虚言帳

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2010.3

2010 年 3 月 1 日 ぽかり。

 オリンピック終わりましたねー。
 我が家は、母が以外にこういうの好きで、父が嫌いなもので、な、なんだろなーと思いながら見るともなしにテレビを眺めていました。
 フィギュアは私もがっつり見てました。小塚が好きなのだけどな。何故だか私、世界グランプリか何かで、この人の演技は物凄く見ていて…いやーフィギュアって、好きなのだけど正直、眠くな…っ(黙)。
 しっかし毎度ながら、(日本の?)マスコミの酷さが露見しますねー。いやーすごかった。ああもううんざり。

 今日は「台風の目」を、と思っていたら、昨日に続いての漫画読みで終わってしまったー。

2010 年 3 月 3 日 いらっしゃいませ?

 いやー、図書館休み(春の館内整理で一週間ちょっとお休み)で本屋にも用事がないとなると、家を出る意味がないですね!←
 とりあえず自転車のライトだけ直し…たって言わないかあれは。やはり応急処置を施しました。あれで外れるようなら観念して修理に持って行くしかない(厭)。

 しかし、家にいたら次々と(?)通販の荷物は届くわ聖書布教の人(?)はやって来るわで、休日(不外出)の対人許容量は使い果たした気がする(どんな)。
 いやまー通販は全て私のものなのですがね。三件中二件がお酒(爆)。だってー、日本酒とシードルー。安かったんだもんー。←遠山の家に行くときの酒盛り用の酒を探していて引っ掛かった
 残り一件は漫画本だったのだけど、これが、発売中なのに「予約中」となっていて、申し込んだ後にしまったこれいつ届くんだ? 駅前にでも出るか他のネットショップで買った方が良かったんじゃ、と思ったけど案外あっさり届きました。良かったような拍子抜けのような…。
 ところで宅急便の対応に出て常に思うのは、…私いったい何歳くらいに見られてるんだろ…ってことですよ。対応がね! 何か、下手したら中学生くらい相手にしてない?って言いたくなるような…。そりゃーさー私の部屋着だらけきってるけど(基本着倒したりして外に着て行けない服)。

 で、聖書の人。
 そこそこ年配そうな「おばさん」と「おばあさん」。話したのは「おばさん」とだけでしたが。
 日本語の冊子を持って、聖書の内容が簡単にまとめられていると説明。簡単に聖書に書かれている教え云々も話してくれましたが…宗教勧誘を断る常套句(?)、相手の思ってもみない宗教(ヴードゥー教とかヒンデュー教とか)の信者と名乗りを上げる、ってのも考えたけど、あまり詳しくないので却下。
 てきとーに話を聞きつつ、働いているなら人間関係に悩まれるのでは?との言葉に職場の人間関係だけはいいとこですからー(別にそんなこたぁない)、将来の悩みや不安はありますよね、との言葉にいやーあんまり考えないですねー。物凄くお気楽な人ということで通しておきました。悩みも不安もあるけど、宗教でどうこうできると思ってない時点で宗教って制度が自分に向いてないのは判るし。
 そんなでお帰り願いましたが。
 実のところ、神が辛いことのない世界を作ると聖書に書かれているんですよ、と冊子を示された(絵入り)ときには、ついうっかり「でもその前に一度世界を滅ぼすんですよね?」と突っ込むべきなのかなと思ってしまって困りました。そんなもの言ったって仕方がないし長引いたら面倒だなーと堪えたのだけど、何か、他にも色々とあって、笑いを噛み殺すのに必死でしたとも…。
 八百万の神と言うか、アニミズムあたりは共感できるけど、一神教は無理だなー私。そもそも、試練だの裁きだのって発想が出て来るのは、あまりに現実が思うままにならないから何故そうなるんだって考えて生まれたものでしょ?という考えなので。端的に、私の考えは彰が言っていることですよ(苦笑)。
 まあ、宗教は面白いなーとは思うけど、信者になれる自信はないです。何らかのカミサマ(と呼ばれ得るモノ)はいるんじゃないかなーという気はするけど。だから(?)アニミズムは納得できるという話。

 それにしても今日は、というかこの何日か、漫画読みの日々でした…。
 何か、一つまとめて読み返すとそう言えばあれも、と芋蔓に。小説よりもかかる時間は短いし。収納場所が判らないのがあるのも発覚。どこに仕舞ったかなー。全て掘り返すのは面倒。
 …しかし私、結構本を処分していっていると思うけど、それ以上にがんがん増やしていっているよなあ、確実に。漫画も図書館で借りられたら、少しは減るのだけどなあ。

2010 年 3 月 4 日 睡魔は時間帯を変えたようです。

 仕事中に眠くなるってのはあまりなくなったのだけどさ…夕飯後が、無理。起きてられない。
 大体、本を読みながらうつらうつらとして、気付いたら一時間くらい経っててさ! でもって、そんな時間に中途半端に寝ているものだから、寝るの遅くなって次の日も同じ道を辿るっていうね!
 むー…とっとと帰って、夕飯前に三十分ほど一眠りしたいところです。そうしたら食後に寝ない…筈。

 『ウィズ・ユー』…ネットの仮想空間での誘拐事件と十五年前の実際の誘拐事件。
 警察官を辞めて探偵事務所で働く四十手前の男性、が主人公。…ところで探偵事務所勤務者の主人公格は、離婚とか死別とかあるいはそもそも結婚してないとかで、独身ってのは定番…?(苦笑) 和気藹々とした団欒家族って設定を読んだことがないような。
 でまあ、ネット。仮想空間。…私にはよくわからん世界だけども。何せ、オンラインゲームすら手を出してないから。下手に嵌ったらまずそうというのと、そもそもネットでのコミュニケーションに苦手意識が(爆)。いやまー実際の生活でもだけど。でも直に会ってる方がましかも。
 話がずれた。
 娘が誘拐されたけど警察はあてにならないから、と探偵事務所を頼った依頼人。実際の話かと思いきや仮想空間での出来事で…と始まって。
 うーん、そこそこ読めるし続刊が出たら読もうかなーとは思うけど、面白い!というものではないのですよね。主人公の息子との関係は、何かちょっといいなと思ったけど。そういう細部はいいのだけど、大筋がいまいち、なのかなもしかして?

 えーと、稲さんから突っ込みをもらって。
 先月書いてたSP=スペシャル・ポリスは、SP=セキュリティ・ポリスの間違いでした。あっはっはっは。ずーっと勘違いしてた。でも考えてみたら、セキュリティってのも聞いたことがある(そりゃあそっちが正解だもの)。
 いやはや間抜けな話です。何か、特別感を抱いていたらしい。
 ありがとー稲さん。墓場まで間違い持って行くところだったよ!(爆)

2010 年 3 月 5 日  どこか遠くへ〜

 出かけたいような出かけたくないような。いや、有名極まるテーマパークにあと半月ほどで行くのですが、実のところテーマパークってあまり好きではなくて。それなら神社とか博物館の方が好き。博物館も、テーマパークっちゃテーマパークだけども。
 あ、その前にイトコの結婚式。めっちゃスーツで行くつもりで何も用意してません。今まで二度結婚式に参加してるけど、私、そのまま就活行けるよ!って格好しかしてません。すまんなーと思いつつ…ドレス着る気はさらさらないし髪短いと着物もいまいち収まり悪いし。
 …増位山でも彷徨ってくるか…?(無茶苦茶近場)

 日常の「ちょっと不思議な話」を書きたいような気がします。が、何も思いつかない。…。うん、それはとりあえず今はやめとけってことだよな。

 あーあーあー。
 何かもやもやする。でもそれが何なのかがさっぱりわからないため、解消の手立ても見つからんのですよ! いーやーあー。
 今読んでいる本もあまり熱中して読めるというものではないから、いまいちのめり込めないし。ああー、逃避の方法が…(没)。

 全く関係のない話だけど、中国にバブル懸念、との話を聞くと…すぐ隣の日本で浮かれてぽしゃってんだからそこから何か学ぼうよ、学んでるよね?とついつい思ってしまう。私はそのあたりを目の当たりにしているわけではないのだけど…(年代的に)。
 「他山の石」ってのは中国のことわざだったよね?(ことわざというか故事成語)という。

2010 年 3 月 6 日 ぬのの。

 …お酒飲んで結構頭がふらふらです。だから、酒飲みながら本読むものではないって…(爆)。
 でもそれは措いても、今日はやたらとぼやぼやとした日でした。色々とまずかった。…が、もういいやーと投げてきたので、明後日あたりいろいろ発覚するかもしれない。私休みだけど(最低)。
 とりあえず、今日の社内放送で、ぼーっとしすぎたあまりに自分の喋っている内容が合っているのかどうか判らなくなって一瞬考え込んで再開したら、放送を終えた後に先輩に「今変なとこで区切ったな」と突っ込まれました(笑)。
 いいや、二連休だー。

