虚言帳

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2010.11

2010 年 11 月 1 日 霜月

 ええと…この頃家でごろごろしているときは夏蒲団を被っていたりします。即席蓑虫。

 『エンドレス・ガーデン』…仮想世界を巡る旅。
 人類の退避場所として作られた仮想世界が、機能停止に陥ってそれを救うべく少年と少女(システムの擬似人格。ホログラム)がその世界を旅していく、というSF。
 結構厚みがあって、読みきれるんかいなこれ…(最近そうではなくなってきたけど作者によってはSFは苦手分野)と思ったものの、予想に反して、面白く読み進んであっさり読破。まあ…技術分野は色々と読み飛ばしたけどもさー…。
 世界を立て直すのに十本の鍵が要る、というのでそれを探して色々と困難な目に遭うのだけど…よくこんなに色々と思いつくなあ。…囚人のジレンマと月のロケットの老人達と、隠れ部屋の王様が、何とも…心に残りました。王様はともかく前二つは、主人公の感情が、なのだろうけど。
 ところで、副題、「ロジカル・ミステリー・ツアーへ君と」。…つけない方が良かったんじゃあ?(苦笑)

 浴槽の茶渋、稲さん助言ありがとうー。重曹試してみるかなー。うち、食器用の漂白剤ないのだよねえ…洗剤すら主には粉石鹸という。買ってくればいい話ではあるのだけども、残りつかわなそうだしなあ。
 そしてシップの発想はなかった。そうか。ありがとうです。

 そう言えば、このところあまりにも更新をしていないので、ぴくしぶに乗っけてるやつとメールマガジンのやつでも拾って来ようかと思います。あとは…何年か前に日記連載してたやつ、いい加減載せようかとか…でもあれ根本で無理だらけだからなー。ううん。

2010 年 11 月 3 日 文化とは?

 あー…文化の日、だっけ…見事に引きこもって一日が終わったのだけどな…(没)。

 『デュラララ!!』二巻…妖刀の話。
 うーん…つくづく、小説だけ読んでたら私きっとシズちゃんが一番好きなキャラクターだったよなあ…? 出現率の問題でもありますが。及び、視覚効果ってやっぱり大きいなー。
 ああでも、小説のがチャット面子が仲良さそうでほのぼのする(苦笑)。

 『ヴェネツィア・ミステリーガイド』…ちょっと変わった旅行記のような?
 五日間、(著者の案内で)ヴェネツィアの町を歩く、という感じ。歴史(というか歴史の中の挿話)の紹介があるから、物語の欠片っぽい感じも。
 以前読んだ小説の一部がようやく理解できたり、別の同じような感じの本を読んだときの記憶が蘇ったり。…視覚イメージはないはずなのに、脳裏に広がる光景があるってのが面白い。多分、今までに私が見たものから適当につぎはぎしてできているのだろうけど。
 …別段、行く予定はないのですがねー。でもこういったのをたまに読むのは好き。

 『九十九怪談』第三夜…実話怪談集。
 まあ、いつものように、さらーっと。何か一話、何が起きたのかわからない話があったような。
 
 『ライトノベルよ、どこへいく』
 図書館の新着で見かけて、なんとなく。…自分が、案外がっつり「ライトノベル世代」だったことに吃驚でした。まあ考えたら、『スレイヤーズ!』のアニメやってたのが中学生か小学生かだから…(私これ一巻は友達に借りて読んだけどアニメは見てない)。
 ライトノベルが文壇で認められない云々、のあたりを読んでいて、そう言えば、児童書だのファンタジーだのでもそれ聞いたことあるなあ、…っていうか文壇、てのの幅がものすごく狭いだけじゃあ…? いやまあ私が聞いたことある(?)やつの大半は、ミヒャエル・エンデのものなのですが。
 それにしても、気付いたらあったから気にしてなかったけど…「ダ・ヴィンチ」(雑誌)の影響力って凄い…?

 図書館に返す本だけ投げ込んで(最寄の館が休館日だから借りられない)、本屋行って来ようかなーと思ってたけど…面倒だったんだ…(爆)。
 ほしい小説が出ているのだけど、どうせ図書館の本が溜まってるしなあ(先月買った小説がまだ読めてない)、と思っていたら、図書館の本はあと一冊となりました。しまった。…と言いつつ、手持ちだけでも未読本は山とあるので全然困らないっていう…それはそれでどうかと思うのだけど…。
 買いに行くのが段々面倒になってきて、ネットでもいいかなーなんて思いだすと。うーん、親しい書店員さんがいればそこに行くようにするのになあ。でも考えてみたら、大学卒業してから友人のできていない私にそんな社交性は皆無だった(だから来年あたり友人は全て十年以上の付き合いになるっていう)。

2010 年 11 月 7 日 

 昨夜は、睦月さん、舞ちゃん、楓くんとご飯を食べてきました。
 思ったよりもずっと早く仕事が終わって、家で少し時間を潰して本屋や図書館にも寄ってから行ったものの…いや、時間はちょうどいいくらいだったのですが。店の位置を確認せず、判ってるつもりで行ったら、似た名前の店と間違えていた上にその店が見つからなかった(ために間違いに気付けなかった)という大ぽかをやらかしていました。しかも携帯電話繋がらないんだぜ…酷い(笑)。最終的には繋がったけどさー。まあ調べなかった私が悪いのだけども。
 で、お店のある店員さんが…色々と注文が怪しかったり手際が悪かったり。何か、友人らが行ったときにはその店員さんに別の店員さんが苛ッとしている場面を目撃したとか…(笑)。まあ、私達の中でも役一名、苛ッときていましたけども。私は、対応が乱暴というわけではなかったので、同僚でなかったらいいよ、と思ったけどねー。あれで仕事仲間だったら厭(苦笑)。
 そうしてまあ、うだうだと喋りながら食べて飲んでしていたのですが。…私、この年でなあ、という言動をしている自覚はあるのだけど(とりあえず格好どうにかしろとか)(でもどうもしない)…それでもまだ年相応だな、と思いました(笑)。いやまーあの二人も職場とかでは私よりもちゃんと「大人」しているのだろうけどなー。…多分。
 その後カラオケ行ったり。アルコール入ってて、高音出せそうにないのが哀しかった…キーの高い歌好きなのだけどなあ。

