虚言帳

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2007.12

2076 年 12 月 1 日 クリスマス色の街

 気が早いよね…そしてそんなもの置き去って、年越し蕎麦の心配をするのは、勤務先が蕎麦屋(違?)だからです。
 でもあれだな。
 幼い時分は「わーいケーキが食べられるー」と喜んでましたが、仕事帰りにふらっとケーキ屋に寄ったりするようになると、むしろ年末年始の方が好きですね。いつもと同じ夜更かし・寝坊なのに、何か違う感じ。

 ビデオが溜まっていっています。
 「もやしもん」「しおんの王」「もっけ」「コードギアス」「電脳コイル」「ドリームアゲイン」…どれも、まだ今週の分見てない。見たら消すから、一度でいいのにその時間がー(昨日見ようと思っていたら呼び出された)。
 「SP」は今現在観ています。「椿三十朗」の番組宣伝で織田裕二と豊川悦史が対談していようとも!←気になる(苦笑)

 ところで今月、「メフィスト」(雑誌)発売だそうで。…私まだ、その前もその前の前もその前の前の前も、下手したらその前の前の前の前も、読んでない(毎回本屋に取り置き頼んでの定期購入)。
 今回は、『冷たい校舎の時は止まる』の漫画版第一章が載るそうで。薬屋の(?)トリビュート作品(??)も載るそうで。
 …こわいもの見たさが強いのですが覗いた先に化け物がいたらどうしましょう…(怯)。

 『ぬしさまへ』…若旦那のシリーズ…何作目?
 仁吉が容疑者に、という表題作しか覚えていなかったのだけど、失恋話も収録されてたのですねー。兄さんの話とか幼馴染の話とかも。最後の話がじわりと沁みる。
 やっぱり手代たちは無茶苦茶な甘やかしだ(笑)。

2007 年 12 月 3 日 最近右手首が痛い(また)

 うーん、心当たりは電卓のキーをいっぱい叩いたくらいしか…(厭)。
 右腕に時計をはめているのが駄目なのでしょうか(結構重みがある)。でも、そのうち慣れるだろうとは思うのだけど、ずっと右につけているから左だと違和感が…。

 ところで、明日は会社忘年会です(半分冗談で法事と言ったらそのまま企画者に伝えられて(伝えた人は本当のところを知っている)、そのまま貫き通すしかなくなった。平日に法事て)。
 その参加人数の確認に来たある子が。
「えっと、明日のぼう…暴走会、じゃなくて…同窓会でもなくて…忘年会!」
 …ぼ、暴走会って…!(大笑) お酒が入ってたらあながち間違いでもなさそうですけどね!(明日はほぼ確実に非酒精)

 『DDD』二巻…悪魔つきという半人外と超人的な人たちとのアクション?
 面白くない、わけではない、のだけど…うーん、回りくどい、違う、しつこい。こう、一つのことを回りまわって徐々に繰り返し説明していくような。山場を超えたら後は一気に読んでしまう、というのも特になく、それぞれのエピソードの積み重ねが延々繰り返されるという感じ。
 キャラクターは確実に立っているし、軽妙なやり取り。奇抜な設定も、まあすんなりと馴染めますかね?
 しかし、何かこう…ゲームっぽいなあ(といって私ほとんどやりませんが)と思うのは、多分に、一部に有名なゲーム製作集団のシナリオライター(?)、と思うからかなあ。
 ううん、何だろうなあ。現実感が乏しい(癖にある種の真実味はある)のはこの手の小説の常なのだけど、設定と登場人物とをきっちりと決め込んで、事件の要素をいくつかおいて、さて話を上げました、という感じというか…。設定や要素や登場人物や伏線が、全て駒に思えてのめりこめない。

 図書館の本がー。
 今予約確認したら、最寄の受け取りに設定している館までは今日の閉館時点で到着していないものの、確保はできた本が数冊。到着しているものも、二冊あります。
 あの…今まだ、借りているけど読めていない本が数冊残ってるのですけど?
 何も明日行かなくても、今週は金曜も休みだしきっと日曜でも間に合う。さてどうしたものかー。…でもさ、日曜日に十冊とか予約本が届いていても、それはそれで厭だよね…?

2007 年 12 月 4 日 私は冬眠でもするのだろうか

 食べ過ぎ…明らかに食べ過ぎ…。
 い、いい加減、食欲衰えてくれないものでしょうか。成長期なんてもう終わっているに違いないのに。
 でも明後日にでもベイクドチーズケーキを買ってこようかと思っていたり。

 図書館、行くには行くけど返しただけ。
 今のシステムだと基本、返却時に「予約の本来てますよー」と言われるのだけど(一度それで母に返却だけしてもらおうとしたら「カードがなくても大丈夫です」と名前だけで借りられてしまった…)、それは受け取り指定している館でだけの話。最寄の分館は自転車五分強ですが、第二の最寄の本館も自転車で十五分ほど。
 …いや、返すためだけじゃなくて廃棄本でほしいの出てないかなー、というのもありましてね…?
 金曜も休みなので、そのときにごそっと借りてこようと思います。丁度、図書館の借り本がゼロになる頃合だ。…本当はもうちょっと期間空いてくれても構わないのですけどねー。友人からの借り本とか一年位前から読みかけになっている文芸誌(…)とかあるので。
 それにしても、予約本到着のお知らせをメールにしていると、「メール到着から一週間」は本を置いておいてくれるのだけど、図書館のサイトで確認できる「確保日」とはずれているのですよね、大概。何て言うか…不安になるのですが…ちゃんと預かってくれるのか…?←大体期限前に行くけど

 『晩夏に捧ぐ』…「本屋限定の名探偵」、出張版
 ある本屋で幽霊が出る。そしてその正体は、二十七年前にあった殺人事件の犯人だ、いや、犯人は別にいる、という噂。
 んー。さらりとしすぎたような。面白くないわけではないですが。

 『ウィズ・ゼロ』…ハイジャックされた旅客機
 スパイ問題とか…「エス」というのも、ある程度刑事ものを読んだり見たりしている人なら説明なしで理解できるでしょう。
 そのへんも入れて、正義や悪や善が一辺倒でないのはいいですね。だってそうされちゃったら、どうしてもうそ臭さが鼻についていしまうもの。一人語りならまだしも。
 偏見かもしれないけど、これを女性が書いたというのにちょっと吃驚。男性が書きそうな(つまりは好みそうな)雰囲気。(筆名が実際の性に基づいているなら、の判断だけれども)

 『サイン会はいかが』…「本屋限定の名探偵」三作目。短編集
 描かれる本屋さんの日常に、感心したり笑ってしまったり。やっぱり、時間やりくりしてでもバイトしておくべきだったかなー、とちょっと思いますね(苦笑)。
 ところで、探偵ってのは大抵推理の過程を語りません。結論を理解してもらうために必要ならともかく、結論が確定していなければ黙ってます。読者や助手位置の人は、それにやきもきさせられます。不完全な推測だと的を外すこともあるだろうから、それは仕方がないし的確な判断だと思えないこともない。
 だけど…このシリーズの探偵役の場合、何も最後の最後に説明を持っていかなくてよくない?ともちょっと思ってしまうのですが。構成として解決を最後に持っていくのは当然としても、仲間内には先に説明しているけどそこは省いて、という書き方もあると思うのだけどなあ。そこのところで少し、性格が悪く思えるのは、多分に私だけなのだろうけど。うーむ。

 そう言えば、この間友人と話していて「日常の謎」と言っても通じませんでした。
 えーと、北村薫が代表的、ですかね?(というかこの人から言われるようになったのだっけ?) 日常生活の上で起こった些細な不思議を解き明かす、という、どちらかと言ったらほのぼの系の推理ものの系統。
 こう…私が意識して推理小説ばかり読んでいたのは中学生頃(と言ってもほぼ現代日本のものしか読んでいなかったけど)で。今も好きではあるけど、苦手な分野でなければ興味を持ったものは適当に読むし。
 でも、何故だか妙に推理ものの用語(?)を知っているのは、新本格派と言うか…基本一般人な探偵役たちが推理小説を語りながら推理を展開する、なんて小説をやたらと読んでいるからでしょうね…(遠い目)。詳しくないのにおかしいなあ。

