虚言帳

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2008.6

2008 年 6 月 1 日 そう言えば衣替えだそうですが

 …衣替えも何も、きっぱり決まっているわけではないですあの会社。適当に変える。

 『マネーロード』…名前の書かれた千円札を辿る旅?
 四年間引き篭もって一歩も外に出ないホテル暮らし、そして捨て子だった過去があってそのとき握り締めていた千円札には名前が書いてあって、ひょんなことから一度は失った千円札が手元に戻ってきて。
 うん、ちゃんと読ませてくれる。面白いですよ。あまり、はらはらとする、という感じではないけど。
 「鵺」がぴんと来なかったけど…うーん?

 『電脳コイル2』
 何かもう、読んでいて痛々しくなってきた…。厭な感じではないけど、真っ直ぐに傷つけ合う感じがもう…。
 ところで図書館で借りているのですが、一巻もだけど二巻も、予約が結構入っていてかなり待たされたのだけど…二巻が届いたから三巻予約入れようとしたら、借りている人さえいませんでした。四巻も、一人借りているだけで予約はなし。…ど、どういう貸し出しバランス? 予約待ちの兼ね合いだろうけど、高校図書室の司書さんが、『千夜一夜物語』を借りたときに「巻が進むごとに借りる人が減っていく」と仰っていたのを思い出しました(苦笑)。

 さっき、テレビでやっている映画を観ていた、の、だ、けど。
 …ええと、はじめの十五分ほどを母がバレーを観ていて観られなくて、十一時から別の番組を三十分見て。これ話わかる? わからん、と、父と言いながら眺めていました(爆)。
 で、でも最後はなんとなくわかったよ! …なんとなく。
 ビデオにとりたかったのだけど、ビデオ壊れて新しいの購入したけど説明書読むのが面倒でまだ繋いでないです(爆)。今日の映画は主人公の吹き替えがとても好きな人だったのだけど(多分ほぼ唯一物語に関係なくその人が声をしているだけで見ようと思う人)…友人に録画頼めないかと思ったけど出先だったらしいし。にゃー。

 明日は休み…だけど、午後から雨とか。出かけようと思ったけど、どうしようかなー。午前中の図書館だけにしておこうか…。  

2008 年 6 月 2 日 頑張って雨が降っています

 …結局出かけなかった。いつ雨が降るやわからなかったもので…。

 『クダンの話をしましょうか2』…予言をする「クダン」が、その能力を消すために「鵺」を探す話。
 連作、ですかね。一巻に引き続き二巻も、舞台は同じで三本の短編。でも一巻よりも、各短編に「クダン」が濃いです(濃いって)。
 二話で、そこは怒っていいところだよと思ったけど怒れないくらい慣れてしまってるんだろうなと思うとちょっと淋しかった。

 『進藤君の憂鬱』…勘違いされやすいある高校生の災難。
 人斬侍の外見ってどんなよ?と思わないですが(苦笑)。←主人公の外見描写
 転校してきて、その外見のせいで勘違いされまくった上に天然だったり打算だったりのクラスメイトに巻き込まれてガンガン尾ひれの付いている気の毒な境遇。
 まあ…友達できてよかったねー、と。主人公の幼馴染(?)が好きな感じのキャラクターだなー。そして内情わかっているだけに、メールの「ウワサ」が鬱陶しいなー(苦笑)。

 一日、ぼーっと音楽聴いたり書いたり本読んだり。のたりくたりと過ごしていました。
 時間が勿体無いけど、音楽かけて聴きながらうとうとするのが好きです。時間勿体無いけど!
 この頃、Micrの「踊れ」が好き。ドラマの方は、見なくなってしまったのだけども(苦笑)。でも、あのOPも好きだなあ。格好いい。
 …あの、ところで、自室に蜂が迷い込んでいます。昨日から電気の笠にぶつかっているやつがいて、カナブンでも紛れてるかなーと思ったら…蜂。…あのね君、こわくて手が出せないから、どこから入ったかわからないけどそこから出て行ってください。虫相手なら無茶苦茶死角の多い部屋なので、うっかり踏み潰すとか知らずに激昂させるとかありそうで恐ろしいです。逆に、掃除してて屍骸を見つけても泣きそうだ。…頼むから、誰か…(泣)。

 うっかり横滑りしてこの頃書き続けている超能力もの。書き続けていたお陰で(?)、ようやく、四月一日に載せていた四章以外も書き終えました。一章目。今のところ、全六章予定。…でも世界としては、それでようやく「始まりの終わり」にたどり着くという不思議(爆)。
 えーと、一章が(原稿用紙換算で)百枚前後ありそうだから、そんなに書くならサイトに上げたい、のだけど、雰囲気微妙なものだから…ワンクッションいるなあ、やっぱり裏作らないとかなーなどと思案中。何か私が書くと、男の子同士でも女の子同士のような親しさになってしまう(汗)。
 ところでこの話、最初に思い浮かんで書こうと思った場面が五章の冒頭でして…たどり着くまで遠いな! というかはじめは、いきなりそこから書いたら話つながらないと思って四章を書いたのだけど結局それも前説明が必要になって一章を書いたら間もほしくなったという。
 あー。これ、見直し大変そうー。←見直し苦手  

2008 年 6 月 3 日 速やかに疾く

 …同居中の蜂は行方知れずです。出て行ってくれたなら嬉しい。まだいるなら一刻も早く出て行ってー!

 『モーフィアスの教室1・2』…夢の中で人を喰らう夢神との対峙とか。
 悪夢を見て、その悪夢が現実を侵食する。
 …実現したら、こわすぎる話ですよねまあ。あ、「十三日の金曜日」ってそれか? 
 主人公のキャラクターに大分救われてるけど、結構暗い話だよなーこれ。でもそれほど後味が悪くないのが不思議。文体が軽いからかなあ。

 昨日図書館に行けなかったものだから、借りている未読の本がとうとう一冊に(苦笑)。これは、短編集ということもあって会社でぼちぼち読んでいます。
 いやまあ実際問題、図書館で借りる本がなくっても友人に借りたライトノベルが未読だし(あと一冊で終わるけど)雑誌の「メフィスト」山積みだし(実は)友人に借りた大学文芸部の部誌も未読だし、買って読んでない本もあって、再読したい本もたくさんあるし。更に言えば、両親の蔵書で気になるけど未読のものも山ほど。…冗談抜きで、どれだけ軽く見積もっても、一年やそこらなら読むものに困ることはない気がする。
 読んでも尽きない、ってのは、恨めしい悪夢の反面、とっても幸せなことでもありますね。

2008 年 6 月 4 日 来るなら………来なくていいよ

 えーと。絶頂にのめり気味の気分です。よ、予想し難い感情の起伏…(没)。

 昨日まではそんなことはなかったのですが。あれか。今日、会社で目一杯人に迷惑かけてきたからか。しかもその原因がほとんどうっかりなんだ…救いようがない。
 とりあえず、帰る間際に一つ発見してざあっと血の気が引いたついでに(?)担当者に連絡したら配達の段取りしてな、そんなの知らんよ、な反応(いや色々とやってるのである程度もっともな)で、苦情(?)をつらつらと言われそうなので「わかりましたー」と途中で切った(だって時間の無駄でしょうよ気付くの遅かったから時間勝負のとこあったし)ところで、あー何かささくれ立ってるなーと思ったり。
 …とりあえず、赤帽さん凄いなーってことで。時間外でもちゃんと窓口作ってて荷物受け付けてくれるという。凄い。凄いけど身内はそこで働いて欲しくないな!(爆)
 そして帰宅後に読んだ小説が、これがまあ、砂糖まぶした毒菓子(致死量ないけど体調や年齢によっては至りかねないくらいの含有量)みたいなやつでして。何自分で追い討ちかけてんのー!