 で今日は、一日ごーろごーろ本読んで。図書館も行って。
 あ、図書館。昨日、お母さんが図書館で働いている縁で聞いた話。…来条さん、市立図書館でそこそこ名が知れているそうですよー…(爆)。予約の量が多いから。
 
 『闇のファンタジー』…論文集、のような。
 それぞれの定義のファンタジーでの、闇の扱われ方やら捉え方やらを論じたもの。志摩さんのインタビューが面白かったなあ。そしてまあ、各論短いので読み易いといえば読み易いのだけど…注釈で語られると面倒だなー。下部掲載でなく末尾掲載だと。出典明記だけならいいのだけど。

 『ファロットの休日』…元暗殺者達の今の日常。
 シリーズ最終作、とのことだけど…これ、別にシリーズ終わりと閉じなくても、並行で置いておけばいいのになあ。このレーベルで他にそういうシリーズあったはずだし。
 ある意味直接の前作になる『スペシャリストの誇り』が好きだったから、これも楽しかった。うん、このシリーズになると、主役達が出ないほうが好きかも(苦笑)。

 『ヘンな校則』…色々な校則。
 校則って、時代の流れから置き去られたまま変わってないがために、今となるとどうよ?ってのも混じっていたりするのだけど、あとは環境やら学校の特性やらで考えれば納得がいくけどそれだけ取り出したら妙だとか。そういったものを集めたもの。
 それ自体は確かにちょっと面白いのだけど、それに対するツッコミがなー…くどいっていうか、受ける側が突っ込めばいいところをやってしまっていて、煩い感じに。私早々に、校則のみ読みんでいたよ…。

 『終わる世界のアルバム』…人がいなくなる世界での話。
 何と言うか…救いがないっていうか…折り合いはあるのだけども救いはない、気がする…。どうしようもない、ってのは実際あるけどさー。わざわざ選んだ小説の中でまでそんなものみたくないなー私は。
 ってことで、今回これは合わなかったな、っていう。『神さまのメモ帳』は好きなのだけどなー。あれもやるせない話ではあるけど。

 ところで図書館の本。
 …持ってる未読の本借りてきてらー…(爆)。
 いやあ、市立図書館で所蔵している本が少ない作家さんで、文庫本を安く見かけたから買っていたのだけど、先日検索してみたら読んだことがないのがある、と思って取り寄せたら…うん、同じだったっていう、ね…(爆)。
 何年か前に合併した町立図書館の収蔵本でした。ああーなるほどー…。(以前検索したのは合併前)

2010 年 11 月 8 日 うららかな

 やー、あったかい日だったー。

 『ライトノベルめった斬り!』…ライトノベルについて色々対談。
 対談形式で、ライトノベルの歴史を俯瞰語りつつブックガイド? 
 やー…別に詳しくなっても仕方ないのだけど、気になったもので。たまたま見かけて手に取って。でもこれ、出たの六年前。もう、色々変わっているよなあ。「最近」のことに触れている部分であれ?と思ったのも当たり前の話。
 でもって、結構読んだり読んではなくても概要は知っていたり(苦笑)。でまあ…読んでみたいなーとメモを取ったのは三冊だけっていう。あれっ、物凄い冊数取上げられてるのに? まあ、市立図書館の所蔵は文庫は少ないので、購入してまではなあ、ってのもあるのかも。
 とりあえず、女性の観点と男性の観点でやっぱ結構違うね、ってのが面白かった(対談者が男女)。幾らかは故意にその対比を出している(と思う)部分もあって、へえ、と。

 『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』八巻…猫の里親を探す話。
 うーわー…甘酸っぱいー(苦笑)。恋愛モードは苦手。でも、ママチャリかっこいいよなあ。
 それにしてもお母さんが只者じゃない。むしろ、対決で二勝している内容が気になるくらいに(笑)。

2010 年 11 月 9 日 

 裏にほろほろと追加。
 うーん…あの長い話が、一向に終わる気がしない…。おかしいな。予定では今回の話で最後だったはずなのに。とりあえず(当てにならない)予定では、次の今までよりも長い一本で終わり…始まりの終わり、って感じだろうけど…。そして、それ(正確にはそれのうちの一連)を書き始める前に読んでおきたい本が。…予約、いつ回って来るのかなー。しかもそれが資料になってくれるかどうかはよくわからない。まあそれ以前に私の場合、資料を用意しないことが多い上に調べたところで全然活かされないのですけどねー。
 短い方の話は、以前ここに載せていたもの。本編を載せてから、と思っていたけど、本編が五章くらいの予定のうち一章しか書けていないままなのでとりあえず。…でもって本編は、表と裏どっちに載せればいいのだかー。今の少女漫画みたいになりそうな予感が。

 『子ども虐待』…題名通り。
 分類と、対処法が主。理解を求めることが主題、だろうなあ。講談社新書だし。…読んでるとこう、眉間に皺寄る…(難しいとかではなく。わかりやすかったです)。
 …こういうの読むとどうしても、いろいろと思うところが溢れ返るのだけど、そんなことぶっちゃけて話せるのは担当のカウンセラー(私にはいないよ)かある程度こっちの方面にかかってくる創作してる人くらいしか…。後者は、間違っても実際関わっている人と話せることじゃないよなあと思うし。

 眠いです。しかもBGMがなぜか平日の深夜にやってるNHKのアニソン特集って…。何やってんの。

2010 年 11 月 10 日 引きこもり癖がつきつつある…?