 あ。関係ないけど、『配達赤ずきん』『晩夏に捧ぐ』『サイン会はいかが?』を読んでいて気付いた。
 私、登場人物がひたすら出てくる人をほめている小説って居心地が悪いんだ…! 悪意のない悪口を言い合っていたり、酷評していたりの方が好きなんだなあ(度を越せばただの暴言なのでそれは却下ですが)。
 うーん…これ、ほぼ確実に田中芳樹(の著書)の影響がする…(苦笑)。

2007 年 12 月 5 日  ぬ。

 うーん、会社で味噌汁作ってたとき(これも業務の一環だったりする)に何かちょろっと考えていて、情景と設定はほぼ覚えているのだけど、台詞が思い出せないという。
 (細かな設定は省きますが面識のない男二人が歩いていて何だか会話をしてしまっていたという状況。そして目的地も同じだった)
 むう、悔しい…。帰ったら台詞だけここにでも書き留めとこうと思ったのに。しまった。

 『カンニング少女』…題名通り、大学受験をカンニングので乗り切ろう、という話
 秀才と発明品作り役、実働部隊、と、主人公(一生懸命)。という、バランスのいい四人組み。
 姉の死に不審を抱いた少女が、真相を探るために姉の通っていた大学に行きたくて、でも時間がなくて今の成績ではどれだけ頑張ってもまず無理、ということでカンニングをしようということに。
 上手くいくのか、真相は?というところで、いい具合にはらはらさせてくれて楽しい。主眼はカンニング行為は成功するか、ですが。
 何か、カンニングを成功させようとする映画あったなー。「Let's カンニング」だっけ?(うろ覚え)

 ところで、丸暗記を「頭の良さ」とする傾向がありましたが、それへの反論で「数学はできる」というのがありますよね。
 暗記系科目は苦手でも、数学なら考えさえすれば解けるのだからということで。
 ええと…私、公式が覚えられなかったのですが…(爆)。
 中学生くらい、いや、二次関数くらいまでなら多分なんとか。でも、解の公式とか…見た瞬間、あ、無理だこれ、と思ったものです(爆)。だってー暗号式丸暗記しろってのと同じだよあれー。
 理屈としては、その公式にも勿論理由(というか原理)があるのだから、忘れたところでそこから考えていけばいいのですが…それって物凄く頭いいよ、というのと、試験の場合、切実な時間との戦いが。
 うーん、暗記科目、得意とは思っていなかったけど、何故か得点取れたのだけどね? それなのに数式は無理。何故ならそこまで興味がないから(解くの自体は嫌いじゃなかったし、問題集なんかは教科書で公式を探したら解けたものが多い)。
 歴史の試験で、いくつかの事柄を挙げて年代順に並べよ、というのありますよね? あれ、大体解けたけどずばりと「年を書け」というのはほぼ壊滅です。大まかな流れで覚えているものだから。人名や固有名詞は、まだ(比較的)覚えられるのだけどなあ。
 えっと。だから、数学が出来なくっても考えるのが下手というわけでもないと主張したい…?(何故疑問)

 目がつらい。
 話書くの、メガネ作り直すまでお預けだな…ってこれ、本当に眼鏡のせい? 実は、重度のドライアイだったらどうしよう…(でもドライアイなら、痛くはなっても気持ち悪くはならないよね?)

2007 年 12 月 6 日 うぬー

 眼鏡が…本格的に駄目だ。やばい。
 そのうち友人と駅周辺に出ることがあったら、と思っていたのだけど(何故なら一人で行くと苦手な「営業だけど雑談トーク」対策ができないから)、明日行ってきますー。
 ううう、視力が上がっている事はまずないはずなんだよ。でも度の軽い眼鏡をかけていて気持ち悪くなるなんてことはまずないはずで…もしかして乱視? 乱視入ってたら、多分安い眼鏡(行こうとしているところ)は対応してないんじゃあ…店の測定器でどうかわかるかな。

2007 年 12 月 7 日 とりあえずまともに?外出

 図書館行って眼鏡屋行って郵便局行って本屋行って古本屋行って本屋行ってスーパー行って図書館行って。
 駅前行くなら銀行も行って来ればよかった。

 図書館で大量に借りてきまして。図表が必要な本を残して、他は読破〜。
 そして、古い星図(どちらかと言えば絵めいて見える)がほしくて、でもありそうなところをさまよっても見つからなかったので、レファレンスで訊いてみたら。
 それまでにどういったものを見て来たか言わなかったからかもしれないけど、既に何度も見ていた棚にこういったのがあるかもしれないから、と言われて…あったかなそんなの、と思いながら行ったらなかったという。他の棚に紛れているか、地下書庫(館員以外立ち入り禁止)だったのだろうと思いますが。
 ありませんよ、とカウンターに戻ればよかったのだけど、何だかもう面倒になって、そのまま帰ってしまいました。
 うーん、今後、あまり訊きたいとは思えないなあ…私も突っ込んで返しませんでしたがね。

 本屋は、『キスよりも早く』の二巻と『空中飲茶飯店』の上下巻。
 前者、帯のあおりが凄くて…レジに持っていくのにかなり躊躇った…(笑)。このときは気付かなかったけど、同時発売の『赤髪の白雪姫』が気になる。どうして店頭で気付かなかった私。
 後者、やはりかまたきみこの漫画は好きです。

 眼鏡の話。
 私、現在の視力を物凄く思い違いしていました。0.3〜0.5かなと思っていたのですが。裸眼、0.05くらいらしいですよ…。
 そして、頻繁に使っていた眼鏡は、かけても0.2くらいという(苦笑)。今回、0.4くらいで作ってもらいました。
 いやー、私よく、裸眼で生活できてるな。つか、そんなに見えてないんだ!

 『妖怪の理 妖怪の檻』…妖怪について。
 前に作者(京極夏彦)の公演の記録(?)を読んでも驚いたのだけど、今言う「妖怪」は個別の「キャラ」で、そうなったのは割合最近のことなんですねー。違和感。
 とまあ、そんなことが綿々と書かれているという本。始めの方の定義が辛かった…(でも読み飛ばすとわからなくなるし)。

 『扉の外』…閉鎖空間における行動。
 修学旅行に出たはずが、宇宙船に非難させられ、そこで一定の生活をするようにと言い渡され。
 淡々としてるから騙されるけど、何て言うか…厭な話ですね(笑)。面白いから読むけど。何がどうなっているのかを、つまびらかにされないところも気持ち悪い。
 これ…続編出ているらしいけど、どう続くの? その後? 登場人物仕切り直して??

 『アンダカの怪造学 〜飛べない蝶々の鳥かご迷路』
 ノリを読みながらきっちり話も展開させて。うーん、ちゃんと面白いのだよなあ。これで数歳年下が書いたってんだから…。

 最後に回した図書館に入ったときに雨が降り始めまして、どうやって帰ろうかと思案しつつ、しばらく時間を潰していたのですが。
 閉館まであと一時間ほど、もうちょっと残るか帰るか、と迷いつつ様子を見に外に出たら、眺めているうちにほとんど降らなくなりまして。無事帰れました。よっし、何か知らんが応援されてるぜ!(思い込み)

2007 年 12 月 8 日 投槍(違)

 少し前に色々と動いた(自己比)せいか、なんだかもうだるだるです。まあ、今は急いで連絡取らないといけないよう件もない…よね?(心配)

 昨日買って来た眼鏡、私の扱いが悪いせいで、ガンガンぶつけてます(外してちょっと置く時なんかに)。
 見掛けは頑丈そうなんだけど実際どうかわからないフレームですが…が、頑張って…!(え)
 「眼鏡をかけた外観」というのは何だか好きなのだけど、実際かけると鬱陶しいですよねー。うーむ、視力良かった頃が懐かしい。やはり、人がかけてるのを見てるのがいいよ。

 『NO.6』六巻
 突如、王(むしろ神っぽい)が出てきて何だよそれ? と。どう転がしていくの?

