虚言帳

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2009.6

2009 年 6 月 1 日 水無月に雨よ降れ

 天気予報で「明日は久し振りに晴れます」「この頃はっきりとしない天気が続いて」と聞く度、あれ、でも今日晴れてたよ?と首を傾げてしまいます。
 まあ…雲は多いし一面雲張ってたりもしましたが。
 それに、天気予報ではどうしてるか知らないけど、気象用語としては、雲がそこそこ出ているだけで、どれだけ日差しが照っていようと「曇り」なのですよね。あれはじめて知ったとき、私の知ってる晴れは晴れじゃないのか、と面食らった(苦笑)。気にせず、晴れーと言っていますが。

 『海賊とウェディング・ベル』…人質を取り返しに行く話。
 中扉の挿絵(というか漫画)が恐ろしいことに…(笑)。いやあそれにしたって仲のいい夫婦。
 あいも変わらず面白いのだけど、でもやっぱり、「人並みはずれた凄い人たちがなんだかあっさりと事件を解決してしまう」というところが…ううーん。面白いのだけど、はらはらする感じはないのだよねえ。「暁の天使たち」のシリーズまではまだ、それがあった気がするのだけど(超人たちの活躍譚には違いなかったけど)。
 …なんだって、毎回毎回、面白いのに腑に落ちない気分にならないといけないんだー!(苦笑)

 『スノーフレーク』…幼なじみの死を巡る話。
 六年前に一家心中で死んでしまった幼なじみの死を抱えた主人公。そこに、幼なじみとよく似た顔の従兄弟と名乗る青年が現れて、当時小学生だった事件を調べていくと。
 とりあえず、主人公と亡くなった幼なじみの関係には、おお、と膝を打ったなあ。あれ、でもこの物語設定って何年? 六年前、小学生でそこまで冷静に決心できるほど情報あったのかな…? まあ情報は問題ではないといえばそれまでだけど。

 『庚申塔の怪』…小学生たちが動く話。
 児童書。総ルビっていいですよねー。昔の本は読者対象年齢関係なく総ルビだった、という話を聞いてそれはいいな、と思ったものです。読みが判らなかったら辞書の引きようもないし、子どもは子供用の本を読んでればいいの、ってのも何か違う気がするしさ。
 内容はまあ…登場人物たちが個性溢れている割に浅いのが気になるけど…そしてあまりに事が簡単に進みすぎじゃあ、という気もしてしまうけど…。
 貸し出し手続きをしてから(予約していた本)、あれどうしてこれ借りたんだっけ?と首を傾げたのだけど、「あやかし探偵団」というシリーズ名に納得。ああ、そこに引っ掛かったのか…。

 自転車は、とりあえずパンクのみ。が、次もパンクしたらタイヤごと交換した方がいいですよと言われた…。
 うーん。自転車、やっぱりマウンテンバイク買おうかなあ。パンクしたときの予備も兼ねて。週に二日三日乗ってたら、そう酷い状態にもならないだろうし…(どうしてああも使っていないものって古くなるのだろう)。

2009 年 6 月 3 日 一年前を思い出してください

 健康診断でした。
 何か…きれいさっぱり一年前を覚えていない人が多すぎやしないか…?(色々と訊かれて仕事に戻れなかったりした)
 そして、仕事と並行してだから仕方ないけど、ばたばた。取り分け、配送のドライバーさんが行列から抜けられないのには冷や冷やしたよ…運送会社に持って行く荷物が間に合わないかと…!
 とりあえず、体重がすこーし減って身長がすこーっしのびてましたが、はっきり言ってあのくらいは誤差の範囲内だ。

 今日、携帯電話のメールがちょっとおかしくて、続くようなら店に行って見て貰おう、と思っていたら。何のことはない。料金未払いで止まってた(爆)。
 いや、私じゃないですよ。加入時の家族割引の関係で、支払い先が姉の口座になってまして。そして、普段使わないところだから忘れていたと…おおい。早いところ名義変更をしたいのだけど、なかなか機会がないーっ。
 通話は使わなかったから気付かなかったけど。

 友人と泊りがけで飲みに行く計画を打ち合わせ中。といっても近場で、大学通っていた当時なんて通過地点だった…(苦笑)。
 月半ばの話だから、もう少し先だけど。

2009 年 6 月 5 日  気付けばそこに

 睡魔が背後に…(爆)。
 何か今日、寝倒した気がする。ご飯食べてから眠って夕方にも眠って。…そもそも朝起きるのもあまり早くなかったよ私。
 うう、眠らなくていいならもっと時間が取れるのにー。

 『黄金の幽霊船』…二作目。幽霊船を探す。
 船と言っても、宇宙船。で、歴史のある王国のお姫様が海賊船に密航してきて依頼するという話。…因みに、技術部分(?)は大雑把に読み飛ばしました…(苦笑)。

 昨夜、通販サイトでカバンを探していたのですが、あれだ…私、姉よりも父との方がカバンの好み合う…。どうなんだそれも。

2009 年 6 月 7 日 にぎやか博物館

 友人を誘って「妖怪天国ニッポン」に行って来ました。元々行くつもりでいたのだけど、特別講座に参加するつもりで今日。来週で終わりにもかかわらず、結構な人出でした。…その上、どこかの小学生か何かの集団まで来てたぜ…入り口で遭遇して友人とどうしよう、と顔を見合わせたさ…(はっきり言って公共施設で子どもの集団にいい覚えも印象もない。いつか来た道とは言え)。
 ちょっ、詞書の現代語訳入れて…!と思ったりもしたけど、面白かった。京極夏彦の妖怪シリーズ(?)の文庫版の張子も幾つかきていて、これ紙って凄いな!などと。
 最後の方に、妖怪を扱った漫画が何冊か展示してあったのだけど、…ほぼ知っている自分が何だかなあ…半分ぐらいは持ってるし。
 展示場、うるさくはないけどにぎやかでした。結構、博物館や美術館ってしーんとしていて小声でも話しながら観ているとうるさい、と注意されてしまったりするのだけど、今回は全体ににぎやかでいい感じでしたよ。意外にも、大声を出す子もいなかったし。いつもよりも展示品を「語っている人」(一緒に来た人に説明をしている)が多かった。子どもが得意げに親に語ってるのは微笑ましかったなあ。
 講座は、館側も予想していなかった人の入りで(資料が足りなくて追加コピーしていた)、以前行った時の閑散っぷりとの対比が何とも…(苦笑)。話自体は、ご本人がおっしゃっていたように妖怪や民俗学を扱った漫画の紹介、のようになっていたから…微妙。とりあえず、最後の質問者は分野違いすぎる質問してるよそれ!ときっとほとんどの人が思ったに違いない。