2010 年 3 月 7 日 天気知らず

 …一日引きこもっていたもので…(没)。
 その上、読みかけの本がどーうにも睡魔に襲われるもので、たっぷり昼寝した。いや、起きるのも早くなかったろうよ私。

 『少女ノイズ』…連作短編集。
 ある進学塾の問題児とそのお守役に雇われているバイト大学生。軽く(?)推理物。
 何か、キャラクターが浅い…? つくりが(表紙含め)キャラクター小説っぽいのに、人物描写が結構あっさり。いや、あっさりというか、書かれているのだけど…全く感情移入できないというか。
 謎解き自体は、へえ、と思うものの(そもそも私はあまり推理小説を推理して読んでいないのだけども)。理系の人の小説で思うことが多いのだけど、ネタ優先で登場人物がコマ化しているというか…(作者が理系かどうか知りませんが)。
 うーん、面白くないわけではないのだけど、のめり込めはしない。大半を会社で読んでいたのだけど、後数ページでこの話終わるのに、ってとこでもあっさり読み止められたしなあ(そして帰宅して続きを読もうというわけでもなく)。

 『数えずの井戸』…皿屋敷異聞。
 お皿を数えて、一枚足りない…ってやるお菊さんの話。
 うわ厚いなーと思ったけど、そして文章はさくさくと読めるのだけど…うーん、淡々としてる、ような…。『嗤う伊右衛門』『覗き小平次』に連なるシリーズだけど、何か、私には前二冊よりも読みにくかった。何故だ。
 内容は。あー…遣る瀬無いなあ…。間の悪いってのはそういうものなのだろうけど、どうにも、悪いものが積み重なってしまっていて。少し何かがずれたら、円満に終わってたかもしれないのになあ、とか。
 そういう意味で、京極さんの書く物語は怖い。

 「台風の目」追加です。
 ついでに(?)色々読み返していたのだけど、最初の長編がおそろしくて読めませんでした(没)。いや、読み始めたらまあどうにか読めるはずなのだけど、踏ん切りがつかず。なるほどー、昔のものがこわいってこれかあ。
 今月中にでも、残りの「台風の目」をもう一遍追加して。で、メルマガ発行しないと休刊にされてしまう〜。

2010 年 3 月 8 日 本日はお日柄もよく。

 従兄弟の結婚式に行ってきました。…年下(笑)。
 いやーしかしあれです。イトコ、私と姉を含めて、母方だけで合計十人いるのですが、一番上と下では…二十、は離れてないのかな…でも十数年は離れてる(二番目と一番下で一回り違う)。で、私はまだ下の方だからそれほどでもないけど…上の方は、「次はあんたやな」と、イトコの結婚式に出るとおばちゃん連中に言われるとか(苦笑)。
 今のところ、年に一回くらいのペースでイトコの結婚式が入っていて、ある種同窓会状態(笑)。まーでもしばらくは止まる…よな?

 遅れるよりは、とかなり早くに家を出て、式場の近くに確かブックオフあったから!と、母を連れてぶらぶらしてました。←
 前に通りかかったもののそのときには立ち寄れず、悔しい思いをしたので雪辱…いや、何かおかしい域に入ってるのは自覚してる。しかし一般の書店はいまいちでしたあの辺り。講談社ノベルスの新刊探してたのに見つからなかった(結局帰りに大型書店に寄った)。って言うかそもそも、ノベルスって肩身狭いですよー売れないのかな。新書さん(さん?)は頑張ってるのになあ。あ、ここで言う「ノベルス」は新書版小説、です。私の中ではそんな区分。いや、小説の新書も新書って呼ぶけど私。ほぼおいてない店とか、コーナーがあった、と思っても西尾維新とか西村京太郎とかの売れてるのしかないとか…やっぱり売れないのかなー。私は、ハードカバー(大判)とノベルス(新書)と文庫なら、ノベルスが一番好きなのだけどな、形態。あ、でもノベルスの一段は酷い、って思う。二段でこそだろー。
 閑話休題。
 親戚のみの式だったのだけど、のんびりと、いい感じのお式でした。わりと、新郎新婦のところに行く時間があって料理もゆっくり。数年分のイトコ写真を撮った気がする(苦笑)。新郎側と新婦側できぱっと分かれてしまったのは些かあれだけど…何か結託している、うちの親戚。
 料理も美味しかった。ちょとこってりしていて、もうちょっとあっさりでいいのになーとは、思った。美味しかったのですけどねー。
 …しかし今回印象に残ったのは、引き出物の米とウェルカムパーティー(ではないけど何って呼ぶんだあれ)でサックス奏者が!っての(おい)。いいなーサックス。かっこいい。…しかし、聴いてる人はほとんどいないだろーなーと思うと、ああいう仕事も大変ですね…。

 『V.T.R.』…失った女への想い。
 何時とも何処とも知れない、でもこの「現在」に連なってるような気がしないでもない、架空の世界が舞台の話。
 別作に出てきた作家の書いたデビュー作がこれ、という設定で、いかにもライトノベルを意識した文体でさくっとかるーくそして血みどろ、な感じなのだけど…短い。いやあれ以上長くしても引き伸ばした、という感じになってしまうだろうけどさ。でも新書で一段組みはやめろー。それなら大人しく、薄い文庫でも出してて。これ、講談社ノベルスで出すよりもライトノベルレーベルで出したほうがらしかったと思うなあ。ああでも講談社、少女系じゃないライトノベルのレーベルってないんだっけ?
 でもまあ文句はそこだけで。ある程度ご都合主義な設定はお約束だし。最後で泣きそうになって悔しくなったなんてのは内緒です。←
 実のところ、内容よりも色々と装丁なんかが面白かった。
 カバーが、両面。表は「辻村深月」のものなのだけど、裏が「チヨダ・コーキ」。折り返しの作者コメントまで。その上、奥付もチヨダ・コーキ様式があってさ…はじめ、あれー奥付って編集者の名前も載せてたっけ? 講談社ってイラスト(マーク)載せてたっけ? なんていう間抜けなことを考えました(苦笑)。

 あー…二連休の後に一日行ってまた休みってどんな。仕事溜まってんだろーなーでも明後日休みだから片付けとかないとー。

2010 年 3 月 9 日 それはどんなラリー?

 次の日曜に遊ぼうと言っている友人との、メールのやり取りがほぼ一日越し(爆)。昨日メール送って今日返事来てたよ送り返そう、で次の日に続く、って感じ…(笑)。
 私がメールのやり取りも主にPCを使っている、ってのとその友人が朝方生活(勤務都合上)だけど私はどちらかといえば夜型、ってのも関係しているかと。
 そんな感じで、メールのやり取りが終わらないよ、っていうイマドキな問題とは縁がありません。なくていいけどね勿論。大体、即時返せってのはメールの利点を四割がた削ってるよ。

 ところでメールで、今度一緒に夢の国に行く(って言うとどこの現実逃亡者だって気がしてくる・笑)友人が、数日前のここを読んで無理して付き合ってない?と心配していると聞き…吃驚した。
 そう言えば忘れてた、私結構発言やら表記やらの内容は後ろ向きです。が、実際そこまで色々考えてるかと言えばそんなことないです。大学の友人に、発現前向きなのに実は悩み込むよね、という子がいて、おー真逆だ、って面白がってました(私が)。
 そして、根が出不精の私は、例えどれだけ楽しみにしてる外出だろうと出てしまうまでは面倒だって思ってる部分があるのですよ。だから、一人で映画観に行こうと思うと大体観に行く前に公開期間終わってしまうのだよね(爆)。約束が命綱。
 まあこんな感じに主張(?)してみたけど、舞ちゃんからメール行ってる方が早いような予感(笑)。って言うか直にメールすればいいのだけども。…携帯電話のメールは打ち込んでいて苛々するから駄目なんだ…。←
 余談ながら、舞ちゃんを「舞ちゃん」と呼んでるところからいけば、あの友人は「楓君」です。ってまあそれでいけば稲さんが鎌君になってしまうのだけど(大笑)。

 あ、そう言えば連休前に何かおかしいから失敗してそう、と書いていたら案の定やらかしてました(没)。そんなこと、的中しなくていいから…。

2010 年 3 月 10 日 春の雷

 午後に、雨が降り出したなー、うわあ、雷まで、と思っていたら、雨ではなく雹でした。
 …見る見る白く埋め尽くされて行く玄関先が面白くって、ついつい動画を撮ったりしてました(笑)。雹なんて、あんなにまじまじと見るのもしかしたらはじめてかも。雪の方がまだ珍しくない。
 残念ながら、動画を撮り始めたときには雷は終わってしまってました。いつ聞いても雷の音って凄い。

