虚言帳

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2006.4

2006 年 4 月 1 日 捻りもなく卯月

「今日は嘘をつくぞ」
 歯を磨いているときにそう宣告され、「はぁ?」と口の中だけで言った。呻いたような音が出る。
 妙なところで稚気のある彼は、にこにこと、世界平和を祝うかのように笑った。緊張感を置き忘れてきた顔だと、いつも思う。
「だってほら、今日はエイプリルフールだろ?」
「・・・嘘をつかなきゃいけない日じゃないって、わかってる?」
「馬鹿にするな」
 むっとした顔をする。とりあえず無視して、朝食をとることにした。

「嘘、ついた?」
「うん?」
 レンタルショップで借りてきた映画のDVDディスクを取り出して、ふと思い出して訊いてみた。時計の針は、既に十二時を回っている。
 彼は一瞬、思いだすように視線をさまよわせた。
 そうして、破顔した。元々締まりのない顔をしてはいるのだが。
「ついたよ」
「え。どれ?」
「嘘つくって嘘ついただろ」
 沈黙。
「・・・・・・じゃあ、それが嘘だったって言うの?」
「うん」
 「嘘をつく」が嘘なら、やはり嘘をついているから本当のことになってしまうのではないだろうか。矛盾だ。
 だが彼が、あまりに満足そうに笑うので、そう告げるのはやめることにした。
 もう日付も超えてしまっていることだし、大人しく寝よう。

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 ええと。
 私は基本的に、「ユーモア? 何故hを発言しないんだ?」という反応を返します。はい、そんな人間に面白味を求めないように。

 トップと中トップの間に、真っ白の頁を置いていました。
 午前中、メールを見るついでに日参しているサイトに行ったら嘘頁がありまして。楽しそうで急遽参加。White Lieという、中学英語を思い出してそれで。ネタなんて浮かびませんでしたとも。
 来年、覚えていて余裕があってネタが思い浮かべば、もっとちゃんとしたのを作ってみたいものです。成立条件が遠いな。

 高校の友人たちと遊んできました。
 とりあえず集まって「さて何をする?」と、脱線を繰り返しながら話して結局カラオケに。桜が咲いてたらお城の周りを歩きたかったのだけどなあ。
 カラオケ、入ったところが何故か本人映像が出なくて、空いたらでいいから部屋を替えてくれと言って移りました。
 そのあとで、傘を見るのと靴を見るのとで二手に分かれてから合流してご飯。特に期待していなかった(酷)割りに、おいしくて雰囲気のいいところでした。値段もそこそこ。安くはないけど馬鹿高くもなく。何より、お店の人がいい人でした。

 飲み放題に付き合ってくれそうな友人が見つかったので、またそのうち、誘って飲みに行こう(笑)。
 大学時代に比較的会っていた友人たち(高校が一緒で実家居残り組)がお酒を飲まないから、飲みに付き合ってくれる人がいない、飲めない、と密かに焦っていたのですが。良かった良かった・・・良かった?

 随分と前に、内輪で計画したラジオドラマをCDに焼き付けて、ブックレット状のものも作って、今日関係した友人たちに渡してきました。あと一人だけ、送らないと。
 とりあえずこれで、やりたかったことのひとつはできました。やったね私!(しかしこれだけ)

 明日は古本屋に行って漫画や小説を少し処分して。これでようやく、机が広さを取り戻します(置場にしていた)。

2006 年 4 月 2 日 雨が降り

 高校野球、延期になりましたねー。おそらくまともに見られる最後だったのに・・・(没)。

 漫画や小説を大量に(と言っても六十〜七十冊程度)処分して、ついでに十数冊ほど購入してきました。やめれ。
 黙々と読んでいたら、あっという間に時間が過ぎて、未だ薬の名前が覚えられてません。あらら。

 昨日(と言っても日付としては今日)更新した分は、書き終えてからも見直してからも見直し分を打ち込み終わってからも、それぞれ放置していた一本(爆)。
 えーと、シリアス?(訊くな)
 凄く続きそうですが、多分続かないと思います。「少し長めの話」に置いてあるのはそんなのばかり(爆)。
 更新のためにhtmlを打ち込んでいたらいつの間にか四時になっていまして。卒論のとき並に頑張っていたようです。何やってるの私。

 頂き物の更新は、「人魚の言い分」からミーシャ。・・・なぜか私、「人魚の思惑」と題を勘違いしていました。何故だろう。
 随分と長く放置していたのですが、これでまた自慢のネタが一つ(笑)。

 そういえば昨日、思い出して「アルファポリス」に投稿(?)している猫屋の様子を見たら、出資希望が入っていて驚きました。
(アルファポリス・・・作品を投稿してそれが本になったときに一冊千円でほしいと思ったら、購入予約で一票、出資が一口五万で五票、三百票くらい集まったら出版可否の会議にかけるという出版社。出版されない場合は出資や購入予約分のお金を払う必要はなし)
 お一人で出資が五口と購入予約が一口。わー、嬉しいけど三百までは無理そうだから申し訳ないような出費させなくていいような(汗)。
 そう思ってもらえるものが書けてる(のだろう)と思うと、よかったと思いますね。いやそもそもは自己満足なわけですが・・・。

 ところで、今日買ってきた漫画に演劇ものがありまして。演劇というか演技というか舞台というか。
 その系統のやつは好きで、幾つか持っています。とりわけ好きなのは「エデンへおいで」ですが。
 いやまあそれを読んでいて。
 高校時代、演劇部にいたわけですが。一度、役を途中で投げ出して(それでも厚かましくその舞台自体には関わっていたのですが)、部を辞めようかと悩みつつ次の公演では完全に大道具のみ(部員数が少ないからほとんど戦力外。部員以外のお手伝いで来てくれている人と動いていました。舞台自体も客席に座っていたし)。
 その後、とりあえずは復活して役者も何度かやったのだけど、まぁ・・・騙し騙し。多めに見てもらっていたという感じで。
 演技って結局、何をやっても自分の内面をさらけ出すのですよね。周囲がそれに気付かなくても、最小でも自分は気付いてしまう。それに耐えられなかったのだろうなー。

 文章を書いていてもそういうところは多分にあるけど、これは(私の場合は)書いているときにはそれと気付かなかったり何度も見直したり自分と離れたところに存在しているのを見て、客観的に考えられるのですよねー。
 逃れようもなく自分の中に居座っているのと、鏡を隔てた向こうにあるのと、といった感じの違いが。
 後者の、目を逸らしたり違うものだと思い込めたりできる曖昧さがあるから、こっちは続いてるのだろうなぁ、というのが本日の結論(何)。
 まぁ別段そんなこと、考えて暮らしてるわけじゃありませんがね。ふっと気付くと、そうだったのかと納得するような。

 本人すらよく判っていないものとして色々と吐き出すのに、絵や文にするというのは向いてるのだろうなー。
 心理学の現場でも、そういった手法が使われていますね。一時、小説なんて代物を描くのは程度の差こそあれ、心を病んでる奴だなんて認識もありましたし(笑)。

 明日は入社式〜。
 ところで、アンケートなどの項目で「会社員(事務職)」と「会社員(技術職)」に分けられると、販売員の私は「その他」にしか○をつけられないのですが。結構不条理。

2006 年 4 月 3 日 快晴?

 半日室内にいたため、実際のところどうなのか判っていませんが。とりあえず行きと帰りの天気は良かったです。

 入社式。
 えー・・・社長の話に突っ込みどころがありすぎて、全ては無理です、隊長。
 社長が社の来歴や目標、業界での位置などを話してくれたのですが(約一時間半)、心の葛藤(なけなしの突っ込み魂)がうずいて、話が終わったときにはげんなりとしていました(爆)。
 友人が偶然前の席で、どうよと話したり。
 何というか、話すのが好きなのだろうと判る感じのお人でした。悪意がない分ましというか手に負えないというか。

 午後からは、事務手続きや就業規則や届出やの話。
 五時を過ぎてからが、何故か物凄く眠かった・・・昼食後の方が眠くなりそうなものなのに、何故でしょう。

 そういえば、どこだかの会社が毎年出している「今年の新人」評は、「ブログ型」でしたね。去年は「発光ダイオード型」。
 前者は、表面は素直に聞いて家に帰るとブログにいろいろと書くという。・・・いやそれ、型? 後者は、光るけど冷めてる、だったかな。忘れましたが。
 でもまあ、ブログというかあれですよね。友人相手の愚痴話が不特定多数と拡散しただけの話で。

 昨日の更新分、表示が変だということで、とりあえず別窓表示に。「人魚の言い分」も少しおかしかったので、同様の処置を取りました。
 ええとあれ…実は、気付いていました(汗)。でも原因らしきものが見当たらず、「人魚の言い分」で誰も突っ込まなかったので、私のPCがおかしいのかと思っていたら。一体、何がどうなっているのか。誰かhtml詳しい方、発見したら教えてください…。
 別窓にしたら大丈夫、というのも判らないのですが。もしかして、フレームと相性が悪いとかそういうことなのか? いやでも他は大丈夫だしなあ?
 どうしようもなかったら、このまま別窓で行きますー。