 その後、入った喫茶店でパフェを頼んだら、随分と冷房が効いていた上にアイスたっぷりのパフェで…店を出る頃には、寒い寒いと…。

 『無縁塚』…幽霊屋敷に泊り込んだ話。
 今までの作品の流れに沿って(?)、本筋に絡めつつ、怪談話の大振る舞い。本筋もだけど、怪談話が好きだなあ、このシリーズ。
 事件はさておき、主人公(だよな?)の幽霊の怖がりっぷりはどうにも気の毒…でもそれが決定的な弱点にはならないだろうから、頑張れよーと思わず言いたくなるような(苦笑)。弥一郎の知名度(?)には、読んでいて思わずコケかけた。真顔で冗談言う人ってたち悪い!(笑) すぐばらすだけましだけど。
 しかし、何故今回からソフトカバーに? ノベルスじゃないのは…売れたのかな、これまでのシリーズ…。もしくは、一定数売れるけど売り上げいまいちとか? 買っているわけじゃないから値段に文句を言うのもあれだけど、私、小説本の形態はノベルス、文庫、ハードカバーの順で好きだからちょっとなあ…ハードカバーで出た本は文庫にはなってもノベルスになることは少ないしさあ。

 『灰色のピーターパン』…シリーズ六作目。
 ほんっと、マコトはバランスいいなー。正にも負にも。そりゃあ自殺誘導者のスカウトも受けるはずだ…って、それは前作だった。あれ、そう言えば五作目の覚書かいてない。

 今微妙に「書きたい」波が。…でも、その対象が多すぎて終わりきらないうちに波消えそうだなーという。
 とりあえず、裏に置いているシリーズは今週中には終わらせてしまいたいなあ。あと、最後の章が半分くらい。でも最後の三分の一が全然見えないー。うーん、補足でもう一章追加した方がいいかな…でもそれしたら誰視点だろう。
 書き始めだけで止まっているなら放っておいてもあまり気にならないのだけど、ある程度の分量書いてしまうと、書ききらないと…!と思うこれは何だろう。勿体無い、とかいうのは、書き上げたところで費やした時間はどうしたって勿体無いし何だこれ?

 そう言えば、『テレキネシス』→『エデンへおいで』→『上海特急』→『フライングドラゴン』の流れで再読していました。『テレキネシス』で、うっかり映画監督、に思い入れてしまったせいでエデンに流れたんだ。そこからは、猫山作品読み返し…(デビュー作のシリーズは色々と複雑で多分買ったきり読んでない。別会社のやつは何となく見送り)。
 エデン、を読むと走りたくなる。実際には走らない(走ったら即ばてる)のだけど、こう、なにか込み上げてくる。だってひたむきなんだもん、皆。
 思えば、「敷衍遊戯」を書く参考も兼ねて(後は純粋に好きなので)、『西遊記』下敷きにした話知らない?と、高校時代に話を振って、友人に『フライングドラゴン』を教えてもらって。この人の漫画読むと、治りきってない傷を掻き毟ってるような気分になる。けど、痛いだけじゃないからまた手を出してしまう。
 『上海特急』は、明らかに続編のある発言があるのに一冊きり。どこかで続き描いてくれないかな…以前に、まだこの人は漫画を描き続けていて、私はそれを読めるのかな。

2009 年 6 月 9 日 

 この頃、ここが一日跳びなのに特に理由は…何か忘れてる。

 『ぼくらと駐在さんの700日戦争』四巻目。
 さ…西条…! 何だこれ滅茶苦茶かっこいい! こういう煙草はありだよ!
 三四郎は…三四郎…(笑)。今回も笑いどころも泣き所も多くて、少なくとも初読は確実に、外じゃ読めない本だ。
 最後の一章は蛇足な気がしないでもないけど(ぼそり)。

 『電脳コイル』七巻目。
 イイジマ…うわー展開が読みにくくなってきた。表紙のアニメの絵が違和感を感じるくらいに、小説独自色全開になって来ました。いや前からだったけど。
 「タマコおばちゃん」が、アニメでもそうだったけど、役所での位置付けが謎…。アニメでは高校生なのに勤務してる、という感じだったけど…こっちは、通信制の大学? そして、ヤサコのお父さんがなにか黒い…?

 あーしまった裏の話が書き進まなくなってきたー。うーん、また止まるのか…。
 ところでいつも、書き始めるときはお気楽で馬鹿なノリを考えていることが多いのに(長い話の場合)、どうして気付くと下手な重苦しさばかりあるんだか。おかしいなあ。…明るく軽いのは向いてないのか?
 あの裏の話だって、はじめに思い浮かんだ場面はコメディーのノリだったのになあ…(因みにその場面は春の二枚目…まだ載せてないけど。とりあえず当初のものとかけ離れていることは確実)。猫屋も敷衍もそんなでした。ううむ、成長してない。

2009 年 6 月 10 日 どうしたって睡魔は降臨する

 はい、てなわけでまた寝倒しました。おかしいだろあの睡眠時間…そして夜中頑張って起きてしまって結局また眠ってしまうという悪循環(爆)。
 今日は雨で、外出は断念しようかと思っていたら知人に車出すから、と引っ張り出されました。正直、そこまで要らん…別にいいけど。
 で、その帰りに、横殴りの雨が降る中傘(たたんである)を手に持ち、ずぶぬれの制服男子を見かけました。…諦めたか。

 うーん、PCで話打ち込むと、書き直しが楽だけど眼が疲れる…。いや、紙に買いたってどのみち打ち込むことになるから二度手間なのだけど。
 しかも私、PC使ってるときの姿勢あまりよくないのだよなあ。正座が疲れて横座りとかになるから。背骨が!
 そしてやはり裏の話は止まってます。今は絶賛(?)少女小説。わー乙女ゲームかー、って展開になるはずが、なかなかそこまで進まないのは何故だろう。しかし高校生は書きやすくていい…。
 あ。春の話を載せようと思って忘れてた。

 今日の夜、父が「(雨が降っているのに)あっちでは月が出てる」というので、おお天気の境目!と思って見に行ったら…。
 どう考えたって、マンションしか見えやしない。小さな窓は家の傍に立っている木とその向こうにそびえるマンションでいっぱいいっぱいでした。
「…どこ? マンションしか見えんのやけど?」
「え? あの光、マンションの明かりか?」
「………。実は酔っ払って眼鏡かけてるのに物が三重に見えるとかか、おい」
 ちょーっとそこに座れ?と言いたくなるようなボケをかましてくれました、父。何やってんだあんた…。

2009 年 6 月 11 日 のたりくたりと時は過ぎ

 あー…結局に連休、家でのほのほと過ごしてしまった。大掃除したかったのだけどな…。(やれなかったのではなくやらなかったのだから自業自得)
 しかしあれですね。…会社行きたくないー(笑)。