 『殺人者たちの午後』…イギリスでの、終身刑を受けた人々の回顧録。
 原題は「Life after Life」。終身刑をLifeとも言うそうなので、直訳すれば「終身刑後の生活」? 題名(邦題)に惹かれて読んだので、やはり題名の力って凄いよ。ジャケ買い(装丁が気に入っての購入)ってのを聞くけど、タイトル買いがあってもおかしくないんじゃないかと思う。
 イギリスは、どうも死刑がないようですね。終身刑が最高刑ということだから。でも、刑務所内で一生過ごすって人は少ないようで、大体は仮釈放で外での生活を再開するようだけど、保護観察官がついて、例えば就職の際にも経歴を明かさなくてはならないとか、当たり前だけど「元通り」にはならないよう。…そりゃあ、なったら意味ないよ、ということだろうけど。
 十人の話が収録されていて、対面で聴いた話を書き起こしたのだろう、そのままの喋り言葉(英語では口語と文語の区別があるのかは知らない)。
 やはり人それぞれで、殺人を犯していてもその理由もその後も周囲の人への感情も様々。一度の過ち、と水に流すことのできるのがある程度は日本の国民性(文化・歴史的に)だけども、それでも…この人、仮釈放してしまって良かったの…? って人が。そうでなくて、問題抱えてもきっとそれなりに生きていけるだろうなって人とか幸せになれるよ、って人とかいるけど。でも私は、二番目の人は怖い。またあっさり罪を犯してそれをさらっと流しそう。
 うーん…語弊のある言い方だとは思うけど、面白い本です。

 「相棒」観てました。
 実は今シーズン、ほとんど撮るだけは撮っていたものの見ていなかったのだけど、基本的に、シーズンの始めと終わりははずれがないと思う。シリーズ全体を通しての話になっているから。このシリーズって、確か脚本は一人だけではないのだよね? だからそこで、捕らえ方や力量で若干のばらつきがある、し、単発シリーズものはどうしても中だるみと言うか全て絶品、とはいき難いところがあるから。
 いやーでもこれでようやくミッチーも相棒ですねー。そして伊丹刑事の亀山化現象(笑)。ところでぼーっと聞き流した部分(多分半年くらい前に)で触れられていたと思うのだけど、神戸さんとお酒飲んでるあの人って身内だっけ…? お兄さん、とか?
 そう言えば今日の観てて思ったけど、神戸さんの周りには、亀山さんと違って女性を配置しやすいんだろうなあ。だって独身の若手(若手?)。亀山さんは、結婚前から事実上の妻がいたものねー(笑)。
 あと、度々コーヒー飲みに来てる課長は裏のやり取りとか何も知らないのでしょうか。知らないよなあ。あれで把握してたら岸辺一徳を上回る狸だ。

 そう言えばの話。
 私の場合、正装…というかまあ多少改まった格好をしたときに履く靴は一足しかありません。就職前後(学生時代か社会人になってだったか忘れた)に神戸の個人店と思しき靴屋で購入した…ローファー? パンプスとかハイヒールって言うほどの高さはない。人によっては、踵(ヒールの高さ)なんてどこに!って言う靴。
 私の基本は、全力とは言わなくても疾駆できるもの、というのがあるので、この靴も、一応走れます(7センチヒールで走ってたことのある友人知ってるけど)。ちょっとサイズが大きいのに中パッドとかせずに履いているので、下手したら靴脱げるけどね!
 でもまあ、お店の人とも相談して、疲れない靴を買いました。
 が。
 先日の結婚式で半日ほど履いてたら…筋肉痛…(没)。
 どんだけ…どんだけなの私。

2010 年 3 月 11 日 レジ横の誘惑

 コンビニのレジカウンターによく置いてある、チロルチョコ。結構、ひょいと手に取ってしまったりします。
 で、今日は、会社の先輩がつい購入たやつをもらいました。陰謀の恩恵に与っています(笑)。ついでに(?)、別の人にメンマももらった(笑)。

 『古書の来歴』…一冊の本の辿った物語と本を巡った物語。
 サラエボ・ハガダーという、ユダヤ教の祭で使われる一冊の本。それが「現在」に辿り着くまでに経た物語の数々と、「現在」のその本を修復することになった主人公の物語と。
 古書の修復というのは、汚れや経年を除去するのではなくて、それらを保持したまま本として扱える状態にするもの、というのが主人公の(というか今の一般的な?)考え方。で、その汚れやら挟まったものやらからも色々と読み取れる、っていうことで色々と調べて。それに呼応する感じで、その汚れや挟まったものの「当時」の物語も語られて、というつくり。…書いていて、自分でも後で読み返して理解できる自信がないけど…(爆)。
 交互で物語が語られて区切りがいいからか、そこそこの厚みがあるにも拘らず、すらすらっと読めました。あー…宗教とか民族とか。そういうものを詰め込むと、本当、そういった違いって一体何?という気になってきますねー…。
 ちなみに、「サラエボ・ハガダー」というのは実在するそうです。この本の中に出てきた来歴の一部も、そこから持って来ているのだとか。案外、実在する方の真実を知らずに語り当てていたりして(笑)。
 しっかりと物語を読んだ、という気分。いいなあ、やはりこういう酩酊感があってこそ楽しい。

 次の土曜と日曜が友人との予定で埋まって、ひっそりと(?)、あれ?という気分。
 いやー、今月は結構予定入ってるのな。先月は休みの日はひたすら家にこもってたような気がするけど…。
 それにしても、土曜に会う友人は結構な率でメールで送ったことやら話したことやらを忘れられて、一段階前の状況で話を進めていたりして困ります。Aが無理だからBでならいけるけどどう?って話をしたのに、Aでってだから無理って言ったよね?っていう。私、基本的にうっかりが多くて同じことを訊いたり思い違いをしていたりするのだけど、人に二度訊かれたり理解していないと判ると苛立つという厄介なところがありまして(自覚はしてる)。別に彼女は嫌いではないのだけど(嫌いな人と友人付き合いできるほどの度量はない)、たまーに、このまま縁切ったろかいな、とか思います。しかしまあ、私があからさまに機嫌悪くしてたりさらっと冷たいこと言っても怒ってもないんだから、それはそれで凄いなあ、とも思う。
 実際、私の友人連中っていい人ばかりだよなあ、という。いやだって、私だったら私とは友達になれない気がする。

2010 年 3 月 12 日 何故か今月がそろそろ終わるつもりでいた。

 …いや。本当、何故だか判らないのだけど。さっき気付いた。まだ半分来てないのに…?

 今日は、くしゃみ連発するわ眼がむず痒いわ熱っぽいわ寒気するわで、花粉症かアレルギー性鼻炎か風邪かどれだ、どれでもいいから何とかしてくれ!と思いながら仕事してました。
 ほんっと、参った…(没)。
 午前中は、くしゃみ止まらんー程度で済んだのだけど、ご飯を食べ終えたあたりから、妙に寒い、寒いよ、というのに加え、足元は寒いのに上半身は暑くて頭もちょっとくらくらする、という状態に。
 途中、たまらず缶のミルクティーを二杯立て続けに飲んでました。私の調子悪いときの対処法は、飲む、食べる、眠る、ですとも(原始的)。午前中からみょーにお腹すいてたのもその予兆だったのかな。私、軽度の体調不良のときは、大体食欲増進します(だから食欲がないと重症)。
 家に帰ったら、多少寒い、という感覚が残っただけで平気…。あ、ご飯とお菓子はがっつり食べました。お腹は、本当にすいてたようで、パスタの揚げ菓子(元がパスタなだけにお腹にたまる)をそこそこ食べたのにごくごく普通に夕飯も食べてました。…どこの運動部員(笑)。
 こういう症状はたまにあって、例外なく会社にいるとき。で、翌日にはけろっとしてるのですが、毎回そうとは限らない(本当に体調を崩したとき)もあるかなと、いつもびくびく。明日はどうなるんだ。明日明後日と友人との約束があるのだけどな!

 テレビを見ていたら、「誰かが私にキスをした」だったかな、映画のCMが流れていまして。
 記憶喪失になった私の前に三人の恋人が現れて、というあらすじを聞いて、ん?と。これって…『Kissの事情』のシリーズの一遍のあらすじ? と思って作者のブログにいったものの、そういったことは書かれていないので、ただの偶然だったようです。
 そう言えば来月は、その漫画家のコミックが二冊同時発売(一冊は過去の作品の初単行本化)で、とても楽しみ。多分、この人の漫画は恋愛メインでも読めるぞ?とはじめて思った漫画家ではなかろうか。単行本になっていない作品が結構あるので、出ろー出ろーと念じ続けています(笑)。結構そういう人がいるようで、だから今回の単行本化にもなったのだろうなあ。今の作品も好きだけど、昔のやつも好き。

 メールマガジンが休刊になる前に、と、方針(?)を切り替えて掌編を書くつもりでいたら、返却期限に迫られての読書週間にどっぷり嵌り、書く時間が取れない。掌編だから、何時間かあれば書き終えられるだろうに…(無駄にネット彷徨っている間に書けばいいのに)。
 とりあえず何かしら発行してしまえばいいだけの話ではあるのだけど、読者として、ただの延長のためのメールマガジンはがっかりするから、何か、と。うーん。
 ところで「台風の目」よりも何十年か後の話が書きかけで止まっていて、それの続きどうなるかなーと考えていたら、横滑りに横滑りして、キールの奥さんとの馴れ初め(?)書きたい、とかいう謎の袋小路に突入しました。でもそれ書くなら本編先だ。「台風の目」の話として置くには何か違うし。
 あとは全然関係のないところで、NEWSの新曲聞いて、淡くて果敢ない恋愛物の短編(掌編でも可)書きたい、とかいうわけのわからない事態に。あー、大学時代ならきっとすぐに書いてたのにな。多分このまま流れてくだろな…。