 明日からまともに研修が始まります。
 研修中とその後、どういった生活になるのかいまいち見当がつかないのですが、私の場合何も書かずにいるのも問題なので、きっと何かしら書き散らしていることでしょう。

2006 年 4 月 4 日 むしろそこが学生生活

 学生時代とは違って給料をもらって勉強させてもらっている、という文句を聞くたびに、その注釈を入れられる時点で学生気分だよ…と思えてなりません。気分抜くには現場に出るのが一番だと思う。

 なんとなく、今週は時間を取られるだけであとは何とかなるような気がしないでもないです。レポートと小試験に終われるだけで。
 疲れる、ということはあまりないのですよね。通勤時間なんて、大学への距離に比べたら随分と短いし。行ったら座ってるだけだし。肉体的に疲れるということはないような。
 ただ、時間がね…まあそればかりはどうしようもないですね。

 友人たち(またもや高校の)に夜桜見物して飲みに行こう、とメールを送った後でそのことを忘れて、数通メールが来ていて驚きました(爆)。
 桜〜。今年は遅いなと思っていたら、姫路城はいつの間にか咲いているそうな。え、どうせなら明日以降の方が花が散らないのに…(明日の昼頃まで雨)。

2006 年 4 月 5 日  厭なものは後回し

 って、それをやっててもいいことなんてろくにないのですが。
 ああ・・・厭なことは先に片付けて後で遊んでた子供だったのに私・・・(涙)。

 研修はまぁ、ようやくちゃんと始まったという感じです。
 胃の諸症状とか下痢とか便秘とか頭痛や発熱やの情報をだーっと・・・む、無理だ、頭に入らないよ!(汗)
 話を聞いているのはそこそこは面白いのですが、それを覚えるのはちょーっと無理だよ私は! 店頭での接客話術に活用することを期待されても厳しいよ!
 ・・・まあ、店頭に出て六ヶ月は若葉マークがつくらしいので、多少の無茶は予想内として頑張ります。多分。お客さんにとっては迷惑な話だけどね・・・!

 詰め込みで、社会人の実感なんてどこにもないですよー。
 後半の実技研修と実地研修(店頭で店員業務)に望みをかけましょう(え)。

 そんなこんなで、明日の小テスト対策を後に回して、土曜の夜桜見物の対策を立てています。行きたかったお店、予約入ってて無理だった・・・(だから突発企画は)。

2006 年 4 月 6 日 いっそ全てが謎でいい

 研修の中にメーカーさんの説明会(?)がありまして、試供品を頂いてきましたー。
 滋養強壮剤は正直なところいらないのですが、味を知っている方が勧めやすいということで一口。あ、甘辛い・・・!
 濃い口の甘さと、おそらく生姜の辛さ。他の生薬の味はあまりしなかったので、飲みやすいといえば飲みやすいのでしょうが・・・生姜の辛さが苦手の私にはちときつい。かといって、持ち帰っても飲んでくれるあてがいません。仕方ない、一日一口ずつ飲んでいくか・・・(飲み干すのにどれだけかかるのか)。
 疲れ目に効くというビタミン剤は、純粋に嬉しいです。効いたら買おうかなー。結構しそうだけど(私の金銭感覚では)。

 帰って「プロフェッショナル」という、仕事の現場で頑張っている人を追いかけたドキュメンタリー(比較的無名人を取り上げた「情熱大陸」といった感じ)を見ながら研修のレポートを書いていました。
 で。
 泣きそうになってしまったところがあって、あー、疲れてるなと実感。あれですね。逃げられるものなら逃走しますよという状態で。
 今、不定期で不安定だからなー(置かれている状態自体が)。
 まあ、逃げられる場もないので逃げようがないのですが。でもニ、三年したら、本気で一時フリーターになって司書業を探す旅(所在地を問わない就職先探し)に出るかもしれないな・・・。

 今早急にやらないといけないのは明日の小テスト対策なのですが、先月終わったのではない前の分の日記連載の見直しがしたい・・・。途中で止まっています。
 それと、いろいろと話が書きたい。「台風の目」がまだ終わってない、あと少しなのに。・・・つくづく、書くことがストレス解消なのだなと実感しますね。
 あと、本が読みたい! まだたった四日しか経ってないけど、その間、ろくに本が読めてない・・・! このままの調子だったらどうしよう、というのが凄く不安。

 とりあえず、次の日曜には机の一区画を掃除したいです。あそこに仕事の資料置かないと、床に溜まっていく(汗)。

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「 夢 売ります/買います 」

 見覚えのない看板に、完は足を止めていた。
 これが、街頭占い師の類だったら素通りしただろうが、ちゃんとした一軒屋。建物自体は、そういえば前からあったような気もする。しかし、縦に書かれた昔の診療所のようなこの看板は、断じてなかった。
「夢?」
 呟いてみる。悪夢や吉夢といった睡眠時のものか、将来の夢といった展望か、そのどちらかが即座に思い浮かぶが、どちらも売り買いできるようなものではないはずだが。
 どうしたものか。
 別段、用事のない昼下がりではある。しかしだからといって、怪しげな得体の知れない見せに入りたいとは思わない。何なのか、気になるところではあるが。
 帰るかと、足を動かしかけたときだった。
「あなた、入るの、入らないの?」
 内側から外開きの扉を開けたのは、どこかの学校の制服を着た少女だった。高校生だろうか。長く垂らした髪は、緩やかに波打っている。
「気付いてないかもしれないけど、結構長く立ち止まってたわよ? 気になるなら、入れば? 入場料なんて取らないわよ」
「え、いや――」
「違ったのね、ごめんなさい」
 待った、と咄嗟に声をかけてしまったのは、断じて、少女が美人だったからではない。・・・と、思いたい。

 気付けば完は、木と埃の臭いのしそうな店内に足を踏み入れていた。プリーツスカートを翻した少女は、入ってすぐのカウンター台の向こうに行ってしまう。
 まさか、あの少女が店主なのか。どう考えても高校生以上ではなく、完よりも年下だというのに。
 だがその予想は、あっさりと覆された。
「いらっしゃい。悠が、無理な勧誘をしたようだね。お詫びといっては何だけど、どうぞ好きに見て行って」
 馴れ馴れしくはない砕けた調子で言ったのは、白衣を羽織った青年――女性? だった。卵形の顔の輪郭に沿ったような短い髪といい、体型の判らない服装といい、性別が不明だ。声までも、中性的だ。
 完は曖昧な返事をして、とりあえず目線を逸らし、狭い店内をぐるりと見遣った。
 ガラス戸棚が壁に沿って並べられ、中には小瓶が納まっている。大きさも色形も様々で、それが商品なのかと、一瞬だけ思った。だがよく見てみると、瓶に括りつけられた札に、「野球選手になる」「ピアノの先生になる」「好きな人のお嫁さん」「ゼリーの海で泳ぎたい」「課長を殴る」などと、様々に読みやすい小さな字で書き付けられている。
「それが夢だよ。正確には、夢の容器」
 カウンターから出てきたその人は、そう行って完の隣に並んだ。完と同じくらいの二十歳前後にも見えるが、逆に、実は四十台だと言われても肯けてしまいそうでもある。年齢も不詳だ。
 その人は、白いすらりとした指でガラス戸を空け、王冠のような栓の銀色の瓶を取った。
「例えばこの中には、ある人の王様になる、という夢が詰められている」
「王様?」
「小さな頃に絵本で読んで、それ以来ずっと夢だったらしいよ。でも、日本は王制ではないし王制の国でも、突然来た外国人がなることは難しい。かといって、今のご時勢、国を立ち上げるのもまず無理だ。そうして彼は、諦めきれない夢を売りに来た」
 狐につままれたよう、というのはこういうことを言うのかもしれない。そういえばこの人は、少し吊り目気味で狐に似ていなくもない。
 そんな完の反応を読み取ったのか、くすりと笑った。
「どうせだから、ひとつ試してみる? 今なら、開店記念でおまけしてもいいよ。靴屋を持つ夢なんてどうかな。風呂敷で空を飛ぶ夢は?」
「からかわないでください」
「からかってなんてないんだけど。どうしてかな、大抵の人はそう言うよ」
 冗談以外の何だというのか。そう思ったが、嘘を言っているようには思えず、糾弾することはなかった。代わりに、戸棚を見回して、「池に張った氷でスケートをする」という札を見つける。瓶は、ぎざぎさに削られた多面の三角錐。
 完は、冬が嫌いだ。冬のスポーツは、更に嫌いだ。何を好き好んで、寒いところに出て行かなければならないのか。
「あれ、いいですか」
「アイススケート? いいけど、安全を確認してやらないとだめだよ」
 言って足音も立てずに移動してガラス戸を引く。小瓶を取り出すと、代わりに王冠型の栓のものをそこに置いた。
 完の目高さに瓶を持って、尖った栓を抜く。
 低く高い不思議な、旋律めいたものがその人の口から出た。徐々に、それが風の音のように、木々の呼吸の音のように聞こえてくる。
 ふうと、何かが吹いてきた心地がした。
「さあ、これでいい」
 突然引き戻された完は、声もなく瞬きを繰り返した。今自分は、どこにいただろうか。この小さな店から、一歩たりとも動いてはいないはずだが。
 その人は、それが地顔のように微笑んだ。
「また何か、ほしい夢があればどうぞ。眺めているだけでも楽しいから、来るだけでもいいよ。ああ、売りたい夢があればそれも歓迎」
「・・・お邪魔しました」
「はい、ありがとうございました」
 にこやかに送り出され、そういえばあの少女はどうしたのだろうと、思いながら外に出た。外は春風で、わずかに冷たい冬の名残を残していた。少なくとも一年以上待たないと、と思った後に、何をだと思って愕然とした。