 あー…一日家にこもってしまった…(没)。起きたら昼だし。

 いやー。つい今しがた間で、せっせとブログ作っていた(?)のですよー。高校の部活の再録用に。
 まだ枠組みだけで作品自体は何一つないのだけど、これがもうちょっとちゃんとできたら、リンク張りますー。そしてついでに「自分館」のリンクも整理しよう。全ッ然更新してないのとか削っとこう。で、ピクシブとか…でもあれ、名前同じだし必要ないかな…?
 それにしても、ブログのデザインをサイトのように見えるものにしたかったので悪戦苦闘して…疲れた…。HTMLわかんねー。ここのサイト本当に簡単なのしか使ってないし。
 そしてその過程で、今回使ったブログが月単位で古い順の表示もできると知りました。え…それって…ここをそのブログにすれば月ごとにリンク張り替えなくっていいのじゃあ…?(今のこれはタグや文章直打ち) …ど、どうしようかな…でも今の方がログは手許に残して置けるのだよね…(何せ一切合財PCの中にある)。ううん(唸)。

 でもまあ今日何してたって、一番は、漫画読んでいたのですけども。
 しかし、読みたくなった『パイナップルARMY』の所在が不明。父の部屋に投げ込んでいたら行方不明に…しまったー! でも前まで割りと判りやすい場所にあったのにー! いつの間にか引越しした上に動かした奴が覚えてないってさあ…(没)。

 そんなこんなで一日終わり。…一文も書いてないなあ…。

2010 年 11 月 12 日 

 …少し前からここすら飛び飛びなのはあれです。ネットの個人リプレイ読んでて時間が消えてるから(爆)。
 いやー、ネットであまり文章サイトは読まないようにしているのですが(目が疲れるから)(お前文章サイトやっといて)、笑いすぎて疲れるくらいで読まないわけにはいかない…どうしてうっかり見つけてしまったのだろう私…(苦笑)。
 そんな感じの流れ(?)で、文庫で出ているソードワールドのリプレイも購入してしまったのですが。…こっちよりもそのネットのやつの方が面白い(笑える)…(爆)。
 とりあえずPC内に保存と、できるなら打ち出ししといた方がいいのだろうか…(苦笑)。ネットはなあ。どこに何が残るかわからない半面、ひっそりこっそり消え去ることもあるからなあ。私、あまり探しものスキルもないし。

 『盗賊たちの狂詩曲』『モンスターたちの交響曲』『終わりなき即興曲』…リプレイ集。
 きっと、これを始めに読んでいれば凄く面白かっただろうなあ…ていうのが微妙に残念(苦笑)。や、でもライトノベル読み慣れてたらそうでもないかな? ライトノベルの起点近くにリプレイが上げられるのも納得。
 それにしても、ルールブック読んでないから雰囲気しかわからないのだけどもー。TRPG(のリプレイ)、和風のってないものかなあ。色々馴染みがない。
 …そうしてこのあたりが雰囲気だけでもわかってくると、私のやったことのあるやつがどれだけ規格外だったのかがしみじみ判る…(苦笑)。そもそも、判定がダイス(サイコロ)ではなくてトランプだったしねー。あれのリプレイ…テープが駄目になってなかったらやりたい、気はするけど、誰もいないところでしか聞けない。喋ってるのがほとんど私だから余計に(笑)。うーん…メンバーの誰かが結婚するときに、結婚祝いと称して面子に配ろうか…むしろ呪いだな。そして既に順当に結婚しそうな人たちは結婚してしまっているという。
 あれ。確実に感想ではなくなっている。←

 ところで弊害(?)。
 あまりに笑いに馴染んでしまったために、自分の文章読んでて「笑いが足りない…」と思う件。いや、ある方が楽しいけど別にそこ目指してないよな私? ギャグ目指してないよな? コメディー好きだしどれほど辛い場面にも「笑い」はあると思うけど。
 …ところで、リプレイって別に笑えるものばかりじゃない、はず…。単に、私がそれを求めて突っ走ってるだけで。

2010 年 11 月 13 日 …?

 サイトのアクセス解析。
 更新→確認で、どうしたって自分でカウンターを回してしまうので、IPアドレス除去設定をした、のだけど…。
 毎回自分のアドレスが違うのは何故? IPアドレスってそういうものなの? 同じ方法でネット接続してたらひとつじゃないの??
 …色々と謎です。世の中不思議だらけー(ちょっと違う)。
 ていうかホント、どうなってんだ? もうちょっといろいろ勉強すべきか…? でも必要ないと言えばないしなー(つまり面倒)。覚えてたら、知ってそうな人に訊いてみようか。←
 
 個人サイトにいっていると、時々、何らかの理由があって移転や隔離やで、追っかけたい人はメールで連絡ください、というのがあって。
 ……ネットの中でまで人見知りで困るなあ、私…(没)。
 アドレス渡るのが厭、というのはないのだけど、…厭がられたら厭だなーとか…。ううーん。毎度毎度、人付き合いの中で思うのですがねー。見極めがつけられなくて困る。中学時代の部活仲間あたりになるともう、感覚が幾らか身内扱いなもので、遠慮なくってごめん、でも放置、という状況なのだけども。
 そんなで今二件ほど、アドレス知りたいけどメール送れない、という事態が(爆)。それとは別に一件、郵送しようかどうしようか、というのも宙に浮いたままであるのですが。ううううむ。
 そんななのでいつも、顔の広い人って凄いなーと思います。あれ、そんな結論?
 
 薬の話。
 我が家には、昔っから常備薬がほぼありません。唯一絆創膏くらいはあるけど…これも、買ってあるのにどこいった?というような状態。
 そもそも、市販薬を買わないのですよねー。基本は自然治癒力頼みだし、それが無理そうなら病院に行って処方薬。うちで市販薬を購入するのは、姉ぐらいのような。そんなわけで、ごく短期間とはいえドラッグストアに勤めていたときも、薬が売れて行くのが何か不思議だったなー(苦笑)。
 何故そんなことを思い出したかと言えば、ついさっき、父がヨードチンキの替わりは何だ、と唐突に言い出したから。何のことやら、と思ったら、単に、消毒液がほしかっただけらしい…。家にはないけど。  

2010 年 11 月 14 日 やはり人間遊ばなければ

 猫さんと仁科と遊んで来ましたー。歴史博物館行ってきた。
 とりあえず、昼ごはんを食博(公園にテント立ててB級グルメだの地元名産だの色々と売っている)でいこうか、とやった時点で若干の不安は。
 そして図書館に寄ったら予約確保できていた本が思っていたよりも大きくてカバンに収まらなかった件(爆)。…雨避けに自転車のかごに突っ込んでいたビニール袋に入れて手で持ち歩いたさ…。
 いやまあ、ほぼ、無事に合流はできたのですが。その前に私が、父にたのまれていた豆腐ちくわを買って、電話しても出なかったとかありましたが。
 ぐるーっと広場を回って、集合場所を決めて、んじゃ各自好きなもの買って来よーと、分散して。…昼からハイボールとか飲んでたよこの人。←

