『あやかし飴屋の神隠し』
ん…? 句点が多すぎて文章が読みにくい…。紅玉さん、こんな文章だった…?
飴屋の二人がなんやかんやでそこそこ普通に学校に行っていたようなのにびっくりした(苦笑)。素材は好みなのに、いまいち合わず。
『PSYCHO-PASS GENESIS』4巻
かくして、シビュラシステムは稼働し続ける。唯一の涙が、あまりにつらい。
『アグニオン』
おおー…思っていたよりもがっつりSFだった。でもってファンタジーっぽかったり。
時代設定が二点で、短い章でそれぞれの時間軸がほぼ交互に展開されて、聞き慣れない単語もどさっと。それでも、ぐいぐいと読めて…途中で、片方の終わり方はわかってしまって、物語の面白さに文句はないのだけど、そう終わっちゃうのかーっっていうのが、しんどかった。
『最後の晩ごはん 黒猫と揚げたてドーナツ』
七巻。
今度のお客(?)は黒猫。まあ…人外はもう既にあったから、むしろ真っ当な気がする(笑)。というかそもそも、ロイドが人外だった。
準備の出来る別れって、案外少ないかもなあ。
『隠す』…アンソロジー。
ああやっぱり、アミの会(仮)のアンソロジーは粒揃い。何と言うか、どれも、ぴんと背筋が伸びているというか、目いっぱい遊んでいるというか、なこの感じ。
共通のあるもの、メールで回答すれば抽選プレゼントがあるようだけど、図書館本だからさすがに遠慮しておこう…。てっきり、WEBで答え合わせかと思ってアクセスしたら(苦笑)。
ところで今、ちょっと書きたい話があるのだけど。そこで。
…オカルト嵌まってる人ってどのぐらいの知識があるもの? 何読んだらそういった知識が得られる? というのが。
怪談話はそこそこ好きだけど、都市伝説めいたオカルト系のネタってあまり知らないのだよなあ。でもって、私の手元にあるようなのになると、がっつりと中国系とか神道系の呪術とか錬金術とかにいってしまって、何かもうちょっとそのあわいな気がしているのだけど。そうでもないのかな。しかもそれら、資料集めるだけ集めてまだあまり読んでないし。
どうしたもんかなー。
と、ぐるぐると考えていて、こういうのってツイッターで訊いたらいいのかなとかもふと思ったのだけど、ネタ用にアカウント取ったりしたら、何かもうそこで発散して満足するような気もするし。
下手に検索かけたら、多すぎるような気がして。…というか、何で検索したらいいのやら…。せめて、本にまとまってるものないかなあ…。
というかまあ、先に、書きかけの諸々終わらせたいところなのだけどなあ。せめて、七割八割書き終わってるやつは。
『終りなき夜に生れつく』
『夜の底は柔らかな幻』の本編時間軸よりも前の四つの短編。どれも、どこかそら恐ろしい感じがある。
恩田さん、短編はあまり上手い印象がなかったのだけど、短い中に世界観を収めきれないからなのかな? 今回みたいに別の部分でその世界観が示されていて、改めてそれを語る必要がなければ、十分「らしさ」があるなあ。そういえば、連作とか短篇のシリーズ物は長編と同じように面白いものなあ。
『夜の底〜』は一読したきりで、あの仏像がおそろしいやつだよね?!という記憶がほぼ全てだったので、読み返したくなってしまった(苦笑)。
ううう…やりたいことと(珍しく)やらなきゃなこととがたくさんあるのだけど(量としては前者>>後者)…ずるずると漫画の試し読みして夜更かししている場合じゃないのだけどなあ…(没)。
『ガーディアン』…ある中学校にて。
大人たちには秘密の、生徒だけの「ガーディアン」。彼らは、生徒たちの協力を得ながら問題を排除していく。その存在に気付いた今年赴任の教師が調査を始め…。
面白いし先が気になるけど、登場人物が多すぎて少し混乱するなあ…って夏目刑事がちょっと出てる?! と、読み進めるうちに、はたと。これ、あれだ。学園漫画でたまにある、生徒や教師がやっているらしい正体不明の便利屋。それを現実的に(?)組み立てるとこうなるのか。
なるほど考えてみれば、力をもって「悪」を封じるというのは、とても危うい。けれど、魅力的だから困る。
『悲衛伝』…宇宙で会議。
お、おお…どうしたって『惑わない星』を思い出してしまうな…と思いつつ、個性豊かすぎる主張のやり取りに大変そうだなーと読んでいたら。最後の章、部屋の様子、比喩だと思ったよてっきり。違った…。
放置していた話、八割方書いているはずだからあとはまとめで書き終わるかなーと、読み返していっていたら。
…どう考えても、ここにあと一章か二章あった方がいいよなあ…てことはその後のここらも変わるなあ…ということで結局、半分か六割ほどしか書けていなそうな事実。
あれー? 思ったよりも長丁場?
