虚言帳

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2015.8

2015 年 8月 2 日 

 『大泉エッセイ』
 役者、大泉洋のエッセイ…と思ったら、肩書はご本人としてはいろいろと思うところがある模様。もともと、大学のサークルで役者はしていたけどバラエティー出身でもあるしで。
 いろいろと無茶苦茶だけど、案外、文章は最初からそれほど妙ではなく。拙くはあるけど、何と言うか…面白味があるというのか。
 好きなものを、ひねくれながらも「大好き」と言えてしまうところがとても微笑ましくって、いいなあ。

2015 年 8 月 3 日 

 友人が、ボルダリングの体験に行くということで便乗…しようとしたら、行った時点で受付が五時半のものしかなく、友人は参加予定にしたけど私は帰ったよ。気になるけど、終わってから帰るのが面倒なのと図書館の本受け取って帰らないと!←
 ということで(?)、開始の時間まで時間潰しを兼ねてカラオケに。持ち込み大丈夫なところだからと、スーパーで昼ごはんも買って。ところで半月後ぐらいに別の友人ともカラオケ行くのだけど。何かこの二人、カラオケ行こう!と言い出す時期が似てる…いっそ三人でいけばいいのか…?
 新しい曲なんて歌えないよー。←
 …合間に、女性向けのゲームの宣伝が挟まってた…(曲が何も入ってない状態でしばらく画面放置してた)。あれは無差別なのかな…? アニメ系の曲を多く歌ってたら出るとかは?(苦笑) いや何か…びっくりしたー。
 その後、サーティーワンでアイス食べて。食べてばっかいた気がするよ今日!  

2015 年 8 月 4 日 

 『アノニマス・コール』…誘拐事件の顛末。
 信頼していた組織に追われる、というのはどうにもしんどい…。ましてやそれが、一般的にも「正義」の側にいるはずだとすると。
 アノニマスってあのアノニマス(ハッカー集団?の)に関係が? と思ったら、「匿名電話」ということのようだけど…でも、「告発」にもやはりひっかけてある気がする。
 それにしても、手段をそれしか思いつかなかったとしても、子どもを暴力的に巻き込むのは…。
 一気読みでした。この頃は結構エンタメ寄りかな、薬丸さん。

2015 年 8 月 5 日 

 『神殺しの救世主』…運命の子ら。
 予言だの運命だのがっつり出てくるファンタジーだな、と読み始め。最後にはそっちに持っていったか。単語が英語と似てるけど微妙に外してる感じわざとかな、とかも納得。
 そしてここまでいろいろと取り計らっているなら、オートの彼に任せて予言者も一緒に来れないかと思ってしまった最後。あと、「約束の地」なんてなくって、無か電子世界で覚醒するかではないか、とかも勘繰ってしまっていた(苦笑)。
 やっぱりこの人の話好き。

2015 年 8 月 6 日 

 『ショコラの王子様』
 チョコレートがおいしそう。ショコラティエ作、というか、一粒百円単位のチョコにはなかなか手が出ないのだけど、食べたくなってくるなあ…困る(苦笑)。
 チョコレートが大好きでお小遣いを注ぎ込んでバレンタインのチョコ選びにも余念のない女子高生と、妙な体質の新規店オープンなショコラティエと。設定だけなら鼻につきそうな人物設定が、全くそんなことなく応援したくなるのが心地いい。甘い「お約束」もきっちり外さず。
 まだ続けられそうだけど、この一冊で終わるくらいでもすっきりしていていいのかも。

 先日行った春日大社で、黒スーツに身を包んだお姉さま方(+男性陣)がいて、SP? 誰が?! と思ったら、結婚式を行っていたようで。ブライダル部門(と呼ぶのかは判らないけど。和風の部署名がついてそう)の方たちだったと思うのですが。結婚式場にいる人たちとはまた感じが違ったのだよなあ…姿勢が伸びていたから? でも同じだと思うのだけど。
 ちょっと覗いただけだったけど、ちょうど(?)遷宮の年だったらしく、限定グッズが。…白鹿のすがちゃんが可愛くって、ストラップになるミニぬいぐるみをつい連れて帰りました(苦笑)。

2015 年 8 月 7 日 

 『天空の救命室』
 自衛隊の医務官として働く主人公。まだ新米。
 空自ならでは、という感じはあまりしないけど、民間のドクターヘリだと乗れる人数がもっと少ないし、親元を出たいがために、という設定に困るのか。…だけど何と言うか、どこでだれをどう助けようと変わらないとはいえ、葛藤というか、立場のようなものを考えたりはしないんだなあ…。
 一章ごとに区切りがいいので読みやすくはありました。そして基本的に、ちょっといい話、かな。