 『離縁状』…白縫さま八冊目。
 「甘い」と「優しい」の線引きってどこだろうなーと、ふと思います。人やら立ち位置やらでもまた変わってくるのだろうけど。

 『怪のはなし』…身辺怪異雑記。
 加門七海さんの怪異随筆。今回は語りではなく随筆。しかしまあ、随分と日々が怪異に近い人だ…私は多分、鈍すぎて横にあっても気付かない気がするなあ。それもどうなんだ。
 この人の『怪談徒然草』が大好きで、もう何度となく読み返しているのだけど…これは、出ているのを全く知らなくて、図書館でふらふらしてたら発見しました。これも、「引きつけた」って言っていいのでしょうか(笑)。更に、「幽」の対談集も本にまとまっていることを知りました。おお。
 怪異体験を聞いたり読んだりすると、違う層の世界にいるとか見ていると言うよりは、視力のいい人と悪い人の違いかなあ、という気がするのだけどどうだろう。

 携帯電話用のメールマガジンの話ですが、「月夜の猫屋」が今日で完了しました。
 よし、これできれいさっぱり終了にしよう。いやあもう、高校…一年? かなあ、そもそもの発端からいくと。そうすると十年になるわけで、長い付き合いだったなあ。随分と引っ張ってしまった。
 まあこれで、「猫屋」に関することは悪足掻きも止めて、話置場にひっそり(?)保管。色々足掻いたなあ、全て実らなかったけども。
 思えば、「猫屋」が本当に意識して書き始めた小説だった気がするから、こんなこと言ったって本当に完了するのかはいまいち疑問なのですがね(爆)。キャラクターとしては、私の中から消えるわけでもないしなあ。
 何にせよ、お付き合いありがとうございました、これからもよろしく(笑)。

2009 年 6 月 12 日 検索術は置き忘れました

 WHOの記者会見風景を見ていて、後ろの蛇は何ぞや?ということで調べていました。
 や、調べていましたというか…調べよう、と思い立ったのがお風呂に入る直前で、PCを閉じてしまっていたもので、広辞苑でどうにかならないだろうかと調べたのだけど…さすがに、神話関係にあまり突っ込んだものはなくて、無理でした。
 というかまあ、まず取っ掛かりが怪しくて。蛇年に友人にもらった年賀状にそれらしいのがあった、というのでその年賀状を探したら、「ヘルメス」に行き当たり。あれ、でも医者が持ってた杖のはず…?
 結局のところ、ヘルメスの杖(ギリシャ語:ケーリュイオン、ラテン語:カドゥケウス)は、アスクレピオスの杖とよく混同される別物でした。そう、そのアスクレピオスの杖が、世界保健機構に使われているものでした。アスクレピオスが名医でした。死者も蘇られされたとか。
 ネットで調べたら一発だった…。
 でもまあ、辞書やら手持ちの本やらで調べるのも好きなのだよねえ。もどかしいし時間がかかるし結局見つからなかったりするけど。そして、多少込み入った調べものはやはり広辞苑より百科事典で探すべきだったな。…でも滅多に使わないから埃が凄いのだよな、百科事典…。

 『わたし、男子校出身です。』…自叙伝というか、エッセイ。
 心は女なのに体は男として生まれて来てしまった人が、幼年期からの違和感、齟齬、混乱などを綴ったもの。所謂性同一性障害の人が、中身の通りの体に至るまで、とでも言えばいいのかな。
 そのあたりの心理にちょっと興味があるので読んでみようかと思ったのですが…。
 あまりバラエティー番組を見ないもので(ファッション誌なんて尚更)、著者を多分知ったのは遅いはず。そして、しっかりしている印象が強かったから年上と思い込んでいたら、年下だった!(笑) セーラームーン? 金八? と思って略歴見たら。
 強いなあ…。

 検索といえば、今読もうとしている本が吉田健一の『怪奇な話』。
 著者の名前をどこかで見たような気がするなーと検索かけてみたら、一番に出てきたのがアニメーターでちょっと笑った。いやとりあえずその人は違う、と探したら、吉田茂の長男の英文学者さんでした。うん? どこで見たんだ、気のせいか?
 ううむインターネット、とりあえず、で調べるのに物凄く便利だなあ(今更)。

2009 年 6 月 13 日 頭をよぎるフレーズ

 『図書館戦争』…ではなかったかな、『図書館内乱』? とにかく、このシリーズの中で、主人公が内部審問を受けたときに「あたしはエスパーか?!」(正確ではないですよ引用するにも手許に本がないから)という台詞があるのですが。
 …職場でやたらとこの台詞が頭をよぎるのだよなあ…。
 えーと、出荷日に注文が来るのですが、出荷時間を考えたら、どうしたって見込み製造するしかないわけです。で、過少のどちらも困る。だから、無茶は承知でできるだけ正確な予想を立てて製造したい…!というのはよく判ります。出荷手配しかしていない私ですらそう思う。
 でもだからって、それを私に訊かれても困るわけですよ。(毎日注文を受けているのだからある程度の予想はつくとはいえしっかりデータ解析したわけでもなく感覚でしかものが言えていない現状…改善の余地は私にもあるわけですがどれだけ例え会社全体で全力を以って改善しようとも完璧な予想なんて立てられるはずもない)
 「これどのくらい来る?」「追加ある?」「もうこれ以上は入らへん?」等など…翌日の予想を「多分…と思います」と告げたら、「思いますじゃ困る」と返されたってこっちが困る。
 あのさ…そこで断言できるってことは未来が見えるってことですよ。そんな便利な能力持ってたら今頃こんなとこで事務仕事してないで百発百中の占い師か株価ギャンブルで儲けて遊び暮らしてるってば(まあ制約があって不可能というなら別)。
 とはまあ、面倒だし大人としてどうなのかと思うから言わないけど。長い文喋るの下手だし。←

 『Gボーイズ冬戦争』…シリーズ七作目。
 えーっと…いろいろ、最後の話に持っていかれた(笑)。男の子は、ああいうのが様になっちゃうからずるいよなー。女の子同士の付き合いは、どうしたってああいう硬質の「かっこよさ」は持てないもの。辛うじて言えば、アニメ版の「電脳コイル」の二人のユウコの関係が近いかな、というくらい。でもあれは「遠い」こと前提だし。
 友達だから巻き込みたくない、友達だから呼べよ、というのはよくわかる。深刻な事態なら深刻な分だけ、お互いそう思ってしまうよなあ、というのは。立場逆でも一緒でしょう、きっと。そこまで危険でなければむしろ巻き込むのに。
 あーあ、ずるい。