 青年が出て行くと、樹はカウンターの中に戻った。椅子に座り、ほおづえをついて店内をぼんやりと見つめる。
「悠。どうして、私の前には姿を現してくれないんだ」
「そんなことないわよ」
「見えないよ、悠」
 呟くような声で、誰もいない、瓶だけがひしめく場所に視線を彷徨わせた。

2006 年 4 月 7 日 相互に眼

 研修中ということで、いろいろな企業の人が製品の説明に来てくれます。大体が試供品を持って(笑)。
 今日来た一社の人が、話が上手くなくてね・・・資料も見にくくってね・・・そもそも製品名がろくに判らなかったのですが、それって一番目立たせないといけないものじゃあと思ったり。予定表に書いてあったものと違ったし。
 でも考えてみると、私もどこかでそうやって品定めされているのだろうなあ。
 特にこれから、店頭に立つと。

 ところで、明日は高校の友人たちとお花見なのですが、来週の土曜夜は研修で一緒になった子の家(一時しのぎの宿で今はウィークリーマンションにいる)に泊ろうかという話になったり。
 その子総合職だから、研修が終わったら次にいつ会えるか判らないしなあ。
 今はまだお互いに遠慮がある状態だから、さてどれだけ打ち解けるのでしょう、この先。とりあえず、ずっと今の会社でバイトをしていたらしいから、実習に入ったら頼ろう(爆)。

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 あれはいつからだっただろう。
 多分、まだ幼い時分。当時ろくに友達のいなかったわたしは、遊ぶ彼らを見て羨ましかったのかもしれない。それが、いつか自分もやってみたいという願望になったのか。
 いつか、エスカレーターの逆送をしてみたかった。
 だがそれも、今となってはやれるはずもない。そう判っていながら、逆方向に進むエスカレーターを見るのは、少し辛い。ただのわがままと、判ってはいるのだが。
「それを、お売りくださるということですか?」
 いささか年齢の判りにくい青年は、私のくだらない話を熱心に聞いて、にこやかに言い放った。そうだと告げると、電子計算機を打ってこちらに金額を提示して見せた。
 正直なところ、本気なのか冗談なのかの区別がつかないでいる。
 「 夢 売ります/買います 」
 そんな看板があったからといって、間に受けている方がどうかしている。わたしも、あの女の子が声をかけてこなければ、入ろうなどと思いもしなかっただろう。
 青年は、わたしの沈黙をどう取ったのか、わずかに首を傾げた。
「本当によろしいのですか? 買い取れば、まず同じ夢を持つことはありませんよ?」
 こんな馬鹿馬鹿しいだけの望みを、持っていて何になるというだろう。思わず苦笑いしていた。
 電子計算機の小さな画面をじっと見た。むしろ、もっと安くても構わない。
 そう言うと、青年は静かに首を振った。
「お厭でしたら、結構ですよ。他の夢と交換ということでもよろしいですが」
 あまりにも穏やかで、一瞬、否定されたとは気付かなかった。しかし彼はにこやかにきっぱりと、言い切って私の反応を待っていた。
 わたしは、それを売ることにした。
 青年は何の変哲もないつるりとした小瓶を持って、小さな栓を抜いた。
 低く高く、謡う様な旋律を奏でる。声器は身近な楽器だと、改めて気付かされる。そこに何故か、機械音を聞いたような気がした。動く機械の音と、笑う子供たちの声。
「はい、ありがとうございます」
 ふっと、高低のよく判らない青年の声に我に返る。
 夢を見ていたかのようだ。
 青年は、掌に収まる大きさの階段状に角ばった小瓶を示して見せた。先ほどまで、つるりとしたありふれた小瓶しかなかったはずだ。
 そうして、載せていない反対の手で手品のようにお金を出す。わたしの夢の、代金だ。
「こちらは、一週間以内でしたら返品可能です。どうぞ、お気軽にお越しください」
 二度と来ないような予感がしたが、逆に、明日にでも足を運ぶような気がした。
 青年の掌に収まっている小瓶を見つめ、わたしは立ち上がった。
 そういえばと、最後に気になって尋ねてみた。わたしをこの店に案内した女の子は、青年を呼びに店の奥に行ったきり姿を見せていない。
 彼女は、彼の娘か親戚なのだろうか。
「悠は――そうですね、家族です」
 微笑んだ青年の瞳は、だが何故か哀しげだった。

2006 年 4 月 8 日 タイムスリップ

 研修で、事前ガイダンスのときに資料をもらい、試験がありました。入社式の日・・・だったか?
 今日返却されて、私、再試験ー。うわー、そりゃぁ全く覚えていなかったものね!
 いやはや、高校時代の生物の小テストを思い出します。一定点数以上取れないと、昼休みや放課後に全く同じものを再テスト、しかし次は満点のみ合格、という方式でした。
 私あれで、ひたすら(というほどでもないけど)再試を食らって、実際の試験では点数良かったなあ・・・。センター試験も、ほとんど使わないのに点数良かったし。
 そんな風になると、嬉しいのですがねー。

 ところであの会社の資料、「以上」や「以下」の使い方が気になる・・・。明らかに「未満」のはずのところにも、「以上」が使われていたりするのだよねえ・・・。
 そういうところにも気を配ってくださいよ・・・。

 就業後、高校の友人たちとご飯を食べてきました。
 やー、久しぶりということもあるけど、テンション高いなー。それぞれの進路とかも聞いたり。
 私は、結構彼女たちには(一番顔を合わせない人とでも)年に一回会うか会わないかくらいの頻度では顔を合わせているけど、ある友人同士は高校卒業以来だったとかで、四年前ですか。
 名残惜しいと思いつつ別れて、でも多分、そのうちのほとんどと月末にまたご飯を食べに行く(笑)。そして多分、その次までの間が開くのだろうなー。

 そういえば、会社の同期で飲みに行こう計画が立っているらしいです。同期、五十五人・・・一緒に研修を受けている中途採用の人にも声をかけたら、六十人前後。
 全員出席はまずないだろうけど、それでも、軽く二十〜三十人は行くだろうから、幹事を買って出た二人には、頭が下がる。私は絶対やらないな(爆)。
 それが来週で、再来週にはまた高校の友人たちと食事。・・・一気に外食が増えたなー。

 「旅の行方は誰も知らない」を書き直したいと思っていたのだけど、ふうと、別に絡んだ話が浮かんだので、それを書こうかどうしようかと思っている現状です。とりあえず、出だし部分だけ(その後の予想はつきにくいと思いますが)。

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 世界は一度滅びかけた、らしい。いや、滅んだのかもしれない。
 そのとき私は、眠っていた。
 人工冬眠の実験中で、どうやら成功したらしい。おかげで私は、研究員の群れのいなくなった廃墟で、おそらくは生まれる以前に遡ってもはじめての、自由を手に入れた。
「・・・空」
 からりと晴れた青空が、ぼろぼろに崩れた天井の向こうに見えた。
「おいお前、そこで何してるんだ?」
 突然の声に思わず振り返ると、毛むくじゃらの小動物――というにはでっぷりとしているけれど、私よりはずっと小さな動物がいた。
「なんだ、オレが不思議か? そうだよなあ、普通、猫は羽なんて生えてないし、人の言葉を喋らないよなあ」
 にやにやと笑った小さな生き物は、これが猫らしい。人ではない動物だったと思うが、私よりよほど人らしい。
「なんだ、反応ないのかよ。つっまんないなー」
 猫は、ふさふさとした細長いものを揺らして、ひょいと瓦礫のひとつに飛び乗った。確かあれは、尻尾といっただろうか。空と同じ色の目が、私を見る。
「で、お前誰? 名前は? ここで何やってんの?」
「私は――」
 猫の目も空も、とてもきれいだった。
「名前はない。ただ、眼が覚めただけ」
「オレ、ムラマサ。まあ座れよ、長い話になるだろう? お前の話を聞かせてくれよ」
 猫はそう言って、毛むくじゃらの尻尾を揺らした。掴もうとしたら、逃げられた。