 あーしまった書き進まないー。あれだ。書くのに飽きてきた(爆)。…これだから長い話は。
 どうせがんがん手直しを入れないと現時点で話自体が破綻しているのですが、とにかく一旦書き終えてから、と思うと、書かなきゃーでもなあ、という。読む本いっぱいあるし、しばらく放置しとこうか。

2007 年 12 月 9 日 えへへへへー

 今日は図書館には行きませんでした。
 で、代わり(?)に古本屋めぐり〜。久々だからか、たっぷり収穫があってホクホク。キャンペーン中で、思っていた半額で入手できた、という嬉しい誤算もあったり。
 さて問題は、それらをどこに収納するのかってことですね(笑顔)。
 昨日なんて、床に積んでいる本に足を引っ掛けて崩して、思わず蹲っちゃったよ。そこで先に本の心配をしなかったところが、ああまだ私書痴じゃないやと…安心したのだかがっかりしたのだか(苦笑)。

 本棚を探しているのだけど、丁度いいのがないのですよね。
 奥行き30くらい、幅55くらい、高さ200前後のが…ほしいのだけどなあ。でもどうにも、幅は45の次は60のような気がする(規格として)。
 うううー、場所さえ確保できたら本棚買いまくるのにな! 服やら化粧品やらをあまり買わないから、そのくらいの余力はあるんだよいくらなんでも勤め人だから。でも…場所…(没)。
 それでもなんとか、大掃除の日までには何か見つけてこないと。無理だったら、整理だけして本の山は来年まで持ち越しということに(いやどの途消えてなくなるなんて摩訶不思議は起こってくれないのですが。起こっても厭ですが)。
 
 あ。今更だけど、「反逆のルルーシュ」。あれ結構、コメディーだったのですね。前に放送してたとき、ごくごく始めのところしか見てなかったから知らなかった。
 ついでに映像つながりで。
 まずいなあ、「SP」。DVD出たら買いそうだ…(苦笑)。

 ところで今日、ほしい漫画が会って本屋に行ったら、売り切れでした。発売から数日しか経っておらず、人気の作家というわけでもないので…小数しか入ってなかったのが売れてしまったのだろうなあ。でもそれが二件続くってどうよ。
 …返す返すも、何故店頭で気付かなかった私…!

2007 年 12 月 10 日 年の瀬迫る

 …気分だけ焦るけど実は年賀状の準備だって全くしてないんだ…。

 昨日探していた漫画、期待してなかった近所の本屋にありました。平積み(?)の最後一冊。…ごめん、侮っていたよ私(ここで言っても)。
 『赤髪の白雪姫』、いいです。いいな、好きだ。続くので続刊が楽しみ。作者が話を考えたときの「姫がいない」に笑った。

 『夢見る黄金地球儀』…コ、コメディー? 娯楽作品
 始めの方、実のところ読み進めず(のめり込めず)困ったのだけど、半分…から三分の二に差し掛かったあたりからは一気。
 これ一本で勿論独立しているのだけど、『ナイチンゲールの沈黙』を読んでいればもっと…そしてそれを読むなら是非『ジェネラル・ルージュの凱旋』も…でもそれなら『チーム・バチスタの栄光』から…海堂尊全部読むと楽しいですよ(笑)。
 主人公が、流されているようでそして本人にその意識は全くないのに実は「おいしいところ」を持っていっている、しかも素直で傍から見ると悟りの境地に足を踏み出してしまいそうな感じのところ、いいなあ。
 作者、裏側をたくさん知っているしそれにうんざりしながら染まっているけど、何か、青年期に持った「正義」を信じたい、と思っている人なのかなあ、という気が。「信じている」、でなく「信じたい」。

 天球儀式、ひたひたと完成を目指していますー。まだ、山四〜六合目くらいだけど(幅が広すぎる)。
 基本、個人作業ですから進行具合とかなんとも言えないのですけどね…正直なところ。
 とりあえず、当初予定だった「第一次締め切りを十二月」、というのはあっさり投げ打って、山九合目あたりで、一週間くらいの締め切り設定、というのに切り替えようと思います。その期間に、現時点で予約入れてくださった方々にも最終確認のメール入れて。
 下手をしたらこういうのは最後だろうから(と、高校卒業時点で思っていたのですけども)、目意一杯楽しみたいものです。そして、楽しんで貰えたらと思います。

2007 年 12 月 11 日 さてどうしよう

 うーん、明日、年賀状を書くか本棚探しの旅に出るか…雨かな。雨なら引きこもり決定なのだけど。でもそうすると大掃除が…(悩)。

 『ブラック・ジャック・キッド』…ブラックジャックになりたい小学生の日々
 新聞広告であらすじを読んでいたはずなのに、大学生が主人公と思い込んでいて、読み始めた途端に首を傾げた一冊(苦笑)。
 素直に、先が気になりました。読みやすくって、でも過去を振り返るという体裁からか、ある程度の距離感があってそれが…安心? 辛いことにも、ちょっとだけ距離を空けてあるから揺らぎすぎず済むような。
 何かちょっと、泣きたくなる。
 読んでいて、『凍りのくじら』を想起しました。多分、それぞれ、核となるものに既存作品への思い入れがあったからかと。『ブラック・ジャック』と『ドラえもん』。そんな風に思ってもらえるものをつくった人は凄いな。

 『厭犬伝』…木彫りの人形を戦わせる遊び(?)と諸々
 何だろう…読みにくいというわけではないのだけど、結構読み飛ばしてしまったなあ…説明部分とか。あとこれ、続編書きそうだね?とか。
 感情移入がし辛い、というか、登場人物が平面な感じが。あまり、行動や感情に矛盾や曖昧さや無駄がないのだよね…ってそのせいか??

 ところで、上の二冊は今年のファンタジー大賞受賞作、なのですが…えっと、傾向別で二作?(純文学系統とゲームライトノベル系統)
 …しっかし、読書メモ代わりにこうやって色々書いていってますが、そうすると感想が全部自分に返って来るのなー…。

 話は変わりますが、家には「相棒」のDVD-BOXが三つあります。pre、1、2。(3以降は2が開封すらされていない現状を鑑みて購入保留)
 私はまだ全部見ていないのですが、少し前から父が見始めまして…うわあ、知らない事件の解決を語る右京さんの声が聞こえて来るー! ね、ネタばれ!
 対抗策は、私もとっとと観るか、CDなりTVなりで音を打ち消すかですか…?(苦笑)

2007 年 12 月 12 日 ううむ

 家にこもってはいたのですが…ねんがじょう…(没)。
 …住所録と、ねずみのぬいぐるみを引っ張ってくるだけに終わりました。図案が決まらない…(案はあるにはあるけど私は見本がないと描けないからなあ)。

 『綾乃ちゃんのお告げ』…小学五年生にして教主の女の子が、少しだけ幸せな変化をもたらす話。三本収録。
 ほんの少しだけ先を見通せる、教主の女の子。一話目が社会人、二話目が高校生、三話目が同じ小学五年生と、関わる人(語り手)が順々に下がってます、そう言えば。一、二話目を踏まえて、三話目。人を幸せにしてくれる綾乃ちゃんは、誰が幸せにしてくれるの、というのが…。
 
 『とりくつしま』…死後の話(え)。
 死んだ後に、「とりつくしま係」が何にとりつきますか、と訊いて来る。無生物であれば何にだってなれるらしい。
 でもこれ、一方的に見られるだけ、なのですよね。余計に辛くないのかとはらはらしてしまう。そういう意味では、一番はじめの話が安心して読めた。
 一話一話がとても短いし、優しい雰囲気です、が…何かこう、しこりが残るというか…苦しくなる、いや、いたたまれなくなる?