2010 年 3 月 13 日 無事でした。

 やはり一日限りでした。体調不調。…だから何なの?(困惑)

 仕事の後で、「シャーロック・ホームズ」を観て、イギリス、イギリス!と盛り上がってイギリスパブ風のお店に行って来ました(笑)。
 映画、全く期待していなかった、どころかむしろマイナスイメージを持っていたせいか、物凄く面白かったです!(どんな現象)
 詳細は色々と楽天のブログでぶちまけているので、まあいいや。←
 とりあえず、ホームズがワトスン博士の結婚に拗ねてひねて、っていう印象が強すぎた(笑)。でも、ワトスン博士も面倒見はいいのだけどそれなりにいい性格をしていて、これはこれで楽しかった。
 というか私、ホームズって全作読んだか覚えてないし読んでいたとしても大半が小学生のときに読んだ児童書だから…まともに読み直したいなあ、と思いつつ、気になる新作を追っていたら古典にはなかなか手が出せない…。うううん。

 ところで今日、何故か事務所で昔話の話になって、先輩が面白いほどに知らなくって面白かったです。(どこの作文)
 …それとも私(ともう一人の人)がそこそこ知っているのが珍しい? どっちだ?
 でも、小さい時分に覚えたやつって結構残るからなあ。私、中学生はじめくらいまでに昔話や伝説やグリム童話やをたくさん読み漁っていたからなあ。今も好きで読むし、漫画や小説にはそういったのを題材にしているのも多いし。…というのが、私の知っている理由、なのですが。
 それにしても、ああいった話って面白いのですよね。物凄く離れた場所で似たような話があるとか、こういった話が違うところではこんな風に変わってるとか、…民俗学やりたいなあ。フィールドワーク(現地調査)、驚くほど向いてないと思うけどね私!
 そんなところから飛躍して、「夜が明けるまで」の後年の話で少し考えていたものがあるのだけど、それ、昔話を下敷きにしようかなーとか。そもそも、妖怪の掛かってくる話だから素地はあったし。あー、こうやって考えてるときが一番楽しいかも。  

2010 年 3 月 14 日 薄い晴れ

 ちありさんと遊んで来ました。
 とりあえず姫路城登って、カラオケ、ということでお城に。
 いやー…工事の前にってことで、駆け込み観光客が増えてるってのは聞いたけど…多かった。あそこにあんなに人がいるの、はじめて見たかも…。
 大体登城開始と同時に行ったのですが、流れ作業のように漫然と天守閣まで行って降りてきてみたら、入城制限が。でもって、外に出たら、今入ると見終るのに二時間くらい掛かりますよーっていう看板が。
 凄。
 カラオケは、フリータイムで。で…声張り上げすぎたのかなあ、揃って声が出にくくなってしまって、少し早めに切り上げてきましたー。
 ていうかね…今日、薄着だったかも。家帰ってきてから、ちょっと寒気が…(没)。喉が痛いのは風邪の前触れなのか使いすぎなのか判らん。しかし何やってんだろ私。
 ちなみに、今日会おうって言っていたそもそもは、私がちありさんに頼んでいた買い物を受け取ることだったのだけど…すこーんと忘れ切っていて、渡されて、「?」となってしまった。←

 『王への手紙』…騎士叙任間近の少年に訪れた使命。
 これは…いい話だ。うーん。正しい話、という感じ。
 言ってしまえば定番の話。少年の元に厄介事が持ち込まれて旅に出る、そこで友人や仲間や敵や危機やの様々に巡り合って本来在るべき場所に(成長して)戻って来る、という。だけど、と言うかだから、と言うか、面白いですよこれ。えっと…正しい話(二回目)。作者の本国で児童書の大賞の大賞に選ばれているということだけど、さもありなん。古きよき物語、の感じがある。でも、お行儀よくって大人は薦めたがるけど子どもとしてはうーんどうかな、というのではなくて、子ども自身が「面白い本」として挙げそうな。
 ヤロとマリウスの話が好きだなあ。
 何か、いいらしいって話はちらほら聞いていて、でもその波(?)が去っていて、図書館にいつでもあるものだからついつい後回しになっていました。ようやく読めた。…けど、続編を読めるのはしばらく後のような。

 『つづきの図書館』…絵本の中から出てきた登場人物が気になった子どものことを知りたがる。
 裏寂れた図書館で働くなったことになった司書の前に現れる、絵本の登場人物たち。
 悪い人(?)ではないのだけど、いつのどこの誰とも知らない人の続き(その後)がどうなってるか知りたいんだ、とせがまれても、実際、困るよなあ(苦笑)、と思ってしまった。
 児童書なのに、主人公が中年女性で少し吃驚。珍しい…気がする。
 司書の困惑も気にせず好きに行動する絵本の中の彼らと司書のやり取りが楽しくて、それだけに、あの終わり方…。いい区切れではあったし悪い終わり方ではないです。でも、何と言うか…どちらかの意思ではなくてそこには何の悪意もないのに、ぷつりと断ち切られてしまったところが、実際にもよくあることだけど、遣り切れない。そんな簡単で単純で、取り返しのつかない。

 図書館の本がー。
 今、限度まで借り切っています。二人分のカードを使って十二冊。で。…まだ、予約確保できている本が数冊図書館に…。
 明日には、三冊返して三冊借りて来てもらうけど、それでもまだ数冊残る計算。それを、今週中に読んで借りて来てもらえるのか。週末は旅立つのですが!
 あー…かつてない読書期間に突入しますー(自業自得)。

2010 年 3 月 15 日 幽霊でも飛んで来そうな生温かさ

 雨が降ったり止んだりー。帰りに、やった、止んでる!と思ったのに、走り始めたら強弱をつけながら降ってきました。おのれ…。

 『狐憑きの娘』…水死体の幽霊。
 …甚十郎、いい奴だなー…。是非ともいいお嫁さんをもらってほしいところだけど、このシリーズが続く限りは難しいんだろうなあ…(爆)。
 毎度毎度、事件のからくり(?)もだけれど、怪談話が楽しみです。いやあ…怖くないから、この怪談話(え)。淡々と文章を読んでいるだけからか、創作だろうしと思うからか、少なくとも私は怖くない。でも、話としては面白い、ので楽しみです。
 狐憑き云々は簡単に読めてしまうけども(むしろお父さん気付くべきじゃあ)。
 何気に、「勘定方だ」に笑いました。実際そうだけども。事実を言っているのに笑えるってどうなのというところだけども。…そうか、状況が既に可笑しいのか!(違)

 図書館にて。
 父に、返却と貸し出しを頼んでいました。…しかし私次にあの最寄図書館に行けるのいつだろ。休みが休館日と被ったり出かけたり。
 で、返却の際に、本の確認をするのですよね。頁めくって。
 私はあれ、挟まっている物がないかの確認と捉えています。実際、栞代わりに物を挟んでそのまま忘れてるってことあるしねー。あれは、挟んでしまった方も挟んだまま返されてしまった方も困る。
 が、父は、汚れたり破れたりしてないかの確認と取ったようで…。
 実際がどうかは知らないけど、ああなるほどそうも見えるのな〜と思った一件でした。まあそれやってたのが割合無愛想な人だったからってのもあると思うけど…。
 図書館と言えば、昨日行ったら多少話す館の人がいて、私の姿を認めるなり予約確保済みの本を用意してくれていた(笑)。しかもそれ、多すぎて予約本の棚に収まってなかったっていうね。(図書館整理のお休みが終わってはじめての日曜だったからそもそも予約確保されている本自体が多くなっていただろうと思うけど)
 で、今週中に受け取らねばならない本は残り四冊(今週はこれ以上増えないでいてくれ…)。それを借り切っても、十二冊借りてるってことで。…。読みきれるのかな〜。

2010 年 3 月 16 日 睡魔は脳の奥から。

 …眠いっす。眠いってーか重く疲れてる感じ。やー、疲れてると酒の効果(?)は覿面。

 『桐島、部活やめるってよ』…高校生たち。
 題名の桐島君、名前しか出てこない(笑)。どんな人かって描写すらないよー。面白いな、「ゴドーを待ちながら」みたいな?(私これまともに観たことないけど)
 まあその桐島君のいる高校の、ある五人の生徒たち。桐島君とは友達だったりただ名前しか知らなかったりそれすらよく知らなかったり。五人の独白で、それぞれに桐島君が部から去って前後した時間を描いています。
 …皆が一様に人間関係の「上下」を気にしているのは不思議な感じがするけど…あれでもそんなものなの…? 辻村さん読んでても思うけど。おそらく私は、そこからは圏外で学校生活送ってたよなー、と、しみじみ。まあだから分類するなら「下」にいたのだろうけど。部活を中心とした友人がいたから、一人も別段平気だったしなあ。本音をひた隠しにする日常ってのもぴんと来ない。うーん、私、青春送ってなかったのかなー(苦笑)。
 リベロの彼の感情はちょっと解る。名前の変わってしまった彼女とか。
 題名というか、狙いどころというか、設定が面白いなあ、これ。目のつけどころとしては、『世界の中心、針山さん』と同じかな(一巻のみ読んでの考え)。全くの別物になってますけども(当然)。
 …私がもう少し、一般的な高校生活送ってればかなり共感できたのかも(苦笑)。

 お酒は好きだしちょっとよってる感覚も好きだけど、目にくるのは困ります。あー、文字が読みにくい。

2010 年 3 月 17 日 喋り倒し

 …しまった、スーツクリーニングに出して郵便局行くのすっかり忘れてた…!