2006 年 4 月 10 日 何がしたい

 ・・・製薬会社の説明会で、試供品をもらうのはいいけど一杯もらっても・・・(元々あまり薬も健康食品も手を出していない)。
 味や効果のほどが判らないと薦めにくいと、いくつか試してはいますが。おっつかないよ・・・効果が似たやつとか一緒に試しても意味がないし。姉にあげようかと思ったら(感想や経過必須で)、こんなときに限って帰ってきません。くぁっ。
 まぁ、生ものではないので気長にいくか・・・。

 今日研修先に行ったら、友人たちが久しぶりに本(小説・漫画)を買ってそれを読んで寝たの明け方、という話を聞きました。精神が充実しても肉体が疲労してどうする。
 かく言う私も、昨日は一日、Gyaoでエウレカセブン(二十五話までを一気に)を見つつ、小説を読んでいたのですが。
 部屋の掃除をしようと思って、やってないし! 来週末(多分)友人を泊めるのにー。金曜の夜あたり、微妙に地獄を見そうです(爆)。

 あー、「旅の続きは誰も知らない」を書きたいなー。
 先日書いた冒頭部の登場人物が絡んで、大きく変わるはずなのですが。というか、蝙蝠の羽のついたデブ猫が書きたい・・・(笑)。
 判りやすくファンタジーな感じになるかなぁと。「世界が目を閉じるとき」とつなごうかどうしようかというところです。
 や、先に「台風の目」と言うかそれ以前に返却日の迫る本と明日の小テスト対策なのですけどね!

2006 年 4 月 11 日 ふはははは。

 今日は何故かやたらに眠くて、ほとんど意識がなかった気がする・・・休み時間は突っ伏して寝てました。
 ふふふふふ、部屋が暗いから余計にね・・・(爆)。
 昨日なんて、「目」と書くところに何故か、「両親に会う」と書いていました。え、何それ。毎日会ってるって言うか文字数全然違う上に関連がマイクログラムも見出せないよ!
 一体私は、半分眠りながら何を考えていたのでしょう(謎)。

 ところで今日は、帰って髪を切ってました。ちょっと伸びていて。前に切ってから、一ヶ月ちょっと。
 こういうのって、気付いた途端に鬱陶しい。前髪だけ長めに残っているから、これも切るべきか眼に入るまでは放置するかとか、色々と中途半端に放り出しています。まあどうでもいいや。
 しかしまた後ろ、ちょっと失敗した・・・(見ようによってはちょっとじゃない)。

 ええと。これから大人しく(?)返却の迫った本を読んで小テスト調べをします。ああ、再試の勉強(暗記)してない!

2006 年 4 月 12 日 誰か時計を戻してください

 書く時間ください・・・(涙)。

 やー、書くことはまだできるのですが。それと読書を優先すると見直しができず、結局書いたんだか書いてないんだかな状態に。
 現時点で少なくとも、「蒼冥天地」「君にかなでる歌」「夜明けの晩」(後ろ二つは日記連載分)が放置ー。跡もう一息で最後までいきそうなのが「台風の目」と「青空に白い月」。・・・何かもう、見直し放置してあげてしまおうか・・・。
 だけどやはり、書くのが先決ですねー、見直しよりも。むぅ。しかしそれよりも返却期限間近の本(爆)。

 今日は目薬の試供品をもらったのですが、箱に「試供品」と書かれている以外に商品との違いが見受けられない・・・。え、いいのこれ?
 おかげで丸々二つ目薬をもらい、しばらく買わなくて良さそうです。メチル硫酸ネオスチグミン(目のレンズ調整をする毛様体の筋肉を緩める。この筋肉が緊張している状態が近くのものを見ているとき)が入っているから、PCモニタやら本やらの至近距離ばかりを見ている私にはうれしい。
 明日は店内放送ー(順番に全員が一度は言う)。私緊張すると、何を言うのかさっぱり判らないので困ります。
 そして、私の眠気耐久レースはどこまで続くのでしょう。今のところ連敗無勝です(爆)。

 あー。まだ働いていはいないから、「社会人」というには抵抗があるのに給与はもらっているらしい宙ぶらりんです。気持ち悪っ。

2006 年 4 月 13 日 いっそ弱かったらね

 今日は一日、化粧品の研修でした。
 午前中は説明を色々と聞いて、午後から実習。まず、汚れ落とし→化粧水→美白美容液→何だったか→乳液→美白美容液、というラインナップ。
 ここまで塗り重ねられる人は少ないということだったけれど、これも体験ということで。・・・しかし私、ぴりぴりして気持ち悪くて洗い落としましたよ・・・(爆)。
 その後は、お化粧。はい。
 ・・・「これも経験だから、どうしても厭な人以外はやってくださいねー」と言われましたが、私は友人たちを見るだけでした(爆)。が。化粧好きの子に掴まって、結局化粧されてしまいましたー。すぐに落としたけど(爆)。ごめんなさいよ・・・。

 とりあえず、化粧水だけ買って帰りました。
 私今まで、化粧水も乳液も使っていなかったのだよねー。本当は、化粧水の後に乳液をつけたほうがいいらしいのだけど。化粧水と乳液がセットになっているものがあまり見当たらなかった・・・。やはり同じメーカーのものにしたいし。
 うーんー、いっそ肌が弱かったら、化粧無理ですって言えるのに。本当に肌の弱い人には腹の立つ言いようかもしれませんが。

 えーっと・・・ところで私、やはり、化粧品売らなきゃ駄目?(当たり前)

 話はがらりと変わりますが、色々なところで話題に上っている「成分分析」をやってみました。
 地球と地球儀の距離の74%は知恵で出来ています
 地球と地球儀の距離の12%は魂の炎で出来ています
 地球と地球儀の距離の7%は気の迷いで出来ています
 地球と地球儀の距離の4%は濃硫酸で出来ています
 地球と地球儀の距離の3%は心の壁で出来ています

 ・・・だ、そうで。
 名前を入れるだけのものなのに、否定しきれないところがあるのは何故でしょう(笑)。気の迷いと心の壁って! 知恵って、いいですね、かしこよさげ(笑)。
 ちなみに、こちらも。
 来条恵夢の60%は度胸で出来ています
 来条恵夢の35%は着色料で出来ています
 来条恵夢の5%はミスリルで出来ています

 ・・・・・・え、私度胸ないよ? というか、色つきの金属ですか・・・?
 ついでにもういっちょやってみたら。
 ちきゅきょりの51%は汗と涙(化 合物)で出来ています
 ちきゅきょりの39%は鍛錬で出来ています
 ちきゅきょりの5%は濃硫酸で出来ています
 ちきゅきょりの3%は成功の鍵で出来ています
 ちきゅきょりの2%は心の壁で出来ています

 ・・・やはり、心の壁は含まれるのですね・・・(笑)。濃硫酸も被ってるけど。  

2006 年 4 月 14 日 目が疲れます

 プロジェクターを使うと、電気が消されて手元が暗い・・・資料を持っているとかいった、映さなくてもいいじゃないかと思うやつは、正直消してほしくないです。
 一体私今、視力いくらなんだろう(恐)。

 ところで新番組ラッシュで、何か見落としていそうだ・・・。
 昨日は「七人の女弁護士」「弁護士のくず」「医龍」を。ついでに(?)アニメもひとつ、名前忘れたけど始まってたなー。
 「七人の女弁護士」、何かもう物凄かったのですが。弁護士ものを期待して見たら、出来損ないか安っぽい推理もののようでした・・・いやそれありえないよ法廷出てきてるのに。とりあえず、釈由実子(漢字合ってる?)の決めポーズは要らないかと。しかも「スカイ・ハイ」被ってない?(釈由実子自体は好きです私)
 「医龍」もありえないといえばありえないけど、そういうものだろうというつくりだったので。この先面白いといいなあ。とりあえず、バチスタ手術は注目浴びているのでしょうかね、この間「チーム・バチスタの奇跡」という小説を読んだけど。他でもちょこちょこ耳にするし。
 「弁護士のくず」は「医龍」と同じ時間帯で、ビデオ録画してまだ見ていません。
 アニメは、貴族が宇宙船で戦ってた・・・「銀河英雄伝説」みたいだなーと思いつつ、だけどなんだろうなという展開でした。まあ、まだ三十分だけだしなー。とりあえず、最後で出てきた人(の絵の感じ)が少し好きだったので、覚えていたら来週も見よう(笑)。
 今は「クロサギ」を見ています。これ、結構楽しみにしていたのだけど面白いのかなー。とりあえず、OPの映像が面白い感じです。原作もちょっと気になる。余談ながらこの原作、結構な間「黒鷲配達人」と混ざっていました(笑)。全然違うらしいのだけど、私どちらも見たことがなかったから、ネットで言葉だけ見かけて勘違い(苦笑)。