何か…夢を見たみたいで、エビフライの格好のリュックがワゴンセールみたいな中にあって、これ遠山の誕生日プレゼントにしようかなーと手に取ろうとしたら女子高生に持っていかれ。もう少し小さくてあまりものが入れられなそうな…なんだろう、寿司だったかな…? のかばんを、これにしようかなどうしようかなーと悩んでた。
なんなんだ(知らん)。
『がん消滅の罠 完全寛解の謎』…医療ミステリー
末期がんがきれいに治ってしまう。ありえないとは言えず、奇跡的で珍しいこと…だけど、そんな事象がたくさんあれば?
謎はとても魅力的。でも、何せ動きが少ないのだよなあ…。小説として文章やキャラクターが面白かったかと言えばためらうところ。もうちょっと、情報を削って中編くらいだったら、それでも面白いと思ったかも。エンタメとしては、ちょっともったいないなあ。
「手のひらを太陽に〜」のオールスターズ(笑)、の会話が伏線になっていたのにはびっくり。
ところで今日、明らかに寝すぎた…。
朝起きた時点で既に早くはないのに、ご飯食べて本読んでるうちに眠くなって、昼ご飯食べてまた本読んでるうちに眠くなって、おかし食べてまた眠くなって、という、なにこれ無限ループするの…? という不安さえ抱いたよ! 夕飯後はかろうじて起きてた! ←
単に寝不足なのか、読んでた本の文章が眠気を誘ったのか。
『異端審問ラボ』3巻…過去と再会。
ちょっ…無邪気っていうか、ちょっと、鳶!(笑)
実際この状況になったら笑えないけど、傍から見てるともう、いっそコメディーの域になる…いや怖いな。うん。
過去も暴かれ(?)、ここで幕を下ろしてもよさそうな気もするけど、続くのかな?