 そんなで昼食を終え、歴史博物館に移動。そして今気付いたけど、まとめて買っていた入場券、代金ちょっと多くもらってるよ私…まあ一人十円だから勘弁してもらおう…次会うときには忘れてそうだし。
 展示は、「土偶から海洋堂まで」ということで、ポスターにはフィギュアが並ぶという異色物(笑)。
 気にはなっていたものの、入場料そこそこするし、別にいいかーと思っていたのだけど。歴博アカデミー(市民講義のようなもの)の「妖怪/フィギュア論」に引っかかってしまって、二人を誘って今日に至る、と(苦笑)。
 いやー、面白かったです。
 アカデミーの、前近代以前と近代とでは人形に対する感覚が違う、というのはかなり興味深い話でした。
 明治頃まで(特に江戸期)、フィクションとしての妖怪はもてはやされていたのだけど(江戸時代に大量の妖怪絵図や話が見られるけど、それは存在を信じていたからではなくて創作物としての流行だった)、不思議と人形=立体物はなかった。あったとしても、土人形の疱瘡神や伏見稲荷のお狐さんなど、呪具としての性質の強いもの。また、河童の起源にも見られるけど、人形が命があるかのように動いて話す、不思議な力を持っている、という話も散見される。つまり、この頃の人形というのは、得体の知れなさとでも言うのか、相容れない他者としての存在があった。だから妖怪が作られなかったのも当たり前といえば当たり前で、妖怪を具現化(実在)させてしまう恐れがあるから、作らなかった。
 これが、近代になって変化を見せてくる。特撮の怪獣のビニール人形や、ガレージキットでもおどろおどろしいものが作られたり。ここにはもう、立体化を恐れるという感情はないわけです。
 そうやってみると、「土偶から海洋堂(フィギュア)まで」と題しているけど、その二者の間には断絶がある。…と、いうのが今回の展示らしいのだけど…聞かないとわからないよなあー(苦笑)。おそらく、ほとんどの人にとってはただの人形の羅列だと思うよー…。
 とまあ、かなり圧縮+来条解釈の入った要約なのですが、そういうお話。
 そう考えると、人形は人に似せているのにからっぽだから妙なものが入りやすい、とフィクションの世界では語られることが多いのだけど、ケガレを肩代わりして貰っていた流し雛やヒトガタといった呪具としての性質を持っているように見えながら、実はそうではないような。断絶の間の変化のきっかけに、髪の伸びる人形(異質な存在としての人形の再認識)があるらしいのだけど、これに対して人々が抱いたのが、畏れではなく、同情という親和性。異質の他者ではなく、近しい仲間としての認識が起きたのですよね。で、それでいけば、人形の中に入り込む「何か」というのはほぼ幽霊と解されることが多いのだから、近代以後の解釈で描かれているわけで。むしろ、いつも遊んでいる人形やぬいぐるみが動いて話してくれたらいいのに、という方がそれ以前の考えに近いのかなー。
 感覚の変化が妖怪だけでなく、人に近付けたものに対してはどう作用しているのか、といった言及はなくて、そのあたりが気になってはいるのですが…。認知学で「不気味の谷」という現象があって、機械工学なんかでよく言及されているらしく、人形などで人に似せれば親しみを持つのだけど、それがある程度を超えると不気味に感じる、というもの。これ、今回の話ではじめて知ったものなのですが。それからの発展がなくて残念。ヒューマロイドとかアンドロイドとか、かなり人に近いものが作られているけどそれとフィギュアは同一軸にあるのかそれとも第三の筋なのか、とか。最後の質問で聞いてみたかったけど、基本チキンなのとそれをどう言葉にすれば伝わるのかがまとめ切れなかった…。質問って難しい。何をどう訊けばほしい答えが得られるのかが判らなくって、ちゃんと質問できる時点で頭のいい人、なのだよねえ。うー、脳味噌足りない。

 展示も、面白かったですよー。単純に、知ってる・知らない、とか、可愛いとかなんじゃこりゃー、凄い、とかいった判定で見ていっても。
 そうそう吃驚だったのが、私と二人とはきっちり同世代のはずなのに、私と二人の間に何故かジェネレーション・ギャップが(笑)。特撮のフィギュアで、私が知らないものを当然のように知っているとか。タイガーマスク、なんでそこそこ詳細に知ってんのー?(笑)
 ジオラマが綺麗でした。惜しむらくは、種類(種族?)によって縮尺が違うから、ペンギンとクリオネが同じ大きさとか、秋田犬と雀がほとんど同じとか…(笑)。海のジオラマは、底の部分とかガラスとかが青色ならもっとらしさがあっただろうになあ。勿体無い。はじめ、火山の火口かと思った(苦笑)。
 圧巻は、四万十川造形大賞の受賞作品…河童の群れ! いやーもう、百花繚乱? 千差万別? 多種多様で凄かった。可愛いのからグロテスクなの、詳細から抽象までともう、本当にもう色々で。個人的な大ヒットは、アクリル樹脂か何かの中に、河童の骨格か何かが閉じ込められたもの。展示札も作品の一部で、これはどこどこで発掘されたもので云々、という説明。こういうの好きー! 偽史に通じるというか、クラフト・エヴィング商会ですね。

 その後、お茶して散会。いっやー、健全(笑)。
 色々と…ネット便利ー、とかいう話とか…(どんな)。

 『魔境の支配者』『南海の勝利者』…リプレイ。
 今までの巻見てても思ったけど…やはりというか、TRPGってメインは男性だったのかなあ、と。このシリーズのプレイヤーは女性も結構いたけど、女性キャラクターの露出云々とかサービスシーンとかってのを見ると。うーん、一時のSF(表紙にハイグレのおねーちゃんとか)と似たものを感じるなー。
 ところで今まで、プレイキャラクターに死者が出ないとかそもそも生死関係ないとかいったリプレイしか読んでいなかったものだから、途中でキャラクターが死亡して…しかも扱い軽い。まあ、ただのゲームだからそりゃそうなのだろうけど。逆に泣かれたりしたらひくけども。うーん…違和感?