 『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん3』…嘘つきと壊れたバカップルの話。
 えーと…傍若無人に完全視野狭窄の二人組みならいいのにそうじゃないから歪んできちゃうのだよね、って話(違)。今回もまた、人殺しがごろごろしてます。いやー笑い飛ばせないとこ怖いね。
 いやしかしあれですよ。西尾維新の初期(というかデビュー作?)が好きな人はきっと好き。目晦ましになるかどうかも怪しい言葉の煙幕具合が私は好きです。
 あーしかし…気分落ちてるときに読むものじゃなかった。しまったしまった。

 いやもうしかしあれですよ。今日ので懲りた(?)。
 比較的実現可能そうで理想の職場はきっと、史料編纂室とかになるのでしょう私の場合(いや史料編纂室の仕事知らないけど)。
 勤務時間ほぼ一人で下手したら一言も喋らない(独り言除く)職場とか、下手したらいじめなそんな状況が羨ましいですよ。仕事するの自体は多分好きです。勉強と同じ程度で。
 友人との会話は好きだし誰かと話すの自体もまあ好き(話を聴くのも)だけど、好きと認めた(?)人以外は、微妙な、むしろないほうがいい会話とかもあるわけで。そんなロシアンルーレットよりは沈黙が好きだなーという話。
 そうそうこの頃、おたく属性の一部が顕現していることに気づいて愕然としました。知っていることに関して饒舌になる、というあれ。…モラトリアム終わってからそんなとこに磨きかけなくってもいいと思うのだけど…。
 しかしまあそれはあれです。会話することが減ったから。学生時代に比べて、圧倒的に。無駄なのんべんだらりとした雑談というやつ。いや、会社でもその空気はあるしそういった会話をしている人は多いのだけど、どうにも私がそこに混じれないだけで。
 ああ本当にもう、生活にさえ困る心配がなかったら引き篭もってるよ私。そして多分主観で幸せだ。

 ところで昨日、思い立ってアンケート設置してみました。…とても根気の要るアンケート(苦笑)。
 書きかけの長くなりそうな話の一部を載せて、続き読みたいものがあればぽちっと押してやってください、という。つまり、読まなきゃ答えようもないということで。題名だけで決めるとかならともかく。
 えーっと…時間と心に余裕のある方はご協力お願いします。続きを書くかどうかの分かれ目になるやも知れません。
 後押しされなくても続きを書きそうなのを除外して、流れや傾向がわかりそうなほど書けてないものを除外した、長くなりそうな話があれらです。
 それにしても、久々に読み返すと設定が杜撰すぎて笑うに笑えなかったりした…票が入ったらもうちょっとちゃんと書こう…。
 あ。とりあえず完結してるけど載せてないやつは今回入れてなかったなー。見直して書き直す、というところで止まっているやつが二、三個あったような…まあいいか。
 実のところ、書き連ねてるあれらが自分以外の人が書いたものでも面白いと思えるのかがよくわからない(=客観視できない)ので、背を押してもらえたらいいなーという消極的に積極的な行動でした。そのうちひっそり消去しておきます。

2008 年 6 月 6 日 良いやら悪いやら

 この三週間、休みが規則正しく金・日でして…四日連勤で一日行って休みという。な、何か微妙だ…!

 そんなわけで今日はおやすみでした。
 ふらーっと古本屋回ってこようかとも思っていたのだけど、今はとりわけ欲しい本もなく(いや欲しい本自体はたくさんあるけど)、図書館と銀行だけ行ってのんびりと過ごしていました。
 結局今日も昼寝をしてしまった(汗)。
 そう言えば今日、『風光る』をほぼ発売当日に買ったのに読んだことに気付きました。…何やってんの…。いやまああの漫画は、ぎりぎり「好き」の範疇なので、今の展開がきつい。…私、少女漫画自体は好きなの多いけど恋愛漫画は好きじゃないのだよねえ…(しみじみ)。

 ところで今日、久々に夢を覚えていました。←あまりに夢に関する記憶の劣化が早い
 仕事をしていたら問い合わせのお客さんがいらっしゃって、一人の相手をしていたらもう一人来たけど他に誰もいないよ! という状況。どうも、旅行関係の下請けか何かをやってる会社で働いているようでした。
 で、とりあえず一人の問い合わせについて(ツアー内容に「屋形船」というのがあってこれって何?というもの。ツアーといっても、項目を自分で減らせるようだった)ツアーを企画している会社に電話したら「あー…あのそれ、参加されたがっているようでした?」「(あ、予定外で載せちゃったんだ)いえ、そういった感じではないかと…」というやり取りをして戻ると、もう一人のお客様は帰ったのか別の問い合わせ客がいたという。
 …昨日も何か仕事絡み(働いている)夢を見た、という気がするのだけど…そんなに仕事に追われてるのか私?

 …書き終わるー、と思った話が、最後の最後になって主人公と副主人公(?)が戦闘を始めそうな気配に。え、あれどうして?

2008 年 6 月 7 日 楽あれば苦も…楽はどこ

 商品を出荷(指示)し間違えて営業さんを大阪まで走らせましたこんばんは(自棄)。
 いやあ…いてくれて良かった(普段いない)(赤帽走ってもらうにしてもこの間時間外行ってもらったばっかで資金的に厳しい)。
 ちょっと泣きそうでした。そして「何泣きそうな顔してるん」と見事に言い当てられて更にどうしようかと思った。
 いやもう失敗尋常じゃないと自覚してきたよ! 誰かなんとかして!(無理)

 『電脳コイル3』…眼鏡の子供たち。
 アニメとは違う設定、なのだけども大筋としては同じだから、あーあったこんな場面ー、と思いながら、その相違が面白いような気持ち悪いような感じ。
 ああしかし本当にこの小説、痛々しい。透明に棘が立ってみたいなー!(どんな)

 また、仕事をしてる夢を見ました。
 机の位置換えがあって、FAXが遠くなって出入り口も遠くなったという意味のない位置換えでした(受発注の半数以上はFAXで入るし来客対応もする)。
 ありえないなー、と夢の中ですら思ってた。
 …そして、なんだって三連続で…? 学校通ってた当時だって、学校にいる夢なんてそう頻繁には見なかった気がするのに。

 バレーが。日本バレーが。豪い害を蒙っています。
 母がバレーが好きで、熱心に見ているのですよー。普段あまりテレビを見るような人ではないから、譲らざるを得ないという。
 …おかげで、今日の「ROOKERS」見られてないのですよ!(泣) うううっ、後でネットで探すよぅ…(違法)。
 今期、私が熱心(真面目)に見ているドラマは「ROOKERS」と「CHANGE」でして。どちらかと言えば、前者の方に力いっぱい(?)なわけで。…ううう…。

 今、「有頂天ホテル」見てます。ああ…やっぱり面白い。
 「マジックアワー」も気になる。やはり、観に行こうかなあ…でも日が合わない。うーん、でもこれはどうせなら映画館で観たいなあ。うーん。

2008 年 6 月 8 日 困ってしまって…

 小説読んでて、まさかもしや、と思って確認したら…うん、多分間違ってない。
 私、寝台列車の編成間違えて書いているよ…(没)。
 汽車の主要部に近い方が賓客用かなーと勝手に思い込んでいた。実際は逆。考えてみれば、近いと揺れが激しそうだし煤も凄そうですね。ってことはそんなところ(最後尾)から乗り込んだら大顰蹙なわけで…。
 いっそ一等車両なんてなくすか、もっと頭捻るか、と、思案中です。何両編成くらがいいいかというのも実はわからない。列車の旅関係の本を借りてみたけど、客車が出始めた頃、というか上流階級のものだけじゃなくなったあたりの資料って何があるんだろう…うううん。
 そんなわけでとりあえず、「旅の行方は誰も知らない」はリンク切ります。
 書き直して次に上げる頃には、某軍人さんの性格が大幅に変わっていなかったはずの人物がわらわらと増えている予定です。汽車描写は…す、少しでも実際に近づけてたらいい、な…(爆)。

