『さとり世代探偵のゆるやかな日常』…連作。
「さとり世代」と呼ばれることもある今時の(?)大学生、幼馴染の二人。
うーん、嫌いではないしどっちかといえば好みの感じのはずなのに、もったりとして読み進まないなあ…と思ったら、地の分が少なかったからなのかな、もしかしたら。ちょっとくどい会話が大部分を占めていたような。そして会話で説明してしまっているところも多々。実際の会話って案外、視覚嗅覚を共有している(と思っている)から、はっきりと言葉にしない事柄も多かったりするのだよね。まあ、色々と隠し事の多い文章だったから、そのため、もあったのだろうけど。
落としどころ自体は少し意外だったものの、はじめの事件(?)からこまごまと最後までつながってるよ、は、まあ…そうだろうな。
『東京藝大物語』
東京芸術大学で講師として勤めた主人公(=著者?)と個性豊かな学生たちの一年間。
エッセイなら仕方ないけど、小説として読むと、ちょっとぼやっとというか、観念的というか、断片的。主人公(?)にすら感情移入しにくいし、人がたくさん出てくるけど一見さん(?)が多いからか、眺めるだけに終わった感じが…。文章も、ちょっと好みには合わなかったなあ。
伝えたかったことは、なんとなーく感じられた気が少しはするのだけど。
『サイコパス・インサイド―ある神経科学者の脳の謎への旅』
サイコパスってどんなだろう、と本を探していて。
犯罪者の脳画像比較(?)をしていたら、サイコパス特有と見られる自分の画像が紛れ込んでいた、というあらすじから、ちょっと求めているものとは違うかなーと思いつつ。
専門的な部分は斜め読み、語りにちょっとくどさもあって、ところどころ意識が飛び…読んでると眠くなる…(苦笑)。
専門的な自叙伝、という感じもあって、最後の章の推論は興味深く…だけど、自信家だなあ、この方。実際に会えばどうかわからないし役の問題もあるかもだけど、繰り返されるほどの人物的(?)魅力は感じられず。
ノンフィクションです。自分の感想文読んでると小説っぽいけど(爆)。
『勝手に広告』
実在の商品を使った…なんだろうこれ?(笑)
一度目、最初の頁から繰っていって、最後のタイトルを見てもう一度。楽しい。
「ピタゴラスイッチ」好きな人好きそう、と思ったらそのはずで、著者(?)の片割れは、その企画・監修の方でした。楽しいなー!
『八万遠』
日本が元と思える架空の島国の古代(?)ファンタジー。…架空戦記、の方が近くなるのかな? 続くとしたら。
こういったものは設定を呑み込むまでに時間がかかるなあ、とちょっと及び腰で読みはじめ…こわいよ最後(手前)…。
『DOUBLES!!』
本屋で往生際悪くぱらぱらと拾い読みして、渋々(苦笑)購入。
天性の才もだろうけど努力を重ねて強くなった琢磨と、中学時代のチームメイトとの決裂で人を信頼することに踏み切れないでいる駆とか、高校のテニス部で出会ってダブルスを組まされて、の話。
…チームプレイに弱いのだよねえ…(苦笑)。私本人は全くできないのだけど、あこがれだけはあって。
テニスはルールもろくに知らず、これでようやく何がどうなっているのか把握(爆)。表紙好きだなあ。
『過ぎ去りし王国の城』
銀行に貼られていた古城のスケッチを持ち帰ってしまった、受験を終えた中学三年生の主人公。絵の中に入れることに気付き、同じく受験の終わっている同級生も巻き込んで探索していると…。
(社会的にはどうだかわからないけど)頼れる大人がいるところが、児童書っぽい。子どもが主人公だと、奇妙な話でもちゃんと聞いてくれる大人がいるだけでもほっとする(苦笑)。
主人公が絵の秘密に気付くまで、方法に気付いて踏み出すまで、が丁寧だった分、解決篇(?)は駆け足感が。
ハッピーエンドではあるだろうけど、ある意味、シビアな終わり方。
…ところで宮部みゆきの主な読者って、社会派ものとか推理(?)ものとか人情ものとかで読むから、ファンタジー要素はいると一挙に「無理!」って感想が増えるなー。まあ、宮部さんがファンタジー好きなのはわかるけど、微妙に成功してると言い難い部分もあるにはあるのだけども。
『深紅の断片』…救急隊の奮闘。
「少女を閉じ込めた。早く助けないと死ぬ」との犯人からと思われる通報から始まった連続傷害監禁事件に翻弄される救急隊。