 『近未来入門!』…天体学者と作家の対談。
 いくらか参考資料になるかなー?と手に取った一冊。使えそうなら買うかとも思ったけど…まあ、読み物としてはそこそこ面白かったです(笑)。
 地球環境について、人類が宇宙進出したら、ドラキュラや狼男、宇宙人、タイムトリップの全五章。妄想者(作家)と科学者の突っ込み合い…楽しいなあ(笑)。
 そして柱(注釈)で「涼宮ハルヒ」シリーズに言及が。うーん。やっぱりあのシリーズ、SFとして結構評価あるのだよねー。気になる…ものの、ちらちらと見たアニメからするとあまりキャラクターが好きでないような…ううむ。

 昨夜、眠気と闘いながら(爆)たらたらと話を書いていました。
 裏に載せているシリーズの(今度こそ本当に)最終章になる話の一連目を書いていたのですが。書きながら。よっし、夜中のテンション!などと思っていました(笑)。いやー素面で(って酔ってないけど)あれ書けないなー。ははは。
 夜に書いた手紙は朝読み直せ、と言いますが、あれは手直ししても基本あのままだろうなー。予定としては合っている。…恋愛パート苦手なのだよねー(しみじみ)。
 それとは別に、酸素が身体に悪いって話を自分の文章で読んだ、多分昨日、あれは何だーと記憶をひっくり返していたのだけど、ちゃんと思い出せました。あーよかった、気持ち悪かったー。←

 ついでに。
 今日の話を聞いて、以前書いた「人形師」の話を思い出したり、話の種を考えたり。
 左甚五郎の流れを汲む兄弟の現代もの。左甚五郎に子孫がいたのか(そもそも実在したっけ?)ってのは、まあ実際書くとしたら調べるとして(苦笑)。
 型師の兄と肉体労働者(笑)(建築会社の下っ端バイトとか)の弟と。兼業で、拝み屋のようなことをやっている、と。兄の作った人形に祓うべきものを同化させて、弟が壊す。…乱暴な『水の器』?(爆)
 何も容れてないはずなのに動いて手伝いをする人形とか、弟の方が人形作りの腕がいいはずなのに自分を立てて人形作りには一切手を出さないんだと勘繰っている兄とか。弟はまあ…単純に兄ちゃんすげーって思ってるとか。闘うのは女の子の方が絵になるかなーと思ったけど、それだとあまり兄が葛藤を抱かないよなあ、と。同性の方が比較意識は強いと思う。
 そんなことをぼーっと考えながら自転車こいでました(笑)。設定考えるのは楽しいな〜。煮詰めていくと大変なのだけども〜。ちなみにオチ(?)で、弟は実は既に死んでいて兄の作った人形に宿っているのだけどそれと知らずに生きていると思っているとか、ありだろうかとか。でもそれだと暗くなるなー。別に目新しくもないしねえ…。
 とまあ、オチ(候補)を載せた時点で判るように、きっと書かない(苦笑)。

2010 年 11 月 15 日 我ながら何を拾っているのか

 ぼーっと仕事をしていたら、先輩と課長が話していまして。で、先輩が。
「何か見たことないエラーが…。プエルトリコみたいなのがどうとか…」
「プロトコルですか?」
 思わず口挟んでしまったよ。プロトコル…プエルトリコ…(笑)。
 でもって、プロトコルってパソコンの設定だの大学の講義だので目にした覚えはあるのだけど、何?って訊かれると説明できない罠(苦笑)。ネットの解説頁見てもいまいちよくわからなかった。

 うーん、この頃小説よりも解説書(?)が読みたい…何が起きているのだかー。あ、でも民話系統は読める気がするなあ。うーん…キャラクターに疲れた?
 と言いつつ、昼休みには今週末には期限の来る小説を読んでいるのですが。や、面白いのだけどねー。がつがつ読む気にならない。何故。

2010 年 11 月 16 日 眠いのですが

 何か…寝る気になれないというか…寝たいのだけど何かやりたいことがあるような…(といっても何もしない)。
 そして何故だか、1:30に寝た方が24:00に寝るよりも起きやすいとか…(その後の眠気はその時々)。多分、効率の問題なのだろうけど何だろうなー。

 今日の夕飯は、会社の人たちと食べてきましたー。珍しい。
 そして、高校に通っていたときには朝夕横を通っていたお店という(苦笑)。安い居酒屋に慣れているとお高い感じのお店。
 社内恋愛の話だの上司の話だの何やかやと話して。
 それにしても私の偏食はなー…これだから親しい人以外とは食べに行き辛い。あと、歓迎会で日本酒飲んだのが原因ですが酒飲み印象はどうしたものか。好きだけど強くはないのだけどもー。

 ところで。
 今読んでいる本が色々と…うーむ、ぐさぐさ刺さる…。どっぷり書かれている対象ではないと思うのだけど、居る場所は同じようなところだよなー、と。
 そうやって考えると、前前から思っていたことではあるけど、書いたものを公開するって、箱庭治療の箱庭を展示しているようなものだなあ。自覚ありながらそれやってるってのは何と言うか…露出狂?(爆)

2010 年 11 月 18 日 

 昨日の話。
 何気なく頭の中でラジオ体操の歌を歌っていたところ。
 ♪新しい朝が来た 昨日の朝だ …
 うん…「新しい朝」ってことは「古い朝」もあるんよなー?と思ったもので…気付いたら歌詞が摩り替わっていたという(苦笑)。