2015 年 8 月 8 日 

 『結界戦線 オンリー・ア・ペイパームーン』…同名漫画のオリジナルノベライズ。
 原作漫画は二巻まで、アニメはとりあえず見てた(最終話どうなった…?)。小説担当の人は、ラノベでない小説を一冊だけ読んだことが。…という知らなさ具合が良かったのか、違和感なかったなあ。
 原作設定活かしつつ、SF。未来改変というか失われた未来というか。
 アオダイショウ持参の医者のわけのわからなさが好き(苦笑)。

 『君の膵臓をたべたい』…少年少女の、生と死の話。
 出だしで、結果はわかってる。題名が、猟奇的な意味を含まないことも。でもそれらが却って、どうしようもなさを最初から最後まで漂わせていて…。
 会話が楽しかった。
 ただの友人でも恋人でもないこの関係は、短すぎるがゆえに成立したという気もしなくはない。

2015 年 8 月 9 日 

 『人魚ノ肉』…連作奇譚。
 血を啜ると不老不死、肉を喰らうと妖へ。そんな人魚の肉を喰った、幕末の人々の話。上手いなあ。
 肉を喰ったことで現れる症状(?)が様々に違うというのも。そのために、どんなオチへと至るのかが読めないものも、歴史の事実をそこに嵌め込んだのか、と納得できるものも。いやあ、面白かった。

 『生還者』…山に登る人たち。
 婚約者を喪い、登山をやめた兄が難度の高い雪山で雪崩に巻き込まれ落命。兄の遺品の中のザイルには切れやすいように細工が施されていた上に、生還者の証言は真っ向から食い違う。それらの謎を解くために、雑誌記者と協力して調べはじめる主人公。
 デビューから三作目。もはや毎度の如く(苦笑)一気読み。
 …ちょっといろいろと、皆さん感情的に行動しすぎだなーとは思いますが…。人って身勝手。

 昨日今日と、高校野球つけっぱなしでひたすらごろごろとしてました。本読んでうたたね。…汗だらだらかきながら…(爆)。いまいち冷房設備のない家なもので。
 でも、立秋の昨日の夜、秋の虫(っぽい)鳴き声が聞こえたよ…。秋か…秋なのか…?
 そういえば、残暑見舞い、一本ぼやっと書けそうなネタは思いついたけど、年々、残暑見舞い(や暑中見舞い)と言いつつこんな掌編送られても反応困るよねーと立ち止まってしまう。うーん。あれ。…そういうときこそサイトに上げりゃあいいんじゃないのか…? ←

2015 年 8 月 13 日 

 『遥か凍土のカナン』五巻…実際に建国着手の巻。
 …あまりにも動きがなくって(いや人集めたり夫婦仲良くしていたりはするのだけど)、他に逃げたりでなかなか読み進まなかった…。もう読むのやめようかとも思ったけど、残り二巻とのことなので最後まで見守ってみようかと思います。
 しかし…手記のようだなこの小説(今更)。近代史さっぱりなので、歴史上の人物なのか創作の人物なのかもよくわかっていません(爆)。

 友人とカラオケに行ってきましたー。
 朝一で(笑)。
 私はとりあえず高校野球関連メドレー(高校野球のアニメ・ドラマ・熱闘甲子園の主題歌で歌えるものを片端から)をして、あとは適当に思い付きで。友人は逆に(?)、お昼ご飯を食べて店員さんの出入りが亡くなってからはファンクラブに入ってる某バンドの前回ライブの曲をメドレー。
 結構いた。そして思いがけず、宝塚版『銀河英雄伝説』の一曲が、ご本人方の映像と歌で流れるものがあって、二回見たよ(苦笑)。いやー、ミュージカルだから仕方ないのだけど、キャラクターを考えると歌い踊るラインハルトが…(笑)。ちょっと舞台のDVD欲しくなってきて困る。
 その後は買い物しつつふらふらして、夕飯食べて、お金を崩す必要から(私が毎度毎度財布の中身確認しないまま遊びに行くから…)、コンビニでアイス買って食べて。どこの高校生(苦笑)。  

2015 年 8 月 14 日 

 『PSYCHO-PASS GENESIS』二巻…執行官になったとっつぁん。
 かちりかりちと嵌まっていく物事。先に、この話からは未来になるアニメ本編を知っているだけに、決まっている「未来」へとつながっていく様が…でも、葛藤して選んだ先、だったのだよなあ…。
 最後、アニメを見ていなければ「?」となるのやも。外部デバイスはまだあったのか。
 そして最後に三巻に続く、となっていたけど、カバー裏によるととっつぁん編は終了。次は誰のどんな話…?