 PC開くと、無駄にネットサーフィンしていたりします。うう…悪魔の箱だな…(爆)。

2007 年 12 月 13 日 疲れる

 総務と経理と営業事務と人事?がひっくるめてなのはいい。…社長や常務の行動予定なんてしらねーよ…と言えたら、どれだけ楽か。
 秘書のいる会社が羨ましいです。はい。

 「土方歳三 最後の一日」を見ていました。
 …既に観たことがあるし歴史を鑑みたって、どうしたって無理とわかっていても。どうにか、と願ってしまうのは…馬鹿げたことだろうなあ。

 なんとか、今年中には今主に書いている話が終わらせられそうです。見直しまでいけるかどうかはわからないけど、とりあえず話を「完」に持っていけそう。
 できれば眠り姫の話も、と思うのだけど…その時間があったら年賀状を書けという話でもありまして…(メールも出すだろうからそっちもだ)。

2007 年 12 月 14 日 最近の恐いこと

 寒くなってくるから耳を隠そう、と、髪を伸ばしているのですが…髪形が、ふかわりょうに似てきている気がするのは気のせいですか…?

 『人形の家』…日常の謎
 主夫(家主、らしいですが)が謎解きの人。奥さんが成り行きで働いていて、娘は中学生。
 壊れたフランス人形、万年筆、花言葉、書道家、お子様ランチ。
 それぞれに、様々な知識が鍵になるのだけど、その説明がさらりと馴染んでいて読みやすい。「ちょっとすごい人」じゃないかと思うのに、娘の一挙一動におろおろする(でも娘からはそう思われていない)お父さん、な主人公がなんだかいいです。

 『アンダカの怪造学 Pandora OnlyOne』…シリーズ七巻目にして三部作第一弾。
 三部作×三でこのシリーズ終わりなのかな?
 ええとまあ…ちゃんと悩んでくじけて弱いところもありながら、真っ直ぐに一生懸命に頑張る主人公が…まぶしいというか鼻につくというか…でもそれは私が邪悪だからか?!とか。
 基本、面白いです。

 『人形の家』を読んでいて、そう言えば私自身は家出に縁がないなー、と思ったのでした。姉はしたけど。
 いやあ、しかしあれですよ。皆が皆するわけではないけど、してやろうか、とさえも思わなかったな私。「反抗期のない子どもは自立心もない」なんてのをどこかで聞いたことがあるけど、概ね当たってそうだなーとは思わなくもない。

 終わりそうだ、と言っていたら書き進まなくなったよ…。
 いや理由はわかってるのですけども。私としては「終わり」なのに、考えてみたら伏線とか色々回収してないよというのに気付いたのですよ。先々続けるならそれでもいいけど、とにかく一旦終わらせたいからまとめないとなのだけど。…駄目だー。
 うーん、でもとりあえず「終わり」まで書いて、見直しで大幅に書き直すか…何かそれもう、見直しじゃないような。

 余談(いや全部がですが)。
 何を思ったか、「涼宮ハルヒの憂鬱」のMADを見たのですが…えっと、古泉?だっけ?(原作を読んだこともアニメをほぼ見たこともないのに主要キャラを把握している謎)
 …な、殴りたいこいつ…! と、挙動だけでここまで思った男(実在しませんが)は珍しい…(笑)。動作が鬱陶しい。MADでさえそう思わせるって凄いな!
 SFとしての評価もあるし、ちょっと気にはなるのですが…アニメの一話目を見て見る気が失せた…小説読むのもどうだ…(あれは番外らしいというのはわかるのだけど)。

2007 年 12 月 15 日 しまった

 本棚に使えそうなのないかなー、と、ホームセンターに寄ったら、丁度良さそうなのがありました(難を言えばもうちょっと高さがほしい)。
 明後日の帰りにでも買って帰ろうかと思います。それまでに売れてたら厭だな…。
 今日買って帰ればよかったのに、という話ですが、ほんの一、二センチ、置き場所に収まるかどうか不安だったもので。
 よし、これで大掃除はもらったぜ!(つまり掃除の大半は本の整理でしかないという)

 『”文学少女”と慟哭の巡礼者』…学園もの、あるいは青春もの? ライトノベル
 テーマの一つ?に、「物語を書く」というのがあるので…うあああ、何か、歯がゆいというか、いつも以上に痛いというか…ううう。
 毎回、何かしらの文学作品を下敷きにする形式。今回の下敷きは『銀河鉄道の夜』。宮沢賢治は、骨子はともかくあまりにもきれい過ぎてちょっと好きではないのですが…でも「猫屋」を舞台でやったとき、「宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』みたいだ」と評されたのですが。そういう意味では印象深い。…ますむらひろしが漫画化していて、その文庫を手にしたこともあるのに買わなかったのだよなあ。買っときゃ良かった。
 このシリーズ、好きです。

 「ドリーム・アゲイン」…やっちゃったー。
 大団円。ハッピー・エンド。…でも物語としては愚作でしょう。
 主人公の決断、ベタだけどよくやった、そうもっていくのかと感心(?)していたのだけどなあ。あれは、あそこで終わらせるべきだったと思う。
 蛇足に。時間を戻したならまあ、それもありとしましょう。
 でも、主人公が「朝比奈」として生きていなければ、監督と家政婦はどこで出会ったのか。百歩譲ってそれはあるとして、弁護士と朝比奈ファンドの二人はどうして親しくなれるのか(「朝比奈」が行動しなければ対立したままだったはず)。よしんば、朝比奈ファンドと和解してああなったとしても。朝比奈は寿命がきていたはずで(主人公が体を借りる候補に上がったのは全て、死ぬべき人だったのだから)、娘も病死しているでしょう。
 何、今までの物語り全て、全否定? ドラマの最後に映っていたのは、「主人公が死ななかった」だけの世界ではなくて、違うところが多すぎるパラレルワールドですか?
 …例えば舞台劇で、二時間くらいに詰めて、丸く収めようとしなければ結構いい話になったのじゃないかと思います。
 誰が捻じ曲げたのか知らないけど、ハッピーエンドが好きだよね、皆幸せにしちゃおう、手段選ばず、って、それは最低の選択だと思う。

 のほほんとしてましたが、しまった、プリンターつながないと。←分離されているから使う度に引っ張り出してきて接続する必要がある
 明日必要な印刷物があった…。ついでに、書いていた話を打ち出して見直しようにしたいのだけど…まだ終わってないよ…どうしよう、このまま打ち出して最後は手書きにしようか。←多分傍から見たらどうでもいいこと

 関係ないけど、ある出版社のメールマガジンの、読者アンケートの結果を見て。
 問:今までに小説を書いたことはありますか?
 答:ある 40% / ない 60%
 …意外に少ない? それともこれは、多い、と読むべきなのでしょうか…?
 回答したのは、それなりに本を読むのが好きな人ばかりでしょう。その中でも任意だったから、どのくらいの比率と捉えればいいのかわからないのですが…ある程度読んだら書きたくなるものだよね、と…思うのだけど…そうでもないか?

