けるといいなあ…。←宵っ張り
いや当初の予定では、金曜の夜に返して借りて、日曜にもう一度行くか、と思っていたからその通りなのだけど。金曜に帰宅してから、返却予定で唯一予約の入っている本を家に置き忘れてさえいなければ…! ←
ちなみに、金曜に行って日曜にも、というのは単に図書館大好きなわけではなく、今日だか明日だか返却予定の本が三巻で金曜に借りた中に四巻があるから(爆)。
ところで。…毎度のことだけど、髪切りすぎたかなー…。
いや私としては、一瞬バリカン購入を本気で考えたくらいなのだけど。でも刈り上げると中学生の時の手術痕が露出するなあ…傷跡に髪の毛生えてないから。既に、そのせいなのか元々か加齢なのか、つむじのあたりが薄いし。でも、長くするとしたで、分け目のあたりがあやしい…これは多分加齢(か扱いの悪さ)。
まあそれで。
短くするとするほど、楽ではあるのだけど…制服と合わないのだよな…。それほど可愛らしいものではなくて、ごく普通の事務服なのだけど。つまりは…どれだけ女らしく見えないかということで…(爆)。
セーラー服(中高の制服)のときは、そこまで思わなかったのだけどなあ。あれは、元々水兵さん(男性)の制服だったというのもあるのかなあ。もしくは、「女の子用」と「女性用」の違いなのか。
『真実の檻』…ある冤罪事件。
亡くなった母の遺品整理をしていて知った、実の父と彼が死刑囚として今も生きているという事実。冤罪の可能性があると知って、雑誌記者の協力を得て真相を追い始め。
この、誰を、何を信じていいのかわからなくなる、という感覚が怖い。何が正しいのか、自分の拠って立つものは何なのか。二転三転どころかくるくると翻弄され、読み物としては面白いけれど、自分がそこに立ったらと思うと空恐ろしい。警察や検察という組織とそこで育まれてしまう人たちも。
『西洋菓子店プティ・フール』…プティ・フールに絡んで展開される六つの連作
商店街にあるケーキ屋さん、プティ・フール。知識はないけど経験と勘に培われた腕を持つ祖父と、留学もして菓子作りを身につけた孫娘。
視点人物が変わるとそれまでに出てきていた登場人物の印象も変わる。それぞれに誰かを羨んだり、至らなさに歯噛みしたり、強がったり。でもそうやって羨まれていた人も、次の章で思い悩んでいたりするのだから。
プティ・フールの孫娘は、内面の読めなさで損をしているのか得をしているのか、と思ってしまった(苦笑)。
ケーキの食べ歩きに行きたくなった…。
『ままならないから私とあなた』…二本収録。
帯の「あなたの価値観は、根底から揺さぶられる」には、うーん、と。素直に揺さぶられるにはいろいろと読んできたからなあ…大筋はかなり予想通りで、そういう意味での驚きはほぼなし。
特に「レンタル世界」は、あーあやっちゃった、という感じが満遍なく(苦笑)。
言葉の端々や表現にはやはり刺さるものはあって、わかり合えなさの描写も物凄いな、と思う。読後感悪いけど(苦笑)。
『詐騎士』五巻
主人公、変わらず結構やりたい放題(苦笑)。聖女って、必ずしも天族というわけではないし血筋も関係ないのか。
『監禁』
両親が離婚している少女が、家出を装って誘拐される。家出だと信じきれない両親は捜索を始め…。
ぐいぐい読めるのだけど、厭な話だな…。かなりさっくり人が殺されるし、過去にさかのぼれば本当に多数。警察やら検察やらもなんだかなあ、だし。
誘拐犯とその父と、誘拐犯とその息子、誘拐された少女とその父、三組の親子の話…でもあるような。エピローグに少し救われる。
『詐騎士』六巻
表紙に既に載っているけど、女性騎士の後輩おめでとう、と。あっさりいき過ぎではあるけど、小説だしね! どうせならその方が気分がいい。
最後になって主人公、かわいそうと言うか可愛いと言うか、なことになっているけど(笑)。
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