 ようやく地上波に降りてきた「サムライ7」は、曜日を間違えていて一回目を見逃した・・・(涙)。
 黒澤明の「七人の侍」のSFアレンジ(?)でGONZOということで、楽しみにしていたのにー。ううっ、初回見てなくても話わかるかな。

 話は変わりますが今日、入社して知り合った友人が「京極堂のシリーズが読みたい」といっていたのにつられて(?)、帰りに別の友人と何々出てた?という話になって題名を羅列していました。
 凄い、私全部覚えてるよ(笑)。
 まあそう言っても、番外編のようなものを入れても十冊程度なのだけど。何故か、『陰摩羅鬼の瑕』だけなかなか出てこなかったなー。何故だろう。

 今は『骸の爪』を読書中。

2006 年 4 月 15 日 なんだかまるで依存症だ

 就業後に同期の飲み会で、五十五人(多分)中、四十人が参加。もっとも、男性は強制参加だったようですが(数が少ないから?)。負担額大きいのに大変だね・・・。

 飲んで食べてきました。
 集団の飲み会は、どうしても食べ物が余るのが勿体ない。今日もわんさかと残っていましたよ。
 そして私は、飲んで食べて、食べすぎて吐いた(爆)。・・・勿体ない(そこか!)。
 うーん、みっともない姿を。酔いは平気だったのだけど、食べ過ぎて、飲んでもいたから相乗効果。吐いたらもうなんともなくなったのですが。むしろ酔いがさめてしまって残念。・・・・・・ただ、溝で吐いたので明日臭ってないか・・・あ、雨が洗い流していてくれるといいな!

 二週間後には高校の友人たちと食べ放題・呑み放題に行って来るので、もう少し節度を持って食べたいものです。・・・でもお好み焼き食べ放題だしな・・・(危険)。
 止められても聞かない気がするから、開始前に断っておこうかな・・・。

 そうして飲みだったので、今現在友人が二人泊りに来ています。私の部屋に。
 ・・・家に来たことがある人は判るけれど、かなり狭いです。ベッドが部屋の四分の一から五分の二を占め、机が五分の一から四分の一を占めている部屋。他に、本棚もあったり。移動できる本のケースは移動させたけれど、床に敷いた布団は、端が折れ曲がりました(爆)。
 はじめはそこに三人寝ようかと思っていたのだけれど、思い直して友人たちにそこに寝てもらって、私は別の部屋で。そんなわけで、今こうやってPCを打っているのですが。

 しかしあれだなあ。研修が始まって、本を読まない日はあってもPCを開けていない日はなかったな・・・(ここを書いていなくてもメールチェックは最低限していた)。
 ここまで来ると、依存症のようで厭ですね。目が悪くなるはずだよ。

2006 年 4 月 16 日 消化不良

 あっ、物理的な体のほうではなくてですね。今日読んだ小説がちょっと・・・読ませる文章なのに内容が厳しかった。私には。
 そうそう、私は時々「面白いけど嫌い(好きになれない)」という小説があるのですが、それは大体、文体や話運びは上手くて先が気になるけど後味が悪かったり生理的に受け付けない展開だったりというやつなのですよね。
 私自身、なんて矛盾した感想を持ってるのかと思っていましたが。唐突に謎が解けた(笑)。

 ところで今朝は、昨夜と待った友人二人と姫路城見物に行ってきました。登ったのいつぶりだー。
 中のみやげ物売り場に、殿様どーも君や殿様目玉の親父、殿様カトちゃんを見かけて、そうか、姫路=姫路城=殿様、のイメージしかないのかと納得してがっくりときました。いや私も何があるのかと言われると困るのだけど。
 そういえば、入り口のところで「城の殿様」に会いましたよ。時々出てくるらしい人物です。でもむしろ、姫様が見てみたかった・・・(笑)。
 天守閣にたどり着くまでに置かれている展示品が、少し増えていたりと面白いです。一部、ただ忘れているだけかもしれないけど(爆)。

 その後、昼食をとって好古園に行って、あとはふらふらーっと。
 あっという間に五時を過ぎました。できるなら、昼頃や三時程度には散会したかったのに・・・休みが一日しかないと、遊ぶと疲れが取れなくて困る。まあ今のところ特に疲れの自覚はないのですが、ないほうが不安というか。
 というか、そもそも起きるのが遅かったのですよねー。
 や、私は起きてましたよ?(強調) 正確には、普段食事をするところに布団を敷いたために、朝食を作る母が立ち働いているところでずっと寝ているわけにもいかなかったというだけのことなのですが。一度起こしに行ったけど、あまりによく眠っている二人を起こすのが忍びなくて放置していたら、結局再度起こすまで起きてきませんでした・・・それが十時くらい。二時間ほどあとのことでした(笑)。
 おかげで私、その間、ビデオに撮ったきりだった「弁護士のくず」と寝る兼ねないかの時間に始まった「BLACK CAT」が見られましたよ・・・(笑)。

 あー、明日はスーツ着用だー。店舗に出ての実習(研修)があるからということなのだけど、むしろ動きがある方がスーツは勘弁してほしかった・・・(そういうわけにもいかないのだろうけど。見栄えの問題からして)。

 友人のちあり嬢からバトンをもらったので、回答してみます。「漢字バトン」だそうで。
 ところで私、「癒」の文字を添えられていただきましたが、ちょっとありえない気がしたよ正直・・・・!


1.前の人が答えた(回した)漢字に対して自分が持つイメージは?
 「歌」・・・色つきの空気。えーと、歌って音の集まりで音は空気の波なので、そんなイメージ。揺れてる空気、でもいいのですが(そのままや)。
 「天」・・・理不尽あるいは曖昧模糊。宗教世界の印象が強いですねー。あとは天井とか?(いやそれ連想ゲーム)
 「魅」・・・あー、まずい、「魑魅魍魎」の四分の一だ、ってのが真っ先に(爆)。あと病的なイメージがあるのは、多分に「みいられる」という読みをよく使うからですね(汗)。

2.次の人に回す漢字を3つ
 「生」
 「行」
 「儚」   以上、なんとなく(爆)。

3.大切にしたい漢字を3つ
 「喜」・・・「楽」「遊」かなーとも思ったけど、これのがしっくりきますね、まだ。「喜ぶ」でもいいし「喜ばれる」でも。
 「成」・・・成長、という感じで。「為さねば成らぬ何事も」は座右の銘です(「為せば成る」じゃないあたりが捻くれ者)。
 「夢」・・・老後をゆったり楽しんでやる、なり、小泉八雲読破する、なり。何かしら、持っていると楽しそうなので。

4.漢字のことをどう思う?
 好きですよー。日本で使われている漢字は特に。簡体字とか繁体字とか、ろくに読めやしないけどね!
 あれとあれを組み合わせたからこんな意味、この音、といったものが見えたりもして、星座を創った人たちと同じくらい想像力が豊かだと思いますねー、製作者たち。
 犇(ひしめ)くとか姦(かしま)しいとか、圧倒されます(笑)。

5.最後にあなたの好きな四字熟語を3つ教えて下さい。
 「豪華絢爛」
 「悠々自適」
 「起死回生」
 ・・・うーん、意外に出てこないなあ。ありきたりな言葉ばかりですみませんー。一番上は、響きのよさが(笑)。

6.バトンを回す人7人とその人をイメージする漢字
 七人て・・・バトン半ば無視でイメージ優先で行きます(ずるい)。なんとなくここを見てるかもしれない友人シリーズ(何)で。

 「努」・・・大学が同じだった友人E。今もここ見てるのか知りませんが(爆)。うーん、もう少し色々と投げ出してもいいんじゃないかい?
 「笑」・・・古賀柚流嬢。というか、友人K(爆)。関西出身じゃないのに関西人なあなたには感服します。
 「戦」・・・大学が同じだった友人・・・あれ、これもKか(爆)。ネット発信は私が知る限りはしてないけど〜。今も戦っているのでしょうか。
 「和」・・・大学が同じだった友人Y。読みは是非とも「なごみ」で。「和をもって貴しとなす」の読みではないです。
 「驚」・・・大学が同じだった友人A。いや・・・色々と驚かされたもので。「SFはSuper Futureの略」と思っていたあなたに乾杯(え)。
 「毒」・・・遠山。うん、ネットの情報発信をしていないのは知っているけど。私未だに君のイメージは「波間を漂うくらげ」ですから。
 「緩」・・・中学校以来の友人K君。今ここ見てるのかなー。ごめんメール返してない物凄く長々と!(ここで言っても)