幾つもの事情や感情が絡み合った事件のきっかけや事件そのものが遣る瀬無い。どれかが特別悪かったわけでも、誰かが悪意を持っていたわけでもない(犯行に至ってしまったところは措くとして)、というのは…よくあることではあるのだけど、それだけに、しんどいなあ…。
最後の方の荷物の重心の話、どのくらい認知されていることなのだろう。防げるものなら。
会社で、健康診断でした。身長も体重も大幅には変わらず。…てことはMBI値が肥満に引っかかってるのも同じか…(没)。食べ過ぎだなあ。お酒飲むと余分に食べてしまうし。
視力はいよいよ落ちているので、やはり眼鏡を新調しないとだなー。…と言いつつ、既に一年くらいは経過しているという。
しかし、あと三年ほどしたら個別に病院に受けに行かねばですよ。それ自体はせいぜい(?)詳しく検査してくれ、と思うけど(とはいってもそれほど詳しくはないだろうけど)、もうそんな年になるんだなー…という方が重い…。
いやはや。
七夕だけど雨模様、くもり空、と毎年言うけど、それは新暦だからで旧暦だったら結構晴れているよ、新暦なんて明治以降でしかないよ…というのを、先日読んだ小説で思い出さされました(苦笑)。そういやそうだね。
しかしまあ…天の川なんて見たことないのですがそもそも…。
『私情対談』…人々の裏の顔。
雑誌の対談でにこやかに話す人々の、本音を併記。その裏で入り乱れる人間関係。
あー…会話主で行くのかなこの人。読者が気付けるようにだろうけど、繰り返しも多くてちょっとくどい…。そして、そこまでみんなに裏を作らなくっても…。つなげなくっても…。
雑誌の記事(ほぼ、対談・鼎談・座談会)を収録しているという構成と、話しながらその裏ではこんな本音が、というのは面白いのだけど。
良心の呵責もなくあっさりと殺人は闇に葬り去られ、そして世間は狭い。あと細々と突っ込みどころが多すぎたのもちょっと疲れた。成り替わるなら死亡届出しちゃ駄目だよとか。物凄く細かいところでは、言葉遣いとか、二人以上なら対談ではないよね、とか。…まあ「対談」は、題名に使っているから強調したかったのもあるだろうけど。
それでも、これがコメディーなら楽しめたのだろうけど、どうにも後味の悪い。
読みたい本が図書館に書架にあることに気付いたので、明日寄って帰ろうか思案中。…天気どうなんだろ、というのが一番の問題。
いやまー問題は他にもあって、既に借りてる本山積みなのにいつどうやって読むつもりだ、というのが…。
最寄りの図書館は仕事終わってからだと閉まっているのだけど、本館だけは間に合って、そこに借りたい本が…でも行ったら一冊じゃすまないよなあ…。
さてどうしようかなー。
『屋上のウインドノーツ』…吹奏楽部の少年少女。
同級生と友人づきあいもできず、人生に何も期待していないかのようだった少女と、中学時代に「失敗」をした吹奏楽部の部長。屋上で一人父の遺したドラムのステッキをふるう少女をみつけた部長が吹奏楽部に誘い、始まった高校生活と変わるそれぞれ。視点は交互に。
部活や趣味って、それが直接何かにつながるわけではなくっても、どうしてああも一生懸命になれるんだろう。私も高校時代、ひたむきに全力で、ではなかったけど、生活のほとんどを占めていた気はする。
簡単にすべて上手くいく、ではないところがとてもいい。終わり方も、なんて力強い。恋愛要素までいま一歩二歩、足りずに物語が終わったところも良かったなあ。ここでそれを挟んでしまうと、少し安直というか。
舞台裏の指相撲大好き(笑)。
『叛徒』…二度の「裏切り」。
出ていることを知っていたのにうっかりやり過ごして、今。…三作目が出る、という話を聞いて、そういや二作め出てた、よ、ね…? と(爆)。
捜査の為の通訳をする専任の捜査官、通訳捜査官。息子が殺人を犯した可能性に気付き、言語が違うということを利用して、良心や己の正義に苦しみながらも、どうにか捜査本部を出し抜いて息子を保護しようとする主人公。
残り三分の一ぐらいからどうにも読み止められず、夜更かし…。
『葬送の仕事師たち』…葬送に関わる人たちから話を聴き、まとめたもの。
まずは、葬儀の専門学校に通う生徒たち、業者の人たち、エンバーマーたち、果ては、焼き場で働く人たちまで。いろいろな考えがあって、こだわりがあって、でもここに出てくる人たちは、誰もが真摯。