 『疾走!千マイル急行』…機関車と戦争の話。
 ただの旅行と思って出かけたら祖国が喪われてしかも汽車が残る唯一の国土だ、なんて言われたら。いやーそれにしても、少年の成長っぷりが頼もしいです。
 微妙に大英帝国を思わせる国と、その国の粋を誇る豪華客車。そこに少年少女。
 作者自身が書いてますが、勢いのある話。分厚いのにすいすいと読めてしまいましたよ。わくわく、というかどきどきした。

 ようやく、ビデオ(&DVD)がつなげました。
 何か色々わからなかったけど、予約の仕方なんかを見るに、随分と賢そうです、やつは。
 まーとりあえずこれで、DVDが見やすくなったなー(それまでもプレイヤーがあったけど扱いにくいやつだった上にリモコンを紛失した)。
 ところで我が家には、壊れたDVDプレイヤーが一台とビデオデッキが三台。…廃棄費用っていくらかかったっけ…。

2008 年 6 月 9 日 …言われてみれば

 今度の日曜に須磨水族館行こうぜー!無性に行きたくなったんだ!と数人に声をかけて回ったら、一人に「来条の動機は(無性、突発的)がキーワード」と言われました。
 よくよく考えてみればその通り。
 そして、友人を遊びに誘う文句で「唐突ですが」「突然ですが」は枕詞だったりする。…冷静に考えれば、結構傍迷惑な(爆)。
 ところでその言い当てた友人が、水族館は小学生以来〜、と言っていたので、姫路の水族館は水族館じゃないのかー!と突っ込んで来ようと思います(笑)。←この一、二年のうちに一緒に行った

 水族館と言えばそう言えば。
 姫路の水族館、財政の関係で閉館になるかもしれない、ということでした(というか閉館が決定していたと思っていた)。
 でも、どうやら存続の方向で話は進んでいるようで。良かった…! 地味に、あの水族館好きなのですよ。「切り身になった魚たち」という、刺身のパックが展示されるような斬新な企画展示も楽しくて(え)。(いやでもあの企画は凄かった。シュールというか現実的というか何と言うか…魚が泳ぐ水槽の近くにスーパーにあるような切り身の展示。凄すぎた)
 今サイトを見たら、サポーター(株主みたいな感じですかね。いや経営に口は出せませんが、入館料無料といった得点がついて経営を支える、という点で)を募集しているとか。一口千円だし、参加してみようかと思うのだけど…窓口が水族館の事務所のみ、ってのが…次にあそこ行くのいつだろ。
 …それにつけても、大阪の文化・生活機関は惨憺たる有様になっていますね…。国際児童文学館も阻止はできていないようで…(それでもまだ「案」ではあるようですが。それにしてもよくよく、府知事は児童文学館を児童文学しか置いていない図書館としか見做していないことに吃驚します。廃館にするとしながら、どうして少し調べればわかることに気付いていないのかがとてつもなく不思議で、それで存続よりも廃館の方がいいと言われても納得ができるはずがないのですが)。それ以外にも山ほど、それを停止させるのか?!と言いたくなるものがありますし。愕然とします。

 今『傷物語』を読んでいるのですが、いまいちどうにも…読み進めない。
 おかしいなあ? 時間軸としてはこの話よりも後になる『化物語』はとても好きだったのに。そして、西尾維新の小説で読み進み難いのって今までほとんどなかったのに。
 うーん、何だろう。合わないのか…??

2008 年 6 月 10 日 ばっくれたい

 いや、うん、会社の…社長の方針(?)と実情が明らかに反していましてね。今それを無視して突っ走ろうとしているところなのですが、さてそれの責任は誰にかかってるのかが判然としないという。…別に私でもいいのだけど多分違うから余計に居心地悪いというか何というか。
 まあとりあえず…思い付きでものを言わないでほしいなあ、社長…。私もよく知らないけど。

 ふと思い立って『ホリック』を読み返していました。んー、やっぱり好きだこれ。並行(?)の『ツバサ』よりこっちの方が多分好き。
 しかし読み返すと、終わりが始める、といったあたりで巻が止まっているのですが…新刊、次いつ出るのこれ? というか、雑誌連載は止まってるのか??←コミックのみの読者
 そしてアニメを比較すると、ばっさりと『ツバサ』と絡むところを断ち切ってるのがよくわかりますね。結構それ根幹だからいいのかなと思うけど、アニメの構成に原作者が噛んでるから大丈夫なのだろうなー。
 早く続きが読みたい。

 タバコ税の話。
 これさあ…私としては個人的にはタバコ嫌いだからいっそ値を釣り上げて吸う人減らしちゃえよー、とうっかり思ってしまうのだけど、でも、間違ってますよね。
 反対しない人が多い、むしろ賛成する人さえいそうだからってので目をつけてるのだろうけど。でもその考えがおかしい。認めたら駄目なのだよね。
 感情でいくとどうぞ?と思ってしまうけどさ。

 うだうだと書き終えようとしてきた話を、昨日、ようやく書き終えました。…が、いまいち収まらない…。
 話自体が終わりきっているわけではないので(現時点で続きは考えていないのだけど書こうと思えば書ける)、そのあたりの中途半端さが出てしまっているようで、どうも。
 うーん。元々、終わりの見えてない話だったからなー(始まりの場面と終わりの場面が決まっていることが多い)。どうしたものか。

2008 年 6 月 11 日 色々あります人生は

 医療事故のしかもうっかり過失のニュースを見ると思うのですよね。
 私、絶対に医療に携わっちゃいけない…!
 だってあそこは命直結しかねないですもの。何だかんだ言っても今やってる仕事は、そうそう大事になるところには関わってないから…じわじわ被害来るところにはいますけどね!(爆) でもまあ最大(しかもほぼないと思うけど)、会社潰すくらいでしょう。
 命直結は怖いー。
 そして姉は看護師なのですが、よくやれるなあ…と思います。
 しかし、幼少期の私は「看護婦さんになりたい」というのを「私の夢」で書いていたりして、姉はそんなのなかったのですが。やー、案外そんなものですよねー。

 『第81Q戦争』…SF短編集。
 荻原規子が好きな作家(?)で挙げていたから読もうかと。
 礼儀正しい(正統派の)SF、という印象(どんな)。上質でしっかりしてる。SF、とりわけ短編は、そんなオチが!という奇想天外なところが好き。
 この短編集は他に収め切れなかったものをまとめた、という感じがあるようで、傾向がばらばら。でも、一気に読むとそれの方が却ってよかったり。
 「青をこころに、一、二と数えよ」と「アンガーヘルム」が印象的でした。

 『傷物語』…春休みの、吸血鬼体験。
 最後まで読んで、どうにも読み進めなかった理由がわかった、気がした。…主人公、嫌いなんだ私多分。今まで、主人公は語り手だったからやはり「主人公」と呼んでもよかったのだけどでも別の人だったからあまり思わなかったけど。最後の選択が、決定打で好みに合いません(苦笑)。
 えー…うん、だからあまり感想もない、な…。

 梅雨ですね。どうやら、本格的に。…梅雨っぽい梅雨って久々?

2008 年 6 月 12 日 はしゃぎすぎてぐったり、みたいな?