 図書館の本を利用していると、たまーに、これ今まで読んだ人いるの?という本に行き当たったりします。物凄くマニアックというか、一点集中の専門書というか。開いた痕跡もほぼないのに購入結構前だよ?とか。
 まあ、図書館の存在目的にそもそも、資料の収集・保存というものがあるから、誰も使っていない本が保管されている、というのも本来の役割ではあるのですよね。勿論それは、ただ溜め込むものじゃなくて、必要なときに手に取れるように、というのが前提での話ですが。
 とは言っても、その機能が強く意識されるのは国会図書館とか、せいぜいが県立、市立や町立なら郷土資料の分野、というところだとは思うのだけど。私設は…目的に敵ったものしか集めてないよねそもそも…?(あまり詳しく知らない)
 でもたまーに、「?」という本が紛れていて。…私も、そんな本を購入希望出して通ったなあ…結局自分でも購入したので、入れてもらったものの図書館の本は一度として開いていないのですがね(汗)。誰か、遭遇して「どうしてこんなとこにこんなものが!」とかって喜んでくれないかな…(苦笑)。

 …自分の部屋なんてまじまじと見るものじゃないですね。正確には、部屋と言うか本や雑誌。
 ぼーっと座って背表紙を眺めていたら、ふと気になって「活字倶楽部」を手にとってしまい(定価購入は二冊ほどだけど中古で購入して数冊置いてある)。…小説のイメージ画を見るのが好きで、ぼーっと眺めていたのですが…しまった、これってついつい紹介されてる本読みたくなるのだった…。
 気付いたときには遅かった。
 図書館にある本や、今も通常ルートで販売されている本ならまだいいのだけど、うっかりと絶版で市立図書館に蔵書のない本が気になってしまい、オークションやネットの古本屋を探して…購入を決めてしまった…(爆)。
 古本屋回って地道に探すかなーとも思ったのだけど、私が行くのは新古書店が多いし、紹介文を読むとやっぱり気になるし…うっかり忘れ去ったらそれまでだったというだけの話なのだけどでもなあ…と思い悩んで購入ボタン押してしまいましたよー。
 お、面白いといいなあ…(笑)。  

2009 年 6 月 14 日 何故腰痛が

 …腰痛い…(泣)。
 座り方悪いのかなー。良い自信はないから多分それだ。…そんなことに自信持ちたかないな…。

 友人とカラオケ行ってきましたー。えーと結局五〜六時間二人で歌ってたのか、な?
 二人とも、結構うろ覚え大会。サビしか知らんが雰囲気で!とかがんがん入れてたからな(笑)。そして、私のうろ覚えは本当にうろ覚え(歌えない、歌っても音程が外れてる)なのだけど、友人は結構普通に聞こえるところが凄い。何の才能だそれ。
 あと何か、あのカラオケ店はいつ行っても空いてるんですが…駅から離れてるからかなあ。友人曰く、平日の主婦層が主力じゃない?ということなのだけど。どうなんだろうなー(割とどうでも良い)。

 テレビでやっているので、「亡国のイージス」見てます。DVDあるんだけどな。
 以前一度見ているのだけど、そのとき思ったけどこれ、小説の前部分かなりがっつり削っているのですよね。それで意味通じるのかな? 前見たときは小説読んだばかりだったから映画単体として見られなかった(捉えられなかった)のだけど、さて今回どうだろう。
 あ、でもやっぱキクマサの死は軽く感じられてしまうな。

2009 年 6 月 15 日 くどい。

 ちょっと確認を取ったら延々くどくどと話されてしまいました。長い。そして私は事実確認さえできたらいいんだ。
 しかしこれで振り出しに戻りました(ある意味)。
 …おかしいなあ、運賃気にするのって私の仕事か?(職分として) まあ、小さい会社だから何もかもごった煮だけどさ。

 『こいしり』…江戸の町名主の跡継ぎたちの話。
 読み始めてしばらくはさっぱり気付かなかったのだけど、これ、シリーズ二冊目だ! 一冊目を読んだのが随分前な上に続くとは思っていなかったものだから、気付くまでに随分かかってしまった(苦笑)。まあ、これだけでも読めるしなあ。
 …あれ、帯に「第二弾」って書いてあった。全く見てなかった(苦笑)。
 「百物語の夜」がちょっと好き。と言うか、吉五郎が好きなのかなもしかして?←

 父が缶ビールを買って来ました。
「あれ? どうせ食べるならカロリー高い方がいいって言っときながら「低カロリー」(コピーが書いてある)買って来たん?」
「そんなの知らん。たまたまあったの手に取っただけや」
 …キャッチコピーの一字一句にデザインの端々に宣伝の散布具合に、命削ってる人にいつか呪われたりしないだろうかこの人…(苦笑)。

2009 年 6 月 17 日 睡魔と寄り添って

 遊んできましたー。

 昨日、「夜にはご飯食べに行って泊まりで遊ぶんだぜ…!」というのを励みに仕事を終え(爆)、駅に。
 チケットショップの自販機で買った切符を商品取らずに立ち去って案の定戻ったらそんなもんねえよ、という状況で再度購入し…(涙)。しかし無事合流して、予定より一本早い電車に。
 神戸組とは三ノ宮駅の551の売店前でねー、という待ち合わせだったので、向かう…が、自分で指定しておきながら場所を勘違いして少し彷徨いました。何してんだお前。
 で、一人は来たもののもう一人がなかなか来ず、もしかすると遅れるかも、とは事前に言われていたから、まだ仕事してんのかな?とケータイ開いたら、着信履歴…気付けよお前、本当、どうしてこうケータイと相性悪いんだ(そういう問題?)。
 そして、ようやくついた連絡で、打ち合わせ入ってしばらく行けそうにないからやっぱり先行って始めといて!と言われ、明らかに行き過ぎたりしながら到着。
 適当に注文しながら、とりあえず四分の一は残しとこうか?と分けていったのだけど、何か…これ、何の嫌がらせ?状態に(料理の取り置きってどうしてああ残飯処理みたいになるんだ…盛り方が悪いのか)。ついでに、サラダやまあ玉子焼きはともかく、揚げ物や餃子あたりになると、本当、嫌がらせでしかねぇだろ、ということで三人で完食。まあ来てから好きなもの頼んでもらおう、と言っていたら。
 まさかの(いや既に予想はあった)、合流無理宣言。
 この時点で十時過ぎ。結局、彼女が会社を出たのは日付が変わる頃だったそうな…無、無理、私にはいられないそんな職場…! しかも翌日早いとか…。
 しかしあれです。店の選択から予約から全て任せておきながら本人不在って。何の罰ゲーム押し付けたんだろう私…(没)。次は、彼女が休みの日に設定しよう…。