『浅草鬼嫁日記 あやかし夫婦は今世こそ幸せになりたい。』
表紙の河童、可愛いなー。ちびっこい。
でもメインの登場人物は当たり前だけど違って、千年近い時を経て何故か人に生まれ変わった強力な妖怪で元夫婦の二人と、もう一人。
あちこちにあやかしがいたり、陰陽寮も現役(?)で活動していたり、でも一般の人には秘密、という世界設定。
ところどころ好きな部分もあったものの、総合的には、あまり好みではなかった。要素も会話も、結構好きな部類のはずなのだけどなあ。
『その可能性はすでに考えた』
奇跡を探すため、全ての可能性を考えてつぶしていく。まあ要は、論理実験のような。
うっかり二作目から読んだから、ちょっとイレギュラーだったのかと思ったら、語り手はあのおねーさんで変わりなかったのか。
面白いけれど、いやあ、疲れる(苦笑)。
…あ。そうか、面白いは面白いのだけど回りくどくて何か引っかかるなと思ったら、高校でやった数学の証明問題と似てるのか。ちゃんと学問としての数学ならともかく、高校の教科書で習うような証明問題なんて、えっこれ説明要る? わかるよね? という感じで、面倒くさいなーと思っていたのだけど。それと重なる(苦笑)。
『アイドル進化論 南沙織から初音ミク、AKB48まで』…80年代からの30年ほどをまとめたアイドル論。
アイドルはあくまでファン(≒社会)の変化と要求を受けて変わる象徴、と、書かれているわけではないけど感じられた。
発行が数年前というのもあって、題名には入っているけどAKBや初音ミクへの言及はごくわずか。…これが発行された時点では、あんなSMAP解散なんて誰も想像してなかっただろうなあ(苦笑)。
あと、著者がAKBグループの変化をどう捉えただろうなあ、というのが気になるところ。
もらい物のチケットで、市立美術館の「バロックの巨匠たち」を観て来ました。
くれた人が、結構人が入っていると言っていたからどうかなーと思ったけど、ああ、うん、あの美術館にしては混んでる方、ということかな?(苦笑) 人ごみ嫌いだから助かったけど。
バロック絵画、レンブラントでよく言われるように光を意識したものが多いからか、背景に黒いものが多くて、あれは単に「黒い背景」というだけなのか、「闇」なのかが気になるところ。どこかで誰か言及しているのかな。
で、それを読書メーターで呟いたら、背景を黒にすると描かれた人物が強調されるんですよーと教えてもらい。宗教画も多いから、そういう意味での強調もあるのかな。少し輪郭周りに白みを載せるだけで、大分強調されるものなあ。
それと一緒に、黒って実は派手な色だと思います(元ネタは『魔界都市ブルース』とのこと)、ともあり、言われてみてものすごく納得。今までそう思ったことはなかったけど、指摘されると、うん、派手。主張すごいよね。灰色はそうでもないのに。
『オスロ警察殺人捜査課特別班 アイム・トラベリング・アローン』
六歳の少女の連続殺人を追いかける捜査班。家族をすべて喪い死に踏み出しそうな女性警官、離婚した妻との間に娘と孫のいる班長、子どもができたことで就職を決めたギーグ、などなど、癖のありそうな班員たち。事件もどうなるのかとハラハラするし、怪しい宗教団体もどう絡むのか、何人か出てくる子どもたちはどうなるのか、などなど話の展開自体も気になって。
そこそこの厚みに二段組み、と、はじめはくらりとしたものの、読みやすい文章と事件が気になったのとで、苦にはならず。長いのは長かったけど(苦笑)。
面白かったな、シリーズとして続かないのかな。
何作か読んだけど、北欧小説、アメリカ小説よりも私には合うかも。
『恐怖小説 キリカ』
怖いか怖くないかで言うと、後からじわじわ怖い(苦笑)。いやー思わず、前二作の感想どんなの書いたっけ、と考え込んでしまった。
登場人物がどのくらい実際と被っているかはわからなくても、出版状況が一緒なのは(前二作を読んでいれば尚更)わかるから、リアリティーが。
奥さんの描写は、わかりやすくてそういうところ、推理小説で言うフェアだなと思う。
『コバルト文庫で辿る少女小説変遷史』
軸をコバルトに、他のレーベルもたっぷりと盛り込んで少女小説の歴史をまとめたもの。ごく最近のものにも思ったよりも頁が割いてあった。
コバルト文庫、あまり読んでいなくて以前から不思議に思っていたのだけど、これを読んで少し疑問が解消。
私が多くその手の小説を手に取っていた頃、BLがそこそこ入っている時だったようで、そのイメージが強かったのかな。あと、大分後になって知った「Cobalt」をちらっと見て、内輪感の強さにひいたのもあった気が…。この本を読んでいても、作者と読者の直接(もあった)交流がいい方向に作用していたというのはわかるのだけど、それだけに、そこまでの思い入れもなく手を出すには気がひけたというか(苦笑)。
なんだろうこれ、自分史語りたくなるな(笑)。
私が、主に読んでたのはティーンズハート読んでたなあ。で、どうもそれは、このレーベルの打ち切りになるちょっと前くらいのことだった模様(苦笑)。読むのをやめた頃とほぼ同時に、レーベル終わったと知ってちょっと笑ってしまった…。
そして、その割には、有名なシリーズで挙げられていたのがけっこう読んでるやつだぞ?(主流外れてるやつばっかだと思ってたから違ったのか、ということにもびっくりしてる)と思ったら、読み始めたのが小学生で、その年でふんだんに本を買えるわけもなく。古本屋でせっせと買ったり買ってもらったりで集めていたから、ちょっと古いやつメインで集めてたというオチかな…?