 …私は「計画を立てない」側の人間(?)なのですが、ふと。計画を立てないわけじゃなくて、立てたらそれだけで満足してしまうから立てないようにしているのじゃないか、疑惑が。
 や、遊ぶ計画とか、旅行とか。行き当たりばったりが常と思っていたけど、問題はそこだったのかも。
 まあ、ふと思っただけなので、真相は藪の中?(違)

 『ふくろう模様の皿』…あるウェールズ地方の、太古から繰り返されていること。
 これも、荻原さんが読んでいたから読んでみる。…いややっぱ、好きな作家さんの読んでる本って気になりますよ。そして私、勾玉三部作のイメージが強すぎて、外国文学をたくさん読んでいたというのにちょっと違和感を覚えたりもしましたよ…『西の善き魔女』もあるのに。
 えーっと、うーん、ちょっとぞくりとした。何が怖いのか、それは怖いものなのかも、よくわからないのだけど。…いやでもやっぱ怖いかも。
 象徴的なものがあまりにちりばめられている中、具体的に怖いものはやはり…おとうさんとおかあさん、かなあ…。子供たちのある意味「過去」で「未来」の彼と彼女。
 そして、グウェンに感情移入しすぎた(?)せいで、ロジャに対しては「何だよこいつ!」と思ってしまった…最初はそんなじゃなかったのに。
 あと、アリスンのお母さんが直接描写されないところまで勘繰ってしまった。ううう、こういうのって、自分で自分の恐怖を増幅してしまうのだよね。淵を覗き込んで誰かが見てる、と思ったらそれは水に映った自分だった、みたいな。

 PC画面が明滅…というほどではないけど、明るくなったり暗くなったり。あ、今ようやく安定した。
 あれですね。暗いのも疲れるけど暗いのと明るいの交互のが困る。…ただでさえ目が疲れやすいってのにーっ。

 明日は休みー。
 銀行行って、図書館行って、行けるようなら郵便局も行きたいなあ、という腹積もり。さてどうなるやら。

2008 年 6 月 13 日 なかなかに無意味

 …やたらと一日うとうととしていました(いつも)。
 転寝は心地いけど勿体無いー。日中は活動したいのに! 夜も活動してるけどこの頃!

 『昔話に見る山の霊力』…異界として、神のいる場としての山と人の関わりについての一考察。
 半ば資料、半ば趣味として読んでみました。
 …ううん、この人、現場出てない(フィールドワークをしていない)のですよね、ほぼ確実に。だから、資料引きばかりで孫引きの印象…。
 そりゃあ、現場でたから何がわかるってものではありますよ、この頃ではどんどん「昔ながら」は立ち消えていってしまっているだろうし。だから、先人の資料を引くのは有効だし必須。でも、なあ…一つとして、誰かに直に話を聞いたり実感したり、というのがないのは…観光化していて当時の名残程度しかなくても、祭を行っているところはあるのだけど、そこに行ってどうこうといったのもなし。まあそのあたりになってくると感情論かもしれないから、それはそれでいいのだろうけど…むう。
 気になったのは、古代中国の書物や漢字(の成り立ち)からの引用。いっくら日本が影響受けてるからって、日本の物事を語る上では、それの与えた影響として語るか参考資料、多文化にもあるといった展開にしか使ってはいけない、と思うのですよ。日本の資料とほとんど変わらない扱いだった。他にも、時代の変遷で変わるものもあるのに、年代に関して大雑把を通り過ぎてずぼらだし。
 そんなで、あまり好きにはなれない本だった…最後の方、かなり流し読み(汗)。

 今日は結局、図書館にしか行きませんでした。銀行は…忘れてたんだ…(爆)。郵便局は、色々間に合いませんでした。
 明日は仕事だけど、明後日は水族館と多分明石の科学館(?)に行くのです! 楽しんで来よう!  

2008 年 6 月 14 日 水はどこいった

 水というか…雨。まあ、今は中休みらしいですが。
 でも地震あったし、もうしばらくは降らないでいてくれたほうがいいですね。

 『ショコラティエの勲章』…日常で起こった些細な出来事たち。
 主人公(語り手)は、言ってみれば「なんとなく」和菓子屋の売り子をしている女性(このなんとなく、というのは、とりわけやりたい、という熱意を持ってというわけではなくて、という話。仕事はきっちりとやっている印象)。そして探偵役が、二件隣の洋菓子屋の店長。
 よくあるといえばよくある話(設定)だけど、嫌味がないし良い人過ぎないし。
 偏見かもしれないけど、SFも書いている作者なので、硬い感じの距離が心地いい。ほのかにありそうな恋愛面は、もうちょっとつっこんでくれた方が…それとも、別にないのかな、恋愛色。
 余談ながら、県内出身者の作者。大学の学芸員の実習で行った姫路の文学館で、播磨縁の作家として名を知ったことがこの人の本を読むきっかけになったのでした。良い巡り合いでした。

 昨日、虚言帳に載せていた話をそういえば長いこと上げてない、と気付いて見直していました。
 …一部だけぽんと書いて、というのを結構やってるなー。で、改めて拾い上げたのも。書きたいな…と思うけど、その前に…(沈黙)。
 いやしかし、日記を読み返すと…言ってることの変わらなさ具合にいっそ笑ってしまう。せ、成長しろ私…!(苦笑)

2008 年 6 月 15 日 楽しい!

 友人と遊んできました。楽しいー。

 須磨水族館行くぜ!ということで、山陽電車でとことこと。
 夜の水槽、の、暗い空間に赤いライト、が怖かった…。怖い怖いとひたすら言ってましたよ私(爆)。
 水族館、なんとなく好き。別に魚に詳しいとか好きとか言うわけではないのだけど、何か好き。あ、イルカショーも見てきました。水がざばざば飛んでて、前の人たちかなり濡れたと思うけど大丈夫なのか。
 そして、ぬいぐるみに浮かれてました。ふかふかが多いのだよねー最近のは。抱き心地がいい。たこ買って来ました、たこ!
 その後で明石の科学館(だっけ?)。プラネタリウムの最終の会に間に合って、どころかのんびりと館内も見れました。ご当地戦隊がいて吃驚(いや直に遭遇はできていませんが)。どうせならあの敵役をやってみたい(笑)。
 駅でお茶して、のほほんと帰宅しました。

 やーもう、近場もいいですね!
 遠くに旅に〜もいいけど、そんなに時間を気にすることもなく、ふらりと行けるのが良い。大学で定期のあるうちにいろいろ行っとけばよかったのに(苦笑)。
 そして、多人数(といっても私を入れて四人)で行くと、賑やかでいいなー。雑談を盛りだくさんにしてきました。話題が尽きない。そして、ネタにはしるのな関西人…(笑)。

 とりあえず、精神面は充実しました。よっし明日は仕事ー。

2008 年 6 月 17 日 いつものこと

 図書館の本、この頃予約を入れている本も少なくなっていたから調子に乗って借りて予約入れて、としていたら、次に借りに行くときには数冊借りてそれでもまだ数冊狩り続けているような状況に…来週は読書期間だな!(今週は?)
 いやはやうっかり。

 『時砂の王』…人類を外敵から守ろうとする話。
 タイムパラドクス(タイムスリップしてその時代に干渉したことで後の時代に矛盾が生まれるその矛盾のこと。有名な命題としては、過去に遡って自分の父親を殺害した場合、自分は生まれないことになるがでもそうすれば父も殺されることはないからやはり自分は生まれる、というものが)の解決として、並行世界(あるいは分裂世界)が採用されています。時間樹の概念が、一貫して。
 ある種愛の話…だよね、と思うのですがどうでしょう。
 SFとしてはかなり読みやすい(というか私は読みやすいのでないと躓いてしまうのだけど。つまり、すらすらっと完読できた時点で読みやすい)。