 『花酔いロジック』
 またもや酔っぱらいの一年。この感じだと、卒業までま少なくとも書くつもりなのかな?
 ふわふわふらふらと、お互いに気持ちは同じだろうに踏み切れないあたりがどうにも微笑ましい(苦笑)。

2015 年 8 月 15 日 

 小学生の時、学校の百周年記念で埋めたタイムカプセルを掘り返す、というので行ってきました。
 …開始時間に行けばよかったのだけど、連絡取った友人が行くと言っていた時間に到着したら、結構ちゃんと式典としてやってたらしいよ…掘り返すとこから見に行けばよかったかなあ。まあ仕方ないけど。
 本当は、堀り返すのは十五年前の予定だったのだけどね(苦笑)。てっきりもうどこかに埋もれちゃったと思ってた。案外綺麗に出てきていましたよ。
 その後、友人何人かとお昼食べてまったりしてから別れたのだけど、お店出てたむろってたところを母にバスから目撃されていたらしい(爆)。

 夕方には、十月に行く予定の鳥取旅行の件で旅行会社で宿と切符の手配をしてもらいに。
 いやあ…旅行代理店のお姉さん、大変だね…何も考えなしでいってもお客さんだから笑顔で相手しなきゃなんだぜ…。
 時間が遅かったのでそのまま夕飯食べて帰宅。

 そういえば。
 先日、アルファポリス(別窓開きます)のアカウントとってたんだった、とふと思い出して、そちらにちょっと載せています。こっちにも載せようと思いつつ放置してたやつ…(爆)。以前メルマガで出していた分です。
 うーん、やっぱりああいう投稿フォーム使いやすいなあ…。長編はあっちに置いてここはリンクだけ置くのでもいいのかなあ…。どうしよう。
 あと、「台風の目」の続きを書き始めてしまって、メルマガ解約しなきゃよかったかな、と思ったり(爆)。でも今書いているやつはともかくその次は着地点がまだほとんど見えてないから、書き終わるの何年後だよって気もするし。まあ…気が向いたら、サイトに乗せようかと。でも「台風の目」、最初っから書き直したい気分にもなってきている…。もうちょっと練り込みたい。

2015 年 8 月 16 日 

 『王とサーカス』…知るということ、書くということ。
 ネパールをフリージャーナリストとしての予備取材(?)で訪れていた主人公が、王族の殺人事件に遭遇して取材を始めて。
 遭遇、とはいってもそれが起こった時期に王宮の近くを訪れていた、というだけで飽くまで傍観者。ましてや、記事を依頼されているのは週刊誌で、情報自体は速報性のあるテレビやラジオの後追いにしかならない。そんな中での記者としての葛藤、事件を悲劇として消費してしまうことの罪悪感。静かに、刺す感じ。

 『さよなら、シリアルキラー』…田舎の町で起こった殺人事件を、いち早く連続殺人と見抜いたのは大量の連続殺人を犯した父を持つ高校生。
 父親に物心つく前から殺人鬼としての英才教育を受けていた主人公は、自分も人を殺したいのではないか、望んでいるのではないかとの葛藤を抱え、そう見られるのではないかと恐れつつも殺人犯を追いかける。
 主人公の親友と恋人が、主人公当人すら揺らいでいるところを支えてくれるのが眩しい。重苦しさやグロテスクさがあっても最終的にそれだけが強く残らないのは、そのおかげかなあ。
 この設定、人と吸血鬼の子どもの吸血鬼ハンターのよう。

2015 年 8 月 17 日 

 『新宿陰陽師』
 題名に惹かれての衝動買い…を、積んでいた(苦笑)。
 職業として拝み屋をやっている陰陽師と、仕事を依頼した縁で助手をすることになったOLさんと。助手さんがざっくりな性格で、この性格で友達いないって嘘だろう…という気がするのだけど(苦笑)。会社でぼろ(?)が出そうなものだけど。
 そして陰陽師、イラストと大分イメージ違う。もっとごついというか、ガタイいい感じじゃないの?
 陰陽師の過去が絡んできそうだけどまだまだ序盤。今回は、単発依頼二つと後へ続く伏線の掌編。
 術や呪の扱いが微妙な気はするけど(わからないからぼかしている、感があるのだよなあ。知っていてはぶいている、との違いがどこなのか訊かれてもわからないけど)、話自体はそこそこ楽しい。

