『DOUBLES!!』4巻
いつものようにさわやかな表紙なのに…絶不調の巻。最後も、まさかの引きだし。
それにしても少しだけ、人付き合いというか部活の上下関係というか先輩具合というかに、君ら中学時代は一体何をどうしてたんだ、という気分に(苦笑)。あまり上手くやれていなかったというのは以前書いてあった気がするしここまで深く関わらなかったのだろうけど、それにしたって、全くのゼロではないのではないかとか…。
『DOUBLES!!』5巻…最終巻。
一瞬、表紙誰だよと思いそうになった(笑)。試合シーンたっぷりで、何はともあれ、全力でできてよかったねと思えた。
『スカイエマ作品集』
やっぱりこの人の絵、好きだなあ。なんだろう。動きがあるというか、物語が隠されている感じというか。
本当にただただイラストを集めただけで、最後に出典(?)がさらりとあるだけ。一言コメントぐらいほしかったような、潔くてこれはこれでいいような。
何にしても、こうやって紙媒体でまとまって見られるのが嬉しい。
『駐在日記』
昭和五十年、過疎化しつつある片田舎に赴任してきた新婚の駐在夫婦。その、奥さんの日記のような語りの事件簿(?)。
ええーそれいいのー? とちょっと思ってしまった(苦笑)。明らかにしたら不幸な人が出るだけの真実なら隠した方がいい、というのはわかるのだけど…ああそうか、奥さんも旦那さんも、それが「善いこと」と疑っていないような感じがあるのが引っ掛かるのか。こういうのって、本当にちょっとしたさじ加減で印象変わるなあ。
『異世界居酒屋「のぶ」』4巻
大判の方は読了済の、ほぼ再読。
政治というか各国(?)のごたごたもちょろりと、そして何よりも別の「出入り口」の存在が知らされた巻。あと、ハンスの成長著しいのと。
おいしいおいしそう、というばかりが印象強いのに、ちゃんとそれぞれに進んでいて楽しい。
メロンくりぬきながら飲む日本酒…いいなあ…。
『2.43 清陰高校男子バレー部 代表決定戦編』1…シリーズ、文庫版三冊目。
大判で読んでいるけど、借り物だったのでこちらは購入。
改めて読むと、マネージャーがエースに本当にメロメロで、えっあれっこれほどだった? と思ったり(苦笑)。ドラキュラと茨姫はもう、もぞもぞするくらい微笑ましい。
で、前読んだときの感想もそうだったけど…言葉、大事。ほんっとにもう灰島よ…。
『2.43 清陰高校男子バレー部 代表決定戦編』2…シリーズ、文庫版四冊目。
代表選、決着。
ユニのじいちゃんと青木先輩のホットラインの、こわっ、て感想にまた笑う。ライオン像との握手もいいけど(笑)。
いい試合だなあ。
…で、ちゃんと次回作連載中ということで、早く本にまとまってくれないかなー。
『山怪実話大全 岳人奇談傑作選』…山の怪異集。
書下ろしではなくて、出典ありのアンソロジー。こういうのは、一番読みごたえがあるのは解説だったりする(苦笑)。
『旧暦屋、始めました』…二巻目。
楽しい。それに、まだ続きそうだしで楽しみ。
詩情をたっぷりと含みながら現実から遊離しすぎていない文章が好きだけど、物語自体のこの、極甘なのにそればかりじゃないところとか、大好き。着物の知識なんかも、主人公がさりげなく復習してくれるからさらりとわかるし。いいなあ。
『裏世界ピクニック』2巻
行ったりきたり、の境目がどんどん曖昧になってないかなあ…傍で見るとはらはらするけど、当事者の感覚としてはその薄さがわからなくなっているのじゃなかろうか、というのが心配。
そして冴月は、どんどん印象が変わる。どれが本当?
『明治あやかし新聞』2巻
生真面目な兄、妹を心配する、という巻(笑)。まあねえ、ろくなもんじゃないよねえ。
楽しく読めていいのだけど、どうしてこういうことをやっているのか、というあたりのとこらへんが全くわからない分、軽さが前面かなあ、今のところ。どの程度であれ人の人生を左右することの覚悟はあるのかな、と。
『レディ・ヴィクトリア』3巻
今回は、お屋敷の誰かとの関わりがあるわけではなく成り行きのまま手を出したというか。
日本人留学生や日本人村、オペラ「ミカド」などなどを絡めた話。
『ガーディアンズ・ガーディアン』3巻…最終巻。
うーん、痛そう…(そこ?)。王様が案外食わせ者っぽいところが素敵(笑)。
そして二段組みに、あれ前からだったかな?と思ったら、やっぱりこの巻だけだったらしく。二巻を読んでから間が空いたから勘違いかと…(爆)。
いやあ、ヒエンの捻くれっぷりが楽しい。自滅キャラが幸せになってくれるのは嬉しい。
『万屋大悟のマシュマロな事件簿』
娘が所属するマイナーアイドルグループに脅迫状が届き、警備会社を経営している元SPの父親が護衛する、という話。
さくっと読めるけど、そこそこ好き。
帯のコピーが遊んでるけど、確かに、ドラマ化原作に良さそうな感じかも。作者がももクロファンなので、どうしても重ねて読んでしまう(苦笑)。
『第九代ウェルグレイヴ男爵の捜査録』
男爵なのに警察官、六十歳寸前で退き時を考えている主人公Aと男社会で公私ともに奮闘する三十一歳の女刑事の主人公B。二人の関係性と事件が読みどころ?