 図書館で借りた本が切れて、明日は多分行けないので、火曜までは本が切れた状態です。友達に借りたのも読み尽くした。
 …でも、買ったままの本は積んであるわけで…雑誌も溜まっているから、それを着々と読んでいこうと思います。「メフィスト」、新しい号出ちゃったしね!(爆)

2007 年 12 月 16 日 楽しい

 友人たちと、映画を観てバドミントンをして図書館行ってきました。

 映画「憑神」。
 面白かったですが…終わり方がなあ。もうちょっと、余韻というか含みというかを持たせた方が。小説の終わり方のが綺麗でしたよ。最後の現代は蛇足過ぎる。
 エンディング・ロールが楽しかったです。名前が、多分あれ、それぞれが書いただろう字で。踊ったりゆれたり押しのけたりはじけとんだり。音楽師、世話人(AD?)、などと表記されていたのも楽しい。
 見終えて、話題に上ったのが「姫路城映ってたね」(私は気付かなかった)、「佐々木蔵之助が…(笑)」(あまりに情けなくてかっこ悪い役で笑えた)、「江口洋介が勝海舟って。土佐弁喋らないのかと思った」(大河ドラマ「新撰組!」で坂本竜馬役)。

 その後、ファミレスに移動してご飯を食べて、一人加わって一人抜けて、三人でバドミントン。
 いやー、楽しいですね! 風が吹こうとも(注:室内競技)、太陽がまぶしかろうとも、ラリーが始め全く続かなかろうと!
 段々疲れて、いい具合に酸欠になってテンション上がる上がる〜。
 …明日、筋肉痛になってたら厭だな(笑)。やっている最中、笑いすぎて頬が痛かったですが(馬鹿)。
 これ、三人だったから、一人は試合(?)見物にして、疲れたら交代、ということにしていました。だから、はじめ以外は二人相手をしたら交代、という手順なのですが…途中、既に二人相手をしたのに、相手が交代すると信じていた奴が(笑)。さ、酸欠! 思考能力低下してるよ。

 そうして図書館に。
 ふふふふー、北森鴻が気になっていて、書架に行ったらありすぎて困った。とりあえず二冊借りて、他にも二冊借りて、しかもその後で予約本も三冊受け取って…本、切れてないよ結局…(苦笑)。
 友人と、あれこれいいながら本の背を眺めるのは楽しいです。そんなわけで私は、友人と図書館や本屋に行くと、自分の目当てをさっさと確保すると、うろちょろ友人にまとわりついて邪魔ばかりしているという(爆)。
 それにしても図書館、本借りたら、返却がもう年明けですよ。連休入るから、年末年始。うわー、何か、気持ちだけ焦る!

 別れた後に本屋に寄って帰ったのですが、「メフィスト」(雑誌)。
 『冷たい校舎の時は止まる』…漫画化、そしてその第一章を掲載(続きはマガジンらしい)は聞いていたけど…どうよあれ…?
 原作で十分だと思うのだけどどうでしょう。漫画を見て原作を読みたくなる(かも知れない)、という効能はあるだろうけど…どうもなあ。
 とりあえず辻村深月、今月新刊発売なのでそれは楽しみ。この間ようやく、『子どもたちは夜と遊ぶ』を入手したしね!(…この先どこかで、幸せな続きを書いてくれないか…無理だろうしそんなことしたら台無しなのだけど…)

2007 年 12 月 17 日 ねーむーいー

 退社後、姉と本棚を探して走ってきました(*走ったのは姉の車)。
 大掃除の要。そして、近所のホームセンターで買おうかと思っていたのですが、父曰く「もっと安い値であるんじゃないか」というのと、もう少し高さがほしいのとで他に回ってもらったら…ホームセンターって、閉店八時なんですね大体…。
 明後日にもう一度、回ってもらうことになりました。仕方ないから、明日の大掃除は、はみ出た本は積んで置きます。

 そうそう。今日の主目的は、携帯電話の機種変更だったのですよ。
 今使っているのが、あと二月ほどで満三年。昨日一昨日と、あまりにも落としすぎて傷が凄いことになって、そろそろ新しいのに変えようかなーと思ったのですが。(姉と一緒に行ったのは一人だと心細いのと家族割引で契約者が姉になっているため)
 色々話を聞いたのですけどね…とりあえず、パンフレットもらって帰りましたが…わっかんないって! 本当、わからんよ!
 私の今の料金プランは、ボーダフォンのものでして。そして今って、携帯電話の本体料金が上がりましたよね?
 本体料金を分割払いにすると、割引がついて実質、六〜七千円というところ(二年二ヶ月以上同じ機種を使うこと、という条件がつくけれど、多分そのくらい使うよ)。一括だと、それまでに溜まったポイントを引いても、三万ほど。
 普通に考えれば、前者の方がお得ですよね。でもここで、料金プランが絡んできます。
 分割払いにするには、プラン変更をする必要があるのですよ。そしてそうすると、今より少しだけ高くなる。そして、今の通話料を訊かなかったから判らないのだけど、もしかすると今の方が安いかもしれない。
 そう考えると、どうすればいいのか…。
 …とりあえず、もうしばらく今の機種使ってますー。まあ、電話できたらそれでいいしねえ。見せてもらった、薄いやつに未練は残りますが(苦笑)。

 ところで、ちらほらと仕事納めも話題に上り始めます。…私はその時期、耐久レース中だよー…。23の休みが終わったら、年が明けるまで休日はないです(がくり)。
 そういうところに就職しちゃったのだから仕方ないけどね〜。
 それにしても、転職どうしよう。今すぐでなくてもいいけど…給料がねえ…。具体的な値段を挙げて話をすると、驚かれそうだと思いますよ。実際、姉には驚かれた。
 今はいいけど、先々を考えるとなあ。もしかすると、両親二人を扶養家族としてやっていくことになるかもしれないわけで。ううむ。

 …眠い。

2007 年 12 月 18 日 とりあえず

 自室の大掃除終わりー。
 …もっとも私の場合、大掃除といっても、本の整理が入るか否かだけの違いと言っても過言ではないのですがね! 物が多すぎて、掃除機をかける余地もないというか。本棚(?)とか、徹底的にほこり落としたらきれいになるだろうなーと思いつつ見送りましたが…(それは大掃除なのか)。
 本の整理を中途半端にさぼった(?)せいか、思ったよりもずっとずっと早く終了してしまいました。むう。
 しかし、掃除中邪魔だからと干していた布団が、お日様のにおいー!(嬉)

 そして掃除をしていたら、書きかけの話が出てきました。そうそう、演劇部の話書きたいと思っていたよ、と。
 読み返してみたらほのかーに恋愛が絡んでいて、自分で吃驚(爆)。そして、冒頭に二人登場するのですが、これ、視点逆にするべきじゃね?ということで、ただ今書き直し中。最後まで書ききるのは…どうかな。珍しく、不思議なことなんて全くない話になりそうです。
 このところ異世界ものばかり書いていたから、現代もの落ち着くー。

 あ。そうそう、掲示板削除しました。何せ、半年ほど広告しか書き込みなかったもので。
 まあ何かあれば、一言メッセかメールにてお願いします。…益々閉鎖していくなこのサイト。誰でもどこからでも来てくれ、なのですがねー(苦笑)。

 明日は年賀状。図案は浮かぶけど、まず画力が足りないという現実(没)。

2007 年 12 月 21 日  本屋に住みたい

 辻村深月の新刊が出ているはずで、本屋に行ったのですが影も形もありませんでした。…えっと、入ってこないの? 遅れてるの?←地方だから(でも漫画は発売日に出るのに)
 まあそれは、明日もう一度近所の本屋に行って、なければ、ネットの本屋で購入しようと思います。素っ気無くて好きじゃないけど、日曜に本屋まで行ける余裕はなさそうだし翌日から年が明けるまで休みないし(年が明けてもしばらくは本屋休みだよ)。まあ、父にでも買ってきてもらってもいいのですが。
 とりあえず今日は、『おおきく振りかぶって』と『鋼の錬金術師』と『こばと』と『水妖日にご用心(薬師寺涼子の怪奇事件簿)』を買ってきました。…一番最後の、しばらくは読まないだろうな…そして、最近の田中芳樹の現代ものに期待はしてないので、図書館で読んで古本で安くあったら、でもかまわないのですがね…。
 そう言えば、薬師寺涼子。アニメ化だそうで。…あの、アニメ枠、増えたの?(前から疑問だった←未だにアニメを観ているけど内情だのなんだのはよく知らない) この頃やたらに、「アニメ化!」の字を見ている気がするのですが。