「ぼったくり業界」な人たちも、今もいることはいるんだろうなあと思いつつ、頭が下がる。
今期、アニメで結構気になるものがあるので…撮り溜まってエライことに…(爆)。そして、電波状況が悪くて撮れてなかったり途中で切れているものも多々(没)。
「ケイオスドラゴン」…あれ? 単純に、あのリプレイのアニメかと思ったら違った。いや骨子はそうなのだろうけど、大分アレンジされてるなあ。結構「原案」レベルかも。キャラデザもだけど…えっローさん女?! 男だと本気の変態すぎたのかな…。(←)
「赤髪の白雪姫」…うーん、結構声のイメージが違うのだよなあ…。そして馬鹿王子が一番違和感ないなと思ったら、主要(?)キャラの中では一番か二番くらいにベテランなのではなかろうか。たまたまなのか、声のイメージって声質だけで左右されるものではないのか。絵の感じは、布のひるがえり具合はやわらかそう。
「GANGSTA」…一話目見逃した上に二話目も途中でぶった切れたよ! 感じとしては良さそうなのに!
「GATE」…原作気になったけど未読。うーん、どうなんだろ。
とかまあ、他にもいろいろと。変わった感じの学園もの多いなー。…どんだけ見るつもりだ私。
ドラマはどうなんだろ。今のところ、「リスクの神様」「探偵の探偵」「シメシ」くらいで。真ん中が一番面白そうな気がしてる。最後のは、次か次くらいで終わりのようなのだけど。そしていまいち…。
『鬼談』…短編集。
つのが生えていて寅縞パンツの〜ではなく、幽霊だとか隠されているもの、曖昧なものとしての「鬼」の話かなー、と。古典から採ったり日常の隙間だったり。
最後の話は、現実的に厭な話(没)。「鬼棲」は、どちらかと言えば可愛らしい感じかなあ。予感さえ感じなければ(苦笑)。「鬼景」が、これも割合現実的に怖かった。
この頃、休みの日はひたすらだらだらのんびりと。…でも図書館で借りてる本で手いっぱいすぎて買った本にまで手が伸ばせてないのは何故だ…(没)。
にしても…あっついなー…。今からこの気温になられると、真夏がものすごく不安なのですが。平日の日中、私自身は職場にいるからあまり問題はないとはいえ…休みの日…。なんだろう、喫茶店にでも本持って避難した方がいいのかね…。部屋にクーラーついてるけどもう何年稼働してないのだか。
ところで、アニメも漫画も好きだけどオタクと言い切るにはその表現法にそれほどの思い入れがないし、活字中毒というには映像も好きだしなあ、ともだもだしていたところ。
大分前に読んだ『タナトスの子供たち』に「物語中毒」という言葉(だったと思う)が出てきていて、あーこれなのかな?と思ったり。
漫画だろうが小説だろうがドラマだろうが歴史的事実だろうが日常些事だろうが、「物語」のあるものに惹かれている自覚はある。…しかし、他者に説明しにくいという点では何一つ変わらない(爆)。
それにしても(?)、先日友人の書いた小説の構成の真似事をして、この単語改めて調べたらこんな意味持ってたのか! とか、ここ違和感あるけどなんで? とか、考えて、面白かったです。
…どれだけ普段曖昧に過ごしているのか。
そしてあーやっぱ難しいなーとか思った後に読んだ京極夏彦の言葉選びの簡潔さに恐れ入る。
『ノンフィクション作家だってお化けは怖い』…エッセイ。
これまでにも幽霊絡み(?)のエッセイを出していることから、友人から「お化けの専門家」と呼ばれた作者(笑)。おそろしさよりも、どこか昔話めいたほのぼのさを感じるのは、著者自身がのんびりと語るからだろうなあ。
文中、何度も「鈍い」「勘がない」と書かれてますが、本当ににそうだったら、気付くことなく終わると思いますよ。…まあ旦那さんの突っ込みもあるとはいえ(苦笑)。
そういえば時計の嫉妬、私は逆に、買い換えたら(換えようとしたら)調子が良くなった、という機械ものならいくつか…。
『美森まんじゃしろのサオリさん』…近未来の過疎地。
田舎の過疎地を舞台に、亡くなった祖母の家の管理を兼ねて引っ越してきて何でも屋をすることにした青年と、地元が大好きな女子大生とが、(後者主体で)町役場からの依頼を受けて探偵稼業。どこだったか文中に、2016年が少し前、といった感じで書かれていたから、数年〜数十年程度未来が設定かな?