あまり好みではなかったなあ。
しかし…英国社会、本当に未だに階級制生きてるんだ…? それでもいくらなんても、昔よりも厳格ではないのだろうけども。
『緑の草原に…… 』…田中芳樹初期短篇集成1。
昔の短編集を書かれた順に再編集したもの。新しく収録されてるものはあるのかな、と手に取ったけど、二巻でもそれはなさそうかな。
改めて読んでも面白かったけど、案外覚えてないものだな(苦笑)。読み終えると確かにこれ読んだ、と思い出すのだけど、読み始めた時は本当にこれ読んだかなあと思うっていう頼りない記憶力。
そしてつくづく、私のものの見方の底にはこの作家の作品があるなあ。良いのか悪いのか。
『けんせつのでんせつ』
東日本建設業保証(株)の広報誌の連載をまとめたもの、とのことで、バーコードもなく、一般流通してないのかな?
題名通りに建設に絡めた伝説考のコラム集、といったところで、なかなか楽しい。参考資料は文章中に明記されているから、気になればそこからも辿れそうだし。
姫路城には三章が割いてあったけど、姥ヶ石(石臼)の話、私が知ってるのと違うなあ。秀吉が石集めで苦労してたときにお婆さんが生活に必要な石臼さえも寄付してくれて、感動した他の人も石材を供出してくれたら無事に集まったよ、という話…どっちが旧いのかな。
『きまぐれな夜食カフェ』3巻
マカン・マランの(シャールさんの)ご飯が人生を変えたのではなくて、変わったとしたら変えたのは自分自身。ああ、なるほどなあ。その考え方があるから好きなんだろうなあこのシリーズ。
シャールさんが食事を出せなかったり、お店を開く前の知り合いだったり、既に常連になっている人の過去の話だったり。今回は、今までの二冊とは少し毛色の違うものが多かったような。
じんわりと沁み入る感じは健在。
『サハラの薔薇』
エジプトでの発掘調査の場面から始まったから今回は考古学ものかと思ったら(作者読みであらすじ読んでなかった)、飛行機が砂漠に不時着してからのサバイバル活劇だった…予想外(苦笑)。
そして帯のコピーにあるように、選択に次ぐ選択、迷いすらもが選択の答え(選んだ選択肢)になるという状態。
…その強調部分(どちらを選択すべきか、といった文章が何度も出てくる)が、昔あったゲームブックみたいだなーとか思ってしまった…(笑)。
『深煎りの魔女とカフェ・アルトの客人たち』
ひっそりと営まれているカフェが舞台の連作…店主、魔法が使える? でも毎回(毎章)使ってるわけじゃない? と思いつつ、紅茶党だけど珈琲美味しそうだな、と読み進むと…えええ…? 理解できたような、出来なかったような…。うーん、そこの部分、ない方が好きだったかな…。
『南方熊楠 近代神仙譚』
南方熊楠に興味がある(けれどそれほど知らない)のと、佐藤春夫の文章って読みやすくてきれいだったよね(理解が追いつくかは置いて)、と手に取った一冊。
この二人、同郷とは言え結構離れているし、直接会ったことはないということだけど、佐藤春夫がとても敬慕しているのが分かって楽しいなあ…と読んでいたのだけど。
半分くらいのところで、作者自身が天皇との食事会に出席した話になり、天皇が和歌山に来た際に熊楠が案内をした(?)よという話になり…それに後半全てが費やされているって。前半は期待通りに真っ当に伝記っぽかったのに…。
『H・P・ラヴクラフト 世界と人生に抗って』
途中で気付いたけど…ラヴクラフト、多分一編も読んでない…。何故かD・R・クーンツと混同していた模様。クトゥル―もの(日本人が書いたやつばかりだったはず)は何冊か読んだことがあるけど。
何にせよ、クトゥル―「神話」とまで言われる一群を生み出した人についての文章。スティーヴン・キングの序文の「学問的ラヴレター」というのがぴったりだった。
大好きなんだなあ、というのがわかって楽しい。
『ジンカン 宮内庁神祇鑑定人・九鬼隗一郎』
宮内庁の外部組織(民間委託)として、所謂呪いの品、魔術を帯びた品々の調査や保管をする組織がある、という設定。神祇官の末裔というか、陰陽寮の末裔というか。
三話収録だけど、これ、シリーズ化確定なのかな? まだまだ序部分で、入り口に立ったという感じなのだけど。
呪術関係が好きで、精神医学系との視点絡めても好きな人なら、結構楽しめるかも。物語自体は、本当にとば口だし一話が短いしであまり動いてる感じはないのでまだ何とも。
そういえば『レンタルマギカ』もちょっと気になっていたのだったな…。…で、集めようかと思ったら、完結しているのはいいけど本編23巻外伝24巻て…どこに置くんだよ…(爆)。
『音迷宮』…幻想・怪奇譚の短編集。
多分…再読…?