 『香魅堂奇譚』
 衝動買いの積読(苦笑)。
 幽霊なんてものはいない、匂いが他の感覚を刺激して生み出すものだ、ということで(正確に覚えてないけどざっくりこんなじゃなかったっけ…?)、お香で怪異を祓ったり抑えたり。
 少々理屈が鬱陶しいな、と思ったりもしたけど、結構楽しめました。最後の章にいろいろ突っ込みすぎな気はするのだけど…。一冊である程度話を終わらせようとしたら仕方なかったのかなあ。
 人工香木、実際にはどの程度実用化に向かってるのかが気になるところ。それとも全くの創作?

2015 年 8 月 18 日 

 『南都あやかし帖』
 南都って…奈良だったのか! 奈良と知ってたらもっと早く読んだ…てっきり架空世界と…。
 主人公たちは歴史上の実在した人物。でも、室町の頃に青眼の異国人がお寺のお偉いさんと懇意にしていて姓が「天竺」なんて作り物でしょ、とついつい思いそうに。
 借金緩和のために使用人としてやって来た葉月との歩み寄りににやにや。歴史的な顛末は第一章で触れられているけど、そういう問題じゃない。
 表紙と中表紙が呼応しているのは『からくさ図書館』もだけど、何かつながりが?と思ったら、兄弟作のような感じらしく。
 読み終えて、好きだなあ、としみじみと。

2015 年 8 月 19 日 

 『戦場カメラマン沢田教一の眼』…写真集+人物伝(?)。
 未公表も多い写真と沢田教一をたどった文章と。元々は地方新聞の連載だったようで、更に写真を増やし、文章も加筆とのこと。
 父に借りてきてと頼まれ、せっかくの縁なのでめくってみたら。圧倒的な、物語る写真。でも、郷里を撮ったり、戦地であっても穏やかな顔をした人たちの写真も美しい。
 当人は「戦場カメラマン」を望んでいたわけではなかった、というのも、悲劇をさりげなく切り取るのが抜群にうまかった、天性だった、というどちらもがよくわかる気がする。

2015 年 8 月 20 日 

 『マレ・サカチのたったひとつの贈物』…奇矯な病を得た少女の出会いと別れ。
 細切れの、断片のようなエピソードを重ねて物語を形作る。そういった話はそもそも好きなのだけど、なんだろうこの、うねる感じ。むしろ、後版で章が一続きになっていた時の方に違和感を感じてしまったくらい(苦笑)。
 あらすじの説明はしやすいようでしづらそう。だから私は放棄します(苦笑)。
 面白かった。
 一作目と共通しているところもありつつかっ飛ばしているところもあって、次も楽しみな作家さん。

2015 年 8 月 21 日 

 『菜飯屋春秋』…小料理屋の主。
 十五年連れ添った夫と別れ、日常のようなご飯を出す菜菜屋を営む女性が主人公。
 色恋や老いの話、など、日常の中での起伏が語られ、当事者たちにとっては「重要なこと」であっても、少し離れてみれば「よくある話」だったりすることなど。系統としてはあまり私の好みの部類ではないのだけど、結構楽しんで読めました。
 会話のちょっとした言葉が残る。読みながら、恩田陸を想起。
 初出が個人同人誌だったというのになにとはなしに納得。

2015 年 8 月 22 日 

 友人と、スーパー歌舞伎を観に行ってきました。
 その前に、加古川でやっている「青山剛昌の世界展」に行ってきまして。雨にちょっとだけ降られたけど、本当にちょっと、で助かった。
 原画の展示とか映画の時の指示の書いてある絵とかが主な展示。原画についてるキャプション(説明)が、盛大なネタバレをしているのにも笑ったけど、内容が。どこの漫画教室の考察? という視点で面白かったです。漫画の技法を学びに来たのかと(苦笑)。
 物販で、十巻ごとのまとめ本(?)を友人が買っていました。最初の方のやつ、本屋で見かけても結構変色してるんだよね、と。もちろん私は無責任に唆した(←)。
 その後は移動してちょっとお茶してスーパー歌舞伎。
 …その前に。新歌舞伎座のトイレ凄いよ! 女子トイレ。個室が二十個くらいあって、通路は一方通行、扉が開いていると番号札(?)が立つようになっているので、空いているものが一目でわかる。人は多いのにスムーズで待ちが少ない。これ凄いよ!
 で、スーパー歌舞伎。「新・水滸伝」。
 面白かったー。結構普通に舞台劇。言葉が、多少時代がかってはいるけど現代語だからわかる、というのもあるのだろうけど。そして王英がいろいろと持っていってくれた(笑)。