2008 年 6 月 18 日 戸をあけて闘っています

 母が。…冷蔵庫、物が入りすぎだよいくらなんでも。
 それでも、無理矢理入れたようです。ちゃんと中、冷えてるのか…冬だったら虫もいないし気温低いし、レンジにでも放り込んでおけば良いのに!(てか虫が挙がるってどうよ)

 『壁抜け男の謎』…短編集。掌編から短編まで。
 えーっと…もしかして有栖川有栖、推理物より幻想譚のが向いてない…? 学生編のアリスシリーズも私、推理物としてよりは青春ものとして読んでいるきらいがあるしなあ。
 曖昧なままに物語に幕を引ける作家さんだと思いました、今回のこれを読んで。

 今、図書館の予約確保本の確認をしたら…わーカード一枚で借りられる限度超えてるよー…。二枚にまたがることが確定しました。
 そして会社で、おにぎりやパンをかじりながら本を読んでいるものだから、本好きでイメージ定着しているようです。えっと、う、いやいいけどさ…だって私が昼ごはん食べてるときって誰もいない率高いしテレビ面白いのしてないし未読本溜まってるし、ちょうどいいの時間の潰し方なのですが。

 あー、昨日から時実さんたちの雑貨展始まってる…お邪魔したいのだけど一人は淋しいなーと思っているうちにまた、最終日になってしまいそうな予感。
 …むぅ(悩)。

2008 年 6 月 19 日  するめのような人生か

 噛めば噛むほど…いいのか悪いのかわからんなーそれは。

 えーっと今、LaVieシリーズに不具合あるらしいよーと母に聞いたのをふと思い出して調べてみました。←言われたのが仕事のある日の朝だった為に帰ってから確認すると言ってそのまま忘れていた
 で。…うん? 微妙に違う…?
 無料で修理してくれるって言ったってその間PCが手元から離れるから、違うに越したことはないのだけど、でもとっても近い番号(?)が含まれているからちょっと不安。しかも、モニタが映らなくなるというのが最終事態のようなのだけど、その前段階として、点滅だとか付くはずのないランプが点灯したりがあるそうで…あの、モニタ具合悪い(明るくなったり暗くなったりする))のは、違う、よ、ね…?
 …幸い(?)明日は休日なので、連絡してみようかと思います。違ってたらそれでいい(モニタがおかしいこと自体は問題なのだけど)。

 『しゃにむにGO』の新刊が出たので購入してきたのですが、…読んでて、『DIVE!』を思い出したー。
 今、映画の宣伝してるから連想しやすかったのだろうと思うけど、何だろう、子ども(と言ってもいいのかな高校生を。小説は中学生)が、指導者や仲間(=ライバル、もあり)はいるのだけど独りで模索して模索して、何かを見つけようとしているところとか…。
 そう言えば、小説でスポ根を読んだのはあれくらいかも。漫画は多いけど小説は少ないですよね、そもそも。

 今日は友人とご飯を食べてきました。
 パスタ専門店で、ペンネアラビアータとパングラタン。おいしかったです。パングラタン好き。
 それにしても、今日行った店はこれで二度目なのだけど、両方とも閉店の一時間くらい前に来店してる(苦笑)。そして友人は、それなのにうっかりコースを頼んで、これって食べ終わる前に閉店時間が来たらどうすればいいんだろう、とおろおろしていた…(笑)。

 今まで図書館になかった、気になっていたシリーズ本がいつの間にか購入されていました。
 ええっ新着に出てなかったのに?と思ったら、この間(?)合併した地域にあった町立図書館の蔵書でした。納得。あそこの図書館、娯楽関係充実していたものなあ。←隣が町立プールで年に一度古本市があったので何度か行ったことがある
 しかしねえ…町立図書館やプールまで作るほど頑張っていたのに、合併してよかったのかなあ、という気がするのですよ。市民(町民?)サービスの質は落ちたのじゃないか、と…。

 ああ…行きたいですよ、雑貨展…。無理とかでなく、問題はこの微妙な出不精で!(爆)
 ただ今考え中♪…(没)

2008 年 6 月 20 日 傘をこの手に

 図書館に行こうとして、雨が降り止んだから今のうちに、と思ったら途中で降り出した…。
 ちょっ、行きはやめて行きは! と思ったのだけど止んでくれず、ちょっと濡れて到着しましたよ。やはり大人しく傘を持って出るべきだったのか…そして昼は比較的安定して雨が降っていなかったという落ち。
 しかし、濡れて帰ったの久々な気がします。←高校時代の夏服時分、帰りが雨だったら荷物を合羽に包んで帰った

 『遊郭(さと)のはなし』…遊郭での怪談話。
 話の構成は、『吉原手引草』と同じですねー。章ごとに中心人物が変わって、真相(?)に近付いていく。こちらは、語りと三人称とが混じってましたが。
 えーっと、遊郭に伝わる怪談話で、落ちている赤い櫛は拾ってはいけない、拾ったら死んでしまう、というものがある、というのから始まります。で、いろんな人に話を聞いていって…という。他にも、遊女の代わりをする遣り手猫だとか女郎の幽霊だとか。
 はじめの二章くらいで一度読み止めた(夜に読み始めたものだから)ときは、ちょっとぞっとしたのですよね。赤い櫛が至るところに落ちている、というそれに。…で、お話としてはまあ、面白かった、と思うのだけど。怪談としては…うーん、ちょっとはっきり書きすぎだなあ。ただのお化け屋敷みたいになってしまった。というかあれだ、辻褄が合いすぎてるのですよね。怪談の何が怖いって、不可解な部分とか辻褄が合わないとか、語られない部分が恐怖を煽り立てるのですよ。だから、正体が語られてしまうと、怖いことは怖いけど怖くない、ということに。怖さの種類が違ってきてしまう、のですよね。んー、精神的な怖さと物理的な怖さ、というか。暗がりが怖いのと出刃包丁振り回した人が怖いのとの違い。
 だからそういう意味では、『幽』文学賞受賞作としてはいまいちだな、という気がしなくもない。

 『知ってるようで知らない日本の職業』…主に江戸期?からの職業色々。
 まめ知識本とでも言いますか、ほーこんなものが、と楽しめるような感じの本。絵がふんだんで、文字は控えめ。入門書(何の)にいい感じですかね。
 著者(?)の言葉探偵団は、他にも何冊か本を出しているようで。そして、説明として「日本語の奥深さに魅了され、日々あらゆることばに勝手に注目し、勝手に研究中」(強調は来条)…楽しいですね!

 『学園キノA』…学園変身アクション?
 前提として。『キノの旅』のセルフパロです。全面ギャグです。多分、『キノの旅』の真面目部分が好きな人は読んではいけません(爆)。
 でも、全巻よりは薄い気がする。それともあれか。前巻は、あまりに衝撃強すぎたのか?(苦笑)
 四話の夢は、あれはあれでいい話だと思うなあ、落ちも含めて…ベタだけど、でも書きようによってはあれでちゃんと一本書けるよねー。五話は、劇は舞台転換多そうな小説を、そうそう丸ごと一本は使えないと思うけどなあ、という密かな突っ込み(どうでもいい)。

 …あれ、ここ更新したつもりでネットめぐりしてた…(苦笑)。

2008 年 6 月 21 日 煮詰められない

 ええと今、半分趣味(興味?)で半分資料で、『脳のなかの幽霊』を読んでいます。
 が、序やらはじめに、やらを乗り越えて(?)本文に入ったら…ライン! 傍線! ラインマーカー! という衝動に駆られています(どんな)。そして図書館の本だから当然却下。…買うべきか。これは、買うべきなのか。
 あまり、資料に〜と読み始めた本でそう思うのは少ないのだけど…うーん、わかりやすい文章なのがかなり高ポイント。そして、興味を引くものを結構的確に捉えていると思う、この作者(思い切って言えば見世物小屋的な)。
 …まあとりあえず、一度通読してから購入云々だなあ…でもこれ、メモ取りながらだとおっつかない気がするんだけど…。