三隣亡の兄妹は、短編でもしっかりキャラが立っている(笑)。
どの話も、日常の隣にある異界に迷い込むようなところがあるのだけど、何故か、自分もそこに迷い込むような怖さはなかったなあ。さらっと読めた。
友人とごはん食べて来ましたー。
なかなかちゃんとした飲み放題だった。選択肢が減るだけで、お酒の濃度とかは変えてないのかな。…そしていつもの如く、料理たのみすぎ…二人でそんなにがんがん頼むなよ…。
大学以来の友人で、大学でつるんでいた面子の中では毛色違うよなーここいて大丈夫? ちゃんと楽しい? と思っていたのだけど、うん…やっぱり結局彼女も変な人だということが分かりました。出会って十年も越えて今頃(苦笑)。
何と言うかまあ、オタク気質ではないけど、物語にトリップする人ではあった。模様。
『くぐつ小町』
小野篁が出てくる話、というのを知って読みたかったのをようやく読んだのだけど…ああーこれ能の「通小町」と「篁物語」が下敷きだったー。前者も微妙だけど後者、好きじゃないのだよなあ…。残念。
…いやまあ、多分一番の大本が「篁物語」だから仕方ないというか、あれなのだけどでも、私、篁さんには何故か飄々としたイメージ持っていて。だからこそ、『からくさ図書館』の篁さんが物凄くツボで大好きなものだから。
『もういないあなた』…短編集。
写真に映し出された「もういない」人の話。
「いない」というのは、亡くなっていたり単に不在なだけだったり、生きてはいるけど会えなかったり、失われているということだったり。
私はあまり好みの物語たちではなかったけど、悪くはない。
『ハケンアニメ!』
ハードカバーは既読のほぼ再読。
最後にWEB掲載だった短篇が収録されているけど、ハードカバーの帯カバー(?)の裏に書かれていた短篇の収録はなしかあ…。あれ、多分書下ろしの掌編だったよね。三パターンありそうだったから、文庫の時に入らないかなと思ったのになあ。
それにしても再読してもやっぱり、痛々しいほどの「大好き」が詰まっていて、ちょっと苦しくなる。いいなあ。
『砂の城 風の姫』…シリーズ二冊目。
今回は、お隣の国で騒動の渦中に。
女王制で、子どもを産むのに夫はいない、ただの種馬としての相手がいるだけって、なんて無理のある制度…と思ったら、そうなった歪みのあたりも書かれていたので納得。
しかしまあ、主人公、なんて人誑し(笑)。そして、まさかの結果に落ち着いたけど、旅はまだ続く。
各国一巻で全四巻か、+諸々に決着をつけての五巻くらいの構想なのかな。テンポがいい。
『月の都 海の果て』…シリーズ三冊目。
またもやちゃっかりと(?)渦中の人に。出会いと再会と、別れと。テンポいいし会話楽しいでさくさく読み進んでしまう。
不気味な術師も出て来たし、次でラストっぽいけど、どう終わるのか。多分、ただ甘く終わることはないと思うのだよなー、というところがちょっと不安。
それにしても飛牙は、着々と各国を掌握しつつある…(笑)。
『毒入りチョコレート事件』
新商品の感想を聞かせてほしい、と送られてきたチョコレートに毒が入っていて、もらって食べた女性が死亡した。と、いう事件をめぐって、推理の好きな人たちがあれこれと思いを巡らせる一冊。六人が順番に夜毎、自分の推理を発表するという流れ。
『鞄図書館』で知ったのだったかなあ。かなり有名な作品なの…?