 わー、漢字一文字って面白いですねー。
 ちなみに、独断と偏見に基づいていると自覚しているので反論はもらっても苦情は受け付けませんよ(聞くだけ)。

2006 年 4 月 17 日 一日が短い

 実習が入ったこともあって、体感時間が早かったです。
 実習、一階に行って(一階が店舗で二階が事務所)、商品の整理や値札(棚札といいます)がちゃんとあるかといった確認をしていったりする作業をして、その後で指導員が持ってきた商品を元の位置に戻すといったことを。
 戻す方が楽しかったなー。探し物は好きです。時々、泣きそうになるけどね!(爆)
 名札をつけているため、途中お客さんに呼びかけられ、頼んでいたものを取りに来た旨告げられました。ちょっと慌てた(笑)。
 そんなことを言われてもさっぱり判らないので、速やかにパートさんに伝えたのですが、一緒にいた子がレジに訊いてください、といったようなことを言いかけて少し慌てたり。待って、一応店員扱いだから! 質問を繰り返させるのはちょっと。いえ、私の対応も十分ではなかったのですが。
 そのあたりは、全くバイトをしていなかったということだから、やはりそれでも違うのものなのだなー。私もあんな感じだったのか(むしろそのままのようで厭だ)。

 配属先の告知がありました。家から自転車で十分ー!
 まあ、早い人だと一月くらいで異動があるらしいからいつまでいるかは判らないけど、通勤が楽でいいです。今までで一番近い通い先だ(笑)。・・・正確には小学校や中学校の方が近いけど、あの時は徒歩だったからかかる時間は今回の方が短いです。

 ところで、「姫路城といえば、妖怪”長壁”?」という突っ込みが!
 私、これを知っていた人に今まで会ったことがありませんよ! ある友人は、大学で姫路出身といったら「姫路といえば、姫路に長壁赤手ぬぐいだよね」と言った人がいたらしいのですが。いいな、そんな出会いは楽しいな!(笑)
 妖怪というか、たぶん妖怪化しているのだろうけど、長壁は「長壁姫」ですかねー。姫路城の天守閣に、今も長壁(刑部)神社があります。本社はどこだったかの城下町に移したのだけど。
 えーと、私あまり詳しくはないですけどね。数年前に参加した公開講座でとり挙げられていてはじめて知ったもので。上の「姫路に長壁赤手ぬぐい」という文言は、江戸の流行り言葉のようなものだったらしいね。流行り言葉というか・・・何と言えばいいのだったかな(汗)。
 いくらか詳しい資料は、探せば部屋にあるはずなのですが(爆)。
 泉鏡花の「天守閣物語」に出てくる妖怪(神)が、「長壁姫」ではなかったかなぁ。私あれ、原作は読んでいなくて波津彬子の漫画版でしか知りませんが。

 この頃、妖怪の話を振られると嬉々としてうろ覚えの知識を滔々と披露する私は、ちょっとやばいかもしれないと思い始めてきました(笑)。

2006 年 4 月 18 日 飛び込んだら底なし沼、は厭だなぁ

 帰りに、配属先の店舗に行って来ましたー。もちろん、昼のうちに電話してから。
 やー、優しそうな感じの人たちなのでよかったです。でも当たり前だけど、ちゃんと研修中にやったことはおさらいして来てねと言われました。う・・・うん、頑張ってみる・・・(大学より物凄く濃い密度の数々でした)。
「とりあえず元気は出していって。はじめはいっぱい失敗するやろうから。でも、二度同じ失敗はせんといてな」・・・はい・・・。
 あー、自信ない。恐ろしくない。

 しかし、シフト表をもらって見てみると二連休がニ、三回あって(他の社員さんはまずない)、「はじめのうちは慣れへんから体調管理気をつけて」と言われたこともあり、気遣ってくれているのでしょう。
 ありがたいー。けどそれに甘えてもいられないのだよなー(不安)。
 それと、思っていたよりもバイト(パート)さんが多くて、私それだけの人の顔と名前を覚えられるのだろうかと激しく心配です。それに加えて常連さんか・・・・・・。

 この数日寝るのが遅いから今日は早く、と思っていたら、うっかりと色々な映像の見られるサイトを発見してしまい、銀魂やらBLEACHやらの映像を見てしまっていました。テレビ東京系は映らないのだもの。
 アニメそのものはあれば見るといった程度だけど、オープニングやエンディングは好きです。予告は、ドラマや映画の方が好き。
 こう、ぐっと濃縮した要素が集められて、尚且つ本編のイメージを載せているあたりが。・・・実はコナンのOPとEDはこの頃あまり好きではないですが(余談)。
 いろんなアニメのOP・ED集なんてあったら、値段によっては買いそうで厭です(苦笑)。基本的には、にぎやかなOPの方が好きなような。EDのしっとり具合よりも・・・。動きがある映像が好きなのですかね?
 時々、ドラマでもぽんと面白い感じのやつがありますねー。今期現時点で私が知っている範囲では、クロサギのOPが好きです。

2006 年 4 月 19 日  やはり睡眠時間は必要だと思う

 椅子に座って話を聞いていると、メモを取ろうにも眼が焦点を結んでくれません・・・(汗)。

 白衣と身分証(名前と写真の入ったカード)をもらいました。うわあ、何か恐い(え)。
 この身分証、デジカメで撮って即時プリントアウトだったのですが、「取り直しもできるけどどうする?」「・・・変わらなさそうだからいいです」というやり取りが(爆)。
 そうして印刷されたものを見ると、自分で見ても、男に間違えられても不思議がなかった・・・(没)。
 女の子らしい女のこというのは、可愛いくッていいけど私には無理だ!(今更)

 そういえば昨日の帰り、友人に「(私に)服のセンスはないから」と言ったら、「センス以前に○○(私のあだ名)は浮いてると思う」と言われました。
 センスが悪い(ない)のと浮いてるのはどう違うのかと問い詰めたけど、本人にも説明できる言葉がなかったのか、どういうことなのか言ってもらえませんでした。何、どういう意味?
 ・・・あれ、浮いているのはあれか? 場にそぐわない??

 今日追加のリンクは、好きなところなのでこっそりひっそり無断リンク(リンクフリーですよもちろん)。
 元々は二次創作をされていて(今もだけど)、そちらをここにつなぐのはちょっと違うかと思ってやっていなかったのですが、書評サイトということでこっそり(苦笑)。
 判りやすくイメージのしやすい言葉とイメージ画、読みやすい配置なので、どうぞ一度お立ち寄りを〜。おすすめです。

2006 年 4 月 21 日 一日飛びました

 何があったわけではなく、単に漫画を読み返していたら時間がなくなったという、それだけの話だったりします(爆)。

 昨日は、最後の研修日で外部の方を呼んでディスカッション(?)が行われました。
 やーそれ自体はいいのだけどさー。
 その講師の人、「早い人で園児から始まって、小学中学の義務教育が生徒で、最近は高校も生徒って見られる先生も多いみたいですけど、それで高校や大学で学生になって。社会人は、学生じゃないんですから、自分で考えて動かなあかん」といったようなこと(かなり要約)を言っていたのですが。
 ・・・園児・生徒・学生って行政区分(と言えばいいのかわかっていないのですが)だから! 小学生が児童、中高が生徒、大学が学生。広義の意味では、学生=中学〜大学だろうと思うのですが。
 勝手に区分するなら、先に自分のつけた区分だということを断るべきだし、知らないなら恥を宣伝して歩いているようなものだと思うのですが。
 それが気持ち悪くて気持ち悪くて、微妙に気もそぞろでした(爆)。

 そして今日は、店舗出勤一日目ー。
 明るく話好き(?)の店長で助かりました。私基本的に、話を振ってもらわないと会話が続かない・・・(爆)。友人に対してはそうでもないのだから、その差が知りたいところ。何故。
 まず店周りの掃除と草むしり。…うっかり、蜘蛛の巣を払うことを忘れて草むしりに熱中していました。メモとらないとだめだな私。
 後はずっと「前出し」という棚の整理整頓(だけというわけでも)の作業をしていました。五、六時間軽く・・・・私途中で、他にやることはないか訊くべきだったのでしょうか(爆)。

 ところで、近所の人たちがパートさんの中にいました。
 同じ小学校だった娘さんがいる人と、幼馴染のお兄さんの奥さん。さすが家の近く…!(自転車で十分程度)
 しかし困ったことに、小学校が一緒だったという子…忘れてしまっている、記憶がない…(爆)。すっごく気まずいのですがー…(笑って対応してくださいましたが)。
 あぁあ、いい人ばかりなのだけど私が馴染めるかどうかが問題です(泣)。

 今日こそは早く…寝たいな(消極的)。

2006 年 4 月 22 日 品出し楽しい

 昨日はお休みだった指導担当の社員さんに会って、色々と説明を受けてまた前出しをやって棚札(値段の札)を取り替えて、品出しをやっていました。
 品出し、どれだけ在庫があるかを大体判っているバイトさんに凄いなと思いつつ、適当に店内を歩き回って補充をしていました。未だ、どこに何があるのか微妙なのですが、全体的に。

 帰りにレンタルショップに。開店一周年記念で、レンタルが全品百円でした。凄い人。人が並んでいて、借りる手続きをするまでに十分や十五分くらいはかかったと重いますよ(汗)。
 ふらふらっと四本ばかり借りてきました。一本は当日なので明日出勤するまでには見ないとー。時間あるのかいな。
 そうして、手続きをしたのは「研修中」という札をつけた人でした。手際よかったです…(没)。

 明日は、昨年度の報告会と懇親会。スーツ着用です。そして二時間だけ開店します(面倒)。
 懇親会、新人の歓迎会をかねているということだけれど、どうやら酌に走り回らなければならないようです…私酌したことないよ、注ぐの下手なのに…。とりあえずたくさんの人が、浴びるように飲むらしい。どんなだ。
 なんだか予想がつきません。一体何がどうなるのー?