 帰りの電車で、降りるMちゃんを目撃。読んだけどイヤホンしてて気づかず。
 …で、ストーカーメールを(爆)。「今日ってこんな格好?」と。あちらも大阪に遊びに行っていたようで、いやあニアミス。まさか同じ車両にいたとは(苦笑)。

2015 年 8 月 23 日 

 『下鴨アンティーク 回転木馬とレモンパイ』…二冊目。

 『2.43 清陰高校男子バレー部 』second season
 一巻が好きだっただけに、ちゃんと楽しめるかとちょっともだもだしてしまった。杞憂(苦笑)。
 春高を目指しての奮闘と葛藤。県大会を突破するための最大の障害になるライバル校、の側からも書かれていて、そりゃあどこだって事情があるし勝ち抜きたいんだよ、とごくごく当たり前の事に動揺して、もうどっちに肩入れしていいのやらと。
 …にしても本当、灰島、言葉! 言葉に気をつけろ!(爆)
 そして小田先輩、何故カバーの折り返しに…納まりきらなかったか。あでも、章扉開いてのスバルとの対にという意図での構図?
 続きあるのかな、あったら楽しみだけどやっぱり読み始めるまでに躊躇ってしまう気がする(苦笑)。
 そしてこれ、買うかどうか迷った末に図書館にリクエスト出して購入してもらったのだけど、新着に出ていないなあ…。私が返却したら載るのか、リクエスト購入は新着一覧には載らないのか。一冊目、文庫でついこの間購入して、確認したいことがあるから一冊目調べたら予約入ってたくらいだから、借りる人いると思うのだけど…。

 『傘を持たない蟻たちは』…短編集。
 最初の二編が、初めから終わりまで主人公や色々が好きになれず共感もできず、かといって痛い目を見て快哉を叫べるでもなく、で、こんなのが続くのかなーと気が重くなっていたのだけど、三編目から結構楽しめました。いやそれらも後味のいいような話ではなかったのだけど(苦笑)。
 うーん、作者が別分野で名が知れていることで、損している部分と得している部分とどっちもあるんだろうなあ、とつい思いながらの読了。先日、テレビで対談を見たばかりだったもので。しかしまあ、出版に結び付くかは運次第なところはままあるものだけど。

2015 年 8 月 25 日 

 『なりたい』
 若旦那、生まれ変わったら何になりたいか。神様に問われ、はてと考える。外伝とこの話、どちらが親でどちらが子だったのか。

2015 年 8 月 27 日

 『大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう』
 思ったよりも読みごたえたっぷり。お江戸と現在を行き来できる主人公が、お江戸の同心の調べ事に首を突っ込んで事件を解決。
 現代科学や機器を使ったりしつつも、集めた情報をどう扱うかが問題、証拠を見つけてもそのままでは江戸の人たちに説明できない、というあたりが目新しい気がする。
 作品中で主人公が「謎の女」と評されているけど、実際、怪しすぎるよ…横文字は使わないとしても明治大正あたりに乱造された言葉とかがんがん使いそう…というあたりに不安はあるものの、しっかりと楽しめました。
 シリーズ化前提のようなので、そのあたりどう深まっていくのかも楽しみ。

2015 年 8 月 29 日 

 『黒猫の刹那あるいは卒論指導』
 再読。
 どうしても語り手(=付き人)の側から読んでいたけど、『四季彩のサロメ〜』を読んだ後だと、黒猫は知り合えたきっかけに、密かに喜んだのじゃないかなーという気がする(苦笑)。

 『世界遺産 吉野・高野・熊野をゆく 霊場と参詣の道』
 秋に熊野古道行こうぜー計画があるので、どうかな、と借りた一冊。かなり斜め読み…。ざっと歴史背景、というところかな。
 そっか熊野古道、前行ったときはお社一カ所しか行かなかったけど熊野三山ってことは三カ所…網羅してたら高野は諦めた方が無難そう。どうしようかな。
 しかしこの三つのお社、もともとは別物だったのですね。補陀落のお寺もあのあたりかー。あと、「〜王子」が多すぎてちょっとびびる(苦笑)。