 ところで今日、会社で味噌汁作っててふと思ったのですが(え)。
 私が話を書く場合、主人公が男の人だったり主要な人で男の人がいると、悪友とセット(?)にしてしまうのは何故だろう。
 うーん、何か、幼児番組にマスコットキャラ、のように、善人な男の人には悪友が、という思い込みが。女の人はそうも思わないのですが。そして男の人だって、一匹狼や友達いない人や友達は多いけど悪友じゃないとか、あると思うのだけど…何故か。
 不思議です。私の頭の中が(爆)。

2008 年 6 月 22 日 いっそそれ狙いで

 図書館に行きまして。
 だからどうして降るんだ、雨(それまで降ってなかった)(帰ってしばらくしたら止んだ)。いや…雨に濡れるの自体は嫌いじゃないから(荷物の安全が確保されているなら)、いいですけどね、もう…。
 そして図書館の本溜まりすぎ。き、今日から読書週間入るんだ…っ!

 『脳のなかの幽霊』…神経学の、幻肢やら幻覚やらの話。
 文章は結構わかりやすいし具体例多いしユーモアがあります。…が、訳が…ちょっ、それ訳してや…!ってのがあったりねー(遠い目)。そんな単語、カタカナ語で通用するほど浸透してると思うなよーッ(泣)。←
 えーっとまあ。腕を切断した人が腕があるよー感じられるんだ、指を開くしコップだって掴むんだ、ってのが、気が狂ったわけではなくて脳の働きとして感じられることがあるのですよ。それが幻肢。で、それにも色々な症状があって、神経痛のように痛むだとか(神経痛があって治る見込みがないからと切り落としたのにやっぱり神経痛がある、なんて症状もあるらしい)、掌に爪が食い込んで耐えられないくらい痛い、とか、逆に、全く動かせないんだけどあるんだ、とか。でまあ、その原因を探ったり鏡を使った方法で改善させられないかとやってみたり。
 興味深いです。
 …でも、私が探している資料とはちょっと違っていたり。わー、他当たってみようか。そしてあれだ。私、難しい話って読んでると眠くなるのですよ。いやー、今日も戦った闘った(V.S.睡魔)。

 『亡羊の嘆』…人気料理家が滅多刺しで殺された話(え)。
 大阪某大学の法医学教室が舞台の話。うーん…推理物、というわけではない、よねこれ…何?(訊くな)
 何か、楽しそうにご飯食べてる登場人物たちが好きです(え)。
 ところで…気付くの遅すぎたけど、神戸のK大って、六甲山云々って、あれか、友人が通ってたあの大学(が、モデル)なのか。いや、だからどうというわけではないのですが(苦笑)。

 何かふっと、超能力物のSFが読みたいなーと思ったのだけど、思い当たるものがありません。何かなかったかな。
 『幻魔大戦』は挫けました。「涼宮ハルヒシリーズ」は気になったけどちょっと調べたら、内容はともかく枝葉が好きそうではないです。
 …何かないですかねー。
 考えてみたら私、SFはほろほろ読んでいるけどほとんど宇宙ものか時間もの(タイムスリップ)や異世界・異次元(並行世界)だ。超能力ってない。「悪霊シリーズ」は図書館に置いてないし、今多分絶版だしね…漫画は持ってますが(『ゴーストハント』)。

 …ええっと…。
 今、お風呂に入ってきました。二度目の。…頭痒いなー、どうしてだ、と思ってよくよく考えたら。頭、洗ってなかった。風呂上りに髪を拭いていないことにすら何の疑問ももたなかったよ。…てことで入ってきました。二度目の。
 何してんだ私。(本当にな)

2008 年 6 月 23 日 出かけよう…

 次の休みは、免許の更新に行ってできたら映画行って来るー。免許更新面倒臭い。…ほとんど使ってないのですが。身分証のみだ。
 …と思って今確認したら、水曜がレディースデイのところで特に観たい映画やってなかった…。「相棒」は好きだけど、何故か映画館で観たいとまでは思わないのだよなあ。何故だろう。

 『虚夢』…娘を殺した男とすれ違ったと、元妻から連絡のあった話。
 重い。そしてほとんど解決していないのだけど、でも何故か、読後感はいいです。
 ああでも手紙のくだり、ぞくりとした。怖いと言うか哀しいと言うか…特定の何に取材をしたわけではないだろうけど、でも想起できてしまう諸々の事件があるのがこわい。そして、やるせない。

 何か苛立って、でも何に苛立ってるのかがよくわからない一日でした。朝はそんなでもなかったのに、うーん何だったんだろう。
 とりあえず、小説読んで追い払えたけど明日はどうなるんだか。
 うーんー、何か蹴散らす方法があればいいのだけどなあ。マウンテンバイクかバイクでも買って、どっか走って来ようかなあ…。←迷子フラグ

2008 年 6 月 24 日  嘘を挟む余地もないのに

 会社にて。何故か、免許を持っているというと驚かれました。ええー。チャリ通だから?
 ミッションで取りましたが、教習中のあれこれはネタになるほど色々とやらかした…エンストはむしろ前提で。現在、このままゴールドに移行できそうなほどにまっさら(=ペーパー)なので、今乗ってもエンストを起こす自信があります(要らん)。
 そんなわけで(?)明日は、面倒にならなかったら警察行ってきます。あとは本屋と図書館。

 今日は、独り海野なつみ祭をしていました。いや、漫画出して読んでただけですが。
 この人の話は何か好き。本来(?)苦手なはずの傾向の話でも、笑い所があるのとさらっとしている部分があるのとで、読めてしまうのですよねえ。でも、昔の全編コメディー調も好きだったなあ。未収録とか結構あるけど、いつかまとめてくれないものか。
 もしかすると既刊は全て持っているかも、なのですが、ほとんどが中古購入という…いや今は新刊出たら定価で買うけど。多分(え)。
 以前は「なかよし」で活躍されていたのだけど、何故か、なかよし系の漫画って…というか、講談社の少女コミックって、ほとんど文庫になっていない気がする。この文庫化量産期に。なってるものもあるのだけど、ごく一部の印象が。…あったら、地味に売れると思うのだけどなあ、特に「なかよし」系列。地味に、じゃ駄目なのかなあ。
 何故引っ張り出してきたかというと、ふっと仕事の最中に『デイジー・ラック』が読みたくなって、それを読んでいたら止まらなくなったという(苦笑)。
 『デイジー・ラック』は幼馴染の三十歳女性たちのオムニバス。年齢に焦って、大きな変化のない生活に不安になって、でもふっと肩の力を抜いて前に進んでいくような、そんな感じの漫画。…あれ、あらすじ思い浮かべると本当、私が読む傾向の話じゃないな…?
 この人は連作やオムニバスが多くって、多分、私がそれらが好きな理由の何パーセントかはこの人に負っているかと。だって、当時小学生の終わりから中学生にかけて(だったと思う)に連載していた『Kissの事情』が衝撃(?)で。いや、面白かった、という意味で。これもオムニバス。登場人物が、ちょっとずつ被っていて(舞台は同じで主人公は変わる)。つながっているのに繋がってない、というのが不思議な感じでした。ちゃんと一話で終わっていて、でもシリーズ物、というのも何か凄いような気がして。…何年か前に姉に貸して、「青いなー」と笑われたのはいまだに根の持って(?)いたりする(苦笑)。