2006 年 4 月 23 日  睡眠不足っ♪

 音符つけようが、眠いものは眠いです。
 主な直接原因は、昨日借りたDVD。二時過ぎまで起きていました。いまいち面白くないのに限界まで挑戦をしていました。ちょっと、朝起きてコタツの中だったらどうしようかと思ったりした。見ながら読んでいた本、今日続きを読んだら、話が繋がりませんでした。少し遡ったら覚えている場面に出くわしましたが…。

 そんな状態で、今日は会社の業績報告やら今年度の目標報告やらと懇親会の日。二時間だけ営業して、ホテルの会場を貸切でした。
 社長の話が、一時間程度のはず(長い)が、終わると一時間半以上ありました。私、前の方の席で半分寝ていたけど…起きようとは頑張っていたけど無理でした…。
 その後の懇親会は、食事をしつつ、各テーブルに散らばったお偉方やお世話になる人々に酌をしたり…私、ほとんど回っていませんが。店長について回っただけでした。ごめん店長、気を遣わせて…私何もしてない(爆)。
 偏食のせいで食べられるものも微妙で、お酒はビールが基本のため飲めず(ビール以外のお酒は好き)、先輩とおしゃべりに興じるわけでもなく(それどころか送ってもらってからほぼ一言も口を利かなかった)。
 …物凄く帰りたかった(駄目だこいつ社交性ない)。
 社員が仲がいいのはいいことなのだけれど、数十人のところでならともかく三百人超えるところでやられると私はきつい…。いい人ばかりということは判るので、そこに馴染めない(というか楽しい意味のない会話というやつが慣れていない人だとあまりできない)自分が厭になります。だから厭。
 この先も、要所にイベントがあるような気配が…私、適職云々の前に職場を誤ったかもしれない…(没)。

 最後に五本締めというのがあって、三三七拍子を五回、はじめは指一本で、次は指二本で、といった感じでやるやつで締めました。
 徐々に音が大きくなっていって、一本指だと笑いそうになったところが最後の五本指(というか掌ですね)のときにはしっかりとしていて、ちょっと楽しかったです。これって一般的なもの?

 帰り、友人と駅まで歩いて、そこから友人はバスで私は父に迎えに来てもらってと、別れました。
 そのとき、友人がビンゴ大会で景品をもらって大荷物だったから、コートを預かっていたら。うっかりと手にしたまま別れてしまい、慌ててバス乗り場まで走ったのに場所を間違えてバスのドアは閉まったあとでした(爆)。
 道が混んでいてまだ発車はできていなかったものだから、窓を叩いて開けてもらおうとしたのだけど、さび付いていたのか開かず。仕方ない預かるか、と思ったら、運転手さんが後部のドアを開けてくれました。うわぁ…(汗)。い、いい人だ。
 おかげで、コートを投げるようにして友人に渡して帰りました。あっはっは、乗り合わせていた人驚いただろうなあ(汗)。

 明日も仕事です(多分)。
 研修中に挨拶に行ったときのシフト表では明日は休みだったのだけど、昨日だったかに見たら明後日に変わっていたので、多分出勤(確認するのを忘れていた)。これで間違っていても、まぁ片道十分とかからない距離だしいいかとか。近いと、こういうところ便利です。
 ところで考えてみたら、私一週間以上休みないのだよねー。前回の休日は日曜日で、しかもそれも外に出ていたから休めたという感じではないし。感覚としては、九日から休んでない感じだー…。
 道理で眠いわけです。眠気≒疲れの図式。

 あー、行きたくない行きたくない(仕事拒否早いな)。

2006 年 4 月 25 日  お休みでした。

 本読んで昼寝して古本屋行ったら終わりました(爆)。
 く…製品(商品)勉強とか資料のまとめとかもしたかったのに…!

 あまり関係ないけどとりあえず、家族と話していて思いました。
 あの会社、下手したら労働基準法違反してない……?
 ざっと目を通しても、例外がいっぱいあってどうなのかちょっと判らないのですが。とりあえず、一日の労働時間は基本八時間(場合によっては一時間残業)で完全週休二日制程度の休日(祝日分の休みなし!)なのですが。
 就業時間と退社時間が開店時と閉店時ってありえないから…!
 どう考えても開店のための時間と閉店のための時間が必要です。実際、その分を見込んで出社・退社しています(私は閉店までいたことがないけど一時間程度は軽くかかると思う、店長とか最終責任者)。それ、残業手当つかなくてサービス労働…。
 えーっと、週四十時間以内の就業ってのを越えたらどうなるのでしょう? 残業手当がつくだけ?? というかサービス労働は本気でどうにかしてもらいたいのですが。三十分やそこらならともかく、前後入れたら一、二時間は確実に(新人でそれ)。
 どこもこんなものなのかどうか知らないけど、退職するときに密かに密告して行ってやろうか…(爆)。

 この間友人に、頼み込んで彼女の通っていた大学の文芸部の部誌を借りました。
 まだ少ししか読んでないけど、人名や設定がちょっと気にかかるな…さすがにというのか、文章や文体ではそんなに引っかかりはないのですが。むしろ普通に読めて、ちょっと自分と比べて落ち込んだりもするのですが。
 うーん、感じる違和感は、私のものを他の人が読んだ時に感じる違和感でもあるのだろうなー。
 とりあえず『BLEACH』と『D.Gray-man』を足したような感じの設定の分は、オリジナルだっただけに微妙…二次創作ならなんとも思わないのですが。
 仙人と現代と魔法が絡み合ったやつは、世界観がなんとも妙でした。学校のジャージって出てくるから現代かと思ったら魔物がいて欧風かと思ったら漢字な名でしかも仙人がいて、それなのに、魔法って言ってるし。せめて魔術…。
 うう、人のことをとやかくと言える立場でもないのですがね。でもあれだ。自分の分に関しては見えない部分があるけど、それなりに小説を読んでいるだけ、(他の人の分では)違和感がー。

 あー…次の休みは、なんとか日記連載(一回目の方)の見直しを片付けてしまいたいのだけどなー。でも返却期限の迫った本を読むか資料を整理するかが先か…というかやはり会社関係の勉強を先決にするべきなのだろうけどなぁ、新入社員として…。
 だけど私、宝くじの一等が当たったらそれを貯蓄に充ててバイトに流れるかもしれない(ありえない夢)。

 ああぁ、短いのを書こうかと思ったけど時間がなかったなー。
 この何日か、「死にたいなら勝手にすれば? あんたのことでしょ」という言葉が回っていて不穏なのですがー。文章にして飛ばしてしまいたかったのに(泣)。
 死にものはもういいって…。

2006 年 4 月 26 日 チラシって凄い

 昨日、店のチラシが入ったのですが、今日店頭に立っていたら、ちらほらと「チラシの○○ってどこですか」という質問が。日替わりの公告の品だけを買って行かれる人もちょこちょこと見かけました。おお凄い。
 詰め替え用のシャンプー&コンディショナーが昼過ぎにシャンプーが、コンディショナーも夕方には売り切れていて少し驚きました。
 夜には結構暇に。早々に上がらせてもらいましたが…いなかったから、OJTの先輩に挨拶してないな…(爆)。

 機転の利く頭がほしいなと、つくづく思いますねー…。あああ人と話せない。
 ありありと距離の感じられる会話をしたり、雑談が全くなかったり。あぅ。

 ところで私、反応鈍いのですかねー?
 DSの脳年齢測定をすると倍ぐらいの歳だったりした(記憶もおぼろな)のですが、どう考えてもあれば、年齢というか単に私の反応がとろいだけ…(爆)。計算のやつは微妙な感じですが(普段やらないし)。ついでに言うなら、名作の読み上げは朗読してしまうので不向きです。はい。
 まあ、とろいのが年を取ってると言われたら何とも言えませんが。