 『学校クエスト』…ゲームのモニターに参加した小学生たち。
 ゲームモニターの誘いに乗ったら陰謀込みだった、というのはまあよくある話(いや物語の中で)。
 児童書なのですが、…若干説教臭いのが微妙…。しかしこういうネタが小学生でできる世の中に。あー、今の中学生とかってよほど私よりネット使いこなしててでもって無知なんだろうなー(それは人による)。
 でもなあ。犯人よ、そんな長期に亘る暴走ができるなら精神科行った方がいいよ…。

 『神村企画』…作家を演じる役者。
 小説は他者が書いて、作家を演じるということで選ばれた役者。…でもまあ、そうそう上手くいくことはないよね、っていう話。
 で、結局神室はあの人ってことでいいんでしょうか。しかしまあ色々と微妙だなあこれ。読めるけど、再読はまずないし人にも薦める気はないなあ。

 今日は、久々に会った知人に色々と喋りすぎた…。あの人たち、がっつり聴く体勢に入ってくれるものだからつい。
 そして、昔話はやっぱり大体がうろ覚えなのかなーって結論(笑)。

 …ところで、図書館の本がー!
 予約確保済み本が四冊だったのに更に増えて八冊とかどういう嫌がらせー?!(違)
 ええと…これさ…さすがに、読みきる自信ないわー…。どんなペースで読めって。速読技術なんざ持ち合わせてませんぜ親分(誰)。
 どうしてこう…半月くらい前まで、あまり読む本なかったのにー! 
 ううん。東京行き、さすがに図書館の本持って行くのはまずいかと買って読めずにいた新刊二冊を持っていこうかと思ったけど、図書館ので行くべき…? でも、なくしたり汚したりしたら問題だものなあ。

2010 年 3 月 18 日 ぐだぐだが常

 出立が明後日で今だに色々と決まらなすぎというのはさすがにどうしたものか。
 っていうか何も考えてないよ!
 さっきになってようやく、朝ごはんの話とか、集合どうするのかって話とか(笑)。
 ていうか二日目に遊ぼーって声かけときながら話うっちゃってた人とか! ごめんなさいごめんなさいごめんなさい! 返事なかったらどうしよう…(没)。
 …むらがありすぎるのだよね、色々と…。

 今読んでいる本が、面白い!というものではないけどそれなりには面白く、でも時間がかかるという困りもの。
 本の山が待っているのだけどなーあー。
 とりあえず、明日中には読みきるか放棄するかの見切りをつけないと。流し読み…は、出来る自信がないなあこれは。結構文章しっかりとしているのだよね。もっと時間のあるときに手に取りたかったなあ…かといって返してしまうともう一度借りることはなさそうだし。

2010 年 3 月 19 日  人を呪わば穴二つ

 何か…誰かに何かしたっけか私…って聞きたくなるような天気予報。
 でもそれを父に言ったら、そりゃあ何千何万といれば誰かは何かやってる、と言われました。まあそうだけど。…密かに、ピンポイントで私に理由があったら厭だなあ(天気でそれはない/笑)。

 『阿修羅の西行』…西行と源氏と平氏と後白河院と。
 著者があとがきで書いているように、ある程度は源平合戦の語り直し、なのかな…? そのあたりのことも西行のこともよく知らないので何とも言えませんが。
 まー実際には一人の人物がそこまで関わってたことはないんじゃないかと思うけど(それだけ関わってたら抹殺されてそう)。
 とりあえず、作者が西行が好きなんだろう、ってのはよくわかりました(苦笑)。面白いといえば面白いけど…うーん。

 会社で、社長室(と言いつつ社長が在中しているわけではない)から漂ってくるタバコに殺意を覚える今日この頃。
 だーかーら、吸うなら閉めろっての(常に扉は開放)。それでなくたって事務所の空気って溜まってんのに。余計なものを増やすな、と思うのですがね本当…。一度、吸うなら閉めてくださいって言ったけどせいぜい一月ほどしかもたなかったよ。
 敵は、社長ではなく常務という…社長も吸ってるけども。一人きりで吸うならそれこそ自己責任だけど、周りを巻き込まないでほしい。密室で吸っててほしいものだ。でもまあ本当に密室で吸ったら酸欠で死ぬけども。

2010 年 3 月 24 日  帰宅はしています。

 一泊二日の夢の国に行って美術館も行って来るぜ、な旅からは帰って来ました。
 私が拾うとネタを再現できないのが悔しいくらいに色々と笑いどころと突っ込みどころのあった二日(夜行バスも入れれば三日)だったのですが、備忘録に書き連ねておきたいのですが…時間がなさ過ぎる(主に読書的な話)。
 せめて、今月中にはー。でないと忘れる、忘れるーっ。
 とりあえず、ごめん夢の国、鼠王国、河鍋暁斎記念美術館のミュージアムショップの店員さんとボルケーゼ美術展?(うろ覚えすぎる)での友人の突っ込み鑑賞が全て持って行ったよ!
 つまるところ、私にとって夢の国はアトラクション施設よりも美術館博物館…?(そんなオチ)

 『冥談』…幽冥の境に位置したような短編集。
 うーん…幽霊の出ない怪談話、のような? 実のところ読んだのは数日前(出立前)だったため、一遍一遍をはっきりとは思い出せない(爆)。でも印象としては、夏目漱石の『夢十夜』。雰囲気というか、本当に、(私の)印象だけなのですが。
 幽霊も出ていたような気もするのだけど、別に、だから怖い、というのはなくて…状況というのか、主人公がそう捉えているという事、が怖いような。えっと、結局怖さってのは主観で、だから怖さを体感するとしたら、状況を体験する(疑似体験含め)か、体験した人の感情に同調するってことになるわけで。個々に収まっている短編は、全て一人が足りだから、語られる状況も怖いかもしれないけど、私には、語り手の心情が怖いような気がした。
 でも、「怖い話」としては『数えずの井戸』が勝ったなあ私としては。しかしこれ、怖がらせようとして書かれたわけではないのかな、何か違うような気が。

 『強毒』…謎の病原菌。
 怪我をしたスケート選手が謎の院内感染を起こし、調べていくうちに、人為的に作られた殺人ウイルスと知れて…とまあ、助ける方法を探して関係者が走り回る話なのですが。
 しまったこれ二作目ー!(笑)
 これ一作でも独立した話なのだけど、色々と、前作からの流れの主人公の背景がよくわからず終い。まあいいけど。
 うーん、実はこれ、あまり好きではないです。あぁ作者男性だねぇ、って感じが満遍なくあって…。主人公は女性で、有能だけど過喚起発作という問題(?)も抱えていて、それなりに弱さも見せるし感情的になったりもする、後援者がいて一応機転も利く。…読んでいて、これって男性の考える強くて魅力もある女性なんだろうなあ、と…。どうにも、問題が片付いて終幕になっても、ああそう良かったね、という…かなり距離を置いてしか読めなかったなあ。
 ああ、全般に、登場人物が薄っぺらく思えたのかも。

 『マタタビ潔子の猫魂』…猫に憑かれている女。
 ダ・ヴィンチ賞受賞作で、憑き物だのなんだのという話のようだったので読んでみたのですが。こちらはこちらで…あぁ作者女性だねぇ、っていう…。
 正直、これで受賞デビューってことは他はよほどだったのかな、と思えてしまうのだけどなあ。
 うじうじとする素っ頓狂な主人公(三十手前の派遣社員)も、それを傍観しているつもりの語り手の猫も、ちょっと鬱陶しい。コメディーのノリを出そうとしながらそこまで突っ走れていないのも、何だかなあ。