 『タナトスの子供たち』…何故やおうのか。
 「やおう」って…「やおい」ってのは知っていたけど、活用形なんてはじめて知ったよ(笑)。まあ、何故やおいをする…ってのは変だから、やおいを読んだり書いたりするのか、ってことで。というか、「やおい」という現象は一体何物で何故起こって支持されているのか、と。やおいってのは…まあその説明まではいいか。とりあえず、この中で論じられていたものは、今のBLとは若干違う…らしい。
 関係ないけど、「やおい」でどうしても思い出すのは、中学生だったか高校生の頃に友人…まあ遠山なのだけど、が、テレビを見ていたら同年代くらいの少女がインタビュー(?)に対して明朗にやおいの説明をしていて、「おいおい…」と思ったら、一緒に見ていた母親に「あんたもあんなん描いとんやんな?」と言われて仰天した(因みに遠山のそういった絵や漫画は見たことがない)、という話を思い出す…(苦笑)。余談。
 でまあざっくりと言ってしまえば、少女達(一部の少年達も。ここでの少年少女は年齢には関係なく)は、現実(社会)の軋轢に対しての叛旗として、少年達が愛を至上とする世界を作り出しそこで癒されているのだ、生殖し生きつづける事に対してさえ何故そうしなくてはいけないのかと問い質しているのだ、とかそういう…ああ、上手くまとめられない。ううん、ちらほら見えたどぎつさやしつこいほどの繰り返しは、誤解を減らすためには必要だったのだろうなあ。単に私の要約能力が悪いというのもあるけども。でも本当に、あの繰り返しは必要だった、というよりも、執拗に繰り返さなければわかってもらえないほどに理解し難いモノ、なのかもなあ…。
 タナトスってのは、エロス(生、繁殖)に対する死、滅び。
 かなり面白かった(興味深かった)です。私も、どうして「やおい」がそれほどに深く広まっているのかなーというのは疑問だったし。
 ところで論の冒頭部でもある、少女達が美少年のみ(美青年や美中年も含む)の恋愛に傾倒するのは、性対象として審査・選別されるしかないことへの反発ないし逃避、というのを私がはじめに聞いたのは、友人の卒論だったかゼミの小論だったかでした。多分、そこから積極的に(?)興味を持ち出したのかもしれない。
 ちなみに作者の中島梓=栗本薫なのだけど、この人が「やおい」の始祖にあたるとはこれを読んではじめて知りました(笑)。雑誌「JUNE」の創設にも関わっていた(というかネタ元?)とか。へえ。…この人、二、三冊は読んだけどあまり面白いと思わず読むのやめたのだよなー。今なら感想も変わってるかもだけど。読む時期ってやはりあるから、今までわからなかったものが後になると面白かったりその逆もあったり。

 『華竜の宮』…黙示録的海洋SF巨編(あらすじより)。
 いやー…あらすじの「黙示録的〜」を見て、な、なんでも名付けるものだなー、と思いました(笑)。そして着物の名前みたいだよ。あれって、唐草葡萄模様〜とか、わりと柄をそのまま羅列していたりするから。
 舞台は、地球規模の大地震(というか地殻変動? ホットプレームって…読んだけど理解が追いつかなかった)が起きて、陸地の多くが水没した地球。わずかに残った陸で暮らす人たちと、遺伝子操作などで身体を作り替えて(といってもこれは陸の人でもやっていたり)海で暮らす人たちと。人の脳と直結できて思考から記憶から補佐できる人工知能もいたり。
 どこかで奇跡が起きて皆まるく収まるんだ、という結末を、きっとそんなものだったらどうしちゃったんだよこの作者(図書館に新刊が入ればとりあえず読もうと決めている人)、と思うところだけどでもそれが起きないかと思っていた…。ないよな。だって真摯だもの、現実に対して。現実性、と言うべきか。
 政治の駆け引きの鈍重さや冷酷さに苛々したり、自然(例え人の手が加わって歪になっていたとしても)の過酷さや人の残虐さにひやりとしたり、ちょっとアクションがあったり。多分、これ、人工生命の「マキ」の語り口があるからこそ、ひたすらに暗く重い話にはならなかったのだろうなあ。

2010 年 11 月 20 日  一体私は何と戦っているのか

 眠い…ので、読んだ本の備忘録だけ…。←

 『心をそだてる松谷みよ子の日本の神話』…題名通り。
 ええと、『日本書紀』や『古事記』『風土記』などを元に、わかり易く読み易く日本の神話(大雑把)を展開。
 いっやー、改めて、「海幸彦・山幸彦」の話の、山幸彦酷いなー(爆)。はじめて読んだときに抱いた感想は、むしろ「よくやった」だったはずなのだけど…。あの絵本がそういう風に描かれていたのか、私が色々と見落としていたのか。
 結局日本神話はあまりよく知らない、と思ったら、意外にも、大学の講義や今までに読んだ小説諸々やで思い当たる節々がありました。でもやっぱり、統計立てては読んでいない。…もしかしてこれがはじめて?(笑)
 ふと、『古事記』も藤崎竜版の『封神演技』くらい桁外れにアレンジして漫画でも描いたら面白いだろうなー、と思ったけど。…まあ、日本ではちょっとやれないだろうなあ。ネットでやっても何か攻撃されそうな(苦笑)。

 『キノの旅』十四巻…短編・掌編集。
 このシリーズ…まあ、半ば以上惰性で読んでいるような気はするのだけども…。
 初出が十三本(だっけ?)のうち一本しか書かれていなかったような気がするのだけど、それ以外書下ろしってことはないよね…? 微妙にネタが被ったものが。
 シリーズが進んで、いよいよ(?)レギュラー登場人物たちの影が薄くなってきているような。まあ、狂言回しってのはそんなものか。

 『なぜ人は砂漠で溺死するのか?』…法医学者の語る人の死因色々。
 さらっと読みやすかった。のだけど。…海堂さんとは相容れない人なのかなー、とか(苦笑)。(今の日本の死因究明に対する現状について)言っていることは一見同じなのだけど、ひたすら解剖(検死)を念頭においていて、ごく最近の本なのに、Aiについては一切語られず。まあ、読み物として読んでいるだけだからそういったところはどうでもいいのだけども。
 意外性が少なかったのが若干不満(苦笑)。

 『水のまなざし』…声の出なくなったピアノ演奏者。
 音楽高校でピアノを専門にしている少女が、声が出なくなって停滞している、という話。途中まではまだ良かったけど…ううん。苦手。
 実際にピアノ奏者(違う楽器かも)の、初小説(エッセイとかは今までに出している)、とのことで。えー…純文学系統?
 文章はわりあいあっさりなのだけど、結末も別に悪いものではないのだけど、私は何かどんよりしてしまった。あー、合わない。もやもやするために小説読みたいわけじゃあないのだよ…(没)。

 明日は伏見行って来ますー。服をどうしたらいいのかがわからない。明日結構気温ある…?