美森様の屏風、見てみたい。そして最後の迷路がものすごく楽しそう。そりゃあ何往復もするさ!
猛志の対応(?)も込みで、詐織の仮面(?)がべりべり剥がれてからの方が好み。
『一番線に謎が到着します』…鉄道会社に勤務する人たちの日常+ある就活生。
最後のまとめ(?)の部分はまとまりすぎという気はしてしまうけど、日常の謎っぽい前二編もいいけど、最後の、大雪の日の話、いいなあ。
あ、でもどの話も、仕事に矜持を持って最大限努力もしている人たち、というところでは共通しているのか。だからこその+就活生、だったのか。あー…思い返してようやく気付いた(苦笑)。
表紙のイラスト、これはこれで好きだし昨今の流れではあるのだろうけど、作品からのイメージとしてはちょっとだけ違う感じがする。
是非とも続きを読んでみたい。
『竜宮電車』…三編の連作。
ほんのちょっとした「奇跡」が日常の隙間に紛れているようないないような、いい塩梅の不思議さ加減…と思ったら最後の話の主人公が堂々と(?)神様で、あれ? となったけど、あまり力がなくってハローワークで仕事探してるっていう、なんだかやっぱり「日常の人」のようで(苦笑)。
ほんわかしている感じだけれど、堀川さん特有の薄皮一枚の亀裂の向こうのような「闇」も健在。二編目の願い事が切ない。…本当に病気だったの? とも勘ぐってしまったり…。
あとがきから、まだまだ話はあるようなので、ちゃんと続きが読めるといいな。
『シャーロック・ノート』…探偵の卵たち。
なんとなく手を出しかねていて後回しにしていたのだけど、読み始めると一気。
物凄い進学校が舞台…ではなくて、探偵養成学校。探偵が大分社会的に重要な地位を占めるパラレルワールドでの、日本でただ二つの学校でした。題名の「シャーロック」は、探偵の始祖という扱いのよう。今のところ中身には直接は関係なし。
裏の裏を読んで更にひっくり返して、ということが度々の頭脳戦(というか推理戦というか)は、結構手にするけど最近は意外性の為かやりすぎも多くて実のところちょっと苦手なのだけど、この遣り合いはそれなりに筋道が読めたこともあって納得。…苦手意識は私が理解できていなかっただけか(爆)。
爆弾魔の最後の「恐怖」が、自業自得ではあるのだけど…。
主人公の妹の件も、裏がありそう。
台風到来。
さすがに送り迎えをお願いしたのだけど、会社行ったらみんなに「今日自転車で来たん?」と訊かれました(苦笑)。けっこーぎりぎりまで悩んだのだけどね…(そんなわけでいきなりたたき起こされた父)
しかしまーそれでも、傘さして自転車乗ってる人見ました。さすがに、いくら何でもあおられて危ないよ。当人だけならまだしも、周囲が。
『謎解き広報課』
田舎の過疎地の町役場に新卒で就職した主人公。広報課に配属され、広報誌をつくることに。
いやあ…感情で生きている人だなー。そしてこの人の小説はいつもだけど、登場人物はどれも…書かれている以外の想像がつかない。あ、お酒飲んだとき結局何があったのか書いてないなあ、何だったんだろ。
悪くはないのだけど、面白い!とも言い切り難く…。
「表参道高校合唱部!」が、今のところがっつり好きな感じ。歌としては、合唱は裏声の感じがちょっと微妙だなーと思うのだけど、あれはあれで圧倒されるものはある。何より、「チーム戦!」って感じになるのだよなあ。そういった連帯は好き(私自身には向いてないのだけど)。