 『甘栗と戦車とシロノワール』…人探しからヤクザ絡みに。
 高校生探偵(といっても華々しい事件解決なんてものではなくて単に亡くなった父の事務所を借り続けているだけ)の二作目。…そーいや前作もだったのか。少しばかり苦い終わり方なのは、帯に引用があるように、方向がハードボイルドだから?
 主人公の、冷めているようで地味に熱血、鋭いようで鈍すぎる、といった感じが結構好き。しかし、この主人公も今回の依頼主も、いい子だなー。当人たちは確実に否定するだろうけども(苦笑)。
 設定の大筋(?)としては、米澤さんに被るのに、あそこまでの突き放した冷静さ、はないのだよねえ。そこが良くも悪くも。あれはあれで好きだし、こっちはこっちで好き。
 それにしても、表紙に騙されて(?)、主人公の外見が上手く思い浮かべられない(笑)。だって、表紙の感じだと小動物系のような気が。
 …あ、自分の能力をさほど評価せずにいて、尚且つヤクザさんにスカウト受けてしまうところが、マコトのような(笑)。

 眠いなー、と思いつつ、「グッジョブ」のために起きてます。
 このドラマ好きー。全五回、すべて再放送してくれたらよかったのに。前見たときは大学生だったか転職前(販売員)だったかだったはずだから、今見ると感想変わるかな、と思ったけど、やはり面白い。いいなあ。

2010 年 3 月 26 日 眠い…

 うーん、眠いよー眠いよー。
 でもやっぱり、「グッジョブ」見たいです…うう、何故撮れないんだビデオよ…(没)。

 『コロヨシ!』…スポーツとしての掃除を巡り。
 掃除というのが、特殊な競技としても存在する世界。いやーいつもの如く、この人の描く世界は少しずれていて、でもそのずれ加減が絶妙。でも長編ということもあってか、競技説明が入るからか、今までよりも差異が目立ったかなー。
 マイナー部活ものというのは色々と種類があるけど、これも一応はそれなのかな。「掃除」って競技の動きがいまいち想像できてはいないですが実は(爆)。
 でもまあ定番は押さえているわけです。葛藤や切磋琢磨や友人や先輩後輩との関わりや謎の部活顧問や、とか。
 しかしこの人の小説は、結構繋がっているわけですが。書いている小説同士が関連している、というのは多々あるけど、この人の場合、歴史小説で違う人が同じ時代を題材に選んだような、確固とした背景があるような。そのうち、複数に跨ってる状況を総括しての話も出るのかなー。

 『メグル』…大学で斡旋されたバイト。
 斡旋されたバイト先での、不思議なめぐり合わせ。
 バイト内容「食事」の話が、ちょっと好き。餌やりは…怖い…しかも「人間が一番怖い」オチか…(蒼)。最初と最後の話が。一話目はうっかり会社で読んで泣きそうで、最後は家でよかったー。

 あー、本が溜まってるー。読みきれるのかなあれ。
 書きたいってのもあるけどもまあそれはいいか…こうやって有耶無耶に消えていくのかなーって思うとちょっと淋しいけど、それならそれで仕方ないか。

2010 年 3 月 28 日 ひと段落?

 図書館の本の話。
 いやまーそれでもまだ十冊そこそこは借りていて、返却期限一週間後とかだったりするのだけどね! でもまー予約確保の本が一週間後に借りればいい二冊だけってので大分落ち着いた。
 何と言うか…何だったんでしょーね、あの嵐のような…何だってそんな示し合わせたみたいに一気に確保できるのだか。も、もーちょっとばらけていいよ?
 あー本気で速読…できないだろうなあ、最近になってようやく気付いたけど私本読むのそれほど早くない。

 『感染広告』…バドバーク、と叫んで死んでいった人たち。
 あるビールの宣伝を行ったところ、その商品名を叫んで飛び降りたりした人が出た、ということで問題になって、という話(?)。
 んー…何故そうなったのか、っていうの自体は、知ってればすぐに見当がつくこと、でした。もうちょっと捻りというか何か呪術的なものでもあるのかしらん、と思っていたら素直にそのままだった。あれ。でもそれだけに、現実的というかもしかしたらあるかもね、という感じで。
 まあ、素直な文体で読みやすくはありましたよ。主人公とその恋人が「いい人」だったから読後感も悪くないし。というかまあ、別に「悪人」はいないからなあ。

 『雪見酒』…白縫さまのシリーズ。
 冬、でした。まあ題名からしてそうだけども。てか二連続で斬られて川に浮かんで大丈夫か…(苦笑)。
 段々と、手下たちが独自に動いていっているなあ。いいけど、白縫さまの出番が少なくなっていく〜。ラスボス的な。

 『私の家では何も起こらない』…丘の上に建つ幽霊屋敷。
 ウサギ穴云々とあるから、イギリスなのかなーとぼんやりと思いながら。一編一編はさくりと短いのだけど、何かみっしり。雰囲気あるよなあ。
 大工さん(?)たちの話がちょっと面白かった。どれも面白くはあるけど、一編だけ系統が違った感じ。

 ではまあ備忘録。
 ディズニーランドに行って美術館に行ってきた話。同行者は、一日目が舞ちゃんと楓くんと遠山で、夜に稲さんと合流、二日目の午後から趙さん(仮)でした。

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 私が仕事があったため、土曜夜に夜行バスで、という段取り。姫路駅で待ち合わせて、雨天を気にしながらバスはどれだーと移動。
 乗り込んだバスは、次に三宮で人を乗せて、以降は二度トイレ休憩を取って三箇所で人を下ろしていくということで。
 で、何故か、バスに乗って舞ちゃんに「酔ったときに食べ」とチョコ菓子をもらい。…逆に気持ち悪くならんか? と、楓くんと言うのだけど、譲らず。
 どこでだって寝られる自信はあったのだけど、バスが止まる度に目を覚ましていたから、眠りは浅かった模様。そして腰にくる…(没)。
 外は雨が凄くて、一応、合羽と傘は持参したものの止んでくれないかなーと願ってました。

 朝、到着が遅れるということでじゃあ現地合流予定の遠山の方が早く着くかな、と言っていたら、強風で電車が止まるという事態に。バスも、途中で見かけたけど長蛇の列。結局着予定よりも一時間ほどは遅れたはずだけど、私たちの方が早く着いたのでした。
 とりあえず朝ご飯食べよーと持参していたパンを齧っていたのだけど、ポテト牛カルビはまずかったようで。…吐くかと思った…。寝たら落ち着いたから良かったものの。

 到着して入国ゲートに。幸い雨の心配はしなくても良さそうで、ロッカーに荷物を預けて入国。
 持ち物検査(係の人がカバンの中身をざっと視認)もあったけど、私のカバンは黒で、そのときの中身は上着や財布、眼鏡ケースなどなど、ほとんどが黒。…果たしてどれだけ判別できたのか(苦笑)。
 因みにこの時点で、ネズミーランドに来たことがあったのは楓くんのみ、そして私はガイドマップすらろくろく見ていない状態(爆)。中ではひたすらに人任せにしていました。←
 楽しみだったし楽しんではいたのだけど、こう、遊園地って、土地を回る観光よりも歴史踏まえていた方が面白いよ、ってこともないし…。

 とりあえず、と、比較的待ち時間の短かった「スモールワールド」に並ぶ。…これ、何故だか私はずっと「リトルワールド」と言っては楓くんに突っ込まれてました。そして今もリトルワールドって思った。…一体何がそうさせる。
 水路に浮かんだボートにのって、世界各国の民族衣装を身に着けて歌い踊る人形たちを眺めるアトラクション。

 そこを出て、そろそろ遠山着くかなー、じゃあ売店でも覗いてよう、ということに。耳を買おうぜ、とか(笑)。あれです、ミッキーやミニーやの耳。
 海賊があるなーとか、売っているのは見なかったけど、目立つところではニモの被り物とか角のついた魔王みたいなのとか色々ありました。眺めてるだけで面白い。
 そこで合流した遠山は、いきなり「どれ買う?」と、購入前提で訊かれたという(苦笑)。
 結局、私がヘアピンで留める式のミッキーの耳、舞ちゃんがカチューシャのミニーの耳、楓くんがカチューシャのグルービー(だっけ?)、遠山がヘアピン式のプーさんの耳。
 因みにこの耳、四人の間でぐるぐる回すことになったのだけど、そして楓くんがどれも見事に似合っていたのだけど、遠山のミッキーの耳に大笑い。似合いすぎ。尻尾はないのか尻尾は。いやー、あれですよ。猫耳とか人+獣耳の組み合わせの絵って結構あるけど、実際やると違和感がありまくるわけですが、遠山のあれはなかったって言うか…(笑)。
 それにしてもあのあたりは、大人っぽいおねーさんやおっちゃんとかも耳が生えていて、面白い空間でした。
 いかれ帽子屋の帽子でもあったらほしかったのだけどなあ。残念ながらアリス系は、ヘアピンのチェシャ猫(しかしあれが頭の上にいたら妙な感じだと思うけど)のみでした。実写映画のアリスをやってからだったらもっと色々あったかなー。

 色々と、どのアトラクションに行ったかはうろ覚え。
 まあ地図とか広げたら判るのだろうけど。どんなのだったかも覚えてるけど。とりあえず、「スペースマウンテン」と「ホーンテッドマンション」は名前も覚えてる。他には、待ち時間が短いからってのでいくつか行って、並んでいるのがほぼ子ども連れのダンボとか。
 