 そう言えば今日、去年の七月に漬けた梅酒を開けました。いつの間に、と言ったら、目の前で漬けたのにと返されました。あれ?
 以前飲んだ自家製梅酒はいまいちだったのだけど(いやでもそれ小学生くらいのときに梅シロップと間違えて牛乳で割ったやつだし)、甘くて(むしろちょっと甘すぎたくらい)飲みやすかったです。この頃、梅酒かなり好きだし。
 四リットル壜に漬けてあったから、いくらかは梅自体で嵩を取っているとしても、軽く二〜三リットルはあるでしょう。わーい、ちびちび飲もう。

 ところで、ある会話。
 父:日本の首都が大阪に移ったらしい。
 私:ふーん(また何か言い出した)。
 父:東京にゴジラが上陸して壊滅した。
 私:…ゴジラか!
 父:大阪城の隣に国会議事堂が建っとった。
 私:わざわざ建てたんか!
 …どうやら父は、今はゴジラシリーズのどれかを観ているようです(映画やらドラマやらを観るのが趣味)。

2008 年 6 月 25 日  苦虫を潰せ

 いやー…免許の更新、次の日曜からじゃないと駄目だった。誕生日一月前からなのか、あれ。(出かける前に確認してよかった)(その前にそもそもちゃんと読んでおけ)

 えーとそんなわけで。図書館と本屋には行ってきました。
 …予約の本が届いている最寄図書館は休館日だけどね!(入っている建物が水曜全館お休みのために一館だけ定休日が違う)
 駄目だー、図書館によると本を借りてしまうー。今借りてる本、結構な冊数ある上にそれらが片付いたら読みたい本(多分予約がないから取り寄せをしたらすぐに届いてしまうためできないでいる)もあるってのに。…働かなくていいなら、日がな本を読んで暮らすのにー。いいなあ、ひたすら本を読んで過ごしていい日々…(うっとり)。←
 そうだ本屋で。山田睦月という人の漫画が好きなのですが(原作付きも結構描かれているのだけどオリジナルもどちらも好き)、知らない漫画が二冊出てたことを、ふらっと雑誌を立ち読みして知りました。しかも海洋船で幽霊?の絡んでくる英国。ナポレオンの時代。読みたい!と思ったものの、いつも行くところならポイント溜まるし、とそこの本屋で買わなかったら、二巻しかなかったという罠…一巻だけならまだしも。今日は他に数冊購入していたこともあって、諦めました…とか言ってたらいつ買うのか…。

 ところで、もう一度懐中時計が欲しいなー、と、少し悩み中。
 いや、二つ持ってるのですけどね? 小学生のときに買った(笑)やつと、文字盤に「誠」の旗がなびいてるやつ(大笑)。どちらも、まあ、安物ではあるのですが。
 腕時計があまり好きではないので、かなり重宝していました。ただ、前者が、たまに時間が遅れるようになってしまって…そうなってから電池が切れて以来、放置。で、その代わりに、と後者を買ったのですが、さすがにあまりにあまりのデザインに(笑)あまり使えず、これも電池が切れてそのままです。
 でも腕時計あるし出かけるときは携帯電話やあちこちにある時計でなんとかなるしなあ、出かけたときに時計屋のぞいてみて良さそうなのあったら買おうかなあ、と思っていたところに…今日本屋で、『古の時計』なる分冊ものを発見してしまいまして。毎号、懐中時計が付いてくるらしい。ひとつだけでいいのだけど、丁度、ちょっと気になるデザインのやつがあって。でも全部の号はなかったから帰って検索かけてみたら、今出ている中では、やはり見かけたそれが一番の好み。
 ところがそこで、検索かけた拍子に気になる時計を発見してしまい。
 うーんー、両方買ったところで万は超えないのですが…(後で見つけたほうが何故か定価の七十五%引きという驚きの値引き)。う、うーん。もう数日考えて他も見て…の、方がいいなとは思うけど、その間に売り切れたら厭だな。
 …むぅ、でも悩むか…次の日曜、出かけてみるかな…。

 ところで関係ない話ですが、小泉元首相と橋下府知事に同じ匂いを感じるのは気のせいでしょうか。
 いやまあ、単に私が両方とも在任時から嫌いというだけかもしれないですが。その嫌い、の理由が被っている気がするのだよねえ…(没)。

2008 年 6 月 26 日 急いてはことを仕損じる

 どうしよう、時計…。
 そして、漫画。昨日のでうっかり独り山田睦月祭を開催してしまって(いやだから単に読み返しているだけ)、いよいよ読みたくなってしまった…でも、帰り道にある本屋には置いてないし(そもそもウィングスコミックを見かけたことがない、あそこで)逆方向の最寄の二軒も(うち一軒が二巻しかなかったところ)…おとなしく、日曜を待とうか。もしくは他の本と組み合わせてネットで…(多分日曜を待った方が早く手に入る)。
 それにしても、読み返していたらしみじみと影響を受けていて笑いました。…ほんと、影響受けやすいなー。

 『ぼっちゃん』…三国時代末の魏の武将親子の城防衛戦。
 三国時代、とは言っても、『三国志演義』より少し時代が下って、劉邦・孫権・曹操亡き後。諸葛亮はまだ現役で、今回の(?)敵が彼です。
 ちょっと説明がかった文体ではあるけど、城の守りを任された武将(戦績はあるのに主張しないものだから位は低い)の息子(今回初戦)視点で、読みやすいしわかりやすい。躓きそうな風習の違いやら時代の違い、用具なんかもちゃんと説明しつつ、適度に感情的。うーん、いいなあ。
 物語自体も、展開にどきどきして、戦の惨さを目の当たりにして、親子の交流があって。少しばかり淡々としているかもしれないけど、うん、しっかり面白いです。
 ところで余談ですが、私、これがはじめて読む三国時代物かも。
 いやーだって、三国志ブームが終わってから大分経って物心ついてますし。歴史は好きだけど戦闘はあまり興味もなくて…私が中国史ものを読み始めたのって丁度、三国志ブームの中で育った人(作家)が、ちらほらとそれぞれに好きな(?)時代の多彩な話を書く(書ける)ようになった時期でもありまして。どちらかと言えば私は、そちらを読んでいたからなあ。…とりわけ好きな作家が、三国時代は日本ではあまりに有名すぎて手を出そうとしていないものだから、余計に縁がなくて(苦笑)。

 『サイレント・キラー』…義兄の、続いて姉の失踪を追う話。
 病院内の密やかな悪事、とでも言うのか。まあどの組織もだけど、内部で一部の人にひっそりこっそりやられたら、なかなかばれないものですよねー(そんな感想)。
 ちゃんと読ませるし流していいところ(専門的な説明)も、登場人物のやり取りでちゃんと要点だけ摘み上げてくれるし、わかりやすい。…のだけど、流れとしては当然の結末に、ちょっと気が重くなったり…。うー、現実味を伴って人が亡くなる話ってのはしんどいなあ…いやそこまで現実味はないけど。ありうるなあ、という点で。
 …関係ないけど、この作者の本を他にも読んでいる気がして検索かけてみたのだけど、よくわかりませんでした。単に、似たような名前の誰かと混同しているだけかな…?