2006 年 4 月 27 日 休憩時間の罠

 休み時間、一時間。八時間勤務だと一時間以上の休憩が義務付けられていますからねー。まあ実際は八時間以上なわけですが(根に持つ)。
 で、今までのバイト先は休憩は一人が基本だったからそんなものかなーと思っていましたが、大体二人で、場合によって一人だったり三人だったり。
 そうして店長がいるときは大体店長と一緒に休憩。嫌いではないけどあの店長、語る語る。ご飯食べながら相槌って結構大変だよ・・・!(笑) 私基本的に、今まで「ご飯食べてると静かになるなー」という感じの食事風景だったしなあ。
 それにしても、食べながら話していてどうしてあれだけきっちりとご飯が食べられるのでしょう、店長。いっそ羨ましい。

 それでまあ、今日は夢を持てよ、といった感じのことを言われました。
 うーんー、夢ねえ。ないや。
 いや、何でもいいのだし「司書になりたい」とでも流していればよかったのですが(別にずっと今の会社にいると考えなくてもいいと言われたし)。嘘じゃないし。
 私はあれだなあ、咄嗟の反応が馬鹿だなあ。考えていたりすることがとっちらかっているのだよねえ。というか、そもそも考えてるのかと言いたくなるし(自分で)。
 でも、夢。うーん・・・死ぬまでに一冊くらいは、自費でいいから本を出したいというくらいかなー。言えやしないけど、面と向かって人に。とりわけ、親しくない人には無理だな。「人に言えない夢はない」と言われましたが、いやあるよ・・・。
 自信がないからとか失敗したときに恥ずかしいからといったことで言えないこともありますが、これは単純に恥ずかしいよなー。私、好き好んでここまで来てくれている人以外に「小説(らしきもの)書いてます」なんて言えないよ。あれは恥ずかしいものですよ・・・。書いた人の心情や考えなんて、読み取ろうと思えば顕著だしねー。だから、愧じるわけではなくても恥ずかしいですよ。
 とりあえず私は、確固たる意志も意見もないので、できの悪い聞き手に徹しておりました。あああ。

 やーほんともう、この頃厭というほどに自分の教わり下手さと人見知りの激しさと聞き・話下手さが判って厭ですよー。
 話を聞くの自体は好きなのだけど。慣れていない相手だと、半ば私を置き差って喋っているくらいの人のほうが気が楽です(爆)。
 なんて言うか・・・やはり私接客業向いてない気が。や、バイトでやるのはいいのだけど。というか、いっそコンビニにでもいけばよかったのかもしれない・・・お客さんに呼びかけて商品買ってもらうってきつい。人間関係だけは、どこに行っても付きまとうのですがね。

 明日は休みだから、日記連載の片をつけたいなー。そうして今日中に「台風の目」が一旦書き終えたらいいなー。
 無理そうです。凄く。

2006 年 4 月 28 日 やりたいことだけは

 会社の無料の勉強講座申し込みの締め切りが今日までだったことを忘れていたため、昼前に行ってきました。うう、昨日の昼には覚えていたのに。休憩時間が終わるときには忘れていた(爆)。
 社員さんやパート・アルバイトさんの説明を聞いて覚えればいいのだけど、あまりに基礎知識が少ないし知ること自体は嫌いではないので。現実問題、それをやっている暇があるのか(自宅学習)怪しいところなのですが・・・。それ以前に、二年がかりの講座だけど、私一年後にいるのかあの会社(爆)。

 そして今日の休日は結局、半分眠っていた感じでした。朝はそんなには遅くならなかったのだけど、朝食後に寝たり昼食後に寝たり。・・・明るいうちは活動しようよ、私(泣)。
 とりあえず、三十日返却の本は読みきれそうだけどー。日記連載の見直しは全くできてないー。

 明日の夜は、高校の友人たちとお好み焼きの食べ放題・飲み放題です。翌日仕事だけど(汗)。
 まあ、楽しんできます。

2006 年 4 月 29 日 どれだけ言葉を尽くしても

 伝えられないものもたくさん。音楽や絵で表現できる人はいいなと、つい羨んでしまうこともあります。
 ペンは剣よりも強くても、文字以上に強いものも確かにあるのだろうなあ。

 今日は仕事でへこみつつ(未だ馴染めない職場の人たちや身の置き所のない現状やら色々と)、ぼんやりと半日近くを過ごしました(だからそれが・・・!)。
 やー、半年働けば失業保険がつくのですが、それすらもたないかも知れないとの予感が。何を訊いても(といっても程度がありますが)許される三ヶ月くらいを目処に、辞めそうな気も。といっても奨学金を返す必要があるので、お金が入用なのですが・・・。
 この際土地を問わず、司書として働ける場所を探したいのですが、そのためにもお金が要るよなー・・・。やはり、しばらくは辞められない。でも辞めれらずにいられる自信がない。
 うーんー、合わないというか何と言うか、ね。ただのありふれたいい訳なのかもしれませんが。いや自分でそんな事態に陥るとは思っていなかったのだけど。
 やはり、就職を決める前に職場を知っておくことは必要ですね!(爆)

 大変な仕事は面白味がないとやっていけないというけれど、それでなんとかなるのか私、という状況で。いや面白味のないものなんてないと思うけど、仕事の実態まで踏み込んでいないのが現状だしどうにも私はそう思っているということが外には出ていないらしいです。むしろ嫌がっているように見えるようで(汗)。
 色々なことを面白くないと思うことは少ないのですが、何分自分だけで独立している仕事でないだけに、周囲の人となじめないという一点できついものが・・・! 仕事の合間の和気藹々とした雑談ができません。誰かなんとかして(無理だ)。
 えーとー・・・私むしろ、人間関係殺伐としてる職場の方が向いてるのか?(他の人を気にしなくていい分だけ)

 ところで今日は、高校の友人たちと晩御飯を食べてきました。
 本当は私を入れて全部で七人のはずが、一人は病欠、一人は前夜との兼ね合いの体調不良、一人が仕事で欠席(といいつつ途中で合流)、別の一人が急遽の参加で最終的に六人に。
 お好み焼きの食べ放題・飲み放題だったのだけど、やぁそんなに食べられるものではありませんねー。私二枚たのんで、それと唐揚げを一皿追加したら(既に一皿頼んでいた)、食べきれずに友人たちに「食べてくれ・・・!」と頼み込むことになりました。はは・・・ごめん、迷惑をかけて(汗)。
 残すのは基本的に失礼でしたくないのだけど、無理だこれは残る、と思っていたら、食べてくれました。うう、ありがとう。
 そうして、最後の客になって閉店ぎりぎり(むしろ微妙に超過)するまでいました。うはー、ごめんなさいありがとうと言うしかない。
 仕事の後で疲れていたのか食べ過ぎたのか飲むペースが早かったのか、微妙に危なかった・・・さすがに、また吐くまではいかなかったけど。危なかった。

 帰りに、暴走族が走っているところに出くわしました。うるさい。
 やー、会話がしにくいですよ。あれはただの騒音発生装置ですね(笑顔)。私、バイクがほしいけどエンジンや排気管をいじっていないやつのエンジン音でさえ、ちょっと苦手。ていうか、あれでストレスなり不満なりが発散できるなんて、凄くお手軽ですねー。羨ましい。

 とりあえず今日は、整胃薬を飲んだし水分をたっぷりととって早めに寝たいと思います。・・・できるかな。

2006 年 4 月 30 日 無人の休憩室の音

 誰かの携帯電話が鳴っていたりして、ちょっと驚きます。

 今日は午前中、書類(?)の整理などをしていました。ダンボール(の中身)をばっさばっさとさばいていました。
 あー・・・やはり私事務仕事が向いていそうなのだけどどうしよう・・・。今更路線変更とかできるかな・・・事務の基礎知識なくて一度就職していてとってくれるのかな・・・。
 また店長からいろいろと話をされて、頷きながら微妙に聞き流していたり。あの店長、本当に接客業好きなのだよー。私には眩しいー。
 つか、接客云々より商品を売り込む(というか紹介というか)が厳しい・・・(没)。

 明日からレジ打ち突入です。レジ打ちは、一緒に商品の声賭けをやらねばならないらしい・・・え、逃げたい。いやほんと逃げていいですか・・・あああお金の心配しなくていいなら逃走するのに(本気)。

 ところで、笑顔で商品の勉強会に出た方がいいと言われました。私その日休み。というか友人たちと会う予定を入れてしまっているのですが。
 社会人になったら急な呼び出しとかあるから、って、急じゃないし。前もって判ってたことだろそれ・・・・・・。
 やはり、辞めるときには密告していきたいものです。一年くらい勤めて証拠集めしたら裁判で勝てそうなのですが・・・やらないけど。それで納得している人がいるというのが、何か凄い。



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