 お昼は、私がアリス、赤の女王、と騒いで赤の女王がモチーフのところに。やー、ここでも並んだ並んだ。
 ここに「アンハッピーバースデーケーキ」という小さなホールケーキがあって、「何でもない日おめでとう」という言葉を添えてくれるという(笑)。アリスのお茶会。
 そういえば食器が、全てプラスティックでした。子どもが多いし、あれだけ人がいたらぶつかりそうにもなるだろうしねー。

 昼に一度と夜に一度、パレード見物。
 ディズニーキャラクターがパレードしていくのだけど、あれ、そのキャラクターの間を踊り移動する人たちも大変そうだねなんて話していたら、楓くん曰く。
 あの人たちにも熱心なファンがついているのだそうな。いやーすごい。
 そう言えば、アトラクションやお店のキャスト(スタッフ)さんたちの衣装も面白かった。原色が多いのはやはり、目立つため、でしょうかねー(客と混ざると紛らわしい)。

 「スペースマウンテン」は、楓くんがジェットコースター系が苦手ということで私と遠山とで乗って来たのだけど、面白かったー。きれい。
 スペース、というだけあって宇宙空間を連想させる星空のような光に満たされていたのだけど、暗闇に星って。綺麗ですよそりゃあ。実はレールとかも見えてしまったようだけど、私は裸眼だったので、全く見えませんでしたともー。
 それにしても、結構上下で人の声が聞こえたけど、どのくらいの数が行き交ってるのかな。よくぶつからないものだ。

 そう言えば、楓くんが唯一乗れるというジェットコースター(ドナルドダックの家の横)にも乗ったのだけど、そのときに。
 両手を離して楽しんでいる人もそこそこいて、「きゃー」なんて黄色い悲鳴も上がっていて、そこから、あんな悲鳴出せんなあ、それに夕方やからか結構元気ないよなあ、よしここは盛り上げな、とか何とか、わけのわからない事態に発展して、舞ちゃんと楓くんが「叫ぶぞ」と意気込んだのですが。
 声の調整をしている舞ちゃん。そこで、喉には「ま」の方がいいんだよというはなしになって。
「よし、まーっ、って叫ぶ!」(何故そうなる)
 …実際、後ろで「まー!」って叫ぶのが聞こえて、疾走感とか何よりも、笑いを堪えるのに必死で…(笑)。いや、堪えなくってもいいけど、げらげらと大笑いも出来ないしで、大変でしたよ。

 夜はもう、気温は下がるわ風は吹くわで寒くて寒くて。
 そして、閉園三十分ほど前で待ち時間がほぼゼロになっていた「リトルワールド」に、そういや遠山行ってなかったんよな、ってことで再度。
 人が少なくなってボートが溜まっていっているからか、最後、数珠繋ぎに(苦笑)。
 しかしここで、「人形の中にピノキオがいるらしい」という噂を舞ちゃんが突き止め。しかも、ボートが止まっていたために楓くんがばっちり証拠(?)写真を収め。

 …土産物屋が。
 出入り口近くにある、お菓子を揃えている土産物屋、レジが凄かったです。長蛇の列にもほどがある、って言いたくなるような。
 どうして、レジが三十もあってあれだけ並ぶのか…。

 結局閉園時間近くまでいたのだけど、並び続けで夕飯を食べ損ねたので、遠山宅で急遽焼きそばをこしらえて、つまみに買ってもらっていたスナック菓子を開け。
 私が通販で送りつけていた酒も開けて。やーっぱりシードルおいしい。…それにしても、その栓を抜くときに「来条がやるのは怖い」ってのは何事だ(少なくとも遠山以外には警戒された。遠山も警戒してたかもだけど見ていなかったので)。ちょっと噴き出したけど、あれは発泡酒だったからだし!
 因みに、到着したのが十一時過ぎだか半前後だかで、稲さんの合流は日付変わってから…?
 共通の友人の葉月ちゃんが結婚するということで、祝いの色紙を書こう、ってのも今回の眼目の一つで、飲み食いしつつそれを書きつつ順番に風呂に入り、寝たのは二時台だったか三時台だったか。

 でまあ、翌日起きたのは六時くらいだったのですがね。
 起きたもののぐずってる遠山と、眠いーと粘りながら起きたら準備は短い私と、他三人はまあ順当にてきぱきと。皆が昨夜のごはん(?)がまだ腹に溜まってる、と言うので、私一人、昨日の朝食用に持って行っていたものの牛カルビにやられて食べ損ねていたメロンパン(白餡入りラグビー型)を食べてました。
 朝食いらないならもう三十分は寝れたんじゃないかーと文句を言っていたのは私です(爆)。
 
 電車に乗って、私一人別行動で、乗り換えの駅でお別れ。
 …あれ、こうやって考えると、約一年ぶりの再会だったのに稲さんとはほんの数時間しか一緒にいなかったのか。いや、睡眠時間入れたらもっとだけど。
 それ以前に、皆、どれだけ振りに会おうと違和感がないのが…素晴らしい、と言っていいのか?(笑)

 今日はこのあたりで。

2010 年 3 月 29 日 月末迫る

 今月は末日を休みにしたので、月末請求がばたばただ…(溜息)。

 『南の子供が夜いくところ』…ある南の島を舞台にした(?)話たち。
 連作、とまではないかないのかな、短編集。どれも「不思議」なのだけど、それが「あああるかもね」って感じに語られるところが好きだなあ。不思議だし度々あることではないのだけど、でもあってもおかしくないような空気がある。
 どれも、恐かったりおどろおどろしかったりもなるだろうのに、その一歩手前あたりで留まってるところが凄い。
 百二十歳のお姉さん、って、凄い表現だよなあ(笑)。でも実際そうなんだろうし。

 備忘録、続き。

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 私鉄に乗り換えて再度JRに乗って、一時間ほど。
 河鍋暁斎記念美術館に行こうとしていたのだけど、徒歩二十分ほど、時間が少し余る、ということでマクドナルドで軽食…ポテトでも、と思っていたのについついセットメニュー。…二度目の朝食になるわけで(爆)。
 さて、あらかじめ地図は二種類印刷して持って行っていたのだけど、見事に道に迷いまして(爆)。
 いやー、地図の見方を間違えていたのですよね。目的地が地図の中心からずれていたのに、中心の印を目的地の印と思っていた。駅からすぐの交番に詳しい地図を置いてます、というのが印刷した地図に付記されていたのに気付いたのは後のことで。あれーないなあ、と、同じところをぐるぐるしてました。
 でもまあ、大幅にずれ込んだわけでもなく、そして元々訪れる人は少ないのか、おそらく私がお客としては一番乗り(苦笑)。

 入館チケットの売り場がミュージアムショップで、微妙に入り辛いっていう(苦笑)。しかも建物の外観が、わりと民家っぽくてさー。プレートがなかったら素通りしてたような。
 しかも、第一〜第三展示室+特別展示室は、私が行くと電気をつけてくれる、という。しょ、省エネ…?(笑)
 展示数はそれほどなくて、どちらかといえば保管と情報発信を主にしているのかなーというのが抱いた印象。行ったときも、図録か何かの打ち合わせをしていたようだし。
 ああ、でもやっぱりいいなあ、暁斎の絵。娘の翠斎の絵もあったのだけど、こちらの方が繊細な感じ。
 特別展も良かったです。名前忘れたけど(←)。色使いも風景も温かくって優しくって、笑いながら観てた気がする…(怪しい)。
 ところで、特別展示室まで行ったら第三・第二を通って出るしかないのだけど、戻ると絵にカーテンが。ああ…日に当たると劣化するものね…。

 で、ミュージアムショップ。
 前から画集が欲しかったから、何か買おうかなーと思いつつ入っていったのですが。…期待以上にたくさんあって、絵日記も買おうかとさえ思ってしまった。お値段もそこそこだけどそれ以上に、重さに悩まされるところだった。
 結局、京都の博物館?での展示会のときの図録と復刻本(?)を二冊。と、絵葉書と。
 DVDも凄く気になったのだけどなあ。三枚あって、どれも面白かった(見せてもらった)のだけど、妖怪絵巻が曲に乗って展開されていくのが、ほしいなーでもこんなの流したらひたすら手が止まるよ、とか。
 でまあ、実は、このミュージアムショップで美術館の展示品を見ていた以上の時間を使っていたのでした。いやね…ここにいた職員の方が、とっても面白くて…ついつい話し込んでいた(苦笑)。
 いやあ、一人で行くのどうかなーと思っていたのだけど、一人で行ってよかった。でないと、話は出来なかっただろうし、よほど興味がなかったら同行してもらっても退屈だっただろうし。
 ああ、楽しかった。遠山宅から一時間ほどだから、また行ってみたい気が…。あの職員さんがまた居てくれるといいのですが(笑)。
 …しかし、図録はずしりと重かった…(没)。