 ところで、昨日から絶賛(?)年賀状量産中です。
 本当は、連休の間に書き上げるつもりだったのですよ(大掃除と年賀状書きの為の二連休確保)。ところが。…年賀状の在り処が判らなくて書けないって何の嫌がらせ…?!(母が一括で購入していてまとめて保管していた。その母は朝から外出して夕方帰宅するまで顔も合わせていないし携帯電話には出ないし)
 おかげで、帰宅してから読書を押しやって書いています。…あの、既に周知とは思うけど、私に絵心とか題材選びのセンスとか見せる技術力とか、期待しないでくださいね…?(友人たちに私信) あの、でもあれ、手抜きじゃなくって一杯一杯なのですよあれでも…(涙)。
 書くのは、好きなのですけどね(そしてもらうのはもっと好きだけど)。中に、これ送って実は嫌がらせにならないかなーというほど、連絡を取ってない人もいるのですが。友人と主張していいのか迷う(けど送る)。
 そして、県外に出ている友人は…実家に送ればいいのか出先に送ればいいのか、迷いつつ、確認を取らずに適当に送っています(爆)。休み明けに会う約束をした子らは、実家でいいだろうと思うのだけどねー。帰省するのかどうか判らない人がちらほら(だから訊けよ)。

 今年はサイト、ネズミ話(昔話を主に)をまとめた特設頁を作ろうか、なんて思っています。単純に、あらすじ紹介。
 手持ちの誰かを使って掛け合い漫才でもやらせようかと思ったけど、文字だけで面白いほどキャラの立った奴がいるわけでもなく。まあ、もう少し考えます。今のところ、その形式でやるとしたら第一候補は猫屋の面子なのだけど。

 『刀語』第九話
 えー…まあ、半ば惰性で読み続けているわけで。いや、面白いですけどね? でも語りたくなるほどじゃない。
 毎度毎度、意外性には驚かされます。うん、すごい。

 以下、愚痴です(しかも日常生活とか仕事についてとかじゃなく、話を書くことについてとか)。
 反転しようかと思ったのだけど、それも面倒、もとい、何か違う気もするのでそのまま(でも何がどう違うか問われたら答えられない)。
 (一応)集中していた話を、まだ最後までは言ってないのだけど見直ししてから最後書こう、と思って先週の土曜に印字しようとしたらプリンターが反応せず断念して。そこから、ちょっと長い話を書く気が失せたというか。
 元々、あれなのですよね。私一応、それなりに小説読んでるわけで。
 そうすると、自分の書いたやつが面白いかどうかも判るのですよねー。書くのは楽しくて、何もかもわかっているのだから、読み返したらそれなりに面白いですよ。でも、例えばそれを買うかと訊かれれば否となるわけで。
 話をつくるのも書くのも所詮は自己満足だけど、でも、面白くもないものつくってどうするよ?ってのはあるのですよねー。その時間を別のに使えよ、っていう。
 このところ、生活が安定しているからか「書きたい!」というのもないですしね。というかそもそもそれで出てくるのは掌編だし(私の場合)。
 そういうのを考えてしまうと、ぐるぐるとなってきてしまう〜。うーん、どうでもいいこと、なのだろうけどなあ。
 

2007 年 12 月 22 日 一体私は何がしたいのか

 辻村深月の新作、もしかしてハードカバー?(値段的に) …じゃあとりあえず図書館でいいや(爆)。
 ああ、でもそうすると、廉価版(?)に降りてきたら文庫なのかなあ。新書の方が好きなのですが。あのみっちり具合が。新書の小説で一段組みは邪道です。フェンネル大陸とか、本気でどうしてくれようかと思った(どうもしない)(しかも買い続けてた)。
 …本当、私の小説の新本購入率って低いです。漫画は借りる先が限られてしまう(まとめて貸し借りする友人のみ)ので、渋々(?)購入しますが、小説は…図書館という心強い味方がいますからねー。ライトノベルは漫画扱い(私の中で)だったのだけど、この頃市立図書館にちらほら購入されていてちょっと複雑。でも今、この人出たら買う!というライトノベルの作家はいないなそう言えば。強いて言えば日日日がそこに嵌りそうなのだけど、友人が貸してくれるもので(そしてその友人が購入を辞めたら買い始めるかといえばそれも疑問)。
 新書小説も、この頃、値段見て躊躇しますけどねー。そんなに厚くないのに千円近くするって、新書っぽくないですよ(偏見)。
 作家の敵だなあと、しみじみと思います(爆)。
 
 『ホテルジューシー』…夏休み、ホテルでバイト。
 えーまあ…うん、坂木司ですね(何)。
 この頃私、病んでるのかなあ。真っ直ぐに真っ直ぐに、失敗したって落ち込んでまた浮上するよ、という眩しさが疎ましいのですが。かといって、毒が強すぎても嫌気が差すのですがね。

 明日は大量の本を抱えて図書館に行って、午後からは大量の本を抱えて来てくれる友人を迎える予定なので、天気が恐い…。
 曇りでいいから雨はやめてくださいー!(祈)

2007 年 12 月 23 日 諦めている

 クリスマスの小ネタ。やはり今年も無理だ(必然、繋がっている正月ネタも)。
 どうも去年もそんなことを言っていたようなので、少なくともこれで、二年持ち越しになるわけで。…いざ書いたとき、消費期限切れてないだろうか(笑)。

 午前中、漫画が大半の本を四十〜五十ほど抱えて図書館に行って、友人とちょろちょろ話して帰ってきました。
 午後に、友人が漫画を含む本を二十〜三十ほど抱えてやって来て、本を読みながら近況話したり旅行行きたいねーと言い合ったりしていました。
 夕方は、図書館で予約していた本を受け取って本屋に寄って『カミヨミ』購入(行くの面倒だけども今日を逃したら年明けになりそうだった)。
 …友人と本に囲まれて幸せです。二十台半ばに差し掛かる身として、それでいいのか疑問ながらも、幸せです。
 問題はあれですね。
 しばらく休みがない(上に土曜夜にはカラオケの予定)のに、睡眠時間を削りそうなネタを増やしてどうするつもりでしょう、私は。

 『捜査指揮』…警察官OBの書いた…指導手引き書…?
 勿論私の目的は、指揮能力を身に着けることではなく単純に、読み物と期待して。舞台裏って気になりますよね。
 「プロローグ」が完全に警察の立場としてだなーと思ったものの(いやそれは正しいですよ本書の性質として)、まずまず楽しめました。警察小説を読む感覚。焦点は捜査自体(と言うか事件と言うか)、ですけども。

 えーと今、「ナショナルトレジャー」を観ています。
 はじめをまともに観ていなかったから、主人公の対立相手が何なのかよくわからない〜。そして、主人公の補佐人もよくわからない。助手にしては口調が対等だし。友人?