各レーベルの特徴もわかりやすくまとめてあって、色々あるんだーと思ったり。←
睦月さんと、灘の酒蔵をめぐってきました!
いやー、行きたいと思いつつ放置していた。あの辺、(辛うじて)歩いて行ける範囲に、利き酒できたり見学できたりの施設が数個あるっていう楽しい場所で。
まず、三宮で合流して沢の鶴へ。
「サワノツル」という看板が見えたからそっちかと思ったら展示館は別だった(見えた看板は工場)っていうね。看板よりも印刷していった地図をちゃんと見るべきだった(爆)。
展示は昔の酒造りのあれこれ。むしろ、外(道路挟んだ向かいあたり)に廃棄されたのか使うのか、な、まだ新しいような一斗樽がたくさんあったのが気になったけど…。ここの販売所、古酒を売っていて、年数による色の違いも綺麗で飾っても楽しそうっていう(苦笑)。小瓶セットがあって、可愛さに反して値段は全くかわいくないのだけどね…!
試飲できた二種のうちの古酒仕込みの梅酒、おいしかった…やはり多少高くても買うべきだったかなあ…。購入は別のお酒を(苦笑)。
で、次は福寿の酒心館。
蔵見学ができるとのことで申し込んでいたのだけど、これが、十一時開始で沢の鶴は十時開館、移動距離は歩きで二十分ほど(とネット検索したら)。ここだけ、無駄に過密スケジュール(爆)。
到着が見学開始で移動する時間ぴったりという(爆)。
見学の時に流れた映像で、袋に入れて絞らず自重で落ちるもののみを集めたお酒の説明のところで、見学者がばらばらに「おいしそう」と口にしたのが印象深かった(笑)。私も言ったけど。あまりに、てんでに言っているのに揃って言っちゃったあたりが面白くて。酒呑みが集まってるんだなー、っていう。
間にお昼ご飯を挟んで、次は白鶴。菊正宗。浜福鶴吟醸工場。
どこも無料で試飲ができて(有料試飲も別にあり)、荷物の重さを気にしなければもっと買ってしまったかも…という。
浜福鶴は、ガラス越しに好きに見学ができたのだけど、祝日だからか今は作っているお酒がなかったのか、誰もいなくて残念。だけど、以前見かけたものの買えずにいたお酒をここが作っていたとわかり、買って帰れたのがかなり嬉しい。あと、試飲のおじいちゃんがなかなかに口の回る楽しい方でしたよ…。
やー…結構歩いた。
『京都骨董ふしぎ夜話』三巻
表紙の狐雪だるま、かわいい。
シリーズとしての物語が動き出した感のある巻。天敵も出てきたようだし。
イギリスでのお土産購入のくだりを見ていて、物を見る目があってそれで納得のいく値段で購入できる(買い叩く、という意味ではなく)っていいなあ、と思ったり。
さくりと人の生は失われることがあって、だけど残された人の中に想いは残る。
『ニホンオオカミは消えたか?』
本文中に名前の出てくる『オオカミの護符』は読んでいて「見狼記」も視聴済み、というところで見かけた本。
『オオカミの護符』は信仰が中心だったけど、こちらは、生物としての「ニホンオオカミ」というか今も目撃証言の出る「犬でも狐でもない生き物」は何ものか、も含めての、絶滅宣言されたけど本当に絶滅したと言っていいの? というもの…?