 その後、姫路から一緒に来ていた友人と繁華街を彷徨ってホテルに到着。思っていたよりも豪華なところ(素泊まりなのとインフル騒ぎの割引キャンペーンのおかげで格安だった)で、多少日びりながら(失笑)受け付けに。…だって私、足元、小学生がはいてそうなサンダルだったんだ…しかももう何年かはいていて泥もついてたし。
 で、一旦部屋に落ち着いたものの、しばらく寝そうにないしその辺散策してついでにお酒とつまみ調達するか!と外出。
 因みにこのとき、友人はすっかり寛ぎスタイルに着替えていて、もう一度着替えるのも面倒とそのまま出たのだけど、一歩出ればそこは繁華街。外国のおねーちゃんが客引きしてるような繁華街。…果てしなく浮いてるな、そう言えば私近所ですらこんな格好で出てないよ最近!と笑いました。はは。
 酒屋さんは開いていたのだけど、どうにもこれ、お水系のところで足りなくなった緊急避難購入場所?という雰囲気で立ち入れず(ほとんど壜だったし)、コンビニで購入。酒類とおつまみと…化粧品が充実したコンビニだった(笑)。
 缶チューハイとスナック菓子で、うだうだと話し込んでました。それぞれお風呂入ったりもして、気付けば三時を過ぎていて。

 今朝、朝一番に母から「あんた今どこ?」との電話で起こされました(爆)。
 …泊まると言ったつもりで言ってなかった…そうか、父に言ったのと混ざってたのか(そして父はそう告げたことをすっかり忘れ去っていたことが帰宅してから発覚した)。知らん間に無断外泊になってました(笑)。まあこの年でそんなことはどうでもいい。
 朝は、私がうだうだと「眠いー眠いー」と唸って三十分ほど粘り、ようやく出立。
 昨夜暗い中でも気になっていた、向かいの道路に立っている妙に凝った建物が珈琲店と知り、朝食朝食、と入って。朝のセットメニューでミックスジュースを選べると知って、でも珈琲専門店で珈琲飲まないのか?と悩みながら、ミックスジュースで(笑)。
 えらく雰囲気のあるお店でした。制服が可愛いし。常連さんっぽい人もいらして、なかなか良い感じでしたよー。今日一日ですら他に二件見た。知らなかったなあ。大学行ってたとき知ったら…いや、でもお金なかったしな…。
 お店を出てからは、異人館ーと。実は、異人館観光したことなかった。
 通りかかったチケット売り場(?)で、ついついお姉さんの言葉に乗せられて、九館共通券を購入。どれも楽しかったのだけど、三件目の英国館のホームズの部屋の再現と旧中国領事館とでやったらテンションが上がりまして。えらい友人に笑われた。
 これ、九館共通チケットを購入したらドレスを着れたのだけど、友人に断固拒否されて着ませんでした。私も好きではないけど、見たかったから、着てくれるなら着ようと思ってたのにー。←
 全て回っても一時間半くらいですよー、というお姉さんの言葉だったのだけど、九館以外にも立ち寄ったりしていたからか、それよりややかかって終了。途中、北の美術館(別料金)やラインの館(無料)で、販売しているポストカードに狂喜したりしてたから。
 そう言えば、途中まで同じ間隔でお一人で見て回っている方がいらっしゃいました。ホームズが大好きということで、英国館では語ってくれたり(笑)。やはり、好きなものは語りたくなりますね! 何か、可愛らしい方でした。

 お昼は、ケーキセットと南京町の屋台(?)のラーメンで済ませ。
 そして、友人をつき合わせて古本屋回ってました…(爆)。うん、ごめん、一期一会論(え)で押し切ってしまった。
 いやあでも本当、古本は縁ですよ。今日の収穫自体は少なかったのだけど、『建設業 祭事入門』を購入して。たまたま目に付いて安かったものだから、うわこれ丁度良い資料! 何だ、あの話書けってことか?(思い込みも甚だしい)ということで購入と相成りました。昭和四十六年。
 
 古本と言えば、先日ネット購入を決めた『新撰組の哲学』、発送しましたとのメールはもらっていて、今日思い出して振込みをしたのですが。帰って来たら、入金確認のメールが来てて吃驚した(笑)。
 思っていたよりも保存状態がいいし、定価超えを覚悟していた(絶版だからなあ)のだけど、物凄く良心的なお店でした…! 送料の安さ、アマゾンのユーズド販売は見習ってほしいよ…。
 あとがきが「言訳」となっているところににやり。読むのが楽しみ。…先に図書館の本片付けないとね…今借りている以外に六冊溜まってるよ図書館に…。

 『非正規レジスタンス』…シリーズ八冊目。
 んんー…んー…(何)。

 あ、リンク一件追加しています。
 今日立ち寄ったラインの館で委託販売されている作家さんのところ。もうね、もう、可愛くって! 綺麗さと可愛らしさのタッグにやられました。
 ポストカードの絵がちょっと不思議な感じだな、と友人と話していたら、レジ前に…ええとあれ、何って言うんだ。たまにメッセージカードである、立体系のやつの物凄いのというか…サイトまでどうぞ…!←
 八月にそのラインの館で合同個展(って言う?)をされるそうで…いいなあ、行こうかなあ…。