2010 年 11 月 24 日  時は過ぎるよどこまでもー

 …日曜日に伏見稲荷と清水寺の夜間拝観に行って、仕事行って、漫画読み倒して、してたら…時間が…(没)。

 えーと、伏見稲荷行こう、ってのは前々から、姉を巻き込んで姉と共通の知人とで計画していたこと。どうせなら人の少ない平日がいいねーって言っていたのだけど、なかなか予定が合わないので結局日曜に。しかも期せず、紅葉シーズン真っ只中って云う…人込みに揉まれに行くの?っていう(苦笑)。
 でも紅葉所には清水寺しか行っていないので、それほどは実感しなかったかな…。
 伏見稲荷→酒蔵見学、ってルートは、既に何度目だか(笑)。やー、道が判って凄いね、というような反応をされたけど、そりゃあ多少は土地勘もつくってものですよ…(苦笑)。
 ところで姉が、出立前々日に足の筋を違えていて、伏見の山登り(違)で悪化した…まあそりゃそうか…でもその後も、あちこち歩き倒したっていう。うん、ごめん。←
 京都駅に戻って、清水寺、に行く前に駅の地下で土産物あさり(爆)。だって、夕飯を祇園辺りで食べようかと言っていたから、戻った頃には売り場閉まってんじゃない?ってことで。
 でもまあそのため、清水寺に着いた頃には通常拝観は終了。夜間拝観までお待ちくださいーという時間帯で、門前にはずらりと人が…。開く前だからここまでの行列なのかずっとこうなのかが判らず、とりあえず並んで来ましたー。いやはや。
 綺麗でした。
 ところで夕飯、食べ損ねたのだよね…。都路里に行こうと言っていて、そのあと夕飯、と思っていたのだけど、時間が全く足りず、パフェだけ食べて帰りました。うう…。おいしかったけど…。
 それにしても、八時前くらいに行ったのに、まだ人が並ぶのに吃驚した。あと、何故か会計時にきっちりメニューの代金通り揃えていたのに、一円余った謎(苦笑)。私のたのんだやつが1001円だったのだけどなー。

 でもって漫画の読み返しは、『ツバサ』と『鋼の錬金術師』を。両方とも、途中からは読み返すこともなくて、完結したら一気読みするんだー、と思っていた。
 『ツバサ』、ようやくなんとなく(←)理解できた、気がする(←←)。でもあれ、本名が「ツバサ」の「小狼」の両親があの二人で、だからあの何とか・リード(いい加減)の死で消えたってすると、「ツバサ=小狼」の存在そのものが消えてしまわないのかなー。何とか・リードの死の時点で死んだ、ってことのが収まりがいい気がするのだけど。でもそれだと、構造が見せにくい(わかりにくい)のかな。うーん?
 『鋼の錬金術師』は、発売日のはずの日よりも一日早く置いてあったものだから、京都のコンビニで買ってしまった(苦笑)。別に、こっちのコンビニでも置いてたと思うのだけど〜。…読み返していて、割と始めの方の、エドが錬金術を取ったらただの偉そうなチビじゃないか、というような評(冗談交じりだけども)があの終わりを踏まえてのものだとしたら、やはり重いものだったのだな、と。そりゃあ、人丸々一人と相応のものってことだし。…ところであれ、アルは使えるままなのか、な…? それとも使えなくなってる? でも別に引き換えにはしてないのかと…ううん?
 ところで、私、『鋼〜』のアニメは、はじめに見たというのもあるだろうけど声のイメージががっつり嵌ってしまって、内容は二回目の方がいいのだろうけど一回目の方が色々と好きです。が、話の筋に色々と難はあり(苦笑)、原作最後まで行くと、あのアニメ終わりの選択は除外ってところが…あっちのエドはまだまだ未熟?(苦笑)

2010 年 11 月 25 日  給料締め日に掃除とか嫌がらせだろう

 五のつく日には普段やらないところの掃除をしようーと、会社でやって(やらされて)まして。
 えっと。
 二十五日給料締め日。タイムカードの計算をするのだけど。何の嫌がらせだよそれ無駄に帰るの遅くなるのですけど…?
 とかいろいろ。
 ところで先日、飛び込み(臨時/イレギュラー)仕事で時間を取られ、その後、日常の仕事がまるっと残り、久々に九時くらいまで残った…。や、やっぱ仕事量少ないわけじゃない、の、だよ、ね…? この頃微妙にやることなくって困ってたのだけど。あれも、仕事量が多すぎるとき対応の大雑把仕様のせいかもしかして…?

 『着ればわかる!』…いろんな服を着てみた話。
 様々な特殊な扮装をしてみればわかることもあるのではないか、という、一種体当たりエッセイ。体当たりって言っても、大変ってわけではないと思うけど。←
 さくっと、でも案外しっかりと読めました。体験しないとわからないこと、というのは確かにあって、体験してもわからないこともあるのだけど…それはある程度は受け手次第だよなあ、とこれを読んでしみじみと。多分私はわからない(爆)。

 『恋の手本となりにけり』…ある遊女の死を巡って。
 はっきりとは出てこないので、歴史や時代劇を知らなければ素通りするけど…ん? もしかして「遠山金四郎」だけでぴんと来る人の方が多いのか? …多分、「遠山の金さん」で有名なお奉行様の遠山さん、の、若かりし頃の話。
 切り殺されている遊女を発見してしまい、誰に頼まれたわけでもないのだけど、その真相を追って行く話。出て来る岡引なんかは、もしかして「金さん」を知っていればにやりとできるのかなー、と思いつつ読んでました。まあそんな風に見なくってもいいと思うのだけども。
 もやっとする終わりだけど、でもだからこそ「若かりし頃の」「金さん」を持って来たのだろうなあ、と。
 …ところでどうして、小学館文庫小説賞って「文庫」ってついてるのに版形が文庫じゃないの? おかしいよね? てっきり文庫で出版されてるものと思ってた。

 さて、図書館の本が尽きてしまった。明日明後日と図書館に行けないー。いや、読む本山積みだからいいのだけどねー。次行ったら沢山届いてるし。←
 不思議のような当たり前のような。私、漫画を大量に読んでいると小説が読みたくなって小説ばかり読んでいると漫画が読みたくなってる気がする。