まさか、そもそもの「ニホンオオカミ」の定義があやふやとは思わなかった。「ニホンオオカミ」と「ヤマイヌ」は別種だったかも、とのこと。つまり、二種の「オオカミ」系の生物が日本にいたのではないか、と。
そして、権威ある(はずの)人々の勝手さに吃驚する…。他分野でも多々あることではあるけど、知るたびに愕然とするというか、何ともなあ。絶滅宣言も、かなり行政に都合のいい勝手な制度なのかも。だけど自説が間違ってたかもと変更できる人もいると知れて良かった。
仕事で、制服を売りに高校に行ってきました。受験はしたけど、公立に受かったから行かなかった私立学校。数年前に中等部ができたからか校舎がきれいになっていた…と思う。高校っぽくなかったよー。私立大学ならわかるけど。
やー…制服って高いねー…。
今まで二、三度手伝った時は、体操服とか合羽とか、一部だったからそこまで思わなかったけど、今回一揃いだったから、もう…万札ががんがんたまるっていう。おそろしや。
心残りは、制服は一部を後日自宅に郵送なのだけど、おばあさんの家から通うから祖母宅に送ってほしい、と言われた方のおばあさんの名字を訊き忘れたこと…。生徒さんの名前で発送するけど、おばあさんと名字が違ったら返送されてくる可能性が。担当の営業さんに伝えるのも忘れたけど、メモつけたから電話で確認取ってくれるはず…。
朝一で、少々遠方の高校への制服販売要員に組み込まれていたものの当人にも上司にも知らされていなかった事案、の、当人が私と知らされ。
…連絡! ホウレンソウ! ちゃんとして!
一日閑で、行きたかったなー。行きたかった―。
『文学としてのドラゴンクエスト』
ドラゴンクエスト、やったことがありません。ファミコンは家にあったしPS2も購入したけど、アクション系は弱くて(マリオなんてぎりぎり一面だけクリアできて程度)ストーリーメインのソフトが目に付く頃には本を読むという習慣で時間が埋まっていて(結局PS2ほとんど使ってない)、ゲームが紡ぐ物語に興味はあれど、かかる時間が長そうで…と今に至る。
ゲームも物語を楽しむもの、という認識だったので本のタイトルにさして違和感も感じず読み始めたら、くどいほど断り書きと定義があって私の認識は一般的ではなかったのかと(苦笑)。
しかしまあ、やったことがなくてもぼんやりとは知っているような気がするのだから、影響は絶大だったろうと思うよ、ドラクエ。
ゲームは、本よりも裾野が広い分解釈も楽しみどころも個人差が大きそう。
『ソードアート・オンライン』19巻
アリシゼーション編の後日談というか戻って来たキリトとアスナは忘れている、残った後の物語。
起こらないはずの殺人が起きた、ということで、「圏内事件」を思い出すなあ。トリック(でもないけど)をがんばって考えたのかなあ、とか。
ロニエ視点の物語…ということもあって、キリトのカッコよさが増し増し(苦笑)。アスナの登場が少ないのが淋しいなあ。私の中で二人はセット扱いなもので。
で…続くのか! 途中残り頁に、「…終わるのか?」とは思ったけど!(笑) 予定では、次で終わりとのこと。
『花咲小路三丁目のナイト』…シリーズ四作目。
商店街の夜を守る「喫茶ナイト」を営む、名物男の叔父とサラリーマンをやっていたものの退職した甥との相談事の解決のいろいろ。
今までに出てきていた面々も、もちろん登場(苦笑)。ご飯美味しそう。
『おそれミミズク あるいは彼岸の渡し綱』
また、あらすじの説明しにくい…(苦笑)。
主人公の一人語りで、人付き合いが苦手でうまくコミュニコーションが取れない、という半面、内側が饒舌。
そのため、文章がみっしりでちょっと疲れるなーと読み進んでいたのだけど、怪しいおっさん(苦笑)の登場から、なんだかさくさくと読めるように。
怪談話…かなー、うーん、そういう怖さはあまりなかったのだけど、怖がる描写は抜群だった。
実は、著者のシリーズものが気になってのお試しにと手に取ったのだけど、あちらも読んでみようかな。
『異世界居酒屋「のぶ」』3巻
大判の方は借りて既読。
皇帝の恋愛事情ににやにや。ハンスの頑張りも、いいなあ。そういえば、「ハンス弟子入る」の巻でもあったのか。
ところで文庫化、一気に進めているようだけど、アニメ開始と同時に四巻(文庫)と五巻(大判)、とかいくのかな?