 今日、睡眠時間が三時間とか四時間とかだったものだから、家に帰ってから爆睡…起きたらだるくて熱っぽくて、風邪引いたかと焦った…。
 いえ、元気です。

2009 年 6 月 19 日  見通しが立たない

 今日、仕事が溜まっているのに友達と約束をしていて間に合うかなーと思っていたら、むしろ暇だった。
 …どうして、未だこうも見通しが立てられないんだろう…(没)。

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「あの、すみません」
「は?」
 暮れて行く空の下でぼんやりと友人を待っていたら、声をかけられた。おずおずとした声に顔を上げれば、まだ小学生くらいの男の子が、申し訳なさそうなかおで立っていた。
 駅前とあって人通りは多く、金曜の夕方だからか行き交う人たちの足取りも、心なし軽い。さっきから、幾つもの足が目の前を通り過ぎて行った。その中にも子どものものは幾つもあって、駅ビルの中に学習塾があるから珍しくもない光景だ。だが少年は、一目でそれと判る塾のカバンは持っていなかった。それどころか、荷物らしき荷物もない。
 多くの人の中から私を選んで声をかけてきたのは、せわしげな人たちの中で、閑そうに見えたからだろうか。まあ実際、閑だ。約束の時間より少し早く着いてしまい、時間を持て余していた。
 少年は、有名な中華料理のチェーン店の名前を上げ、その場所を知らないかと不安げに尋ねてきた。
 束の間考え込んだのは、その店の場所が判らなかったからではなく、判ってはいるもののさてどうやって教えればいいんだと悩んだからだった。歩いても五分とかからない距離にあるから、いっそ一緒に行った方が早い。が、友人と待ち合わせの最中だ。
 言葉で説明できるかとためらいつつ口を開こうとしたら、携帯電話が震えた。一瞬迷ったものの友人の名が表示されていて、少年に短く断って通話ボタンを押した。
「もしもし?」
『あ、もしもしー? ごめん、ちょっと長引いて、今出たとこで。今向かってます』
「ああ、そうなんだ。どのくらいかかる?」
『えー? 十分…十五分、くらいあれば』
「そっか。わかった、頑張って来いー」
 あっさりと通話を終えて、少年を見る。もしかしたらこの間にどこかに行ってしまうかと思ったが、少し困ったようなかおをした少年は、所在無げにやはりそこに立っていた。
 今度は、あまり迷わなかった。
「えーと、こっち」
 ぱっと顔が輝き、駆け出そうとする少年に慌てる。指差した方向に向かっているが、そこを真っ直ぐ行けばいいわけではなくて、角を二つ三つ曲がる。それが、説明を危踏んだ理由だ。
「案内するよ。…急いでる?」
「ううん。ありがとうございます」
 やはり少し困ったように、でも嬉しそうに頭を下げる。随分と礼儀正しい子どもだ。はて私は、このくらいの年齢のときにちゃんとこんなことが言えただろうか。
 腰掛けていた花壇の縁から立ち上がり、心持ち先立って、実際のところはほぼ並んで歩き始める。
 雑踏ではぐれないように、ちらちらと少年を窺う。何か話したほうがいいのかとも思ったが、人付き合いは得意ではない上に子どもは更に不得手だ。案内しようと即断したことすら、実のところ我ながら驚いている。
 ざわめきのおかげでさほど気まずくもなく、角を二つ曲がり、店のある通りに出る。ここも、変わらず人通りが多い。が、パチンコ店があるためか、元いた通りよりも雑然とした感じが強くなる。
「ほら、あそこ」
 看板が見えて、ほっとして指差す。間違えてなくて良かった、と、密かに胸を撫で下ろす。
 少年は、今度こそ駆け出した。ありがとう、との言葉もなく、意外な気がして呆気に取られてその背を見送る。少年の姿は、人込みにまぎれた。
 携帯電話が震える。
「…もしもし?」
『あっ、ちょっと今どこ? ケータイ繋がらないし、何やってんの!』
 耳慣れた友人の声が、少々怒ったように放たれる。時計を見れば、先ほどの連絡からまだ数分も経っていない。
「どこって…もう着いたの? 十分くらいかかるって言ってなかった?」
『はあ? 何それ?』
「何って…さっき、遅れるって連絡…」
『してないよ』
「え?」
 何それ。
 雑踏で私は一人、首を傾げた。これは怪異譚なのか、何かの勘違いか…あの少年は実在していたのか、それとも友人がからかっているのか。

2009 年 6 月 21 日 騙された!

 いかにも雨が降りそうな天気だったのに、晴れたなー。なんだ、布団干せばよかった。

 図書館に行って、今借りている本が三冊、一冊延長して八冊受け取って、というやり取りをしてきました。(姫路市立図書館の一人当たりの上限は六冊で私は父のものを分捕っているので上限十二冊)
 パート職員さんで、たまにちらほら短い話をする方がいるのですが、いいなーあの人、和む。そして、別の人が「八冊なんて、一年で読む数ですよ」と言っていて、合計九冊を抱える私を見て、「一年分を二週間で…」と(笑)。
 さて、読みきれるのかなっ。

 『怪談日本列島』…アンソロジー。
 怖い!と思った話はなかったなあ、そう言えば。
 題名忘れたけど、加門さんの話が好き。酸漿(鬼灯)の云々と、土地と、オチと。…あれ、加門さんの小説で面白いと思ったのこれがはじめて…?(爆)

 『怪奇な話』…短編集。
 旧字と文体が辛かった…! 旧字は、大学時代の方がもっとすらすらと読めたなー(中国の古語と日本の旧字って被ってるから)。
 文体は、とても独特なのですよね。一文が長い上に句点がろくに打たれていないのに逆接続詞も使ってあったりして、気を抜くと文の意味が全く取れないんだこれが。頭の中で空転して、なかなか進まなかった…。面白い文体だな、とは思うのですがねえ。いかんせん、読み手を選ぶわこれ。
 そんな調子で、かなり読み飛ばしたり斜め読みだったりしたのですが(汗)、「幽霊」と「化けもの屋敷」がすらすらっと読めた(理解できた)のは、題名のなせるわざだろうか(笑)。
 「化けもの屋敷」は本当、ほのぼのとして好きだなー。微妙な突っ込み(?)につい笑ってしまったりした。えーと、坂田靖子っぽい? かな?

 『心霊づきあい』…加門七海の対談集。
 雑誌『幽』収録分をまとめたもの。対談相手の説明を兼ねた前書きと、本書や舞台裏をまとめて視野に入れてのあとがきに挟んで、対談の再録、というのが十一組。
 …CLAMP(とスタッフ)との五時間に亘る対談を全て聞いてみたいな!(いやそれ言ったら全部、雑誌用の短いやつじゃなく完全収録してほしいけど) それだけで一冊にまとめてくれないだろうか、テープ回ってたんだろうし。
 オカルト談義どころか純粋な(?)怪談話すら、近辺にやってくれそうな人がいないし私も披露できるような体験も知識もないものだから、そしてテレビになると途端に胡散臭くなるから、吸収できる媒体が本しかないのですよね、私の場合。ネットは…玉石混交過ぎるうちから玉を選ぶのが面倒で…(爆)。
 
 そして今日は、父に古本屋を回ってもらったのでした。
 紺野キタの『乙女は祈る』がほしくって、でも絶版でどうにか手に入らないかな、無理かな、と思いつつ探していたら…案外あっさり見つかって、嬉しい半面拍子抜け(笑)。いや、よかったよかった。
 以前、偶然『秘密の階段』を古本屋で手にとって、お気に入りになったもので。その続編(というわけでもないのだと思うけど多分。単行本未収録作品だとか)のその本も、読みたい!ということで。あーああー、いいなあ、この「女学校」(しかも寄宿舎がある)の空気。時間さえひょいと跳び越えてしまうこの感じ。特別なんだけど、特別過ぎないこの度合いが。いいなー。「学校生活」に対して、その渦中だからこそ気付いていない傍で、そこを通り過ぎて愛しいものとして認識する視線があったりするのもいい。
 そう言えば、『パンプキン・シザーズ』を読んでいると、ああこの作者って男性だな、と度々思います。上のシリーズは逆に、女性だからこそ、とも思うし。面白いもんだなあ。

 夜にNHKの番組を見ていたのですが、その中で流れた一曲に関して、母が。
「何を言ってるかさっぱり判らん。下手やし。歌がない方がいいんちゃう?」(曲は和楽器が入っているきれいな旋律)
 …言っちゃった(笑)。

2009 年 6 月 22 日 ちょっと落ち着け?