 話し込んでなかなか出られなかったのとまた微妙に道に迷ったのとで、待ち合わせの時間から三十分ほど遅れて上野に到着(爆)。
 趙さん(仮)に見つけてもらって合流して、ご飯食べて。…ところで私が県外で待ち合わせると「そこを動くな!」と言われる率が高いような気がするのは何故だ…(笑)。
 混んでなかったら「ボルケーゼ美術展」に行こうか、とは話していたので、向かう…ものの、「上野公園」自体が既に人が多い。これはどうなんだ、と言いつつ向かったら、それほどでもなくて良かったのですが。いや興行的にはよくないけどね!←
 どうにも名前が覚えられなかった「ボルケーゼ」、人名でした。絵画を収集した人の姓だったようで。
 入り端に、で、枢機卿と教皇って何が違うんだっけ? だとか何とか話しながら。…この時点で既に、突っ込みによる絵画鑑賞は予想されていたようなものですよ(笑)。
 「魚に説教をする聖アントニオ」を楽しみにしたら単に聖アントニオの説教を魚までもが聞きに来ている絵だったというので、あの題は違うだろうよ、とか。入ってすぐの絵がどう見ても女性のようなのに体は男性だ(胸がはだけている)、一体何がしたいんだ、とか。「放蕩息子」(聖書にある逸話らしい)はベタ甘親父か、とか。
 私はともかく趙さん(仮)の突っ込みが面白かったのになあ、あまり覚えていないこのお粗末な脳が恨めしい!
 あー、でも、楽しかった。
 美術館や博物館って、素直に鑑賞するのもいいけど、気の合う友人や博識な人と色々と話しながら観て回るのが好きです。うるさいと怒られそうではあるけど。

 あとはお土産を見繕って帰ろうかな、ということで、東京駅まで引率(爆)してもらい、以前その辺りでバイトしていたということで、かなり、案内してもらいました。
 いやあ私、一人で東京駅ふらついてたら同じところぐるぐる回ってる気がするよ! 表示板があるし人がいるから、乗りたい電車には辿り着けるだろうけども。そういった点では、中都市の方が迷子になりやすい。
 それにしても、三連休最終日というのもあるだろうけど、土産物に行列って。変り種かりんとうも購入したのだけど、二十分待ちくらいで、それも短い方だとか。唖然。
 なかなか通路を渡れず(人の切れ目がない)、ぼーっとしてたら、趙さん(仮)に無理にでも進まなずっと渡れん、と言われましたよー。都会っておそろしい(笑)。
 何種類か購入して、あとはお茶をして色々と話し込み。あのお店、仙台旅行行ったときにも寄ったな、そういや。
 ついでに向かいのお店で駅弁を購入したのだけど、そのとき惹かれたのが、缶入りワイン(笑)。でも、鯛めしにワインもなーと諦めたのだけど、かつサンドとワインでも良かったかも(笑)。
 まあ飲み物はペットボトルのウーロン茶があるし、と、別に甘いものがほしいなあとバナナ牛乳を買ったのだけど、趙さん(仮)に驚かれた。で。よくよく考えたら、あれで鯛めし食べると思ったよなあ。その前にワインはなあ、って言ってたのに、バナナ牛乳かよ、っていう。…違う、違うんだ…! と気付いたのが家に着いてからで、今更そんなくだらないことをわざわざメールするのもなあ、ってことでそのままにしてますが。お米をバナナ牛乳では飲まないよ私(ここで主張してみる)。

 帰り道、三時間近く一人きりだしということで本を三冊持参していたのに、揺れの酷さ(とあとは多分寝不足含む体調不良)にほぼ眠ってました。本一冊でよかったよ(いつものこと)。
 ついでに、三人がけの真ん中で外に出にくかったので、父に迎えに来てもらうために、姉経由でメールを送ってました(苦笑)。だって、父はメール機能つけてないし母にメール送っても返信がない(多分送れない)から、連絡が着いたかどうかが判らないし。
 姫路に着く直前に、舞ちゃんから着きました、とのメールが来て、一時間後のに乗るのじゃなかったっけ、ていうかもう着いた? 一本前があったのかな? と考えていたら、改札で遭遇。一時間早めて、同じのに乗っていたそうな。
 メール送ったらもしかして一緒のに乗ってる、とかって反応あるかと思ったのに、と言われたけど、いやあ…私そもそも、携帯電話のメールは必要最低限しか使わないし! 打ちにくすぎるよあれ!

 そんなこんなで帰宅して、翌日はちょっと体調崩してました。
 でも、最近では体調が悪くなりそうと察したら、よく食べて水分たっぷり摂ってあったかくしてなるべく早く寝る、を心がけているので、どうにかこうにか過ごせています。人数の関係上、迂闊に休むと休日だったはずの誰かに出て来てもらわないといけないなんてことになるし、それを回避して出て行ってミス連発しても厭だし。
 …一年くらい夏休みがほしい…(まだ言う)。

2010 年 3 月 30 日 そうだ、京都行こう

 …旅立ちたい(爆)。
 いや現実の話、この間行った美術館で京都でやっている展示のただ券をもらったので、休みの日にでも行って来ようかなーと。どんな内容なのかよくわかっていないけれども(おい)。
 そう言えばこの間、ネットの記事で一人でも生きていけるのではないかと思っている云々、といった見出しがあったので読んでみたら、何か、見出しと入り口と引用する事例と結論が見事にちぐはぐで、なんだこりゃ、と思ったものです。結婚しなくても一人で生きていけるんじゃないかと思っているような人が増えて云々、という導入で、真っ暗闇に一人でいるという実験をやったら幻覚を見たりの不調をきたして二日ほどで中止を申し出る、なんて事例を引用し、一人で生きていけると思っても案外ネットや何やで人の関わりはある云々、といった結論。…これ、文章添削受けたら物凄く点数悪いと思うけどなー。
 とりあえず私は、日々読む本と話のできる友人やら家族やらがいれば生きていける気がする。なのでまあ、独居老人になって身近に友人もいない場合、ひっそり死亡してるだろうなあって未来も簡単に想像できて厭ですが(苦笑)。自分が家族を作るって想像は今のところできないでいるんだ…(没)。
 京都ー。
 別に今は観光したい場所も特になくて…奈良に行きたい奈良に、でも日帰りはちょっとしんどくて…うーん、適当に古本屋(と言っても大体新古書店)歩いてこようかなあ…(それどんな旅)。

 書きかけの話を結末までもって行きたいなー、と思いつつ。
 視力のいい人が度の入った眼鏡をかけたら(度の強さに応じて)見えないはずのものまで見えるって設定はどうだろう、とか、ふっと考えていたりしました。いやその前に書き終わろう私。
 どれだけ勢いがあっても、七割くらいまで書いたところで止まってしまう自分に吃驚です。どんな習慣だそれは。中篇くらいなら、それでも勢いで書き上げたこともあったけど…。
 多分一番の問題は、その「終わり」を待っているのが自分だけだ、というところなのだろうなあ。そしてその結末自体は考えている当人だから見えているわけで。誰か楽しみにしてくれていたらいいのに、とか。まーそれは高望みというか妄言に近い。

 本読みにひと段落してなんとなく気が抜けているけど、そんなことをしていたらあっという間に返却期限がくることは目に見えていて。でも今いち気が乗らない…のは多分先日までの反動で。
 あー、何か軟弱だなあ私。

2010 年 3 月 31 日 月末だ

 あー…また郵便局に行くのを忘れきってた…(没)。

 『叫びと祈り』…旅先で遭遇する事件の数々。
 うわああ…凄い短編集だ、これ。デビューは収録されている一話目ということだけど、まとめて読んだこの本、が、物凄い。うわあ。
 物語の大筋(?)としては、世界の情報を発信する雑誌(?)の記者をやっている男性が…主人公というのか狂言回しというのか、まあ、いて、その取材地で起きたこと、という感じ。二話目は取材ではなく私的な旅行ですが。最終話は旅立ってはいませんが。
 殺人が起きて、犯人は、よりも、何故そんなことをしたのか、の理由が凄くて。殺人の理由なんて、まあ極論勢い、なんてのもありなわけですし、これも極論だけども、どれだけ言葉を尽くしたところで誰しもに納得できるかっていえばそんなことはないと思うのだけど。でもここで出て来る理由は、そこの「世界」で暮らす人の、ある偏った思考に基いてこうなったんだよ、と言われてそれは実感は出来ないけど納得は出来るなあ、という感じが(私だけ?)。
 描写が「詩人」めいていて、有栖川有栖が絶賛、というのに納得。あの人よりも全体との調和が取れつつ。
 …しかし、最後の森野は惚れるよ(笑)。

 永嶋恵美の新作を読んでいて、ああきっと酷い事態が待ち受けてるんだ、と思えてしまってびくびくしています。←
 だってこの人の小説、何冊か読んだけどどれも怖かったのだよー。読後感はそれでも意外にさっぱりしていたような気がするけど(だからまた手を出してしまう)。



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