□■向こう側の魔女■□

by 時実月夜 様

『女たちは、若い者もいればしわだらけの老婆、顔一面に醜い火傷の引きつれのある者、まだ幼い少女などがいたが、どれも、うっそりとした空気を持っていた。』

『誰もが期待を込めて、その上できっと期待は裏切られるに違いないと思い込むような眼をしている。』

 黒い衣は時計草の”こちら側”の偏見と、”向こう側”の澱のような絶望(たぶん表面は凪だ。無感覚の。夜の海のように黒い)。花を境界とした世界の共通する色としての黒。けれどその色の持つ意味の違い。

時実月夜様から「花々の調べ」のイメージ画をいただきました。
アーロンの見た、「向こう側」の人たち。
声にならない声が、聞こえてきそうです。けれどきっとそれは、呪詛を越えたもので。

時実さま、本当にありがとうございます。

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