そういえば「うしおととら」を、なんで今頃?と思いつつ見てます(コミック全巻持ってる)。前のアニメも、ちょっと見てたなー。今回、主役二人がどうにも声のイメージが違うのだけど…。とらは、もしかしたら前のときもだったかなあ。まあそもそも、原作先に知っていると違和感ない方が少ないかも。
しかしこれ、どこまでやるのか…まさか全部? OPにおかーさんも出てるっぽいし。そして衾が重要キャラっぽくてちょっと面白い。
高校以来の友人のMちゃんと遊んできました。
とりあえず奈良。当初、昨日の予定だったのだけど昨日は電車無茶苦茶だった(台風被害残り)らしいので、今日で良かったねーと言いつつ…電車乗ってる間中、雨降ってたからどうかと思ったら降りるときには止んでた。らっきー。
まず春日大社に行って…真っ先に、お茶屋さんでお茶(爆)。私がお腹すいたと騒いでいたから(←)。よもぎ団子と葛餅を半分ずつ。
なんとなーくふらふらと見て回って、ちょっと行ったところにあったお店でかき氷を食べる(爆)。そして移動してお昼ご飯っていう。
その後、私が駄々をこねて国立博物館の白鳳展に。昨日ちょっとニュース見て気になって、というか、夢違観音来てるんだ(そもそも奈良県ですが)、というので(by『夢違』)。
やー、大学の美術史の講義でいろいろと、少なくとも試験で点取れる程度にはやったのに、もうほとんど覚えてない。「色っぽい」とか「艶がある」とか仏像の表現に使うんだ?!っていうことくらいしか残ってない。←
しかしまあ、なんというか、白鳳期(期?)の仏像は、まだ結構素朴な感じがする気がする。
その後は、お茶して…ここのお店がなんとも、経営大丈夫?と言いたくなるような、手が足りていないのか食器下げるの遅いし色々と忘れるし、で、他人事ながら気になる。地元なら余程でないと二度目は来ない。パンケーキは美味しかったのだけど…お土産ちょろっと見て、電車で移動。
伏見稲荷の宵宮、というか要は提灯で照らされている沢山の赤鳥居を見たいということで、これも私がわがままを言って寄ってもらい。…人がたくさんー。いやとてもきれいだったのですけども。うかっと異界に紛れ込めそうな感じ。狐のお面を頭につけてる人(顔に、ではなく)も多かったし。
いつもいただく「身代わり守り」はどうにか残っていたのだけど、時間が遅くておみくじは引けませんでした。無念。
京都駅に移動して、夕飯に…選択間違えた…(爆)。たのんだ焼きパスタが辛くって、ほとんど無理やり食べきったよー…。
そしてとどめに、人身事故で電車の遅れ。まあ、遅れたといっても…あまりに混んでいたから一本見送ったこともあって、三十分ほど遅くなった程度、かなあ。
帰宅してお風呂入ったらもう日付変ってたよ。さすがに疲れた…。
『異世界居酒屋「のぶ」』三杯目
いつものように、店を訪れるたくさんの人たち。常連さんたちも、仕事を変えたり出会いがあったり、色々と起きている。
今回、食べ物よりも人物ドラマが中心だったので、「美味しそう!」が控え目だったのがちょっと残念。
しかし、着実に時間を重ねているところ、ハンスが加わって、ちゃんと「こちら」の世界で作れる料理を模索しているところ、などなど、この先も楽しみな感じ。水炊きに思いがけないジンクスついちゃったり(笑)。
『冥途あり』…家族の話。
長野さんはどうにもよくわからないのだけど、ショート・ショートは楽しめたし…実際にお父さんの話(読んでみたらそこ限定ではなく家族とか親戚含む)が元ということなので、それならわかるかなあ、と。