2010 年 11 月 26 日 

 …何かもやもやとしているのだけど一体これ何だろう…?
 もやもやついでに。書けないなー。書かなくなるならそれはそれで問題ないのだけど(むしろ精神面で考えると書くのも読むのも必要としないならそっちの方がいい気がする)、途中になってる話はなー。放置するのは何か、忍びないというか勿体無いというか。…貧乏性?(爆)

 『夢の上』一巻…叶わなかった夢の話。
 叶わなかった夢が結晶となり、その結晶を読み解く、という「夢利き」が語る物語、という体裁。全六話の三巻予定。おそらく、どれもがほぼ同時代で重なり合っているはず。
 …ん? 一話目は何が叶わなかったんだ…? あっれ、何か読み落としてる? それとも「平穏でゆるゆると幸せな生活」が、ってこと? あれ?
 それにしても、独自の言葉をよく考えるなあ。それとも私が知らないだけで何か下敷きがあるのかな。
 前作のようにぐっと一気に読めるというのとは違うけど、どうまとまるのかがとても気になる。そして多分、読み返せば気付かなかった繋がりに気付いたりするのだろうなー。次の巻は一月発売予定。…近いような遠いような。
 ところで…「夜の王」が弟君だったりはしない、よ、ね…? 誰だろう。もう出て来ていると思うのだけどな。

2010 年 11 月 27 日

 『アルバイト探偵』…探偵家業の親子。
 …時代を感じる(笑)。奥付見なかったけど、スケ番だの何だのが現役だったころ。…何年前? KGBの名前も見たから、少なくとも、ソ連のあった頃?
 物語自体は、軽いノリのハードボイルド?(って表現として存在するのか?) 語り手が息子(高校生)だから色々と誤魔化されている気はする(苦笑)。でもって、車やバイク、銃の名前が見事に羅列されているところが…時代を(笑)。
 続き…どうしようかなー。これは父の蔵書。存在忘れてたのか隠したかったのかしたけど。続き読むなら図書館だなー(家にはなかったはず)。

2010 年 11 月 28 日 

 …風邪引いた?(爆)
 喉が痛いー。ちょっと腫れてるんかなこれー。熱っぽさも若干。…風邪か、やっぱ。

 『動機未ダ不明』…無茶苦茶な高校生達。
 まさか続刊出るとは。や、でもこれ作者も言っていたのですが…(笑)。
 それにしても、山積みなサブカルがわかったりわからなかったり。これ、作者意外に全部わかる人いるの…? とりあえず、「自炊」が、丁度読み始める前日にネットのコラムで知ったという妙な偶然が(苦笑)。本の裁断なんて…!
 内容については。うん。ある意味正しく「青春小説」かも。よくまあこれほどに中身も結論もないもので一本にできたものだと(誉めてます)。でもって、このくらいの高校生(もしくは中学生)ぐらい実際にいそうなところが若干怖い。…いないよな…?

 『秋日和』…白縫さま新刊。
 皆が皆幸せに、なんてことはまずありえないのだけど、それでもどうにかよりよく、とそっと手を貸す白縫さまが大好きです。←
 「秋日和」の冒頭に笑ってしまった。何と言うか…かわいい(笑)。
 起きたこと自体は、ああやりきれない、ってのもあるけども。それでも後味の悪さだけが残るのでないところがこのシリーズ。

 数冊漫画を処分して、購入して、図書館行って。相変わらず本にまみれております(爆)。
 今日購入した半分以上が小説だけど…さーて読めるのいつかなー(遠い目)。だって、ほぼ発売日に定価で買っていてさえ、読むまでに大分間が空いたりしている現状。早く読みたいがために発売日に本屋行ってるだろうに私。
 漫画は基本、購入日に読むのですけどね。馬鹿みたいに冊数あったら別だけど、小説よりは時間喰わないから。
 とりあえず、しばらくは小説三昧。今読んでいるやつが才能だの夢だのにぐさぐさ言及していて耳が痛いなー。夢なんて追っかけたからって叶うものじゃないけど、追っかけなきゃ確実に叶わないのだよねえ。宝くじと一緒で。←

2010 年 11 月 29 日 早く帰って眠りたい。

 …と思っていたのに、帰ったらお菓子食べてて寝れないっていう。今日はいつもに増して食べていました。うん、弱った身体には栄養が必要〜。ってことで、食べられている時点で割と軽症?(そんな判断基準)

 『おやすみラフマニノフ』…音大で起きた事件。
 高価な楽器が行方知れずに。そして疑心暗鬼で(?)オケはばらばら。
 まあ事件そのものよりも、バイオリニストを目指す青年の話、かなあ。追い求める人ってのは、傍で見ていて息苦しくなる。
 前作とリンクはしているけど、単品。まあでも、前作読んでなかったら岬先生がかなり謎すぎる人かも(苦笑)。
 ところで私、音楽はジャンル問わずからっきしで、せいぜいがカラオケに行く程度だけど、音楽を描いた小説は結構好き。まあ美術関係もなので…芸術方面と小説は合うやね。民俗学とミステリの相性がいいくらいには。←

 十年近く前、冬の寒い日に息を吐きながら「ゴジラー」と言って遠山に呆れられた思い出がありますが、未だ、白い息を見ると思う。
 あれ、ちょっと楽しいですよ。さすがにもう口に出しては言わないけども(苦笑)。

2010 年 11 月 30 日 食欲ばかり

 無性にプリンが食べたくなって、帰りにコンビに寄ってました。生クリームも食べたかった。危うくケーキ屋に駆け込むとこだったよ…(二時間ほど残業した後)。

 『オサキ江戸へ』…妖怪時代物?
 オサキってのは…狐に似た憑き物の一種。といってもこの場合、かなりキャラクター化していますが。ライトノベルっぽい。
 話の筋はいまいちあってないようなものですが…うーん…改めてあらすじを思い浮かべようとしてもいまいちまとまりが…いや私要約苦手だからそのせいかもだけど。
 まあ、さくさくと読めて終わる話。

 明日一日家でごろごろし照れば風邪治るかなー、と、風邪薬を買いにすら行っていません。
 でもドラッグストアいたとき、結局は栄養とって寝てるのが一番だけどね、って話聞いたし(その休養が取れないからと薬やら栄養ドリンクやらを買いに来る)。薬に効果がないとは言わないけど、ある程度までは自己治癒力が一番だと思うのだよねー。名医と雨乞いは似てるって話で。←



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