2007 年 12 月 24 日 今日から

 …休みなしかあ…だるいなあ…。

 恒例で、会社でクリスマスケーキをもらうのですが、今年はチーズケーキでした。
 残り物でいいやーと帰るときに取りに行ったら、それしか残っておらず。しかも残り三個とか。…あれちゃんと、人数分あるのだろうか…。
 ケーキは、スフレチーズケーキ。私は基本、ベイクド←スフレ←レア、の順で好き。でもどれもおいしいです(嬉)。

 『狐罠』…骨董業界に起こった殺人事件。
 骨董業界の常識って、業界人同士での騙し合い(贋作の売買)は騙された方が甘いよ、って話だけどそれを素人(お客)に流したら詐欺だよ、だと思っていたのだけど。何かちょっとこれ、その常識違う。どっちが本当?
 小説自体は、面白かったです。心理戦大好き。←心理サスペンスでなく
 難を言えば、後味が悪いと言うか…悪いわけではないのだけど何か収まりが悪いと言うか…現実ってそんなものだよねと言う…(むしろ現実を思えば甘い結末)。
 三十女の友情、は、とても楽しかった。

 ケーキと一緒にスパークリングワイン(誕生日のときに買った四本組みのワインの一本)をあけたのですが。750MLを父と約折半。
 …久し振りにまともに飲んだからか、結構酔いが〜。私まず、目と頭にくる…足もくると思ってたけど、これは実はそうでもないらしい。
 アルコールは、上物は本当においしいのだけど、安物でも、ふわふわとした感じが好きです。飲みすぎると吐くけどね!(爆)

2007 年 12 月 25 日  ふは。

 朝方、ちょっと酔いが残ってて気持ち悪かったー。本当に、段々お酒弱くなってきている気がするなあ(そもそも強くない)。

 遠出(?)ができないので、父に漫画を買って来てもらいました。…父親に冬水社の本買って来させるってどうだ…(別に怪しいものではないのだけども…出版している漫画の傾向としてBLが多い)。
 そして父に、「頼まれた本を素直に買えたことがない」と言われましたよ〜。そ、そんなにマイナーばかりたのんでいたかなー。…まあ、「メフィスト」(雑誌)も十分マイナーだな。
 
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「や、やめろっ、待て! 待ってくれ!」
 あまりにも必死に頼むものだから、とりあえず待ってみた。
 そうしたら相手は、何を期待したものか、必死ながらも生気を取り戻した眼でこちらを見つめる。残念ながら、そこに正気は薄い。多分、本人は気付いていないだろう。
「な、なあ、ここで俺を殺して何になる? 手ぶらで戻れないって言うなら、雇ってやってもいい。そうだ、一番の側近にしてやる。あいつみたいに、使い捨てに使い潰したりしない。それに俺は、これからもっともっと偉くなるんだ」
 俄然調子を取り戻し、滔々と、「偉くなる」根拠らしい、反吐の出そうなこれまでと得意そうに語る。やはりそこに、正気は不在だ。
 まあもっとも、何を指して正気と呼ぶのか。皆が皆、凶器の只中にいると言えばその通り。真っ当すぎて、反論の余地がない。
「こんなところで俺がいなくなったりしたら――」
「あのさ。あんたが死んだところで、何も変わらないよ? 敵対者が喜んで、あんたに賭けてた連中ががっかりして、もしかしたらいるかもしれないあんたを好きな人が悲しむだけ。でもそのうちの誰もが、生きてる限りご飯は食べるし息はするし明日のことを考える。ねえ、何が変わる?」
「…何?」
「別に、取替えが利くとかは思わないよ? あんたはあんたしかいないし、あんたみたいな奴は山ほどいたとしても、それはみたいな奴でしかないからね。でも、だからって、何?」
 ただでさえ見目がいいとは言えない顔が、見る見る青ざめる。これは、怒っているのか恐怖しているのかどっちだろう。
 別に、興味はないけれど。
 いい加減待つのにも飽きて、無駄に重いカタナを振り上げる。
「待っ――」
「待ったじゃん。十分」
 研ぎ澄まされた鉄の塊に易々と切り込まれ、標的は、大量の血を噴いてやがて、それも収まって無様に命を失う。
 飛び道具も毒も選り取り見取りの環境で、わざわざ毎回研ぎに出さなければならないカタナを選ぶには、単純な理由がある。
 殺したと実感できること。
 それを楽しみたいわけでは勿論なくて、殺人自体は好きでも嫌いでもない。ただの仕事で、そんなものに好悪をつけていれば疲れるだけだ。だからこれは、ただの目安。カレンダーをめくるようなもの、あるいは賞状や段位を数えるようなもの。
「あ。一個だけ訂正あったんだけど…ま、いっか。聞こえないし、今更」
 反論は、雇い主との関わり方について。使い捨てとして扱われている覚えはない。
 何しろあいつはいつもこの仕事をやめろと煩くて、これ以外に向いているものがないのだと理解させるのにどれだけ苦労したか。しかも今なお完全にはわかってくれず、隙あらば他の職に就かせようとする。馬鹿だ。
 そして、標的に言ったことは全て当然、自分の身にも返ってくる。
 こんなちっぽけな存在がなくなったところで、何も変わらない。けれどまあ、あの雇い主は、悲しんでくれるだろう。
 そう思うと少し、死を遠ざけようという気になる。
「あいつにそんなこと言ったら、まず殺しをやめろって言われるんだろうけど」
 人には向き不向きがあると、奴はいつ気付くだろう。
 
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 えーっと…何これ?(訊くな)
 どれだけ欠かせないと思う人がいても、実際問題、抜けてみると案外なんとかなるよね(勿論そっくりそのままの形で、とはならないけど)、ということを何かしら形にしようと思って…別にだからって殺さなくっても…あれ?
 はじめ、「切れ端」のシリーズでやろうかと思ったのだけど、微妙に噛み合わずこんな形に。語りに一人称がない、固有名詞が出ない、という点だけ一緒です(爆)。
 この殺伐具合を見るに、何かちょっと溜め込んでるものがあるのかと思わないでもないですが、まあこれでいくらか捌けただろう(素人分析)。
 雇い主と語り手(?)が恋人なのか友人なのか、自分でもよくわからないです。でもお互い、根本では当たり前に信頼しているのだろうと。信頼が前提すぎて、多分周りからは妙に見える組み合わせ。

2007 年 12 月 26 日 ぎゃ。

 さっき市立図書館の予約一覧(私が予約した本の一覧)を見ていたら、数冊、確保済み(でも受け取り館には届いていない)、でした。
 え、ええーっ、でも年内の開館明日だけじゃなかった? しかも明日中に受け取り館に届くかどうかも判らず(数日前から確保はできているけど届いていない本があるのが謎。そんなに休館日のずれている館はなかったと思うのだけど…離島のあの分館か?)。
 …まあ、来年ですね。さようなら今年、来年会おう未読本!(どんなだ)
 あれですね。学生さんあたりが、休みに入って読み進めているのですかね。で、やることもないから(あるいは次が待っていることを意識して)図書館に足を運ぶ、と。
 えーと、のんびりゆっくり読書に充てられる年末年始の休みなんてお目にかかれませんが、せっせと読んで年が明けたらとっとと返して次を借りよう。
 気のせいかなあ…この一年くらい、図書館で予約を入れ過ぎて、追い立てられるように本を読んでいる気が。楽しいけど、それでいいのかという気がしないでもない。

 年賀状の話。
 読みが外れた…!というのがちらほらと判明してきました。
 出先にいるかなあ、とそちらに送ったら帰省するーと連絡をもらったり、帰省するつもりだったけど家に誰もいないから年内に来て帰ろうかと思う、とか。…いやあの、最後の奴! そんなのありか?!(多分本人も思ったはず)
 しかし、出先に送ってしまった、は、休み明けにでも生ぬるく笑ってもらったらいいけど、実家に送ったやつ…いやあの、じっくり家族に見られそうで困るのですが(汗)。

 『不良少女』…ハードボイルド? 短編集。
 フリーライターで元警察官で、お金に困って探偵業もやる、離婚(あれ別居だっけ?)しているけど妻と娘が一人。女に対しては病気(女好き)。
 まあ…面白くないわけではないけど、別に、好きではないなあ。ハードボイルドってそもそも苦手。むず痒いと言うか何と言うか。
 
 今日から会社が年末仕様で、人が多い、無駄に活気がある、という状態に。
 活気はともかく、人が多いのがうんざり。そして、年末の挨拶で銀行の人はやたらに来るし電話は多いし…電話切ったと思ったら次! なんてのはざらです。電話番面倒(爆)。

2007 年 12 月 27 日 なんだかなぁ

 …年末の忙しい時期(製造が)にも拘らず、早々にやることがなくなってしまいます。で、早く帰る、と。
 それはいいのだけど、何かやり残していないのか、その何かを他の人に回してしまっていないか、が気になる…何も言われないってことは多分、大丈夫なのだろうけど。