…ふわふわとあっちこっちに話題のとぶエッセイ…? 表現方法に幻想的なものが多いだけに、何か…取り留めなさが際立つ…。
個々のエピソードとしては面白いものもあるのだけど、うーん、やはり長野さんは私にはよくわからない、かも。
『交換殺人はいかが?』…老人と孫。
小説化を目指す孫が年金暮らしで元警官のおじいちゃんに過去の事件を話してもらう、というていの短編集。児童書のような装丁だなーと思いつつ手に取り。
おじいちゃん(当時の捜査陣)が出した結論を孫がひっくり返す、という構造だけど…それは…いいのか…? 時効だとか犯人(推定)死亡だとかでどうにもならないのはわかるけど、そんなものあっさり見抜けなかった、で終わらせてしまっていいの…? トリックよりも、そこが気になってしまった(苦笑)。
どちらかというと、トリックに肉付けした問題集のようで、物語ではなかったのかな。
『啓火心』
シリーズ三作目…だったかな? 合わないと言いつつ実は案外熱心に消防員をやっている主人公が、私生活でいろいろと厄介事に頭を突っ込んだり巻き込まれたりな話。
前すぎていろいろと思い出せないところが引っ掛かりもしたのだけど、やはりこの人の話、面白いなあ。
そして犯罪者よりも犯罪(?)に長けている悪友、に笑ってしまった。親友に寝込み襲われるって何事(笑)。
…えーとところで工務店の一人息子って、武本工務店って、警官シリーズの方のあの人だっけ…?
『まったなし』…町名主の仕事を軸に回る、お江戸の人情譚。
あまり好きなシリーズではなかったのだけど、人情話を読む率が上がってきているからか、ようやく面白いと思えてきた。今なら、既刊読み返しても楽しめるかも。人物相関図にも助けられ(苦笑)。
ちょっとずつじりじりと、でもまとまるときには一気に。終わりの話で、次くらいで麻之助の昔の恋もようやく終われるのか…?
『猫怪々』…猫を拾いました、の話。
再読。猫を飼っている遠山の誕生祝にこの本どうだろう、と。…猫拾っていろいろあったんだよね?しか覚えてな方から(爆)。
猫を拾っていろいろと道を踏み外した話でした。オカルト的な意味で。いやそれだけでもなく。でも…猫飼ってる人って結構こんな感じだよね?(気のせい?)
私が家にいる際、大体は居間(?)でテレビ眺めていたりPC使っていたりするのだけど、この部屋、夏は暑く冬は寒い(爆)。
で、今日ふと移動してみたら…家の中で一番、風呂場が涼しいかも…。
浴槽にちょっと水はって、足をつけながら、ヘリに腰かけて本読んでた。快適。ぐだぐだな姿勢はできないけど、無駄に暑い中でのぼせながら本読むよりずっとましか…。安息の地発見?(笑)
そして夕方、友人とごはん食べるべく家を出て。
やー…いつもに増して語った気がする。
それにしても、職場でちょっとしたことがあって女子社員がみんな泣く中、一人動じなかったらしく。一般の感覚になりたい、と悩んでいたようなのだけど…相談する相手確実に間違えたよ!と大笑いしてしまった。いやだって。その状況に置かれたことがないから実際どうなるかはわからないけど、女子のあの強烈な連帯感謎だもの私。親しくない子のことで、みんな泣いてるからとかそういう雰囲気だからとかで泣けてしまう、あれ。しかも故意にやってるわけじゃない人がほとんどでしょう? 謎なんだよねーあれ。
いやあ本当に今日の話題はことごとく、肯定してほしいはずのことに反論を返し、否定してほしいことに同意してしまった(爆)。相手間違えてるよ!