 雨が…夕方から、突然降って(豪雨並み)、止んで、を繰り返しています。家の中にいるから問題ないと言えばないのだけどさ…地味に心臓に来るからやめてほしい(つまりは吃驚する)。
 それにしても湿気が…むしむしして鬱陶しいです。暑いです。じめっとします。あーッ!

 『うわさの神仏』二巻目…とんでもない旅エッセイ。
 終始笑い続けたもので…これ、外で読めないな、と(苦笑)。どうしてこの人、こんなに色んな目に遭ってるんだろう…(笑)。
 ああしかし、旅行に行きたくなるな。神事とか見たくなる(興味本位過ぎるのであれだけど)。

 今日、会社帰りにちょっと問題が発生しまして、これはさすがに私のせいじゃないな、とのほほんとしていたのですが、帰途にてはたと。
 …あれ、もしかしたら私が原因作ってたりしたかも? って言うか、もって行ってもらったやつあれであってたのかな? どうして確認しなかったんだ…(没)。
 ということで、明日は一番に確認せねば…。間違ってたらとりあえず、謝ら…ないと駄目だよなあ、やはり(溜息)。謝ってどうにかなるかならないかってのはまた別として。何事もなければいいのだけど。
 しかしまあ…これは私だけではなくて、なんて問題の多い職場。この間、父に愚痴っていて、本当にあの会社大丈夫なのかと思ってしまった。うーん、潰れるなら早くしてほしいな(爆)。

 そう言えば、「クイズショウ」と「名探偵の掟」の最終回を見ました。
 「ザ・クイズショウ」…一回目二回目までは結構期待していたのだけど、回を追うごとに酷く…というか、根本がお粗末だったんだなあ、あれ。毎回突っ込みどころが多すぎたのだけど、とりあえず、生放送であれやったら出頭しなくてもお迎えが来ると思う(そこ?)。
 「名探偵の掟」は、二回目くらいまで見て、その後、終わりの二回くらいしか見てないのですが(爆)。スタッフやら役者さんやらのノリの問題か、後の方は面白かったな。最後の最後のオチには、ええっ?と思ったけど(笑)。
 えーと、後は見てるドラマって何だったろう。「Mr.ブレイン」くらいか…? あ、「BOSS」があった。今期は、見てたドラマ少ないなあ。

2009 年 6 月 24 日  これは低血圧のせいですか

 起きて三十分ほどで自転車全力疾走三十分ほどはやっぱり堪える…(没)。

 『極北クレイマー』…破綻しかけの市民病院。
 ん、んー…何かいまいち、もったり。清川先生がこうやって見るとかっこいいのか、とちょっと吃驚したけど(笑)。
 速水先生がひと悶着起こした(?)ってのは、どこかで書かれるのかなあ。読んでみたいなあ…と思うけど、でもあの人の話は、田口先生が絡まないとあっさりすっぱり方がついてしまってものにならない気もするな(苦笑)。

 『トレジャー・キャッスル』…城址の地下のアトラクション。
 こんな中学生がいたら凄いなー…高校生でも良さそうなのに、何故に中学生? まあとりあえず、色々仕掛けのあるところを財宝目当てに探検して敵と戦うぜって話。
 おばあちゃんとかお父さんは…何か別のシリーズと関係ある、ってわけではない、のかな…? この人の本あまり読んでないから判らんなあ。

2009 年 6 月 25 日  またか。

 荷物の積み忘れ…あああもうとっとと帰ってやりたかったー! いやでも今回は私も少し加担してたけど!

 「BOSS」の最終回を見ました。色々と、「よっしゃきたー!」というお約束で楽しかったです。はい。あのドラマは色々と突っ込み待ちなんだろうかと思うけどどうなのだろう。おかげで、一人で見ると消化不良起こすのだよ…(さすがに一人でぶつぶつ呟くのは厭だ)。
 しかしまあ、くるっと回って一番の「男前」、なオチは素晴らしい(笑)。総監、楽しそう…(笑)。というかあそこの解説場面は、皆が皆楽しそうだった。そして紹介した弁護士ってあれ…「離婚弁護士」の人だよね? 随分と遊んでたなあ、最後。
 …かるーく見れて好きだけどさあ、突っ込み所満載過ぎるのとネタ(筋)がやたらと読めてしまうのは、わざとなのか頑張ってあれなのか…。前者なら物凄く高評価なのだけどな、このドラマ。
 まず間違いなく、続編作られるでしょうねー。いつ頃だろう。
 それにしても、父と突っ込みつつ見ていたのだけど、二人で「テロに屈しちゃ駄目だろう」「長官の命は二の次で従う振りしてもテロリストの確保を第一に構えないと」「うんうん、そのくらいの覚悟は決めててもらわないと」とかいう会話が交わされていました…(笑)。いやでもだって、そういうものでしょ?

 今発行中のメールマガジンで、うっかりミスをやらかしていたことが発覚(没)。
 逆に配信してたーっ、おまけに週一のところ何故か連日。…まあ、そのおかげで逆になってたのに気付けたのだけど。

2009 年 6 月 26 日 カーナビって単独でも使えるの?

 と、某CMを見ていてふと。車につけてなくってもつかえるものなの? ん? でもそれじゃあ「カー」ナビ、じゃない…?

 『ジェネラル・ルージュの伝説』
 表題の通りの中篇と…ファンブック?のような。副題が「海堂尊ワールドのすべて」だし。中篇目的で借りたのだけど、意外にガイドブック部分も面白かったです。というか、読書の手引きに手許にほしい! でもその前に本を買え私!(爆)←全て借りて読んでいる
 中篇。速水先生が若い(笑)。田口先生は相変わらずで、その状況の只中ですら…和むなあ…。ちゃんと話聞いてるし(笑)。
 そうそう、先日速水先生一人だと物語として成り立たないか、と言っていたけど、考えたらこの中篇も『光の剣』も、それぞれもう一人主役がいるけど速水先生主役じゃないか。でも、主役を二分している、という点がやはり速水先生(苦笑)。読むにはいいけど書くには扱い辛そう、と思っていたら案の定、作者にもそう思われているようだし(笑)。
 それにしても、海堂さんって面白い人だ。きっと私はひょろっと騙されるな、だって電卓のくだり、一度信じちゃったもの(爆)。んなわきゃない。父に「こんなやったん?」と訊いて話しているうちに、いやいや待てよ、となったという…遅い。元々私は、意味のない嘘にはあっさりと騙されるのですけどねーだから意味を見出せない限り簡単に詐欺に引っ掛かりそうで厭だ(余談)。
 とりあえず、一作目の白鳥の突然の出現には理由があったと判りました。そりゃあ突然だ(笑)。