何はともあれ、面白かった。あそこで終わるって(唸)。
『初等ヤクザの犯罪学教室』
自身が法も犯す人として、ある意味身内のネタばらしをした…というていで語った本。
…浅田次郎、何者? つい、著者紹介を見直してしまった(苦笑)。うん、あの作家の浅田次郎で合ってる。
書かれてから時間は経っているけど、でも大体こんな感じなのかなーという感じ。知らんけど。
それにしても、長らく読みかけで放置していると案の定、さっぱり覚えていなくて頭から読み直す羽目に。
『おもいで影法師』…シリーズ三冊目。
今回、主人公の両親の話が色濃くあったような。切ない。それだけではないのだけど、やっぱり。
ところで、着物の彼女が本人ではなくそこから生まれた別物の物の怪だというなら、主人公のおとっつぁんも…?
『活版印刷三日月堂』…シリーズ三冊目。
少しずつ、少しずつゆっくりと広がっていく。
昔は普通だったものが、技術が発達して廃れることで嗜好品や贅沢品になっていく。これって、本やCDもそんな風になっていくのかもしれないなあ…。
最後の章を読んでいて、ふと。
『俳優探偵』
2.5次元(漫画などの原作ありの舞台)の俳優(の卵?)の主人公が、不可解な事態を友人の手を借りて理解していく話…?
「探偵」とついているけど、解くべき謎があるかというのは微妙なところ。そもそも、事件があるのかすらも微妙。主人公が好きになれなかったなあ。
2.5次元作品への評は面白かったけど。
『BACK』…シリーズ七冊目。
新章開幕、という感じ。
えーっと、最後の方のクスリの指摘は、囲んだ警察官の中に打った奴がいるかも、という指摘? それとも、そこまでではなく、囲む寸前に打たれたとかそういう感じ…? 謎の組織とか政府陰謀論とかになってくるのかなー。うーん、それだとちょっと微妙かも。
先日、『くぐつ小町』を読んで、「篁物語」が下敷きか―、これ好きじゃないのだよなー、と思ったのだけど。
…私、一体何で小野篁知ったんだっけ…?
『あだし野に眠るもの』を読んだときには、もう知っていた気がするのだけど…記憶違いをしているかなあ…? 『六道辻の冥府返り』はその後だし。
うーん。
「新選組」「安倍晴明」「小野篁」は、好きなのだけど、一体何きっかけで知ったのかが謎なのだよなあ。前二つは『燃えよ剣』『陰陽師』(夢枕獏)が私の中で決定版の人物造形なのだけど、でもそれを読んだのって、知ってるけど知らないから、と探してだからなあ。これがきっかけではない。
それにしても、篁さんのひょうひょうとしたイメージはどっから。「篁物語」をはじめに読んだり知ったりだったら好きになっていないだろうから、説話の細かなエピソードか、単にあの世とこの世を行き来して両方で役人やってる、ってのを知ったのだと思うのだけど。
ということをぐるぐると考えていたところに、立原透耶が自選集か何かで包公さんのシリーズ(後半)をまとめたやつが出るだか出ただかというのを目にして、冥界つながりで(国違うけど)この二人(包公さんは部下でも可)出会ってたりしたら面白いのになーとか思い。
いやなんかもうそれ、『鬼灯の冷徹』の世界だよねー…って実際出てないのかな。私あれ、アニメしか見ていなくて、二期目で篁さんが出てたから原作どうしようとか思ってたのだよなあ。あのキャラクターは結構ありだった。そこに包公さんも出てたら買い集めてしまう(苦笑)。
誰か書いてないものかなあ。ていうか、書いててもどう調べたらいいんだ…。
『平山夢明恐怖全集 怪奇心霊編4』
シリーズ初読が四巻(笑)。いやまあ、実話怪談集なので関係ないのだけど。
あとがきの、ネタが尽きて自分で体験するために事故現場に居座ったり樹海に泊まり込んだり、という話がある意味一番怖い(笑)。
皆既月食ということで、欠けていってる、赤くなった、満ちていってる、と、ちょくちょく見て楽しんでいました。
陰に入って赤くなっているときは星も見えるのに、三分の一くらいでも、光り出すと星光は消されるのだから、本当に月の光って明るいなあ。今日も帰り道、満月くっきりで随分と明るかったし。
思い立って、姉やら友人やらにメールしたり(笑)。
数年前は、会社がつぶれた後で、会社の人から電話かかって来たりしたなー。それで見に外に出て、その後でやぱりメールしてたりした。もう、あの人から連絡来ることはないだろうけど、夜空の月を見るとたまに思い出す。…その後、ちゃんと就職できたのかなー多分お子さんとかもいると思うのだけど…。
ところで今日は友人の誕生日で(それが頭にあったからメールしたというのもある)、次の月蝕は私の誕生日の一日前とかいう。おー、偶然。
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