『ハーフ・バッド』上下…生まれながらに難題を背負った子供。
いきなり、主人公が檻の中で何事かと。魔法使いの話じゃなかったの?! と思ってしまった(苦笑)。
対立する二派の両方の血を引いて生まれた、という主人公の立ち位置や迫害を受け、といった設定は典型なのだけど(しかし色々と痛そうできつい…)、学校での出来事が一般の生徒と同じように処理される(そもそも人間社会に溶け込んで生活しようとしているので特殊扱いをされていない)、といった現代で納得のいく感じも。ダンとその助手の少女とのやりとり、がほっと一息。
そして下巻、ガブリエルが引っ張っていってくれた感があるのだけど、ローズの一言で、ええーなんか矢鱈入り組んだ…とちょっと途方に暮れる(苦笑)。
身内が主人公を思い遣っているのにほっとするけど、後々枷にならないかとも思ってしまう。アナリーゼも、主人公自身も、まだまだ何をどう選ぶのかもわからないし。
しかし、三部作ということですが…そこで終わるの? 一部ごとにある程度物語を収めてほしいなあ…じゃなきゃ別に続き物でいいじゃん…まあ、出版事情かなという気がするけど。アメリカとかイギリス、三部作好きだよね。
この、続いている装丁好きだなあ。題名は、副題があるし物凄くわかりやすくはあるのだけど、あえて翻案レベルで日本語変換してもらいたかった気も。
朝のうちに、友人たちと姫路城に行ってきましたー。折角の市民無料月間なので(苦笑)。
入場始まる少し前くらい集合でいいのかな、と指定しておいて、本人がやや遅れるという(爆)。暑さがいまいち読めずに服で悩んでたら出遅れた…。
その、私が着いたのが入場開始のせいぜい数分くらい後で、それまでに行列ができていたのだけど、そしてそのまま列が止まったりもしたけど、まあまあスムーズに流れていったのですが…出てから吃驚。土産物屋を物色していたら、係の人の声が聞こえてきて…三時間待ちとか何のアトラクション…? しかも炎天下…!
いやーおそろしい。
ところで、お昼食べたところががらすきでした。食べ終えて十二時半くらいだったから…あれから混んだならいいけど…。ビルの最上階とはいえ、駅前なのに。
その時、近くに新しくできたビルにクライミングジムがあって、体験が割引期間なので、一人が行くというからついて行ってみようと行ったのだけど(結局夕方しか空きがなくて見送った)。お昼食べながら、あれって「VS嵐」の壁のぼりみたいなのだよねー、途中で登れなくなって止まるんじゃない、という話から、「止まる=S君」「ひょいひょい登れる=M君」という図式が(爆)。や、でも、言い出した子、嵐の中ではS君が一番好きなんだよ?(笑)
使用例)「よし、Sになったところ写真にとってようか」「そんなことしたら即消す」
『戦艦大和講義』…大和と戦争と日本人。
そもそもは、父に借りてきてと頼まれて、面白かったと言うので読んでみた。元は大学の講義とのこと。読みやすく、わかりやすい。
戦艦大和が沈む前後をまとめたもの、実在の戦艦大和がどのように(主にフィクションとして)取り扱われたか、現在どう扱われているか、という三部構成。
近代史に疎いので、最初の歴史まとめと考察がとても助かった。本当に、何も知らないな、と。すり替えも、何度も繰り返せば当人も事実と思い込むし他に影響も出る。
ところで「宇宙戦艦ヤマト」、それほど個人の意見で動いたものなのか…そりゃ利権で揉めそう。
『エクソダス症候群』…精神病。
ようやく三作目。寡作?
火星の精神病院が舞台で、主人公は地球で恋人を自殺で亡くした新任の精神科医。今回も読み堪えたっぷりで、でも読みやすいし面白い。主人公自身の過去、精神医療の歴史、それと火星を開拓地として移住してくる人たちが多くいる「現在」。
個人的な余談ながら、先日読んだ本がそれなりに根幹のところで使われていて、ちょっとニヤリとしてしまった(苦笑)。
誕生日だしーというよくわからない理由で有給取ってごろごろしてました(爆)。いや…だってそりゃあ休みたいけど別段休むほどのこともないことが多いから、有給の取りどころに困るものだから、適当に理由探して。少しだけど、他の人に頼まないといけない仕事があるから微妙に休みにくいのだよねー。
昼過ぎには、友人に誕生祝にもらった保冷剤(とそのカバー。クマ)を抱えて、半分くらい眠りながら高校野球兵庫大会の決勝を眺めていました。夏だー…。
黒蜜ときな粉がけの葛餅を父に出したら、余った黒蜜を飲んでました。…いや、もったいないなあとは思ったよ。思ったけどね…?
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