 『天空高事件』…学校で起こった連続事件。
 読み始めてからすぐに気付いたこと。…二作目だ! う、うーん、何か増えてるな、目に付くもの手当たり次第に読んでるからか…まあ幸い、これから読んでも話は通じました。
 系統としては、西尾維新のあたり。キャラクターが立っていて会話が弾んでいて在り得なくって、軽いのだけど重い感じ、のような。ホラー要素が強いというか、あまり後味はよくないのだけども。でも特に悪くもないところが、ライトノベルというか。
 …読みようによっては、一人の建築家の建てた呪われた建築物だとか、キャラクターとかがパクリに読めなくはないけど…でも、今となってはそういうのは「定番」なのかな。キャラクターはそうなりつつある気がするけど。まあ、嫌いじゃないなあ。
 しかし、前作(一番最後に広告頁)と今作との装丁の違いは何だ?

 ううーん…。
 『銀河英雄伝説』の新装版が早川SF文庫で発行されていたのだけど、今月で最終巻。私はこのシリーズ、古本市で物凄く格安(それはもう原作者やら出版社やら諸々に申し訳なくなるくらいには)ではじめの徳間ノベルスで全巻持っているのですが…最終巻の分は、そこには入ってないのだよなあ。
 その巻に収録されている、少なくとも表題作の収録されている本は持っているのですよ。他に収録されている話も、手持ちの本のどこかに紛れているような気はする…さてどうしたものか。
 とりあえず本屋で実物を見てから、と思うのだけど、読んだのが前過ぎて、きっと読んだかどうかが判らないと思うのですよね。ロングインタビュー分と割り切って買ってもいいけど、一冊だけ版形が違うのも微妙だなあ。別にいいけど。(そのへんを細かく気にするようなら『アルスラーン戦記』を揃え直している)
 まあ…本屋行ってからだな、本屋。うん。
 …と思ったら、やはり『銀河英雄伝読本』に収録されているらしい模様です、他の短編も。うーん、インタビュー…。うーん。

2009 年 6 月 27 日 逃亡先は上着

 会社のクーラー、何とかならないものかなあ。いや、一般的にはそこまでは冷え込んでないと思うのだけど、私の席吹き出し口の真向かいなんだ…(笑)。
 そんな私の最近の格好は、長袖シャツなら下にTシャツを着込み(しかしちょっと腕まくり。長いんだ袖が…)、半袖だとカーディガンを羽織っています。別に、半袖そのままでも大丈夫だとは思うのだけどでもなあ。
 とりあえず、食堂は誰もいなくなったら冷房切れや、と毎度思う…何無人の空間冷やしてんだよ、昼前とかならまだしも食事時終わってからとか尚更。

 『残酷号事件』…怪人残酷号とは。
 あーうん、面白かった。実のところほぼ期待してなかったものだから、やたらと面白かった(苦笑)。
 今まで出てきた人たちの動向(というか対応というか反応?)は、…ファンサービス?とちょっと思ったけど、でもそれだけでなく「ひとつの世界」という感じがより強く判る、気がする。
 うーん…『禁涙境事件』がよく思い出せない…(そりゃあ大分前に一度読んだきりだから)。そこにサトルたちがちょろっと出てたのは覚えてるけど、EDはどうして足怪我したんだっけ。多分そこで、だよなあ…?
 あとがきの、偽善云々という文章が、確かにそれ読んだら衝撃だろうな、と思う。私は、似たような感じでは『フライング・ドラゴン』の台詞だったなあ。
 上遠野さんは、いろいろと解らないところがありながら、読むとやっぱり面白い、のだよねえ。…たまに、「ブギーポップ」とかもう一度揃え直そうかと思ってしまったりする…いやいや、「ソウルドロップ」シリーズだけにしておきたい。でも、デビュー作(つまりは「ブギーポップ」一作目)だけは残しておけばよかったなあ…。それぞれのつながりやら伏線解読やらに疲れて手放してしまったけど。そう言えばこの人も、異世界が登場するにもかかわらず世界は(多分)全シリーズ関連してますね。軸が同じ。

 …ふと。
 「深紅に浮かぶ月」と「敷衍遊戯」の間にある話を、冒頭だけならさくっと書けるのになーと。でも本編に進むには、もうちょっと戦略だの戦術だの踏まえられるようにならないとなあ。そこを誤魔化しても書ける気はするけど…後悔しそうだし。
 うーん、でも何か、申し訳ない気がする。自分の中にいる登場人物たちに(苦笑)。

2009 年 6 月 28 日 ああもったいない

 …気付けば一日、家に閉じこもって本ばかり読んでいたよ。夕方、図書館で本を受け取るべき出かけてようやく、空がとてもきれいなことに気付き、後悔はしたものの。
 今更どうしようもないよなーと帰宅。本当、引き篭もって生きていける気がするぜ…!(没)

 『やんごとなき読者』…イギリス女王が読書に熱中したら。
 面白かった! うんうん、本読むの好きな人は大体面白いんじゃないかなあ、これ。淡々としながら、実に楽しかった。
 何気なく手を出してすっかり読書に夢中になってしまって、職務への熱意の失せた女王と、そのことに危機感(と反発)を覚える人々。解説(?)を読めば、状況もよりよく解るし。上流階級の人はものを考えないもの、というのは、ほほう、とか。
 終わり方がきれいだったなあ。すぱっと切れてて。

 『カラクリ荘の異人たち』…異界との狭間に建つ旅館。
 一人暮らしを始めることになって、訪れた先は初っ端から異世界(?)で他の住人たちも妙な人たちばかりで。でも動じない主人公(笑)。
 師匠が左甚五郎で、おお…!とか(笑)。何か好きだ、左甚五郎。今回出ているのは名前だけなのだけど。
 …でも一番笑ったのは、あとがき。白馬に乗った食い倒れ人形って…!

 『うわさの人物』…霊に関わる人たち(?)との対談集。
 神官さんの話が、何か妙に面白い(?)。うーん、何だろうなあ、…興味深かった?

 来月の海の日に連休が取れたので、どこか行こうかなー家でぼーっとしてようかなーと思案中。
 伏見稲荷神社の本宮祭が丁度あるから、それ行こうかな、誰か誘うか、一人で行こうか。どこかで一泊するか、夜遅くに帰るか。…でも、一人でと考えると結局面倒になって行かずに済ませそうだしなー。
 どうしたもんか。

2009 年 6 月 29 日 

2009 年 6 月 30 日 



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