『劇団6年2組』…卒業記念(?)のクラス発表で劇をすることにした、6年2組。
私も、似たような年齢で演劇がしたいと思ったものだから、自分の体験でもないのにちょっと懐かしくなってしまった(苦笑)。
必要な分だけ手を貸してくれる大人が素敵。…児童書や子供がある程度メインで出てくる物語を読むと、ついついそこに目がいってしまう。
最後の下級生のくだり、何よりの褒め言葉だよなあ。いいなあ。
『うす灯』
ひっそりとある、骨董屋「うす灯(あかり)」。そこで出会いの生まれた七編の物語。
(出会いが一度きりの登場人物たちにとっては)たまたまなのかもしれない、出会いの場を提供したうす灯については何一つ語られず、だからこそ、どこかの街の片隅にひっそりとあって、いつかそこで何かに出会えるような気がする。
『トランプ物語』
読書メーターの「こんな本知りませんか?」コミュニティで探されている方がいて、そこから気になった一冊(苦笑)。
トランプを一枚引いて、そこから物語をつくったという十二編。学習雑誌の連載だったという事情に納得の、中学生が主役のなんてことはないけどちょっとだけ「何かがあった」ような日常を描いたもの。
…度肝を抜かれたのは、著者略歴に住所が載っていたこと。三十年くらい前ってそうだったのか…。好きな作家さんや漫画家さんのご自宅をおたずねして、なんてのを聞いたことはあったけど。
『あやかしとおばんざい』2巻
予祝。ああなるほど、いい言葉だなあ。目標、よりも気負いがないし、どちらかというと周りが祈る比重が強そうというのもあるかも。
この二人の物語も好きだけど、からくさ図書館の面々が出てきたことにテンションが上がり、あとがきで「え!?」となり、ちょっとだけこの兄妹には申し訳ない(苦笑)。
でも、からくさ図書館の面々もこの兄妹も、これからもちょいちょい顔をみせてくれたら、嬉しいなあ。
『雲は湧き、光あふれて』…高校野球の三編。
代走者と新聞記者と戦前と。
はじめの話、ある意味思っていたような話でふむふむと読んでいたら、二編目でいきなり球児ではなく新人新聞記者、なのに出てくる少年たちがなんともいい味をしていて。
で、最後が…戦争で野球を(それどころか様々なものを、命ですら)諦めざるを得なかった少年たちの、野球の話。どれも、何かしらを諦めたり犠牲にしたり足りなかったりで、気持ちのいい話ではないはずなのに、すがすがしく終わるのだから、ちょっと…ずるいくらい(苦笑)。
特に意味もなく(いやまあ土曜出勤二週連続でめんどいとか行ってもやることないとかはあるのだけど)、有給取って本読みふけってましたー。
児童書は読み終わるの早いなー。
てことで、図書館の本は会社で読んでいる分を除けば読み終えたから、積読がんがん減らそう! 『レディ・ヴィクトリア』の新刊出てるらしいし『筺底のエルピス』(既刊四巻)買おうか迷ってるしで、まだ増えそうだし!
今週末、もしかすると図書館の予約本はほぼ届かないかもだから、そのうち読みたいと思っている大体書架にある本借りるか、積読減らすか、どうするかなー。「いつか読みたい本」も、ある意味積読本だしなあ(苦笑)。
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||