 『平安陰陽奇譚』…その名の通り、陰陽師の出てくる娯楽小説。
 私これ、一度読んだ…と思うのだけど…きっと…。西宮の市立図書館で借りて(余計なことは覚えている)。図書館で見かけて、頁をめくっても思い出せず、借りて帰って読んでみても思い出せず…大体読んだ本は、あらすじくらいは覚えていると思っていたからちょっと吃驚した。
 視点は面白いです。安倍晴明が俗人で、賀茂保憲の息子、光栄と張り合う兄弟弟子だったり。ちゃんと資料に基づいて、その設定。主人公は光栄です。頑張る若人。
 ただ素直に楽しめなかったのは…読んだ、よなあこれ…? ところどころ記憶にあるし。でも事件を全く覚えていなかったけど。うん、でも読んでるはず…という、割とどうでもいいことをうだうだ悩んでいたせいです(爆)。

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 青い空には雲ひとつなく、とても晴れやかに、気持ち良さそうに晴れ渡っていた。初冬の寒気も日差しに緩和されて、結構心地いい。
 ――こんな世界なんて滅びたらいい。
 唐突に浮かんだ思いに、ぎょっとして、でも次に納得した。ああ、うん、そんなものかも知れない。
「今、何考えた?」
 右手側から声がした。しっくりと耳に馴染む。ちらりとそちらを見ると、あたしによく似た顔の主が、一段高くなった縁に腰掛けている。その背面は強いて言うならば空気で、うっかりバランスを崩そうものなら、落下するだろう。
 屋上からの転落死。校舎の屋上は勿論立ち入り禁止なのだけど、鍵を拾って入ったというのは、学校側の管理不備になるのだろうか。だとしたら、少し気の毒だ。
「こんな世界なんて滅びたらいい」
「へえ」
 心に浮かんでいた言葉をそっくり声に出すと、彼は、興味深げな声を返した。
 そちらを向くと、にやりと、人の悪そうな笑みが浮かんでいると判る。似たような顔なのに、こんな表情が似合うってどうだ。
「手っ取り早い世界の滅ぼし方を教えてやろうか?」
「例えば?」
「飛び降りればいい。死んでしまえば、世界は終わるだろう?」
「世界の中心は私だ、って?」
「人間は、自分を通してしか世界を認識できないものさ。極論、思い描いている世界なんて代物は、自分の中でだけつくられたもの。それなら、自分が終われば、必然、世界も終わる」
 軽やかに、日常会話には微妙に出てきそうにない単語や言い回しをぽんぽんと使ってくる。それでも脳内変換に戸惑わないのは、慣れか。
 もし彼があたしの想像の産物だったりすれば、この光景は、結構シュールかもしれない。一人で会話をしている。もっとも、よく似た顔が並んでいるのもシュールだ。
 深々と、溜息が落ちた。
「あのさ? 暇つぶしに、妹を自殺に導かないでくれる?」
 今はテスト期間中の放課後で、試験と三者面談を組み合わせるなんていう思い深い学校側の決定により、あたしは時間をもてあましていた。勉強をすればいいのに、なんとなくそれも手につかない。
 多分、そんな憂鬱加減があんなことを思わせた。面倒でしんどくて、ぱかりと突然に世界に終止符が打たれれば、何も考えなくていいから楽なのにとか、多分、そんな思考の末に。
 でも、別段死にたいわけではなくて。その上、あと一週間で世界が滅びるなんて言われれば、あたしは目一杯自分の生と世界の存続を望むのだろうし。
 睨みつけた先で、一つ年長の兄は、ふふんと鼻で笑った。
「付き合ってやってるだけありがたく思え」
「自分だって、面談までの時間つぶしの癖に。勉強しろ、馬鹿兄」
「世界を終わらせようと目論んでる身内を置いてか? 後々後ろ指を差されることになるのは厭だぞ」
「思ってないっての」
 ふん、と目を逸らし、ぼんやりとする。ああ、何だかのどかだ。
 だから――のどかなまま、全てが終わればどれだけ幸せだろう。

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 まあ…ちょっと実話。いやあ、思い浮かべた当人が一番吃驚したさ!(誰にも話していないのだから一番なのは当然)
 わー疲れてるのかなー特に何もしてないのにー?と思ったりしましたが、でも、のどか過ぎる状況って、いっそ壊れてしまえ、とか、思わない…ですかね?
 最高の時点で終わらせてしまえ、という考えは、ちょっとわからなくもない。私にはそこまで割り切れんでしょうが。
 「兄」は、死神か妄想の産物か悪魔っぽく描写して、実在、と落とそうと思ったのだけど…上手くできませんでした。努力の跡だけは見られますが…だって面倒だったんだ…(爆)。

2007 年 12 月 28 日 人生って案外

 えーと。雨降るなよこのヤロウーっ、と、叫んでもいいでしょうか?(笑)
 誰が悪いかといえば雨でして。ええ、雨のせいですとも。遠因は私にあるけどね! でも更にその遠因は面倒な発注と出荷方法ですよ。だけどやはり一番は雨なんだ。
 …ということでまあ。不機嫌絶頂(?)で今日は退社してまいりました。
 私の不機嫌はわかり易すぎて恥ずかしい。いっそ、不機嫌になるほど笑みが深まるとかだったらキャラクターとして面白いのに(変人株上昇)。

 まぁそんなだったのですが、夜。
 帰ってご飯食べてごろごろして、ようやく携帯電話入れっ放しだったなと気付いて取り出してみたら、友人からメールが。…あまり来ないのにどうして忘れて放置しているときに限って(苦笑)。
 で、遅れたけど誕生日プレゼント持って今から行っていい?ということで、久々に会いました。いつ振りだ。えーと、十月に滋賀旅行に行って以来か。そう考えると案外最近会ってますが。
 今日帰省したのに今日だったか明日だったかには帰ると言うことで。私も吃驚だし待てよ、と思ったけど、奴にも(予想はしていても)予定外だったようで…。年明け、何人かで遊ぼう予定を入れていたのに…(没)。
 学校帰りに私の部屋に寄って漫画読んでて、のたくたと雑談したり、学校帰りに遠回りした公園で部活の原稿まとめてたり、そんなこんなが遠くてちょっと寂しい。
 いやまあ誕生日プレゼント(買ったものの送るにも大きくてちょっとどうしようかと思っていたらしい)をもらいまして。
 「閑人しか楽しめない」と言われ、な、何?!と大いに焦ったものの、地球儀の球形パズルと大人の科学シリーズのからくり人形。…なるよ閑人!
 偶然とわかっていても、このタイミングで来るのかお前は、という。奴が男なら勢いで、結婚しよう!とか口走ってそうです(笑)。

 そんな感じで…面白いです。自分が。(え)

2007 年 12 月 30 日 年の瀬に

 とりあえず仕事、一区切り〜。いや明日も出社ですが。そしてばんばん電話かかってくるんだろな…追加とか追加とか追加とか…。
 ああ面倒だ。
 そして、どうにも会社いると気分ささくれ立ってしまっていて。疲れてんのかなー別に疲れるような勤務じゃないのにな。

 昨日は、友人たちとカラオケ行ってきました。
 年末って恐ろしいですね! 夜遅くなると人の少なくなる駅前にも人がたくさん! …鬱陶しい(ぼそり)。

 今日は今日とて、姉が帰ってきてばたばたしていました。というか、おもちをついていて(と言っても電気式自動)ばたばたと。

 えーと年末特設頁。いや、ネズミの昔話(?)を列挙しようというだけなのですが。
 何と言うか…まだかけらもできていなくてね! 列挙だけなので、やろうと思えばすぐではあるのだけど。
 どうなるのかよくわからないです。まあどうでもいいか。

 明日(?)は多分、31日飛び越して1日日付になるかと。

2007 年 12 月 31 日 



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