 今朝、夢を見ました。起きた時点で既にほとんど覚えていなくて、夢を見た、ということ自体しばらく忘れていて自転車に乗ってふっと思い出したという。
 物語りめいた(筋のあった)夢だった、というのは覚えているのだけど、内容は最後の方(?)しか思い出せない。うー、何か悔しい。
 えっと、私は大学生だか高校生だかで(多分高校生)。通っている校舎で変死(行方不明、だったか?)が相次いでいたのだけど、その正体(?)を知っているという友人(これがそもそも友人だったかその事件の何かのきっかけで知り合ったのだったか覚えていない。女の子)と、密かに潜入する、という状況でした。
 朝で、他の皆は普通に登校して来るのだけど、私と彼女はそれに紛れつつエレベーター(!)の隠し技みたいなのを使って、一般生徒は行けない(というかそもそも存在を知らない?)高層部に向かい。
 そこでは、人ではない女の子(十歳手前くらいの)がいて。悪意があるわけではなくて、無邪気に人を食料にしてしまうような感じ。人の眼や髪の張り付いた、血管の浮いた卵を食べていたり(これ、人は卵生じゃないのに人の卵だ、と思った)。
 そんな感じだったのですが、何これ。うーん、何なのかなあ。怖い感じはなかったのだけど。

 そう言えばさっき知ったのですが…『タイタニア』アニメ化って…。以下、出て来る題名は田中芳樹作品ばかりです(苦笑)。
 いや、薬師寺涼子シリーズがやるのは知ってたよ。来月からってのはさっき知ったけど。でもこれ…四巻で止まってるのに…?
(『タイタニア』は、『銀河英雄伝』完結後に同じ出版社から出されたスペース・オペラ。ようやく物語が大きく動き出した、というところで止まってしまっていて未完で終わるのかなーと思っていたら数年前、何故かエニックスで再版・シェアワールド作品が発行されて面食らった…けど、本編は相変わらず凍結続行中)
 これを機会に新刊が出るならいいけど…そんな気配もないような。というか私、多分一度読んだきりだったから話忘れてる。シェアワールド(同じ世界観で違う作家が別の話を書く)版に至っては、何冊か買ったけど積んだまま(爆)。
 一体何が起きてるんだ…?

2008 年 6 月 27 日 ルビコン河ってどこ?

 思い立って髪を切りました(またか)。…あれだ、どうせ自分じゃろくに見えないしーと思うと、かなり適当に切れてしまう(爆)。
 しかし、父が同じく今日、髪を切って来たという偶然。…うーん、そこはかとなく厭だなあ…(苦笑)。

 よく行っているサイトの管理人さんが読んでいた本が気になったもので、図書館で取り寄せ予約をしてみました。…一体今何冊溜まっていると…(爆)。
 あはははは…読み切れるのかな、あれら。読むけどね! でもものによっては、急ぎ足で読むのが勿体無いのがあるのだよねー。

 今日、ふっとある高校生たち(主人公・主人公の親友・主人公の友人の彼女)の恋愛話を考えていたら、後ろ二人は大いに盛り上がる(共に彼氏もち)のに、主人公は途中で会話を抜けてしまったという。あれ?
 …というか、何故そんなことを考えていたのかが謎です、我ながら。ちなみに、その話の本筋は映画作りというか都市伝説というか…冒頭は百物語です(え)。

2008 年 6 月 30 日 ころぼっくるに会いたい

 …えーっと色々と引き篭もり期にあるような気がするのにどうして来月、どんどん人と会う(遊ぶ)約束入れてるんだろう、という謎な事態に至っています。
 あれかな。逆に、そうやって会っていかないとこのまま引き篭もる! 家族と会社の人としか話さない状況になる! とでも思ってるのかも知れない。…だとしたら凄いなあ、私。←?

 『紳士のためのエステ入門』…幽霊と話せる刑事の話。
 港にいる男の子の幽霊と、メンズエステで働いていた凄腕の人の幽霊と、主婦の幽霊。三本立てです(って言うとサザエさんを思い出す・笑)。
 んー、何気なく読むのにはいいのだけど、取り立てて好きな作家ではないのだよなあ、この人…? いや、面白いは面白いのですけどね?

 『音楽と数学の怪しい関係』…現代のクラシック作曲家と指揮者志望(?)の高校生のちょっと変わった話。
 全く期待をしていなくて、もしかして途中で投げ出すかな…と恐れていたのだけど、全然。いやー、大変に好みな話でした。
 クラシックの曲を書く作曲家(語り手)と、近所の高校生(指揮者志望ということで家に来るけど月謝も貰ってないし何を教えているわけでもないしピアノも下手)。この高校生が、さらっと生意気で(苦笑)。でもそれより、先生扱いされてないからか呼び捨てにされるし敬語も使われない、ということを許している(気にしていない)作曲家が好きです。余談ながら、何だろうと思ったら、「TANATS」シリーズの弟と刑事さんの関係に似てたんだ。
 二編収録で、はじめが「塩胡椒と殺人犯の無頓着な関係」…題がいいよなあ、この人。これは、高校生がバイトをしているフランス料理店で毒殺事件が起きて、容疑者になった高校生が、刑事があまりにも頼りないからと作曲家を巻き込んで解決を図ろうとする話。まあ、最近のミステリでよくある始まり方。でも、作曲家も高校生も、解決はしないという罠(笑)。
 次が表題作で、道を歩いていた作曲家が突然、現代音楽の楽譜のような物の入った封筒を預かってください、と渡されて、そこからやたらと人が訪れたり、という…ちょっと、ブラックユーモアの小話調の雰囲気。オチに苦笑でお気に入り。
 何か空気が好きです。そして、先立つ作品があるのかと探したけど、これが第一作みたいですねー。
 ただ、別名義で翻訳やら著書やらがあるらしくて、それが小説なら読みたい、と思うのだけど…どうやって調べたら判るのか。まあ、わざわざ名義を変えてるのだから、同じような感じのものではないのだろうけど…でも、気になるのだけどなあ。
 
 そうそう、『図書館戦争』の漫画版を購入しました。
 えーとこのシリーズ、お二人の方が別々の雑誌で漫画化してまして。花ゆめと電撃hp(だっけ?)で。前者は一足先に単行本になっていまして、これも持ってます(苦笑)。踊らされてるな〜とは思うけど、ねえ?(何)
 読み比べて、今回の方が好きかも知れない。花ゆめ版も好きだったのだけど、うーん、こっちのが、ノリが。それに、視点が、ちょっと離れているのですよね。花ゆめ版は、がっつり主人公側から描いてる感じで。距離感ある方が好き。内容がベタ甘なだけに(笑)。
 ついでに、手塚の外見イメージが、この人のが一番近いかも。性格は…あれ、こんなにきつかったっけ?という…や、だって、軟化してからの印象の方が強くって。これは仲良くできないなー。それでも反感だけを募らせなかった主人公は凄いと思うよ。滑空の件とか、改めて思った。
 一緒に『コンタラン号の航海』も購入してきました。わーい海軍ー船乗りー。ナポレオンだから、十九世紀ですね。思いっきり『マスター・アンド・コマンダー』の時代。海の上でフランスくんだり(苦笑)まで行ってるのに、英国情緒たっぷりで…(うっとり)。制作日記(?)が楽しかった。パンを叩いて食べるとか…(怯)。

 完全趣味の(いやだから嘗てそうでない話があったのか)の、四月一日に一日だけリンク繋いでた話。昨日、ようやっと二章が書き終わりました。今は三章書いてます。
 三章が終わったら、四章は書けてるから、五章と六章書いて見直し。確実に矛盾や無駄な重複があるはず(厭な自信)。
 書いている本人は楽しいのだけど、結構ぶった切りなところが多くてどうしよう、という。量を書くと、私しか知らない、という状態は勿体無いなーと思うのだけど、でもここに載せても需要はあるのか、というね(苦笑)。しかもかなり、設定というか、基礎というか、状況が甘いしなあ。←嘘を本当らしくするなら現実や現実らしさを怠るな、というのは常識
 …まあそんなことぐるぐると考えても、とりあえずは書き終えないとですけどねー。そして、書き終えると結局放置するのもよくある話(爆)。

 ところで今日の更新分(?)は、「掌の怪談」という企画に投稿して、(箸にも棒にも引っかからないまま)半ば忘れていた代物(苦笑)。



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