 『人生に役立つ都々逸読本』
 都都逸、気にはなっているのだけど何をどうすればいいのかさっぱりだったところにこのタイトルを見かけて借りてきました。
 古典(?)から新作(?)までたっぷり。合間の解説文も、噺家さんらしく読みやすい。
 「あきらめましたよ どうあきらめた あきらめきれぬと あきらめた」が好き。古典ですね。

2015 年 8 月 30 日

 『B勘あり!』…脱税のお話(?)。
 税務署の人々、税理士の人、と視点が多いのと、こまめに語注を挟んでいるのとで、小説としてはちょっと読みにくいなあ。物語として面白いところはある気がするので、見せ方で損してる気がする…というところ。
 まあ、物語に集中してしまうと正確さが欠けるのかもだけど。
 そして最後の講演に、それとこれは別問題だとわかってはいるけど、徴収された税ががちゃんと使われているのかと税のかけ方が公平かがもにゃっとするのだよなあ…とつい(苦笑)。勿論だからって払わなくていい、なんてことは全くないのだけど。
 言葉や制度が文中で無理なく説明できていれば、もっと面白くなりそうなのだけど。

 『ネット私刑(リンチ)』
 ネットで「犯人」として個人情報を載せる、執拗に罵倒や中傷を書き込む。それをやっている多くの人が「大したこと」ではないと思っているし、むしろ「いいこと」をしていると思っていたりする。
 例えそれらに裏付けがなくとも、「皆が言っているから正しい」。その結果もたらされる事態に誰も責任は持たない(持てない)し、間違っていても「ああそうなんだ」で終わると思っている。
 読んでいて、物凄く怖かった。
 しかもこれ、いつ自分や周りの人が巻き込まれてもおかしくないし、逆にやる側にいてもおかしくない。あと、スマイリーキクチさんのインタビューで触れられていた、例えその情報が正しくても(「犯人」であっても)、暴き立てるそれは「いいこと」なのか。
 正義を確信するほど怖いものはない。

 『新選組颯爽禄』…新選組の隊士を主人公に据えた短編集。
 土方さんの剣の腕が斬新…な気がする(知らないだけかもなのでぼかす)。給金目当てだったのに(あるいはだからこそ?)、律儀に仕事をこなした文士の尾形俊太郎が好きでした。
 いかにも歴史を基にした、という堅い感じは気になるし、わくわく読み進められる、というものではないけれど、結構好きです。

 友人たちと、歴史博物館に行ってきました。「ひめじ今昔」という企画展。
 本当にご当地ネタで、姫路の昔の風景を収めた写真や絵が主。三十年くらいよりも前の風景は知らないのだけど、それはそれで面白かった。えっこんなだったの…? と、今も残っている建物や地名を基に。逆に、今もこんな感じだよねー、というのもあったりで。
 面白かったのが、展示の写真のうち何枚か、原本(写真)を希望者に抽選で差し上げます、という企画があったこと。多分、今も使えるネガが残ってたのだろうなあ。申し込まなかったけど…申し込めばよかったかなあ(今更)。
 一人とは、駐車料金の関係で早々に分かれてしまったのだけど、もう一人とはお茶して駅前ふらふらしてきました。おみぞ筋楽しい。

2015 年 8 月 31 日 

 『折原臨也と、夕焼けを』…『デュラララ!!』スピンオフ。
 『デュラララ!!』の登場人物の一人が主人公…なのか狂言回しなのか。
 臨也は(キャラクターとしては)好きなので、シリーズになるというのは楽しみ。…トラウマになってるってのが意外だったけど(苦笑)。
 最後のあたりの、二人以外は「それはない」と思ったところって、臨也も一緒に思ってたんだろうなー。自覚してるよねー。
 スピンオフ元の本編は新シリーズに突入したあたりでもういいか、と思ったのだけど、こちらは追いかけようかな。あちらのシリーズよりも落ち着いて…これからはじけるかもだけど(笑)。あとがきにあった、ハイジャックされた飛行機での連続殺人でハイジャック犯も恐怖、が読んでみたい(笑)。

 自転車保険、今母のおまけで入っているやつが十月くらいに切れるらしいから、決めないとなあ…と思いつつ放置…(没)。
 違いがわからない。値段だけで最安とかにして大丈夫なんだろうか。
 あと、自転車保険、全然条件とかないけど…これっていざ何か起きた時に揉めないのかなあ…。車みたいに整備保証が前提、ってのでもないし。



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